JP2000241049A - 受液器 - Google Patents

受液器

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JP2000241049A
JP2000241049A JP11042985A JP4298599A JP2000241049A JP 2000241049 A JP2000241049 A JP 2000241049A JP 11042985 A JP11042985 A JP 11042985A JP 4298599 A JP4298599 A JP 4298599A JP 2000241049 A JP2000241049 A JP 2000241049A
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liquid
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receiver
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Mutsumi Fukushima
睦 福島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液冷媒中に気泡が発生するのを防ぐことによ
り、冷媒の気液分離を確実に行うことができる受液器を
提供すること。 【解決手段】 冷媒を循環する冷凍装置に用いられて、
冷凍装置のコンデンサで凝縮された気液混合状態の冷媒
を気液分離する受液器において、コンデンサで凝縮され
た冷媒を受液器6内部の上方へ導いて噴き出す冷媒導入
パイプ63を備えるとともに、冷媒導入パイプの先端部
には、該冷媒導入パイプから噴き出す冷媒を受液器内部
の壁面へ誘導する誘導部Aを設けた構成の受液器であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷媒を循環させる
冷凍装置に用いられて、冷凍装置のコンデンサで凝縮さ
れた気液混合状態の冷媒を気液分離する受液器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のエンジンルームに配置
される車両用空調装置等には、冷媒を循環するサイクル
を構成してなる冷凍装置が用いられている。このような
冷凍装置は、コンプレッサ、コンデンサ、受液器、膨張
弁、及びエバポレータを接続して構成されており、冷媒
は、コンプレッサで圧縮されて、コンデンサで凝縮され
て、膨張弁で膨張されて、エバポレータで蒸化されて、
そして再びコンプレッサで圧縮される。
【0003】受液器は、コンデンサで凝縮された冷媒を
一時蓄えるものであって、コンデンサから送り込まれた
気液混合状態の冷媒を気液分離し、液冷媒を外部に送り
出すように構成されている。
【0004】このような受液器は、例えば、コンデンサ
で凝縮された冷媒を受液器内部の上方へ導いて噴き出す
冷媒導入パイプを備え、受液器内部の底に蓄えられる液
冷媒を膨脹弁へ送り出すように構成されている。
【0005】また、分離した液冷媒を、再びコンデンサ
に送り返すように構成された受液器もある。特に、この
ような受液器が設けられたコンデンサは、所謂サブクー
ルコンデンサであって、凝縮した冷媒に過冷却を施すこ
とにより、冷凍装置の冷凍効率を一層向上させるもので
ある。
【0006】とりわけ、自動車のエンジンルーム等に設
置するサブクールコンデンサにあっては、その設置スペ
ースを考慮する必要があり、この点受液器としては、コ
ンデンサの脇に備え付けるべく、比較的細身で縦長のも
のが用いられるようになってきている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、冷凍装置に
用いられる受液器においては、コンデンサから送り込ま
れた気液混合状態の冷媒を確実に気液分離する必要があ
る。
【0008】これは、受液器から送り出される液冷媒に
気泡等が混入すると、冷凍装置の膨脹弁の制御性が悪く
なったり、サブクールコンデンサにおける過冷却が十分
に行われなかったりして、冷凍装置の効率を低下する原
因となるためである。
【0009】特に、前述したように冷媒導入パイプから
冷媒を噴き出す場合は、噴き出された冷媒が受液器内部
の底に蓄えられた液冷媒の液面に直接落下し、その衝撃
で気泡を発生してしまう場合が顕著であった。
【0010】更に、サブクールコンデンサ用の細身で縦
長の受液器であれば、冷媒の落下距離が一層高くなるた
め、多量の気泡が発生するという虞もあった。
【0011】そこで本発明は、このような問題を解決す
るべく、液冷媒中に気泡が発生するのを防ぐことによ
り、冷媒の気液分離を確実に行うことができる受液器を
提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願第1請求項に記載し
た発明は、冷媒を循環する冷凍装置に用いられて、前記
冷凍装置のコンデンサで凝縮された気液混合状態の冷媒
を気液分離する受液器において、前記コンデンサで凝縮
された冷媒を前記受液器内部の上方へ導いて噴き出す冷
媒導入パイプを備えるとともに、前記冷媒導入パイプの
先端部には、該冷媒導入パイプから噴き出す冷媒を前記
受液器内部の壁面へ誘導する誘導部を設けた構成の受液
器である。
【0013】このように、本発明の受液器によると、コ
ンデンサで凝縮された冷媒を受液器内部の上方へ導いて
噴き出す冷媒導入パイプを備えるとともに、冷媒導入パ
イプの先端部には、該冷媒導入パイプから噴き出す冷媒
を受液器内部の壁面へ誘導する誘導部を設けたので、液
冷媒中に気泡が発生するのを防ぐことが可能であり、冷
媒の気液分離が確実に行われる。特に、受液器から送り
出される液冷媒に気泡が混入すると、これが冷凍装置の
効率を低下してしまう原因となるが、本受液器では、そ
のような事態が回避される。
【0014】すなわち従来では、冷媒導入パイプから噴
き出した冷媒が、受液器内部の底に蓄えられた液冷媒の
液面に直接落下して、気泡を発生してしまう場合が顕著
であったところ、本発明によれば、冷媒導入パイプから
噴き出した冷媒が、誘導部により受液器内部の壁面に誘
導されて、受液器内部の壁面を伝って下方に流れ落ちる
ので、その結果、液冷媒中の気泡の発生が防止される。
【0015】本願第2請求項に記載した発明は、請求項
1において、前記誘導部は、前記受液器内部の頂部に支
持した構成の受液器である。
【0016】このように、本発明の受液器によると、誘
導部は、受液器内部の頂部に支持したので、冷媒導入パ
イプの先端部は、誘導部を介して受液器内部の頂部に支
持される。従って、冷媒導入パイプの支持強度が一層向
上される。
【0017】本願第3請求項に記載した発明は、請求項
1又は2において、前記誘導部は、前記受液器内部の壁
面に向けられたノズル状の部材である構成の受液器であ
る。
【0018】このように、本発明の受液器によると、誘
導部は、受液器内部の壁面に向けられたノズル状の部材
であるので、冷媒導入パイプから噴き出した冷媒が、受
液器内部の壁面に効率よく誘導される。
【0019】本願第4請求項に記載した発明は、請求項
1又は2において、前記誘導部は、前記冷媒導入パイプ
が貫通された円盤状の部材である構成の受液器である。
【0020】このように、本発明の受液器によると、誘
導部は、冷媒導入パイプが貫通された円盤状の部材であ
るので、冷媒導入パイプから噴き出した冷媒が、受液器
内部の壁面に効率よく誘導される。
【0021】本願第5請求項に記載した発明は、請求項
1又は2において、前記誘導部は、前記冷媒導入パイプ
の先端部を成形してなる構成の受液器である。
【0022】このように、本発明の受液器によると、誘
導部は、冷媒導入パイプの先端部を成形してなるので、
冷媒導入パイプ及び誘導部を構成する部品点数が削減さ
れる。また、部品点数が削減されるので、組み立て作業
も簡略化される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の具体例を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0024】図1は、本例のサブクールコンデンサ1を
示す正面図である。本サブクールコンデンサ1は、図示
を省略したコンプレッサ、膨脹弁、及びエバポレータと
連結しており、冷媒を循環する冷凍装置を構成するもの
である。また、前記冷凍装置は、車両用空調装置として
自動車のエンジンルームに配置されている。
【0025】このサブクールコンデンサ1は、フィン
3,3を介装して複数のチューブ2,2を積層するとと
もに、各チューブ2,2の端部をそれぞれ一対のヘッダ
パイプ4,4に接続し、更に、チューブ2,2及びフィ
ン3,3からなる層の上下に補強部材たるサイドプレー
ト5,5を配置して構成されたコンデンサである。ま
た、一方のヘッダパイプ4には、受液器6が装着されて
いる。
【0026】前記一対のヘッダパイプ4,4には、コン
プレッサから冷媒を受給する入口継手41、並びに、膨
脹弁へ冷媒を送給する出口継手42が設けられている。
また、図中の43,43は、ヘッダパイプ4,4の内部
を所定の間隔に区画する仕切プレートである。
【0027】前記受液器6は、連通ブロック7にて一方
のヘッダパイプ4と連通接続されており、ヘッダパイプ
4から送り込まれた気液混合状態の冷媒を気液分離し、
このヘッダパイプ4へ液冷媒を送り出すように構成され
ている。また、図中の8は、受液器6の上端部をヘッダ
パイプ4に支持する支持部材である。
【0028】このような構成によると、冷媒は、入口継
手41からサブクールコンデンサ1の内部に取り入れら
れて、チューブ2,2を流通して各ヘッダパイプ4,4
を複数回往復し、チューブ2,2に伝わる熱によって熱
交換を行い、出口継手42から排出される。
【0029】また冷媒は、サブクールコンデンサ1に取
り入れられてから排出されるまでの間に凝縮して気液混
合状態となり、受液器6で気液分離され、更に分離され
た液冷媒がチューブ2,2を流通することにより過冷却
される。
【0030】図2は、本例の受液器6の内部を示す断面
図である。
【0031】同図に示すように、受液器6は、円筒形状
のタンク部材61の下部開口に蓋部材62を溶接又はろ
う付けするとともに、ヘッダパイプ4から送り込まれる
冷媒を受液器6内部の上方へ導いて噴き出す冷媒導入パ
イプ63、及び冷媒脱水用の乾燥剤層64を設けて構成
されている。
【0032】前記蓋部材62には、冷媒を流入する流入
孔62a及び冷媒を流出する流出孔62bが形成されて
いる。
【0033】また、前記冷媒導入パイプ63の先端部に
は、該冷媒導入パイプ63から噴き出す冷媒を受液器6
内部の壁面へ誘導する誘導部Aを設けている。
【0034】前記冷媒導入パイプ63は、受液器6の内
部中央に垂直に配置されたパイプであり、その基端部
は、蓋部材62の流入孔62aに接続されている。
【0035】本例の誘導部Aは、受液器6内部の壁面に
向けられたノズル状の部材であり、冷媒導入パイプ63
の先端部に嵌装されるとともに、受液器6内部の頂部に
支持されている。
【0036】尚、このような誘導部Aは、冷媒を効率よ
く誘導する点で、その先端が受液器6内部の壁面に当接
されたものであってもよい。
【0037】また、冷媒導入パイプ63の支持強度は、
誘導部Aを受液器6内部の頂部に支持することによって
確保されている。
【0038】前記乾燥剤層64は、粒状の乾燥剤64a
を、冷媒導入パイプ63を貫通した一対の孔あきプレー
ト64b,64bで挟持して構成されている。乾燥剤6
4aと孔あきプレート64b,64bとの間には、冷媒
中の不純物を除去するスポンジ状又は棉状のフィルタ6
4c,64cを介在している。
【0039】また、乾燥剤層64は、冷媒導入パイプ6
3の要所に設けられた突部63aに係止されており、受
液器6内部において、上下方向の中間部位に支持されて
いる。
【0040】このような本例の受液器6によると、流入
孔62から流入した気液混合状態の冷媒は、図中の矢印
方向に示すように、冷媒導入パイプ63を通過して受液
器6内部の上方にもたらされて、冷媒導入パイプ63か
ら噴き出したところで誘導部Aにより受液器6内部の壁
面に誘導される。
【0041】そして、受液器6内部の壁面を伝って下方
に流れ落ちて気液分離し、液冷媒が受液器6内部の底に
一時蓄えられる。
【0042】更に、受液器6内部の底に蓄えられた液冷
媒は、流出孔62aから連通ブロック7を流通してヘッ
ダパイプ4へ送り出される。
【0043】尚、冷媒が乾燥剤層64を通過する際に
は、冷媒の脱水がなされる。
【0044】冷媒導入パイプ63から噴き出した冷媒
は、受液器6内部の底に蓄えられた液冷媒の液面に直接
落下したりすると、気泡を発生する原因となるが、本例
では誘導部Aによって受液器6内部の壁面に誘導され
て、受液器6内部の壁面を伝って下方に流れ落ちるの
で、液冷媒中の気泡の発生は防止される。
【0045】以上説明したように、本例の受液器による
と、コンデンサで凝縮された冷媒を受液器内部の上方へ
導いて噴き出す冷媒導入パイプを備えるとともに、冷媒
導入パイプの先端部には、該冷媒導入パイプから噴き出
す冷媒を受液器内部の壁面へ誘導する誘導部を設けたの
で、液冷媒中に気泡が発生するのを防ぐことができ、冷
媒の気液分離を確実に行うことができる。特に、受液器
から送り出される液冷媒に気泡が混入すると、これが冷
凍装置の効率を低下してしまう原因となるが、本受液器
では、そのような事態を回避できる。
【0046】すなわち従来では、冷媒導入パイプから噴
き出した冷媒が、受液器内部の底に蓄えられた液冷媒の
液面に直接落下して、気泡を発生してしまう場合が顕著
であったところ、本例によれば、冷媒導入パイプから噴
き出した冷媒が、誘導部により受液器内部の壁面に誘導
されて、受液器内部の壁面を伝って下方に流れ落ちるの
で、その結果、液冷媒中の気泡の発生を防止できる。
【0047】更に、本例の受液器によると、誘導部は、
受液器内部の頂部に支持したので、冷媒導入パイプの先
端部は、誘導部を介して受液器内部の頂部に支持するこ
とができる。従って、冷媒導入パイプの支持強度を一層
向上することができる。
【0048】更に、本例の受液器によると、誘導部は、
受液器内部の壁面に向けられたノズル状の部材であるの
で、冷媒導入パイプから噴き出した冷媒を、受液器内部
の壁面に効率よく誘導できる。
【0049】次に、本発明の他の具体例を図3に基いて
説明する。
【0050】図3に示すように、本例の誘導部Aは、冷
媒導入パイプ63が貫通された円盤状の部材であって、
冷媒導入パイプ63から噴き出した冷媒は、前記円盤状
の部材の上面を移動して受液器6内部の壁面へ誘導され
る。尚、誘導部Aは、受液器6内部の頂部に支持するよ
うにしてもよい。また、その他の構成については、前述
した具体例と同様であるので、説明を省略する。
【0051】このように、本例の受液器によると、誘導
部は、冷媒導入パイプが貫通された円盤状の部材である
ので、冷媒導入パイプから噴き出した冷媒を、受液器内
部の壁面に効率よく誘導できる。
【0052】次に、本発明の別具体例を図4に基いて説
明する。
【0053】同図に示すように、本例の誘導部Aは、冷
媒導入パイプ63の先端部をおよそラッパ状に成形して
なるものである。尚、誘導部Aは、受液器6内部の頂部
に支持するようにしてもよい。また、その他の構成につ
いては、前述した具体例と同様であるので、説明を省略
する。
【0054】このように、本例の受液器によると、誘導
部は、冷媒導入パイプの先端部を成形してなるので、冷
媒導入パイプ及び誘導部を構成する部品点数を削減でき
る。また、部品点数が削減されるので、組み立て作業も
簡略化できる。
【0055】
【発明の効果】本願第1請求項に記載した発明は、冷媒
を循環する冷凍装置に用いられて、前記冷凍装置のコン
デンサで凝縮された気液混合状態の冷媒を気液分離する
受液器において、前記コンデンサで凝縮された冷媒を前
記受液器内部の上方へ導いて噴き出す冷媒導入パイプを
備えるとともに、前記冷媒導入パイプの先端部には、該
冷媒導入パイプから噴き出す冷媒を前記受液器内部の壁
面へ誘導する誘導部を設けた構成の受液器である。
【0056】このように、本発明の受液器によると、コ
ンデンサで凝縮された冷媒を受液器内部の上方へ導いて
噴き出す冷媒導入パイプを備えるとともに、冷媒導入パ
イプの先端部には、該冷媒導入パイプから噴き出す冷媒
を受液器内部の壁面へ誘導する誘導部を設けたので、液
冷媒中に気泡が発生するのを防ぐことができ、冷媒の気
液分離を確実に行うことができる。特に、受液器から送
り出される液冷媒に気泡が混入すると、これが冷凍装置
の効率を低下してしまう原因となるが、本受液器では、
そのような事態を回避できる。
【0057】すなわち従来では、冷媒導入パイプから噴
き出した冷媒が、受液器内部の底に蓄えられた液冷媒の
液面に直接落下して、気泡を発生してしまう場合が顕著
であったところ、本発明によれば、冷媒導入パイプから
噴き出した冷媒が、誘導部により受液器内部の壁面に誘
導されて、受液器内部の壁面を伝って下方に流れ落ちる
ので、その結果、液冷媒中の気泡の発生を防止できる。
【0058】特に、サブクールコンデンサ用の細身で縦
長の受液器の場合は、冷媒の落下距離が高くなるため、
多量の気泡が発生する虞があるが、本発明によれば、そ
のような不都合にも適宜対処することができる。しかる
に本発明は、サブクールコンデンサに用いる受液器とし
て好適なものである。
【0059】本願第2請求項に記載した発明は、請求項
1において、前記誘導部は、前記受液器内部の頂部に支
持した構成の受液器である。
【0060】このように、本発明の受液器によると、誘
導部は、受液器内部の頂部に支持したので、冷媒導入パ
イプの先端部は、誘導部を介して受液器内部の頂部に支
持することができる。従って、冷媒導入パイプの支持強
度を一層向上することができる。
【0061】本願第3請求項に記載した発明は、請求項
1又は2において、前記誘導部は、前記受液器内部の壁
面に向けられたノズル状の部材である構成の受液器であ
る。
【0062】このように、本発明の受液器によると、誘
導部は、受液器内部の壁面に向けられたノズル状の部材
であるので、冷媒導入パイプから噴き出した冷媒を、受
液器内部の壁面に効率よく誘導できる。
【0063】本願第4請求項に記載した発明は、請求項
1又は2において、前記誘導部は、前記冷媒導入パイプ
が貫通された円盤状の部材である構成の受液器である。
【0064】このように、本発明の受液器によると、誘
導部は、冷媒導入パイプが貫通された円盤状の部材であ
るので、冷媒導入パイプから噴き出した冷媒を、受液器
内部の壁面に効率よく誘導できる。
【0065】本願第5請求項に記載した発明は、請求項
1又は2において、前記誘導部は、前記冷媒導入パイプ
の先端部を成形してなる構成の受液器である。
【0066】このように、本発明の受液器によると、誘
導部は、冷媒導入パイプの先端部を成形してなるので、
冷媒導入パイプ及び誘導部を構成する部品点数を削減で
きる。また、部品点数が削減されるので、組み立て作業
も簡略化できる。
【0067】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の具体例に係り、サブクールコンデン
サを示す正面図である。
【図2】 本発明の具体例に係り、受液器の内部を示す
断面図である。
【図3】 本発明の具体例に係り、受液器の内部を示す
断面図である。
【図4】 本発明の具体例に係り、受液器の内部を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 サブクールコンデンサ 2 チューブ 3 フィン 4 ヘッダパイプ 5 サイドプレート 6 受液器 7 連通ブロック 8 支持部材 41 入口継手 42 出口継手 43 仕切プレート 61 タンク部材 62 蓋部材 62a 流入孔 62b 流出孔 63 冷媒導入パイプ 63a 係止部 64 乾燥剤層 64a 乾燥剤 64b 孔あきプレート 64c フィルタ A 誘導部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を循環する冷凍装置に用いられて、
    前記冷凍装置のコンデンサで凝縮された気液混合状態の
    冷媒を気液分離する受液器において、 前記コンデンサで凝縮された冷媒を前記受液器内部の上
    方へ導いて噴き出す冷媒導入パイプを備えるとともに、
    前記冷媒導入パイプの先端部には、該冷媒導入パイプか
    ら噴き出す冷媒を前記受液器内部の壁面へ誘導する誘導
    部を設けたことを特徴とする受液器。
  2. 【請求項2】 前記誘導部は、前記受液器内部の頂部に
    支持したことを特徴とする請求項1記載の受液器。
  3. 【請求項3】 前記誘導部は、前記受液器内部の壁面に
    向けられたノズル状の部材であることを特徴とする請求
    項1又は2記載の受液器。
  4. 【請求項4】 前記誘導部は、前記冷媒導入パイプが貫
    通された円盤状の部材であることを特徴とする請求項1
    又は2記載の受液器。
  5. 【請求項5】 前記誘導部は、前記冷媒導入パイプの先
    端部を成形してなることを特徴とする請求項1又は2記
    載の受液器。
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