JPH10111047A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JPH10111047A JPH10111047A JP26294996A JP26294996A JPH10111047A JP H10111047 A JPH10111047 A JP H10111047A JP 26294996 A JP26294996 A JP 26294996A JP 26294996 A JP26294996 A JP 26294996A JP H10111047 A JPH10111047 A JP H10111047A
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- liquid
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造が容易な一体形のアキュムレータと受液
器を備えた空気調和機を提供する。 【解決手段】 アキュムレータ8と受液器5を構成する
一体形容器は、その内部が伝熱性の仕切板10で受液器
5とアキュムレータ8に仕切られている。そして、受液
器5は、第1の膨張装置4に接続され、また、アキュム
レータ8は、冷媒圧縮装置1の吸込側に接続されてい
る。そして受液器内に、気液分離手段及び気液混合手段
が設けられる。
器を備えた空気調和機を提供する。 【解決手段】 アキュムレータ8と受液器5を構成する
一体形容器は、その内部が伝熱性の仕切板10で受液器
5とアキュムレータ8に仕切られている。そして、受液
器5は、第1の膨張装置4に接続され、また、アキュム
レータ8は、冷媒圧縮装置1の吸込側に接続されてい
る。そして受液器内に、気液分離手段及び気液混合手段
が設けられる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気圧縮冷凍サイ
クルを用いる空気調和機に関する。特に冷凍サイクルの
冷媒として、非共沸混合冷媒を用い、冷凍サイクル中に
接続配管の最大延長分の冷媒を封入した場合、接続配管
の長さを短くなり余剰冷媒が発生したときでも、冷凍サ
イクル内を循環する冷媒組成の変化を抑制し、装置能力
を最大限に引き出すようにした空気調和機に関する。
クルを用いる空気調和機に関する。特に冷凍サイクルの
冷媒として、非共沸混合冷媒を用い、冷凍サイクル中に
接続配管の最大延長分の冷媒を封入した場合、接続配管
の長さを短くなり余剰冷媒が発生したときでも、冷凍サ
イクル内を循環する冷媒組成の変化を抑制し、装置能力
を最大限に引き出すようにした空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】アキュムレータ及び受液器を併用する蒸
気圧縮冷凍サイクルでは、従来アキュムレータと受液器
を個別に配設するため、収納する空間を大きくとる必要
があった。
気圧縮冷凍サイクルでは、従来アキュムレータと受液器
を個別に配設するため、収納する空間を大きくとる必要
があった。
【0003】そのため、特開平6- 58638号公報で
は、アキュムレータを包囲する受液器を設けることで、
アキュムレータと受液器を一体化し、これらを収納する
空間を小さくしている。
は、アキュムレータを包囲する受液器を設けることで、
アキュムレータと受液器を一体化し、これらを収納する
空間を小さくしている。
【0004】一方、特開昭62- 158958号公報に
示されるように、非共沸混合冷媒を用いた冷凍サイクル
において、凝縮器と蒸発器の間に気液混合手段を備える
受液器を配設することで、どのような運転状態において
も常に冷凍サイクルを循環する組成の変動を抑制し、運
転限界を確保できる冷凍サイクルを提供すると共に、冷
凍サイクルへの総冷媒量を低減できる冷凍サイクルを提
供することが可能である。
示されるように、非共沸混合冷媒を用いた冷凍サイクル
において、凝縮器と蒸発器の間に気液混合手段を備える
受液器を配設することで、どのような運転状態において
も常に冷凍サイクルを循環する組成の変動を抑制し、運
転限界を確保できる冷凍サイクルを提供すると共に、冷
凍サイクルへの総冷媒量を低減できる冷凍サイクルを提
供することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
アキュムレータと受液器を一体化する方法では、アキュ
ムレータを受液器で包囲するため、内部のアキュムレー
タに配管を接続するのが困難であるとともに、内部のア
キュムレータを固定する必要があり、製造工程が複雑に
なるため、安価にはならないという問題が生じる。
アキュムレータと受液器を一体化する方法では、アキュ
ムレータを受液器で包囲するため、内部のアキュムレー
タに配管を接続するのが困難であるとともに、内部のア
キュムレータを固定する必要があり、製造工程が複雑に
なるため、安価にはならないという問題が生じる。
【0006】一方、凝縮器と蒸発器の間に配設した気液
混合手段を備える受液器において、気液分離を促進する
機構を有さない上記受液器では以下に示す問題点があ
る。
混合手段を備える受液器において、気液分離を促進する
機構を有さない上記受液器では以下に示す問題点があ
る。
【0007】前記受液器内に導入する気液二相の冷媒の
かわき度が大きく、かつ冷凍サイクル内の冷媒循環量が
大きいとき、気液分離できず、液面が上昇し、前記受液
器の容積が増加し、ひいては前記受液器を収納する空間
が大きくなり、筐体が大きくなるという問題が生じる。
また、前記受液器内で気液分離できていないかわき度不
明の気液二相冷媒を導出することから、前記受液器が設
計できないという問題が生じる。
かわき度が大きく、かつ冷凍サイクル内の冷媒循環量が
大きいとき、気液分離できず、液面が上昇し、前記受液
器の容積が増加し、ひいては前記受液器を収納する空間
が大きくなり、筐体が大きくなるという問題が生じる。
また、前記受液器内で気液分離できていないかわき度不
明の気液二相冷媒を導出することから、前記受液器が設
計できないという問題が生じる。
【0008】本発明の目的は、上記のような問題を解決
し、簡単な構造で伝熱効果で性能向上がはかれるととも
に、製造が容易な一体形のアキュムレータと気液混合手
段を備える受液器を形成した空気調和機を提供すること
にある。
し、簡単な構造で伝熱効果で性能向上がはかれるととも
に、製造が容易な一体形のアキュムレータと気液混合手
段を備える受液器を形成した空気調和機を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために創案されたもので、第1に、少なくとも冷
媒圧縮装置、凝縮器、第一の膨張装置、第二の膨張装
置、蒸発器、アキュムレータを順次連結して蒸気圧縮冷
凍サイクルを構成し、前記第一の膨張装置と前記第二の
膨張装置の間に受液器を配設した空気調和機において、
前記受液器に冷媒流出方向に気液混合手段を設け、該受
液器と前記アキュムレータを、内部を伝熱面を構成する
仕切板で仕切った一体容器で形成したことを手段とす
る。
成するために創案されたもので、第1に、少なくとも冷
媒圧縮装置、凝縮器、第一の膨張装置、第二の膨張装
置、蒸発器、アキュムレータを順次連結して蒸気圧縮冷
凍サイクルを構成し、前記第一の膨張装置と前記第二の
膨張装置の間に受液器を配設した空気調和機において、
前記受液器に冷媒流出方向に気液混合手段を設け、該受
液器と前記アキュムレータを、内部を伝熱面を構成する
仕切板で仕切った一体容器で形成したことを手段とす
る。
【0010】第2に、請求項1に記載の空気調和機に用
いられる受液器内部に、冷媒の移動が可能な通路を有す
る板を冷媒導入管と冷媒導出管の間に配設し、前記受液
器内部へ冷媒を導入する導入管の先端を容器壁面に向け
て開口させ、前記受液器内部に導入した冷媒を容器壁面
に衝突させるようにしたことを手段とする。
いられる受液器内部に、冷媒の移動が可能な通路を有す
る板を冷媒導入管と冷媒導出管の間に配設し、前記受液
器内部へ冷媒を導入する導入管の先端を容器壁面に向け
て開口させ、前記受液器内部に導入した冷媒を容器壁面
に衝突させるようにしたことを手段とする。
【0011】第3に、請求項1に記載の空気調和機に用
いられる受液器の内部に、冷媒の移動が可能な通路を有
する板を冷媒導入管と冷媒導出管の間に配設した受液器
を上部に、前記アキュムレータを下部に配置し、内部を
伝熱面を構成する仕切板で仕切った横置一体形容器で形
成したことを手段とする。
いられる受液器の内部に、冷媒の移動が可能な通路を有
する板を冷媒導入管と冷媒導出管の間に配設した受液器
を上部に、前記アキュムレータを下部に配置し、内部を
伝熱面を構成する仕切板で仕切った横置一体形容器で形
成したことを手段とする。
【0012】第4に、請求項1に記載の空気調和機に用
いられる受液器の内部に、冷媒の移動が可能な通路を有
する板を冷媒導入管と冷媒導出管の間に配設し、前記受
液器内部へ冷媒を導入する導入管の先端を前記冷媒の移
動が可能な通路を有する板壁面に向けて開口させ、前記
受液器内部に導入された冷媒を壁面に衝突させるように
した受液器を下部に、前記アキュムレータを上部に配設
し、内部を伝熱面を構成する仕切板で仕切った縦形一体
容器で形成したことを手段とする。
いられる受液器の内部に、冷媒の移動が可能な通路を有
する板を冷媒導入管と冷媒導出管の間に配設し、前記受
液器内部へ冷媒を導入する導入管の先端を前記冷媒の移
動が可能な通路を有する板壁面に向けて開口させ、前記
受液器内部に導入された冷媒を壁面に衝突させるように
した受液器を下部に、前記アキュムレータを上部に配設
し、内部を伝熱面を構成する仕切板で仕切った縦形一体
容器で形成したことを手段とする。
【0013】第5に、請求項1に記載の空気調和機に用
いられる冷媒を、沸点の異なる少なくとも二種類以上の
冷媒を混合して成る非共沸混合冷媒とすることを手段と
する。
いられる冷媒を、沸点の異なる少なくとも二種類以上の
冷媒を混合して成る非共沸混合冷媒とすることを手段と
する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図を用
いて説明する。
いて説明する。
【0015】図1は第1の発明における冷凍サイクルの
系統図、図2は本発明のモリエル線図、図3ないし図1
2は気液混合手段を備え、かつ気液分離を促す構造を有
する受液器とアキュムレータを一体に構成した容器の形
態を示す断面図、図13ないし図19は、受液器の冷媒
導入出管の構造及び気液混合手段の具体的な構造を示す
図、図20は、受液器とアキュムレータを一体に構成し
た容器の具体的な構造を示す断面図である。
系統図、図2は本発明のモリエル線図、図3ないし図1
2は気液混合手段を備え、かつ気液分離を促す構造を有
する受液器とアキュムレータを一体に構成した容器の形
態を示す断面図、図13ないし図19は、受液器の冷媒
導入出管の構造及び気液混合手段の具体的な構造を示す
図、図20は、受液器とアキュムレータを一体に構成し
た容器の具体的な構造を示す断面図である。
【0016】まず図1を用いて、後述の気液混合手段及
び気液分離手段が設けられる受液器5が組み込まれた本
実施形態の空気調和機を説明する。
び気液分離手段が設けられる受液器5が組み込まれた本
実施形態の空気調和機を説明する。
【0017】図1において、1は冷媒圧縮装置、2は四
方弁、3は凝縮器、4は第一の膨張装置、6は第二の膨
張装置、7は蒸発器、8は冷媒圧縮装置への液冷媒の戻
り量を調整するアキュムレータであり、これらで構成さ
れた冷凍サイクル中の前記第一の膨張装置4と第二の膨
張装置6の間には余剰冷媒を貯留する受液器5が前記ア
キュムレータ8と伝熱面として作用する仕切板により隔
離される一体形容器で配設されている。
方弁、3は凝縮器、4は第一の膨張装置、6は第二の膨
張装置、7は蒸発器、8は冷媒圧縮装置への液冷媒の戻
り量を調整するアキュムレータであり、これらで構成さ
れた冷凍サイクル中の前記第一の膨張装置4と第二の膨
張装置6の間には余剰冷媒を貯留する受液器5が前記ア
キュムレータ8と伝熱面として作用する仕切板により隔
離される一体形容器で配設されている。
【0018】このような構成で、冷媒圧縮装置1で圧縮
された高温の冷媒は、凝縮器3で凝縮され受液器5に中
温の液冷媒9として貯留される。そして、仕切板10を
介して低温のアキュムレータ8側に熱を奪われ過冷却さ
れる。
された高温の冷媒は、凝縮器3で凝縮され受液器5に中
温の液冷媒9として貯留される。そして、仕切板10を
介して低温のアキュムレータ8側に熱を奪われ過冷却さ
れる。
【0019】また、後述するように受液器5の冷媒流出
方向に気液混合手段が具備されるので、受液器5の出口
のかわき度を自由に設定することができる。
方向に気液混合手段が具備されるので、受液器5の出口
のかわき度を自由に設定することができる。
【0020】したがって、図2のモリエル線図に示すよ
うに、凝縮器3の出口を、かわき度の大きい、つまりボ
イド率の大きな冷媒が流れるように設定することで、凝
縮器3と受液器5を接続する配管を流れる液冷媒の割合
を低くできるので、冷凍サイクル中の総冷媒量が低減で
きる。さらに、蒸発器7の入口では、受液器5がアキュ
ムレータ8に熱を奪われることからエンタルピが減少
し、かわき度の小さい液冷媒9が供給されることにな
り、蒸発器7内での圧力損失が小さいところで使用でき
る。
うに、凝縮器3の出口を、かわき度の大きい、つまりボ
イド率の大きな冷媒が流れるように設定することで、凝
縮器3と受液器5を接続する配管を流れる液冷媒の割合
を低くできるので、冷凍サイクル中の総冷媒量が低減で
きる。さらに、蒸発器7の入口では、受液器5がアキュ
ムレータ8に熱を奪われることからエンタルピが減少
し、かわき度の小さい液冷媒9が供給されることにな
り、蒸発器7内での圧力損失が小さいところで使用でき
る。
【0021】また、蒸発器7から気液二相状態の冷媒が
アキュムレータ8に導入されても、アキュムレータ8が
仕切板6を介して受液器7の熱を受け、アキュムレータ
内の温度が上昇するので、液相の冷媒が、アキュムレー
タ8内で蒸発するとともにその過熱度が上昇するため、
冷媒圧縮装置1への液冷媒9の戻り量が減少し、冷媒圧
縮装置1の信頼性を向上させると共に、冷媒圧縮装置1
の運転効率の高いところで使用し、その性能を向上する
ことができる。
アキュムレータ8に導入されても、アキュムレータ8が
仕切板6を介して受液器7の熱を受け、アキュムレータ
内の温度が上昇するので、液相の冷媒が、アキュムレー
タ8内で蒸発するとともにその過熱度が上昇するため、
冷媒圧縮装置1への液冷媒9の戻り量が減少し、冷媒圧
縮装置1の信頼性を向上させると共に、冷媒圧縮装置1
の運転効率の高いところで使用し、その性能を向上する
ことができる。
【0022】また、冷凍サイクル中に非共沸混合冷媒を
用いた場合、アキュムレータ8に余剰冷媒が溜まると、
高沸点冷媒の割合が高い液冷媒がアキュムレータ8に溜
まるため、冷凍サイクル中を循環する冷媒の組成は、低
沸点冷媒が多くなり、冷凍サイクルの運転圧力を上昇さ
せ、運転限界を確保できなくなる。しかし本発明では、
受液器7からの熱で、アキュムレータ8が過熱され、ア
キュムレータ8に液冷媒が溜まりにくいため、冷凍サイ
クル中を循環する冷媒の組成の変動を抑制することがで
き、運転限界を確保できる冷凍サイクルを使用した空気
調和機を提供することが可能である。
用いた場合、アキュムレータ8に余剰冷媒が溜まると、
高沸点冷媒の割合が高い液冷媒がアキュムレータ8に溜
まるため、冷凍サイクル中を循環する冷媒の組成は、低
沸点冷媒が多くなり、冷凍サイクルの運転圧力を上昇さ
せ、運転限界を確保できなくなる。しかし本発明では、
受液器7からの熱で、アキュムレータ8が過熱され、ア
キュムレータ8に液冷媒が溜まりにくいため、冷凍サイ
クル中を循環する冷媒の組成の変動を抑制することがで
き、運転限界を確保できる冷凍サイクルを使用した空気
調和機を提供することが可能である。
【0023】次に、図3ないし図12を用いて、気液混
合手段を備え、かつ気液分離を促す構造を有する受液器
とアキュムレータを一体に構成した容器の構成、機能に
ついて説明する。
合手段を備え、かつ気液分離を促す構造を有する受液器
とアキュムレータを一体に構成した容器の構成、機能に
ついて説明する。
【0024】図3は第1の発明に用いる気液分離手段を
示す。受液器5には、この受液器5内に気液二相の冷媒
を導入又は、液冷媒及びガス冷媒を導出する機構を有す
る冷媒導入出管21a、21bの間に、冷媒の移動が可
能な通路を有する板20aを配設する。このことによ
り、受液器5及び板20aによって囲まれた空間、又は
受液器5及び仕切板10、及び板20aによって囲まれ
た空間というように、導入側と導出側の空間を分けるこ
とができるので、受液器内に導入された気液二相の冷媒
を、導入側で液冷媒中に吹き込み十分撹拌し、気液分離
を促進することができる。
示す。受液器5には、この受液器5内に気液二相の冷媒
を導入又は、液冷媒及びガス冷媒を導出する機構を有す
る冷媒導入出管21a、21bの間に、冷媒の移動が可
能な通路を有する板20aを配設する。このことによ
り、受液器5及び板20aによって囲まれた空間、又は
受液器5及び仕切板10、及び板20aによって囲まれ
た空間というように、導入側と導出側の空間を分けるこ
とができるので、受液器内に導入された気液二相の冷媒
を、導入側で液冷媒中に吹き込み十分撹拌し、気液分離
を促進することができる。
【0025】図4は第1の発明に用いる気液分離手段を
示す。受液器5には、この受液器内に気液二相の冷媒を
導入及び液冷媒及びガス冷媒を導出する機構を有する冷
媒導入出管21a、21bの内、かわき度の大きい冷媒
を、アキュムレータ8と伝熱面として作用する仕切板の
近傍である冷媒導入出管21bから導入することで、こ
の伝熱面として作用する仕切板において、導入された気
液二相の冷媒の内、ガス相の冷媒が凝縮することによ
り、気液分離の促進を図ることができる。
示す。受液器5には、この受液器内に気液二相の冷媒を
導入及び液冷媒及びガス冷媒を導出する機構を有する冷
媒導入出管21a、21bの内、かわき度の大きい冷媒
を、アキュムレータ8と伝熱面として作用する仕切板の
近傍である冷媒導入出管21bから導入することで、こ
の伝熱面として作用する仕切板において、導入された気
液二相の冷媒の内、ガス相の冷媒が凝縮することによ
り、気液分離の促進を図ることができる。
【0026】図5は第1の発明に用いる気液分離手段を
示す。受液器5内部へ気液二相の冷媒を導入する導入出
管21a、21bの先端を容器壁面及び受液器5とアキ
ュムレータ8との隔壁に向け、冷媒の移動が可能な通路
を有する板20aをそれら導入出管21a、21bの間
に配設することで、受液器5内部に導入した気液二相の
状態を、冷媒導入出管21a、21bの先端部では液相
を、冷媒導入出管に設けられた気相混合手段部では気相
を導出することを可能にし、気液分離を促進することが
できる。
示す。受液器5内部へ気液二相の冷媒を導入する導入出
管21a、21bの先端を容器壁面及び受液器5とアキ
ュムレータ8との隔壁に向け、冷媒の移動が可能な通路
を有する板20aをそれら導入出管21a、21bの間
に配設することで、受液器5内部に導入した気液二相の
状態を、冷媒導入出管21a、21bの先端部では液相
を、冷媒導入出管に設けられた気相混合手段部では気相
を導出することを可能にし、気液分離を促進することが
できる。
【0027】図6は第1の発明に用いる気液分離手段を
示す。受液器5内部へ気液二相の冷媒を導入する導入管
21a、21bに逆止弁23a、23bを配設すること
で、受液器5内に気液二相の冷媒を導入するときは、受
液器5内の冷媒9に非接触の導入口22g、22hよ
り、受液器5上部より冷媒が流入することで、受液器5
内の冷媒9の液面が乱されないので、気液分離を促進す
ることができる。
示す。受液器5内部へ気液二相の冷媒を導入する導入管
21a、21bに逆止弁23a、23bを配設すること
で、受液器5内に気液二相の冷媒を導入するときは、受
液器5内の冷媒9に非接触の導入口22g、22hよ
り、受液器5上部より冷媒が流入することで、受液器5
内の冷媒9の液面が乱されないので、気液分離を促進す
ることができる。
【0028】図7は第1の発明に用いる受液器を示す。
受液器5内に気液二相の冷媒を導入及び液冷媒及びガス
冷媒を導出する機構を有する冷媒導入出管21a、21
bの間に、冷媒の移動が可能な通路を有する板20aを
配設することで、気液分離を促進する構造を有する受液
器を上部に、アキュムレータ8を下部に横形一体の構成
で配置する。こうすることにより、伝熱面として作用す
る仕切板を広く取ることができ、さらに伝熱面として作
用する仕切板と受液器5内のガス相冷媒とは、凝縮熱伝
達となり、熱伝達率が大きくなるので、熱交換量を大き
く取ることができる。
受液器5内に気液二相の冷媒を導入及び液冷媒及びガス
冷媒を導出する機構を有する冷媒導入出管21a、21
bの間に、冷媒の移動が可能な通路を有する板20aを
配設することで、気液分離を促進する構造を有する受液
器を上部に、アキュムレータ8を下部に横形一体の構成
で配置する。こうすることにより、伝熱面として作用す
る仕切板を広く取ることができ、さらに伝熱面として作
用する仕切板と受液器5内のガス相冷媒とは、凝縮熱伝
達となり、熱伝達率が大きくなるので、熱交換量を大き
く取ることができる。
【0029】図8は第1の発明に用いる受液器を示す。
受液器5内に気液二相の冷媒を導入及び液冷媒及びガス
冷媒を導出する機構を有する冷媒導入出管21a、21
bの間に、冷媒の移動が可能な通路を有する板20aを
配設することで、気液分離を促進する構造を有する受液
器を上部に、アキュムレータ8を下部に横形一体の構成
で配置する。こうすることにより、伝熱面として作用す
る仕切板を広く取ることができるので、熱交換量を大き
く取ることができる。さらに受液器5内に導入された気
液二相の冷媒が、伝熱面として作用する仕切板に直接衝
突するので、伝熱面として作用する仕切板において、導
入された気液二相の冷媒の内ガス相の冷媒が、凝縮する
ことにより、さらなる気液分離の促進を図ることができ
る。
受液器5内に気液二相の冷媒を導入及び液冷媒及びガス
冷媒を導出する機構を有する冷媒導入出管21a、21
bの間に、冷媒の移動が可能な通路を有する板20aを
配設することで、気液分離を促進する構造を有する受液
器を上部に、アキュムレータ8を下部に横形一体の構成
で配置する。こうすることにより、伝熱面として作用す
る仕切板を広く取ることができるので、熱交換量を大き
く取ることができる。さらに受液器5内に導入された気
液二相の冷媒が、伝熱面として作用する仕切板に直接衝
突するので、伝熱面として作用する仕切板において、導
入された気液二相の冷媒の内ガス相の冷媒が、凝縮する
ことにより、さらなる気液分離の促進を図ることができ
る。
【0030】図9は第1の発明に用いる受液器を示す。
受液器5内に気液二相の冷媒を導入及び液冷媒及びガス
冷媒を導出する機構を有する冷媒導入出管21a、21
bの間に、冷媒の移動が可能な通路を有する板20aを
配設することで、気液分離を促進する構造を有する受液
器を上部に、アキュムレータ8を下部に縦形一体の構成
で配置する。こうすることにより、設置面積を小さくで
き、また伝熱面として作用する仕切板と受液器5内のガ
ス相冷媒11とは、凝縮熱伝達となり、熱伝達率が大き
くなるので、熱交換量を大きく取ることができる。
受液器5内に気液二相の冷媒を導入及び液冷媒及びガス
冷媒を導出する機構を有する冷媒導入出管21a、21
bの間に、冷媒の移動が可能な通路を有する板20aを
配設することで、気液分離を促進する構造を有する受液
器を上部に、アキュムレータ8を下部に縦形一体の構成
で配置する。こうすることにより、設置面積を小さくで
き、また伝熱面として作用する仕切板と受液器5内のガ
ス相冷媒11とは、凝縮熱伝達となり、熱伝達率が大き
くなるので、熱交換量を大きく取ることができる。
【0031】図10は第1の発明に用いる気液分離手段
を示す。受液器5とアキュムレータ8より成る縦形一体
容器において、受液器5内部へ気液二相の冷媒を導入す
る導入管21c、21dの先端を、冷媒導入管21c、
21dと冷媒導出管21d、21cの間に配設された、
冷媒の移動が可能な通路を有する板20bに向け、受液
器5内部に導入した気液二相の冷媒を板20bに衝突さ
せることで、ガス相冷媒を上昇させ、気液分離を促進す
ることができる。
を示す。受液器5とアキュムレータ8より成る縦形一体
容器において、受液器5内部へ気液二相の冷媒を導入す
る導入管21c、21dの先端を、冷媒導入管21c、
21dと冷媒導出管21d、21cの間に配設された、
冷媒の移動が可能な通路を有する板20bに向け、受液
器5内部に導入した気液二相の冷媒を板20bに衝突さ
せることで、ガス相冷媒を上昇させ、気液分離を促進す
ることができる。
【0032】図11は第1の発明に用いる受液器を示
す。受液器5内に気液二相の冷媒を導入及び液冷媒及び
ガス冷媒を導出する機構を有する冷媒導入出管21a、
21bの間に、冷媒の移動が可能な通路を有する板20
aを配設することで、気液分離を促進する構造を有する
受液器を上部に、アキュムレータ8を下部に縦形一体の
構成で配置する。こうすることにより、設置面積を小さ
くでき、さらに受液器5内に導入された気液二相の冷媒
が、伝熱面として作用する仕切板に直接衝突するので、
伝熱面として作用する仕切板において、導入された気液
二相の冷媒の内ガス相の冷媒が、凝縮することにより、
さらなる気液分離の促進を図ることができる。
す。受液器5内に気液二相の冷媒を導入及び液冷媒及び
ガス冷媒を導出する機構を有する冷媒導入出管21a、
21bの間に、冷媒の移動が可能な通路を有する板20
aを配設することで、気液分離を促進する構造を有する
受液器を上部に、アキュムレータ8を下部に縦形一体の
構成で配置する。こうすることにより、設置面積を小さ
くでき、さらに受液器5内に導入された気液二相の冷媒
が、伝熱面として作用する仕切板に直接衝突するので、
伝熱面として作用する仕切板において、導入された気液
二相の冷媒の内ガス相の冷媒が、凝縮することにより、
さらなる気液分離の促進を図ることができる。
【0033】図12は第1の発明に用いる受液器を示
す。受液器5内に気液二相の冷媒を導入及び液冷媒及び
ガス冷媒を導出する機構を有する冷媒導入出管21a、
21bの間に、冷媒の移動が可能な通路を有する板20
aを配設することで、気液分離を促進する構造を有する
受液器5と、アキュムレータ8を縦形一体の構成で配置
する。こうすることにより、設置面積を小さくでき、さ
らに伝熱面として作用する仕切板を広く取ることがで
き、熱交換量を大きく取ることができる。
す。受液器5内に気液二相の冷媒を導入及び液冷媒及び
ガス冷媒を導出する機構を有する冷媒導入出管21a、
21bの間に、冷媒の移動が可能な通路を有する板20
aを配設することで、気液分離を促進する構造を有する
受液器5と、アキュムレータ8を縦形一体の構成で配置
する。こうすることにより、設置面積を小さくでき、さ
らに伝熱面として作用する仕切板を広く取ることがで
き、熱交換量を大きく取ることができる。
【0034】次に、図13ないし図19用いて、受液器
の冷媒導入出管の構造及び気液混合手段の具体的な実施
形態について説明する。
の冷媒導入出管の構造及び気液混合手段の具体的な実施
形態について説明する。
【0035】図13は第1の発明における受液器に用い
る冷媒導入出管を示す。受液器5内に気液二相の冷媒を
導入及び導出する機構を有する冷媒導入出管21aに
は、受液器5内のガス冷媒11を受液器5から導出する
ガス戻し穴22aが設けられている。冷媒導入出管21
aから冷媒を導出する場合、液冷媒9は冷媒導入出管2
1aにより、ガス戻し穴22aまで上昇する。この上昇
する際に生じる抵抗により、ガス戻し穴22a部におい
て冷媒導入出管21a内と受液器5内の圧力に差が生じ
る。ガス冷媒11は、この圧力差により、冷媒導入出管
21a内に導かれ、冷媒導入出管21a内で液冷媒と混
合され、あるかわき度に調整された冷媒が受液器5から
導出される。
る冷媒導入出管を示す。受液器5内に気液二相の冷媒を
導入及び導出する機構を有する冷媒導入出管21aに
は、受液器5内のガス冷媒11を受液器5から導出する
ガス戻し穴22aが設けられている。冷媒導入出管21
aから冷媒を導出する場合、液冷媒9は冷媒導入出管2
1aにより、ガス戻し穴22aまで上昇する。この上昇
する際に生じる抵抗により、ガス戻し穴22a部におい
て冷媒導入出管21a内と受液器5内の圧力に差が生じ
る。ガス冷媒11は、この圧力差により、冷媒導入出管
21a内に導かれ、冷媒導入出管21a内で液冷媒と混
合され、あるかわき度に調整された冷媒が受液器5から
導出される。
【0036】この冷媒導入出管21aの先端を斜めに切
ることにより、受液器5の底面と冷媒導入出管21aの
先端とを接触させたとしても、受液器5内の液冷媒9を
導出できるので、受液器5の内容積を有効に使用するこ
とができる。
ることにより、受液器5の底面と冷媒導入出管21aの
先端とを接触させたとしても、受液器5内の液冷媒9を
導出できるので、受液器5の内容積を有効に使用するこ
とができる。
【0037】図14は第1の発明における受液器に用い
る冷媒導入出管を示す。受液器5内に気液二相の冷媒を
導入及び導出する機構を有する冷媒導入出管21eに、
直管を使用することにより、導入出管21aに比べ加工
工数が減るので製造が容易になる。
る冷媒導入出管を示す。受液器5内に気液二相の冷媒を
導入及び導出する機構を有する冷媒導入出管21eに、
直管を使用することにより、導入出管21aに比べ加工
工数が減るので製造が容易になる。
【0038】図15は第1の発明における受液器に用い
る冷媒導入出管を示す。受液器5内に気液二相の冷媒を
導入及び導出する機構を有する冷媒導入出管21hに
は、ガス戻し穴22aより下方の冷媒導入出管の径を細
くした細径冷媒導入出管24を設けている。この細径冷
媒導入出管24を通る液冷媒の抵抗は、管径を細くする
ことにより増大し、受液器5の液面高さが変化した場合
の液ヘッド分の圧力差が解消される。よって、液面高さ
が変化した場合でも常に安定した冷媒かわき度とするこ
とができる。また、ガス戻し穴22aまでの抵抗が増大
しているので、ガス戻し穴22a部において冷媒導入出
管21a内と受液器5内の圧力に差が増大し、ガス戻し
穴22aから冷媒導入出管21h内へ導かれるガス冷媒
11の量が増大し、受液器5より導出される冷媒のかわ
き度が、冷媒導入出管21hから流出するときに比べ
て、大きくなる。
る冷媒導入出管を示す。受液器5内に気液二相の冷媒を
導入及び導出する機構を有する冷媒導入出管21hに
は、ガス戻し穴22aより下方の冷媒導入出管の径を細
くした細径冷媒導入出管24を設けている。この細径冷
媒導入出管24を通る液冷媒の抵抗は、管径を細くする
ことにより増大し、受液器5の液面高さが変化した場合
の液ヘッド分の圧力差が解消される。よって、液面高さ
が変化した場合でも常に安定した冷媒かわき度とするこ
とができる。また、ガス戻し穴22aまでの抵抗が増大
しているので、ガス戻し穴22a部において冷媒導入出
管21a内と受液器5内の圧力に差が増大し、ガス戻し
穴22aから冷媒導入出管21h内へ導かれるガス冷媒
11の量が増大し、受液器5より導出される冷媒のかわ
き度が、冷媒導入出管21hから流出するときに比べ
て、大きくなる。
【0039】図16は第1の発明における受液器に用い
る冷媒導入出管を示す。冷媒導入出管21jの先端に、
冷媒導入出管21jよりも管径を細い細径冷媒液導入管
25を接続する。冷媒導入出管21jの内側と細径冷媒
液導入管25の外側により囲まれる空間より、冷媒導入
出管21j内に受液器5内のガス冷媒11を導くことに
より、あるかわき度に調整された冷媒が受液器5から導
出される。この細径冷媒導入出管25を通る液冷媒の抵
抗は、管径を細くすることにより増大し、受液器5の液
面高さが変化した場合の液ヘッド分の圧力差が解消され
る。よって、液面高さが変化した場合でも常に安定した
冷媒かわき度とすることができる。
る冷媒導入出管を示す。冷媒導入出管21jの先端に、
冷媒導入出管21jよりも管径を細い細径冷媒液導入管
25を接続する。冷媒導入出管21jの内側と細径冷媒
液導入管25の外側により囲まれる空間より、冷媒導入
出管21j内に受液器5内のガス冷媒11を導くことに
より、あるかわき度に調整された冷媒が受液器5から導
出される。この細径冷媒導入出管25を通る液冷媒の抵
抗は、管径を細くすることにより増大し、受液器5の液
面高さが変化した場合の液ヘッド分の圧力差が解消され
る。よって、液面高さが変化した場合でも常に安定した
冷媒かわき度とすることができる。
【0040】受液器5に用いる冷媒導入出管21に設け
るガス戻し穴22が1個では、冷媒導出管21の径によ
り、ガス戻し穴22の最大径が決まり、冷媒導入出管2
1内に導くガス冷媒11の最大量が決まるので、受液器
5から導出する冷媒のかわき度の最大値が決まってしま
い、自由度が減少する。
るガス戻し穴22が1個では、冷媒導出管21の径によ
り、ガス戻し穴22の最大径が決まり、冷媒導入出管2
1内に導くガス冷媒11の最大量が決まるので、受液器
5から導出する冷媒のかわき度の最大値が決まってしま
い、自由度が減少する。
【0041】図17及び図18は第1の発明における受
液器から大きなかわき度の冷媒を導出することを可能に
した冷媒導出管の構造を示す。大きなかわき度が必要な
とき、冷媒導入出管内に導く、ガス冷媒の量を増加させ
る必要がある。
液器から大きなかわき度の冷媒を導出することを可能に
した冷媒導出管の構造を示す。大きなかわき度が必要な
とき、冷媒導入出管内に導く、ガス冷媒の量を増加させ
る必要がある。
【0042】図17は受液器5内に気液二相の冷媒を導
入及び導出する機構を有する冷媒導入出管21fに2個
以上のガス戻し穴22e、22fを冷媒導入出管21f
の先端から同じ距離に設けることで、ガス戻し穴1個の
ときに比べ、受液器5内のガス冷媒11の量が増加しす
るので受液器5から導出する冷媒のかわき度は大きくす
ることができる。
入及び導出する機構を有する冷媒導入出管21fに2個
以上のガス戻し穴22e、22fを冷媒導入出管21f
の先端から同じ距離に設けることで、ガス戻し穴1個の
ときに比べ、受液器5内のガス冷媒11の量が増加しす
るので受液器5から導出する冷媒のかわき度は大きくす
ることができる。
【0043】図18は受液器5内に気液二相の冷媒を導
入及び導出する機構を有する冷媒導入出管21gに2個
以上のガス戻し穴22c、22dを冷媒導入出管21g
の軸方向に並べて設けることで、ガス戻し穴1個のとき
に比べ、受液器5内のガス冷媒11の量が増加しするの
で受液器5から導出する冷媒のかわき度は大きくするこ
とができる。
入及び導出する機構を有する冷媒導入出管21gに2個
以上のガス戻し穴22c、22dを冷媒導入出管21g
の軸方向に並べて設けることで、ガス戻し穴1個のとき
に比べ、受液器5内のガス冷媒11の量が増加しするの
で受液器5から導出する冷媒のかわき度は大きくするこ
とができる。
【0044】図17及び図18による気液混合手段を併
用することで、さらに大きなかわき度の冷媒を受液器5
から導出することができる。
用することで、さらに大きなかわき度の冷媒を受液器5
から導出することができる。
【0045】図19は第1の発明に用いる受液器の冷媒
流出方向に備える気液混合手段の他の実施形態を示す。
冷媒導入出管26aから導出される受液器5内のガス冷
媒11が、受液器5の底面に配設された冷媒液導出管2
7A、27Bより導出される液冷媒9と混合され、ある
かわき度に調整された冷媒が受液器5から導出される。
また、管27A中の流量調整弁28を調整することで、
受液器5から導出する液冷媒9の量を調整することがで
きるので、受液器5の出口のかわき度を自由に設定する
ことができる。
流出方向に備える気液混合手段の他の実施形態を示す。
冷媒導入出管26aから導出される受液器5内のガス冷
媒11が、受液器5の底面に配設された冷媒液導出管2
7A、27Bより導出される液冷媒9と混合され、ある
かわき度に調整された冷媒が受液器5から導出される。
また、管27A中の流量調整弁28を調整することで、
受液器5から導出する液冷媒9の量を調整することがで
きるので、受液器5の出口のかわき度を自由に設定する
ことができる。
【0046】次に図20を用いて、受液器とアキュムレ
ータを一体に構成した容器の具体的な構造について説明
する。
ータを一体に構成した容器の具体的な構造について説明
する。
【0047】図20に示す受液器5とアキュムレータ8
を一体に構成した容器は、鏡板と胴とを一体成形した継
ぎ目なし胴板30、31と、受液器5をアキュムレータ
8と伝熱面として構成する仕切板10により成るため、
2個所の全周溶接で済むので、製造が容易である。
を一体に構成した容器は、鏡板と胴とを一体成形した継
ぎ目なし胴板30、31と、受液器5をアキュムレータ
8と伝熱面として構成する仕切板10により成るため、
2個所の全周溶接で済むので、製造が容易である。
【0048】また、受液器5内に導入する気液二相の冷
媒のかわき度が大きく、かつ冷凍サイクル内の冷媒循環
量が大きいときでも、前記受液器5内の気液分離を促進
することで、液面上昇を抑え、前記受液器5を小形化
し、収納する空間を小さくすることで、筐体の大形化を
抑止すると共に、空気調和機を提供することが可能であ
る。
媒のかわき度が大きく、かつ冷凍サイクル内の冷媒循環
量が大きいときでも、前記受液器5内の気液分離を促進
することで、液面上昇を抑え、前記受液器5を小形化
し、収納する空間を小さくすることで、筐体の大形化を
抑止すると共に、空気調和機を提供することが可能であ
る。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受液器とアキュムレータを伝熱面を構成する仕切板で仕
切った一体容器で形成したので、簡単な構造で製造が容
易な一体形のアキュムレータと受液器を備えた空気調和
機を提供することができる。
受液器とアキュムレータを伝熱面を構成する仕切板で仕
切った一体容器で形成したので、簡単な構造で製造が容
易な一体形のアキュムレータと受液器を備えた空気調和
機を提供することができる。
【0050】また、アキュムレータと受液器間での伝熱
効果により、性能向上が図れると共に、冷凍サイクル中
の総冷媒量を低減できる冷凍サイクルを使用した空気調
和機を提供することができる。
効果により、性能向上が図れると共に、冷凍サイクル中
の総冷媒量を低減できる冷凍サイクルを使用した空気調
和機を提供することができる。
【0051】さらに、冷凍サイクル中に非共沸混合冷媒
を用いた場合に、常に冷凍サイクルを循環する組成の変
動を抑制することで、運転限界を確保できる冷凍サイク
ルを使用した空気調和機を提供すると共に、受液器内に
導入する気液二相の冷媒のかわき度が大きく、かつ冷凍
サイクル内の冷媒循環量が大きいときでも、気液分離を
促進した安定な冷凍サイクルを使用した空気調和機を提
供することができる。
を用いた場合に、常に冷凍サイクルを循環する組成の変
動を抑制することで、運転限界を確保できる冷凍サイク
ルを使用した空気調和機を提供すると共に、受液器内に
導入する気液二相の冷媒のかわき度が大きく、かつ冷凍
サイクル内の冷媒循環量が大きいときでも、気液分離を
促進した安定な冷凍サイクルを使用した空気調和機を提
供することができる。
【図1】本発明に係る空気調和機の第1の発明における
冷凍サイクルの系統図。
冷凍サイクルの系統図。
【図2】本発明の冷凍サイクルをモリエル線図上に示し
た図。
た図。
【図3】上記第1の発明で用いる気液混合手段を備え、
かつ気液分離を促す構造を有する受液器を示す図。
かつ気液分離を促す構造を有する受液器を示す図。
【図4】上記第1の発明で用いる気液混合手段を備え、
かつ気液分離を促す構造を有する受液器を示す図。
かつ気液分離を促す構造を有する受液器を示す図。
【図5】上記第1の発明で用いる気液混合手段を備え、
かつ気液分離を促す構造を有する受液器を示す図。
かつ気液分離を促す構造を有する受液器を示す図。
【図6】上記第1の発明で用いる気液混合手段を備え、
かつ気液分離を促す構造を有する受液器を示す図。
かつ気液分離を促す構造を有する受液器を示す図。
【図7】上記第1の発明で用いる気液混合手段を備え、
かつ気液分離を促す構造を有する受液器を示す図。
かつ気液分離を促す構造を有する受液器を示す図。
【図8】上記第1の発明で用いる気液混合手段を備え、
かつ気液分離を促す構造を有する受液器を示す図。
かつ気液分離を促す構造を有する受液器を示す図。
【図9】上記第1の発明で用いる気液混合手段を備え、
かつ気液分離を促す構造を有する受液器を示す図。
かつ気液分離を促す構造を有する受液器を示す図。
【図10】上記第1の発明で用いる気液混合手段を備
え、かつ気液分離を促す構造を有する受液器を示す図。
え、かつ気液分離を促す構造を有する受液器を示す図。
【図11】上記第1の発明で用いる気液混合手段を備
え、かつ気液分離を促す構造を有する受液器を示す図。
え、かつ気液分離を促す構造を有する受液器を示す図。
【図12】上記第1の発明で用いる気液混合手段を備
え、かつ気液分離を促す構造を有する受液器を示す図。
え、かつ気液分離を促す構造を有する受液器を示す図。
【図13】受液器の冷媒導入出管の構造及び気液混合手
段の具体的な構造を示す図。
段の具体的な構造を示す図。
【図14】受液器の冷媒導入出管の構造及び気液混合手
段の具体的な構造を示す図。
段の具体的な構造を示す図。
【図15】受液器の冷媒導入出管の構造及び気液混合手
段の具体的な構造を示す図。
段の具体的な構造を示す図。
【図16】受液器の冷媒導入出管の構造及び気液混合手
段の具体的な構造を示す図。
段の具体的な構造を示す図。
【図17】受液器の冷媒導入出管の構造及び気液混合手
段の具体的な構造を示す図。
段の具体的な構造を示す図。
【図18】受液器の冷媒導入出管の構造及び気液混合手
段の具体的な構造を示す図。
段の具体的な構造を示す図。
【図19】受液器の冷媒導入出管の構造及び気液混合手
段の具体的な構造を示す図。
段の具体的な構造を示す図。
【図20】受液器とアキュムレータを一体に構成した容
器の具体的な構造を示す断面図。
器の具体的な構造を示す断面図。
1 冷媒圧縮装置 2 四方弁 3 凝縮器 4 第一の膨張
装置 5 受液器 6 第二の膨張
装置 7 蒸発器 8 アキュムレ
ータ 9 液冷媒 10 仕切板 11 ガス冷媒 20 冷媒の移
動通路を有する板 21 冷媒導入出管 22 ガス戻し
穴 23 逆止弁 24 細径冷媒
導入出管 25 細径冷媒液導入出管 26 冷媒導入
出管 27 冷媒液導出管 28 流量調整
弁 30, 31 鏡板と胴とを一体成形した継ぎ目なし胴板
装置 5 受液器 6 第二の膨張
装置 7 蒸発器 8 アキュムレ
ータ 9 液冷媒 10 仕切板 11 ガス冷媒 20 冷媒の移
動通路を有する板 21 冷媒導入出管 22 ガス戻し
穴 23 逆止弁 24 細径冷媒
導入出管 25 細径冷媒液導入出管 26 冷媒導入
出管 27 冷媒液導出管 28 流量調整
弁 30, 31 鏡板と胴とを一体成形した継ぎ目なし胴板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浦田和幹 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも冷媒圧縮装置、凝縮器、第一
の膨張装置、第二の膨張装置、蒸発器、アキュムレータ
を順次連結して蒸気圧縮冷凍サイクルを構成し、前記第
一の膨張装置と前記第二の膨張装置の間に受液器を配設
した空気調和機において、前記受液器に冷媒流出方向に
気液混合手段を設け、該受液器と前記アキュムレータ
を、内部を伝熱面を構成する仕切板で仕切った一体容器
で形成したことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項2】 前記受液器内部に、冷媒の移動が可能な
通路を有する板を冷媒導入管と冷媒導出管の間に配設
し、前記受液器内部へ冷媒を導入する導入管の先端を容
器壁面に向けて開口させ、前記受液器内部に導入した冷
媒を容器壁面に衝突させるようにしたことを特徴とする
請求項1に記載の空気調和機。 - 【請求項3】 前記受液器の内部に、冷媒の移動が可能
な通路を有する板を冷媒導入管と冷媒導出管の間に配設
した受液器を上部に、前記アキュムレータを下部に配置
し、内部を伝熱面を構成する仕切板で仕切った横置一体
形容器で形成したことを特徴とする請求項1に記載の空
気調和機。 - 【請求項4】 前記受液器の内部に、冷媒の移動が可能
な通路を有する板を冷媒導入管と冷媒導出管の間に配設
し、前記受液器内部へ冷媒を導入する導入管の先端を前
記冷媒の移動が可能な通路を有する板壁面に向けて開口
させ、前記受液器内部に導入された冷媒を壁面に衝突さ
せるようにした受液器を下部に、前記アキュムレータを
上部に配設し、内部を伝熱面を構成する仕切板で仕切っ
た縦形一体容器で形成したことを特徴とする請求項1に
記載の空気調和機。 - 【請求項5】 前記冷媒として、沸点の異なる少なくと
も二種類以上の冷媒を混合して成る非共沸混合冷媒を用
いることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26294996A JPH10111047A (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26294996A JPH10111047A (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10111047A true JPH10111047A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17382800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26294996A Pending JPH10111047A (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10111047A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002349978A (ja) * | 2000-08-04 | 2002-12-04 | Denso Corp | エジェクタサイクル |
KR100606632B1 (ko) | 2004-06-18 | 2006-08-02 | 주식회사 알레 | 프레쉬 개스 분리장치가 적용된 냉난방 시스템 |
JP2007162988A (ja) * | 2005-12-12 | 2007-06-28 | Sanden Corp | 蒸気圧縮式冷凍サイクル |
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