JP2000239980A - インクジェット用分散染料インクおよびそれを用いたインクジェット捺染方法および該方法で得られる捺染物 - Google Patents
インクジェット用分散染料インクおよびそれを用いたインクジェット捺染方法および該方法で得られる捺染物Info
- Publication number
- JP2000239980A JP2000239980A JP4539399A JP4539399A JP2000239980A JP 2000239980 A JP2000239980 A JP 2000239980A JP 4539399 A JP4539399 A JP 4539399A JP 4539399 A JP4539399 A JP 4539399A JP 2000239980 A JP2000239980 A JP 2000239980A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- yellow
- weight
- dispersion
- disperse
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Coloring (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
ンクおよびインクジェット捺染方法および捺染物を提供
すること、また、分散安定性が良好で、連続安定出射に
優れ、長期保存可能なインクジェットインクを提供する
ことにある。 【解決手段】 イエロー、マゼンタ、シアンの少なくと
も3色を使用する分散染料インクジェット捺染におい
て、イエローインクの染料として、C.I.Dispe
rse Yellow 42、149、198 の少な
くとも1つを含有し、マゼンタインクの染料として、
C.I.Disperse Red 167:1、30
2の少なくとも1つを含有し、シアンインクの染料とし
て、C.I.Dieperse Blue 60、87
の少なくとも1つを含有することを特徴とするインクジ
ェット用インク。
Description
染料インクおよびそれを用いたインクジェット捺染方法
および該方法で得られる捺染物に関するものである。
ト記録方式を布帛の捺染に適用する検討が行われ、実用
化検討が進んでいる。インクジェット染色は従来の捺染
とは異なり、染液を細いノズルから液滴として噴射する
必要があるため、インクの吐出安定性、信頼性が重要に
なる。また、限定されたインク色数で広範囲の色を表現
するために、基本となるインク色には、色の濁りがなく
鮮明であること、カラーバリューが高いことなどが要求
される。
の捺染とは異なり、布帛上に微小な液滴が付着、吸収す
るのみなので、染色の再現性、堅牢度、汚染性などの染
色特性に優れている必要があり、インクを布帛上でにじ
ませずに鮮明な画像を得なければならない。
とえばポリエステル布帛に分散染料を用いたインクをイ
ンクを作製して布帛に印捺して染着させたところ、色調
の異なる複数のインクを布帛上で重ね打ちして混色させ
た場合には、染着後の濃度、色調、同じ染着条件で染着
したときの繰り返し再現性が、使用する染料の組み合わ
せによっては非常に異なり、かかる方法では未だ不充分
な場合があることがわかった。
在すると、バランスのとれた発色性と、広い色再現性を
満足することがことが困難であった。
るため、インクを作製する際、分散剤とともに分散し微
粒子化している。しかしこの分散粒子は、保存による経
過時間や温度や湿度の環境変化で次第に、粒径が大きく
なってしまう、染料と分散剤が高い固形分で存在してい
る等で、インクジェット装置のフィルタやヘッド内部の
インク室入口のノズルや吐出ノズルの目詰まりの原因と
なっている。こうしたことで、インクの連続出射におい
てかすれが生じたり、出射ができなくなったりする。ま
た印字停止後に時間をおいて再出射が困難になる場合も
ある。
度が高く、発色性に優れた、分散染料インクおよびイン
クジェット捺染方法および捺染物を提供することにあ
る。また、本発明の目的は、分散安定性が良好で、連続
安定出射に優れ、長期保存可能なインクジェットインク
を提供することにある。
によって達成される。
くとも3色を使用する分散染料インクジェット捺染にお
いて、イエローインクの染料として、C.I.Disp
erse Yellow 42、149、198 の少
なくとも1つを含有し、マゼンタインクの染料として、
C.I.Disperse Red 167:1、30
2の少なくとも1つを含有し、シアンインクの染料とし
て、C.I.Dieperse Blue 60、87
の少なくとも1つを含有することを特徴とするインクジ
ェット用インク、(2)前記分散染料インクの分散染料
の分散剤として、芳香族スルホン酸塩、リグニンスルホ
ン酸塩の中から選ばれる少なくとも1種を含有すること
を特徴とする(1)記載のインクジェット用インク、
(3)前記分散染料インクが水と水溶性有機溶剤を含有
し、水溶性有機溶剤がインク全重量に対して46〜75
重量%の範囲であることを特徴とする(2)記載のイン
クジェット用インク、(4)(1)記載のインクを用い
ることを特徴とするインクジェット捺染方法、(5)前
記インクジェット捺染方法における布帛がポリエステル
繊維を含むものであることを特徴とする(4)記載のイ
ンクジェット捺染方法、(6)(5)記載のインクジェ
ット捺染方法で得られることを特徴とする捺染物。
C.I.Disperse Yellow 42、14
9、198の少なくとも1つを含有しおり、そのなかで
も好ましくは、C.I.Disperse Yello
w 19である。
て、C.I.Disperse Red R167:
1、302の少なくとも1つを含有しており、そのなか
でも好ましくは、C.I.Disperse Red
302である。
C.I.Dieperse Blue 60、87の少
なくとも1つを含有しており、そのなかでも好ましく
は、C.I.Dieperse Blue 60であ
る。
ためにイエロー、マゼンタ、シアンの3原色を少なくと
も使用するが、さらに多様な色再現のためにそれ以外の
ブラックやオレンジ、バイオレット、グリーン等のイン
クを追加することもできる。また、ドット記録のインク
ジェットの課題として、薄い色の表現においては、ざら
つき感や粒子感による印字品質の低下を起こすので、同
じ色で染料濃度が異なるインクを用いることができる。
量は特に限定されないが、被記録材上に画像を形成した
場合に発色濃度、インクの保存安定性の劣化や、ノズル
先端付近におけるインク蒸発に伴う増粘等の観点からイ
ンクの全重量に対して0.01〜25重量%、好ましく
は0.05〜20重量%、より好ましくは0.1〜15
重量%の範囲とするのがよい。
で他の分散染料を配合してもかまわない。
る、芳香族スルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩として
はアルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレン
スルホン酸塩、クレオソート油スルホン酸塩のホルマリ
ン縮合物、クレゾールスルホン酸塩と2ナフトール−6
−スルホン酸塩のホルマリン縮合物、クレゾールスルホ
ン酸塩のホルマリン縮合物、フエノールスルホン酸塩の
ホルマリン縮合物、βナフトールスルホン酸塩のホルマ
リン縮合物、βナフタリンスルホン酸塩とβナフトール
スルホン酸塩のホルマリン縮合物、リグニンスルホン酸
塩およびそのホルマリン縮合物などがある。また、これ
らの分散剤はは、1種類又は2種類以上を組み合わせて
用いることができる。
分散剤を用いることができ、例えば、スチレン及びその
誘導体、ビニルナフタレン及びその誘導体、α、β−不
飽和カルボン酸の脂肪族アルコールエステル等、アクリ
ル酸及びその誘導体、マレイン酸及びその誘導体、イタ
コン酸及びその誘導体、フマール酸及びその誘導体、酢
酸ビニル、ビニルアルコール、ビニルピロリドン、アク
リルアミド、及びその誘導体等から選ばれる少なくとも
2つ以上の単量体(このうち少なくとも1つは親水性単
量体)からなるブロック共重合体、ランダム共重合体及
びグラフト共重合体、並びにこれらの塩等を挙げること
ができる。これらの樹脂は、塩基を溶解させた水溶液に
可溶なアルカリ可溶型樹脂であることが好ましい。
剤の使用量は液粘度、分散安定性等の観点から5〜20
0重量%が、好ましくは10〜100重量%である。
ミル、サンドミル、高圧ホモジナイザーなどの方法で分
散することができる。本発明においては、インクジェッ
ト用インク中に含有される分散染料の平均粒径の範囲
は、分散安定性やインク供給系及びインク吐出部分等の
目詰まり防止等の観点から好ましくは0.05μm以上
1.0μm以下、より好ましくは0.07μm以上0.
5μm以下である。
成される媒体としては、水と水溶性有機溶剤を含有する
ことが特徴である。ここでの水溶性有機溶剤のインク中
での含有量は、ノズルの目詰まり防止のための湿潤効
果、インクの乾燥時間や布帛に対してインク滲み防止の
観点からインク全重量に対して、20〜95重量%、好
ましくは30〜80重量%、より好ましくは46〜75
重量%の範囲とすることが望ましい。
ール、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコ
ール類;アセトン、ジアセトンアルコール等のケトン又
はケトアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン
等のエーテル類;エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、プロパンジオール、ブタンジオール、ペンタンジ
オール、ヘキシレングリコールのグリコール類;エチレ
ングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテ
ル、のグリコールの低級アルキルエーテル類;ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミンなどの水酸基を持つ
アミン類;グリセリン、2−ピロリドン、N−メチルピ
ロリドン、などがある。この中で好ましいものとして、
グリセリン、ジエチレングリコール、エチレングリコー
ル、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノブチルエーテル、又はトリエチレング
リコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコール
モノブチルエーテル、は好適に用いることができる。さ
らにこの中でも、エチレングリコールが好ましい。ま
た、これらの水溶性有機溶剤は、1種類又は2種類以上
を組み合わせて用いることができる。
表面張力を制御するため、界面活性剤や分散剤を添加す
ることができる。この界面活性剤はインク組成物との相
溶性のよいものが好ましく、分散された染料を凝集させ
ない安定なものが好ましい。例えば、アニオン性界面活
性剤としては脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキル硫酸
エステル、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナ
フタレンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、
アルキルリン酸エステル塩、アルキルナフタレンスルホ
ン酸ホルマリン縮合物、ポリオキシエチレンアルキル硫
酸エステル塩等のがある。ノニオン性界面活性剤として
は、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレ
ン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンアルキルアミン、グリセリン脂肪酸エステル、オ
キシエチレンオキシプロピレンブロックコポリマー等が
ある。
発明によるインク組成物は、その諸特性を改善するため
に防腐剤、防かび剤、pH調整剤、染料溶解助剤、消泡
剤、また、導電率調整剤、濃染剤、均染剤、浸透剤など
を含むことができる。
は、安息香酸ナトリウム、ペンタクロロフェノールナト
リウム、2−ピリジンチオール−1−オキサイドナトリ
ウム、ソルビン酸ナトリウム、デヒドロ酢酸ナトリウ
ム、1,2−ジベンジソチアゾリン−3−オン(ゼネカ
社のプロキセルCRL、プロキセルBDN、プロキセル
GXL、プロキセルXL.2、プロキセルTN、プロキ
セルLV)、4−クロロ−3−メチルフェノール(バイ
エル社のプリベントールCMK等)などが挙げられる。
止剤、消泡剤の例としては、ジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン、プロパノールアミン、モルホリンな
どのアミン類およびそれらの変成物、水酸化カリウム、
水酸化ナトリウム、水酸化リチウムなどの無機塩類、水
酸化アンモニウム、4級アンモニウム水酸化物(テトラ
メチルアンモニウムなど)、炭酸カリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸リチウムなどの炭酸塩類その他燐酸塩など、
あるいはN−メチル−2−ピロリドン、尿素、チオ尿
素、テトラメチル尿素などの尿素類、シリコーンエマル
ジョン、シリコーンコンパウンドなどが挙げられる。
ては、水性ウレタン樹脂、脂肪酸アルコール、ポリエチ
レングリコール、ノニオン界面活性剤、アニオン界面活
性剤、一価および二価の無機塩(塩化カリウム、塩化ナ
トリウム、塩化リチウム、塩化マグネシウム、硫酸カリ
ウム、硫酸ナトリウム、硫酸リチウム、硫酸マグネシウ
ム)などが挙げられる。
法により用いられ、その記録方式としては、荷電偏向方
式、コンティニュアス方式、オンデンマンド方式(ピエ
ゾ式、バブルジェット式)などが知られている。本発明
のインクジェット方法としては、ピエゾ式が特に好まし
い。
構成する素材としては、分散染料で染色可能な繊維を含
有するものであれば、特に制限はないが、中でも、ポリ
エステル、アセテート、トリアセテート等の繊維を含有
するものが好ましい。その中でも、少なくともポリエス
テル繊維が含有されている布帛が特に好ましい。布帛と
しては、上記に挙げた繊維を、織物、編物、不織布等い
ずれの形態にしたものでもよい。又、本発明で使用し得
る布帛としては、分散染料で染色可能な繊維が100%
であることが好適であるが、レーヨン、綿、ポリウレタ
ン、アクリル、ナイロン、羊毛及び絹等との混紡織布又
は混紡不織布等も捺染用布帛として使用することができ
る。又、上記の様な布帛を構成する糸の太さとしては、
10〜100dの範囲が好ましい。
インクを布帛上でにじませずに鮮明な画像を得ることが
重要な技術である。にじみ防止の技術としては、水溶性
高分子類を布帛に前処理するなどの公知の方法から繊維
素材やインクに適した方法を適宜選択すればよく、特に
限定されるものではない本発明のインク組成物では、水
溶性金属塩、ポリカチオン化合物、水溶性高分子、界面
活性剤及び撥水剤からなる群から選ばれる少なくとも1
つの物質が0.2〜50重量%付与された布帛に対して
使用すれば、高度なにじみ防止が可能であり、高精細な
画像を布帛にプリントすることができ好ましい。
2 などのアルカリ金属またはアルカリ土類金属の無機
塩、有機酸塩などを用いることができる。ポリカチオン
としては、各種の4級アンモニウム塩のポリマまたはオ
リゴマー、ポリアミン塩などを用いることができる。
分子としては、トウモロコシ、小麦等のデンプン類、カ
ルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロ
キシエチセルロースなどのセルロース誘導体、アルギン
酸ナトリウム、グアーガム、タマリンドガム、ローカス
トビーンガム、アラビアゴムなどの多糖類、ゼラチン、
カゼイン、ケラチン等の蛋白質物質、合成水溶性高分子
としては、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、アクリル酸系ポリマなどを用いることができる。
系、カチオン系、両性、ノニオン系のものが使用され、
代表的には、アニオン系の界面活性剤としては、高級ア
ルコール硫酸エステル塩、ナフタレン誘導体のスルホン
酸塩等;カチオン系の界面活性剤としては、第4級アン
モニウム塩等;両性界面活性剤としては、イミダゾリン
誘導体等;ノニオン系の界面活性剤としては、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンプロ
ピレンブロックポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アセチ
レンアルコールのエチレンオキサイド付加物等;が挙げ
られる。又、撥水剤としては、例えば、シリコン、フッ
素系及びワックス系のものが挙げられる。
のため、前記の前処理剤をインク、素材、布帛構造に対
応して適宜選択し、布帛中に0.2〜50重量%含有す
るようにパッド法、コーティング法、スプレー法などで
付与せしめるのが好ましい。本発明の捺染方法では、上
記した分散染料で染色することが可能な繊維が含有され
ている布帛上に、先に述べた構成のインクを用いてイン
クジェット記録方式で画像を形成した後(インク付与工
程)、インクが付与されている布帛を熱処理し(熱処理
工程)、更に熱処理された布帛を洗浄すること(洗浄工
程)によって布帛への捺染が完了し、捺染物が得られ
る。
維に定着させるには、インクが付与されている布帛を熱
処理する方法等により行うが、特に、熱処理に、高温蒸
熱法であるHTスチーミング法を用いた場合や、サーモ
ゾル法等を用いた場合に、染料が繊維に良好に染着して
本発明の顕著な効果が得られる。又、本発明の捺染方法
において、未定着の染料を布帛上から除去する方法に関
しては、従来公知の洗浄方法を用いることが出来るが、
特に還元洗浄を行うことが好ましい
ゼンタ分散液−1)、(シアン分散液−1)を用いた以
外は全て(イエローインク−1)と同様にして、(マゼ
ンタインク−1)、(シアンインク−1)を得た。
ゼンタ分散液−2)、(シアン分散液−2)を用いた以
外は全て(イエローインク−2)と同様にして、(マゼ
ンタインク−2)、(シアンインク−2)を得た。
インク−1)分散染料として、C.I.Dispers
e Yellow 180を使う以外は、(イエロー分
散液−1)と同一条件にて分散をおこなった。平均粒径
0.35μmの分散液を得た。さらにこれを使用して
(イエローインク−1)と同様にして(比較イエローイ
ンク−1)を得た。
インク−1)分散染料として、C.I.Dispers
e Red 343を使う以外は、(マゼンタ分散液−
1)と同一条件にて分散をおこなった。平均粒径0.3
3μmの分散液を得た。さらにこれを使用して(マゼン
タインク−1)と同様にして(比較マゼンタインク−
1)を得た。
ク−1)分散染料として、C.I.Disperse
Blue 165を使う以外は(シアン分散液−1)と
同一条件にて分散をおこなった。平均粒径0.41μm
の分散液を得た。さらにこれを使用して(シアンインク
−1)と同様にして(比較シアンインク−1)を得た。
ンクジェットプリンター(ナッセンジャーKS−160
0 コニカ社製)に搭載した。印字は、イエロー、マゼ
ンタ、シアンの単色およびこれらの色が混色した部分
(たとえば、グリーン、レッド、ブルー、ブラック等)
多色の見本サンプルを印字した。この際使用した布帛
は、ポリエステル繊維100%を予め、前処理剤(高分
子カチオン化合物とグアーガム)に浸し、絞り、乾燥し
たものを使用した。印字後、布帛を180℃10分間熱
処理を行い、水洗、乾燥した。
アーク(JIS L O843)にておこない、ブルー
スケールにて判定する(1級〜8級)。
)は、サンプルを加熱版にはさみ上下から加熱して判
定(1級〜5級)。
0g、100往復摩擦した木綿白布への汚染度を判定
(1級〜5級) ○:5級 △:4級 ×:3級以下 (発色濃度)印字密度100%部の所の色濃度を目視に
て判定。
用いて捺染すると、どの色相に対しても堅牢性に優れ、
発色性の良好な捺染物を得ることができた。
ゼンタ分散液−1)、(シアン分散液−1)を用いた以
外は全て(イエローインク−3)と同様にして、(マゼ
ンタインク−3)、(シアンインク−3)を得た。
ゼンタ分散液−1)、(シアン分散液−1)を用いた以
外は全て(イエローインク−3)と同様にして、(マゼ
ンタインク−3)、(シアンインク−3)を得た。
較マゼンタ分散液)、(比較シアン分散液)を用いた以
外は全て(比較イエローインク−2)と同様にして、
(比較マゼンタインク−2)、(比較シアンインク−
2)を得た。
8時間連続出射させ、その出射性を評価した。さらに、
16時間その状態で休止させた後、再出射させ評価し
た。
60℃の恒温糟に入れて3日間放置し、その時のインク
の粒径を測定し保存性の判断した。
は、連続出射性、再出射性にすぐれ、長期保存にたいし
ても安定であることを確認した。
堅牢度が高く、発色性に優れた、分散染料インクおよび
インクジェット捺染方法捺染物が得られる。。また、本
発明の分散染料インクは、分散安定性が良好で、連続安
定出射に優れ、長期保存可能なインクジェットインクを
提供することことが可能である。
Claims (6)
- 【請求項1】 イエロー、マゼンタ、シアンの少なくと
も3色を使用する分散染料インクジェット捺染におい
て、イエローインクの染料として、C.I.Dispe
rse Yellow 42、149、198 の少な
くとも1つを含有し、マゼンタインクの染料として、
C.I.Disperse Red 167:1、30
2の少なくとも1つを含有し、シアンインクの染料とし
て、C.I.Dieperse Blue 60、87
の少なくとも1つを含有することを特徴とするインクジ
ェット用インク。 - 【請求項2】 前記分散染料インクの分散染料の分散剤
として、芳香族スルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩の
中から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴と
する請求項1記載のインクジェット用インク。 - 【請求項3】 前記分散染料インクが水と水溶性有機溶
剤を含有し、水溶性有機溶剤がインク全重量に対して4
6〜75重量%の範囲であることを特徴とする請求項2
記載のインクジェット用インク。 - 【請求項4】 請求項1記載のインクを用いることを特
徴とするインクジェット捺染方法。 - 【請求項5】 前記インクジェット捺染方法における布
帛がポリエステル繊維を含むものであることを特徴とす
る請求項4記載のインクジェット捺染方法。 - 【請求項6】 請求項5記載のインクジェット捺染方法
で得られることを特徴とする捺染物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04539399A JP3918347B2 (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | インクジェット用分散染料インクおよびそれを用いたインクジェット捺染方法および該方法で得られる捺染物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04539399A JP3918347B2 (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | インクジェット用分散染料インクおよびそれを用いたインクジェット捺染方法および該方法で得られる捺染物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000239980A true JP2000239980A (ja) | 2000-09-05 |
JP3918347B2 JP3918347B2 (ja) | 2007-05-23 |
Family
ID=12718032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04539399A Expired - Lifetime JP3918347B2 (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | インクジェット用分散染料インクおよびそれを用いたインクジェット捺染方法および該方法で得られる捺染物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3918347B2 (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005089498A (ja) * | 2003-09-12 | 2005-04-07 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェット捺染インクおよびインクジェット記録方法 |
JP2005255707A (ja) * | 2004-03-09 | 2005-09-22 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェットインク及びその製造方法並びにインクジェット記録方法 |
JP2005263982A (ja) * | 2004-03-18 | 2005-09-29 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 模型用塗装液、模型用塗装液塗布具及び模型用塗装液描線調整液 |
JP2005263836A (ja) * | 2004-03-16 | 2005-09-29 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェット捺染インクセット、インクジェット捺染用ブラックインク及びそれを用いたインクジェット捺染方法 |
JP2005264021A (ja) * | 2004-03-19 | 2005-09-29 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェット用インク及びインクジェット記録方法 |
JP2005263837A (ja) * | 2004-03-16 | 2005-09-29 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェット捺染インクセット、インクジェット捺染用ブラックインク及びそれを用いたインクジェット捺染方法 |
JP2005281523A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェットインクの製造方法及びインクジェット記録方法 |
JP2009503240A (ja) * | 2005-08-04 | 2009-01-29 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | インクジェットインクセット |
JP2015091906A (ja) * | 2013-11-08 | 2015-05-14 | 日本化薬株式会社 | 水性分散液、インク組成物及びインクジェット捺染方法 |
US9109327B2 (en) | 2013-03-14 | 2015-08-18 | Seiko Epson Corporation | Black ink for ink jet textile printing and textile printing method |
CN106459635A (zh) * | 2015-03-13 | 2017-02-22 | 世联株式会社 | 喷墨用墨组和喷墨印刷物的制造方法 |
EP3617282A1 (en) | 2018-08-29 | 2020-03-04 | Nissin Chemical Industry Co., Ltd. | Dispersion composition, dispersion and ink composition, and method of producing the same |
-
1999
- 1999-02-23 JP JP04539399A patent/JP3918347B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005089498A (ja) * | 2003-09-12 | 2005-04-07 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェット捺染インクおよびインクジェット記録方法 |
JP2005255707A (ja) * | 2004-03-09 | 2005-09-22 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェットインク及びその製造方法並びにインクジェット記録方法 |
JP2005263836A (ja) * | 2004-03-16 | 2005-09-29 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェット捺染インクセット、インクジェット捺染用ブラックインク及びそれを用いたインクジェット捺染方法 |
JP2005263837A (ja) * | 2004-03-16 | 2005-09-29 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェット捺染インクセット、インクジェット捺染用ブラックインク及びそれを用いたインクジェット捺染方法 |
JP2005263982A (ja) * | 2004-03-18 | 2005-09-29 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 模型用塗装液、模型用塗装液塗布具及び模型用塗装液描線調整液 |
JP2005264021A (ja) * | 2004-03-19 | 2005-09-29 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェット用インク及びインクジェット記録方法 |
JP2005281523A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェットインクの製造方法及びインクジェット記録方法 |
JP2009503240A (ja) * | 2005-08-04 | 2009-01-29 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | インクジェットインクセット |
US9109327B2 (en) | 2013-03-14 | 2015-08-18 | Seiko Epson Corporation | Black ink for ink jet textile printing and textile printing method |
JP2015091906A (ja) * | 2013-11-08 | 2015-05-14 | 日本化薬株式会社 | 水性分散液、インク組成物及びインクジェット捺染方法 |
CN106459635A (zh) * | 2015-03-13 | 2017-02-22 | 世联株式会社 | 喷墨用墨组和喷墨印刷物的制造方法 |
US9957400B2 (en) | 2015-03-13 | 2018-05-01 | Seiren Co., Ltd. | Ink set for ink jet and method for producing ink jet printed matter |
EP3617282A1 (en) | 2018-08-29 | 2020-03-04 | Nissin Chemical Industry Co., Ltd. | Dispersion composition, dispersion and ink composition, and method of producing the same |
US11542403B2 (en) | 2018-08-29 | 2023-01-03 | Nissin Chemical Industry Co., Ltd. | Dispersion composition, dispersion and ink composition, and method of producing the same |
US11845872B2 (en) | 2018-08-29 | 2023-12-19 | Nissin Chemical Industry Co., Ltd. | Dispersion composition, dispersion and ink composition, and method of producing the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3918347B2 (ja) | 2007-05-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5156675A (en) | Ink for ink jet printing | |
CN104245861B (zh) | 喷墨用升华性染料油墨和染色方法 | |
KR101681398B1 (ko) | 잉크젯 날염용 잉크 및 염색 방법 | |
DE60218104T2 (de) | Tintenstrahlzusammensetzungen und Druckverfahren für hydrophobische Gegenstände | |
US9109327B2 (en) | Black ink for ink jet textile printing and textile printing method | |
US6153263A (en) | Ink jet textile printing and printing textile article | |
KR20010107573A (ko) | 잉크 젯 잉크와 프린트 방법 | |
JPH1018184A (ja) | インクジェット捺染方法及び捺染物 | |
JP2002069346A (ja) | 高級印刷方法 | |
JP3484187B2 (ja) | インクジェット記録用インク | |
JP2000239980A (ja) | インクジェット用分散染料インクおよびそれを用いたインクジェット捺染方法および該方法で得られる捺染物 | |
KR102274974B1 (ko) | 잉크젯 날염용 잉크 조성물 및 소수성 섬유의 날염 방법 | |
JP6287638B2 (ja) | インクジェット記録方法およびインクセット | |
AU2002349526B2 (en) | Ink for inkjet recording | |
JP3856407B2 (ja) | 捺染物の製造方法および捺染物 | |
JP6191234B2 (ja) | インクジェット用ブラックインク、インクジェットインクセット、インクジェット捺染方法および捺染物の製造方法 | |
JP3948150B2 (ja) | インクジェット用分散染料インクおよびそれを用いたインクジェット捺染方法 | |
JP2014224216A (ja) | インクジェット用ブラックインク、インクジェット捺染方法およびそれにより製造された捺染物 | |
JP7349430B2 (ja) | インクジェット捺染用インク組成物及び疎水性繊維の捺染方法 | |
JP2006124855A (ja) | 濃色加工方法およびインクジェット捺染方法 | |
JP2015183009A (ja) | インクジェット用イエローインク組成物 | |
JP2004292468A (ja) | インクジェット用インク及びその製造方法及びそれを用いるインクジェット記録方法とインクジェット捺染方法 | |
JP2005272518A (ja) | 捺染用インクジェットインクセット | |
JP3130399B2 (ja) | インクジェットプリント用インク組成物 | |
JPH06240194A (ja) | インクジェットプリント用インク組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060726 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060801 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060927 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061024 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061218 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070123 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070205 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100223 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110223 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110223 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120223 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120223 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130223 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130223 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140223 Year of fee payment: 7 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |