JP2000238961A - 糸条の巻取装置および糸条パッケージの製造装置 - Google Patents
糸条の巻取装置および糸条パッケージの製造装置Info
- Publication number
- JP2000238961A JP2000238961A JP11043037A JP4303799A JP2000238961A JP 2000238961 A JP2000238961 A JP 2000238961A JP 11043037 A JP11043037 A JP 11043037A JP 4303799 A JP4303799 A JP 4303799A JP 2000238961 A JP2000238961 A JP 2000238961A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- winding
- package
- bobbin
- winding device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H54/00—Winding, coiling, or depositing filamentary material
- B65H54/70—Other constructional features of yarn-winding machines
- B65H54/72—Framework; Casings; Coverings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2701/00—Handled material; Storage means
- B65H2701/30—Handled filamentary material
- B65H2701/31—Textiles threads or artificial strands of filaments
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Guides For Winding Or Rewinding, Or Guides For Filamentary Materials (AREA)
- Winding Filamentary Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】表層側糸条端部のボビンへの巻き付きがなく、
後工程での糸端処理が極めて容易な糸条パッケージを、
パッケージ外周表面に損傷を与えることなく巻き取るこ
とができる糸条の巻取装置および糸条パッケージの製造
方法ならびに糸条パッケージの製造装置を提供する。 【解決手段】ボビンホルダと、該ボビンホルダに装着さ
れる複数のボビンとを有する糸条の巻取装置において、
前記ボビン上に巻き上げられた糸条パッケージの表層側
糸端部のボビンへの巻き付きを防止する巻き付き防止手
段を設けたことを特徴とする糸条の巻取装置。
後工程での糸端処理が極めて容易な糸条パッケージを、
パッケージ外周表面に損傷を与えることなく巻き取るこ
とができる糸条の巻取装置および糸条パッケージの製造
方法ならびに糸条パッケージの製造装置を提供する。 【解決手段】ボビンホルダと、該ボビンホルダに装着さ
れる複数のボビンとを有する糸条の巻取装置において、
前記ボビン上に巻き上げられた糸条パッケージの表層側
糸端部のボビンへの巻き付きを防止する巻き付き防止手
段を設けたことを特徴とする糸条の巻取装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続的に紡出、あ
るいは延伸される糸条をボビンにパッケージとして巻き
取る糸条の巻取装置および糸条の巻取方法に関し、糸端
処理をより確実に実施できるパッケージとして、糸条を
巻き取ることが可能な糸条の巻取装置および糸条パッケ
ージの製造方法ならびに糸条パッケージの製造装置に関
する。
るいは延伸される糸条をボビンにパッケージとして巻き
取る糸条の巻取装置および糸条の巻取方法に関し、糸端
処理をより確実に実施できるパッケージとして、糸条を
巻き取ることが可能な糸条の巻取装置および糸条パッケ
ージの製造方法ならびに糸条パッケージの製造装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】合成繊維等による糸条パッケージの製造
に際しては、客先あるいは後工程で糸条を引き出して使
用する際の利便性を考慮し、糸条を巻取機を用いて巻き
取った後、パッケージの表層側および内層側の糸条端部
を所定の位置に固定する、いわゆる糸端処理が実施され
る。
に際しては、客先あるいは後工程で糸条を引き出して使
用する際の利便性を考慮し、糸条を巻取機を用いて巻き
取った後、パッケージの表層側および内層側の糸条端部
を所定の位置に固定する、いわゆる糸端処理が実施され
る。
【０００３】例えば、図１３（Ａ）に示すように、糸条
パッケージ２３をボビン２４（一般に紙管が用いられ
る）の外周上に巻き取るに際して、パッケージの内層側
の糸条端部についてはボビン２４上にいわゆる紙管バン
チ巻２５を行い、表層側の糸条端部についてはパッケー
ジ２３の外周表面上に表層バンチ巻２６を行なうのが一
般的である。
パッケージ２３をボビン２４（一般に紙管が用いられ
る）の外周上に巻き取るに際して、パッケージの内層側
の糸条端部についてはボビン２４上にいわゆる紙管バン
チ巻２５を行い、表層側の糸条端部についてはパッケー
ジ２３の外周表面上に表層バンチ巻２６を行なうのが一
般的である。
【０００４】このようにして巻き上げられたパッケージ
について、例えば、図１３（Ｂ）に示したように、紙管
バンチ巻２５に対しては、それを適当な所定の長さに切
断して、切断された糸条のパッケージ側端部Ｙ３をテー
プ２７等により固定する、いわゆるテール処理２８を行
い、表層バンチ巻２６に対しては、それを所定の長さに
切断した後、表層上で糸条端部Ｙ４を結束するあるいは
テープを貼付する等して固定する表面処理２９を行な
う。このような処理を行うことで、パッケージから糸条
を引き出して使用する際、糸条端部が容易に掴み取れ、
例えば、客先で図１４に示すように、巻き出しが終了し
かけている糸条パッケージ３０のテール３１（内層側の
糸条端部）を、次の糸条パッケージ３２の表層側の糸条
端部３３に結束することで、連続的に糸条を解舒する、
いわゆるテール移行が速やかに実施できる。
について、例えば、図１３（Ｂ）に示したように、紙管
バンチ巻２５に対しては、それを適当な所定の長さに切
断して、切断された糸条のパッケージ側端部Ｙ３をテー
プ２７等により固定する、いわゆるテール処理２８を行
い、表層バンチ巻２６に対しては、それを所定の長さに
切断した後、表層上で糸条端部Ｙ４を結束するあるいは
テープを貼付する等して固定する表面処理２９を行な
う。このような処理を行うことで、パッケージから糸条
を引き出して使用する際、糸条端部が容易に掴み取れ、
例えば、客先で図１４に示すように、巻き出しが終了し
かけている糸条パッケージ３０のテール３１（内層側の
糸条端部）を、次の糸条パッケージ３２の表層側の糸条
端部３３に結束することで、連続的に糸条を解舒する、
いわゆるテール移行が速やかに実施できる。
【０００５】上記のような糸条パッケージの糸端処理
は、従来、熟練作業者の手作業でなされる場合が大多数
であり、この際、所定の糸端処理に先駆け、巻取機にお
いてボビンに巻き付いた表層側糸条端部を解きほぐさね
ばならず、作業性低下の大きな原因の一つとなってい
た。巻取機における糸条パッケージ表層側糸条端部のボ
ビンへの巻き付きについて図を用いて説明する。
は、従来、熟練作業者の手作業でなされる場合が大多数
であり、この際、所定の糸端処理に先駆け、巻取機にお
いてボビンに巻き付いた表層側糸条端部を解きほぐさね
ばならず、作業性低下の大きな原因の一つとなってい
た。巻取機における糸条パッケージ表層側糸条端部のボ
ビンへの巻き付きについて図を用いて説明する。
【０００６】図１２（Ａ）は、従来の巻取機を用いた糸
条の巻取を示したもので、糸条パッケージ９ａ〜９ｈが
所定の巻量に達すると、図１２（Ｂ）に示したように連
続的に供給されていた糸条Ｙ５ａ〜Ｙ５ｈが強制的に切
断された後、漸次減速され、停機状態で巻取が完了す
る。巻取が完了するまでの間、回転の影響によりパッケ
ージ近傍には図５に示したような空気流が生じており、
この作用により、表層側糸条端部Ｙ６ａ〜Ｙ６ｈが押し
流され、紙管に巻き付いてしまうのであり、従来の巻取
機においては、一般的に発生する現象である。このよう
な巻き付きを防止するものとして、特開平８−７３１２
６号公報では接触式の糸端押え部材を用いた装置が示さ
れているが、本装置ではパッケージ表面が糸端押え部材
の接触により損傷を受け、すなわち巻き上げたパッケー
ジが製品とならない可能性があるという本質的課題を抱
えている。
条の巻取を示したもので、糸条パッケージ９ａ〜９ｈが
所定の巻量に達すると、図１２（Ｂ）に示したように連
続的に供給されていた糸条Ｙ５ａ〜Ｙ５ｈが強制的に切
断された後、漸次減速され、停機状態で巻取が完了す
る。巻取が完了するまでの間、回転の影響によりパッケ
ージ近傍には図５に示したような空気流が生じており、
この作用により、表層側糸条端部Ｙ６ａ〜Ｙ６ｈが押し
流され、紙管に巻き付いてしまうのであり、従来の巻取
機においては、一般的に発生する現象である。このよう
な巻き付きを防止するものとして、特開平８−７３１２
６号公報では接触式の糸端押え部材を用いた装置が示さ
れているが、本装置ではパッケージ表面が糸端押え部材
の接触により損傷を受け、すなわち巻き上げたパッケー
ジが製品とならない可能性があるという本質的課題を抱
えている。
【０００７】一方最近になって、パッケージ糸端処理を
自動的に行なう装置についての提案も幾つかなされるよ
うになっており、例えば、糸条パッケージの表層側糸端
処理については、特開平７−２９１５３３号公報に、ノ
ズルにより糸条端部を吸引した後、前記ノズルで旋回流
を作用させることで糸を絡ませ固定する方法が示され、
また、内層側糸端処理については、特開平９−１９４１
４１号公報に、カッターにより紙管バンチ巻を切断した
後、不要となった糸条を駆動ロールにより引き出し除去
する方法が開示されているが、これらはいずれもパッケ
ージ表層側糸条端部のボビンへの巻き付きを考慮してお
らず、すなわちこのような糸条パッケージに対して充分
に糸端処理ができるとは言い難い。
自動的に行なう装置についての提案も幾つかなされるよ
うになっており、例えば、糸条パッケージの表層側糸端
処理については、特開平７−２９１５３３号公報に、ノ
ズルにより糸条端部を吸引した後、前記ノズルで旋回流
を作用させることで糸を絡ませ固定する方法が示され、
また、内層側糸端処理については、特開平９−１９４１
４１号公報に、カッターにより紙管バンチ巻を切断した
後、不要となった糸条を駆動ロールにより引き出し除去
する方法が開示されているが、これらはいずれもパッケ
ージ表層側糸条端部のボビンへの巻き付きを考慮してお
らず、すなわちこのような糸条パッケージに対して充分
に糸端処理ができるとは言い難い。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述したよ
うな、糸条パッケージ糸端処理を際しての種々の問題点
を解決するためになされたものであり、表層側糸条端部
のボビンへの巻き付きがなく、後工程での糸端処理が極
めて容易な糸条パッケージを、パッケージ外周表面に損
傷を与えることなく巻き取ることができる糸条の巻取装
置および糸条パッケージの製造方法ならびに糸条パッケ
ージの製造装置を提供するものである。
うな、糸条パッケージ糸端処理を際しての種々の問題点
を解決するためになされたものであり、表層側糸条端部
のボビンへの巻き付きがなく、後工程での糸端処理が極
めて容易な糸条パッケージを、パッケージ外周表面に損
傷を与えることなく巻き取ることができる糸条の巻取装
置および糸条パッケージの製造方法ならびに糸条パッケ
ージの製造装置を提供するものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る糸条の巻取装置は、ボビンホルダと、該
ボビンホルダに装着される複数のボビンとを有する糸条
の巻取装置において、前記ボビン上に巻き上げられた糸
条パッケージの表層側糸端部のボビンへの巻き付きを防
止する巻き付き防止手段を設けたことを特徴とする。
の本発明に係る糸条の巻取装置は、ボビンホルダと、該
ボビンホルダに装着される複数のボビンとを有する糸条
の巻取装置において、前記ボビン上に巻き上げられた糸
条パッケージの表層側糸端部のボビンへの巻き付きを防
止する巻き付き防止手段を設けたことを特徴とする。
【００１０】この糸条の巻取装置においては、前記巻き
付き防止手段が、ボビンホルダ近傍に設置された気流遮
断板であることが好ましく、さらには前記気流遮断板
が、隣接するパッケージ側面間に夾まれた作用位置と作
用位置から離間した待避位置の間を作動するための作動
手段を有することが好ましく、さらにまた、巻取機に連
続的に供給される糸条の有無を検知する検知手段と、該
検知手段による検知結果に基づいて、前記作動手段を作
動させる判断を行う判断手段とを有することがより好ま
しい。
付き防止手段が、ボビンホルダ近傍に設置された気流遮
断板であることが好ましく、さらには前記気流遮断板
が、隣接するパッケージ側面間に夾まれた作用位置と作
用位置から離間した待避位置の間を作動するための作動
手段を有することが好ましく、さらにまた、巻取機に連
続的に供給される糸条の有無を検知する検知手段と、該
検知手段による検知結果に基づいて、前記作動手段を作
動させる判断を行う判断手段とを有することがより好ま
しい。
【００１１】一方、本発明に係る糸条パッケージの製造
装置は、上記のような糸条パッケージの巻取装置を備え
ていることを特徴とするものからなる。
装置は、上記のような糸条パッケージの巻取装置を備え
ていることを特徴とするものからなる。
【００１２】さらに、本発明に係る糸条パッケージの製
造方法は、上記のような糸条パッケージの巻取装置を用
いて、表層側糸条端部が紙管に巻き付かない糸条パッケ
ージを製造することを特徴とする。
造方法は、上記のような糸条パッケージの巻取装置を用
いて、表層側糸条端部が紙管に巻き付かない糸条パッケ
ージを製造することを特徴とする。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施の
形態を、図面を用いて説明する。
形態を、図面を用いて説明する。
【００１４】図１は、本発明の一実施態様に係る糸条の
巻取装置の側面図を示している。図１において１は、糸
条の巻取装置全体を示しており、巻取装置１は、ボビン
上に巻き上げられた糸条パッケージの表層側糸端がボビ
ンに巻き付くことを防止する巻き付き防止手段２と、図
中矢印方向に巻取機に連続的に供給される糸条の有無を
検知する検知手段５ａ〜５ｈと、前記検知手段の検知結
果に基づき、前記作動手段を作動させるための信号を発
する判断手段６と、糸条を巻き取るためのボビン７ａ〜
７ｈと、前記ボビンを装着するためのボビンホルダ８と
を有しており、前記巻き付き防止手段２は、回転により
生じる空気流れを遮断する気流遮断板３ａ〜３ｇと、前
記気流遮断板を固定した上、気流遮断板を作用位置と待
避位置に移動自在に作動させるように構成されている作
動手段４とよりなる。
巻取装置の側面図を示している。図１において１は、糸
条の巻取装置全体を示しており、巻取装置１は、ボビン
上に巻き上げられた糸条パッケージの表層側糸端がボビ
ンに巻き付くことを防止する巻き付き防止手段２と、図
中矢印方向に巻取機に連続的に供給される糸条の有無を
検知する検知手段５ａ〜５ｈと、前記検知手段の検知結
果に基づき、前記作動手段を作動させるための信号を発
する判断手段６と、糸条を巻き取るためのボビン７ａ〜
７ｈと、前記ボビンを装着するためのボビンホルダ８と
を有しており、前記巻き付き防止手段２は、回転により
生じる空気流れを遮断する気流遮断板３ａ〜３ｇと、前
記気流遮断板を固定した上、気流遮断板を作用位置と待
避位置に移動自在に作動させるように構成されている作
動手段４とよりなる。
【００１５】また、糸条パッケージ９ａ〜９ｈに所定の
巻幅を与える糸条の綾振り装置（図示しない）と糸条パ
ッケージに適切な押し付け力を与えるタッチロール１０
（図では、糸条パッケージから離れた状態を示してい
る）を組み込んだヘッド部１１および前記ボビンホルダ
８はフレーム１２に固定支持されている。図示の気流遮
断板は作動位置の状態を示すもので、パッケージ側面間
に、該パッケージに対し略並行になるよう位置し、図示
しない待避状態では、パッケージ側面間から離間した位
置となるよう構成される。
巻幅を与える糸条の綾振り装置（図示しない）と糸条パ
ッケージに適切な押し付け力を与えるタッチロール１０
（図では、糸条パッケージから離れた状態を示してい
る）を組み込んだヘッド部１１および前記ボビンホルダ
８はフレーム１２に固定支持されている。図示の気流遮
断板は作動位置の状態を示すもので、パッケージ側面間
に、該パッケージに対し略並行になるよう位置し、図示
しない待避状態では、パッケージ側面間から離間した位
置となるよう構成される。
【００１６】気流遮断板の材質としては、一般構造用圧
延鋼材（ＪＩＳ Ｇ ３１０１）、ステンレス鋼板（Ｊ
ＩＳ Ｇ ４３０４、４３０５）、アルミニウム合金
（ＪＩＳ Ｈ ４０００）あるいは構造部材用エンジニ
アリングプラスチック等を用いることができるが、軽量
でかつ高い強度を有し材料物性のバラツキも小さいアル
ミニウム合金を用いるのが好ましい。また作動手段とし
ては、一般に動作部品として用いられるエアアクチュエ
ータ、オイルアクチュエータ、あるいは電動モータを動
作源とするギア機構、カム機構等を用いることがよい
が、取り扱いが容易でかつ動作信頼性の高いエアアクチ
ュエータを用いるのが好ましい。
延鋼材（ＪＩＳ Ｇ ３１０１）、ステンレス鋼板（Ｊ
ＩＳ Ｇ ４３０４、４３０５）、アルミニウム合金
（ＪＩＳ Ｈ ４０００）あるいは構造部材用エンジニ
アリングプラスチック等を用いることができるが、軽量
でかつ高い強度を有し材料物性のバラツキも小さいアル
ミニウム合金を用いるのが好ましい。また作動手段とし
ては、一般に動作部品として用いられるエアアクチュエ
ータ、オイルアクチュエータ、あるいは電動モータを動
作源とするギア機構、カム機構等を用いることがよい
が、取り扱いが容易でかつ動作信頼性の高いエアアクチ
ュエータを用いるのが好ましい。
【００１７】図２は、気流遮断板と、ボビンと、糸条パ
ッケージとの詳細な位置関係を示す側面図で、図中で
は、気流制御板３ａと、ボビン７ａ、７ｂと、糸条パッ
ケージ９ａ、９ｂとを示しているが、他の部分について
も同様の関係となっている。ここでパッケージ端面間で
の空気流れを充分に遮断するために遮断板表面とパッケ
ージ側面との距離Ｌｄは、５０ｍｍ以下となるよう構成
するのが好ましい。また本実施態様では、パッケージ端
面に対向する遮断板表面は、凹凸を有しない単純平面形
状としたが、空気流れの遮断という点では図４に示すよ
うな矩形凹凸断面を有する形状が最も好ましい。ただ
し、凹凸形状となすためには複雑な加工を必要とし製作
コストの高騰を招いてしまう。本発明者らの実験によれ
ば、一般には図２に示す平面形状で本発明の目的とする
パッケージ表層側糸条端部のボビン巻き付き防止に対し
て、充分な効果を有している。
ッケージとの詳細な位置関係を示す側面図で、図中で
は、気流制御板３ａと、ボビン７ａ、７ｂと、糸条パッ
ケージ９ａ、９ｂとを示しているが、他の部分について
も同様の関係となっている。ここでパッケージ端面間で
の空気流れを充分に遮断するために遮断板表面とパッケ
ージ側面との距離Ｌｄは、５０ｍｍ以下となるよう構成
するのが好ましい。また本実施態様では、パッケージ端
面に対向する遮断板表面は、凹凸を有しない単純平面形
状としたが、空気流れの遮断という点では図４に示すよ
うな矩形凹凸断面を有する形状が最も好ましい。ただ
し、凹凸形状となすためには複雑な加工を必要とし製作
コストの高騰を招いてしまう。本発明者らの実験によれ
ば、一般には図２に示す平面形状で本発明の目的とする
パッケージ表層側糸条端部のボビン巻き付き防止に対し
て、充分な効果を有している。
【００１８】図３（Ａ）（Ｂ）は、気流遮断板と、ボビ
ンと、糸条パッケージとの詳細な位置関係を示す正面図
で、図３（Ａ）中では、気流制御板板３ａと、ボビン７
ａと、糸条パッケージ９ａとを、また図３（Ｂ）では、
気流制御板板３ａと、ボビン７ｂと、糸条パッケージ９
ｂとを示しているが、他の部分についても同様の関係と
なっている。気流遮断板は、ボビンに接触しないよう切
欠きを有する略円断面形状を有し、その外径Ｄｓ１は、
回転による空気流れを遮断するために巻き上げられた糸
条パッケージの外径Ｄｐより５ｍｍ以上大径となるよう
構成されている。またパッケージ側面間での空気流れを
充分に遮断するために遮断板切欠き部の外径Ｄｉは、充
分に小径であるのが望ましいが、あまりに小径過ぎる
と、回転途中でボビンに振動が発生した際、気流遮断板
とボビンが接触する可能性があり、ボビン外径Ｄｂに対
して、Ｄｉ≦Ｄｂ＋５０ｍｍかつＤｉ≧Ｄｂ＋５ｍｍと
なるよう設定するのが好ましい。
ンと、糸条パッケージとの詳細な位置関係を示す正面図
で、図３（Ａ）中では、気流制御板板３ａと、ボビン７
ａと、糸条パッケージ９ａとを、また図３（Ｂ）では、
気流制御板板３ａと、ボビン７ｂと、糸条パッケージ９
ｂとを示しているが、他の部分についても同様の関係と
なっている。気流遮断板は、ボビンに接触しないよう切
欠きを有する略円断面形状を有し、その外径Ｄｓ１は、
回転による空気流れを遮断するために巻き上げられた糸
条パッケージの外径Ｄｐより５ｍｍ以上大径となるよう
構成されている。またパッケージ側面間での空気流れを
充分に遮断するために遮断板切欠き部の外径Ｄｉは、充
分に小径であるのが望ましいが、あまりに小径過ぎる
と、回転途中でボビンに振動が発生した際、気流遮断板
とボビンが接触する可能性があり、ボビン外径Ｄｂに対
して、Ｄｉ≦Ｄｂ＋５０ｍｍかつＤｉ≧Ｄｂ＋５ｍｍと
なるよう設定するのが好ましい。
【００１９】本発明に係る糸条の巻取装置を用いた巻取
について図６を用いて説明する。
について図６を用いて説明する。
【００２０】まず図６（Ａ）（Ｂ）に示す糸条Ｙ１ａ〜
Ｙ１ｈが連続的に供給される巻取途中状態では、気流遮
断板３ａ〜３ｇは、タッチロール１０と接触するする不
具合を避けるため一般に待機位置１３ａに移動してい
る。次に糸条パッケージが所定の巻量に達すると、図６
（Ｃ）（Ｄ）に示したように糸条の供給は巻取機の上流
（図示しない）で遮断される。これにより検知手段５ａ
〜５ｈが糸条（図中では供給が停止した後の糸条をＹ１
ａ’〜Ｙ１ｈ’で示している）が無いことを検知し、該
検知結果に基づき、図示しない作動手段が作動し、タッ
チロール１０を支持するヘッド部１１が上昇するととも
に、判断手段６が気流遮断板３ａ〜３ｈを作用位置に移
動するよう、作動手段４に対して信号１４を発する。こ
の信号による指令を受け、気流制御板は図６（Ｅ）
（Ｆ）に示すように作用位置１３ｂまで移動し、この
後、回転停止までこの状態で運転される。このように糸
条パッケージ間に生じる空気流れを遮断することで、巻
き上がったパッケージ表層側糸条端部Ｙ２ａ〜Ｙ２ｈが
パッケージ側面方向に移動し、ボビンに巻き付いてしま
うという不具合を回避することができる。
Ｙ１ｈが連続的に供給される巻取途中状態では、気流遮
断板３ａ〜３ｇは、タッチロール１０と接触するする不
具合を避けるため一般に待機位置１３ａに移動してい
る。次に糸条パッケージが所定の巻量に達すると、図６
（Ｃ）（Ｄ）に示したように糸条の供給は巻取機の上流
（図示しない）で遮断される。これにより検知手段５ａ
〜５ｈが糸条（図中では供給が停止した後の糸条をＹ１
ａ’〜Ｙ１ｈ’で示している）が無いことを検知し、該
検知結果に基づき、図示しない作動手段が作動し、タッ
チロール１０を支持するヘッド部１１が上昇するととも
に、判断手段６が気流遮断板３ａ〜３ｈを作用位置に移
動するよう、作動手段４に対して信号１４を発する。こ
の信号による指令を受け、気流制御板は図６（Ｅ）
（Ｆ）に示すように作用位置１３ｂまで移動し、この
後、回転停止までこの状態で運転される。このように糸
条パッケージ間に生じる空気流れを遮断することで、巻
き上がったパッケージ表層側糸条端部Ｙ２ａ〜Ｙ２ｈが
パッケージ側面方向に移動し、ボビンに巻き付いてしま
うという不具合を回避することができる。
【００２１】停止後は、気流遮断板を再び待機位置に移
動させた後、巻き上がった糸条パッケージを取り外し、
巻取を再開するための新たなボビンを装着すればよい。
動させた後、巻き上がった糸条パッケージを取り外し、
巻取を再開するための新たなボビンを装着すればよい。
【００２２】以上説明した本発明に係る糸条の巻取機を
用いて、巻取速度５５００ｍ／分にて４５デシテクスの
ポリエステル糸条を、巻量９．５ｋｇの糸条パッケージ
として計１０２４個を巻き上げたところ、表層側糸条端
部のボビンへの巻き付きは皆無であった。一方、気流遮
断板を設置しない従来の糸条の巻取装置を用いて同様の
条件にてパッケージを巻き取ったところ１０２４個中５
７２個に、糸端処理に不都合を生じるような巻き付きが
発生しており、両者の差は顕著であった。
用いて、巻取速度５５００ｍ／分にて４５デシテクスの
ポリエステル糸条を、巻量９．５ｋｇの糸条パッケージ
として計１０２４個を巻き上げたところ、表層側糸条端
部のボビンへの巻き付きは皆無であった。一方、気流遮
断板を設置しない従来の糸条の巻取装置を用いて同様の
条件にてパッケージを巻き取ったところ１０２４個中５
７２個に、糸端処理に不都合を生じるような巻き付きが
発生しており、両者の差は顕著であった。
【００２３】なお上記評価においては、ボビン８個を装
着し８個のパッケージを巻き取る糸条の巻取機を例に取
って示したが、パッケージの数はこれに限るものではな
い。複数のボビンを用い複数のパッケージを用いるので
あれば任意の数で良く、例えば巻取パッケージが２山で
あっても本発明により得られる効果は何等変わりなく得
ることができる。
着し８個のパッケージを巻き取る糸条の巻取機を例に取
って示したが、パッケージの数はこれに限るものではな
い。複数のボビンを用い複数のパッケージを用いるので
あれば任意の数で良く、例えば巻取パッケージが２山で
あっても本発明により得られる効果は何等変わりなく得
ることができる。
【００２４】さらに、巻取機フレームにスペース上の余
裕が有る場合は、図７に示したような構成を用いること
ができる。この場合、気流遮断板３ａ〜３ｇは作用位置
１３ｃから待避位置１３ｄに移動可能な構成となってお
り、タッチロール１０との干渉を避けることができるた
め、巻取途中においても気流遮断板を作用位置１３ｃに
配置することができ、本発明の効果をさらに高めること
が可能となる。
裕が有る場合は、図７に示したような構成を用いること
ができる。この場合、気流遮断板３ａ〜３ｇは作用位置
１３ｃから待避位置１３ｄに移動可能な構成となってお
り、タッチロール１０との干渉を避けることができるた
め、巻取途中においても気流遮断板を作用位置１３ｃに
配置することができ、本発明の効果をさらに高めること
が可能となる。
【００２５】また上記説明における本発明の一実施態様
では、巻き上げられた表層側糸端部がボビンへ巻き付く
ことを防止する防止手段として、可動式の気流遮断板を
使用したが、図８（Ａ）に示すようにノズル１５ａ、１
５ｂを用い、パッケージ外周表面に対してエアを略平行
方向に吹き付ける手段を用いることも可能である。この
際、ノズルは、図５に示した回転により生じる空気流れ
を相殺する方向にエアを吹き付けるようにボビンホルダ
８の回転軸に対して略並行に配置されるが、ノズルの位
置が、あまりにパッケージから遠いとエア吹き付けの効
果が得られず、また逆に、巻き上げたパッケージに近接
しすぎると、接触するおそれがあるため、図９に示す両
者の距離Ｌｎは、５ｍｍ≦Ｌｎ≦５０ｍｍとなるよう設
定するのが好ましい。本実施態様においては、パッケー
ジの取り外しに際してノズルの位置を変更する必要が無
く、作動機構を必要としない簡単な装置構成がが可能と
なる。
では、巻き上げられた表層側糸端部がボビンへ巻き付く
ことを防止する防止手段として、可動式の気流遮断板を
使用したが、図８（Ａ）に示すようにノズル１５ａ、１
５ｂを用い、パッケージ外周表面に対してエアを略平行
方向に吹き付ける手段を用いることも可能である。この
際、ノズルは、図５に示した回転により生じる空気流れ
を相殺する方向にエアを吹き付けるようにボビンホルダ
８の回転軸に対して略並行に配置されるが、ノズルの位
置が、あまりにパッケージから遠いとエア吹き付けの効
果が得られず、また逆に、巻き上げたパッケージに近接
しすぎると、接触するおそれがあるため、図９に示す両
者の距離Ｌｎは、５ｍｍ≦Ｌｎ≦５０ｍｍとなるよう設
定するのが好ましい。本実施態様においては、パッケー
ジの取り外しに際してノズルの位置を変更する必要が無
く、作動機構を必要としない簡単な装置構成がが可能と
なる。
【００２６】また以上説明した本発明は、２本のボビン
ホルダを有し、巻取位置と待機位置のボビンホルダーを
順次入れ替え、巻き取っている糸条を他方のボビンホル
ダーに切り替えることにより連続的に糸条を巻き取る、
いわゆる自動型巻取装置に対しても同様に適用すること
ができる。
ホルダを有し、巻取位置と待機位置のボビンホルダーを
順次入れ替え、巻き取っている糸条を他方のボビンホル
ダーに切り替えることにより連続的に糸条を巻き取る、
いわゆる自動型巻取装置に対しても同様に適用すること
ができる。
【００２７】自動型巻取装置は、図１０（Ａ）に示すよ
うに巻取位置１６で糸条を巻き取りパッケージ１７が所
定の巻量に達した時点で、ボビンホルダ１８が図１０
（Ｂ）に示すようにボビンを着脱する待機位置１９に回
動し、新たに巻取位置に移動してきたボビンホルダ２０
上の空ボビン２１に糸条が切り替わる。自動型巻取機に
おいては、巻取位置での回転においてパッケージ表層側
糸条端部がボビンに巻き付いてしまう場合がほとんど
で、これを防止するためには図１１に示すような気流遮
断板３ａ〜３ｇを設置すればよい。この場合も、ボビン
の着脱を考慮して、気流遮断板は、作用位置２２と図示
しない待避位置を移動できるよう設置されている。ま
た、巻き付き防止の効果をより確実にするためには、同
様の気流遮断板を待機位置にも併設するのが、さらに好
ましい。
うに巻取位置１６で糸条を巻き取りパッケージ１７が所
定の巻量に達した時点で、ボビンホルダ１８が図１０
（Ｂ）に示すようにボビンを着脱する待機位置１９に回
動し、新たに巻取位置に移動してきたボビンホルダ２０
上の空ボビン２１に糸条が切り替わる。自動型巻取機に
おいては、巻取位置での回転においてパッケージ表層側
糸条端部がボビンに巻き付いてしまう場合がほとんど
で、これを防止するためには図１１に示すような気流遮
断板３ａ〜３ｇを設置すればよい。この場合も、ボビン
の着脱を考慮して、気流遮断板は、作用位置２２と図示
しない待避位置を移動できるよう設置されている。ま
た、巻き付き防止の効果をより確実にするためには、同
様の気流遮断板を待機位置にも併設するのが、さらに好
ましい。
【００２８】
【発明の効果】以上説明したように、図１に示した本発
明の糸条の巻取装置および糸条の巻取方法によれば、圧
力供給用のコンプレッサ等の付帯設備を何等必要とする
ことなく、図５に示す空気流れを発生を防止することが
でき、ボビンへの糸条巻き付きが無いパッケージを巻き
取ることが可能となる。この結果、後工程で実施する糸
端処理を迅速かつ確実に実施でき、また自動糸端処理機
への対応も容易に達成できる。また図８に示した本発明
の糸条の巻取装置および糸条の巻取方法によれば、ノズ
ルにより構成される極めて簡便な機構を、従来の巻取装
置に付設するのみで同様の効果を得ることができる。
明の糸条の巻取装置および糸条の巻取方法によれば、圧
力供給用のコンプレッサ等の付帯設備を何等必要とする
ことなく、図５に示す空気流れを発生を防止することが
でき、ボビンへの糸条巻き付きが無いパッケージを巻き
取ることが可能となる。この結果、後工程で実施する糸
端処理を迅速かつ確実に実施でき、また自動糸端処理機
への対応も容易に達成できる。また図８に示した本発明
の糸条の巻取装置および糸条の巻取方法によれば、ノズ
ルにより構成される極めて簡便な機構を、従来の巻取装
置に付設するのみで同様の効果を得ることができる。
【００２９】さらに本発明の糸条パッケージの製造装置
および製造方法によれば、上記の巻取装置を用いて糸条
パッケージを巻き取るので、所定の糸条パッケージの製
造工程における作業の効率化と安定化およびこれにとも
なう生産の安定化、効率化を達成できる。
および製造方法によれば、上記の巻取装置を用いて糸条
パッケージを巻き取るので、所定の糸条パッケージの製
造工程における作業の効率化と安定化およびこれにとも
なう生産の安定化、効率化を達成できる。
【図１】本発明の一実施態様に係る糸条の巻取装置を示
す側面図である。
す側面図である。
【図２】図１に示す装置における気流遮断板と、ボビン
と、糸条パッケージとの詳細な位置関係を示す側面図で
ある。
と、糸条パッケージとの詳細な位置関係を示す側面図で
ある。
【図３】図１に示す装置における気流遮断板と、ボビン
と、糸条パッケージとの詳細な位置関係を示す正面図で
ある。
と、糸条パッケージとの詳細な位置関係を示す正面図で
ある。
【図４】図１に示す装置における気流遮断板とは別の実
施態様に係る気流遮断板を示す側面図である。
施態様に係る気流遮断板を示す側面図である。
【図５】糸条の巻取装置に発生する空気流れを示す側面
図である。
図である。
【図６】図１に示す装置における気流遮断板の概略動作
図である。
図である。
【図７】本発明の別の実施態様に係る糸条の巻取機を示
す側面図である。
す側面図である。
【図８】本発明のさらに別の実施様態に係る糸条の巻取
装置を示す側面図である。
装置を示す側面図である。
【図９】図１に示す装置におけるノズルと、ボビンと、
糸条パッケージとの詳細な位置関係を示す正面図であ
る。
糸条パッケージとの詳細な位置関係を示す正面図であ
る。
【図１０】自動型の糸条の巻取装置におけるパッケージ
の切り替わりの様子を示す概略動作図である。
の切り替わりの様子を示す概略動作図である。
【図１１】本発明のさらに別の実施態様に係る糸条の巻
取機を示す側面図である。
取機を示す側面図である。
【図１２】従来の糸条の巻取機による糸条パッケージ巻
取の様子を示す概略模式図である。
取の様子を示す概略模式図である。
【図１３】糸条パッケージのバンチ巻きとその処理の様
子を示す概略模式図である。
子を示す概略模式図である。
【図１４】糸端をつないで、巻き上げらたパッケージか
ら連続的に糸条を引き出す様子を示す概略模式図であ
る。
ら連続的に糸条を引き出す様子を示す概略模式図であ
る。
１：糸条の巻取装置 ２：糸条パッケージの表層側糸端部がボビンへ巻き付く
ことを防止する防止手段 ３ａ〜３ｇ：気流遮断板 ４：作動手段 ５ａ〜５ｈ：検知手段 ６：判断手段 ７ａ〜７ｈ、２１、２４：ボビン（紙管） ８：ボビンホルダ ９ａ〜９ｈ、２３、３０、３２：糸条パッケージ １２：フレーム １５ａ、１５ｂ：ノズル ２５：紙管バンチ巻 ２６：表層バンチ巻 ２８：テール処理 ２９：表面処理 Ｙ１ａ〜Ｙ１ｈ：巻取機で連続的に巻き取られる糸条 Ｙ２ａ〜Ｙ２ｈ：巻取機で糸条が切断された後のパッケ
ージの表層側糸条端部 Ｙ３：糸条パッケージにおけるパッケージ側糸条端部 Ｙ４：糸条パッケージにおける表層側糸条端部 Ｙ５ａ〜Ｙ５ｈ：巻き取りが完了した後、強制的に切断
された糸条 Ｙ６ａ〜Ｙ６ｈ：巻取機で空気流れにより押し流される
糸条
ことを防止する防止手段 ３ａ〜３ｇ：気流遮断板 ４：作動手段 ５ａ〜５ｈ：検知手段 ６：判断手段 ７ａ〜７ｈ、２１、２４：ボビン（紙管） ８：ボビンホルダ ９ａ〜９ｈ、２３、３０、３２：糸条パッケージ １２：フレーム １５ａ、１５ｂ：ノズル ２５：紙管バンチ巻 ２６：表層バンチ巻 ２８：テール処理 ２９：表面処理 Ｙ１ａ〜Ｙ１ｈ：巻取機で連続的に巻き取られる糸条 Ｙ２ａ〜Ｙ２ｈ：巻取機で糸条が切断された後のパッケ
ージの表層側糸条端部 Ｙ３：糸条パッケージにおけるパッケージ側糸条端部 Ｙ４：糸条パッケージにおける表層側糸条端部 Ｙ５ａ〜Ｙ５ｈ：巻き取りが完了した後、強制的に切断
された糸条 Ｙ６ａ〜Ｙ６ｈ：巻取機で空気流れにより押し流される
糸条
Claims (7)
- 【請求項１】ボビンホルダと、該ボビンホルダに装着さ
れる複数のボビンとを有する糸条の巻取装置において、
前記ボビン上に巻き上げられた糸条パッケージの表層側
糸端部のボビンへの巻き付きを防止する巻き付き防止手
段を設けたことを特徴とする糸条の巻取装置。 - 【請求項２】前記巻き付き防止手段が、前記ボビンホル
ダ近傍に設置された気流遮断板であることを特徴とする
請求項１に記載の糸条の巻取装置。 - 【請求項３】前記気流遮断板が、隣接するパッケージ側
面間に夾まれた作用位置と作用位置から離間した待避位
置との間を作動する作動手段を有することを特徴とする
請求項２に記載の糸条の巻取装置。 - 【請求項４】巻取機に連続的に供給される糸条の有無を
検知する検知手段と、該検知手段による検知結果に基づ
いて、前記作動手段の作動を判断させる判断手段を有す
ることを特徴とする請求項３に記載の糸条の巻取装置。 - 【請求項５】前記巻き付き防止手段が、前記ボビンホル
ダ近傍に設置されたエア吹き付け機構であることを特徴
とする請求項１に記載の糸条の巻取装置。 - 【請求項６】請求項１〜５のいずれかに記載の糸条の巻
取装置を備えていることを特徴とする糸条パッケージの
製造装置。 - 【請求項７】請求項１〜５のいずれかに記載の糸条の巻
取装置を用いて糸条を巻き取り、糸条パッケージとなす
ことを特徴とする糸条パッケージの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11043037A JP2000238961A (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | 糸条の巻取装置および糸条パッケージの製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11043037A JP2000238961A (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | 糸条の巻取装置および糸条パッケージの製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000238961A true JP2000238961A (ja) | 2000-09-05 |
Family
ID=12652727
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11043037A Pending JP2000238961A (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | 糸条の巻取装置および糸条パッケージの製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000238961A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105428056A (zh) * | 2015-12-10 | 2016-03-23 | 合肥市菲力克斯电子科技有限公司 | 用于变压器生产加工的设备的送线装置 |
-
1999
- 1999-02-22 JP JP11043037A patent/JP2000238961A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105428056A (zh) * | 2015-12-10 | 2016-03-23 | 合肥市菲力克斯电子科技有限公司 | 用于变压器生产加工的设备的送线装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6080153B2 (ja) | 紡績機及び紡績機における糸の製造を中断する方法 | |
| JP4643779B2 (ja) | 巻取り機の作業部を運転する方法 | |
| JP2013067936A (ja) | 紡績機及び紡績機における糸の製造を中断する方法 | |
| JP2009155757A (ja) | 紡績機 | |
| JP4199840B2 (ja) | 綾巻きパッケージを製造する繊維機械 | |
| JP2917947B2 (ja) | 弾性糸用紡糸巻取機とその糸切換え方法 | |
| JP3698873B2 (ja) | 糸条パッケージの形成方法および形成装置 | |
| WO2000014003A1 (fr) | Procede et dispositif d'enroulement de fibres synthetiques et procede d'utilisation d'un paquet de fils | |
| JP2000238961A (ja) | 糸条の巻取装置および糸条パッケージの製造装置 | |
| JP4395828B2 (ja) | 張力検出器を備える糸条巻取機 | |
| EP3312116B1 (en) | Yarn winding device and package rotation stopping method | |
| JPH02289127A (ja) | リング精紡機及びその作動方法 | |
| JP2015048155A (ja) | 糸巻取装置 | |
| JP2005219855A (ja) | 線条体の巻取り方法及び巻取り装置 | |
| JPH10297826A (ja) | 自動ワインダ及びその玉揚装置 | |
| JP2001131822A (ja) | 糸条処理装置および糸条製造設備 | |
| JP2000086090A (ja) | 紡糸巻取機の糸掛け方法 | |
| JP2023017711A (ja) | 繊維機械のワークステーションの操作方法および繊維機械のワークステーション | |
| JPH0395071A (ja) | 糸巻取装置における巻取開始方法 | |
| CN115594018A (zh) | 卷轴侧纱线吸嘴和具有卷轴侧纱线吸嘴的卷绕机 | |
| JP2000143093A (ja) | 線状体のスクリーニング装置 | |
| CN115676486A (zh) | 用于运行绕线机的方法以及绕线站和绕线机 | |
| JP2023145987A (ja) | 糸巻取機及び糸巻取方法 | |
| JPH0930732A (ja) | 糸条巻取装置 | |
| JP2000191235A (ja) | ワインダ―における巻取方法及び巻取装置 |