JP2000238897A - 液体の計量充填方法及び装置 - Google Patents

液体の計量充填方法及び装置

Info

Publication number
JP2000238897A
JP2000238897A JP11047389A JP4738999A JP2000238897A JP 2000238897 A JP2000238897 A JP 2000238897A JP 11047389 A JP11047389 A JP 11047389A JP 4738999 A JP4738999 A JP 4738999A JP 2000238897 A JP2000238897 A JP 2000238897A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
filling
intermediate tank
pump
liquid level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11047389A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Nishikawa
嘉一 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Paper Mills Ltd filed Critical Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority to JP11047389A priority Critical patent/JP2000238897A/ja
Publication of JP2000238897A publication Critical patent/JP2000238897A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Dispensing Beverages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】計量精度が安定的に優れた液体の計量充填方法
及び装置を提供する。 【解決手段】液体貯留タンクに貯留された液体をポンプ
を用いて計量充填する方法において、前記液体貯留タン
クと前記ポンプの間に中間タンクを配置し、該中間タン
クの液面が所定の範囲内になるように制御することを特
徴とする液体の計量充填方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体を充填するに
当たり、高精度で安定した計量値が得られる液体の計量
充填方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液体の充填機は従来より色々なタイプの
物が利用されている。例えば、ピストン式タイプ、回転
式タイプ、バキュ−ム式タイプ、チュ−ブ式タイプ、プ
ランジャ−式タイプ等の計量手段を持ったポンプ(充填
機)が用いられている。
【0003】これらポンプ(充填機)の計量精度は千差
万別であるが、公称精度はプラスマイナス0.5〜1.
0%が大部分を占めている。
【0004】本発明は、大量(例えば数百リットル〜数
トン)に液体を貯留したタンクから少量容器(例えば、
数十ミリリットル〜数リットル)に計量充填する場合に
適用されるものであるが、このような計量充填方法にお
いて、前記ポンプの公称精度は得られず、写真用処理液
のように充填精度を求められる液を計量する場合は、作
業者がたえず計量調整を行う必要が生じていた。
【0005】計量精度のみを追究するのであれば、ロー
ドセル等で重量を測定し、その測定値を充填部にフィー
ドバックして計量充填する装置等があるが、装置の肥大
化及び高コストの問題がある。従って、フィードバック
方式によらず、前記ポンプ(充填機)自体の性能を最大
に生かした充填方法が望まれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、低コ
ストでコンパクトな装置で液体の計量充填が高精度で安
定してできる充填方法及び装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の方法及び装置によって達成された。 (1)液体貯留タンクに貯留された液体をポンプを用い
て計量充填する方法において、前記液体貯留タンクと前
記ポンプの間に中間タンクを配置し、該中間タンクの液
面が所定の範囲内になるように制御することを特徴とす
る液体の計量充填方法。 (2)液体貯留タンクに貯留された液体をポンプを用い
て計量充填する装置において、前記液体貯留タンクと前
記計量タンクの間に中間タンクを配置し、該中間タンク
の液面を制御する手段を備えたことを特徴とする液体の
計量充填装置。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて詳細
に説明する。図1は、本発明の液体計量充填装置の概略
図であり、図2、3及び4は、中間タンクの概略断面図
である。
【0009】液体を大量に貯留した貯留タンク20よ
り、送液ポンプ22で必要量を中間タンク24へ送液す
る。中間タンク24に一定量貯留された液体は、管路2
6を通ってポンプ(充填機)27に供給され、充填ノズ
ル28から容器29へ充填される。21は電磁弁、30
はベルトコンベアである。
【0010】中間タンク24の液面は、中間タンク24
に設置された液面検出センサー25からの信号を送液ポ
ンプ22及び電磁弁23に伝達し、それらを連動させる
ことによって、貯留タンク20からの送液を制御して、
所定の範囲内に常に保持するようになっている。
【0011】中間タンク24の大きさ(容量)は、1回
に当たりの充填量によって適宜選択するのが好ましい。
充填作業は、同一容器に同一量を繰り返し充填するのが
一般的である。貯留タンク20の液体がなくなり、中間
タンク24に供給できなくなると、中間タンク24の液
面は制御できなくなる。液面制御はできなくなっても、
充填は行われるが、そのときの計量精度は大幅に低下す
る。従って、液面制御ができなくなってからの充填本数
は少ない方が、人為的調整の手間が軽減できる。従っ
て、中間タンク24の容量は、1回当たりの充填量に対
してあまり大きくしない方が好ましいが、一方、小さく
すると液面制御が難しくなる。
【0012】上記の点を考慮して、中間タンク24の容
量は、1回当たり充填量が1リットル以上の場合は、充
填量の3〜30倍程度が適当であり、好ましくは5〜2
0倍程度である。また、1回当たりの充填量が1リット
ル未満の場合の中間タンク24の容量は、充填量の5〜
100倍程度で、好ましくは10〜50倍程度である。
【0013】中間タンク24の液面は、常に所定の範囲
内になるように制御される。液面を常に同じ位置になる
ように制御することがベストであるが、液面検出センサ
ーの精度の問題、中間タンク24への液体の供給と排出
の時間的なずれ等があり困難である。従って、中間タン
ク24の液面は、1〜10cm程度の範囲内で制御する
のが適当であり、これによって、充填精度は高いレベル
に保たれる。
【0014】また、中間タンク24の液面は、ポンプ2
7の位置より下方にあることが好ましく、中間タンク2
4自体を下方に配置するか、または液面が下方になるよ
うに制御する。これによって、液圧の影響が回避でき、
充填精度が更に向上する。
【0015】中間タンク24の位置はポンプ27にでき
るだけ接近させて設置するのが望ましく、ポンプ27と
一体でも別置きでもよい。
【0016】本発明において用いるポンプ(充填機)
は、いかなる形式の物でも本発明の効果がある。前述し
たような計量手段を持ったポンプ(充填機)が用いられ
る。
【0017】充填ノズル28の先端にチャッキ弁(図示
せず)を付けるのも充填精度をより向上させる上で好ま
しい。充填ノズル28は自動式昇降タイプとして吐出
時、液中充填できるようにするのも充填精度向上に役立
つ方法である。
【0018】本発明において、液面検出センサー25
は、超音波式、電磁式及びフロ−ト式等が用いられる。
図2は、電磁式の液面検出センサーを用いた場合の中間
タンク24の概略断面図である。液面検出センサー25
の検知棒8の下端が液面より出た時点で送液を開始さ
せ、検知棒7の下端が接液した時に送液を停止させるよ
うにプログラムされている。検知棒7の下端と検知棒8
の下端の差は、前述したように1〜10cm程度に保て
ば実用上の問題ない。9は、補助用の液面検出センサー
であり、液面が下がりすぎた場合の安全を保証するため
のものである。
【0019】中間タンク24への液体の供給は、供給管
路3を通して行われる。供給管路3の排出口が中間タン
ク24の底部になるように設置する。ポンプ27への管
路26は、吸い込み口を中間タンク24の底部に位置さ
せ、中間タンク24の上方を通るように配置されてい
る。これによって、液体供給及び排出による泡の発生が
抑制される。また、中間タンク自体に供給口や排出口を
設けなくても良く、コスト及びメンテナンスの面で有利
である。
【0020】中間タンク24の液面6の位置は重要であ
り、前述したようにポンプ27より、常に下部になるよ
うに設定することが好ましい。
【0021】中間タンク24を構成する容器1と蓋5は
密閉でなくても良い。材質は用いる液体に悪影響を及ぼ
さない物なら何でも良いが、写真用処理液を用いる場合
は硬質塩化ビニ−ル又はSUS316等のステンレスが
一般的である。
【0022】供給管路3は底部又は、底部近辺に吹出口
を持つものならどの様な形状でも良い、材質についても
容器材質と同じ条件である。
【0023】管路26は、底部周辺で固定されている必
要があるので、硬質パイプを用いるのが好ましい。軟質
パイプ等を使用する場合は吸入口は先端に重し等を付
け、液体吸入動作時に動かない様にする。
【0024】図3は液面検出センサーとして浮子フロ−
トを用いた例を示す。他の構成部分は、前述の図2と同
様である。
【0025】図4は液面検出センサーとして、超音波セ
ンサーを用いた例を示す。他の構成部分は、前述の図2
と同様である。
【0026】上記は、中間タンク24の液面を液面検出
センサーを用いて制御する方法を説明した。本発明の他
の態様は、計量ポンプ22、電磁弁23とポンプ27を
連動させて、充填するタイミングに応じて、中間タンク
24に液体を供給してもよい。しかし、充填精度及び装
置汎用性においては、上記の液面検出センサーを用いる
のが好ましい。
【0027】
【実施例】以下、本発明の優位性を実施例にて説明す
る。 実施例1 図1の装置を用いて、貯留タンク20に貯留する液体6
000Kgを1回の充填量を5000gに設定して計量
充填した。但し、本発明の装置は、図4の中間タンクを
用い、比較の装置は中間タンクを用いなかった。中間タ
ンクの容量は20リットルで、液面は8cmの範囲内で
制御した。
【0028】 使用充填機 ; TECHNOFILL、KING社製、MODEL KT360Kホ゜ンフ゜ のタイフ゜; キ゛ア-ホ゜ンフ゜式 充填能力 ; 25リットル/min(60%能力時) 充填精度(公称);±0.5% 使用液体;25℃の写真処理液 計量充填速度;5000g/能力×60%のスピ−ド 1000本のポリ容器に充填した。計量精度を表1に示
す。
【0029】
【表1】
【0030】実施例2 図1の装置を用いて、貯留タンク20に貯留された液体
600Kgを1回の充填量を500gに設定して計量充
填した。但し、本発明の装置は、図2の中間タンクを用
い、比較の装置は中間タンクを用いなかった。中間タン
クの容量は10リットルで、液面は5cmの範囲内で制
御した。
【0031】使用充填機;佐藤精器製NCプログラミン
グ充填機(NT−5001T) ポンプのタイプ;シリンダ−式 充填能力;max 500cc 充填精度;±0.2% 使用液体;25℃の写真用処理液 計量充填速度;500g/能力×40%のスピ−ド 1000本のポリ容器に充填した。計量精度を表2に示
す。
【0032】
【表2】
【0033】
【発明の効果】上記実施例より明らかなように、本発明
は比較に比べて計量精度が著しく優れていることが判
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体計量充填装置の概略図
【図2】本発明に用いられる中間タンクの概略断面図
【図3】本発明に用いられる中間タンクの他の態様を示
す概略断面図
【図4】本発明に用いられる中間タンクの他の態様を示
す概略断面図
【符号の説明】
20 貯留タンク 24 中間タンク 25 液面検出センサー 27 ポンプ(充填機)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体貯留タンクに貯留された液体をポン
    プを用いて計量充填する方法において、前記液体貯留タ
    ンクと前記ポンプの間に中間タンクを配置し、該中間タ
    ンクの液面が所定の範囲内になるように制御することを
    特徴とする液体の計量充填方法。
  2. 【請求項2】 液体貯留タンクに貯留された液体をポン
    プを用いて計量充填する装置において、前記液体貯留タ
    ンクと前記ポンプの間に中間タンクを配置し、該中間タ
    ンクの液面を制御する手段を備えたことを特徴とする液
    体の計量充填装置。
  3. 【請求項3】 前記中間タンクの液面が、前記ポンプの
    位置より下方になるように配置もしくは制御された請求
    項2に記載の液体の計量充填装置。
JP11047389A 1999-02-25 1999-02-25 液体の計量充填方法及び装置 Pending JP2000238897A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11047389A JP2000238897A (ja) 1999-02-25 1999-02-25 液体の計量充填方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11047389A JP2000238897A (ja) 1999-02-25 1999-02-25 液体の計量充填方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000238897A true JP2000238897A (ja) 2000-09-05

Family

ID=12773764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11047389A Pending JP2000238897A (ja) 1999-02-25 1999-02-25 液体の計量充填方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000238897A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5186583B2 (ja) 上部スペースの気体除去を伴う、液体分配のための方法およびシステム
TWI530327B (zh) Quantitative discharge device and method for high viscosity material
FI70332B (fi) Foerfarande och anordning foer maetning reglering och blandning av vaetskestroemningar
US6098843A (en) Chemical delivery systems and methods of delivery
EP1375414A2 (en) Chemical delivery systems and methods of delivery
US8863986B2 (en) Time volumetric fluid dispensing apparatus
CA2205212C (en) Quick-charge and-discharge dispensing system for liquid indirectly weighed in a dispenser
JPH01302118A (ja) 計量供給装置
JP2000238897A (ja) 液体の計量充填方法及び装置
CN209834499U (zh) 稳定液体分装量的缓冲罐
CN217197466U (zh) 墨水喷码机耗材计量装置
GB2260965A (en) Metering and dispensing system
EP0745832B1 (en) A volumetric fluid dispensing apparatus
US4232802A (en) Apparatus for pulsewise dispensation of very small amounts of liquid, particularly H2 O2
CN216546852U (zh) 用于喂料机的液体称
CN217424512U (zh) 高腐蚀性液体计量输送系统
CN214096294U (zh) 液体失重称
US3578212A (en) Liquid dosage apparatus
CN218858753U (zh) 一种可设置不同量的医用淀粉包装装置
CN220331612U (zh) 一种混凝土泵送剂的计量装置
CN207090962U (zh) 浆体加料装置
RU1793244C (ru) Дозатор жидкости
RU2171570C2 (ru) Устройство для группового учета надоев молока при доении
US20070125800A1 (en) Apparatus for dispensing measured batches of liquid
JPH07149400A (ja) 粘稠物収容装置及び粘稠物供給システム