JP2000237423A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2000237423A
JP2000237423A JP11038904A JP3890499A JP2000237423A JP 2000237423 A JP2000237423 A JP 2000237423A JP 11038904 A JP11038904 A JP 11038904A JP 3890499 A JP3890499 A JP 3890499A JP 2000237423 A JP2000237423 A JP 2000237423A
Authority
JP
Japan
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ball
prize
winning
payout
game
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11038904A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Kazutoshi Nakajima
和俊 中島
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入賞玉検出手段の個数の増加を抑えながらも
打玉の入賞に伴う景品玉の払出を早期に行ない、かつ、
景品玉の払出に伴う不正を有効に防止すること。 【解決手段】 始動口34と一般入賞口42a,42b
と可変入賞球装置とに分類して入賞により払出される景
品玉数が互いに異なる複数種別に分類し、それぞれの種
別毎にスイッチ41a,41b,46,39a,39
b,38により入賞玉を検出し、その検出に基づいて景
品玉の払出を行なうようにすることによって、入賞から
景品玉の払出までにかかる時間を短縮した。さらに、景
品玉の払出に異常があるか否かを監視する機能を遊技制
御用マイクロコンピュータ側に持たせ、払出制御用マイ
クロコンピュータが不正改造されたものに取換えられた
としても、異常を遊技制御用マイクロコンピュータ側で
判別できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、パチン
コ遊技機やコイン遊技機等で代表される弾球遊技機に関
し、詳しくは、遊技盤に形成された遊技領域に打玉を打
込んで遊技が行なえる弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の弾球遊技機において、従来から
一般的に知られているものに、たとえば、遊技領域に打
込まれて入賞した入賞玉が遊技盤裏面側に導かれ、その
遊技盤裏面側の入賞玉誘導カバーを経て、機構板に形成
され、遊技盤から排出される入賞玉を集合させる入賞玉
集合樋によって入賞玉1個宛て処理装置にまで誘導さ
れ、その入賞玉1個宛て処理装置で1個宛て処理される
ことにより景品玉の払出制御が行なわれるように構成さ
れたたものがあった。
【0003】この従来の弾球遊技機においては、入賞領
域に入賞した入賞玉が遊技盤裏面側に導かれてさらに入
賞玉1個宛て処理装置にまで誘導されて初めて入賞玉に
基づいた景品玉の払出制御が行なわれるために、打玉の
入賞から実際に景品玉の払出が行なわれるまでに時間が
かかるという欠点があった。そこで、この欠点を解消す
るべく、近年、入賞領域(入賞口)ごとに入賞玉検出手
段(入賞玉検出スイッチ)をその入賞領域(入賞口)を
形成する入賞装置に直接設け、入賞玉を早い段階で検出
してその検出出力に基づいて早期に景品玉の払出制御を
行なうように構成されたものが考え出された。
【0004】一方、従来の弾球遊技機においては、弾球
遊技機の遊技状態を制御する遊技制御手段の他に、景品
玉の払出制御を行なう払出制御手段が設けられ、その払
出制御手段により入賞に伴う景品玉の払出制御を行なっ
ているときに、景品玉の払出が正常に行なわれているか
否かをその払出制御手段により監視できるように構成さ
れていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、入賞
に伴い早期に景品玉の払出を行なってほしいというニー
ズに応えることのできる弾球遊技機が近年考え出されて
いるが、この弾球遊技機は、入賞領域(入賞口)ごとに
入賞玉検出手段を設けた分入賞玉検出手段(入賞玉検出
スイッチ)の数が多く必要となり、部品点数が増加して
構造が複雑化しがちになるという新たな不都合が生ず
る。
【0006】また、この従来の弾球遊技機においては、
景品玉の払出が正常に行なわれているか否かを払出制御
手段により監視しているために、その払出制御手段をた
とえば不正改造された(特にROMのが不正改造され
た)払出制御手段に取換え、打玉の入賞に伴って規定個
数を超える景品玉が払出されるようにするという不正行
為が行なわれた場合には、払出制御手段による監視機能
もなくなってしまい、容易に前述した不正行為を許して
しまうという欠点が生ずる。
【0007】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、入賞玉検出手段の増加を極力抑
えながらも景品玉の払出を早期に行なうことができ、か
つ、景品玉の払出に関する不正行為を効果的に防止する
ことのできる弾球遊技機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技盤に形成された遊技領域に打玉を打込んで遊技
が行なわれる弾球遊技機であって、前記遊技領域に設け
られ、打玉の入賞により払出される景品玉数が互いに異
なる複数種別に分類可能な複数の入賞領域と、前記複数
種別毎に少なくとも1つずつ前記遊技盤に設けられ、対
応する種別の入賞領域に入賞した入賞玉を検出する入賞
玉検出手段と、同じ種別に分類される複数の入賞領域に
入賞した入賞玉を集合させて1つの入賞玉検出手段で検
出できるように入賞玉を誘導する玉通路と、弾球遊技機
の遊技状態を制御可能な遊技制御手段と、景品玉を払出
可能な景品玉払出手段と、該景品玉払出手段を制御して
景品玉の払出制御を行なう払出制御手段と、前記景品玉
払出手段による景品玉の払出を検出する景品玉払出検出
手段とを含み、前記遊技制御手段は、前記複数の入賞領
域への入賞に応じて払出すべき景品玉の個数情報を記憶
しており、前記入賞玉検出手段による入賞玉の検出に応
じて該入賞玉検出手段に対応した景品玉の個数情報を前
記払出制御手段に送り、前記払出制御手段は、前記入賞
玉検出手段の検出出力を直接受けることなく前記送られ
てきた景品玉の個数情報に基づき、前記景品玉払出手段
を動作させて払出制御を行ない、前記遊技制御手段は、
前記景品玉払出検出手段の検出信号を直接受け、景品玉
の払出が正常に行なわれているか否かを監視することを
特徴とする。
【0009】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、同じ種別に分類される入賞領
域が前記遊技領域の左右に設けられ、その左右の入賞領
域の間に異なる種別に分類される入賞領域が設けられ、
前記左右の入賞領域には少なくとも1つずつ入賞玉検出
手段が設けられていることを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の本発明は、請求項1また
は請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記遊技領域
には、遊技者にとって有利な第1の状態と遊技者にとっ
て不利な第2の状態とに変化可能であり、予め定められ
た特定遊技状態の発生により第1の状態となる可変入賞
球装置と、打玉の入賞に伴って前記特定遊技状態が発生
するか否かが決まる遊技動作制御が行なわれる始動入賞
領域と、該始動入賞領域および前記可変入賞球装置とは
異なる複数の一般入賞領域と、が設けられ、前記複数の
一般入賞領域に入賞した入賞玉が1つの前記入賞玉検出
手段で検出できるように構成されていることを特徴とす
る。
【0011】請求項4に記載の本発明は、請求項1〜請
求項3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記入
賞玉検出手段よりも下流側に設けられすべての入賞玉を
検出する全入賞玉検出手段と、前記入賞玉検出手段で検
出があって所定期間経過したにもかかわらず前記全入賞
玉検出手段の検出がないときに異常と判定する異常判定
手段とをさらに含むことを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、打玉の入賞
により払出される景品玉数が互いに異なる複数種別に分
類可能な複数の入賞領域が遊技領域に設けられている。
その複数種別毎に少なくとも1つずつ遊技盤に設けられ
た入賞玉検出手段の働きにより、対応する種別の入賞領
域に入賞した入賞玉が検出される。同じ種別に分類され
る複数の入賞領域に入賞した入賞玉が玉通路により集合
されて1つの入賞玉検出手段で検出できるように入賞玉
が誘導される。遊技制御手段の働きにより、弾球遊技機
の遊技状態が制御可能となる。景品玉払出手段により景
品玉払出が可能となる。払出制御手段の働きにより、景
品玉払出手段を制御して景品玉の払出制御が行なわれ
る。景品玉払出検出手段の働きにより、景品玉払出手段
による景品玉の払出が検出される。
【0013】遊技制御手段は、前記複数の入賞領域への
入賞に応じて払出すべき景品玉の個数情報を記憶してお
り、前記入賞玉検出手段による入賞玉の検出に応じてそ
の入賞玉検出手段に対応した景品玉の個数情報を前記払
出制御手段に送る。払出制御手段は、前記入賞玉検出手
段の検出出力を直接受けることなく前記送られてきた景
品玉の個数情報に基づき、前記景品玉払出手段を動作さ
せて払出制御を行なう。そして、遊技制御手段は、景品
玉払出検出手段の検出信号を直接受け、景品玉の払出が
正常に行なわれているか否かを監視する。
【0014】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、同じ種別に分類される
入賞領域が遊技領域の左右に設けられており、その左右
の入賞領域の間に異なる種別に分類される入賞領域が設
けられており、左右の入賞領域には少なくとも1つずつ
入賞玉検出手段が設けられている。
【0015】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1または請求項2に記載の発明の作用に加えて、可変入
賞球装置と始動入賞領域と複数の一般入賞領域とが遊技
領域に設けられており、複数の一般入賞領域に入賞した
入賞玉が1つの入賞玉検出手段で検出できるように構成
されている。
【0016】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
1〜請求項3のいずれかに記載の発明の作用に加えて、
入賞玉検出手段よりも下流側に設けられた全入賞玉検出
手段により、すべての入賞玉が検出される。異常判定手
段の働きにより、入賞玉検出手段で検出があって所定期
間経過したにもかかわらず全入賞玉検出手段の検出がな
いときに異常と判定される。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、本発明の実施の形態
においては、弾球遊技機の一例としてパチンコ遊技機を
示すが、本発明はこれに限らず、コイン遊技機等であっ
てもよく、遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわれる
弾球遊技機であればすべて対象となる。
【0018】まず、図1ないし図3を参照し、実施の形
態に係る弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機1の全体の
構成について説明する。図1は、パチンコ遊技機1の正
面図であり、図2は、パチンコ遊技機1の遊技盤30の
背面図であり、図3はパチンコ遊技機1の一部内部構造
を示す全体背面図である。
【0019】図1において、パチンコ遊技機1は、周知
のように額縁状に形成された前面枠2を有し、該前面枠
2の額縁状の開口には、扉保持枠3が周設され、その扉
保持枠3の上部にガラス板を有するガラス扉枠4が、そ
の下部に打球供給皿6を有する前面扉板5がそれぞれ開
閉自在に設けられている。また、前面枠2の下部の表面
には、前記打球供給皿6からあふれた余剰の景品玉を貯
留する余剰玉受皿20が設けられているとともに、打球
を発射する操作ハンドル21も設けられている。さら
に、前面枠2には、その上部に遊技状態が予め定められ
た特定遊技状態(大当り状態)となったときに点灯また
は点滅する遊技効果ランプ22が設けられているととも
に、その開放側側部には、図示しない施錠装置の錠の周
囲を装飾する錠飾りが設けられ、その錠飾りの内部に打
球の発射動作が行なわれてパチンコ遊技機1が稼働中で
あることを表示する稼働ランプ23が内蔵されている。
【0020】前述した打球供給皿6について、さらに詳
細に説明すると、打球供給皿6は、その上流側に形成さ
れる景品玉払出口7aとその下流側に形成される供給口
7bとを連絡するように貯留整列路8が形成されてお
り、その貯留整列路8の中ほど底面裏面に玉検出器9が
設けられている。この玉検出器9は、打球供給皿6に残
留する打玉を検出するものである。なお、打球供給皿6
の上流側下部空間には、効果音を発生するスピーカ19
が内蔵されている。また、前記玉検出器9のやや上流側
にもう1つの同じ構造の玉検出器9aを設け、前記玉検
出器9が打玉の存在の検出をしなくなっても上流側の玉
検出器9aが打玉の存在を検出している場合には、玉詰
まり等のトラブルが発生していると判定して、前記玉検
出器9の打玉不存在の検出出力を無効処理するように構
成してもよい。
【0021】また、打球供給皿6には、パチンコ遊技機
1に隣接して設けられるカードユニット(カード処理
機)50を介して遊技玉を借り受ける際に操作する操作
部が設けられている。操作部として玉貸スイッチ15と
返却スイッチ17とモード切換スイッチ18とが設けら
れ、また、その玉貸スイッチ15と返却スイッチ17の
間に度数表示LED16が設けられている。玉貸スイッ
チ15は、カードユニット50によって遊技玉を借り受
ける際に操作するものであり、返却スイッチ17は、遊
技終了の際にカードユニット50のカード挿入口55に
差し込まれたカードを返却するためのものである。な
お、カードがカード挿入口55に差し込まれていること
は、カードユニット50に設けられるカード投入表示ラ
ンプ54が点灯していることによりわかる。また、度数
表示LED16は、カードユニット50のカード挿入口
55に差し込まれたカードの残額が表示されるものであ
る。また、モード切換スイッチ18は、借り受けるべき
遊技玉を前記玉貸スイッチ15を操作して行なうマニュ
アルモードと、打球供給皿6の打玉の残量が前記玉検出
器9によって検出されなくなったときに自動的に遊技玉
を払出す自動モードと、のいずれかのモードに設定する
ものである。また、11は自動モードを表示する自動玉
貸表示器、12は玉貸が可能な旨を表示する玉貸可表示
器である。
【0022】ところで、前記ガラス扉枠5の後方であっ
て前面枠2の裏面には、遊技盤30が着脱自在に取付け
られている。この遊技盤30には、打玉を誘導する誘導
レール31がほぼ円状に設けられ、その誘導レール31
に囲まれる中側範囲が遊技領域32を構成し、その遊技
領域32に可変表示装置や可変入賞球装置および入賞口
等の遊技装置が配置されるものである。より詳細に説明
すると、遊技領域32のほぼ中央には、複数の回転ドラ
ム機構を内蔵する可変表示装置33が配置され、該可変
表示装置33の下部に始動入賞口(始動口)34と可変
入賞球装置35とが配置されている。始動入賞口34
は、可変表示装置33の回転ドラム機構を回転せしめる
ためのものであり、このため、始動入賞口34に入賞し
た入賞玉は、遊技盤30の裏面に導かれて図2に示すよ
うに、入賞玉集合カバー体45に設けられる始動入賞玉
検出器(始動口スイッチ)46によって検出されるよう
になっている。また、可変入賞球装置35は、ソレノイ
ド37によって開閉駆動される開閉板36を有し、該開
閉板36の内部が3つに区画され、そのうちの中央が特
定入賞領域として設定され、その特定入賞領域に特定入
賞玉検出器(Vカウントスイッチ)38が臨み、左右に
入賞玉検出器(カウントスイッチ)39a,39bが臨
設されている。また、遊技盤30には、前記した構成以
外にアウト口40が遊技領域32の最下方に設けられ、
遊技領域32の中央部左右に一般入賞口42a,42b
が設けられ、遊技領域32の上部外側に払出ランプ(賞
球ランプ)43と玉切れランプ44とが設けられてい
る。
【0023】遊技領域32内には、さらに、通常の入賞
口(一般入賞口)48,49a,49bが設けられてい
る。可変入賞球装置35の開閉板36内部に打玉が入賞
した場合には15個の景品玉が払出され、始動入賞口3
4に打玉が入賞した場合には6個の景品玉が払出され、
それ以外の一般入賞口42a,42b,48,49a,
49bに打玉が入賞した場合には10個の景品玉が払出
される。このように、遊技領域32には、打玉の入賞に
より払出される景品玉が互いに異なる複数種別に分類さ
れる複数の入賞領域が設けられている。
【0024】上記のように構成される遊技盤30の遊技
内容は、打玉が始動入賞口34に入賞して始動入賞玉検
出器46をONさせると、可変表示装置33の回転ドラ
ム機構が回転を開始し、一定時間(たとえば5秒)が経
過したときにその回転を停止する。そして、停止時の可
変表示装置33に表示される図柄の組合せが予め定めら
れた大当り図柄の組合せであるときに特定遊技状態(大
当り遊技状態とも言う)となって可変入賞球装置35の
開閉板36を一定時間(たとえば30秒間)が経過する
まで、または所定個数(たとえば10個)の入賞玉が発
生するまで開放する。そして、開閉板36の開放中に打
玉が特定入賞領域に入賞して特定入賞玉検出器38をO
Nすると、継続権が発生し、再度開閉板36の上記した
開放動作を繰返す。この継続権の発生は、所定回数(た
とえば16回)許容される。
【0025】したがって、大当り遊技状態になると、短
い間に多量の入賞玉を獲得するチャンスがある。このよ
うに大当り遊技状態という遊技者にとって極めて大きな
チャンスは、可変表示装置33と1回の可変表示結果に
基づいて発生するため、打球供給皿6の残留玉がほとん
どなくなった時点で発生する場合もあり、このような場
合、続けて打玉を発射させて打玉を可変入賞球装置35
の特定入賞領域に入賞させる必要があるにもかかわら
ず、打玉が打球供給皿6に残存していないので、あわて
て玉貸スイッチ15を操作して遊技玉を借受けなければ
ならない。
【0026】しかし、玉貸スイッチ15を操作してから
遊技玉が払出され、しかもその玉が発射されて可変入賞
球装置35の特定入賞領域に到達するまでに多少の時間
がかかるため、その時間の間に有利なチャンス(継続権
の成立)を逃してしまうという不都合があるが、本実施
例においては、モード切換スイッチ18を自動モードに
設定しておれば、玉検出器9が打玉の不存在を検出した
時点で自動的に遊技玉を打球供給皿6に払出すので、上
記したような不都合は生じない。一方、上記したような
自動モードに設定してあっても単位時間当たりの景品玉
払出度数が高い状態となったとき、たとえば、上記した
大当り遊技状態となったときには、その後すぐに景品玉
が払出されるので、遊技玉を自動的に払出す必要がな
く、磁気カードにおける残余玉貸情報を無駄に消費する
ことがない。
【0027】ところで、遊技盤30の裏面には、図3に
示すように、遊技盤30の表面に設けられる前記の各種
の入賞口または入賞装置に入賞した入賞玉を誘導して集
合させる入賞玉集合カバー体45が設けられている。こ
の入賞玉集合カバー体45には、入賞玉を誘導するため
の複数の誘導通路451,452,453,454,4
55が設けられている。そして、一般入賞口48,42
a,42b,49a,49bに入賞した入賞玉が誘導通
路451,452,453,454により誘導される。
誘導通路453,454で誘導されてきた入賞玉は、そ
れぞれ入賞玉検出スイッチ41a,41bにより検出さ
れる。入賞口49a,49bに入賞した入賞玉も誘導通
路453,454で誘導されて、入賞玉検出スイッチ4
1a,41bにより検出される。始動入賞口34に入賞
した入賞玉は、始動入賞玉検出器46により検出され
る。可変入賞球装置35の開閉板36内部に入賞した入
賞玉のうち、特定入賞領域に入賞した入賞玉が特定入賞
玉検出器38により検出され、それ以下の入賞玉が入賞
玉検出器39a,39bにより検出される。開閉板36
内部に入賞した入賞玉は、誘導通路455により誘導さ
れる。
【0028】このパチンコ遊技機1においては、前述し
たように、入賞領域の種別に応じて景品玉の払出個数が
異なっており、このような入賞玉の区別をするために、
特定入賞玉検出器38,入賞玉検出器39a,39b,
始動入賞玉検出器46,入賞玉検出スイッチ41a,4
1bからの検出信号が、遊技制御用の回路基板である主
基板87a(図3参照)に送られるようになっている。
また、入賞玉集合カバー体45の裏面には、遊技盤30
に設けられるスイッチ類、ランプ類、駆動源類等から延
びる配線を中継する遊技中継基板78が取付けられてい
る。
【0029】上記のように構成されるパチンコ遊技機1
の側方に設けられるカードユニット50は、図1に示さ
れるように、使用可能状態であるか否かを表示する使用
可表示ランプ51と、カード内に記録された残額情報に
端数(100円未満の数)が存在する場合にその端数を
前記度数表示LED16に表示させるための端数表示ス
イッチ52と、当該カードユニット50がいずれの側の
パチンコ遊技機1に対応しているか否かを表示する連結
台方向表示器53と、カードがカードユニット50内に
投入中であることを表示するカード投入表示ランプ54
と、記録媒体としての磁気カードを挿入するカード挿入
口55と、該カード挿入口55の裏面に設けられるカー
ドリーダライタの機構を点検する場合に開放するための
カードユニット錠56と、が設けられている。そして、
このように構成されるカードユニット50は、独自の制
御回路によって制御されるものであるが、パチンコ遊技
機1側に設けられる前記スイッチ15、17、18、表
示LED16や、払出制御回路基板152とを接続する
必要があるためパチンコ遊技機1の裏面に設けられる後
述する機構板60には、インタフェース基板138が設
けられている。なお、カードユニット50をパチンコ遊
技機1に内蔵してもよい。
【0030】図3は、図1に示した遊技盤面を有するパ
チンコ遊技機1とカードユニット50の背面図である。
パチンコ遊技機1の裏面には、機構板953がコの字状
に介在自在に設けられている。機構板953には、発射
した入賞玉に基づいて所定個数の賞球を払出す玉タンク
954、玉タンク954内の玉を玉払出装置59に送る
玉整列レール955、カーブ樋57、通路体58、玉払
出装置59、すべての入賞玉をまとめて検出するための
全入賞球検出スイッチ171が設けられた入賞球集合樋
73、主基板87aを収容した主基板ボックス87b、
ランプ制御基板35を収容したランプ制御基板ボックス
65、ユニット中継基板71を収容した中継基板ボック
ス76、ターミナル基板67を収容したターミナル基板
ボックス68が設けられている。機構板953の中央に
は窓開口956が開設され、該窓開口956からは、遊
技盤30の裏面に取付けられた入賞玉集合カバー体45
が貫通されている。入賞玉集合カバー体45には、中継
基板78と、可変表示装置33とが設けられている。中
継基板78には、遊技盤30上の各種電気部品が接続さ
れるとともに、主基板87aが接続されている。さら
に、パチンコ遊技機1の下部には、払出制御基板937
を収容した払出制御基板ボックス77と、打球用の駆動
モータ91が設けられた打球発射装置94とが設けられ
ている。
【0031】主基板87aには、可変入賞球装置35な
どの遊技装置の遊技動作を制御する遊技制御用マイクロ
コンピュータ326とが実装されていて、払出制御基板
937には玉払出装置59を駆動して賞球の払出しを制
御する払出制御用マイクロコンピュータ309とが実装
されている(図4参照)。さらに、打球発射装置94に
は、打球用駆動モータ91を制御する発射制御基板30
8(図4参照)が設けられている。
【0032】主基板ボックス87bは、主基板87aを
収容するボックス本体と、主基板87aを収容した状態
で蓋をする蓋体とから構成されている。蓋体とボックス
本体とは、蓋体の表面を構成する上板に設けられた取付
片部80a〜80cにより互いに組み付けられて非可逆
的な固着状態となり、第三者が不正目的で主基板ボック
ス87bを開封できないように構成されている。
【0033】払出制御基板937は、ユニット中継基板
71を介してカードユニット50と接続されており、玉
払出装置59を駆動して貸玉の払出し制御を行なう。ラ
ンプ制御基板35は、主基板87aからの指令またはデ
ータに基づいてパチンコ遊技機1の前面の電気的装飾部
品の動作を制御する。ターミナル基板67は、パチンコ
遊技機1に設けられる各種電気的装置に電源を供給する
とともに、パチンコ遊技機1の内部での信号線の中継、
あるいはパチンコ遊技機1と外部との信号線の中継を行
なう。打球用の駆動モータ91は、遊技者が操作ハンド
ル(操作ノブ)21を操作することにより作動して、打
玉を1つずつ遊技領域内に発射するためのものである。
【0034】前述した主基板ボックス87bは、主基板
87aを内部に収容するボックス本体と、そのボックス
本体の蓋をするための蓋体とが組付けられて一体となっ
たものである。蓋体には、主基板87aのチップ実装面
が透視可能な透視部が形成されている。
【0035】前述した取付片部80a〜80cには、そ
れぞれにビス孔が形成されており、遊技場での製造段階
では80aのビス孔にワンウェイねじがねじ込まれて、
蓋体とボックス本体とが一体的に組付けられた状態とな
っている。この各取付片部80a〜80cは、連結部材
により一部分のみにおいて上板に連結されている。そし
て、公の検査機関等において、主基板ボックス87b内
の主基板87aに実装された遊技制御用マイクロコンピ
ュータ326用のチップを引抜いて検査等を行なう場合
には、まず取付片部80aの前述した連結部材をニッパ
ー等により切断する。それにより、連結片部80aと蓋
体とが分離された状態となるために、取付片部80aを
ボックス本体側に残したまま蓋体をボックス本体から容
易に取出すことができる。その状態で、主基板87aに
実装されているチップを抜き取って、そのチップ内に記
憶されている遊技制御用のプログラムを読取って予め定
められた基準に適合する制御内容であるか否かの検査を
行なう。検査が終了した後に、チップを主基板87aの
チップ実装面に実装してボックス本体を蓋体で蓋して、
取付片部80bにワンウェイねじをねじ込んで、蓋体と
ボックス本体とを一体的に組付ける。そして、蓋体側に
形成された署名捺印領域に開封したものが署名捺印を行
なう。
【0036】取付片部80a〜80cにそれぞれ形成さ
れているビス孔にはワンウェイねじがねじ込まれ、ねじ
込まれた状態でワンウェイねじの頭部がビス孔内に沈み
込んだ状態となるために、そのワンウェイねじをねじ込
み方向とは逆方向に回転させてねじを外すことが非常に
困難であり、前述したように取付片部80a〜80cの
連結部材を切断しなければ、蓋体をボックス本体から取
外すことができないように構成されている。その結果、
組付状態を一旦解除してボックス本体から蓋体を取外せ
ば、元通りの取付状態には復原できない状態となり、取
付片部80a〜80cのどこの連結部材が切断されてい
るかを視認することにより、蓋体が何回取外されたかを
確認することができる。そして、通常では、その取外し
回数と署名捺印領域の署名捺印人数とが一致するはずで
ある。しかし、遊技場等において、不正に蓋体が取外さ
れて実装チップが不正改造された不正チップに差し替え
られる等の不正行為が行なわれた場合には、取付片部8
0a〜80cの連結部の切断状況と署名捺印領域の署名
捺印人数とを比較することにより、不正行為が行なわれ
たことが容易に発見できる。
【0037】図4,図5は、パチンコ遊技機に用いられ
る制御回路を示すブロック図である。図4、図5には、
制御基板として、主制御基板87a、払出制御基板93
7、発射制御基板308、ランプ制御基板307、音声
制御基板306、残高表示基板329、ターミナル基板
67、表示制御基板302が示されている。
【0038】主基板87aには、遊技制御用マイクロコ
ンピュータ326が実装されている。なお、主基板87
aには、ソレノイドおよびモータやランプを駆動するた
めの各種回路が搭載されているが、図では、それらの回
路は省略されている。
【0039】一方、払出制御基板937には払出制御を
行なう払出制御用マイクロコンピュータ309が実装さ
れている。この払出制御基板937は、図3に示すよう
に、主基板ボックス87bの外部の所定位置に設けられ
ている。具体的には、別の基板ボックス内に収容されて
いる。これは、たとえば、遊技盤30と主基板ボックス
87bとを交換し、他の共通して使用できる部品はその
まま使用し、コスト的に安い新しい遊技機を提供できる
ようにするためで、払出制御部分を払出制御基板として
主制御基板と分離させたが、コストを安価にできる反
面、不正改造されやすくなる欠点もある。なお、コスト
的なことを考えないのであれば、主制御基板87aと払
出制御基板937とを1つの基板または別々の基板にし
て1つの基板ボックス内に収容した方が不正改造しにく
くできるので、そのようにしてもよいし、また、払出制
御基板937のうち、玉貸制御部分だけを別基板で別の
基板ボックスに収容するようにしてもよい。
【0040】遊技制御用マイクロコンピュータ326
は、ゲーム制御用のプログラム等を記憶するROM31
4、ROM314のプログラムに従って動作する制御中
枢としてのCPU316と、CPU316のワークエリ
アとして機能するRAM315を含んでいる。遊技制御
用マイクロコンピュータ326は、電源投入時にリセッ
トされるとともに定期的(たとえば、2msec毎)に
リセットされる。リセットされる毎に、ゲーム制御用の
プログラムが先頭から再度実行される。遊技制御用マイ
クロコンピュータ326には、始動口スイッチ46、入
賞口スイッチ41a,41b、カウントスイッチ39
a,39b、Vカウントスイッチ38、全入賞球検出ス
イッチ171、満タンスイッチ317、玉切れ検出スイ
ッチ318、玉切れスイッチ319、賞球カウントスイ
ッチ320a,320bからの検出信号が入力される。
【0041】遊技制御用マイクロコンピュータ326の
ROM314には、前記各スイッチのうち入賞検出用ス
イッチ(46、41a,41b、39a,39b、3
8)の検出信号に対応して払出すべき景品玉の個数(賞
球数)を特定可能な賞球個数情報が記憶されている。遊
技制御用マイクロコンピュータ326は、各スイッチの
検出信号に基づいて払出すべき賞球数を特定し、賞球制
御用のINT信号を無効状態から有効状態にするととも
に速やかに賞球個数信号(D0〜D3の4ビット信号)
を払出制御用マイクロコンピュータ309(払出制御基
板937)へ出力する。なお、INT信号は、無効状態
では信号がハイレベル(オン状態)となり、有効状態で
は信号がローレベル(オフ状態)となる。このINT信
号は、割込信号であり、このINT信号が入力された払
出制御用マイクロコンピュータ309は割込状態とな
り、賞球個数信号を取込む動作を行なう。
【0042】なお、先に出力した賞球個数信号に基づく
賞球の払出が完了していない場合には、入力された検出
信号が遊技制御用マイクロコンピュータ326のRAM
315内に累積的に記憶される。そして、先の賞球個数
信号に基づく賞球(景品玉)の払出が完了したことを条
件として、所定のタイミングでRAM315内の記憶に
基づいた賞球個数信号が出力される。RAM315に
は、入力された検出信号を処理可能な状態になるまでの
間、払出すべき賞球個数別に記憶可能なカウンタ(カウ
ンタA,B,C)が記憶されている。カウンタAには、
カウントスイッチ39a,39bの検出信号、すなわ
ち、払出数=15個に対応する検出信号がまとめて記憶
される。カウンタBには、始動口スイッチ46の検出信
号、すなわち、払出数=5個に対応する検出信号が記憶
される。カウンタCには、各入賞口スイッチ41a,4
1bの検出信号、すなわち、払出数=10個に対応する
検出信号が記憶される。なお、先の賞球個数信号に基づ
く賞球(景品玉)の払出が完了したことを条件として賞
球個数信号を出力する方式でなくてもよく、その払出の
完了を待たずに賞球個数信号を出力し、払出制御用マイ
クロコンピュータの方で累積的に記憶するようにしても
よい。
【0043】払出制御用マイクロコンピュータ309に
は遊技制御用マイクロコンピュータ326からINT信
号と賞球個数信号とが入力される。払出制御用マイクロ
コンピュータ309は、賞球払出制御用のプログラム等
を記憶するROM310、そのROM310に記憶され
ているプログラムに従って動作する制御中枢としてのC
PU312、そのCPU312のワークエリアとして機
能するRAM311、外部装置との入出力を行なうため
のI/Oポート313を含んでいる。払出制御用マイク
ロコンピュータ309は、INT信号が有効状態となっ
ていることを条件として賞球個数信号の入力に基づいて
玉払出装置59に駆動信号を出力し、賞球個数信号によ
って特定される個数の賞球(景品玉)を払出すための払
出制御を行なう。玉払出装置59では、この駆動信号に
より賞球モータ322が駆動されて景品玉の払出が行な
われる。
【0044】以上のように、遊技制御用マイクロコンピ
ュータ326(主制御基板87a)は遊技盤30に設け
られた各種入賞検出用スイッチ(46、41a,41
b、39a,39b、38)の検出信号が入力されたこ
とに基づいて直ちに賞球個数信号を払出制御用マイクロ
コンピュータ309(払出制御基板937)へ出力可能
であるために、打玉が各種入賞口に進入した後、速やか
に賞球(景品玉)が払出される。このため、遊技盤裏面
の機構板に設けられた全入賞球検出スイッチ171の検
出を待って賞球を払出す従来の遊技機に比較して賞球の
払出制御を迅速に行なうことができる。さらに、各種入
賞検出用スイッチ(46、41a,41b、39a,3
9b、38)は、各入賞口に対応して遊技盤30に個々
に設けられているために、打玉の入賞をより早く検出で
き、これにより賞球(景品玉)の払出制御をより一層迅
速に行なうことができる。
【0045】遊技制御用マイクロコンピュータ326
は、各種入賞検出用スイッチ(46、41a,41b、
39a,39b、38)の検出信号が入力されたことに
基づいて迅速に払出制御用マイクロコンピュータ309
に賞球個数信号を出力した後、全入賞球検出スイッチ1
71で入賞玉が検出されるのを待つ。そして、所定時間
が経過しても入賞玉が検出されない場合には、ランプ制
御基板307にランプ制御用INT信号とともにランプ
制御信号を出力する。ランプ制御基板307は、ランプ
制御用INT信号が有効状態となっていることを条件と
してランプ制御信号に基づいて遊技効果ランプ22を所
定の態様で点滅させる制御を行なう。
【0046】遊技効果ランプ22が所定の態様で点滅す
れば遊技場の係員が異常が発生したことを認識できるの
であり、入賞口への打玉の入賞に基づいて迅速に賞球を
払出しつつも、実際には入賞が発生していないにもかか
わらず電波を発生させて入賞検出用スイッチ(46、4
1a,41b、39a,39b、38)から検出信号を
出力させて不正に賞球を得る行為が行なわれていないど
うかをチェックすることができる。なお、単に遊技効果
ランプ22を点滅させるのみならず、ブザー基板327
にブザー信号を出力してブザー328から警告音を発生
させるようにしてもよい。
【0047】遊技制御用マイクロコンピュータ326
は、玉切れ検出スイッチ318または玉切れスイッチ3
19からの検出信号が玉切れ状態を示しているか、また
は、満タンスイッチ317からの検出信号が満タン状態
を示していると、払出制御用マイクロコンピュータ30
9に賞球を払出させるための処理を停止する。
【0048】遊技制御用マイクロコンピュータ326
は、ソレノイド37を制御して可変入賞球装置35の開
閉板36を開成させる。さらに、始動記憶表示器30
0、装飾ランプ301を制御する。また、遊技制御用マ
イクロコンピュータ326は、始動口スイッチ46から
の検出信号に基づいて可変表示装置33を表示制御する
ためのコマンドデータおよびINT信号を表示制御基板
302へ出力する。表示制御基板302は、それを受け
て、可変表示装置33を表示制御する。遊技制御用マイ
クロコンピュータ326は、大当りの発生を示す大当り
情報、始動入賞球の個数を示す始動情報、確率変動が生
じたことを示す確変情報、可変表示結果が導出表示され
た回数を示す図柄確定回数情報、賞球(景品玉)の払出
個数に関する賞球情報等を、ターミナル基板67を介し
てホール用管理コンピュータ等のホストコンピュータに
対して出力する。
【0049】遊技制御用マイクロコンピュータ326
は、音声制御基板306にINT信号とともに音声制御
信号を出力する。音声制御基板306は、INT信号が
有効状態となっていることを条件として、音声制御信号
に基づいてスピーカ19から所定の効果音や警報音等を
発生させる。
【0050】発射制御基板308は、操作ノブ(打球操
作ハンドル)21、打球用の駆動モータ91、遊技者が
操作ノブ21に触れた際の静電容量の変化に基づいて遊
技が行なわれているか否かを検出するためのタッチリン
グ304、および単発発射スイッチ305と接続されて
いる。発射制御基板308は、操作ノブ21が操作され
れば駆動モータ91を駆動制御して所定間隔で打玉が発
射されるように制御する。一方、単発発射スイッチ30
5からの検出信号が発射制御基板308へ入力されれ
ば、発射制御基板308は、所定間隔での打球発射制御
の代わりに単発発射スイッチ305からの信号の入力タ
イミングに応じた打玉の発射制御を行なう単発打ち制御
に切換える。さらに、遊技制御用マイクロコンピュータ
326から(またはカードユニット50の未接続により
払出制御基板937から)打球禁止信号が発射制御基板
308へ入力されれば、発射制御基板308は、打球用
の駆動モータ91を停止させ、打球不可能な状態に制御
する。
【0051】玉払出装置59には、賞球(景品玉)を払
出す賞球機構部分と貸玉を貸出す玉貸機構部分とが独立
した機構部分として設けられており、それぞれの機構部
分には玉を繰出すための玉繰出部材としての玉繰出用ス
クリュー(図示省略)と当該玉繰出用スクリューを駆動
する電気的駆動源としてのモータ(賞球モータ322、
玉貸モータ324)が設けられている。賞球モータ32
2と玉貸モータ324とは、払出制御用マイクロコンピ
ュータ309から駆動制御信号が入力される。玉払出装
置59は、賞球(景品玉)の払出と玉貸とを並行して同
時に行なうことが可能である。
【0052】さらに、玉払出装置59の賞球機構部分に
は、玉繰出用スクリューの回転角を検出して賞球モータ
322の回転位置を検出するための賞球モータ位置セン
サ321と、玉繰出用スクリューで繰出された後賞球機
構部分から落下する玉を賞球機構部分の下手側で検出す
るための賞球カウントスイッチ320a,320bとが
設けられている。同様に、玉払出装置59の玉貸機構部
分には、玉繰出し用スクリューの回転角を検出して玉貸
モータ324の回転位置を検出するための玉貸モータ位
置センサ325と、玉繰出用スクリューで繰出された後
玉貸機構部分から落下する玉を玉貸機構部分の下手側で
検出するための玉貸カウントスイッチ323とが設けら
れている。
【0053】賞球カウントスイッチ320a,320b
のカウント信号が遊技制御用マイクロコンピュータ32
6に入力され、賞球モータ位置センサ321、玉貸カウ
ントスイッチ323、玉貸モータ位置センサ325の各
検出信号が払出制御用マイクロコンピュータ309に入
力される。また、玉払出制御にエラーが発生してエラー
状態となった場合に遊技場の係員がエラー原因を取り除
いた後復旧させるべくリセットスイッチ400を操作す
れば、そのリセット信号が払出制御用マイクロコンピュ
ータ309に入力され、払出制御用マイクロコンピュー
タ309がリセットされる。
【0054】払出制御用マイクロコンピュータ309
は、賞球モータ322、玉貸モータ324にそれぞれモ
ータ制御用の駆動信号を出力するとともに、前述したエ
ラーが発生した場合にエラー信号をエラー表示用LED
374に出力するとともにブザー基板327にエラー発
生時の警告音を出力させるための信号を出力する。その
結果、エラー表示用LED374がエラー発生時の表示
となり、ブザー328からエラー発生時の警告音が発せ
られる。なお、前述したリセットスイッチ400が操作
されれば、払出制御用マイクロコンピュータ309がリ
セットされるために、エラー表示用LED374のエラ
ー表示が停止するとともに、ブザー328からの警告音
の発生が停止される。
【0055】残高表示基板329には、打球供給皿の近
傍に設けられている度数表示用LED、玉貸スイッチお
よび返却スイッチが接続される。カードユニット50に
はカードユニット制御用マイクロコンピュータ(図示省
略)が搭載されており、玉貸スイッチ信号および返却ス
イッチ信号が払出制御基板937を介してカードユニッ
ト制御用マイクロコンピュータに与えられる。
【0056】また、カードユニット50から残高表示基
板329には、プリペイドカードの残高を示すカード残
高表示信号および玉貸可表示信号が払出制御基板937
を介して与えられる。カードユニット50と払出制御基
板937の間では、ユニット操作信号(BRDY信
号)、玉貸要求信号(DRQ信号)、玉貸完了信号(B
XS信号)およびパチンコ動作信号(PRDY信号)が
やり取りされる。
【0057】パチンコ遊技機1の電源が投入されると、
払出制御基板937の払出制御用マイクロコンピュータ
309は、カードユニット50にPRDY信号を出力す
る。カードユニット50においてカードが受付けられ、
玉貸スイッチが操作され玉貸スイッチ信号が入力される
と、カードユニット制御用マイクロコンピュータは、払
出制御用マイクロコンピュータ309にBRDY信号を
出力する。この時点から所定の遅延時間が経過すると、
カードユニット制御用マイクロコンピュータは、払出制
御用マイクロコンピュータ309にDRQ信号を出力す
る。そして、払出制御用マイクロコンピュータ309
は、玉貸モータ324を駆動し、所定個数の貸玉を遊技
者に払出す。そして、払出が完了したら、払出制御用マ
イクロコンピュータ309は、カードユニット50にB
XS信号を出力する。
【0058】以上のように、カードユニット50からの
信号はすべて払出制御基板937に入力される構成にな
っている。したがって、玉貸制御に関して、カードユニ
ット50から主基板87aに信号が入力されることがな
く、主基板87aの遊技制御用マイクロコンピュータ3
26にカードユニット50の側から不正に信号が入力さ
れる余地はない。
【0059】次にパチンコ遊技機1の動作についてフロ
ーチャートに基づいて詳細に説明する。
【0060】図6は、主基板87aに実装された遊技制
御用マイクロコンピュータ326のメイン処理を示すフ
ローチャートである。上述したように、この処理は、遊
技制御用マイクロコンピュータ326が例えば2ms毎
にリセットされる毎に起動される。遊技制御用マイクロ
コンピュータ326は、まず、スタックポインタの指定
アドレスをセットするためのスタックセット処理を行な
う(S1)。次いで、初期化処理を行なう(S2)。初
期化処理では、遊技制御用マイクロコンピュータ326
は、RAM315にエラーが含まれているか判定し、エ
ラーが含まれている場合には、RAM315を初期化す
るなどの処理を行なう。そして、表示制御基板216に
送出されるコマンドコードをRAM315の所定の領域
に設定する処理を行った後に(S3)、コマンドコード
を表示制御データとして出力する処理を行なう(S
4)。
【0061】次いで、ランプ制御基板307および音声
制御基板306に音声発生やLED点灯制御用の所定の
コマンドを送信するための処理を行なうとともに、ホー
ル管理用コンピュータに大当り情報、始動情報、確率変
動情報などのデータを送信するための処理を行なう(デ
ータ出力処理:S5)。また、パチンコ遊技機1の内部
に備えられている自己診断機能によって種々の異常診断
処理が行なわれ、その結果に応じて必要ならば警報が発
せられる(エラー処理:S6)。
【0062】次に、遊技制御に用いられる各判定用乱数
を示す各カウンタを更新する処理を行なう(S7)。S
7では、遊技制御用マイクロコンピュータ326は、判
定用乱数としての大当り判定用乱数等のカウントアップ
(1加算)を行なう。
【0063】次に、遊技制御用マイクロコンピュータ3
26は、特別図柄プロセス処理を行なう(S8)。特別
図柄プロセス処理では、遊技状態に応じてパチンコ遊技
機1を所定の順序で制御するための特別図柄プロセスフ
ラグに従って該当する処理が選び出されて実行される。
そして、特別図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応
じて各処理中に更新される。また、遊技制御用マイクロ
コンピュータ326は、始動口スイッチ46、Vカウン
トスイッチ38、カウントスイッチ39a,39b、入
賞口スイッチ41a,41b等の状態を入力し、各入賞
口や可変入賞球装置に対する入賞があったか否か判定す
る(S10)。遊技制御用マイクロコンピュータ326
は、さらに、停止図柄を決定する等のための表示用乱数
を更新する処理を行なう(S11)。また、遊技制御用
マイクロコンピュータ326は、払出制御用マイクロコ
ンピュータ309との間の入賞球信号処理を行なう(S
12)。すなわち、所定の条件が成立すると払出制御用
マイクロコンピュータ309に賞球個数信号を出力す
る。払出制御用マイクロコンピュータ309は、賞球個
数信号に応じて玉払出装置59を駆動する。
【0064】その後、遊技制御用マイクロコンピュータ
326は、再度リセットパルスが与えられるまで、S1
3の表示用乱数更新処理を繰り返す。
【0065】図7は、遊技制御用マイクロコンピュータ
326が実行する始動入賞口チェック処理を示すフロー
チャートである。遊技制御用マイクロコンピュータ32
6は、はじめに、第1種始動口スイッチカウンタがスイ
ッチオン判定値と一致しないか否か確認する(SA
1)。第1種始動口スイッチカウンタは、始動口スイッ
チ46の検出信号の出力が継続することに伴って加算更
新されるカウンタである。第1種始動口スイッチカウン
タがスイッチオン判定値と一致しない場合、すなわち、
入力信号の継続時間がまだ規定値に達していない場合に
は入力された信号がノイズ等の可能性があるために処理
を終了する。一方、、第1種始動口スイッチカウンタが
スイッチオン判定値と一致する場合には始動口スイッチ
46が始動入賞を検出したと判断してカウンタBを更新
(+1)する。なお、カウンタBは、前述したように始
動口スイッチ46の検出信号、すなわち、払出数=6個
に対応する検出信号を記憶するカウンタである。
【0066】次に、始動記憶数をカウントする特別図柄
入賞記憶カウンタが特別図柄入賞記憶カウンタの最大値
(=4)以上となっているか否かを判断する(SA
3)。特別図柄とは、可変表示装置33により可変表示
される図柄(識別情報)のことである。最大値となって
いる場合には始動記憶することなく処理を終了する。最
大値に達していない場合には特別図柄入賞記憶カウンタ
を更新(+1)する(SA4)。次に、新たに記憶した
特別図柄入賞記憶カウンタのカウント値に対応する特別
図柄判定用バンクアドレスを算出する(SA5)。次
に、特別図柄の可変表示時間を短縮するための変動短縮
設定時間を、一旦、変動短縮タイマバンクに設定する
(SA6)。なお、ここで設定された変動短縮設定時間
は、後述のSA11で評価される始動記憶数の多少に応
じて通常の可変表示時間に変更され得る。つまり、始動
記憶数が多い場合には設定がそのまま維持され、始動記
憶数が少ない場合には通常の可変表示時間に変更され
る。
【0067】次に、可変表示結果を大当りとするか否か
を決定するための特別図柄判定用乱数を抽出する(SA
7)。次に、可変表示途中にリーチを成立させるか否か
を決定するためのリーチ判定用乱数を抽出する(SA
8)。次に、SA7で抽出した特別図柄判定用乱数を特
別図柄判定用バンクに設定し、SA8で抽出したリーチ
判定用乱数をリーチ判定用バンクに設定する(SA
9)。次に、SA7で抽出した特別図柄判定用乱数を特
定図柄判定用バンクに設定する(SA10)。なお、特
別図柄判定用バンクとは、特別図柄判定用乱数に基づい
て大当りを発生させるか否か、確率変動を生じさせる確
変大当りを発生させるか否かを判定するバンクであり、
特定図柄判定用バンクとは、特別図柄判定用バンクによ
る判定結果に応じて停止図柄の種類を定めるために使用
されるバンクである。
【0068】次に、特別図柄判定処理を実行した後(S
A11)、処理を終了する。特別図柄判定処理では、特
定図柄判定用バンクおよび特別図柄判定用バンクの格納
値に基づいて可変表示装置33の可変表示結果が定めら
れる。
【0069】図8は、遊技制御用マイクロコンピュータ
326が実行する大入賞口チェック処理を示すフローチ
ャートである。遊技制御用マイクロコンピュータ326
は、まず、カウントスイッチカウンタがスイッチオン判
定値と一致しないか否か確認する(SB11)。カウン
トスイッチカウンタは、カウントスイッチ39a,39
bの検出信号の出力が継続することに伴って加算更新さ
れるカウンタである。カウントスイッチカウンタがスイ
ッチオン判定値と一致しない場合には後述のSB15に
移行するが、一致する場合にはカウントスイッチ39
a,39bが入賞を検出したと判断してその旨を示すカ
ウント通過フラグを設定する(SB12)。
【0070】次に、遊技状態を示す特別図柄プロセスフ
ラグ値が大入賞口開放中を表わす値以外であるか否かが
判断される(SB13)。大入賞口開放中を表わす値以
外の場合には後述のSB15に移行するが、大入賞口開
放中を表わす値の場合には、大入賞口入賞カウンタ更新
処理を実行する(SB14)。ここでは、先に設定され
たカウント通過フラグに基づいてカウンタAを加算更新
する。なお、カウンタAは、前述したようにVカウント
スイッチ38およびカウントスイッチ39a,39bの
検出信号、すなわち、払出数=15個に対応する検出信
号を記憶するカウンタである。
【0071】次に、Vカウントスイッチカウンタ(特定
領域カウントスイッチカウンタ)がスイッチオン判定値
と一致しないか否か確認する(SB15)。Vカウント
スイッチカウンタは、Vカウントスイッチ38の検出信
号の出力が継続することに伴って加算更新されるカウン
タである。Vカウントスイッチカウンタがスイッチオン
判定値と一致しない場合には後述のSB20に移行する
が、一致する場合にはVカウントスイッチ38が入賞を
検出したと判断する。そして、特別図柄プロセスフラグ
値が大入賞口開放中を表わす値以外であるか否かが判断
される(SB16)。
【0072】大入賞口開放中を表わす値以外の場合には
後述のSB18に移行するが、大入賞口開放中を表わす
値の場合には、大入賞口入賞カウンタ更新処理を実行す
る(SB17)。ここでは、Vカウントスイッチ38の
検出信号に基づいてカウンタAを加算更新する。次に、
可変入賞球装置35の繰返し継続制御の実行回数を計数
する継続回数カウンタが継続回数カウンタの最終値(=
16)以上となっているか否か判断する(SB18)。
最終値となっている場合には、後述のSB20に移行す
るが、最終値となっていない場合には打玉が特定領域を
通過したことを示す特定領域通過フラグを設定する(S
B19)。
【0073】次に、入賞口スイッチカウンタがスイッチ
オン判定値と一致しないか否か確認する(SB20)。
入賞口スイッチカウンタは、各入賞口スイッチ41a,
41bの検出信号の出力が継続することに伴って加算更
新されるカウンタである。入賞口スイッチカウンタがス
イッチオン判定値と一致しない場合には処理が終了す
が、一致する場合には入賞口スイッチ41a,41bが
入賞を検出したと判断してカウンタCを加算更新する
(SB21)。その後、処理を終了する。なお、カウン
タCは、前述したように各入賞口スイッチ41a,41
bの検出信号、すなわち、払出数=10個に対応する検
出信号を記憶するカウンタである。
【0074】次に、図9〜図13、図16、図17に示
すフローチャートの内容を詳細に説明する。なお、各処
理は遊技制御用マイクロコンピュータ326がリセット
される2msに1回実行される。
【0075】図9〜図11は入賞球信号処理を示すフロ
ーチャートであり、図12は入賞球確認処理を示すフロ
ーチャートであり、図13は未検出エラー報知処理を示
すフローチャートである。また、図16は入賞球信号処
理に付随して実行されるエラー処理1を示すフローチャ
ートであり、図17は入賞球信号処理に付随して実行さ
れるエラー処理2を示すフローチャートである。
【0076】遊技制御用マイクロコンピュータ326
は、玉切れ警告や満タン警告を行なうとともに、以下に
説明する処理の過程において各種エラーの処理を実行す
る。
【0077】入賞球信号処理においては、まず、賞球カ
ウントスイッチがオンしたか否かを判断する(SC1
1)。賞球カウントスイッチのオンを検出すると、2.
9msが経過するまでの間で賞球カウントスイッチのオ
フを待つ(SC12、SC15)。通常は、賞球カウン
トスイッチがオンしてから2.9ms以内に賞球カウン
トスイッチがオフし、賞球カウントスイッチがオフする
ことに基づいて賞球が1つ払出されたものとして賞球の
払出数がカウントされる。しかしながら、2.9msが
経過するまでの間で賞球カウントスイッチがオフしない
場合には、「賞球個数カウントスイッチ断線/短絡エラ
ー」が発生したと判断してエラー処理2を実行する(S
C16)。
【0078】ここで図17を参照して、エラー処理2の
内容を説明する。まず、遊技制御用マイクロコンピュー
タ326は、エラー表示要求をセットする(SH1)。
これにより、枠ランプ(遊技効果ランプ)22がエラー
の内容に応じた所定の態様で点滅し、遊技盤面は動作停
止の状態となる。次に、打球禁止信号を発射制御基板3
08に出力する。これにより打球が禁止される(SH
2)。次に、エラーが回復したか否かを判断する(SH
3)。エラーが回復していない場合には、再度前記SH
1、SH2の処理を実行する。そして、係員等により所
定のエラー回復作業が行なわれてエラーが回復した場合
にはエラー処理2を終了して入賞球信号処理に復帰す
る。
【0079】一方、SC12で賞球カウントスイッチが
オフすれば、払出中フラグがオンしているか否かを判断
する。賞球払出中フラグは、後述するように賞球個数信
号が出力されていることを条件としてSC27でセット
されるフラグである。このフラグに基づいて遊技制御用
マイクロコンピュータ326は賞球の払出し中であるか
否かを判断する。賞球払出中フラグがオンにセットされ
ていないにもかかわらずSC11およびSC12で賞球
カウントスイッチがオン/オフした場合には賞球動作中
以外の通常時に払出しが検出されたために、「通常時払
出エラー」が発生したと判断してエラー処理1を実行す
る(SC14)。
【0080】図16を参照して、エラー処理1の内容を
説明する。まず、遊技制御用マイクロコンピュータ32
6は、エラー表示要求をセットする(SG1)。これに
より、遊技効果ランプ22がエラーの内容に応じた所定
の態様で点滅し、遊技盤面は動作停止の状態となる。次
に、発射制御基板308に打球禁止信号を出力する(S
G2)。これにより、打球が禁止される。次に、エラー
が発生してから3秒が経過したか否かを判断する(SG
3)。3秒が経過していない場合には再度前記SG1お
よびSG2の処理を実行する。そして、3秒が経過した
時点でエラー処理1を終了し、入賞球信号処理に復帰す
る。
【0081】SC13で賞球払出中フラグがオンしてい
る場合には、賞球動作中に検出された賞球であると判断
し、賞球カウント数を加算更新(+1)する(SC1
7)。次に、タイマT1をスタートさせる(SC1
8)。このように、タイマT1は、賞球カウントスイッ
チがオフしたことに基づいてスタートされる。このタイ
マT1がタイムアウトするまでの間に賞球カウントスイ
ッチがオン/オフしない場合には賞球払出制御用マイク
ロコンピュータ309による賞球の払出制御が終了した
ものとみなし、SC32を用いて後述するように払出個
数のチェックが行なわれる。
【0082】SC11で賞球カウントスイッチがオンし
ていない場合には、タイマT1が動作中であるか否かを
判断する(SC19)。タイマT1が動作中でない場合
には、入賞が検出されているか否か確認する(SC2
0)。具体的には、前述したRAM315のカウンタ
(カウンタA,B,C)が参照されて入賞が検出されて
いるか否かが判断される。入賞が検出されていなければ
処理を終了する。一方、入賞が検出されいる場合には、
以下の優先順序に従って入賞に応じた賞球個数信号が出
力される。まず、Vカウントスイッチ38またはカウン
トスイッチ39a,39bで入賞が検出されたのか否か
を判断する(SC21)。具体的には、Vカウントスイ
ッチ38およびカウントスイッチ39a,39bの検出
信号を記憶するためのカウンタAに記憶値があるか否か
を判断する。この実施の形態では、大入賞口を経た入賞
については15個の賞球を払出す。よって、Vカウント
スイッチ38またはカウントスイッチ39a,39bで
入賞が検出されていた(カウンタA>0)ときには賞球
予定数に15を設定し(SC28)、次いでカウンタA
を更新(−1)する(SC29)。
【0083】Vカウントスイッチ38またはカウントス
イッチ39a,39bで入賞が検出されていない場合に
は、始動口スイッチ46で入賞が検出されたのか否かを
判断する(SC22)。具体的には、始動口スイッチ4
6の検出信号を記憶するためのカウンタBに記憶値があ
るか否かを判断する。この実施の形態では、始動口34
を経た入賞については6個の賞球を払出す。よって、始
動口スイッチ46で入賞が検出されていた(カウンタB
>0)ときには賞球予定数に6を設定し(SC30)、
次いでカウンタBを更新(−1)する(SC31)。V
カウントスイッチ38、カウントスイッチ39a,39
b、始動口スイッチ46のいずれによっても入賞が検出
されていない場合には、各入賞口スイッチ41a,41
bのいずれかで入賞が検出されたと判断できる。具体的
には、各入賞口スイッチ41a,41bの検出信号を記
憶するためのカウンタCに記憶値があると判断できる。
この実施の形態では、一般入賞口48,42a,42
b,49a,49bを経た入賞球については10個の賞
球を払出すために、SC22でNOと判断できる場合に
は賞球予定数に10を設定し(SC23)、次いでカウ
ンタCを更新(−1)する(SC24)。
【0084】以上のように、遊技制御用マイクロコンピ
ュータ326は、複数の入賞検出用スイッチから同時に
検出信号が入力された場合であっても、所定の優先順序
に従って各検出信号に対応する払出制御を行なう。
【0085】SC24、SC29、SC31の後、遊技
制御用マイクロコンピュータ326は、検出フラグをオ
ンに設定する(SC25)。検出フラグは、いずれかの
入賞口で入賞が検出されたことを示すフラグである。こ
の検出フラグは、後述する入賞球確認処理のSD4でオ
フに設定される。その後、遊技制御用マイクロコンピュ
ータ326は、賞球予定数に応じた賞球個数信号を出力
する(SC26)。次に、遊技制御用マイクロコンピュ
ータ326は、賞球払出中フラグをオンとして(SC2
7)処理を終了する。
【0086】SC19のステップでタイマT1が動作中
である場合にはタイマT1がタイムアウトしたか否かを
判断する(SC32)。タイムアウトしていなければタ
イマT1のタイマ値の範囲で賞球の払出しが継続中であ
るために処理を終了する。
【0087】タイマT1の値(タイマ起動時からタイム
アウトするまでの時間)は、払出制御用マイクロコンピ
ュータ309により賞球が1つ払出される払出周期(賞
球カウントスイッチがオンした後、再度オンするまでの
期間)よりも長く設定されている。したがって、正常に
払出しが行なわれているときには、最後の払出しを除い
て、タイマT1がタイムアウトするよりも先に賞球カウ
ントスイッチのオン(SC11)が発生する。すなわ
ち、正常に払出しが行なわれているときには、タイマT
1は、最後の払出しが行なわれた後に初めてタイムアウ
トする。
【0088】SC32において、タイマT1がタイムア
ウトすると、遊技制御用マイクロコンピュータ326
は、賞球カウント数と賞球予定数とを比較する(SC3
3)。正常に払出しが完了した場合には、それらは一致
する。この場合には、賞球個数信号をオフ状態にし(S
C34)、賞球払出フラグをオフして処理を終了する
(SC35)。
【0089】タイマT1がタイムアウトしたときに賞球
カウント数と賞球予定数とが一致していなかった場合に
は、遊技制御用マイクロコンピュータ326は、どちら
が多いのかチェックする(SC36)。賞球カウント数
が賞球予定数に満たない場合、すなわち払出不足と判断
される場合には、払出制御用マイクロコンピュータ30
9へ補正払出指定のコマンドデータを出力する(SC3
9)。これにより、払出制御用マイクロコンピュータ3
09では不足する賞球の払出制御が行なわれる。次に、
タイマT1を再スタートする(SC40)。その後、処
理を終了する。一方、賞球カウント数が賞球予定数を超
える場合には、「払出球過大エラー」が発生したと判断
して賞球個数信号をオフにし(SC37)、エラー処理
1を実行する(SC38)。
【0090】前述したエラー処理1(図16参照)が実
行されることにより、エラーが発生してから3秒が経過
するまでの間、打球発射が禁止されるとともに、遊技効
果ランプ22が所定の態様で点滅する。エラー処理1を
実行した後、遊技制御用マイクロコンピュータ326は
入賞球信号処理を終了する。
【0091】図12は、遊技制御用マイクロコンピュー
タ326によって実行される入賞球確認処理を示すフロ
ーチャートである。まず、遊技制御用マイクロコンピュ
ータ326は、検出フラグがオンしているか否かを判断
する(SD1)。検出フラグは、いずれかの入賞口で入
賞が検出されたことを示すフラグである(SC2参
照)。検出フラグがオンしている場合には、始動口スイ
ッチ46、Vカウントスイッチ38、カウントスイッチ
39a,39b、入賞口スイッチ41a,41bのうち
のいずれかで新たな入賞が検出されている。この場合に
は、入賞カウンタを加算更新(+1)する(SD2)。
ここで入賞カウンタは、各種入賞口に対応して個別に設
けられた入賞検出用スイッチで入賞が検出されることに
基づいて加算更新され、全入賞球検出スイッチ171で
入賞球が検出されること基づいて減算更新されるカウン
タである。つまり、入賞カウンタは、各入賞口で検出さ
れた入賞のうち、全入賞球検出スイッチ171で検出さ
れていない入賞数をカウントするカウンタである。次
に、検出フラグをオフに設定する(SD4)。次に、S
D5に進む。
【0092】一方、SD1で検出フラグがオンに設定さ
れていないと判断した場合には、遊技制御用マイクロコ
ンピュータ326は、入賞カウンタが0であるか否かを
判断する。入賞カウンタが0の場合には、処理を終了さ
せる。一方、入賞カウンタが0でない場合にはSD5に
進む。
【0093】SD5では、全入賞球検出スイッチ171
がオンしたか否かを判断する。全入賞球検出スイッチ1
71がオンした場合には入賞球が検出されたために、入
賞カウンタを減算更新(−1)し(SD6)、賞球タイ
マをリセット(=0)する(SD7)。その後、処理を
終了する。一方、全入賞球検出スイッチ171がオンし
ていない場合には、賞球タイマを加算更新(+1)する
(SD8)。そして、賞球タイマのタイマ値が所定値に
達しておりタイムオーバーしているか否かを判断する
(SD9)。タイムオーバーしている場合には入賞口の
スイッチから入賞検出信号が検出されたにもかかわらず
全入賞球検出スイッチ171で入賞球が検出されていな
いために、「入賞球未検出エラー」が発生したと判断し
て未検出エラー報知タイマをセットする(SD10)。
その後、SD6に進む。未検出エラー報知タイマがセッ
トされることにより、後述する未検出エラー報知処理
(図13参照)においてエラー報知のための制御が実行
される。
【0094】図13は、遊技制御用マイクロコンピュー
タ326が実行する未検出エラー報知処理を示すフロー
チャートである。この未検出エラー報知処理を遊技制御
用マイクロコンピュータ326が実行することにより、
全入賞球検出スイッチ171で検出されなかった入賞の
発生したことが所定時間にわたって報知される。まず、
遊技制御用マイクロコンピュータ326は、未検出報知
タイマがセットされているか否か(未検出報知タイマ>
0)を判断する(SE1)。未検出報知タイマがセット
されていない場合には、処理を終了する。一方、未検出
報知タイマがセットされている場合には、エラー表示要
求をセットする(SE2)。これにより、「入賞球未検
出エラー」に示されるように遊技効果ランプ22がエラ
ーの内容に応じた所定の態様で点滅する。なお、遊技盤
面は動作停止の状態とならず、通常状態が維持される。
次に、未検出エラー報知タイマを減算更新(−1)する
(SE3)。この後、未検出エラー報知処理を終了す
る。その後、未検出エラー報知処理が実行される毎にS
E3で未検出エラー報知タイマが減算更新される。そし
て、未検出エラー報知タイマ=0となれば、SE1でN
Oの判断がなされ、エラー報知がなされなくなる。
【0095】次に、図14、図15、図18、図19に
示すフローチャートを参照して、払出制御用マイクロコ
ンピュータ309が実行する賞球モータ制御処理の内容
を詳細に説明する。
【0096】図14、図15は賞球モータ制御処理を示
すフローチャートである。また、図18は賞球モータ制
御処理に付随して実行されるエラー処理3を示すフロー
チャートであり、図19は賞球モータ制御処理に付随し
て実行されるエラー処理4を示すフローチャートであ
る。払出制御用マイクロコンピュータ309は、以下に
説明する賞球モータ制御処理の過程において各種エラー
の処理を実行する。
【0097】まず、賞球モータ制御処理で使用される各
種タイマについて説明する。 (1) タイマT2:賞球個数信号に対応する払出予定
数の払出しが完了したと判断されたとき、すなわち、払
出予定数に対応した賞球モータ駆動時間が経過したとき
にセットされる。このタイマT2がタイムアウトしたと
きに賞球個数信号がオフしていなければ、遊技制御用マ
イクロコンピュータ326から補正払出指定のコマンド
データ(SC39)が入力されることを条件として、さ
らに1個の払出制御が行なわれる。これにより、払出不
足の賞球の追加払出が行なわれる。なお、遊技制御用マ
イクロコンピュータ326で用いられるタイマT1との
関係は、T1<T2である。
【0098】(2) タイマT11:賞球モータ322
を駆動開始したとき、または1個の賞球払出を終了した
ときにセットされ、タイムアウトすると賞球モータ位置
センサ321のエラーとされる。すなわち、賞球モータ
位置センサ321のオンチェックタイマである。
【0099】(3) タイマT12:賞球モータ位置セ
ンサ321がオンするとセットされ、タイマアウトする
と賞球モータ位置センサ321のエラーとされる。すな
わち、賞球モータ位置センサ321のオフチェックタイ
マである。
【0100】まず、払出制御用マイクロコンピュータ3
09は、賞球個数信号が伝送される賞球個数ケーブルが
正しく接続された状態にあるか否かを判断する(SF
1)。賞球個数テーブルが正しく接続された状態でない
場合には、「賞球個数ケーブル未接続エラー」が発生し
たと判断してエラー処理3を実行する(SF2)。
【0101】図18を参照して、エラー処理3の内容を
説明する。まず、払出制御用マイクロコンピュータ30
9は、ブザー信号をオンにセットする(SJ1)。これ
により、ブザー基板327に接続されたブザー328か
ら警報が発せられる。次に、打球禁止信号を発射制御基
板308へ出力する(SJ2)。これにより、打球不可
能な状態になる。その後、賞球モータ制御処理に復帰
し、再度処理が前記SF1に戻る。SF1で賞球個数ケ
ーブルが正しく接続されていると判断された場合には、
エラー処理3への移行が中止されてSF3に処理が進
む。これにより、ブザー328からの警告が止み、ま
た、打球可能な状態となる。
【0102】SF3では、賞球個数信号が入力されたか
否かを判断する。賞球個数信号が入力されていない場合
には再度前記SF1の処理を実行する。一方、賞球個数
信号が入力された場合には、賞球個数信号が示す払出予
定数に対応する賞球モータ駆動時間を設定し(SF
4)、賞球モータ322を駆動開始する(SF5)。続
いて、払出制御用マイクロコンピュータ309は、タイ
マT11を起動する(SF6)。次に、払出制御用マイ
クロコンピュータ309は、賞球モータ位置センサ32
1がオンするのを待つ(SF7)。そして、賞球モータ
位置センサ321がオンする前にタイマT11がタイム
アウトした場合(SF12でNO)には、エラー処理4
を実行する(SF14)。
【0103】図19を参照して、エラー処理4の内容を
説明する。まず、払出制御用マイクロコンピュータ30
9は、賞球モータ322を逆転駆動させるなどして玉詰
まり等によるエラーを復旧させる動作を行なう(SK
1)。次に、エラーが復旧したか否かを判断する(SK
2)。そして、エラーの復旧が確認できた場合には処理
を終了するがエラーが復旧しない場合には、「球噛みエ
ラー」が発生したと判断してブザー信号を設定する(S
K3)。これにより、所定の警告音がブザー328から
発生する。次に、リセットスイッチ400よりリセット
信号が入力されるのを待つ(SK4)。そして、遊技場
の係員等が適切なエラー復旧動作を行なった後、リセッ
トスイッチ400を押圧操作すれば、ブザー信号をオフ
し(SK5)、エラー処理4を終えて賞球モータ制御に
復帰する。
【0104】一方、SF7で賞球モータ位置センサのオ
ンが検出された場合にはタイマT11を停止して(SF
8)、タイマT12を起動する(SF9)。その後、払
出制御用マイクロコンピュータ309は、賞球モータ位
置センサ321がオフするのを待つ(SF10)。
【0105】賞球モータ位置センサ321がオフする前
にタイマT12がタイムアウトすると、前記SF14の
エラー処理4を実行する。タイマT12がタイムアウト
する前に賞球モータ位置センサ321がオフすれば、タ
イマT12を停止して(SF11)、賞球個数信号に応
じて設定したモータ駆動予定時間が経過したか否かを判
断する(SF15)。モータ駆動予定時間が経過してい
ない場合には、賞球個数信号の信号状態は変化していな
いかどうかをチェックする(SF16)。賞球個数信号
が一旦入力されるとその賞球個数信号に基づいた払出し
がすべて終わるまでの間、その賞球個数信号は同一の信
号状態を維持する。モータ駆動予定時間が経過していな
いにもかかわらず賞球個数信号が変化した場合には、
「賞球個数信号エラー」が発生したと判断して前述した
エラー処理3(図18参照)を実行する(SF17)。
これにより、ブザー328から警報が発せられる。その
後、遊技場の係員等により適切な処置が施され、リセッ
トスイッチ400が押圧されたことを条件として(SF
18)、処理が前記SF15に移行する。
【0106】賞球個数信号が異常に変化することなく、
モータ駆動予定時間が経過した場合には、払出予定数の
賞球の払出しがすべて完了したものとみなし賞球モータ
322をオフにする(SF19)。次に、タイマT2を
スタートさせ(SF20)、タイマT2がタイムアウト
するまでの間に賞球個数信号がオフするのを待つ(SF
21、SF23)。そして、タイマT2がタイムアウト
するまでの間に賞球個数信号がオフした場合には払出予
定数の賞球が正確に払出されたものとみなし、タイマT
2をストップして(SF22)、賞球モータ制御処理を
終了する。一方、タイマT2がタイムアウトしてもなお
賞球個数信号がオフしていない場合には実際に払出され
た賞球数をカウントしている遊技制御用マイクロコンピ
ュータ326側で賞球の払出数不足を検出していること
が考えられる。そこで、この場合には、遊技制御用マイ
クロコンピュータ326側から補正払出指定のコマンド
データが入力されたか否かを判断する(SF24)。
【0107】そして、補正払出指定コマンドデータが入
力されていないにもかかわらず、賞球個数信号がオフし
ない場合にはエラー処理3(図18参照)を実行する
(SF25)。一方、補正払出指定のコマンドデータが
入力された場合には、不足する賞球を払出すために賞球
モータ322を駆動した回数が予め定められた最大補正
回数に達しているかどうかを判断する(SF26)。払
出制御用マイクロコンピュータ309は、賞球が不足す
る場合、賞球を1つ払出すために必要な駆動時間だけ賞
球モータ322を駆動して、再度、不足する賞球がすべ
て払出されたか否か、すなわち、賞球個数信号がオフす
るか否かを確認する。そして、賞球個数信号がオフして
いない場合には、再度、賞球を1つ払出すために必要な
駆動時間だけ賞球モータ322を駆動する制御を繰返し
行なう。SF26では、このような繰返し動作により賞
球モータ322を駆動した回数が最大補正回数に達して
いるか否かが判断されるのである。
【0108】最大補正回数に達していない場合には、補
正回数カウンタを加算更新し(SF27)、賞球モータ
322を繰返し駆動する回数を計数する。次に、払出予
定数=1に対応するモータ駆動時間を設定する(SF2
8)。そして、前記SF5に移行して、払出予定数=1
に対応するモータ駆動時間だけ賞球モータ322を駆動
する処理を実行する。その後、SF6〜SF20の処理
を再度実行し、賞球個数信号がオフしたかどうかを再度
確認する(SF21)。そして、タイマT2がタイムア
ウトするまでの間に賞球個数信号がオフしない場合には
補正払出指定コマンドデータが継続して入力されている
ことを条件として、再度、賞球モータ322を駆動した
回数が最大補正回数に達しているか否かを判断する(S
F26)。そして、最大補正回数に達しないことを条件
として、不足する賞球をさらに1つ払出す補正処理が繰
り返される。これにより、賞球数の補正が行なわれる。
【0109】補正処理が最大補正回数だけ実行されたに
もかかわらず、賞球個数信号がオフにならない場合(S
F26でNO)には、「賞球通路球詰まりエラー」が発
生したと判断して、ブザー信号がオンにセットされる
(SF29)。これにより、ブザー328によってその
旨が報知される。次に、リセットスイッチ400が遊技
場の係員等により操作されたか否かを判断する(SF3
0)。リセットスイッチからの検出信号が入力されない
場合には、継続してブザー328から警告音が発せられ
る。一方、遊技場の係員等により適切な処置が施され、
リセットスイッチ400が操作された場合にはブザー信
号をオフにし(SF31)、補正回数カウンタをリセッ
トする(SF32)。その後、前記SF28に進む。
【0110】図20は、遊技制御用マイクロコンピュー
タ326から払出制御用マイクロコンピュータ309に
出力されるコマンドデータの内容を説明するための説明
図である。コマンドデータは、図示するように7ビット
で構成されている。このうち、0ビット目〜3ビット目
を使用して賞球個数が指定され、4ビット目〜7ビット
目を使用して制御内容が指定される。なお、7ビット目
は賞球個数の指定には使用されず、INT信号用として
利用される。たとえば、4ビット目〜7ビット目が「0
00B」とされることにより通常払出が指定され、「0
01B」とされることにより補正払出が指定される。
【0111】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。第2の実施の形態で用いられる景品玉払出手
段(景品玉払出装置)としての玉払出装置59の構成に
ついて図21ないし図22を参照して説明すると、玉払
出装置59のケース98は、図21に示すように、左右
2つに分割形成され、それぞれの分割ケース98a,9
8bに玉供給路181a,181bが形成されている。
玉供給路181a,181bは、その内部で湾曲面18
2a,182bとなって後方に向かって湾曲しており、
その湾曲面182a,182bの終端の下方に玉送り水
平路184a,184bが形成され、さらに玉送り水平
路184a,184bの終端に玉排出路183a,18
3bが形成されている。これらの玉供給路181a,1
81b、玉送り水平路184a,184b、および玉排
出路183a,183bは、分割ケース98a,98b
を前後に区画する区画壁195a,195bの前方に形
成されている。また、分割ケース98a,98bの前方
には、玉圧緩衝部材185が挾持されるようになってい
る。この玉圧緩衝部材185は、前記通路体84の景品
玉通路86a,86bから供給される景品玉を、図22
(B)に示すように、左右側方に振り分けて玉供給路1
81a,181bに誘導するとともに、その下方部に発
光素子186(LED)と受光素子187とが設けられ
ている。発光素子186と受光素子187とは、所定の
間隔をあけて設けられ、この間隔内に次に説明する回転
体の一例のスクリュー188の先端が挿入されるように
なっている。なお、玉圧緩衝部材185は、分割ケース
98a,98bを張り合わせたときに、完全に内部に収
納固定されるようになっている。
【0112】また、前記玉送り水平路184a,184
bの間には、ステッピングモータ189によって回転せ
しめられるスクリュー188が配置されている。すなわ
ち、区画壁195a,195bの後方に形成される固定
溝191a,191bにステッピングモータ189を固
定するモータ固定板190を嵌合固定し、ステッピング
モータ189のモータ軸を区画壁195a,195bの
前方に突出させて、その突出前方にスクリュー188が
固定されるものである。スクリュー188の外周には、
ステッピングモータ189の回転により玉送り水平路1
84a,184bに載置された景品玉を前方に移動せし
めるような螺旋突起188aが突設されるとともに、ス
クリュー188の先端には、前記発光素子186を被覆
する凹部が形成され、その凹部に2つの切欠部192が
形成されている。この切欠部192は、180度の対称
位置に形成されているので、スクリュー188が1回転
する間に、発光素子186からの光が切欠部192を介
して2回受光素子187によって検出されるようになっ
ている。なお、前記発光素子186、受光素子187、
およびステッピングモータ189からの配線193は、
まとめられてケース98の後部下方に形成された引出穴
から外部に引出されてコネクタ194に結線される。
【0113】上記のように構成される玉払出装置59に
おいては、玉供給路181a,181bから供給される
景品玉が玉送り水平路184a,184bの後端部に供
給された位置で停止された状態において、ステッピング
モータ189の回転を開始すると、スクリュー188の
螺旋突起188aにより景品玉が玉送り水平路184
a,184b上を前方に向かって移動し、遂には、玉送
り水平路184a,184bの終端から玉排出路183
a,183bに向けて落下する。このとき、左右の玉送
り水平路184aと184bからの景品玉の落下は、交
互に行なわれるが、この交互の落下は、スクリュー18
8が半回転する毎に一方から1個の景品玉が落下するの
で、結局1個の景品玉が落下する毎に発光素子186か
らの光が受光素子187によって検出されることにな
る。このため、受光素子187によって検出された信号
数が予め定められた景品玉数(1個の入賞に対応する)
に到達したときにステッピングモータ189の駆動を停
止するように制御することにより、正確に入賞に対応す
る景品玉を払出すことができる。なお、回転体として
は、スクリュー188の他に、回転することにより玉を
下方に流下させるスプロケット等でもよい。
【0114】次に、図23に基づいて、本発明の第2の
実施の形態のパチンコ遊技機を説明する。この第2の実
施の形態では、前述した第1の実施の形態との相違点を
主に説明する。機構板660は、主として玉タンク95
4と玉整列レール955とが設けられる上部ベースユニ
ット661と、主として入賞に基づく景品玉を払出す玉
払出装置59が設けられる中間ベースユニット662
と、主として遊技盤30に打込まれた入賞玉を含む打玉
を処理する処理機構が設けられる下部ベースユニット6
63とに分割形成されたものを組付けて構成される。前
述したように、3つのベースユニット661〜663を
組付けて構成した本実施の形態の機構板660において
は、背面から見て全体として「コ」字状となっており、
機構板660を閉じた状態において遊技盤30の一側辺
部が開放された状態となる。このため、遊技盤30の裏
面構造が複雑(遊技機にあっては、入賞装置の後方突出
面積および突出量のものがあり、また配線の複雑なもの
もある)なものであっても、機構板660の開閉動作を
スムーズに行なうことができる。なお図中668は、玉
タンク954に貯留されている玉を玉整列レール669
へ供給するための落下口である。また78は遊技中継基
板である。
【0115】遊技領域に打込まれて入賞領域あるいは可
変入賞球装置内に入賞した入賞玉は、遊技盤裏面側に導
かれて入賞玉処理装置715にまで導かれて、その入賞
玉処理装置715に設けられている全入賞球検出器17
1で検出される。パチンコ遊技機1の上方隅部分には、
ターミナル基板678が設けられている。このターミナ
ル基板678は、外部電源と接続するための電源コネク
タ680および電源スイッチ681が設けられている。
さらに、ターミナル基板678は、玉切れ情報出力端子
679a、発射制御信号入力端子679b、玉貸情報出
力端子679c、補給情報出力端子679dが設けられ
ている。
【0116】中間ベースユニット662には、その上部
に通路体684が止着され、該通路体684の下方に玉
払出装置59が固着される。より詳細に説明すると、通
路体684は、前記カーブ樋57によって流下方向を左
右に変換された2列の玉を下方向に向かって流下させる
玉通路686a,686bを有する。この玉通路686
a,686bの上流側には、玉切れスイッチ687a,
687bが臨む態様で設けられている。この玉切れスイ
ッチ687a,687bは、玉通路686a,686b
内の玉の有無を検出するもので、いずれか一方の玉切れ
スイッチ687a,687bが景品玉を検出しなくなっ
たときには、玉切れランプ44が点灯し、玉払出装置の
モータの回転を停止して玉の払出を不能動化させるよう
になっている。
【0117】玉通路686a,686bを流下する玉
は、下流側の玉払出装置59に供給される。玉払出装置
59は、中間ベースユニット662に下方に装着される
直方体状のケースの内部に収納されて構成される。この
玉払出装置59によって払出される玉は、入賞に基づく
景品玉だけではなく、遊技者に貸出す貸玉も玉払出装置
59によって払出されるようになっている。つまり、前
述した第1の実施の形態では、賞球機構部と玉貸機構部
とに分かれていたが、この第2の実施の形態では、1つ
の玉払出装置59によって景品玉の払出と玉貸との両者
を行なうのである。
【0118】玉払出装置59の玉の払出側の玉の流路
は、景品玉払出用の流路801aと、貸玉払出用の流路
801bとに分岐して構成されている。流路801a内
には、流路801aに導かれた玉である景品玉を検出す
る賞球カウントスイッチ(賞球個数スイッチ)856が
設けられている。一方、貸玉を払出す流路801b内に
は、貸玉を検出する貸玉カウントスイッチ(貸玉個数ス
イッチ)850が設けられている。玉払出装置59から
流下する玉を景品玉として払出す場合にはその玉が流路
801aに導かれ、玉払出装置59から流下する玉を貸
玉として払出す場合には玉が流路801bに導かれる。
つまり、流路801aと、流路801bとは、選択的に
通流可能にされる。これらの流路の分岐点には、玉払出
装置59から落下してくる玉の流路を、流路801aと
玉貸用の流路801bとの間で切換える流路切換部材8
54が設けられている。流路切換部材854の近傍に
は、流路切換部材854を駆動するための切換ソレノイ
ド855が設けられている。図中708は玉払出通路で
あり、710は上皿連通口であり、712は余剰玉通路
である。
【0119】賞球個数スイッチ(賞球カウントスイッ
チ)856の検出信号は前述したように遊技制御用マイ
クロコンピュータ326に入力されて前述した制御に用
いられる。一方、玉貸個数スイッチ(玉貸カウントスイ
ッチ)850の検出信号は、払出制御用マイクロコンピ
ュータ309に入力されて、前述したように制御に用い
られる。このように、賞球個数スイッチ(賞球カウント
スイッチ)856と玉貸個数スイッチ(玉貸カウントス
イッチ)850とを別個に設けることにより、賞球個数
ばかりでなく玉貸個数も明確に把握することができる。
【0120】次に、図24に基づいて第3の実施の形態
を説明する。この第3の実施の形態においては、前述し
た第2の実施の形態との相違点を主に説明する。この第
3の実施の形態では、玉貸個数スイッチ(玉貸カウント
スイッチ)850を設けていない。さらに、景品玉払出
手段(景品玉払出装置)としての玉払出装置697に
は、払出カウントスイッチ840a,840bが設けら
れている。この払出カウントスイッチ840a,840
bは、景品玉と貸玉とのいずれも検出するスイッチであ
る。このスイッチは、払出制御基板に接続されており、
検出信号が払出制御基板に入力される。さらに、前述し
た第2の実施の形態のように、前記払出カウントスイッ
チ840a,840bを用いないものでもよい。
【0121】前述した第2の実施の形態と第3の実施の
形態においても、流路切換装置部分と玉払出装置とを一
体に構成してもよい。
【0122】図25は、第4の実施の形態を示してい
る。この第4の実施の形態においては、玉払出装置59
の玉の払出側の流路を分岐せずに、景品玉のみを検出す
ることを可能にする例である。玉払出装置59の玉の払
出側の玉の流路は、1本の玉流路801cにより構成さ
れている。したがって、この玉流路801cには、景品
玉と貸玉との両者が導かれることになる。玉流路801
cの近傍には、玉流路801c内に出没可能な賞球個数
スイッチ(賞球カウントスイッチ)860と、その賞球
個数スイッチ860を駆動するためのモータ860aお
よび860aにより駆動される歯車860bとが設けら
れている。
【0123】そして、図25の(A)には賞球個数スイ
ッチ860が玉流路801c内に入った状態が示されて
おり、(B)には賞球個数スイッチ860が玉流路80
1c外に出た状態が示されている。モータ860aによ
り回転駆動される歯車60bが玉流路801cの外側に
設けられている。賞球個数スイッチ860は、歯車86
0bの歯と噛合う歯が複数鋸状に形成されて歯車860
bの回転動作に応じて往復動作することが可能な動作部
材860cと、動作部材860cの先端に取付けられて
玉流路801c内に入って玉を検出するセンサ部860
dとにより構成されている。
【0124】景品玉の払出が行なわれる通常の場合に
は、(A)に示されるようにセンサ部860dが玉流路
801c内に入った状態にされており、景品玉が払出さ
れると、その玉がセンサ部860dにより検出される。
一方、貸玉の払出が行なわれる場合には、(B)に示さ
れるように歯車860bが図示矢印の方向に回転され、
センサ部860dが玉流路801c外に出される。これ
により、貸玉が払出される場合には、センサ部860d
により玉が検出されない。景品玉の払出が行なわれるこ
とになった場合には、(B)に示される方向と逆方向に
歯車860bが駆動され、(A)に示される状態に戻
る。
【0125】したがって、賞球個数スイッチ860は、
払出す玉が景品玉から貸玉かの別により、出没動作し、
景品玉のみを検出する。このような構成を採用すること
により、玉払出装置59の玉の排出側の玉の流路を分岐
させる必要がなくなるので、玉の流路の構成を簡略化す
ることができる。なお、この第4の実施の形態において
は、払出モータ等を含む玉払出装置697、玉流路80
1c、賞球個数スイッチ860、歯車860b、および
モータ860aをユニット化していない例を示したが、
それらをユニット化して1つのケース内に設け、着脱交
換可能なようにしてもよい。そのようにすれば、組付作
業およびメンテナンス作業が容易になる。この第4の実
施の形態でも、前述した払出カウントスイッチ840
a,840bを用いない前記玉払出装置59を用いても
よい。
【0126】図26は第5の実施の形態を示している。
この第5の実施の形態においては、モータを正転,逆転
することで景品玉の払出と貸玉の払出とを行なう例を説
明する。この第5の実施の形態においても、第2の実施
の形態との相違点について主に説明する。この第5の実
施の形態においては、景品玉払出手段(景品玉払出装
置)として、玉を送出す玉送出装置1030が用いられ
ている。この玉送出装置(玉払出装置)1030は、モ
ータ1032で1つのスプロケット1033を回転させ
て玉の払出を行なう。玉送出装置1030における玉の
出口は、図中左右に1つずつあり、左側の出口が景品玉
払出用、右側の出口が貸玉払出用である。そのモータ1
032の回転方向をモータ制御信号により切換え、景品
玉と貸玉の払出の別に応じて正転および逆転させる。具
体的には、景品玉を払出す場合には、図中左回りにスプ
ロケット1033が回転される。これにより、左側の出
口から景品玉が払出される。一方、貸玉を払出す場合に
は、図中右回りにスプロケット1033が回転される。
これにより、右側の出口から貸玉が払出される。このよ
うな玉払出装置1030に玉を供給する供給通路として
は、一条の供給通路1031が設けられている。したが
って、一条の供給通路1031から玉送出装置1030
に供給された玉がスプロケット1033の回転方向によ
り、左右に振分けられるのである。
【0127】玉払出装置1030における左側の出口下
には、景品玉払出検出手段としての景品玉を検出するた
めの賞球数検出器(賞球カウントスイッチ)1034が
設けられている。玉送出装置1030における右側の出
口下には、貸玉を検出するための玉貸数検出器(玉貸カ
ウントスイッチ)1035が設けられている。これらの
検出器は、第1の実施の形態の場合の賞球カウントスイ
ッチおよび玉貸カウントスイッチと同様の態様で、遊技
制御用マイクロコンピュータ326、払出制御用マイク
ロコンピュータ309に接続されており、それらの検出
出力を用いて前述と同様の制御が行なわれる。
【0128】次に、以上説明した実施の形態における変
形例や特徴点等を以下に列挙する。 (1) 前述した実施の形態では、払出される賞球数
(景品玉数)は、入賞価値に応じて、6個,10個,1
5個のものを示したが、その他に、たとえば入賞価値に
応じて7個,15個の2種類の個数の景品玉が払出され
るものであってもよい。また、前述した実施の形態で
は、一般入賞口に入賞した入賞玉をまとめて検出するも
のを示したが、本発明はそれに限定されるものではな
く、たとえば始動口が複数設けられており、その始動口
に入賞した始動入賞玉をまとめて検出するものであって
もよい。
【0129】また、前述した賞球個数が7個と15個と
の場合には、7個に対して1つの入賞玉検出スイッチを
設け、15個に対して1つの検出スイッチを設けて検出
するようにしてもよい。さらには、前述した賞球個数が
6個,10個,15個の場合には、6個の入賞玉を1つ
の入賞玉検出スイッチで検出し、10個の入賞玉を1つ
の入賞玉検出スイッチで検出し、15個の入賞玉を1つ
の入賞玉検出スイッチで検出するようにし、合計3つの
入賞玉検出スイッチで検出するように構成してもよい。
【0130】前述した実施の形態では、たとえば図2に
示したように、打玉の入賞により払出される景品玉数が
互いに異なる複数種別に分類可能な複数の入賞領域にお
いて、その複数の入賞領域の種別毎に入賞玉を集合させ
て誘導する玉通路が交差しないものを示した。しかし、
本発明はこれに限らず、たとえば、一般入賞口に入賞し
た入賞玉を誘導する玉通路と始動入賞口に入賞した始動
入賞玉を誘導する玉通路とが交差してもよい。その場合
には、一方の玉通路を遊技盤に近い箇所に設け、他方の
玉通路を遊技盤から遠ざかった箇所に設けるようにして
複層構造にする必要がある。
【0131】また、入賞玉検出手段(入賞玉検出スイッ
チ)は、遊技領域に設けられた入賞口に直接組付けて構
成してもよい。またその入賞玉検出手段は、マイクロス
イッチやフォトスイッチなどで構成してもよい。
【0132】(2) 遊技制御用マイクロコンピュータ
326により、弾球遊技機の遊技状態を制御する遊技制
御手段が構成されている。払出制御用マイクロコンピュ
ータ309により、玉払出手段(玉払出装置59)を制
御して景品玉の払出制御を行なう払出制御手段が構成さ
れている。前述した主基板ボックス87bは、前述した
ように蓋体とボックス本体とがワンウェイねじにより組
付けられている。この主基板ボックス86bにより、前
記遊技制御手段を封入可能な封入手段が構成されてい
る。この封入手段は、前述したように、遊技制御手段を
封入した後にその封入状態を一旦解除すると元の封入状
態に復元することが困難に構成されている。
【0133】従来において、遊技制御手段は、基板ボッ
クス等の収容体内に収容され、基板ボックスを構成する
ボックス本体と蓋体との間に封印シールを貼着して封印
状態を担保し、封印シールを破って不正に収容体が開封
された場合には、その不正開封の痕跡が残るように構成
されていた。
【0134】しかし、この従来のものにおいては、一旦
封印シールを貼着した後においては、封印シールを破る
ことなく遊技制御手段を修理したり保守点検することが
できないという欠点があった。そこで、封印シールに代
わる不正防止手段を望む要請があった。
【0135】前述した実施の形態では、前述したワンウ
ェイねじによる封入手段を採用しているために、封印シ
ールに代わる封入手段を提供することができるに至っ
た。この封入手段は、少なくとも当該封入手段の一部を
破壊することなく封入状態を解除することが困難に構成
されている。これにより、不正に開封して遊技制御手段
を不正改造する等の不正行為が行なわれた場合には、封
入手段の一部が不正に破壊されてその破壊状況によって
不正開封がなされたことが容易に判別でき、不正開封を
極力防止することが可能となる。
【0136】また、前記封入手段は、遊技制御手段の保
守点検や修理等のために正当なものが開封する場合に
は、封入手段の一部(取付片部80a〜80cの連結部
材)を破壊(ニッパ等により切断)することにより容易
に開封することが可能となり、保守点検や修理等が簡単
となる。その際に、開封したものが主基板ボックス87
bの所定箇所に署名捺印を行なう署名捺印領域が設けら
れている。この署名捺印領域の署名捺印状況と封入手段
の破壊状況とを照合することにより、封入手段の破壊が
正当な者による破壊か否か判別することが可能となる。
【0137】さらに、前記封入手段は、前記封入手段の
一部が破壊されて開封された後においても、次のワンウ
ェイねじによるねじ止め箇所によって封入状態にするこ
とができる。すなわち、前記封入手段は、封入部(ワン
ウェイねじによるねじ止め箇所としての取付片部80a
〜80c)を複数有しており、第1番目の封入部による
封入がなされた状態でその封入部を破壊して開封がなさ
れた後、次の封入部による封入状態にすることができる
ように構成されている。これにより、遊技制御手段の複
数回の保守点検や修理等が可能となる。また、前記封入
手段(主基板ボックス87b)は、収容されている遊技
制御手段を外部から透視可能に構成されている。その結
果、遊技制御手段に不正改造が行なわれた場合にそれを
目視して監視し、不正改造の痕跡を発見しやすくなる。
【0138】(3) 前述した遊技制御用マイクロコン
ピュータ326と払出制御用マイクロコンピュータ30
9とは同一の制御基板上に設けてもよい。また前述した
主基板87aと払出制御基板937とは同一の基板ボッ
クス(収容体)内に設けてもよい。
【0139】また前述した賞球カウントスイッチ320
a,320bの検出信号を遊技制御用マイクロコンピュ
ータ326と払出制御用マイクロコンピュータ309と
の両者に入賞させてもよく、また、払出制御用マイクロ
コンピュータ309のみに入力させてもよい。さらに
は、賞球モータ位置センサ321の検出信号を払出制御
用マイクロコンピュータ309と遊技制御用マイクロコ
ンピュータ326との両者に入力させてもよく、また、
遊技制御用マイクロコンピュータ326にのみ入力させ
てもよい。さらには、賞球カウントスイッチ320a,
320bを省略して賞球モータ位置センサ321のみを
設けたものであってもよい。
【0140】払出制御基板937は、玉貸用の玉貸制御
基板と賞球用の賞球制御基板とに分けてもよい。その場
合に、両基板を別々の制御基板ボックス(収容体)に収
容してもよく、または、1つの制御基板ボックス(収容
体)にともに設けてもよい。玉貸制御基板と賞球制御基
板とが分けられた場合には、当然のことながら、玉貸制
御用マイクロコンピュータが玉貸制御基板に設けられ、
賞球制御用マイクロコンピュータが賞球制御基板に設け
られることとなる。
【0141】(4) SC32〜SC40に示したよう
に、前記遊技制御手段は、景品玉払出検出手段(320
a,320b,321)の検出信号を直接受け、景品玉
の払出が正常に行なわれているか否かを監視する機能を
有している。そしてこの遊技制御手段の監視の結果、正
常でない旨が判定された場合に、エラー処理手段(SG
1〜SG3)によりエラー処理状態にする制御が行なわ
れる。このエラー処理手段は、打玉が発射できない打球
発射不能状態に制御する打球発射禁止手段(SG2)を
含んでいる。またこのエラー処理手段は、エラーが発生
した旨を報知するエラー報知手段(SG1)を含んでい
る。
【0142】さらに、このエラー処理手段は、遊技動作
制御を停止させて遊技不能状態に制御する遊技不能制御
手段を含んでいるものであってもよい。また前記エラー
処理手段は、所定期間(3S)経過した場合に、エラー
発生前の状態に自動的に復帰する自動復帰手段(SG
3)を含んでいる。
【0143】
【課題を解決するための手段の具体例】一般入賞口(通
常入賞口)48,42a,42b,始動口34,可変入
賞球装置35により、遊技領域に設けられ、打玉の入賞
により払出される景品玉数が互いに異なる複数種別に分
類可能な複数の入賞領域(入賞口)が構成されている。
始動口スイッチ46、入賞口スイッチ41a,41b、
カウントスイッチ39a,39b、Vカウントスイッチ
38により、前記複数種別毎に少なくとも1つずつ遊技
盤に設けられ、対応する種別の入賞領域に入賞した入賞
玉を検出する入賞玉検出手段(入賞玉検出器)が構成さ
れている。入賞玉集合カバー体45により、同じ種別に
分類される複数の入賞領域(48,42a,49a)に
入賞した入賞玉を集合させて1つの入賞玉検出手段(4
1a)で検出できるように入賞玉を誘導する玉通路が構
成されている。遊技制御用マイクロコンピュータ326
により、弾球遊技機の遊技状態を制御可能な遊技制御手
段が構成されている。玉払出装置59により、景品玉を
払出可能な景品玉払出手段(景品玉払出装置)が構成さ
れている。払出制御用マイクロコンピュータ309によ
り、前記景品玉払出手段を制御して景品玉の払出制御を
行なう払出制御手段が構成されている。賞球カウントス
イッチ320a,320bまたは賞球モータ位置センサ
321により、前記景品玉払出手段による景品玉の払出
を検出する景品玉払出検出手段(景品玉払出検出器また
は景品玉検出器)が構成されている。
【0144】そして、前記遊技制御手段は、前記複数の
入賞領域への入賞に応じて払出すべき景品玉の個数情報
(賞球情報)を記憶しており、前記入賞玉検出手段によ
る入賞玉の検出に応じて該入賞玉検出手段に対応した景
品玉の個数情報を前記払出制御手段に送る(SC20〜
SC26)。また図14、図15に示したように、払出
制御手段は、前記入賞玉検出手段の検出出力を直接受け
ることなく前記送られてきた景品玉の個数情報(賞球情
報)に基づき、前記景品玉払出手段を動作させて払出制
御を行なう。前記遊技制御手段は、図4に示したよう
に、前記景品玉検出手段の検出信号を直接受け、景品玉
の払出が正常に行なわれているか否かを監視する(SC
32〜SC40)。
【0145】図2に示したように、同じ種別に分類され
る入賞領域(42a,42b)が前記遊技領域の左右に
設けられ、その左右の入賞領域の間に異な種別に分類さ
れる入賞領域(34)が設けられ、前記左右の入賞領域
には少なくとも1つずつ入賞玉検出手段(41a,41
b)が設けられている。
【0146】可変入賞球装置35により、遊技者にとっ
て有利な第1の状態と遊技者にとって不利な第2の状態
とに変化可能であり、予め定められた特定遊技状態(大
当り状態)の発生により第1の状態となる可変入賞球装
置(俗にいう大入賞口)が構成されている。始動口34
により、打玉の入賞に伴って前記特定遊技状態が発生す
るか否かが決まる遊技動作制御が行なわれる始動入賞領
域(俗にいう始動口または始動入賞口)が構成されてい
る。一般入賞口(通常入賞口)48,42a,42b,
49a,49bにより、複数の一般入賞領域が構成され
ている。また図2に示すように、前記複数の一般入賞領
域(たとえば42b,49b)に入賞した入賞玉が1個
の入賞玉検出手段(たとえば41b)で検出できるよう
に構成されている。
【0147】全入賞球検出スイッチ171により、前記
入賞玉検出手段よりも下流側に設けられすべての入賞玉
を検出する全入賞玉検出手段(全入賞球検出スイッチ1
71)が構成されている。SD1〜SD10により、前
記入賞玉検出手段の検出があって所定期間経過したにも
かかわらず前記全入賞玉検出手段の検出がなされないと
きに異常と判定する異常判定手段が構成されている。
【0148】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、入賞玉検出手段が遊技盤に設けられ、複数
の入賞領域から入賞した入賞玉を一つの入賞玉検出手段
で検出できるようにしたので、入賞領域に入賞した入賞
玉が早期にその入賞玉検出手段により検出され、その入
賞玉検出手段の検出出力に応じて景品玉の個数情報が景
品玉払出手段に与えられて景品玉の払出動作が行なわれ
るために、入賞玉検出手段の個数の増加を抑えながらも
打玉の入賞に伴う景品玉の払出が早期に行なわれ、入賞
から景品玉の払出に至るまでの期間が長引いてしまう不
都合を極力防止することができる。
【0149】しかも、景品玉の払出が正常に行なわれて
いるか否かを遊技制御手段の方が監視するために、玉払
出制御手段を不正改造されたものに取換えられて玉の払
出が正常に行なわれない状態となったとしても、その玉
払異常が遊技制御手段によって監視されるために、異常
が発生した旨の判定が可能となる。
【0150】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、玉通路を重複することなく設けることがで
き、構造が簡略化できる。
【0151】請求項3に関しては、請求項1または請求
項2に関する効果に加えて、始動入賞や可変入賞球装置
の遊技制御に用いられる機能を有する入賞領域から遊技
制御には用いられない一般入賞領域の入賞玉を分離して
集合させて1つの入賞玉で検出するようにしたために、
機能を有する入賞領域と機能を有しない入賞領域との差
別化が図れ、興趣を向上させることができるとともに比
較的多くなる一般入賞領域をまとめるようにしたので構
造を簡略化できる。
【0152】請求項4に関しては、請求項1〜請求項3
のいずれかに関する効果に加えて、不正電波等で入賞信
号を発生させるような不正が行なわれた場合や、入賞玉
の通路内で玉詰りが発生した場合等において、入賞玉検
出手段からの検出出力が導出されながらも全入賞玉検出
手段からは何ら検出出力が導出されない状態となった場
合に、異常判定され、不正電波や玉詰りの発生時におけ
る異常判定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機を示す正面
図である。
【図2】遊技盤の裏面を示す図である。
【図3】パチンコ遊技機の一部内部構造を示す背面図で
ある。
【図4】パチンコ遊技機に用いられる制御回路を示すブ
ロック図である。
【図5】パチンコ遊技機に用いられる制御回路を示すブ
ロック図である。
【図6】メイン処理を示すフローチャートである。
【図7】始動入賞口チェック処理を示すフローチャート
である。
【図8】大入賞口チェック処理を示すフローチャートで
ある。
【図9】入賞球信号処理を示すフローチャートである。
【図10】入賞球信号処理を示すフローチャートであ
る。
【図11】入賞球信号処理を示すフローチャートであ
る。
【図12】入賞球確認処理を示すフローチャートであ
る。
【図13】未検出エラー報知処理を示すフローチャート
である。
【図14】賞球モータ制御を示すフローチャートであ
る。
【図15】賞球モータ制御を示すフローチャートであ
る。
【図16】エラー処理1を示すフローチャートである。
【図17】エラー処理2を示すフローチャートである。
【図18】エラー処理3を示すフローチャートである。
【図19】エラー処理4を示すフローチャートである。
【図20】遊技制御用マイクロコンピュータから払出制
御用マイクロコンピュータに出力されるコマンドデータ
の内容を説明するための説明図である。
【図21】他の実施の形態における玉払出装置の構造を
示す分解斜視図である。
【図22】他の実施の形態における玉払出装置の構造を
示す断面図である。
【図23】他の実施の形態を示すパチンコ遊技機の全体
背面図である。
【図24】他の実施の形態を示すパチンコ遊技機の背面
図である。
【図25】他の実施の形態における玉払出装置の作用を
説明する作用説明図である。
【図26】他の実施の形態におけるパチンコ遊技機の背
面図である。
【符号の説明】
1は弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機、32は遊技領
域、30は遊技盤、48,42a,42b,49a,4
9bは一般入賞口(一般入賞領域)、34は始動口(始
動入賞領域)、35は可変入賞球装置、50はカードユ
ニット、45は玉通路の一例の入賞玉集合カバー体、4
6は入賞玉検出手段の一例の始動口スイッチ(始動入賞
玉検出器)、41a,41bは入賞玉検出手段の一例の
入賞口スイッチ、39a,39bは入賞玉検出手段の一
例のカウントスイッチ(入賞玉検出器)、38は入賞玉
検出手段の一例のVカウントスイッチ(特定入賞玉検出
器)、326は遊技制御手段の一例の遊技制御用マイク
ロコンピュータ、309は払出制御手段の一例の払出制
御用マイクロコンピュータ、59は景品玉払出手段の一
例の玉払出装置、171は全入賞玉検出手段の一例の全
入賞球検出スイッチ、320a,320bは賞球カウン
トスイッチ、322は賞球モータ、321は賞球モータ
位置センサである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤に形成された遊技領域に打玉を打
    込んで遊技が行なわれる弾球遊技機であって、 前記遊技領域に設けられ、打玉の入賞により払出される
    景品玉数が互いに異なる複数種別に分類可能な複数の入
    賞領域と、 前記複数種別毎に少なくとも1つずつ前記遊技盤に設け
    られ、対応する種別の入賞領域に入賞した入賞玉を検出
    する入賞玉検出手段と、 同じ種別に分類される複数の入賞領域に入賞した入賞玉
    を集合させて1つの入賞玉検出手段で検出できるように
    入賞玉を誘導する玉通路と、 弾球遊技機の遊技状態を制御可能な遊技制御手段と、 景品玉を払出可能な景品玉払出手段と、 該景品玉払出手段を制御して景品玉の払出制御を行なう
    払出制御手段と、 前記景品玉払出手段による景品玉の払出を検出する景品
    玉払出検出手段とを含み、 前記遊技制御手段は、前記複数の入賞領域への入賞に応
    じて払出すべき景品玉の個数情報を記憶しており、前記
    入賞玉検出手段による入賞玉の検出に応じて該入賞玉検
    出手段に対応した景品玉の個数情報を前記払出制御手段
    に送り、 前記払出制御手段は、前記入賞玉検出手段の検出出力を
    直接受けることなく前記送られてきた景品玉の個数情報
    に基づき、前記景品玉払出手段を動作させて払出制御を
    行ない、 前記遊技制御手段は、前記景品玉払出検出手段の検出信
    号を直接受け、景品玉の払出が正常に行なわれているか
    否かを監視することを特徴とする、弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 同じ種別に分類される入賞領域が前記遊
    技領域の左右に設けられ、その左右の入賞領域の間に異
    なる種別に分類される入賞領域が設けられ、前記左右の
    入賞領域には少なくとも1つずつ入賞玉検出手段が設け
    られていることを特徴とする、請求項1に記載の弾球遊
    技機。
  3. 【請求項3】 前記遊技領域には、 遊技者にとって有利な第1の状態と遊技者にとって不利
    な第2の状態とに変化可能であり、予め定められた特定
    遊技状態の発生により第1の状態となる可変入賞球装置
    と、 打玉の入賞に伴って前記特定遊技状態が発生するか否か
    が決まる遊技動作制御が行なわれる始動入賞領域と、 該始動入賞領域および前記可変入賞球装置とは異なる複
    数の一般入賞領域と、 が設けられ、 前記複数の一般入賞領域に入賞した入賞玉が1つの前記
    入賞玉検出手段で検出できるように構成されていること
    を特徴とする、請求項1または請求項2に記載の弾球遊
    技機。
  4. 【請求項4】 前記入賞玉検出手段よりも下流側に設け
    られすべての入賞玉を検出する全入賞玉検出手段と、 前記入賞玉検出手段で検出があって所定期間経過したに
    もかかわらず前記全入賞玉検出手段の検出がないときに
    異常と判定する異常判定手段とをさらに含むことを特徴
    とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の弾球遊
    技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002102433A (ja) * 2000-09-29 2002-04-09 Newgin Corp パチンコ遊技機

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