JP2000236352A - データ転送システム及びその時間演算方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
データ転送システム及びその時間演算方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体Info
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- JP2000236352A JP2000236352A JP11035290A JP3529099A JP2000236352A JP 2000236352 A JP2000236352 A JP 2000236352A JP 11035290 A JP11035290 A JP 11035290A JP 3529099 A JP3529099 A JP 3529099A JP 2000236352 A JP2000236352 A JP 2000236352A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 応答監視時間をパケット毎に最適化したデー
タ転送システムを得る。 【解決手段】 N番目とN−1番目のACKパケットの
データ量を比較する(43)。同一データ量(43がY
ES)の場合、N番目のACKパケットと、N−1番目
のACKパケットから相手装置の処理遅延、伝送遅延偏
差を算出する(44,45)。相手装置の処理遅延偏差
が正の場合(46がYES)、送信間隔時間を増加させ
る(47)。相手装置の処理遅延偏差が負の場合(48
がYES)、送信間隔時間を減少させる(49)。伝送
遅延偏差が正の場合(50がYES)、応答監視時間を
増加させる(51)。伝送遅延偏差が負の場合(52が
YES)、応答監視時間を減少させる(53)。データ
量が異なる(43がNO)場合、応答監視時間、送信間
隔時間を算出値とデータ量から再算出する(54)。
タ転送システムを得る。 【解決手段】 N番目とN−1番目のACKパケットの
データ量を比較する(43)。同一データ量(43がY
ES)の場合、N番目のACKパケットと、N−1番目
のACKパケットから相手装置の処理遅延、伝送遅延偏
差を算出する(44,45)。相手装置の処理遅延偏差
が正の場合(46がYES)、送信間隔時間を増加させ
る(47)。相手装置の処理遅延偏差が負の場合(48
がYES)、送信間隔時間を減少させる(49)。伝送
遅延偏差が正の場合(50がYES)、応答監視時間を
増加させる(51)。伝送遅延偏差が負の場合(52が
YES)、応答監視時間を減少させる(53)。データ
量が異なる(43がNO)場合、応答監視時間、送信間
隔時間を算出値とデータ量から再算出する(54)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ転送システム
及びその時間演算方法並びにその制御プログラムを記録
した記録媒体に関し、特にネットワークにおけるデータ
転送方式に関するものである。
及びその時間演算方法並びにその制御プログラムを記録
した記録媒体に関し、特にネットワークにおけるデータ
転送方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明は、例えばLAN(ローカルエリ
アネットワーク)等のネットワークのノードを構成する
データ転送装置を含むシステムに関するものであり、従
来は、応答監視(タイムアウト)時間(この時間を経過
して応答が戻らなければデータ転送異常と判定し、通
常、データを再送信する)は、固定的に設定する方法が
多く使用されていた。特開平10−126459号公報
には、相手装置の処理速度、データ量等を考慮して、最
適な応答監視タイムアウト時間を設定する方法が提案さ
れている。
アネットワーク)等のネットワークのノードを構成する
データ転送装置を含むシステムに関するものであり、従
来は、応答監視(タイムアウト)時間(この時間を経過
して応答が戻らなければデータ転送異常と判定し、通
常、データを再送信する)は、固定的に設定する方法が
多く使用されていた。特開平10−126459号公報
には、相手装置の処理速度、データ量等を考慮して、最
適な応答監視タイムアウト時間を設定する方法が提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平10−1264
59号公報記載の提案の場合は、応答監視時間算出のた
めに、エコーパケットを送出する必要があり、不要なト
ラフィックを発生させることになる問題がある。また、
データ量が変更されたときのみ、応答監視時間の算出を
行っているために、パケット毎に変化するネットワーク
遅延、相手装置の処理速度に対応した応答監視タイムア
ウト時間を設定することができない問題がある。さら
に、エコーパケットの応答時間から応答監視タイムアウ
ト時間を算出しているため、遅延の原因がネットワーク
にあるか、あるいは相手装置にあるかを判定することが
できない問題がある。
59号公報記載の提案の場合は、応答監視時間算出のた
めに、エコーパケットを送出する必要があり、不要なト
ラフィックを発生させることになる問題がある。また、
データ量が変更されたときのみ、応答監視時間の算出を
行っているために、パケット毎に変化するネットワーク
遅延、相手装置の処理速度に対応した応答監視タイムア
ウト時間を設定することができない問題がある。さら
に、エコーパケットの応答時間から応答監視タイムアウ
ト時間を算出しているため、遅延の原因がネットワーク
にあるか、あるいは相手装置にあるかを判定することが
できない問題がある。
【0004】本発明の目的は、応答監視時間をパケット
毎に最適化したデータ転送システム及びその時間演算方
法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体を提供
することである。
毎に最適化したデータ転送システム及びその時間演算方
法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体を提供
することである。
【0005】すなわち、TCP(トランスミッションコ
ントロールプロトコル)/IP(インタネットプロトコ
ル;送信元/先のアドレスを含む)プロトコル(ネット
間接続における標準的な通信プロトコル)によるデータ
転送装置において、データパケットの応答監視時間及び
データ送信間隔時間を、パケット毎に変化するネットワ
ーク遅延、相手装置の負荷状況に応じてパケット毎に最
適化し、ネットワークトラフィック及び相手装置の状況
に応じたデータ転送を可能とする。
ントロールプロトコル)/IP(インタネットプロトコ
ル;送信元/先のアドレスを含む)プロトコル(ネット
間接続における標準的な通信プロトコル)によるデータ
転送装置において、データパケットの応答監視時間及び
データ送信間隔時間を、パケット毎に変化するネットワ
ーク遅延、相手装置の負荷状況に応じてパケット毎に最
適化し、ネットワークトラフィック及び相手装置の状況
に応じたデータ転送を可能とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるデータ転送
システムは、ネットワークのノードを構成するデータ転
送装置間にデータパケットを伝送するデータ転送システ
ムであって、受信側に、データパケット受信時間を格納
する第一のメモリー手段と、前記データパケット受信時
間と応答パケット送信時間とを含む応答パケットを送信
側に返送する応答パケット返送手段と、送信側に、デー
タパケット送信時間と応答パケット受信時間と前記デー
タパケット受信時間とを格納する第二のメモリー手段
と、前記データパケット送信時間と前記応答パケット受
信時間と前記データパケット受信時間と前記データパケ
ット送出後前記応答パケット受信までの時間とを基に前
記データパケット送信毎に応答監視時間及び前記データ
パケットの送信間隔時間を演算して更新する時間演算手
段とを含むことを特徴とする。
システムは、ネットワークのノードを構成するデータ転
送装置間にデータパケットを伝送するデータ転送システ
ムであって、受信側に、データパケット受信時間を格納
する第一のメモリー手段と、前記データパケット受信時
間と応答パケット送信時間とを含む応答パケットを送信
側に返送する応答パケット返送手段と、送信側に、デー
タパケット送信時間と応答パケット受信時間と前記デー
タパケット受信時間とを格納する第二のメモリー手段
と、前記データパケット送信時間と前記応答パケット受
信時間と前記データパケット受信時間と前記データパケ
ット送出後前記応答パケット受信までの時間とを基に前
記データパケット送信毎に応答監視時間及び前記データ
パケットの送信間隔時間を演算して更新する時間演算手
段とを含むことを特徴とする。
【0007】また、本発明による時間演算方法は、ネッ
トワークのノードを構成するデータ転送装置間に送信側
がデータパケットを伝送し、受信側が応答パケットを返
送するデータ転送システムの応答監視時間及び前記デー
タパケットの送信間隔時間を演算する時間演算方法であ
って、一回目の応答パケットである場合は前記応答監視
時間及び前記送信間隔時間に初期値を設定するステップ
と、前記受信側の処理遅延時間及び伝送遅延時間を演算
するステップと、前記処理遅延時間が正の場合は前記送
信間隔時間を加算し前記処理遅延時間が負の場合は前記
送信間隔時間を減算するステップと、前記伝送遅延時間
が正の場合は前記応答監視時間を加算し前記伝送遅延時
間が負の場合は前記応答監視時間を減算するステップと
を含むことを特徴とする。
トワークのノードを構成するデータ転送装置間に送信側
がデータパケットを伝送し、受信側が応答パケットを返
送するデータ転送システムの応答監視時間及び前記デー
タパケットの送信間隔時間を演算する時間演算方法であ
って、一回目の応答パケットである場合は前記応答監視
時間及び前記送信間隔時間に初期値を設定するステップ
と、前記受信側の処理遅延時間及び伝送遅延時間を演算
するステップと、前記処理遅延時間が正の場合は前記送
信間隔時間を加算し前記処理遅延時間が負の場合は前記
送信間隔時間を減算するステップと、前記伝送遅延時間
が正の場合は前記応答監視時間を加算し前記伝送遅延時
間が負の場合は前記応答監視時間を減算するステップと
を含むことを特徴とする。
【0008】さらに、N番目の前記処理遅延時間が、
(N番目の応答パケット受信時間−N番目のデータパケ
ット受信時間)−〔(N−1番目の応答パケット送信時
間)−(N−1番目のデータパケット送信時間)〕にて
与えられることを特徴とする。
(N番目の応答パケット受信時間−N番目のデータパケ
ット受信時間)−〔(N−1番目の応答パケット送信時
間)−(N−1番目のデータパケット送信時間)〕にて
与えられることを特徴とする。
【0009】さらにまた、N番目の前記伝送遅延時間
が、〔(N番目の応答パケット受信時間−N番目のデー
タパケット送信時間)−(N番目の応答パケット受信時
間−N番目のデータパケット受信時間)〕−[〔(N−
1番目の応答パケット受信時間)−(N−1番目のデー
タパケット送信時間)〕−〔(N−1番目の応答パケッ
ト送信時間)−(N−1番目のデータパケット送信時
間)〕]にて与えられることを特徴とする。
が、〔(N番目の応答パケット受信時間−N番目のデー
タパケット送信時間)−(N番目の応答パケット受信時
間−N番目のデータパケット受信時間)〕−[〔(N−
1番目の応答パケット受信時間)−(N−1番目のデー
タパケット送信時間)〕−〔(N−1番目の応答パケッ
ト送信時間)−(N−1番目のデータパケット送信時
間)〕]にて与えられることを特徴とする。
【0010】本発明の作用は次の通りである。送信部は
データパケット送信時にデータ(パケット)送信時間を
メモリー部に記憶する。受信部はデータパケット受信時
にデータパケット受信時間をメモリー部に記憶する。T
CP(トランスミッションコントロールプロトコル)/
IP(インタネットプロトコル;送信元/先のアドレス
を含む)制御部は、ACK(応答;アクナレッジ)パケ
ット編集時、メモリー部からデータパケット受信時間を
取り出し、データ(パケット)受信時間を設定し、送信
部はACKパケット送信時、ACKパケット送信時間を
設定して送信する。
データパケット送信時にデータ(パケット)送信時間を
メモリー部に記憶する。受信部はデータパケット受信時
にデータパケット受信時間をメモリー部に記憶する。T
CP(トランスミッションコントロールプロトコル)/
IP(インタネットプロトコル;送信元/先のアドレス
を含む)制御部は、ACK(応答;アクナレッジ)パケ
ット編集時、メモリー部からデータパケット受信時間を
取り出し、データ(パケット)受信時間を設定し、送信
部はACKパケット送信時、ACKパケット送信時間を
設定して送信する。
【0011】受信部は、ACKパケット受信毎に、AC
Kパケット受信時間、ACKパケット内のデータパケッ
ト受信時間、及びACKパケット送信時間をメモリー部
に記憶する。演算部16はACKパケット受信毎に、相
手装置の処理遅延時間、ネットワーク遅延時間を演算
し、応答監視時間、データ送信間隔時間を算出し、TC
P/IP制御部に送る。TCP/IP制御部は演算結果
に基づいた応答監視、データ送信間隔を行うことによ
り、ネットワーク遅延、相手装置の負荷状況に合わせた
データ転送が可能となる。
Kパケット受信時間、ACKパケット内のデータパケッ
ト受信時間、及びACKパケット送信時間をメモリー部
に記憶する。演算部16はACKパケット受信毎に、相
手装置の処理遅延時間、ネットワーク遅延時間を演算
し、応答監視時間、データ送信間隔時間を算出し、TC
P/IP制御部に送る。TCP/IP制御部は演算結果
に基づいた応答監視、データ送信間隔を行うことによ
り、ネットワーク遅延、相手装置の負荷状況に合わせた
データ転送が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明によるデータ転
送システムの実施例の構成を示すブロック図である。図
1において、本発明によるデータ転送システムは、例え
ばLAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワ
ークのノードをなすデータ転送装置1,2、データ転送
装置1,2間を接続する、例えば専用回線であるデータ
伝送路4にて構成される。なお、データ転送装置1,2
は基本的には同一の機能・構成を有するが、ここではデ
ータ転送装置1からデータ伝送装置2へデータパケット
を転送(伝送)し、伝送されたデータパケットに対し
て、データ転送装置2からデータ伝送装置1へACK
(応答)パケットを返送する場合について説明する。
図面を参照して説明する。図1は本発明によるデータ転
送システムの実施例の構成を示すブロック図である。図
1において、本発明によるデータ転送システムは、例え
ばLAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワ
ークのノードをなすデータ転送装置1,2、データ転送
装置1,2間を接続する、例えば専用回線であるデータ
伝送路4にて構成される。なお、データ転送装置1,2
は基本的には同一の機能・構成を有するが、ここではデ
ータ転送装置1からデータ伝送装置2へデータパケット
を転送(伝送)し、伝送されたデータパケットに対し
て、データ転送装置2からデータ伝送装置1へACK
(応答)パケットを返送する場合について説明する。
【0013】また、データ転送装置1,2は時間情報を
提供する時計部11,21、データパケットを送信する
送信部12,22、データパケット受信及びACKパケ
ット受信時間、ACKパケット内のデータパケット受信
時間、及びACKパケット送信時間等をメモリー部1
5,25に記憶する受信部13,23を有する。
提供する時計部11,21、データパケットを送信する
送信部12,22、データパケット受信及びACKパケ
ット受信時間、ACKパケット内のデータパケット受信
時間、及びACKパケット送信時間等をメモリー部1
5,25に記憶する受信部13,23を有する。
【0014】さらに、TCP/IPプロトコル(ネット
間接続における標準的な通信プロトコル)制御を行うT
CP/IP制御部14,24、TCPセッション単位に
データパケット送信時間、データパケット受信時間、A
CKパケット送信時間、ACKパケット受信時間及びデ
ータ長等を記憶するメモリー部15,25を有する。さ
らにまた、ACKパケット受信毎に、相手装置の処理遅
延、ネットワーク遅延時間を演算する演算部16を有し
て構成される。
間接続における標準的な通信プロトコル)制御を行うT
CP/IP制御部14,24、TCPセッション単位に
データパケット送信時間、データパケット受信時間、A
CKパケット送信時間、ACKパケット受信時間及びデ
ータ長等を記憶するメモリー部15,25を有する。さ
らにまた、ACKパケット受信毎に、相手装置の処理遅
延、ネットワーク遅延時間を演算する演算部16を有し
て構成される。
【0015】図2において、ACKパケットフォーマッ
ト3は、IP部31、TCP部32、データパケット受
信時間部33、ACKパケット送信時間部34から構成
される。
ト3は、IP部31、TCP部32、データパケット受
信時間部33、ACKパケット送信時間部34から構成
される。
【0016】本発明の実施例の動作を図1のブロック
図、図2のACKパケットフォーマット説明図、図3の
フローチャートにより説明する。図1において、データ
転送装置1の送信部12はデータパケット送信時に、デ
ータパケット送信時間をメモリー部15に記憶する。デ
ータ伝送路4を介してのデータパケット受信時に、デー
タ転送装置2の受信部23はデータパケット受信時間を
メモリー部25に記憶する。
図、図2のACKパケットフォーマット説明図、図3の
フローチャートにより説明する。図1において、データ
転送装置1の送信部12はデータパケット送信時に、デ
ータパケット送信時間をメモリー部15に記憶する。デ
ータ伝送路4を介してのデータパケット受信時に、デー
タ転送装置2の受信部23はデータパケット受信時間を
メモリー部25に記憶する。
【0017】TCP/IP制御部24は、ACKパケッ
ト編集(作成)時、メモリー部25からデータパケット
受信時間を取り出して、データパケット受信時間33
(図2参照)を設定し、送信部23はACKパケット送
信時、ACKパケット送信時間34(図2参照)を設定
して送信する。データ転送装置1の受信部13は、デー
タ転送装置2からのACKパケット受信毎に、ACKパ
ケット受信時間、ACKパケット(図2参照)内のデー
タパケット受信時間33及びACKパケット送信時間3
4をメモリー部15に記憶する。
ト編集(作成)時、メモリー部25からデータパケット
受信時間を取り出して、データパケット受信時間33
(図2参照)を設定し、送信部23はACKパケット送
信時、ACKパケット送信時間34(図2参照)を設定
して送信する。データ転送装置1の受信部13は、デー
タ転送装置2からのACKパケット受信毎に、ACKパ
ケット受信時間、ACKパケット(図2参照)内のデー
タパケット受信時間33及びACKパケット送信時間3
4をメモリー部15に記憶する。
【0018】演算部16はACKパケット受信毎に、相
手装置の処理遅延、ネットワーク遅延時間を演算し、応
答監視時間、データ送信間隔時間を算出し、TCP/I
P制御部14に送る。TCP/IP制御部14,24
は、演算結果に基づいた応答監視、データ送信間隔を設
定することにより、ネットワーク遅延、相手装置の負荷
状況に合わせたデータ転送が可能となる。
手装置の処理遅延、ネットワーク遅延時間を演算し、応
答監視時間、データ送信間隔時間を算出し、TCP/I
P制御部14に送る。TCP/IP制御部14,24
は、演算結果に基づいた応答監視、データ送信間隔を設
定することにより、ネットワーク遅延、相手装置の負荷
状況に合わせたデータ転送が可能となる。
【0019】次に、ACKパケット受信時の応答監視時
間、送信間隔時間決定フローについて説明する。図3に
おいて、受信したACKパケットが、セッション確立後
の1番目のACKパケットかどうかを判定する(ステッ
プ41)。1番目のACKパケットである(ステップ4
1がYES)場合は、初期化(応答監視時間、送信間隔
時間に初期値を与え、ACKパケットの受信回数:Nに
1を与える)を行う(ステップ42)。ステップ55に
進む。
間、送信間隔時間決定フローについて説明する。図3に
おいて、受信したACKパケットが、セッション確立後
の1番目のACKパケットかどうかを判定する(ステッ
プ41)。1番目のACKパケットである(ステップ4
1がYES)場合は、初期化(応答監視時間、送信間隔
時間に初期値を与え、ACKパケットの受信回数:Nに
1を与える)を行う(ステップ42)。ステップ55に
進む。
【0020】次に、メモリー部15よりのN番目のAC
Kパケットと、N−1番目のACKパケットとのデータ
量を比較する(ステップ43)。同一データ量(ステッ
プ43がYES)の場合、N番目のACKパケットと、
N−1番目のACKパケットから、相手装置の処理遅
延、伝送遅延偏差を算出する(ステップ44,45)。
Kパケットと、N−1番目のACKパケットとのデータ
量を比較する(ステップ43)。同一データ量(ステッ
プ43がYES)の場合、N番目のACKパケットと、
N−1番目のACKパケットから、相手装置の処理遅
延、伝送遅延偏差を算出する(ステップ44,45)。
【0021】なお、N番目の処理遅延時間は、(N番目
の応答パケット受信時間−N番目のデータパケット受信
時間)−〔(N−1番目の応答パケット送信時間)−
(N−1番目のデータパケット送信時間)〕にて与えら
れる。さらに、N番目の伝送遅延時間は、〔(N番目の
応答パケット受信時間−N番目のデータパケット送信時
間)−(N番目の応答パケット受信時間−N番目のデー
タパケット受信時間)〕−[〔(N−1番目の応答パケ
ット受信時間)−(N−1番目のデータパケット送信時
間)〕−〔(N−1番目の応答パケット送信時間)−
(N−1番目のデータパケット送信時間)〕]にて与え
られる。
の応答パケット受信時間−N番目のデータパケット受信
時間)−〔(N−1番目の応答パケット送信時間)−
(N−1番目のデータパケット送信時間)〕にて与えら
れる。さらに、N番目の伝送遅延時間は、〔(N番目の
応答パケット受信時間−N番目のデータパケット送信時
間)−(N番目の応答パケット受信時間−N番目のデー
タパケット受信時間)〕−[〔(N−1番目の応答パケ
ット受信時間)−(N−1番目のデータパケット送信時
間)〕−〔(N−1番目の応答パケット送信時間)−
(N−1番目のデータパケット送信時間)〕]にて与え
られる。
【0022】相手装置の処理遅延偏差が正の場合(ステ
ップ46がYES)、送信間隔時間を増加させる(ステ
ップ47)。相手装置の処理遅延偏差が負の場合(ステ
ップ48がYES)、送信間隔時間を減少させる(ステ
ップ49)。伝送遅延偏差が正の場合(ステップ50が
YES)、応答監視時間を増加させる(ステップ5
1)。伝送遅延偏差が負の場合(ステップ52がYE
S)、応答監視時間を減少させる(ステップ53)。デ
ータ量が異なる(ステップ43がNO)場合、応答監視
時間、送信間隔時間を算出値とデータ量とから再算出す
る(ステップ54)。NにN+1を代入して(ステップ
55)、処理を終了する。
ップ46がYES)、送信間隔時間を増加させる(ステ
ップ47)。相手装置の処理遅延偏差が負の場合(ステ
ップ48がYES)、送信間隔時間を減少させる(ステ
ップ49)。伝送遅延偏差が正の場合(ステップ50が
YES)、応答監視時間を増加させる(ステップ5
1)。伝送遅延偏差が負の場合(ステップ52がYE
S)、応答監視時間を減少させる(ステップ53)。デ
ータ量が異なる(ステップ43がNO)場合、応答監視
時間、送信間隔時間を算出値とデータ量とから再算出す
る(ステップ54)。NにN+1を代入して(ステップ
55)、処理を終了する。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、データパ
ケットに対するACKパケットが遅れる原因が、ネット
ワークにあるか、相手装置にあるかをACKパケット毎
に判定できる効果がある。すなわち、ネットワーク遅
延、相手装置の処理遅延時間を測定できるためである。
また、相手装置の処理能力に応じて、データパケット送
信間隔時間を設定できることにより、処理能力不足から
くるパケット廃棄による無駄な再送パケットを減らす効
果がある。さらに、ネットワークのトラフィック増によ
る遅延時間拡大に対して、データに対する最適な応答監
視時間を設定できることにより、タイムアウトによる再
送パケットを減らす効果がある。
ケットに対するACKパケットが遅れる原因が、ネット
ワークにあるか、相手装置にあるかをACKパケット毎
に判定できる効果がある。すなわち、ネットワーク遅
延、相手装置の処理遅延時間を測定できるためである。
また、相手装置の処理能力に応じて、データパケット送
信間隔時間を設定できることにより、処理能力不足から
くるパケット廃棄による無駄な再送パケットを減らす効
果がある。さらに、ネットワークのトラフィック増によ
る遅延時間拡大に対して、データに対する最適な応答監
視時間を設定できることにより、タイムアウトによる再
送パケットを減らす効果がある。
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】ACKパケットのフォーマット説明図である。
【図3】本発明の実施例のフローチャートである。
1,2 データ転送装置 4 データ伝送路 11,21 時計部 12,22 送信部 13,23 受信部 14,24 TCP/IP制御部 15,25 メモリー部 16 演算部
Claims (5)
- 【請求項1】 ネットワークのノードを構成するデータ
転送装置間にデータパケットを伝送するデータ転送シス
テムであって、 受信側に、データパケット受信時間を格納する第一のメ
モリー手段と、前記データパケット受信時間と応答パケ
ット送信時間とを含む応答パケットを送信側に返送する
応答パケット返送手段と、 送信側に、データパケット送信時間と応答パケット受信
時間と前記データパケット受信時間とを格納する第二の
メモリー手段と、前記データパケット送信時間と前記応
答パケット受信時間と前記データパケット受信時間と前
記データパケット送出後前記応答パケット受信までの時
間とを基に前記データパケット送信毎に応答監視時間及
び前記データパケットの送信間隔時間を演算して更新す
る時間演算手段とを含むことを特徴とするデータ転送シ
ステム。 - 【請求項2】 ネットワークのノードを構成するデータ
転送装置間に送信側がデータパケットを伝送し、受信側
が応答パケットを返送するデータ転送システムの応答監
視時間及び前記データパケットの送信間隔時間を演算す
る時間演算方法であって、一回目の応答パケットである
場合は前記応答監視時間及び前記送信間隔時間に初期値
を設定するステップと、前記受信側の処理遅延時間及び
伝送遅延時間を演算するステップと、前記処理遅延時間
が正の場合は前記送信間隔時間を加算し前記処理遅延時
間が負の場合は前記送信間隔時間を減算するステップ
と、前記伝送遅延時間が正の場合は前記応答監視時間を
加算し前記伝送遅延時間が負の場合は前記応答監視時間
を減算するステップとを含むことを特徴とする時間演算
方法。 - 【請求項3】 N番目の前記処理遅延時間が、(N番目
の応答パケット受信時間−N番目のデータパケット受信
時間)−〔(N−1番目の応答パケット送信時間)−
(N−1番目のデータパケット送信時間)〕にて与えら
れることを特徴とする請求項2記載の時間演算方法。 - 【請求項4】 N番目の前記伝送遅延時間が、〔(N番
目の応答パケット受信時間−N番目のデータパケット送
信時間)−(N番目の応答パケット受信時間−N番目の
データパケット受信時間)〕−[〔(N−1番目の応答
パケット受信時間)−(N−1番目のデータパケット送
信時間)〕−〔(N−1番目の応答パケット送信時間)
−(N−1番目のデータパケット送信時間)〕]にて与
えられることを特徴とする請求項2記載の時間演算方
法。 - 【請求項5】 ネットワークのノードを構成するデータ
転送装置間に送信側がデータパケットを伝送し、受信側
が応答パケットを返送するデータ転送システムの応答監
視時間及び前記データパケットの送信間隔時間を演算す
る時間演算方法の制御プログラムを記録した記録媒体で
あって、前記制御プログラムは、一回目の応答パケット
である場合は前記応答監視時間及び前記送信間隔時間に
初期値を設定するステップと、前記受信側の処理遅延時
間及び伝送遅延時間を演算するステップと、前記処理遅
延時間が正の場合は前記送信間隔時間を加算し前記処理
遅延時間が負の場合は前記送信間隔時間を減算するステ
ップと、前記伝送遅延時間が正の場合は前記応答監視時
間を加算し前記伝送遅延時間が負の場合は前記応答監視
時間を減算するステップとを含むことを特徴とする記録
媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11035290A JP2000236352A (ja) | 1999-02-15 | 1999-02-15 | データ転送システム及びその時間演算方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11035290A JP2000236352A (ja) | 1999-02-15 | 1999-02-15 | データ転送システム及びその時間演算方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000236352A true JP2000236352A (ja) | 2000-08-29 |
Family
ID=12437652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11035290A Withdrawn JP2000236352A (ja) | 1999-02-15 | 1999-02-15 | データ転送システム及びその時間演算方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000236352A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007066588A1 (ja) | 2005-12-09 | 2007-06-14 | Nec Corporation | 無線lan通信システム |
JP2015231229A (ja) * | 2014-06-09 | 2015-12-21 | Kddi株式会社 | 無線制御装置及び無線制御方法 |
TWI615619B (zh) * | 2016-06-24 | 2018-02-21 | 致伸科技股份有限公司 | 與受測物通訊之方法以及應用該方法之系統 |
-
1999
- 1999-02-15 JP JP11035290A patent/JP2000236352A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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