JP2000234926A - 立体画像処理装置及びその画像領域対応付け方法 - Google Patents

立体画像処理装置及びその画像領域対応付け方法

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JP2000234926A
JP2000234926A JP11036969A JP3696999A JP2000234926A JP 2000234926 A JP2000234926 A JP 2000234926A JP 11036969 A JP11036969 A JP 11036969A JP 3696999 A JP3696999 A JP 3696999A JP 2000234926 A JP2000234926 A JP 2000234926A
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JP11036969A
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Chiaki Aoyama
千秋 青山
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成であるにも拘わらず、同一の明るさ
を有する複数の画像を得ることのできる立体画像処理装
置及びその画像領域対応付け方法を提供する。 【解決手段】複数のカメラ1R、1Lと、該複数のカメ
ラのそれぞれの視野に入るように設けられたマーカ31
と、前記複数のカメラのそれぞれで撮像された複数の画
像上における前記マーカの像の輝度が一致するように前
記複数のカメラの入射光量を調整する調整手段40と、
該調整手段で入射光量が調整された前記複数のカメラを
用いて撮像された複数の画像の対応をとる対応処理手段
40、とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の画像を処理
することにより対象物までの距離を算出する立体画像処
理装置及びその画像領域対応付け方法に関し、特に複数
の画像の明るさを一致させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラを利用して周囲環境を認識
する技術として、ステレオ法が知られている。このステ
レオ法は、立体視を利用した立体カメラによって得られ
る2枚の画像から三角測量の原理に基づき対象物までの
距離を求め、以て対象物の位置を認識する方法である。
このステレオ法では、物体を撮影することにより得られ
た1枚の画像に含まれる上記物体の像を、他の1枚の画
像に含まれる上記物体の像に対応させる必要がある。
【0003】このような2枚の画像に含まれる各像を対
応させる技術の一例は、例えば特開平9−126758
号公報(発明の名称「車両用環境認識装置」)に開示さ
れている。この技術では、先ず、一方の画像A上に適当
なサイズのウインドウWAを設定し、他方の画像B上に
上記ウインドウWAと同一サイズのウインドウWBを設
定する。次に、ウインドウWA内の所定位置の画素GA
に対応するウインドウWB内の上記所定位置に対応する
位置の画素GBを求める。
【0004】そして、画素GAに対応する画素データか
ら画素GBに対応する画素データを減算し、更に減算結
果の絶対値をとって差分値を求める。以上の処理をウイ
ンドウWA及びWB内の全ての画素について行い、各画
素に対応する差分値の総和を求める。この総和をウイン
ドウWBの位置を表す位置情報とする。以下、ウインド
ウWBの位置を1画素ずつ変えながら上記と同様の処理
を順次実行し、ウインドウWBの全ての位置に対する位
置情報を求める。次いで、求められた複数の位置情報の
うち、最小の値を有する位置情報に対応するウインドウ
WBで囲まれた領域がウインドウWAで囲まれた領域に
対応することが決定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、ステレオ法を用
いる際に、上述した方法を用いて2枚の画像に含まれる
各像を対応させているので、両画像全体の明るさが異な
ると各画像の領域が誤って対応付けられるという問題が
ある。そこで、このような問題を解消するために、従
来、以下の方法が採用されている。
【0006】第1の方法は、左右のカメラの絞り量の違
いを吸収するために左右の画像の明るさの違いに影響さ
れにくいアルゴリズム、例えば領域内の平均輝度を用い
て補正することにより2枚の画像の明るさを一致させる
という方法が使用されている。しかしながら、この第1
の方法では、領域内の明るさを補正により一致させるの
で、形状等は同じで明るさが異なる他の像がある場合
に、平均輝度の違いにより本来異なる明るさの他の像が
同じ明るさに補正されてしまうことがあり、この他の像
との対応がとられて、別の対応点であるにも拘わらず、
対応点として処理してしまうという問題がある。
【0007】第2の方法は、ミラーを使って1つのカメ
ラで2枚の画像を得るという方法である。この第2の方
法によれば、明るさの等しい2枚の画像が得られるが、
基線長を広げることができず、また、画角を広くとれな
いという問題がある。
【0008】本発明は、このような問題を解消するため
になされたものであり、簡単な構成であるにも拘わら
ず、同一の明るさを有する複数の画像を得ることのでき
る立体画像処理装置及びその画像領域対応付け方法を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様に係
る立体画像処理装置は、上記目的を達成するために、複
数のカメラと、該複数のカメラのそれぞれの視野に入る
ように設けられたマーカと、前記複数のカメラのそれぞ
れで撮像された複数の画像上における前記マーカの像の
輝度が一致するように前記複数のカメラの入射光量を調
整する調整手段と、該調整手段で入射光量が調整された
前記複数のカメラを用いて撮像された複数の画像の対応
をとる対応処理手段、とを備えている。
【0010】また、本発明の第2の態様に係る立体画像
処理装置は、上記と同様の目的で、第1のカメラと、該
第1のカメラと離間して設けられた第2のカメラと、前
記第1のカメラ及び第2のカメラのそれぞれの視野に入
るように設けられたマーカと、前記第1のカメラで撮像
された画像上における前記マーカの像の輝度と前記第2
のカメラで撮像された画像上における前記マーカの像の
輝度が一致するように前記第1のカメラ及び第2のカメ
ラの少なくとも1つの入射光量を調整する調整手段と、
該調整手段で入射光量が調整された前記第1カメラ及び
第2のカメラのそれぞれで撮像された2つの画像の対応
をとる対応処理手段、を備えている。
【0011】これら第1及び第2の態様に係る立体画像
処理装置において、前記調整手段は、開口径が変化する
絞りで構成できる。また、前記マーカは、拡散反射面を
有する部材又は発光体で構成できる。
【0012】また、本発明の第3の態様に係る立体画像
処理装置の画像領域対応付け方法は、上記と同様の目的
で、複数のカメラのそれぞれの視野に入るように設けら
れたマーカを有する立体画像処理装置の画像領域対応付
け方法であって、前記複数のカメラのそれぞれで対象物
を撮像するステップと、該撮像により得られた複数の画
像上における前記マーカの各像の輝度を比較するステッ
プと、該比較の結果、前記マーカの各像の輝度が異なる
ときは、該輝度が一致するように前記複数のカメラの入
射光量を調整するステップと、該調整の後に、前記複数
のカメラを用いて撮像された複数の画像のそれぞれにお
ける前記対象物の像が含まれる領域を対応付けるステッ
プと、を備えている。
【0013】さらに、本発明の第3の態様に係る立体画
像処理装置の画像領域対応付け方法は、上記と同様の目
的で、離間して設けられた第1のカメラと第2のカメラ
のそれぞれの視野に入るように設けられたマーカを有す
る立体画像処理装置の画像領域対応付け方法であって、
前記第1のカメラで対象物を撮像して第1の画像を得る
第1ステップと、前記第2のカメラで対象物を撮像して
第2の画像を得る第2ステップと、前記第1ステップで
得られた第1の画像上における前記マーカの像の輝度と
前記第2ステップで得られた第2の画像上における前記
マーカの像の輝度とを比較する第3ステップと、該比較
の結果、前記マーカの各像の輝度が異なるときは、該輝
度が一致するように前記第1のカメラ及び第2のカメラ
の少なくとも1つの入射光量を調整する第4ステップ
と、該調整の後に、前記第1カメラを用いて撮像された
画像上の前記対象物の像が含まれる領域と前記第2カメ
ラを用いて撮像された画像上の前記対象物の像が含まれ
る領域とを対応付ける第5ステップ、とを備えている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明に係る立体画像処理装置の
外観を示す斜視図である。この立体画像処理装置は、右
カメラ1R、左カメラ1L、シャーシ20、支持部材3
0及び制御装置40から構成されている。右カメラ1R
及び左カメラ1Lは、所定の距離(基線長)をおいてシ
ャーシ20に固定されている。
【0016】また、シャーシ20には支持部材30が固
定されており、この支持部材30の先端部には拡散反射
面を有するマーカ31が設けられている。この支持部材
30は、その先端部に設けられたマーカ31が、右カメ
ラ1R及び左カメラ1Lの各対物レンズの前方になるよ
うな長さを有し、図2に示すように、右カメラ1R及び
左カメラ1Lの視野にマーカ31が常に入るようになっ
ている。
【0017】なお、上記マーカ31の代わりに発光体を
支持部材30の先端部に設けるように構成してもよい。
この場合、周囲の明るさに応じて上記発光体の発光量を
調整できるように構成するのが好ましい。
【0018】図3は、この立体画像処理装置の電気的な
構成を示すブロック図である。この立体画像処理装置
は、図3に示すように、右カメラ1R、左カメラ1L及
び制御装置40から構成されている。この制御装置40
は、右用のカメラ制御ユニット(CCU)2R、右用の
A/D変換器3R、右用の画像メモリ4R、右用の駆動
回路5R、左用のカメラ制御ユニット(CCU)2L、
左用のA/D変換器3L、左用の画像メモリ4L、左用
の駆動回路5L、露光量調整装置6、対応処理装置7及
び位置演算装置8から構成されている。
【0019】右カメラ1Rは、光軸に略直交する方向に
配置されたレンズ11R、絞り12R、CCDイメージ
センサ13R及び信号処理回路14Rから構成されてい
る。レンズ11Rは、入射光をCCDイメージセンサ1
3R上に導いて結像させる。絞り12Rは、駆動回路5
Rからの信号に従ってその開口径を変化させ、以てCC
Dイメージセンサ13Rに到達する光量、つまり画像の
明るさを調整する。なお、駆動回路5Rは、露光量調整
装置6からの絞り制御信号に従って絞り12Rを駆動す
る信号を生成する。
【0020】CCDイメージセンサ13Rは、複数の画
素を有するエリア型センサで構成されている。このCC
Dイメージセンサ13Rからの信号は信号処理回路14
Rに供給される。信号処理回路14Rは、CCDイメー
ジセンサ13Rの読出タイミング、電子シャッタ時間と
いった各種タイミングを制御する。また、この信号処理
回路14Rは、CCDイメージセンサ13Rを構成する
画素を走査することにより得られる撮像信号をいわゆる
映像信号に変換する。この映像信号は、右カメラ1Rの
出力信号としてカメラ制御ユニット2Rに供給される。
【0021】カメラ制御ユニット2Rは、露光量調整装
置6からの利得制御信号に従って、右カメラ1Rからの
映像信号の増幅利得等を調整する。このカメラ制御ユニ
ット2Rの出力信号はA/D変換器3Rに供給される。
A/D変換器3Rとしては、例えば8ビット分解能を有
するA/D変換器が使用される。このA/D変換器3R
は、カメラ制御ユニット2Rからのアナログ信号をデジ
タル信号に変換する。このA/D変換器3Rから出力さ
れる画像信号は、画像メモリ4Rに供給される。
【0022】画像メモリ4Rは、例えば768列×24
0行の画素を記憶可能である。A/D変換器3Rからの
画像信号は、8ビットで構成された画素データとしてこ
の画像メモリ4Rに順次記憶される。この画素データは
輝度を表している。この画像メモリ4Rの内容は、露光
量調整装置6及び対応処理装置7に供給される。
【0023】なお、左カメラ1L、左用のカメラ制御ユ
ニット(CCU)2L、左用のA/D変換器3L、左用
の画像メモリ4L及び左用の駆動回路5Lの構成は、そ
れぞれ上述した右カメラ1R、右用のカメラ制御ユニッ
ト(CCU)2R、右用のA/D変換器3R、右用の画
像メモリ4R及び右用の駆動回路5Rの構成と同じであ
る。画像メモリ4Lの内容は、露光量調整装置6及び対
応処理装置7に供給される。
【0024】露光量調整装置6は、画像メモリ4Rから
の画像データに基づいて露光量を決定する。そして、決
定された露光量に基づいて、絞り12R及び12Lの絞
り量を決定するための絞り制御信号を生成し、駆動回路
5R及び5Lに供給する。また、この決定された露光量
に基づいて、カメラ制御ユニット2R及び2Lの増幅利
得を制御するための利得制御信号を生成し、該カメラ制
御ユニット2R及び2Lに供給する。さらに、上記決定
された露光量に基づいてCCDイメージセンサ13R及
び13Lの電子シャッタ時間(電荷蓄積時間)を制御す
るためのシャッタ制御信号を生成し、該信号処理回路1
4R及び14Lに供給する。
【0025】対応処理装置7は、従来の技術の欄で説明
したと同様に、右側用の画像メモリ4Rに含まれる対象
物の像と左側用の画像メモリ4Lに含まれる対象物の像
とを対応させる処理を行う。即ち、先ず画像メモリ4R
に記憶されている画像データ上の対象物の像が含まれる
領域に適当なサイズのウインドウWRを設定する。次い
で、画像メモリ4Lに記憶されている画像データ上の初
期位置、例えばエピポラーライン上の左端等に上記ウイ
ンドウWRと同一サイズのウインドウWLを設定する。
次に、ウインドウWR内の初期位置、例えば左上隅、左
下隅、右上隅、右下隅等の画素GRに対応するウインド
ウWL内の画素GLを求める。
【0026】そして、求められた画素GLに対応する画
素データから画素GRに対応する画素データを減算し、
更に減算結果の絶対値をとって差分値を求める。以上の
処理をウインドウWR及びWL内の全ての画素について
行い、各画素に対応する差分値の総和を求める。この総
和を一致度という。以下、ウインドウWLの位置を1画
素ずつ変えながら、即ち、画像メモリ4Lのアドレスを
順次変更しながら上記と同様の処理を順次実行し、ウイ
ンドウWLの全ての位置に対する一致度を求める。
【0027】次いで、求められた複数の一致度のうち、
最小の値を有する一致度を検索する。そして、検索され
た一致度に対応するウインドウWLで囲まれた領域が、
ウインドウWRで囲まれた領域に対応する領域とされ
る。この対応処理装置7で求められた、画像メモリ4R
上の領域と、この領域に対応する画像メモリ4L上の領
域との位置関係を表す位置データは位置演算装置8に供
給される。なお、この対応処理装置7における右側用の
画像メモリ4R上の領域と画像メモリ4L上の領域とを
対応させる処理の詳細は、上掲した特開平9−1267
58号公報に詳細に説明されているので必要に応じて参
照されたい。
【0028】位置演算装置8は、対応処理装置7からの
位置データに基づいて、三角測量法(両眼立体視)を利
用して、当該立体画像処理装置に対する対象物の相対位
置を演算により算出する。この算出された相対位置を表
すデータは、出力端子9を介して、例えば道路・障害物
認識装置といった、自動運転システムを形成する装置に
供給される。なお、三角測量法の原理及びこの三角測量
法を用いて当該立体画像処理装置に対する対象物の相対
位置を求める処理の詳細は、上掲した特開平9−126
758号公報に説明されているので必要に応じて参照さ
れたい。
【0029】次に、上述した構成において、この立体画
像処理装置の動作を、右カメラ1Rから得られる画像と
左カメラ1Lから得られる画像の明るさを一致させる処
理を中止に、図4に示したフローチャートを参照しなが
ら説明する。
【0030】この立体画像処理装置の動作が開始される
と、先ず、右カメラ1Rの明るさを調整する処理が行わ
れる(ステップS10)。即ち、露光量調整装置6は、
上述したウインドウWRを構成する画素データを画像メ
モリ4Rから読み出し、その平均値を算出する。次い
で、この平均値が所定範囲に入るように、絞り制御信
号、利得制御信号及びシャッタ制御信号を生成し、それ
ぞれ駆動回路5R、カメラ制御ユニット2R、及び信号
処理回路14Rに供給する。これら絞り制御信号、利得
制御信号及びシャッタ制御信号は、種々の平均値に対応
させ絞り量、増幅利得及びシャッタ速度が予め記憶され
たテーブルを参照することにより生成することができ
る。
【0031】ここで、上記所定範囲は、当該立体画像処
理装置で取り扱う画像データの階調の1/2の値を中心
とする所定範囲とすることが好ましい。例えば、この実
施の形態では、画素データを8ビットとしているので2
56階調の表現が可能であるが、上記平均値を80〜1
60程度となるように設定することが好ましい。
【0032】次いで、右カメラ1Rのマーカ31の明る
BRさを測定する処理が行われる(ステップS11)。
即ち、露光量調整装置6は、マーカ31に対応する部分
の画素データを画像メモリ4Rから読み出し、その平均
値を算出する。より具体的には、マーカ31の像は常に
画像データ中の所定位置に存在するので、該所定位置に
マーカ31の像をはみ出さないような小ウインドウを設
定し、この小ウインドウ内の画素データを画像メモリ4
Rから読み出し、その平均値を算出する。このようにし
て算出された平均値が右カメラの明るさBRとされる。
【0033】次いで、左カメラ1Lのマーカ31の明る
さを測定する処理が行われる(ステップS12)。即
ち、露光量調整装置6は、上記ステップS11の場合と
同様に小ウインドウを設定し、この小ウインドウ内の画
素データを画像メモリ4Lから読み出し、その平均値を
算出する。このようにして算出された平均値が左カメラ
の明るさBLとされる。
【0034】次いで、左カメラ1Lの明るさBLが右カ
メラ1Rの明るさBRより大きいかどうかが調べられる
(ステップS13)。ここで、左カメラ1Lの明るさB
Lが右カメラ1Rの明るさBRより大きいことが判断さ
れると、左カメラ1Lの絞り12Lを一定量閉じる処理
が行われる。即ち、露光量調整装置6は、左カメラ1L
の絞り12Lを一定量閉じるための絞り制御信号を生成
し、駆動回路5Rに供給する。これにより、駆動回路5
Rから絞り12Lに駆動信号が供給され、絞り12Lが
一定量閉じられる。その後、シーケンスはステップS1
3に戻る。
【0035】上記ステップS13で、左カメラ1Lの明
るさBLが右カメラ1Rの明るさBRより大きくないこ
とが判断されると、次いで、左カメラ1Lの明るさBL
が右カメラ1Rの明るさBRより小さいかどうかが調べ
られる(ステップS15)。ここで、左カメラ1Lの明
るさBLが右カメラ1Rの明るさBRより小さいことが
判断されると、左カメラ1Lの絞り12Lを一定量開く
処理が行われる(ステップS16)。即ち、露光量調整
装置6は、左カメラ1Lの絞り12Lを一定量開くため
の絞り制御信号を生成し、駆動回路5Rに供給する。こ
れにより、駆動回路5Rから絞り12Lに駆動信号が供
給され、絞り12Lが一定量開かれる。その後、シーケ
ンスはステップS13に戻る。
【0036】上記ステップS13〜S15の処理は、上
記ステップS15で、左カメラ1Lの明るさBLが右カ
メラ1Rの明るさBRより小さくないことが判断される
まで繰り返される。そして、左カメラ1Lの明るさBL
が右カメラ1Rの明るさBRより小さくない、つまり左
カメラ1Lの明るさBLと右カメラ1Rの明るさBRと
が等しいと判断されると、処理は終了する。
【0037】以上の処理により、右カメラ1Rから得ら
れる画像と左カメラ1Lから得られる画像の明るさが同
じになる。以下、上述したように、対応処理装置7によ
る右側用の画像メモリ4Rに含まれる対象物の像と左側
用の画像メモリ4Lに含まれる対象物の像とを対応させ
る処理、位置演算装置8による当該立体画像処理装置に
対する対象物の相対位置を算出する処理が順次行われ、
相対位置を表すデータが出力端子9から外部に出力され
る。
【0038】以上説明したように、この実施の形態によ
れば、右カメラ1Rから得られた画像及び左カメラ1L
から得られた画像のそれぞれに含まれるマーカ31の像
の明るさが一致するように絞り12R及び12Lが制御
される。その結果、上記両画像全体の明るさが同一にな
り、各画像の領域が誤って対応付けられるという従来の
問題が解消される。
【0039】なお、上記右カメラ1R及び左カメラ1L
の絞り12Rの代わりに、上掲した特開平9−1267
58号公報に開示されたような、減光フィルタを用いる
ことができる。この構成によれば、絞りを用いたことに
起因するレンズの周辺の光量低下が絞り量によって変化
するという問題を避けることができる利点がある。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
簡単な構成であるにも拘わらず、同一の明るさを有する
複数の画像を得ることのできる立体画像処理装置及びそ
の画像領域対応付け方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る立体画像処理装置の外観を示す斜
視図である。
【図2】本発明に係る立体画像処理装置で得られる2つ
の画像の例を示す図である。
【図3】本発明に係る立体画像処理装置の電気的な構成
を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る立体画像処理装置における、右カ
メラから得られる画像と左カメラから得られる画像の明
るさを一致させる処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1R 右カメラ 1L 左カメラ 20 シャーシ 30 支持部材 31 マーカ 40 制御装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のカメラと、 該複数のカメラのそれぞれの視野に入るように設けられ
    たマーカと、 前記複数のカメラのそれぞれで撮像された複数の画像上
    における前記マーカの像の輝度が一致するように前記複
    数のカメラの入射光量を調整する調整手段と、 該調整手段で入射光量が調整された前記複数のカメラを
    用いて撮像された複数の画像の対応をとる対応処理手
    段、とを備えた立体画像処理装置。
  2. 【請求項2】第1のカメラと、 該第1のカメラと離間して設けられた第2のカメラと、 前記第1のカメラ及び第2のカメラのそれぞれの視野に
    入るように設けられたマーカと、 前記第1のカメラで撮像された画像上における前記マー
    カの像の輝度と前記第2のカメラで撮像された画像上に
    おける前記マーカの像の輝度が一致するように前記第1
    のカメラ及び第2のカメラの少なくとも1つの入射光量
    を調整する調整手段と、 該調整手段で入射光量が調整された前記第1カメラ及び
    第2のカメラのそれぞれで撮像された2つの画像の対応
    をとる対応処理手段、とを備えた立体画像処理装置。
  3. 【請求項3】前記調整手段は、開口径が変化する絞りで
    構成される請求項1又は2に記載の立体画像処理装置。
  4. 【請求項4】前記マーカは、拡散反射面を有する部材又
    は発光体で構成される請求項1乃至3の何れか1項に記
    載の立体画像処理装置。
  5. 【請求項5】複数のカメラのそれぞれの視野に入るよう
    に設けられたマーカを有する立体画像処理装置の画像領
    域対応付け方法であって、 前記複数のカメラのそれぞれで対象物を撮像するステッ
    プと、 該撮像により得られた複数の画像上における前記マーカ
    の各像の輝度を比較するステップと、 該比較の結果、前記マーカの各像の輝度が異なるとき
    は、該輝度が一致するように前記複数のカメラの入射光
    量を調整するステップと、 該調整の後に、前記複数のカメラを用いて撮像された複
    数の画像のそれぞれにおける前記対象物の像が含まれる
    領域を対応付けるステップと、 を備えた立体画像処理装置の画像領域対応付け方法。
  6. 【請求項6】離間して設けられた第1のカメラと第2の
    カメラのそれぞれの視野に入るように設けられたマーカ
    を有する立体画像処理装置の画像領域対応付け方法であ
    って、 前記第1のカメラで対象物を撮像して第1の画像を得る
    第1ステップと、 前記第2のカメラで対象物を撮像して第2の画像を得る
    第2ステップと、 前記第1ステップで得られた第1の画像上における前記
    マーカの像の輝度と前記第2ステップで得られた第2の
    画像上における前記マーカの像の輝度とを比較する第3
    ステップと、 該比較の結果、前記マーカの各像の輝度が異なるとき
    は、該輝度が一致するように前記第1のカメラ及び第2
    のカメラの少なくとも1つの入射光量を調整する第4ス
    テップと、 該調整の後に、前記第1カメラを用いて撮像された画像
    上の前記対象物の像が含まれる領域と前記第2カメラを
    用いて撮像された画像上の前記対象物の像が含まれる領
    域とを対応付ける第5ステップ、とを備えた立体画像処
    理装置の画像領域対応付け方法。
JP11036969A 1999-02-16 1999-02-16 立体画像処理装置及びその画像領域対応付け方法 Pending JP2000234926A (ja)

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