JP2000234686A - 軟質管用管継手 - Google Patents

軟質管用管継手

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JP2000234686A
JP2000234686A JP11036246A JP3624699A JP2000234686A JP 2000234686 A JP2000234686 A JP 2000234686A JP 11036246 A JP11036246 A JP 11036246A JP 3624699 A JP3624699 A JP 3624699A JP 2000234686 A JP2000234686 A JP 2000234686A
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JP
Japan
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tubes
bolt
tube
ring
screw
Prior art date
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JP11036246A
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English (en)
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Ryoichiro Nakamura
良一郎 中村
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 軟質管用管継手10に軟質管12を接合した
状態では、拡径部20の奥端面とボルト16の先端面と
の間でゴムパッキン26が位置決めされる。したがっ
て、ボルト16の締め付けトルクを調整することによっ
て、ゴムパッキン26に付与する圧縮力を適切に設定で
きる。 【効果】 ボルト16の締め付けトルクを調整すること
によって、ゴムパッキン26に適正な圧縮力を付与でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は軟質管用管継手に関
し、特にたとえば流体搬送用の軟質管を接合するための
軟質管用管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の軟質管用管継手の一例
が、特開平10−26276号公報に開示されている。
この従来技術は、止水リングの収容部をストッパーの収
容部とは独立に形成することによって、止水リングの止
水性能を安定させるようにしたものである。この従来技
術において、止水リングのシール性能が経時的に低下し
た場合には、止水リングを新しいものに取り替えること
によって、接合部の止水性を保持するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術において、止
水リングを取り替えるためには、管路を通る流体の搬送
を停止する工程、管継手を解体する工程、止水リングを
新しいものに取り替える工程、管継手を組み立てる工程
および流体の搬送を再開する工程が必要である。したが
って、工程数が多く、作業性が悪いという問題点があっ
た。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、接
合部の止水性をより簡単に保持できる、軟質管用管継手
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、軟質管の管
端を受け入れる受口と、受口の開口側端部内径を拡径し
て形成された拡径部と、拡径部の内面に形成された第1
ねじと、受口の拡径部より奥部に形成されたストッパと
を有する本体、第1ねじより奥部において拡径部内面に
装着されるゴムパッキン、一方端部の外面に第1ねじと
螺合する第2ねじが形成され、かつ、他方端部の内面に
リング収容部が形成されたボルト、およびリング収容部
に収容される締め付けリングを備え、リング収容部は一
方端部側から他方端部側へ向かうにつれて径小となるテ
ーパ内面を有する、軟質管用管継手である。
【0006】
【作用】軟質管用管継手に軟質管を接合した状態では、
拡径部の奥端面とボルトの先端面との間でゴムパッキン
が位置決めされる。したがって、ボルトの締め付けトル
クを調整することによって、ゴムパッキンに付与する圧
縮力を適切に設定できる。たとえば、接合後にゴムパッ
キンが劣化すると、その復元力が低下して止水性能が低
下するが、ボルトを増し締めすることによって適正な締
め付けトルクに戻すと、ゴムパッキンの復元力が増大し
て止水性能が回復する。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、ボルトの締め付けト
ルクを調整することによって、ゴムパッキンに適正な圧
縮力を付与できる。また、ボルトを増し締めするだけで
ゴムパッキンの止水性能を回復できるので、接合部の止
水性をより簡単に保持できる。
【0008】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0009】
【実施例】図1に示すこの実施例の軟質管用管継手(ソ
ケット)10は、ポリオレフィン系樹脂(ポリエチレ
ン,ポリブテンまたはポリプロピレン等)のような軟質
材料からなる2つの管12を直線状に接続するためのも
のである。軟質管用管継手10は、筒状の本体14と2
つのボルト16とを含み、本体14の両端部には管12
の管端を受け入れる受口18が形成される。各受口18
の開口側端部には、その内径を拡径することによって拡
径部20が形成され、拡径部20の内面には第1ねじと
しての雌ねじ22が形成される。また、各受口18にお
ける拡径部20より奥部すなわち本体14の中央部内面
には、管12の管端を止める環状のストッパ24が形成
される。そして、拡径部20の内面における雌ねじ22
より奥部には、環状のゴムパッキン26が装着される。
【0010】各ボルト16は、本体14における受口1
8の奥部内径すなわち拡径部20が形成されていない部
分の内径とほぼ同じサイズの内径を有する筒状の本体2
8を含み、本体28の一方端部外面には雌ねじ22に螺
合される第2ねじとしての雄ねじ30が形成される。ま
た、本体28の他方端部内面にはリング収容部32が形
成され、他方端部外面にはスパナまたはパイプレンチ等
のような治具が係止される側面視略六角形または略八角
形の係止部34が形成される。リング収容部32の内面
は、本体28の一方端部側から他方端部側へ向かうにつ
れて徐々に径小となるテーパ状に形成され、リング収容
部32には、図2に示すような締め付けリング36が収
容される。
【0011】締め付けリング36(図2)は、金属(ス
テンレス等)や硬質プラスチック等のような硬質材料に
よって略Cリング状に形成される。締め付けリング36
の内径は、それ自体の復元力によって管12の外面に係
合し得るように管12の外径よりもやや小さめに設定さ
れ、外径は、リング収容部32内において締め付けリン
グ36を拡径し得るようにリング収容部32の最大内径
よりも小さく設定される。また、締め付けリング36の
内周面には断面略鋸歯状の歯38が形成され、締め付け
リング36の外周面はリング収容部32のテーパ内面に
沿うようにテーパ状に傾斜される。
【0012】そして、本体14の雌ねじ22とボルト1
6の雄ねじ30とが螺合され、拡径部20の奥端面とボ
ルト16の先端面との間でゴムパッキン26が位置決め
される。したがって、受口18に対するボルト16の締
め付けトルクを変化させることによって、ゴムパッキン
26を圧縮する力が適宜調整され得る。軟質管用管継手
10を用いて管12どうしを接続する際には、管12の
挿入抵抗を低減するために、拡径部20の奥端面とボル
ト16の先端面との間隔Lを大きめに設定してゴムパッ
キン26に付与する圧縮力を小さくする。一方、管12
の管端部に、ステンレス等のような金属または硬質プラ
スチックからなる補強用のインコア40を装着する。イ
ンコア40は、管12の内面に挿入される筒状の本体4
2を含み、本体42の端部には管12の管端が当接され
る鍔44が形成され、鍔44の外周面はテーパ状に傾斜
される。
【0013】そして、インコア40が装着された管12
をボルト16の端部から受口18内へ挿入する。する
と、インコア40のテーパ面によって締め付けリング3
6およびゴムパッキン26が順次拡径され、締め付けリ
ング36が管12の外面に係合されるとともにゴムパッ
キン26が管12の外面に圧接される。管12(インコ
ア40)の先端がストッパ24に当接すると、管12の
挿入が完了する。なお、管12を挿入する際には、管1
2の外面またはゴムパッキン26の内面にシリコン等の
ような滑剤を塗布して、挿入抵抗を低減するようにして
もよい。
【0014】そして、受口18に対するボルト16の締
め付けトルクを調整して、ゴムパッキン26に適正な圧
縮力を付与する。施工の際、拡径部20の奥端面とボル
ト16の先端面との間隔がL1 (図3(A))のときゴ
ムパッキン26に対して適正な圧縮力を付与できたとし
ても、ゴムパッキン26が経時的に劣化すると、間隔L
1 では適正な圧縮力が得られなくなる。つまり、ゴムパ
ッキン26の復元力が低下して、十分な止水性を得られ
なくなる。そこで、この実施例では、ボルト16を増し
締めすることによって間隔L1 をL2 (図3(B))ま
で狭くし、つまりボルト16の締め付けトルクを適正値
に戻し、ゴムパッキン26に対する適正な圧縮力を回復
する。
【0015】施工後、軟質管用管継手10および管12
を含む管路に矢印A方向(図3(A))の外力が作用す
ると、受口18から管12が引き出されようとする。す
ると、管12の外面に係合された締め付けリング36が
管12に追従して軸方向へ変位され、リング収容部32
のテーパ内面に押し当てられて縮径される。その結果、
締め付けリング36の歯38が管12の外周面に食い込
んで、管12の離脱が防止される。
【0016】この実施例によれば、ボルト16の締め付
けトルクを適正な値に戻すだけでゴムパッキン26の止
水性能を回復できるので、接合部の止水性を簡単に保持
できる。また、ボルト16の締め付けトルクを増減する
だけでゴムパッキン26に付与する圧縮力を適宜調整で
きる。したがって、受口18に管12を挿入する際に
は、ゴムパッキン26に付与する圧縮力を小さくするこ
とによって挿入抵抗を低減でき、施工性を向上できる。
【0017】なお、上述の実施例では、管12の端部に
インコア40を装着しているが、通常使用される状態で
発生する抜け出し力(熱伸縮,水圧による不平均力)に
耐える程度で十分であれば、インコア40は装着しなく
てもよい。また、上述の実施例では、本体14の両端部
に受口18を形成しているが、図4で示すように、本体
14の一方端部にのみ受口18を形成し、他方端部には
雌ねじ部46等を形成するようにしてもよい。この場合
には、雌ねじ部46に他の管部材(鋼管等)48を接合
できる。
【0018】さらに、上述の実施例では、本発明をソケ
ット型の軟質管用管継手10に適用した場合を示した
が、本発明は、チーズ型、レデューサ型またはエルボ型
等のような他のタイプの継手にも同様に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図2】締め付けリングを示す図解図である。
【図3】管継手と管との接合状態を示す図解図である。
【図4】この発明の他の実施例を示す図解図である。
【符号の説明】
10 …軟質管用管継手 12 …管 14 …本体 16 …ボルト 18 …受口 20 …拡径部 22 …雌ねじ 24 …ストッパ 26 …ゴムパッキン 30 …雄ねじ 32 …リング収容部 36 …締め付けリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軟質管の管端を受け入れる受口と、前記受
    口の開口側端部内径を拡径して形成された拡径部と、前
    記拡径部の内面に形成された第1ねじと、前記受口の前
    記拡径部より奥部に形成されたストッパとを有する本
    体、 前記第1ねじより奥部において前記拡径部内面に装着さ
    れるゴムパッキン、 一方端部の外面に前記第1ねじと螺合する第2ねじが形
    成され、かつ、他方端部の内面にリング収容部が形成さ
    れたボルト、および前記リング収容部に収容される締め
    付けリングを備え、 前記リング収容部は前記一方端部側から前記他方端部側
    へ向かうにつれて径小となるテーパ内面を有する、軟質
    管用管継手。
JP11036246A 1999-02-15 1999-02-15 軟質管用管継手 Withdrawn JP2000234686A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1309985C (zh) * 2001-06-21 2007-04-11 渡边哲哉 管接头
JP2007247892A (ja) * 2006-02-20 2007-09-27 Mirai Ind Co Ltd 通水管の接続端部、通水管接続用の係合体、通水管接続用のコア部材、通水管体、通水管の接続構造、通水管装置、通水管の保護キャップ、および通水管の接続端部形成工具

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060509