JP2000234597A - 流体機械 - Google Patents

流体機械

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JP2000234597A
JP2000234597A JP11074236A JP7423699A JP2000234597A JP 2000234597 A JP2000234597 A JP 2000234597A JP 11074236 A JP11074236 A JP 11074236A JP 7423699 A JP7423699 A JP 7423699A JP 2000234597 A JP2000234597 A JP 2000234597A
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JP
Japan
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zone
fluid
sealing member
fluid machine
suction
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JP11074236A
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English (en)
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Takeshi Hatanaka
武史 畑中
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】高効率、高信頼性、長寿命、小形軽量、低コス
トの流体機械を提供する。 【構成】吸入口14と吐出口16と、吸入ゾーン18お
よび吐出ゾーン20を有するケーシング12内に羽根車
28を回転可能に収納し、羽根車28に環状溝40と環
状壁36、38を形成し、吸入ゾーン18および吐出ゾ
ーン20との間で環状壁36、38のバケット36a、
38aを密閉しながら流体を移送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は流体機械に関し、とく
に、ブロワー、コンプレッサー、水ポンプ、ジェットポ
ンプ、真空ポンプ、油圧ポンプ等に利用可能な流体機械
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンプレッサーは米国特許第5,
074,761号および同第5,733,112号に示
されるベーン型コンプレッサーならびにスクロール型、
ルーツ型、スクリュー型、往復型およびアキシャルフロ
ー型コンプレッサーが実用化されている。液体用ポンプ
としては米国特許第5,114,310号に示される遠
心ポンプ、同第5,302,096号、同第5,31
6,456号および同第5,735,987号に開示さ
れるベーン型ポンプ、軸流ポンプ、斜流ポンプ、往復ポ
ンプ、ギヤポンプが実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のコンプレッサー
およびポンプでは効率が悪いために単位時間当たりの吐
出容量や吐出圧力に限界があり、これを解決するには流
体機械が大型化し、電力消費も大きくなっていた。さら
に、ベーン型流体機械は構造が複雑で製造コストが高
く、寿命や信頼性ならびに耐久性に難があった。
【0004】本発明は上述の欠点を解消するもので、単
位所要エネルギー当たりの吐出容量が大きく、高圧力化
が可能で、高効率、高寿命、高信頼性、小型軽量、低コ
ストの流体機械を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、流体機
械が(a)吸入口および吐出口と、吸入口および吐出口
にそれぞれ隣接する吸入ゾーンおよび吐出ゾーンと、吸
入ゾーンと吐出ゾーンとの間で周方向に延びる密閉部材
を有するケーシングと; (b)ケーシング内に回転可能に収納された羽根車とを
備え; (c)羽根車が密閉部材を収納する環状溝と、環状溝の
両側に形成された環状壁を備え; (d)各環状壁が周方向に配置された複数のバケットを
備え; (e)環状溝が吸入ゾーンおよび吐出ゾーンに連通して
いて、バケットが吸入ゾーンと吐出ゾーンとの間で密閉
部材とケーシング内壁により密閉されながら流体を移送
することにより達成される。
【0006】
【作用】本発明の流体機械において、ケーシング内壁に
密閉部材を設けるとともに羽根車に環状壁を設け、環状
壁にバケットを形成し、羽根車の回転中にバケットを密
閉部材により密閉することにより吸入ゾーンと吐出ゾー
ンとを流体的に遮断することにより単位所要エネルギー
当たりの効率を飛躍的に向上させ小形軽量化、低コスト
化を図るようにしたものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の望ましい実施例による流体機
械につき、図面を参照しながら説明する。図1〜図3に
おいて、流体機械10はケーシング12を備え、ケーシ
ング12は流体を吸入するための吸入口14および吐出
口16を有する。ケーシング12の内部は吸入口14お
よび吐出口16にそれぞれ連通する吸入ゾーン18およ
び吐出ゾーン20と吸入口14から吸入された流体を吸
入ゾーンに案内するとともに吐出ゾーン20の流体を吐
出口16にガイドするための仕切り部材22を備える。
仕切り部材22は後述の如く吸入ゾーン18と吐出ソー
ン20とを流体的に遮断する機能も有する。ケーシング
12はさらにその内部に圧入その他の適当な手段で固定
支持された環状リング24を備え、環状リング24は吸
入口14および吐出口16にそれぞれ連通する開口部2
4a、24bを有する。図1および図2より明らかなよ
うに、環状リング24はその中央部において半径方向内
側にて、吸入ゾーン18から吐出ゾーン20の間で周方
向に延びる円弧状密閉部材26を備え、密閉部材26は
吸入ゾーン18に臨んでいてガイド面26aを有する
(図3参照)。
【0008】図1、図2に示されるように、環状リング
24内には羽根車28が回転可能に収納されている。羽
根車28は駆動軸30に連結され、駆動軸30はベヤリ
ング(図示せず)を介してハウジング12により支持さ
れる。図2において、羽根車28は分割された一対のロ
ータデイスク32、34からなり、これらはそれぞれ径
外に延びる環状壁36、38と環状溝40を有する。環
状壁36、38はそれぞれ周方向に等間隔で形成された
複数のバケット36a、38aを有し、各バケットは軸
方向で環状溝40に開口している。バケット36a、3
8aはそれぞれ遠心力により周方向ベクトルを径方向ベ
クトルに変換して流体を径方向に強制的に放出させるた
めのガイド面36b、38bを有する。なお、バケット
の周方向の幅W2は仕切り部材22の幅W1より小さい
値に設定される。ロータデイスク32、34との間には
シール部材42が配置されている。環状溝40には仕切
り部材22と密閉部材26が嵌挿されており、吸入ゾー
ン24と吐出ゾーン20との間において、バケット36
a、38aの開口部は密閉部材26と環状リング24の
内壁により密閉される。環状リング24の軸方向端部と
環状壁部36、38の間にはシール手段44、46が配
置される。図3より明らかなように、吸入ゾーン18に
臨んでいる密閉部材の前縁は曲面状ガイド面26aを有
し、これにより羽根車28の回転時に、矢印Aの如く、
流体をバケット36a、38a内に効率的に流入させる
ようになっている。ロータデイクス36、38は駆動軸
30に支持されていて、複数のボルト52によりフラン
ジ48、50に固定される。
【0009】上記構成において、吸入口14から吸入ゾ
ーン18に流入した流体は密閉部材26のガイド面26
aに衝突しながら方向変換されてバケット36a、38
aに流入する。羽根車28が時計方向(図1)に回転す
ると、環状壁36、38が図3において矢印B方向に移
動してバケット36a、38aは密閉部材26により密
閉されながら流体を移送する。吐出ゾーン20にてバケ
ット36a、38aの外周は密閉状態から解放されるた
め、遠心力により流体は矢印Cで示す如くガイド面36
b、38bに沿って吐出ゾーン20内に吐出される。こ
のとき、バケット36a、38aの幅W2は仕切り部材
W1の幅より小さいため、吸入ゾーン18と吐出ゾーン
20は流体的に完全遮断され、吸入ゾーン18に吐出ゾ
ーン20の吐出された流体が流入することが防止され
る。なお、流体の粘度に応じてバケットの形状もしくは
バケットのガイド面の傾斜度を自由に変更しても良い。
【0010】図4および図5は第1実施例の変形例を示
すもので、図1〜図3と同様の部品には同一符号を用い
る。図4、図5において、環状壁36、38はそれぞれ
流体の渦流を形成するための曲面36c、38cを備
え、円弧状密閉部材26は両側に曲面26dを備える。
図5より明らかなように、円弧状密閉部材26はバケッ
ト36bに対面する空洞部26cを備える。円弧状密閉
部材26の空洞部26cを羽根車28のバケット36b
が通過する時に、空洞部26cの流体がバケット36b
により吸引されるため、羽根車28のポンピン効果が大
きくなり、高い圧縮比が得られる。
【0011】
【発明の効果】本発明では羽根車に環状溝と複数のバケ
ットを有する環状壁とを設け、環状溝に密閉部材を嵌合
させることによりバケットに流体を閉じ込めながら吸入
ゾーンから吐出ゾーンまで流体を移送可能としたため、
ケーシング内に吐出ゾーンから吸入ゾーンへの流体の逆
流を防止して効率アップを図ったため、小形軽量、高効
率、高信頼性、長寿命、低コストの流体機械を提供する
ことが可能であり、実用上の効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す流体機械の部分断面図
である。
【図2】図1の流体機械の内部を示す部分断面図であ
る。
【図3】図1の流体機械の密閉部材と羽根車との関係を
示す図である。
【図4】本発明の変形例を示す流体機械の部分断面図で
ある。
【図5】図4のV−V線の断面図を示す。
【符号の説明】
12 ケーシング、 14 吸入口、 16 吐出口 18 吸入ゾーン、 20 吐出ゾーン、 22 仕切
り部材 24 環状リング、 26 密閉部材、 28 羽根車 30 駆動軸、 32、34 ロータデイスク 36、38 環状壁、 40 環状溝

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)吸入口および吐出口と、吸入口お
    よび吐出口にそれぞれ隣接する吸入ゾーンおよび吐出ゾ
    ーンと、吸入ゾーンと吐出ゾーンとの間で周方向に延び
    る円弧状密閉部材を有するケーシングと; (b)ケーシング内に回転可能に収納された羽根車とを
    備え; (c)羽根車が密閉部材を収納する環状溝と、環状溝の
    両側に形成された環状壁を備え; (d)各環状壁が周方向に配置された複数のバケットを
    備え; (e)環状溝が吸入ゾーンおよび吐出ゾーンに連通して
    いて、バケットが吸入ゾーンと吐出ゾーンとの間で密閉
    部材とケーシング内壁により密閉されながら流体を移送
    する流体機械。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ケーシングが吸入ゾ
    ーンと吐出ゾーンとの間に配置された仕切り部材を備
    え、仕切り部材が環状溝に嵌合され、仕切り部材がバケ
    ットを密閉することにより吸入ゾーンと吐出ゾーンとの
    間の連通状態を遮断している流体機械。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、密閉部材が
    環状溝内に配置された円弧形状を有し、羽根車の回転時
    に密閉部材が流体をバケットに案内するためのガイド面
    を有する流体機械。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、ケーシング
    が環状リング部材を備え、環状リング部材が密閉部材を
    支持している流体機械。
  5. 【請求項5】 請求項1または2において、各バケット
    が吐出ゾーンにおいて流体を遠心力により径外方向に吐
    出させるためのガイド面を有する流体機械。
  6. 【請求項6】 請求項4において、羽根車が分割された
    一対のロータデイスクからなる流体機械。
  7. 【請求項7】 請求項1または2において、さらに、各
    環状壁とケーシングとの間にシール手段を備える流体機
    械。
  8. 【請求項8】 請求項1または2において、円弧状密閉
    部材が両側に複数の空洞部を備え、各空洞部が羽根車の
    バケットに対面している流体機械。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113167285A (zh) * 2018-11-22 2021-07-23 罗伯特·博世有限公司 用于燃料电池系统的输送和/或压缩气态介质的侧通道压缩机

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CN113167285A (zh) * 2018-11-22 2021-07-23 罗伯特·博世有限公司 用于燃料电池系统的输送和/或压缩气态介质的侧通道压缩机

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