JP2000233987A - 緩効性りん酸肥料およびその製造方法 - Google Patents

緩効性りん酸肥料およびその製造方法

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JP2000233987A
JP2000233987A JP11035273A JP3527399A JP2000233987A JP 2000233987 A JP2000233987 A JP 2000233987A JP 11035273 A JP11035273 A JP 11035273A JP 3527399 A JP3527399 A JP 3527399A JP 2000233987 A JP2000233987 A JP 2000233987A
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slow
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porous mineral
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JP11035273A
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Etsuo Kobayashi
悦雄 小林
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    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05DINORGANIC FERTILISERS NOT COVERED BY SUBCLASSES C05B, C05C; FERTILISERS PRODUCING CARBON DIOXIDE
    • C05D9/00Other inorganic fertilisers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05GMIXTURES OF FERTILISERS COVERED INDIVIDUALLY BY DIFFERENT SUBCLASSES OF CLASS C05; MIXTURES OF ONE OR MORE FERTILISERS WITH MATERIALS NOT HAVING A SPECIFIC FERTILISING ACTIVITY, e.g. PESTICIDES, SOIL-CONDITIONERS, WETTING AGENTS; FERTILISERS CHARACTERISED BY THEIR FORM
    • C05G5/00Fertilisers characterised by their form
    • C05G5/40Fertilisers incorporated into a matrix

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Abstract

(57)【要約】 【課題】速効性りん酸を含有する草・木質細片炭や木質
・草質炭の土壌改良効果を相殺することなく組み合わせ
て使用できる他、単独でもマルチ栽培などに利用できる
と共に、土壌改良効果を示し、かつ、野菜、洋葉等に有
効に吸収されやすい形態の緩効性りん酸肥料を提供す
る。 【解決手段】ゼオライト、パーライト、ケイソウ土、ベ
ントナイト、シリカゲルおよび焼却灰から選ばれるいず
れか少なくとも一種からなる多孔質鉱物の表面もしくは
細孔内に、縮合りん酸塩が担持されている肥料およびそ
の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緩効性りん酸肥料
とその製造方法に関し、特に、縮合りん酸塩を含む肥料
に被担持物の物性に起因した緩効性を付与した肥料およ
びその製造方法についての提案である。
【0002】
【従来の技術】草質、木質片を炭化して得た木質細片炭
およびリン炭は、従来、透水性改善等の土壌改良効果を
発揮することが知られていた。例えば、特開平10ー1
7390号公報には、木質細片炭に縮合りん酸塩を担時
させてなる水溶性りん酸塩を含む木質細片炭肥料が提案
されている。この提案によれば、土壌改良効果しか発揮
しなかった木質細片炭は、これに土壌中の金属と結合し
ない水溶性の縮合りん酸を配合すると、植物の生育に直
接作用する肥料効果の高い木質細片炭肥料を得ることが
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平10ー17
390号公報の発明は、上述したように木質細片炭に縮
合りん酸塩のようなりん酸塩を担時させた木質細片炭ま
たは木質細片炭を含む肥料であり、含有するりん酸塩
は、少なくとも一部が水溶性縮合りん酸塩のような形態
になっている。このような水溶性縮合りん酸塩は、水田
や田畑に施肥した場合には、土壌中の金属、例えば、カ
ルシウム、鉄、アルミニウムなどと直接的に結合するこ
となく、しかも、縮合りん酸塩の持つ金属封鎖作用 (キ
レート作用)により、土壌中の金属、例えば、カルシウ
ム、鉄、アルミニウムを封鎖する作用を発揮して、速効
性のりん酸として機能するようになる。従って、この発
明によって、一般的なオルトりん酸を施肥していた場合
に比べてりん酸利用効率が向上し、植え替えのある鉢花
や追肥のできる果樹には、発芽の充実、増糖および着色
といったりん酸施肥効果を発現してきた。
【0004】しかし、この既知肥料は、速効性であるか
ら、いわゆる追肥ができないマルチ栽培法(プラスチッ
クシートで地面を覆う栽培方法)には不向きであって、
むしろ、果樹や切り花の密植栽培法のような、何度でも
施肥できる栽培法に適している。即ち、果樹は花芽の実
のとまりを良くするために、花芽の咲く3〜4週間前と
着色の進む2〜3週間前とに元肥を2回に施肥した方
が、花芽の充実、着色に、りん酸の複数回添加の効果が
大きい。しかしながら、マルチ栽培法などのように、一
旦施肥するとその後は長期間追肥できないような栽培方
法では、短期間 (2〜3ヶ月) のうちにりん酸分が吸収
されてしまうと、後期の肥料効果が喪失することにな
る。 従って、このようなマルチ栽培法においては、縮
合りん酸塩を含む木質細片炭の施肥時に、く溶性成分を
含む緩効性(遅効性)りん酸肥料を同時施肥して、りん
酸肥料の効果を長期にわたって確保する必要があった。
【0005】こうした緩効性のりん酸肥料としては、一
般的にはリン鉱石を電気炉で溶融して得られたく溶性り
ん酸肥料またはロータリーキルンで焼成して得られた焼
成りん酸肥料が知られている。このようなりん酸肥料を
上記木質細片炭肥料と同時施肥もしくは混合すること
で、水溶性りん酸分と、く溶性りん酸分を同時に保証す
ることが可能である。ところが、このりん酸肥料は、混
合割合等によっては、木質細片炭肥料特有の土壌改良効
果が喪失することとなり、上記く溶性りん酸肥料および
焼成りん酸肥料は、木質細片炭と組み合わせて用いるに
は、あまり好ましい混合対象物ではなかった。また、上
記従来のく溶性成分を含むりん酸肥料は、土壌中に含ま
れる鉄、アルミ等の金属と結合し、難溶性のりん酸化合
物を形成して植物の根から吸収されにくい形態となり、
りん酸吸収効果が少なくなるという課題を有していた。
【0006】本発明の目的は、速効性りん酸を用いて緩
効性を付与することにより、従来技術の抱える欠点を克
服することにあり、とくに単独でマルチ栽培などにも利
用することができると共に、土壌改良効果を有し、か
つ、野菜、洋葉等に有効に吸収されやすい形態の緩効性
りん酸肥料を提供するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は次のようなを課題解決手段を提案する。即
ち、本発明は、多孔質鉱物を被担持物質とし、その表面
もしくは細孔内に、りん酸塩を担持して緩効性を付与し
たことを特徴とする緩効性りん酸肥料である。上記多孔
質鉱物は、ゼオライト、パーライト、ケイソウ土、ベン
トナイト、シリカゲルおよび焼却炭から選ばれるいずれ
か少なくとも一種の鉱物, 好ましくは焼成した鉱物を用
い、また、上記りん酸塩は、縮合りん酸塩 (ポリりん酸
塩) であることが好ましく、少なくとも全りん酸分の6
5〜85%が縮合りん酸であるりん酸塩を用いることが
好ましい。本発明にかかる肥料の特徴は、本来は速効性
のりん酸塩を土壌への同化が遅い多孔質鉱物などに担時
させることで、緩効性を発揮するようにした点にある。
即ち、草・木質細片炭や粗大片炭などに担時された縮合
りん酸塩は、施肥すると供給水分により早期に分解す
る。これは、木質細片炭などは土に早く同化するからで
ある。従って、該木質細片炭などに担時されたりん酸分
は容易に流亡して速効性を示すのに対し、多孔質鉱物な
どに担時された縮合りん酸塩は、多孔質鉱物が容易には
崩壊しないことと、該多孔質鉱物自体が大きな保水性機
能を有することから、木質細片炭などに比べると土への
同化が遅く、それ故に多孔質鉱物からはりん酸分が容易
には流出せずに、緩効効果を発現することになるのであ
る。
【0008】このような肥料を得るために、本発明は、
被担持物である多孔質鉱物に、りん酸塩粉末を付着もし
くはりん酸塩水溶液を添加させたのち加熱焼成すること
により、その焼成物に縮合りん酸を担持させることを特
徴とする緩効性りん酸肥料の製造方法を提案する。この
方法はまた、上記多孔質鉱物の他にさらに、草・木質細
片炭や粗大片炭を含む混合物を被担持物質としてもよ
く、さらに表面を緩効性被覆剤にて被覆するようにして
もよい。この製造方法において、担持のための上記加熱
処理は、酸化性雰囲気で行うことが好ましい。そして、
上記多孔質鉱物は、ゼオライト、パーライト、ケイソウ
土、ベントナイト、シリカゲルおよびごみ等焼却灰の中
から選ばれるいずれか一種の鉱物であり、好ましくは焼
成したものを用いる。なお、上記担持方法においては、
上記りん酸粉末を付着もしくはりん酸水溶液を添加する
際に、コーンスターチのようなバインダーを添加して担
持のための加熱を行うことができ、また、その加熱後に
水溶性苦土を含む水溶液を添加することにより、赤熱状
態の焼成物を消火することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明にかかる肥料の特徴は、被
担持物質として少なくとも多孔質無機鉱物を用い、これ
に、もともとは速効性の縮合りん酸を担持させて緩効化
させたところにあり、とくに被担持物質がいずれも多孔
質体であるというところに特徴がある。そして、この肥
料の基材である多孔質鉱物等は、高い保水性や土壌のp
H調整機能等の土壌改良効果を有し、しかも、これらの
物質中に含まれる珪酸分が微量要素肥料として機能する
複合肥料である。さらに、これらの肥料は、その中に含
まれる全りん酸分が縮合りん酸であり、好ましくは含有
される全りん酸分の少なくとも65〜85%がポリりん
酸であり、上述したようにりん酸分が植物に対して吸収
されやすい一方で、被担持物が土壌と同化しにくい鉱物
を主要基材とするので、結果的に緩効性を示すという特
徴がある。
【0010】以下に、本発明の実施形態を説明する。 (1) 多孔質鉱物担持肥料 a.多孔質鉱物担持肥料は、パーライト、ゼオライト、
シリカゲル、ケイソウ土、ベントナイトなどの多孔質鉱
物, 好ましくは焼成したものを原料として、この原料に
りん酸塩粉末を付着もしくはりん酸塩水溶液を吸着させ
て焼成することにより、縮合りん酸塩を担持させた肥料
である。なお、パーライトは松脂岩、黒曜石、真珠岩が
好ましく、特に、松脂岩は、微細な連続 (貫通) 気孔が
多く、もっとも好ましいものの1つである。担持に当た
っては、上記鉱物が赤熱状態の時にりん酸塩粉末を付着
もしくはりん酸塩水溶液を吸着させて縮合りん酸塩にす
るか、ロータリーキルンのような焼成炉に投入する前に
多孔質鉱物と混合してから焼成する方法によって処理す
ることが好ましい。特に、多孔質物質が赤熱状態にある
時に、りん酸一カリウムのような粉末もしくは水溶液を
添加してりん酸分を担時させると、該多孔質鉱物の細孔
内まで該りん酸塩が入り込んで担時されるので好まし
い。こうした焼成温度は、パーライトは800 〜1200℃、
ゼオライト、シリカゲル、ケイソウ土およびベントナイ
トは400 〜1200℃である。これらの肥料は、縮合りん酸
塩を担持する被担持物質が多孔質鉱物であるから、容易
に崩壊せず、かつ保水性に優れるため、長期間収穫する
マルチ栽培の果菜、追肥できない密植栽培の切り花など
に対して緩効的な肥効が認められる。また、このような
多孔質鉱物は、陽イオンを吸着する性質を有し、該陽イ
オンの周辺に電気的に結合した陰イオンのりん酸を抱え
ることでさらに緩効性を増すことができるものと考えら
れる。
【0011】(2) 混合型緩効性りん酸肥料 b.混合型緩効性りん酸肥料は、パーライト、ゼオライ
ト、シリカゲル、ケイソウ土、ベントナイトやごみ焼却
灰などの焼成多孔質鉱物と、アスパラガス、チップ、モ
ミガラ、バークなどの草・木質細片炭や粗大片炭との混
合物を原料として、この原料にりん酸塩粉末を付着もし
くはりん酸塩水溶液を吸着して、縮合りん酸塩を担持さ
せた速効性と緩効性を兼ね備える肥料である。このタイ
プの肥料は、土壌施肥にもまたマルチ栽培の元肥として
も使われる。即ち、草質、木質材のリン炭は土壌に同化
しやすく、保肥力が多孔質鉱物より少ないが速効性を担
う一方、多孔質鉱物に担持したりん炭が長期間収穫する
マルチ栽培の果菜や追肥できない密植栽培の切り花など
に対して、緩効的 (長期的) に肥効を示す特徴がある。
【0012】c.なお、上記混合型緩効性りん酸肥料の
他の例としては、前記多孔質鉱物と焼成草木質材の混合
物を原料とするものであって、この原料の、とくにりん
酸塩粉末を付着もしくはりん酸塩水溶液を吸着させて焼
成した焼成草木質材の冷却前に多孔質鉱物を混合し、消
炭水により焼成草木質材の縮合りん酸塩の一部を多孔質
鉱物に移動させて担持した混合型肥料がある。このタイ
プの肥料もまた、土壌施肥とマルチ栽培の元肥の両方に
適する。すなわち、草木質材のリン炭は土壌に同化しや
すく、保肥力が多孔質鉱物より少ないので速効性を示す
一方、縮合りん酸塩を担持した多孔質鉱物が混合されて
いるので、長期間収穫するマルチ栽培の果菜、追肥でき
ない密植栽培の切り花などに対しては、緩効的な肥効を
示し好適である。
【0013】なお、本発明の上記肥料については、さら
に、ポリオレフィン樹脂、ポリエチレン、エチレン酢酸
共重合体、ノニオン系界面活性剤の他、例えば、不飽和
ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、エポキ
シ系樹脂、ウレタン系樹脂等の重縮合反応により硬化す
る樹脂、水に分解された各種樹脂のエマルジョンおよび
ディスパージョン状の物、ワックス類、石油樹脂、硬化
油、クマロン樹脂等の低粘度融体状の物、さらに粉体を
バインダー等で接合した被膜で被覆した物等の緩効性被
覆剤を用いて被覆することができる。ただし、肥料は緩
効性の被覆粒状肥料と異なり、適度に速く溶出すること
も必要であり、これらは極く薄い被膜でよい。
【0014】次に、本発明の緩効性りん酸肥料を製造す
る方法について説明する。この方法の特徴は、多孔質鉱
物とりん酸塩とを混合したのち、りん酸塩を担持させる
ための焼成に際しては、酸化状態で焼成して高温に加熱
することで、りん酸に縮合反応を生じさせるところにあ
る。なお、多孔質鉱物と草・木質細片炭や粗大片炭を混
合して焼成する場合には、酸素の供給量を少なくして焼
成する (草・木質細片炭) が、粗大片炭にあっては酸化
状態で加熱することで、りん酸に縮合反応を生じさせ
て、多孔質鉱物に固着するりん酸分を縮合りん酸塩の形
態とすることが好ましい。これによって、植物の根から
の吸収を容易にする、縮合りん酸塩分を増量することが
できる。上記の焼成温度は、たとえばパーライトであれ
ば1100℃以上、ゼオライトであれば 800℃以上、ベント
ナイトであれば 700℃以上でかつ、これら各多孔質物質
の溶融温度以下で焼成する。なお、多孔質鉱物の粒径
は、一般的な粒状肥料と同様であれば特に限定されるこ
とはない。
【0015】このような肥料に用いる多孔質鉱物は、上
述した物性と同様のものを用いればよいが、草・木質細
片炭は、直径0.1 〜10mm程度が好適であり、特に、0.5
〜5mmが好適である。また、この草・木質細片炭の形状
は、球体に限定されるものでなく、上記の数値は体積よ
り換算したものであり、その大きさは、0.05〜100 mm 3
が好適であり、特に、0.1 〜40mm3 が好ましい。なお、
この草・木質細片炭は、焼成後特に粉砕しない限り、木
質細片の持つ形態をある程度保持した形態となってい
る。よって、草・木質細片炭としては、粉砕処理などを
行わない、いわゆる草・木質細片の形態をある程度残し
ているものが好適である。一方、粗大片炭しは、樹木の
チップ、粗大枝木、剪定枝木などが用いられる。
【0016】なお、木質細片炭に結合しているりん酸塩
は、少なくとも一部が水に可溶な縮合りん酸塩となって
いることが好ましい。縮合りん酸塩の状態では、土壌中
の金属、例えば、カルシウム、鉄、アルミニウムなどと
直接結合せず、さらに、縮合りん酸塩の持つ金属封鎖作
用により、土壌中の金属、例えば、カルシウム、鉄、ア
ルミニウムを封鎖する作用 (キレート作用) を発揮す
る。さらに、縮合りん酸塩を、作物が直接吸収すること
もできる。縮合りん酸塩は、水に溶解すればオルト化す
るが、すべてが急激にオルト化するわけではなく、徐々
にオルト化する。この点においても、土壌中の金属と急
激に不溶性のりん酸塩を形成する危険性が少ない。この
点、本発明の肥料においては、最初は木質細片炭に結合
している水溶性りん酸が速効性を示し、施肥後2〜3ヶ
月に亘ってりん酸肥効を示し、その後は多孔質鉱物の肥
料に固着している縮合りん酸塩が徐々に溶出し、植物等
の根から吸収されというる、速効性と緩効性りん酸分を
併せ持つ肥料となる。
【0017】本発明において、多孔質鉱物焼成肥料等の
製造に用いるりん酸塩としては、水に可溶なものであれ
ばどのようなものでもよい。含有する塩基性金属として
は、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属が好適で
あり、特に、カリウムが好適である。カリウムを用いる
ことにより、カリウム肥料の添加量を少なくすることが
できる。さらに、これらの肥料には、マグネシウムを含
有することが好ましい。マグネシウムを含有することに
より、作物へのりん酸の吸収がより良好となる。特に好
ましくは、塩基性金属としては、カリウムとマグネシウ
ムの両者を含有することである。
【0018】縮合りん酸塩の形態は、ポリりん酸塩、メ
タりん酸塩、ウルトラりん酸塩のいずれの縮合りん酸塩
の形態でもよく、これらの複合体でもよい。本発明にお
いて、りん酸塩は、すべてが縮合りん酸塩となっていて
もよいが、一部がオルトりん酸塩(可給態りん酸塩)で
あってもよい。このようなオルトりん酸塩(可給態りん
酸塩)は、土壌中の金属と結合し易いが、このようなり
ん酸塩を含むことにより縮合りん酸塩との複合作用を発
揮する。なお、担持されたりん酸塩中のオルトりん酸塩
(可給態りん酸塩)量は、5〜30%程度が好適であ
る。また、りん酸塩の50%以上、特に60〜85%が
縮合りん酸塩となっていることが好ましい。
【0019】また、りん酸塩の一部は、原料たる多孔質
物質、とくに多孔質鉱物、焼却灰の細孔内に侵入し固化
し、容易に離脱しない状態となっていることが望まし
い。また、縮合りん酸塩の担持量としては、多いほどり
ん酸肥料効果は高くなるが、逆に、上記細孔がりん酸塩
により閉塞される確率も高くなるので、多孔質物質焼成
肥料または木質細片炭の重量の3〜20重量%程度が好
適であり、特に、5〜15%が好適である。また、本発
明にかかる肥料を製造する際、水を散布して消火する
が、このときに用いられる消火剤は、マグネシウムを含
む水溶液が好ましい。
【0020】本発明にかかる肥料は、りん酸肥料とし
て、もしくは肥料の主剤として用いることができる。さ
らに、他の肥料に添加し、複合肥料としてもよい。ここ
でいう肥料とは、肥料効果を発揮するものを示してお
り、いわゆる肥料登録の必要なものに限定されるもので
はなく、そのような登録の必要のない土壌改良剤も包含
するものである。本発明肥料の添加量としては、他の配
合される肥料など、さらに、肥料の用途によっても相違
するが、10〜100%程度が好適である。配合される
他の肥料(複合肥料の他の成分)としては、有機肥料、
例えば、大豆油糟などの植物性有機肥料、肉骨粉などの
動物性有機肥料が考えられる。
【0021】また、本発明肥料を土壌改良剤として用い
る場合には、添加量は2〜50%、特に5〜30%程度
が好適である。また、改質木質細片炭の細孔が完全に塞
がれていないことが好ましく、具体的には、空孔率が、
りん酸塩を担持しない状態で形成した木質細片炭の細孔
の空孔率の30%以上、特に50%以上であることが好
ましい。
【0022】本発明にかかる肥料の製造時に、りん酸塩
を混合する方法としては、どのような方法でもよいが、
例えば、スプレー散布方を採用することができる。必要
な化合物を添加した水溶液としては、りん酸イオンと酢
酸イオンを含有する水溶液が好適である。この水溶液中
の酢酸イオン濃度は、1〜30%程度が好適であり、り
ん酸イオン濃度は、0.1〜10%程度が好適である。
このようなものを用いることにより、混合型肥料に担持
されるりん酸塩の多くを縮合りん酸塩とすることができ
る。なお、水もしくは必要な化合物を添加した水溶液中
にさらにシリカゾルを添加し、りん酸塩の付着を補助し
てもよい。
【0023】本発明において、担持処理のための焼成工
程は、従来の方法および装置(木質細片炭化装置)を用
いることにより行うことができる。なお、焼成工程にお
ける加熱温度としては、物質によって異なるが、上述の
ように400〜1400℃程度で行う。なお、本発明肥
料の緩効性をさらに有効にするためには、上述したよう
に焼成後、該肥料表面に緩効性被覆剤でコーティングす
ることが有効である。このようなコーティングにより、
施肥後土壌中の微生物の働きでコーティングが破れるま
でりん酸分が土壌中に溶け出すことを遅延することがで
き、さらに緩効性の肥効となる。
【0024】
【実施例】次に、本発明を実施例について説明する。 (例−1)撹拌機能を備えた焼成装置内に、パーライ
ト(千曲パーライト組成;珪酸75.5、アルミナ15.3%;
粒子径1〜3mm)6kg、ごみ焼却灰と粘土との混合物
粒子8kgおよび、ゼオライト15kgと木質細炭片1kg、
をそれぞれりん酸肥料用原料として準備した。そして、
これら原料を別々の焼成装置に装入し、撹拌しながらそ
れぞれの原料にりん酸カリウム水溶液0.5kg(りん酸 26
0g、カリウム85gを10リットルの水で溶解する) スプ
レー散布した。そして、前記焼成装置を密閉し、ゴミ焼
却灰混合物とゼオライトは酸素供給下で、木質細片炭は
酸素の供給を少なくして、該焼成装置をごみ焼却灰混合
物の場合は1000℃、ゼオライトの場合は 800℃、木質細
片炭 (モミガラ炭) の場合は500 ℃まで昇温し、30分焼
成し、りん酸カリウムを混合した焼成原料を焼成した。
これにより、本発明に適合する2種類の緩効性肥料と、
速効性を有する木質細片炭肥料(比較例)を得た。表1
に本発明の肥料および木質細片炭肥料の組成を示す。
【0025】
【表1】
【0026】なお、水溶性りん酸濃度は、本発明のそれ
ぞれの肥料および草・木質細片炭肥料10gに水1000 ml
を添加撹拌し、24時間後に攪拌後の水を採取し、溶出
したりん酸イオン濃度(オルトりん酸イオン濃度)を測
定した。また、全りん酸濃度は、採取した水に硝酸と過
塩素酸を加え加熱し、縮合りん酸を加水分解し、水酸化
ナトリウムを添加し中和したのち、硫酸を添加し酸性と
し、これに、モリブデン酸アンモニウム溶液を添加し、
さらに、塩化第一スズ(還元剤)を添加し、そして、比
色計にて吸光度を測定し、検量線よりりん酸濃度を算出
した値である。
【0027】(例−2)生モミガラ2.0m3 にりん酸−
カリウム10kgを混合し、床に煙道がある静置式炭化炉
で内部から火をつけて、燃焼温度500℃で、6時間か
けて蒸し焼きし、600リットルの赤熱炭を得た。これ
を混合機にバケットで入れ、さらにパーライト(粒径3
mm)60リットルを加えて混合しながら水溶性苦土5kg
を溶解した水溶液250リットルで消火して混合型肥料
を得た。なお、消火の際に、赤熱炭に付着していたりん
酸分は、該赤熱炭から50%程度がパーライトに(ポリ
りん酸分80%、オルトりん酸分20%)移動してい
た。
【0028】(例−3)生モミガラ2.0m3 に2mmの
ゼオライト60リットル(80kg)を混合し、りん酸−
カリウム10kgを混合し、床に煙道がある静置式炭化炉
で内部から火をつけて、燃焼温度500℃で、6時間か
けて蒸し焼きし、600リットルの赤熱炭を得た。これ
を混合機にバケットで入れ、さらに混合しながら水溶性
苦土5kgを溶解した水溶液150リットルで消火して混
合型肥料を得た。消火の際に、赤熱炭からゼオライトに
りん酸の50%(ポリりん酸:75%、オルトりん酸:
25%)が移動していた。
【0029】(例−4)松脂岩(パーライト)をロータ
リーキルンではじめに予備乾燥し、1150℃で発泡水
を脱水して、連続 (貫通) 気泡のあるパーライト(平均
粒径3mm)を製造した。その後、ベルトコンベア搬送
中(R/K中から排出直後)の該赤熱パーライトに30
リットルあたり500gの割合で、りん酸一カリウム粉
末を添加し、攪拌して縮合りん酸含有パーライト(本発
明の焼成肥料)30リットルが得られた。なお、この肥
料のりん酸分は、全りん酸中、ポリりん酸が85%、オ
ルトりん酸が15%であった。
【0030】(例−5)木質の木糠に加水を施して含水
率80%とした木糠1000kgに、りん酸一カリウムを
10kgを加え、それの約10%に当たる量のベントナイ
トとの混合物とし、この混合物を充分な酸素供給下で、
700℃の温度に加熱して炭化したところ、混合型肥料
が得られた。なお、この混合型肥料の組成は、ポリリン
酸80%、オルトリン酸20%であった。
【0031】(例―6) (植物育成試験)例2および例3で得られた本発明のり
ん酸肥料(混合型肥料)、例1で得られた木質細片炭
(比較例)および市販の溶性りん酸肥料(比較例)を用
いてりん酸の肥効試験を行った。試験にあったては暴れ
が著しいウイルスフリーの露地ブドウを選定して該ブド
ウの春肥として施肥した。植木してから5年のブドウを
選定したのはウイルスフリーは、葉が大きく節間が長く
徒長したので植え替えを検討していたためである。4本
のブドウの木に本発明の混合肥料(例2、3)、木質細
片炭肥料および溶性りん酸肥料を各30リットル施肥し
た。施肥に当たっては同時に市販の複合肥料を併せて用
いた。1ヶ月後の観察状況を表2に示す。表2から混合
肥料 (例2, 3) は、花芽が咲き出し、かつ、実どまり
に必要な初期りん酸分の供給および着色に必要な後期の
りん酸分の供給が充分であり、花芽・実どまりおよび着
色が良好であったのに対し、木質細片炭は花芽・実どま
りが良好であったが後期のりん酸不足で着色が不良であ
った。また、溶性りん酸肥料は、土壌中にりん酸分が固
定され、いずれも不良であったのが確認できた。
【0032】
【表2】
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる緩
効性りん酸肥料は、速効性の草・木質細片炭の土壌改良
効果を相殺することなく組み合わせができる他、単独で
マルチ栽培などに利用することができる緩効性りん酸肥
料を提供することができる。しかもこの肥料は、土壌改
良効果を有する。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔質鉱物を被担持物質とし、その表面
    もしくは細孔内に、りん酸塩を担持して緩効性を付与し
    たことを特徴とする緩効性りん酸肥料。
  2. 【請求項2】 上記多孔質鉱物として、ゼオライト、パ
    ーライト、ケイソウ土、ベントナイト、シリカゲルおよ
    び焼却灰から選ばれるいずれか少なくとも一種の鉱物を
    用いることを特徴とする請求項1に記載の緩効性りん酸
    肥料。
  3. 【請求項3】 上記りん酸塩が、縮合りん酸塩であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の緩効性りん酸肥料。
  4. 【請求項4】 被担持物質が、多孔質鉱物の他にさら
    に、草・木質細片炭および/または粗大片炭を含む混合
    型のものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か1項に記載の緩効性りん酸肥料。
  5. 【請求項5】 表面が緩効性被覆剤にて被覆されている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載の緩
    効性りん酸肥料。
  6. 【請求項6】 多孔質鉱物に、りん酸塩粉末を付着しも
    しくはりん酸塩水溶液を添加したのち加熱して焼成する
    ことにより、得られたその焼成物の表面もしくは細孔内
    にりん酸塩を担持させて緩効性を付与することを特徴と
    する緩効性りん酸肥料の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記多孔質鉱物としては、ゼオライト、
    パーライト、ケイソウ土、ベントナイト、シリカゲルお
    よび焼却灰から選ばれるいずれか少なくとも一種の鉱物
    を用いることを特徴とする請求項6に記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 多孔質鉱物へのりん酸塩粉末の付着もし
    くはりん酸塩水溶液の添加に際し、バインダーを添加す
    ることを特徴とする請求項6または7に記載の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 上記加熱後、水溶性苦土を含む水溶液を
    添加して消火することを特徴とする請求項6、7または
    8に記載の製造方法。
  10. 【請求項10】 多孔質鉱物の他にさらに草・木質細片
    炭および/または粗大片炭を加えて被担持物質とするこ
    とを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の製
    造方法。
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