JP2000233913A - 金属担持活性炭を用いたガス吸蔵材およびその製造方法 - Google Patents

金属担持活性炭を用いたガス吸蔵材およびその製造方法

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JP2000233913A
JP2000233913A JP11033441A JP3344199A JP2000233913A JP 2000233913 A JP2000233913 A JP 2000233913A JP 11033441 A JP11033441 A JP 11033441A JP 3344199 A JP3344199 A JP 3344199A JP 2000233913 A JP2000233913 A JP 2000233913A
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Naoki Inoue
直樹 井上
Kenji Seki
建司 関
Shunsaku Nakai
俊作 中井
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価であるとともに体積当たりのガス貯蔵量の
高いガス貯蔵技術を提供する。 【解決手段】金属単体又は金属化合物を実質的に活性炭
表面に担持させてなる金属担持活性炭。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な金属担持活
性炭及びその製造方法、該金属担持活性炭を用いたガス
吸蔵材、ガス貯蔵装置、ガス自動車、ガス貯蔵タンク及
びLNG貯蔵装置に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】天然ガスは、石油の約2
倍の埋蔵量が見込まれており、発熱量に対する二酸化炭
素の排出量も少ないうえ、含有されている硫黄分も簡単
に除去できるため、クリーンなエネルギー源として注目
されている。そこで、近年、加熱や発電用のエネルギー
源など従来の用途以外に自動車用の燃料として使用する
ことが検討されている。
【0003】天然ガスを高密度で貯蔵する方法として、
一般に、天然ガスの主成分のメタンの臨界温度である−
83℃以下に冷却、圧縮して液化天然ガスとして貯蔵す
る方法、及び、常温、高圧下で圧縮天然ガスとして貯蔵
する方法が知られている。
【0004】しかし、液化天然ガスとして貯蔵する方法
は、大規模な冷却、圧縮設備が必要なため、設備費が高
価なものとなる。また、自動車のような移動型の必要な
分野では使用が困難である。一方、圧縮天然ガスとして
貯蔵する方法は、液化天然ガスに比べるとエネルギー密
度が低く、200kgf/cm2程度の圧力詰めの圧縮
天然ガスであっても、そのエネルギーは、同体積のガソ
リンの約1/3にしか相当しない。しかも、高圧ボンベ
を用いるので、大型で重量の大きな耐圧容器や調圧弁が
必要となる。
【0005】上記のような大型設備を必要とせず、しか
も比較的低圧で天然ガスを貯蔵する方法としてボンベ等
の耐圧容器にガスを加圧下に吸着させることにより貯蔵
する方法が提案されている。例えば特開昭49−104
213号公報には、不純物を取り除いた純粋化されたガ
スを、吸着材を配設した圧力タンクに貯蔵する方法が開
示されている。この方法によれば、吸着材のポア内では
気相バルクに比べて分子間距離が小さくなるために、比
較的低圧でも高圧圧縮ガスと同量のガスを貯蔵すること
が可能となる。その結果、耐圧容器や調圧弁を軽量化す
ることができる。
【0006】ボンベ等に充填する吸着材については、活
性アルミナ、シリカ、ゼオライト及び活性炭については
評価がなされ、活性炭が最も優れた吸蔵能力を有するこ
とが報告されている(A. Golovoy, Compress.Nat.Gas,
36 (1983))。また天然ガスやメタンを吸着する吸着材に
ついては、カーボンモレキュラーシーブを用いた吸着材
(特開昭59−157036号公報)、カーボンモレキ
ュラーシーブや特殊ゼオライトを用いた吸着材(特開昭
62−109890号公報)が知られている。さらに、
特開昭63−501009号公報には、炭素質原料を不
活性雰囲気下、特定のアルカリ熱液体混合物により賦活
して得られる高比表面積活性炭を、メタン等の炭化水素
の吸着材として使用することが開示されている。さらに
また、各種活性炭のメタン吸着量からの測定結果から、
高比表面積活性炭(アモコ社製 GX-32)が高い吸着量を
示すことが報告されている(Barton, "Fundamentals of
adsorption", 65(1984))。
【0007】一方、活性炭によるメタンの理論的な物理
吸着の限界を、分子シミュレーションによって求められ
る研究成果が知られている。例えば、マイヤー(Myers)
らは、活性炭のスリットポアの幅がメタン2分子程度
(約11.6Å)で、ポア壁が炭素面一面で構成される
ような仮想した活性炭の吸着量を計算した結果、その吸
着量は、実在する高比表面積活性炭(アモコ社製 GX-3
2)の吸着量の120%程度であったことを報告してい
る(Chem.Eng.Sci., 47, 1569(1992))。
【0008】しかし、上記に示された吸着量であって
も、そのエネルギー密度は、液化天然ガスやガソリンの
エネルギー密度と比較すると大きく下回っている。従っ
て、これらの活性炭を充填したボンベを搭載した天然ガ
ス自動車の1回のガス充填で走行できる航続距離は短
く、上記のような活性炭を充填した天然ガス貯蔵装置は
実用化できるものではなかった。さらに、従来の金属添
着方法では、活性炭内部のミクロポア内にも金属が担持
されるため、ガス吸蔵能が低下していた。
【0009】従って、本発明の目的は、活性炭表面だけ
に金属を担持させることにより、低圧下であっても多量
の天然ガスを効率よく吸着できる吸蔵材を提供するとと
もに、ガス貯蔵を簡便に行えるガス貯蔵方法およびガス
貯蔵装置、それを備えたガス自動車、吸着式ガス貯蔵タ
ンク及びLNG貯蔵装置を得ることにある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、各種
のガスの貯蔵のため、安価であるとともに体積当たりの
ガス貯蔵量の高いガス貯蔵技術を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、ガスを
化学吸着し得る金属単体又は金属化合物を、新規な方法
により実質的に活性炭表面に担持すると、低圧下であっ
てもメタンの平衡吸着量が高い値を示し、意外にも理論
的吸着量を超える量のガスが吸着されることを見出し、
本発明を完成させた。
【0012】本発明は、下記の項1〜項12を提供す
る。
【0013】項1. 金属単体又は金属化合物を実質的
に活性炭表面に担持させてなる金属担持活性炭。
【0014】項2. 金属が周期表2A族、6A族、7
A族、8族、1B族、2B族または3B族の金属である
項1記載の金属担持活性炭。
【0015】項3. 金属原料として有機金属化合物又
は有機金属錯体を溶媒に、溶解、懸濁ないし乳濁させ
て、活性炭に浸透し、酸化もしくは還元により金属単体
又は金属化合物を活性炭に担持させる金属担持活性炭の
製造方法。
【0016】項4. 項3記載の方法により製造するこ
とができる金属単体又は金属化合物を実質的に活性炭表
面に担持させてなる金属担持活性炭。
【0017】項5. 金属原料が一般式(1)
【0018】
【化2】
【0019】〔式中、R、R’はアルキル基、アルケニ
ル基又は置換基を有していてもよいアリール基を示
す。〕で表される金属錯体である項3に記載の金属担持
活性炭の製造方法。
【0020】項6. 金属が周期表2A族、6A族、7
A族、8族、1B族、2B族または3B族の金属である
項3記載の金属担持活性炭の製造方法。
【0021】項7. 項1、2または4記載の金属担持
活性炭を含むガス吸蔵材。
【0022】項8. 粉末状、粒状又は成形体活性炭で
あって、そのBET比表面積が750m 2/g以上である項
7記載のガス吸蔵材。
【0023】項9. 貯蔵対象のガスが出入り可能な出
入口(5a)、(5b)と容器内のガスを加圧状態で保
持可能な保持機構(6)とを備え、且つ常温に温度維持
可能な圧力容器(4)を備えたガス貯蔵装置であって、
前記圧力容器(4)内に項4に記載のガス吸蔵材(8)
を備え、メタンを主成分とするガスを貯蔵対象とするガ
ス貯蔵装置。
【0024】項10. 項9に記載のガス貯蔵装置
(1)を備え、ガス貯蔵装置(1)から供給されるメタ
ンを主成分とするガスからの駆動力を得る内燃機関
(3)を備えたガス自動車。
【0025】項11. 項7に記載のガス吸蔵材を含む
ことを特徴とする吸着式ガス貯蔵タンク。
【0026】項12. LNGタンクと項7に記載のガ
ス吸蔵材を充填した吸着充填タンクを安全弁を介して連
設し、LNGタンクの圧力が所定値以上に高くなった場
合に、一定量の蒸発ガスが吸着式充填タンクに充填され
るようにしてなるLNG貯蔵装置。
【0027】
【発明の実施の形態】本明細書において、「実質的に活
性炭表面に担持」とは、活性体表面にほとんどあるいは
全ての金属単体又は金属化合物が担持され、活性炭の内
部にはほとんどあるいは全く担持されないことを意味す
る。
【0028】一般式(1)で表される金属錯体、例えば
アセチルアセトン錯体を用いた本発明の製造方法によれ
ば、その金属錯体の分子径は活性炭のミクロポアよりも
大きいため、活性炭表面に添着されることになる。この
活性炭表面の金属錯体を酸化又は還元すれば、金属単体
又は金属酸化物が実質的に活性炭表面に担持された金属
担持活性炭を得ることができる。 <金属担持活性炭及びその製造方法、並びにガス吸蔵材
>活性炭は、木炭、ヤシ殻炭、石炭、のこ屑の他、石油
や石炭系ピッチ、セルロース、ポリアクリロニトリル、
フェノール、レーヨンなどの合成樹脂等のいずれを原料
としたものであってもよい。
【0029】活性炭の形状は、特に限定されず、粉末活
性炭、粒状活性炭、繊維状活性炭のいずれでもよい。さ
らに、前記粉末活性炭、粒状活性炭、繊維状活性炭など
をバインダーを用いて粒状、ペーパー状、その他適宜の
形状に成形して使用することもできる。成形に際して
は、前記のバインダーの他、パルプなどの繊維なども使
用できる。成型法としては、例えば、前記活性炭をプレ
ス機を用いた圧縮成型法、吸引成形型を用いて吸引し成
形する吸引成型法、活性炭を含む組成物を押し出して成
形する押出成型法などが採用できる。
【0030】活性炭は、大きな比表面積及び細孔容積を
有している。そのため、メタン吸着量が著しく多い。活
性炭のメタン吸着量は、活性炭表面近傍のメタン濃度
(分圧)と活性炭の吸着活性点数との関数として表すこ
とができ、高表面積活性炭では、吸着活性点数が多いた
め、高いメタン吸着量を示す。
【0031】活性炭のBET比表面積としては、例えば
500m2/g以上、好ましくは750m2/g以上、さらに好ま
しくは900〜4600m2/g、特に1500〜4600m2/g程度で
ある。
【0032】好ましい活性炭として、例えば光学的異方
性の多孔質炭素微小粒状活性炭(以下、微小粒状活性炭
と略す)が挙げられる。
【0033】この微小粒状活性炭は、直径2〜80μm
程度の球晶メソカーボンマイクロビーズを、例えばKO
Hなどの賦活剤で賦活処理することによって得られる活
性炭であり、通常、全体の90%以上が粒径80μm以
下の粒子からなる。
【0034】前記微小粒状活性炭は、従来の粉末状活性
炭と比較して、著しく大きな比表面積及び細孔容積を有
している。そのため金属単体や金属化合物の担持量を著
しく増大させることができ、吸着材の単位量あたりの天
然ガス吸着量を著しく高めることができる。
【0035】前記微小粒状活性炭の比表面積は、例えば
500〜4600m2/g、好ましくは1000〜4600m2/g程度、
さらに好ましくは2000〜4600m2/g程度であり、全細孔
容積は、例えば0.5〜3.0ml/g、好ましくは0.6〜3.0ml/
g、さらに好ましくは0.8〜3.0ml/g程度である。
【0036】前記微小粒状活性炭は、従来の活性炭に比
べて著しく小きな細孔径を有しており、JIS K 1474に準
拠したベンゼン吸着能は0.2〜1.0g程度、JIS K 1470に
準拠したメチレンブルー吸着能は100〜650ml/g程度であ
り、従来の活性炭に比べて、著しく大きな吸着能を有し
ている。さらに、形状が略真球状で、しかも粒径分布が
シャープであるため、天然ガス貯蔵装置等への充填性に
優れている。
【0037】本発明に用いる前記金属単体又は金属化合
物は、メタンを化学吸着し得るものであれば特に限定さ
れない。このような金属には、マグネシウム、カルシウ
ム、ストロンチウム、バリウムなどの周期表2A族の金
属;クロム、モリブデンなどの6A族の金属;マンガ
ン、レニウムなどの7A族の金属;鉄、コバルト、ニッ
ケル、ルテニウム、ロジウム、パラジウムなどの8族の
金属;銅、銀などの1B族の金属;亜鉛、カドミウムな
どの2B族の金属;アルミニウム、ガリウムなどの3B
族の金属等が含まれる。これらの金属のうち、好ましい
金属として、マグネシウム、カルシウム、バリウム、ク
ロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、
カドミウム、アルミニウムが挙げられる。
【0038】前記金属化合物には、上記金属の酸化物及
び水酸化物、特に金属酸化物が例示される。
【0039】好ましい金属であるマグネシウム、カルシ
ウム、バリウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニ
ッケル、銅、亜鉛、カドミウム及びアルミニウムの酸化
物及び水酸化物が、好適な金属化合物として例示され
る。
【0040】前記金属単体又は金属化合物は、1種又は
2種以上を混合して使用できる。
【0041】本発明の主たる特徴は、メタンを吸着し得
る金属単体又は金属化合物が活性炭表面に担持されるそ
の湿式製造方法にある。
【0042】一般式(1)においてR、R’で表される
アルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、
イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチ
ル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オク
チル、ノニル、デシルなどの炭素数1〜10好ましくは
炭素数1〜6の直鎖又は分枝を有するアルキル基が挙げ
られる。
【0043】R、R’で表されるアルケニル基として
は、ビニル、アリル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニ
ル、ヘプテニル、オクテニルなどの炭素数2〜8、好ま
しくは炭素数2〜6のアルケニル基が挙げられる。
【0044】R、R’で表される置換基を有していても
よいアリール基のアリール基としては、フェニル基、ナ
フチル基が挙げられ、置換基としては前記アルキル基が
例示される。
【0045】担持する金属単体又は金属化合物の一般式
(1)で表される金属錯体、好ましくはアセチルアセト
ン金属錯体またはビスピバロイルメタナート金属錯体を
有機溶媒等に溶解させて、その溶液を真空乾燥させた活
性炭に滴下し、浸透させる。次いで、数時間から1日間
保持した後、還元あるいは酸化することにより、活性炭
表面に金属単体又は金属化合物が担持された活性炭を得
ることができる。
【0046】金属単体又は金属化合物が活性炭表面に担
持されると、メタンがこの添着物上に化学吸着され、見
かけ上、気体バルク相の濃度よりも遥かに高濃度のメタ
ン層が活性炭表面上に出現し、その高濃度メタン層と活
性炭内の細孔にある吸着活性点との間で平衡が成立す
る。そのため無担持の活性炭に比べ、活性炭に吸着貯蔵
されるメタンや天然ガス量が飛躍的に増大するものと考
えられる。
【0047】前記金属単体又は金属化合物の担持量は、
金属の種類や活性炭の性状によって異なるが、活性炭に
対して、例えば0.1〜30重量%、好ましくは1〜5重量
%程度である。担持量が0.1〜30重量%であると、メタ
ン吸着量が多く実用的な天然ガス吸着材が得られ、か
つ、ガスを活性炭の細孔に導入、貯蔵することが容易に
行える。
【0048】こうして得られた金属単体又は金属化合物
が担持された活性炭は、無担持の活性炭の天然ガスやメ
タンの気相バルク濃度(圧力)に対応する吸着量よりも
格段に高い吸着量を示す。例えば吸着材の単位重量当た
りのガス吸着量は、30〜50%程度、単位体積当たり
のガス吸着量は50〜80%程度増加する。
【0049】このような構成により、意外にも活性炭に
よるメタンの理論的な物理吸着量を超える量のガスを吸
着することができる。特に、低圧下では無担持活性炭及
び従来の担持活性炭に比べて著しく高いガス吸着量を示
す。 <ガス貯蔵方法>本発明のガス吸蔵材を、加圧条件下
で、貯蔵の対象となるガス(例えば、メタンを主成分と
するガス)を接触させることにより、ガスを吸着し、貯
蔵することができる。この貯蔵は、ガスがガス吸蔵材を
構成する金属担持活性炭に吸着されることにより行わ
れ、常温以上(例えば、5℃以上)でも可能である。ガ
スを吸着したガス吸蔵材のガス圧(貯蔵容器内の圧力)
を減圧することにより、吸着したガスを脱着(放出)さ
せることができる。
【0050】メタンを主成分とするガスとしては、天然
ガスが挙げられ、天然ガスには通常メタンが88〜99
%程度含まれている。メタン以外の天然ガス成分として
は、エタン、プロパン、ブタン等が挙げられる。 <ガス貯蔵装置>本発明のガス貯蔵装置においては、圧
力容器内に本発明のガス吸蔵材を備えるので、吸蔵材が
収納されている圧力容器内に、その出入口からメタンを
主成分とするガスを圧入することにより、ガス吸蔵材に
吸着させた状態で貯蔵することができる。本発明のガス
貯蔵装置においては、例えば、出口側に備えられる弁を
開放し、圧力容器内の内圧を低下させることにより、ガ
スをガス吸蔵材から脱着させ、貯蔵装置から放出させる
ことができる。 <ガス自動車>図1に、本発明のガス貯蔵装置を備えた
ガス自動車2の概略構成を示す。ガス自動車2は、燃料
タンク1として本発明のガス貯蔵装置を備えるととも
に、燃料タンク1から、タンク内に貯蔵される天然ガス
を得て、燃焼用酸素含有ガス(例えば空気)と混合し
て、その燃焼により走行駆動力を得る内燃機関としての
エンジン3を備えている。
【0051】燃料タンク1は、いわゆる圧力容器4を備
えて構成されるとともに、貯蔵対象のガスが出入り可能
な出入口として一対の出口5aと入口5bとを備え、容
器4内のガスを加圧状態に維持可能な気密保持機構を構
成する一対の弁6を、出口5a及び入口5bそれぞれに
備えている。燃料である天然ガスは、ガスステーション
7において、加圧状態で、燃料タンク1に充填される。
燃料タンク1には、本発明のガス吸蔵材8が内装されて
おり、ガス吸蔵材8が天然ガス(メタンを主成分とする
ガスの一例)を常温、加圧状態で吸着する。
【0052】燃料タンク1は、通常、常温状態であり、
特に冷却されたりすることはなく、気温が上昇する例え
ば夏場において、すなわち、比較的高温(25〜60℃
程度)の温度域においても、その吸着能が高く、有効な
使用が図れる。
【0053】出口側の弁6を開放することにより、吸着
状態にあるガスをガス吸蔵材8から脱着させることがで
きる。脱着したガスをエンジン3側に送って燃焼させる
ことにより、走行駆動力を得ることができる。 <吸着式ガス貯蔵タンク>従来のガス貯蔵タンク内に、
本発明のガス吸蔵材を入れることにより、タンクの単位
体積当たりのガス貯蔵量を増大することができる。 <LNG貯蔵装置>従来のLNGタンクに、本発明の吸
着材を備えた吸着式充填タンクを接続し、これらのタン
クの間に安全弁を設けることにより、LNGタンクの圧
力が所定圧力(例えば1〜9kg/cm2)以上になった場合
に、安全弁を介して蒸発ガス(BOG)が吸着式充填タ
ンクに流れ込み、LNGタンクの内圧を設定値以内に保
つことができる。
【0054】
【発明の効果】本発明の新規製造プロセスによる金属担
持活性炭は、メタンを主成分とするガスを化学吸着し得
る金属単体等が活性炭表面に担持されている。よって、
低圧下であっても多量のガスを吸着するので、ガス吸蔵
材として有用である。
【0055】本発明のガス吸蔵材によれば、常温条件下
の加圧状態で、活性炭の理論的なガスの吸着量を超えた
量のガスを吸着することができる。
【0056】本発明のガス貯蔵方法によれば、メタンを
主成分とするガスを、効率よく吸蔵することができる。
本発明のガス貯蔵装置によれば、比較的小さい容積中に
有効にガスを貯蔵することができる。
【0057】本発明のガス自動車は、ガス貯蔵能が高い
ガス貯蔵装置を備えているので、構造上使用しやすい。
【0058】本発明のガス貯蔵タンクは、単位体積当た
りのガス貯蔵量が大きい。
【0059】本発明のLNG貯蔵装置は、LNGタンク
の温度が上昇した場合にも、LNGが吸着式充填タンク
に貯蔵され、LNGタンクの圧力を許容範囲内に収める
ことができる。
【0060】
【実施例】(1)カルボン酸金属錯体の合成実施例1 <MgO担持活性炭の製造>BET比表面積が1670m2
gの粉末状活性炭1.5gを100mlのシュレンクチ
ューブに入れ、10-3torr以下の真空度の下、110℃
で2時間脱気処理を行った。脱気処理した活性炭を空気
が混入しないようにAr雰囲気下で放冷し、マグネシウ
ムアセチルアセトン錯体Mg(C5H7O2)2・2H2Oを飽和する
まで溶かしたメタノールを滴下し、活性炭を埋没させ、
完全に浸した状態で30℃、24時間保持した。
【0061】次いで、0.2N NaOH水溶液を滴下して溶液
中Mg2+イオンをMg(OH)2として沈殿させるとと
もに、pH9に調整した。さらに30℃で24時間保持
した後、得られた固形物を吸引濾過し、50mlのメタ
ノールで2回洗浄して真空乾燥器で一晩乾燥させた。
【0062】こうして得られたMg(OH)2が担持さ
れた活性炭を電気炉で空気中、400℃で1時間焼成し
てMgOが担持された活性炭1.7gを得た。MgOの
担持量は13重量%であった。
【0063】この活性炭のX線解析によりMgOの担持
を確認した。実施例2 <CaO担持活性炭の製造>BET比表面積が1670m2
gの粉末状活性炭1.5gを100mlのシュレンクチ
ューブに入れ、10-3torr以下の真空度の下、110℃
で2時間脱気処理を行った。脱気処理した活性炭を空気
が混入しないようにAr雰囲気下で放冷し、カルシウム
アセチルアセトン錯体Ca(C5H7O2)2・2H2Oを飽和するま
で溶かしたメタノールを滴下し、活性炭を埋没させ、完
全に浸した状態で30℃、24時間保持した。
【0064】次いで、0.2N NaOH水溶液を滴下して溶液
中Ca2+イオンをCa(OH)2として沈殿させるとと
もに、pH9に調整した。さらに30℃で24時間保持
した後、得られた固形物を吸引濾過し、50mlのメタ
ノールで2回洗浄して真空乾燥器で一晩乾燥させた。
【0065】こうして得られたCa(OH)2が担持さ
れた活性炭を電気炉で空気中、400℃で1時間焼成し
てCaOが担持された活性炭1.6gを得た。CaOの
担持量は7重量%であった。
【0066】この活性炭のX線解析によりCaOの担持
を確認した。実施例3 <MgO担持繊維状活性炭の製造>BET比表面積が10
00m2/gの繊維状活性炭(ACF-10)45gを前処理用のセ
ルに仕込み、10-3torr以下の真空度の下、110℃で
2時間脱気処理を行った。脱気処理したACF-10を空気が
混入しないようにAr雰囲気下で放冷し、マグネシウム
アセチルアセトン錯体Mg(C5H7O2)2・2H2Oを飽和するま
で溶かしたメタノールを滴下し、ACF-10を埋没させ、完
全に浸した状態で30℃、24時間保持した。
【0067】次いで、0.2N NaOH水溶液を滴下して溶液
中Mg2+イオンをMg(OH)2として沈殿させるとと
もに、pH9に調整した。さらに30℃で24時間保持
した後、得られた固形物を吸引濾過し、50mlのメタ
ノールで2回洗浄して真空乾燥器で一晩乾燥させた。
【0068】こうして得られたMg(OH)2が担持さ
れた活性炭を電気炉で空気中、400℃で1時間焼成し
てMgOが担持された繊維状活性炭50gを得た。Mg
Oの担持量は11重量%であった。
【0069】この繊維状活性炭のX線解析によりMgO
の担持を確認した。実施例4 <MgO担持高比表面積活性炭の製造>ACF-10に代えて
BET比表面積が3000m2/gの粉末状活性炭(大阪瓦斯
株式会社製、M−30)を用いる以外は、実施例3と同
様の方法に従って、MgOが担持されたM−30を調製
した。MgOの担持量は活性炭に対して18重量%であ
った。 (2)ガス貯蔵能力の測定 実施例1〜4より得られた金属担持活性炭についてメタ
ンの吸着量を測定した。
【0070】マイクロ天秤を用いた重量法により、メタ
ンガス吸着量を測定した結果を図2〜5に示す。なお、
図2〜5において、比較例1(BET比表面積が1670m2
/gの粉末状活性炭)、比較例2(BET比表面積が16
70m2/gの粉末状活性炭)、比較例3(繊維状活性炭(A
CF-10))、比較例4(BET比表面積が3000m2/gの粉
末状活性炭(大阪瓦斯株式会社製、M−30))、すなわ
ち無担持活性炭である。
【0071】実験条件は、 使用ガス:メタン(純度99.99%) 温度:25℃ 時間:平行に達するまで(数秒) 圧力:0〜3.5MPa にて各実施例とも行った。この結果より、本発明の金属
担持活性炭は、無担持の活性炭に比べて高いメタン吸着
性能を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガス自動車の概略図
【図2】実施例1及び比較例1のガス吸蔵材のガス吸着
能(吸着等温線)を示すグラフ
【図3】実施例2及び比較例2のガス吸蔵材のガス吸着
能(吸着等温線)を示すグラフ
【図4】実施例3及び比較例3のガス吸蔵材のガス吸着
能(吸着等温線)を示すグラフ
【図5】実施例4及び比較例4のガス吸蔵材のガス吸着
能(吸着等温線)を示すグラフ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中井 俊作 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 Fターム(参考) 3E072 AA03 EA01 GA30 3E073 AA01 DA04 DD02 4G046 HB00 HB02 HB07 HC03 4G066 AA05B AA10D AA16B AA17B AB23A AB24A BA09 BA16 BA26 CA51 DA10 FA12 FA22

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属単体又は金属化合物を実質的に活性炭
    表面に担持させてなる金属担持活性炭。
  2. 【請求項2】金属が周期表2A族、6A族、7A族、8
    族、1B族、2B族または3B族の金属である請求項1
    記載の金属担持活性炭。
  3. 【請求項3】金属原料として有機金属化合物又は有機金
    属錯体を溶媒に、溶解、懸濁ないし乳濁させて、活性炭
    に浸透し、酸化もしくは還元により金属単体又は金属化
    合物を活性炭に担持させる金属担持活性炭の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項3記載の方法により製造することが
    できる金属単体又は金属化合物を実質的に活性炭表面に
    担持させてなる金属担持活性炭。
  5. 【請求項5】金属原料が一般式(1) 【化1】 〔式中、R、R’はアルキル基、アルケニル基又は置換
    基を有していてもよいアリール基を示す。〕で表される
    金属錯体である請求項3に記載の金属担持活性炭の製造
    方法。
  6. 【請求項6】金属が周期表2A族、6A族、7A族、8
    族、1B族、2B族または3B族の金属である請求項3
    記載の金属担持活性炭の製造方法。
  7. 【請求項7】請求項1、2または4記載の金属担持活性
    炭を含むガス吸蔵材。
  8. 【請求項8】粉末状、粒状又は成形体活性炭であって、
    そのBET比表面積が750m2/g以上である請求項7記
    載のガス吸蔵材。
  9. 【請求項9】貯蔵対象のガスが出入り可能な出入口(5
    a)、(5b)と容器内のガスを加圧状態で保持可能な
    保持機構(6)とを備え、且つ常温に温度維持可能な圧
    力容器(4)を備えたガス貯蔵装置であって、前記圧力
    容器(4)内に請求項4に記載のガス吸蔵材(8)を備
    え、メタンを主成分とするガスを貯蔵対象とするガス貯
    蔵装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載のガス貯蔵装置(1)を
    備え、ガス貯蔵装置(1)から供給されるメタンを主成
    分とするガスからの駆動力を得る内燃機関(3)を備え
    たガス自動車。
  11. 【請求項11】請求項7に記載のガス吸蔵材を含むこと
    を特徴とする吸着式ガス貯蔵タンク。
  12. 【請求項12】LNGタンクと請求項7に記載のガス吸
    蔵材を充填した吸着充填タンクを安全弁を介して連設
    し、LNGタンクの圧力が所定値以上に高くなった場合
    に、一定量の蒸発ガスが吸着式充填タンクに充填される
    ようにしてなるLNG貯蔵装置。
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