JP2000233857A - ワインダにおけるコア供給機 - Google Patents

ワインダにおけるコア供給機

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JP2000233857A
JP2000233857A JP11036646A JP3664699A JP2000233857A JP 2000233857 A JP2000233857 A JP 2000233857A JP 11036646 A JP11036646 A JP 11036646A JP 3664699 A JP3664699 A JP 3664699A JP 2000233857 A JP2000233857 A JP 2000233857A
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Japan
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core
arm
feeder
winder
tape
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JP11036646A
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English (en)
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Michio Mukohara
通雄 向原
Suehiro Watanabe
末広 渡辺
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コアをワインダの取卸アームに1本ずつ供給
できる生産性の向上に効果の大きいコア供給機を提供す
る。 【解決手段】 シングルドラムワインダにおいて、複数
本のコアを載せ、先端方向に転がるように傾斜させたコ
アテーブル30と、アームの先端に1本のコアを受け入
れる受台54を備えており、受台54がコアテーブル3
0の先端からコアを受け入れる位置にある受入位置I
と、受台54中のコアを取卸アーム2に受け渡す受渡し
位置IIとの間で移動するコア受渡しアーム50と、コア
テーブル30からコア受渡しアーム50の受台54にコ
アを1本ずつ供給する順送り機構とからなるコア供給装
置4、およびコア受渡しアーム50の受入れ位置Iにお
ける受台54に保持されたコアにウエブWの始端を貼付
するためのテープ貼付装置3からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワインダにおける
コア供給機に関する。さらに詳しくは、抄造された紙な
どのウエブを次工程での加工のため、あるいは製品ロー
ルとしての所望の幅と長さにウエブを巻き取るためワイ
ンダが用いられるが、このワインダにウエブを巻取る際
の巻芯となるコアを供給するコア供給機に関する。
【0002】
【従来の技術】ワインダには、一般的にいって、1本の
回転中のドラムロールに取卸アームに支持した巻取りロ
ールを接触させて巻取りロールを回転させながらウエブ
を巻き取っていくシングルドラム型と、並列させた2本
のドラムロールの間の谷間に巻取りロールを置き、2本
のドラムロールで巻取りロールを回転させながらウエブ
を巻き取っていくツードラム型とがある。本発明は上記
2型式のうち前者のシングルドラム型を対称とするもの
である。
【0003】シングルドラム型ワインダでは、つぎのよ
うな作業工程が必要である。(A) コアを各ステーション
毎に保持してウエブを巻取る。当然、巻取り後は取卸し
を行い、各ステーション毎にコアを装着する必要があ
る。(B) コア装着後にコアと紙端を接着させるためにコ
アに接着テープを貼るテープ貼り作業を行う必要があ
る。このテープ貼り作業も各ステーション毎に行われ
る。(C) そして、所望の巻径になったとき、原反ロール
から送られてくるウエブを切断する紙切り作業が行われ
る。前記(A) 、(B) 、(C) の三作業のうち、(C) の紙切
り作業は早くから自動装置が開発されているが、(A) の
コア装着作業と(B) のテープ貼り作業は未だ手作業で行
われることが多く、各巻取ステーション毎に、毎回作業
者が手作業でコアを装着し、手作業でテープ貼りをして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事情に
鑑み、第1に各巻取ステーションにコアを自動供給する
コア供給機を提供することを目的とする。第2にコアを
自動供給し、かつテープ貼りを自動で行う供給機を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1のワインダにお
けるコア供給機は、取卸アームの先端にコアを回転自在
に支持し、該取卸アームを揺動させて前記コアにウエブ
を巻き付けた巻取りロールを回転中のドラムロールに接
触させて、ウエブを巻き取っていくシングルドラムワイ
ンダにおいて、複数本のコアを載せ、前方にコアが転が
るように傾斜させたコアテーブルと、アームの先端に1
本のコアを受け入れる受台を備えており、該受台が前記
コアテーブルの前端からコアを受け入れる位置にある受
入位置と、前記受台中のコアを前記取卸アームに受け渡
す受渡し位置との間で移動するコア受渡しアームと、前
記コアテーブルから前記コア受渡しアームの受台にコア
を1本ずつ供給する順送り機構とからなるコア供給装置
を備えたことを特徴とする。請求項2のワインダにおけ
るコア供給機は、請求項1記載の発明において、前記コ
ア供給装置と、該コア供給装置のコア受渡しアームが受
入れ位置にあるときの受台に保持されたコアにウエブの
始端を貼付するためのテープを貼るテープ貼り装置とを
備えたことを特徴とする。請求項3のワインダにおける
コア供給機は、請求項1または2記載の発明において、
前記順送り機構が、前記コアテーブルに取り付けられ、
先頭のコアのコアテーブル前方への転がりを停止させる
と共に後続のコアの転がりを停止しない払出し準備姿勢
と、先頭のコアのコアテーブル前方への転がりを許容す
ると共に後続のコアのコアテーブル前方への転がりを停
止する待機保持姿勢との間で姿勢変更自在であり、常時
は付勢スプリングで待機保持姿勢に付勢されたストッパ
ーと、前記コア受渡しアームに取り付けられており、前
記受台中のコアを保持する保持位置と、保持しない退避
位置との間で姿勢変更自在なコアキーパーと、前記コア
受渡しアームの受入位置において、前記コアキーパーを
保持位置に作動させたとき、前記ストッパーを払出し準
備姿勢に姿勢変更させる強制変位手段とからなることを
特徴とする。請求項4のワインダにおけるコア供給機
は、請求項3記載の発明において、前記ストッパーが、
支点ピンを中心としてほぼ対称に互いに反対向きに突出
した第1係止部と第2係止部を備え、かつ前記支点ピン
を中心として揺動自在であり、常時は付勢スプリング
で、第1係止部がコアテーブルの底板より下方に下がり
前記第2係止部が前記底板より上方に突出した待機保持
姿勢に揺動しており、前記コアキーパーがコアを保持す
る保持位置に作動するときコアキーパーに取付けた押動
ピンで前記ストッパーを揺動させ、ストッパーの前記第
1係止部がコアテーブルの底板より上方に突出し前記第
2係止部が前記座板より下方に下った払出し準備姿勢に
揺動するように構成されていることを特徴とする。請求
項5のワインダにおけるコア供給機は、請求項1記載の
発明において、前記コア供給装置が、コアを受け渡す使
用位置と、その使用位置から略上方に退避した退避位置
との間で昇降自在であることを特徴とする。請求項6の
ワインダにおけるコア供給機は、請求項2記載の発明に
おいて、前記コア供給装置が、前記テープ貼り装置によ
りコアにテープを貼り、かつ取卸アームにテープ貼付済
みのコアを受け渡す使用位置と、その使用位置から略上
方に退避した退避位置との間で昇降自在であることを特
徴とする。
【0006】請求項1の発明によれば、複数本のコアを
貯えているコアテーブルから順送り機構により、コアを
1本ずつコア受渡しアームに供給し、コア受渡しアーム
が受け渡し位置に移動すると、取卸アームがコアを受取
るので、コアを1本ずつ自動的に供給できる。この請求
項1の発明では、自動化されているのはコア供給だけな
ので、テープ貼り作業は手作業で行うか、別の装置によ
り自動貼付すればよい。請求項2の発明によれば、コア
受渡しアームの受入位置において、受台に保持している
コアにテープ貼り装置によりテープを貼れるので、ワイ
ンダを止めることなく、コアの供給準備が行える。よっ
て、コア供給とテープ貼りの両作業が自動化される。請
求項3の発明によれば、コアキーパーを作動させること
により強制変位手段を介してストッパーが協働的に動
き、コア受渡しアームの受台へのコアの供給と後続のコ
アの停止と転がりを交互に制御するので、コアの1本ず
つの供給を確実に行うことができる。請求項4の発明に
よれば、ストッパーの第1係止部と第2係止部が交互に
コアテーブルの底板上方に突出して、先頭のコアの転が
りを許容し、かつ後続のコアの転がりを阻止する状態
と、後続のコアの転がりを許容する状態を交互にとるの
で、確実にコアを1本づつコア受渡しアームに供給する
ことができる。請求項5の発明によれば、コア供給装置
を使用位置に下降させた状態でコアを取卸アームへ受渡
しでき、上方へ退避させたときはウエブ巻取中の作業を
邪魔しないようにすることができる。請求項6の発明に
よれば、コア供給装置を使用位置に下降させた状態で、
テープ貼りと取卸アームへの受渡しができ、それらの作
業をしないときは、上方へ退避させうるので、ウエブ巻
取り中に種々の作業を邪魔することがない。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。まず、本発明のコア供給機が適用さ
れるシングルドラムワインダを図9に基づき説明する。
1はドラムロールであり、2は取卸アームである。取卸
アーム2は、その先端にコアCを回転自在に保持して揺
動することができる。3はテープ貼り装置であるが、テ
ープ貼り作業を手作業で行うワインダは不要であり、テ
ープ貼り作業も自動化するワインダでは図示のごとく設
けられる。
【0008】テープ貼り作業を自動化しないワインダで
は、図9におけるI位置でコアを補充し、II位置でコア
を取卸アームに受渡し、取卸アーム2が揺動してIII 位
置でコアに紙端を接着して巻付けを開始する。テープ貼
り作業を自動化するワインダでは、図9におけるI位置
で、テープ貼り装置3により、コアCにウエブを接着す
るためのテープを貼り、II位置で、そのコアを取卸アー
ム2に受渡し、取卸アーム2が揺動して、III 位置でコ
アCにウエブWの始端を接着して巻き付ける。その後、
回転中のドラムロール1に接触させると摩擦伝動によっ
て、コアCにウエブWを巻き付けた巻取りロールが回転
し、ウエブWを巻き取り続ける。このようにして、所定
の長さに巻取ると製品ロールRとして取り卸される。本
発明のコア供給機は、上記のようなシングルドラムワイ
ンダにおいて、取卸アーム2にコアを供給したり、ある
いはテープ貼りをし、かつ取卸アーム2にコアを受け渡
すものである。
【0009】図8は本発明のコア供給機の基本構成を示
している。4はコア供給装置であり、それ単独でコア供
給機を構成するか、あるいは、テープ貼り装置3と共に
コア供給機を構成している。コア供給装置4は、ニップ
ガード10の上に取付けられ、ニップガード10は昇降
シリンダ5によって、案内レール7,8にガイドされて
昇降する。
【0010】よって、昇降シリンダ5を伸長させた状態
では、実線で示す使用位置にニップガード10と一体で
下降し、昇降シリンダ5を収縮させた状態では、想像線
で示す退避位置に上昇する。そして、前記使用位置で
は、符号Iで示す受け入れ位置で、つぎに使用するコア
を繰出すか、さらにテープ貼りを行うことができ、符号
IIで示す受渡し位置で取卸アーム2にコアCを受け渡す
ことができる。なお、コア供給装置4へのコアの補充
は、実線で示す使用位置で行われる。
【0011】つぎに、前記コア供給装置4の詳細な構成
を図4〜7に基づき説明する。図4はコア供給装置4の
ベースフレーム20とストッパー40を示す側面図、図
5はコアテーブル30とコア受渡しアーム50を示す側
面図、図6はコアキーパー70を示す側面図、図7はコ
ア供給装置4の片側の正面図である。
【0012】図4において、10はニップガードで、図
9に示すドラムロール1と平行に、かつ略同長で設けら
れている。このニップガード10の上端および前面に
は、コア供給装置4を案内するためのリニアガイドレー
ル14と案内レール15が取付けられている。また、ニ
ップガード10の背面には、ブロック16が取付けられ
ている。さらに、ニップガード10の両端には、受渡し
アーム50(図5参照)を昇降させるための支軸51を
回転駆動する昇降シリンダ60が軸支されている。
【0013】20はベースフレームで、リニアベアリン
グ21と案内ローラ22を内蔵し、リニアベアリング2
1はリニアガイドレール14に案内され、案内ローラ2
2は案内レール15内をスライドする。このため、ベー
スフレーム20はニップガード10上で、任意の位置に
スライドさせることができる。スライド後はハンドル2
3によってベースフレーム20をニップガード10に対
し固定することができる。図7はこのベースフレーム2
0の片側のみを示しており、本来は左右一対で1セット
となる。そして、ベースフレーム20を既述のごとくニ
ップガード10上でスライドさせることにより、左右一
対の間隔を調整して、コアの任意の長さに合わせること
ができるようになっている。
【0014】前記ベースフレーム20の上端には、コア
テーブル30の取付板31が立設されており、この取付
板31にストッパー40が支点ピン41で回動自在に取
り付けられている。このストッパー40には、前記支点
ピン41を挟んで対称に、コアテーブル30の前方側へ
突出した第1係止部42とコアテーブル30の後方側へ
突出した第2係止部43とが設けられており、この第1
係止部42の背面には後述するコアキーパー70の動き
を受け止める受動部44が設けられ、さらにバネ取付部
45が受動部44に対しほぼ直角に突出している。この
バネ取付部45と前記取付板31との間に引張スプリン
グ46が取り付けられている。
【0015】したがって、このストッパー40は常態で
は、引張スプリング46によって、実線図示の状態に付
勢されており、この状態では第1係止部42が後に詳述
するコアテーブル30の底板32より下方に引き込み、
第2係止部43が底板32より上方に突出することにな
る。また、後に詳述するようにコアキーパー70の作用
で、点線図示の位置に姿勢変更すると、第1係止部42
は、前記底板32より上方に突出し、反対に第2係止部
43がコアテーブル30の底板32より上方に突出する
ことになる。
【0016】つぎに、コアテーブル30を図5および図
7に基づき説明する。前記取付板31の上端に底板32
が取り付けられている。この底板32は前方(図5の左
側)に向けて下傾しており、底板32上に載せたコアが
自然と前方に転がるようになっている。
【0017】前記底板32は、図7に示すように、幅が
狭いが、これは左右一対のコアテーブル30で、コアの
両端部を支持するためである。コアの長さに対する調整
は前記ベースフレーム20をニップガード10上でスラ
イドさせることにより可能である。前記底板32の側面
には側板33が取り付けられている。この側板33は、
複数本のコアの端面を揃えるための規制板兼落下防止板
である。
【0018】図5および図7において、50はコア受渡
しアームである。前記ベースフレーム20を貫いて、支
軸51が設けられており、この支軸51にコア受渡しア
ーム50のボス部52が回転自在に外挿されている。
【0019】前記コア受渡しアーム50は、支軸51か
ら前記ストッパー40の位置までの長さにほぼ相当する
半径を有する基部53と、基部53より前方(図5の左
側)に突出した位置にある受台54と、前記基部53よ
り後方(図5の右側)に突出したシリンダ取付部55を
有している。また、前記シリンダ取付部55の前端部に
は後述するコアキーパー70の取付ピン56が取り付け
られている。
【0020】前記コア受渡しアーム50の基部53には
昇降シリンダ60のピストンロッド61が、適当なブラ
ケットまたはアームを介して連結されている。なお、5
7はコア受渡しアーム50の下傾角度を位置決めする位
置決めボルトである。この昇降シリンダ60は、図4に
示すように、そのシリンダ62がトラニオン63で、前
記ニップガード10に固定したブラケット64に回転自
在に支持されている。
【0021】したがって、図5に示すように、昇降シリ
ンダ60を収縮させると、コア受渡しアーム50は実線
で示すように下傾し、後述する受渡し位置IIとなる。ま
た、昇降シリンダ60を伸長させると、想像線で示すよ
うに、ほぼ水平な姿勢に上昇し、受台54がコアテーブ
ル30からコアを受け入れる受入れ位置Iとなる。
【0022】図6および図7は、前記コア受渡しアーム
50に取り付けられたコアキーパー70を示している。
このコアキーパー70は、前記ピン56で略中央部が回
転自在に支持されている。そして、ピン56を中心とし
て、前方に爪71が形成され、後方に開閉シリンダ75
の取付部72が形成され、さらに、取付部72に対し、
ピン56から直角方向に突出した部位に、前記ストッパ
ー40を後述する払出し準備姿勢に押し込む押動ピン7
3が取り付けられている。
【0023】前記開閉シリンダ75は、そのシリンダ7
6が、前記コア受渡しアーム50のシリンダ取付部55
に取り付けられ、そのピストンロッド77が前記コアキ
ーパー70の取付部72に、適当なピン78を介して連
結されている。
【0024】よって、図6に示すように、開閉シリンダ
75を収縮させるとコアキーパー70は実線で示すコア
保持位置となり、開閉シリンダ75を伸長させるとコア
キーパー70は想像線で示す非保持位置となる。そし
て、この状態になるとき、図1に示すように押動ピン7
3が、前記ストッパー40の受動部44を押して、引張
スプリング46の張力に抗して、払出し準備姿勢に押し
込み、その姿勢を保つことになる。
【0025】つぎに、図1から図3に基づき、前記コア
供給装置によるコア供給作用を説明する。図1はコアテ
ーブル30の底板32上に、数本のコアC1、C2が置
かれている状態である。先頭のコアC1はストッパー4
0の第1係止部42に当たって止まっている。このスト
ッパー40の状態は、既述のように、開閉シリンダ75
が伸長してコアキーパー70の押動ピン73で、ストッ
パー40の受動部44を押すことにより保持されてい
る。なお、コアテーブル30上には2本のコアを示して
いるが、3本以上のコアを置いていてもよい。
【0026】つぎに、図2に示すように、開閉シリンダ
75を収縮させると、コアキーパー70が反時計方向に
回転し、爪71が先頭のコアC1を前方に押して、コア
受渡しアーム50の受台54に押し込む。同時にコアキ
ーパー70の押動ピン73の拘束を離れたストッパー4
0は引張スプリング46により第2係止部43が上昇
し、後続のコアC2の転がりを防止する。このときのス
トッパー40は待機保持姿勢である。
【0027】この状態で、先頭のコアC1は、受台54
とコアキーパー70の爪71によって挟まれ、しっかり
と保持されている。この状態から、テープ貼りを自動化
しないコア供給機では、後述するごとく、コア受渡し作
業が開始されるが、テープ貼り作業を自動化したコア供
給機では、この受入位置IにあるコアC1に、図8に示
すように、テープ貼り装置3によって、ウエブの始端を
接着するためのテープが貼り付けられる。
【0028】つぎに、図3に示すように、昇降シリンダ
60を収縮させるとコア受渡しアーム50が下傾して受
台54上のコアC1は図9に示す取卸アーム2にコアC
1を受渡す受渡し位置にもたらされる。ここで、取卸ア
ーム2が、コアC1を受取ると、ワインダはこのコアC
1を用いてウエブWの巻取り作業を開始する。
【0029】取卸アーム2にコアC1を受渡した後は、
再び昇降シリンダ60を伸長させて図1に示す上昇位置
に戻す。このときまで、コアテーブル30上のコアC2
はストッパー40の第2係止部43で止められている
が、コア受渡しアーム50の上昇後、引き続いて開閉シ
リンダ75を伸長させるとコアキーパー70の押動ピン
73でストッパー40を払出し姿勢に姿勢変更し、第1
係止部42でのみコアC2(このときのコアC2は先頭
のコアとなっている)を保つ状態となる。したがって、
図1〜3の操作を再度繰り返すと、今度は、コアC2を
取卸アーム2に供給することができる。
【0030】以上のごとく、本実施形態によると、コア
を1本づつ、順に取卸アーム2に供給することができ、
さらにテープ貼り装置3を設けたコア供給機では、テー
プ貼りした後、順に取卸アーム2に供給することができ
るのである。また、コア供給装置4は使用位置でコアに
テープ貼りしたり、取卸アーム2にコアを供給できる
が、退避位置に上昇させるとドラムロール1や取卸テー
ブルの周囲に空間がとれるので、種々の作業の邪魔をす
ることがない。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、複数本のコア
を貯えているコアテーブルから取卸アームがコアを1本
ずつ自動的に供給できる。請求項2の発明によれば、コ
アの自動供給に加え、テープ貼り装置により、コアに自
動的にテープを貼れる。請求項3の発明によれば、スト
ッパーとコアキーパーの協働作用で、コアの供給と後続
のコアの停止と転がりを交互に制御し、コアの1本ずつ
の供給を確実に行うことができる。請求項4の発明によ
れば、ストッパーの第1係止部と第2係止部が交互にコ
アテーブルの底板上方に突出して、先頭のコアと、後続
のコアの転がりを交互に許容し、確実にコアを1本づつ
コア受渡しアームに供給することができる。請求項5、
6の発明によれば、コア供給装置を上方へ退避させたと
きは、ウエブ巻取り中に種々の作業を邪魔することがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコア供給装置による
コア供給作業の説明図である。
【図2】同コア供給装置によるコア供給作業の説明図で
ある。
【図3】同コア供給装置によるコア供給作業の説明図で
ある。
【図4】コア供給装置4のベースフレーム20とストッ
パー40を示す側面図である。
【図5】コア供給装置40におけるコアテーブル30と
コア受渡しアーム50を示す側面図である。
【図6】コア供給装置40におけるコアキーパー70を
示す側面図である。
【図7】コア供給装置4の片側の正面図である。
【図8】本発明のコア供給機の基本構成図である。
【図9】本発明のコア供給機が適用されるシングルドラ
ムワインダの説明図である。
【符号の説明】
1 ドラムロール 2 取卸アーム 3 テープ貼り装置 4 コア供給装置 10 ニップガード 20 ベースフレーム 30 コアテーブル 40 ストッパー 50 コア受渡しアーム 60 昇降シリンダ 70 コアキーパー 75 開閉シリンダ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取卸アームの先端にコアを回転自在に支持
    し、該取卸アームを揺動させて前記コアにウエブを巻き
    付けた巻取りロールを回転中のドラムロールに接触させ
    て、ウエブを巻き取っていくシングルドラムワインダに
    おいて、複数本のコアを載せ、前方にコアが転がるよう
    に傾斜させたコアテーブルと、アームの先端に1本のコ
    アを受け入れる受台を備えており、該受台が前記コアテ
    ーブルの前端からコアを受け入れる位置にある受入位置
    と、前記受台中のコアを前記取卸アームに受け渡す受渡
    し位置との間で移動するコア受渡しアームと、前記コア
    テーブルから前記コア受渡しアームの受台にコアを1本
    ずつ供給する順送り機構とからなるコア供給装置を備え
    たことを特徴とするワインダにおけるコア供給機。
  2. 【請求項2】前記コア供給装置と、該コア供給装置のコ
    ア受渡しアームが受入れ位置にあるときの受台に保持さ
    れたコアにウエブの始端を貼付するためのテープを貼る
    テープ貼り装置とを備えたことを特徴とする請求項1記
    載のワインダにおけるコア供給機。
  3. 【請求項3】前記順送り機構が、前記コアテーブルに取
    り付けられ、先頭のコアのコアテーブル前方への転がり
    を停止させると共に後続のコアの転がりを停止しない払
    出し準備姿勢と、先頭のコアのコアテーブル前方への転
    がりを許容すると共に後続のコアのコアテーブル前方へ
    の転がりを停止する待機保持姿勢との間で姿勢変更自在
    であり、常時は付勢スプリングで待機保持姿勢に付勢さ
    れたストッパーと、前記コア受渡しアームに取り付けら
    れており、前記受台中のコアを保持する保持位置と、保
    持しない退避位置との間で姿勢変更自在なコアキーパー
    と、前記コア受渡しアームの受入位置において、前記コ
    アキーパーを保持位置に作動させたとき、前記ストッパ
    ーを払出し準備姿勢に姿勢変更させる強制変位手段とか
    らなることを特徴とする請求項1または2記載のワイン
    ダにおけるコア供給機。
  4. 【請求項4】前記ストッパーが、支点ピンを中心として
    ほぼ対称に互いに反対向きに突出した第1係止部と第2
    係止部を備え、かつ前記支点ピンを中心として揺動自在
    であり、常時は付勢スプリングで、第1係止部がコアテ
    ーブルの底板より下方に下がり前記第2係止部が前記底
    板より上方に突出した待機保持姿勢に揺動しており、前
    記コアキーパーがコアを保持する保持位置に作動すると
    きコアキーパーに取付けた押動ピンで前記ストッパーを
    揺動させ、ストッパーの前記第1係止部がコアテーブル
    の底板より上方に突出し前記第2係止部が前記座板より
    下方に下った払出し準備姿勢に揺動するように構成され
    ていることを特徴とする請求項3記載のワインダにおけ
    るコア供給機。
  5. 【請求項5】前記コア供給装置が、コアを受け渡す使用
    位置と、その使用位置から略上方に退避した退避位置と
    の間で昇降自在であることを特徴とする請求項1記載の
    ワインダにおけるコア供給機。
  6. 【請求項6】前記コア供給装置が、前記テープ貼り装置
    によりコアにテープを貼り、かつ取卸アームにテープ貼
    付済みのコアを受け渡す使用位置と、その使用位置から
    略上方に退避した退避位置との間で昇降自在であること
    を特徴とする請求項2記載のワインダにおけるコア供給
    機。
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CN107826835A (zh) * 2017-12-01 2018-03-23 李艳开 双收带非晶薄带全自动换卷机
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