JP2000232505A - 受話用電気音響変換装置 - Google Patents

受話用電気音響変換装置

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JP2000232505A
JP2000232505A JP11033082A JP3308299A JP2000232505A JP 2000232505 A JP2000232505 A JP 2000232505A JP 11033082 A JP11033082 A JP 11033082A JP 3308299 A JP3308299 A JP 3308299A JP 2000232505 A JP2000232505 A JP 2000232505A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話のケースの耳当て部に耳介をピッタ
リと付けた場合と、耳当て部から耳介が離れている場合
とで、音の聞こえ方の差が少なくなり、音響特性が所定
の周波数帯域でほゞ平坦に保たれるようにする。 【解決手段】 ケース70に電気音響変換器10を収容
し、その電気音響変換器10からの背方への音漏れを遮
断する遮蔽部材90を設ける。電気音響変換器10のバ
ッフルプレート40と磁気回路形成要素20との間の空
間を取り囲む囲い壁部材55を有する。耳当て部71の
外周部に音漏れ通路72を形成し、囲い壁部材55に音
出し通路59を形成する。バッフルプレート40と耳当
て部71とによって、バッフルプレート40の前側に出
た音の一部を音出し通路59を経て振動板30の背室3
4に戻す音戻し通路75を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機のハン
ドセットなどに用いられる受話用電気音響変換装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話機の受話側音響特性を改
善する対策として、携帯電話機のケース内に音を漏らし
たり(ケース内プリリーク)する対策や、ハンドセット
のケースの耳当て部を耳介に密着させて受話を行うよう
にする対策が講じられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ケース
内プリリーク対策を講じた構造では、ハンドセットのケ
ースの内部に音を出していたので、送話側のマイクと受
話側のレシーバとの間の音の回り込みによるハウリング
を阻止する分離特性ともいうべきアイソレーション特性
が良好にならない。そこで、そのアイソレーション特性
を改善するために、ハンドセットのケース内を送話側と
受話側とに区画する仕切りを設けるなどの余分な対策を
講じる必要があった。
【0004】また、ケースの耳当て部を耳介に密着させ
て受話を行うという密閉型のものは、耳介部分で音のリ
ークが生じると周波数特性が大きく変化してしまい、そ
の変化を少なくするためには、受話側のレシーバ(電気
音響変換器)の振動板の背室に大きな容積を確保すると
いう手段が採用されていた。
【0005】ところで、近時一般的に普及している携帯
電話機では、それを衣服のポケットやバッグに入れて便
利に持ち運びできるように小形化が進んでいることなど
の関係から、上記したような仕切りを余分に設けたり振
動板の背室の容積を大きくしたりすることは、小形化を
阻害するので好ましくない。また、小形化の進んだ密閉
型の携帯電話機では、ケースの耳当て部をピッタリと耳
介に付けて受話音を聞き取るという動作を行いにくいの
が現状であり、多くの場合には、ケースの耳当て部が耳
介から少し離れたところに保たれる。そのため、実使用
時にはケースの耳当て部と耳介との間に音のリークが生
じて周波数特性が変化してしまい、特に低周波数帯域の
音を聞き取りにくくなる。
【0006】本発明は以上の状況のもとでなされたもの
であり、振動板の背室の容積を大きくしたりしなくて
も、ケースの耳当て部に耳介をピッタリと付けた場合の
音の聞こえ方(密閉特性)と、耳介から耳当て部が離れ
ている場合の音の聞こえ方(プリリーク特性)との差が
少なくなる受話用電気音響変換装置を提供することを目
的とする。
【0007】また、本発明は、上記2つのいずれの場合
でも、所定の周波数帯域での音響特性がほゞ平坦に保た
れ、しかも、低周波数帯域の音を聞き取りやすくなる受
話用電気音響変換装置を提供することを目的とする。
【0008】さらに、本発明は、ハンドセットのケース
の送話側と受話側との間に仕切りを設けることなく、上
記したアイソレーション特性を改善することのできる受
話用電気音響変換器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る受話用電気
音響変換装置は、磁気回路形成要素と、磁気回路内のギ
ャップに挿入されたボイスコイルを有しかつ上記磁気回
路形成要素の前側に配備された振動板と、この振動板の
前側に配備された通音性を有するバッフルプレートと、
を備えた電気音響変換器が、ケースに収容され、その電
気音響変換器からの背方への音漏れを遮断する遮蔽部材
を有すると共に、上記バッフルプレートと上記磁気回路
形成要素との間の空間を取り囲む囲い壁部材を有し、上
記バッフルプレートに対面して上記ケースに設けられた
音孔を有する耳当て部の外周部に音漏れ通路が形成さ
れ、この音漏れ通路と上記空間内の上記振動板により仕
切られた背室とを連通路を介して連通する音出し通路が
上記囲い壁部材に設けられ、上記バッフルプレートの前
側に出た音の一部を上記連通路及び上記音出し通路を経
て上記背室に戻す音戻し通路がそのバッフルプレートと
上記耳当て部とによって形成され、上記バッフルプレー
トと上記耳当て部との間に柔軟なパッドが配備されてい
る、というものである。
【0010】この発明において、上記遮蔽部材を、上記
ケースに装備されかつ背板とその背板と一体の周壁とを
有するフレームの上記背板と、上記背板に備わっている
取付孔に嵌合状に取り付けられた上記電気音響変換器の
上記磁気回路形成要素とによって形成しておくことが可
能である。また、上記囲い壁部材を、周方向の一箇所が
欠除された上記フレームの周壁と、その周壁の欠除部に
嵌め込まれてその欠除部を塞ぐキャップとによって形成
し、上記キャップに上記音出し通路を形成しておくこと
が可能である。
【0011】本発明の作用については、以下の実施の形
態についての説明によって明らかにされる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る受話用電気音
響変換装置の実施形態の要部を示した分解斜視図、図2
は同装置の要部を説明的に示した断面図である。
【0013】図1及び図2において、レシーバとして用
いられている電気音響変換器10は、磁気回路形成要素
20と、磁気回路内のギャップGに挿入されたボイスコ
イル31を有しかつ上記磁気回路形成要素20の前側に
配備されたダイアフラム型の振動板30と、この振動板
30の前側に配備された通音性を有するバッフルプレー
ト40と、フレーム50と、パッド60とを備えてい
る。また、この電気音響変換器10には、低音響インピ
ーダンス電気音響変換器が採用されている。
【0014】磁気回路形成要素20は、円板型のマグネ
ット21と、そのマグネット21の両極に振り分けて配
備された円形のヨーク22及び円板型のポールピース2
3とを有しており、ヨーク22とポールピース23との
間に上記ギャップGが形成されている。バッフルプレー
ト40は円形の金属板でなり、その偏心箇所に放音孔4
1を備えている。フレーム50は、背板51とその背板
51と一体の周壁52とを有する合成樹脂成形体でな
り、背板51に設けられている取付孔53に、上記磁気
回路形成要素20が嵌合状に取り付けられている。ま
た、上記周壁52はその周方向の一箇所が欠除されてい
て、その欠除部に取り付けられた円弧状のキャップ54
によってその欠除部が塞がれている。そして、周壁52
とキャップ54とによって形作られた円形の囲い壁部材
55(後述する)に上記振動板30の外周縁と上記バッ
フルプレート40の外周縁とが支持されている。さら
に、フレーム50の外周部に具備された平坦部58に、
コイルばね型のターミナル端子56,57が取り付けら
れており、これらのターミナル端子56,57に、ボイ
スコイル31から引き出されたリード線32,33が各
別に接続されている。図1のように、上記パッド60
は、柔軟素材でなる縁枠61と、この縁枠61によって
形作られた開口を覆う微細網目を有する柔軟なネット6
2とを一体に備えている。このパッド60は、図2のよ
うに、その縁枠61がフレーム50に接着剤で貼着され
ていて、バッフルプレート41を覆い、かつ、上記平坦
部58の上に折り返されている。
【0015】以上の構成を備えた電気音響変換器10
は、図2のように、携帯電話機のハンドセットのケース
70にユニットとして組み込まれ、その組込み状態(収
容状態)では、ターミナル端子56,57が、ケース7
0内の配線基板80の電極に弾接される。そして、パッ
ド60がケース70に設けられた耳当て部71の裏面に
当接されることにより、そのパッド60がバッフルプレ
ート40と耳当て部71との間に配備された形になって
いる。なお、耳当て部71はバッフルプレート40に対
面していて、その中央部分の2箇所に音孔74を有して
いる。
【0016】図1及び図2を参照して説明した電気音響
変換装置において、ケース70に装備されているフレー
ム50の背板51とその背板50の取付孔53に取り付
けられている電気音響変換器10の磁気回路形成要素2
0とによって遮蔽部材90が形成されている。この遮蔽
部材90は、電気音響変換器10からの背方への音漏れ
を遮断する機能を持っている。また、フレーム50の周
壁52とキャップ54とによって形作られている円形の
上記囲い壁部材55が、バッフルプレート40と磁気回
路形成要素20との間の空間をその周囲で取り囲んでい
る。
【0017】上記耳当て部71の外周部に外向きの音漏
れ通路72が開設されているのに対し、上記囲い壁部材
55を形成しているキャップ54に音出し通路59が開
設されており、その音出し通路59は、囲い壁部材55
によって囲まれている空間内の背室、すなわち振動板3
0によって仕切られた背室34に連通している。また、
上記囲い壁部材55と上記耳当て部71の外周部との間
の隙間空間によって形成されている連通路73が、その
連通路73を挟んで互いに対峙している上記音漏れ通路
72の始部72aと上記音出し通路59の終部59aと
を連通させている。
【0018】図2では、ケース70の一端側に設けられ
た受話側の電気音響変換装置だけを示してあるけれど
も、ケース70の他端側には送話側の電気音響変換装置
が設けられている。
【0019】この電気音響変換装置によると、電気音響
変換器10で発生した音のケース内への音漏れが遮蔽部
材90によって遮断されるので、受話側と送話側との間
での音の回り込みによるハウリングが防止されるように
なる。そのため、アイソレーション特性が改善されたも
のになる。
【0020】また、振動板30の背室34の音が、その
背室34から音出し通路59、連通路73を経た後、音
漏れ通路72を通って矢印a,bのようにケース70の
外側へ漏れ出る。このことにより、周波数特性が改善さ
れて所定の周波数帯域での音響特性がほゞ平坦に保た
れ、しかも、低周波数帯域の音を聞き取りやすくなる。
さらに、一旦、バッフルプレート40の前側に出た音の
一部が、バッフルプレート40とケース70の耳当て部
71との隙間によって形成されている音戻し通路75を
通って矢印cのように連通路73に達し、さらに、音出
し通路59を通って振動板30の背室34に戻る。この
ことにより、耳当て部71と耳介との密閉度が周波数特
性に悪影響を与えなくなる。
【0021】なお、この電気音響変換装置では、バッフ
ルプレート40やパッド60が、振動板30などを覆っ
ているので、それらによって防塵作用が発揮される利点
がある。
【0022】次に、本発明に係る電気音響変換装置の音
響特性を、比較例と共に図3〜図8及び図9〜図11を
参照して説明する。音響特性は、電気音響変換装置に周
波数特性の測定治具を設置することにより定量的に計測
される。
【0023】図3〜図8において、1は測定治具であ
り、人工耳2と集音用のマイクロホン3とを有してい
る。4はリーケージリングであり、音漏れ孔5を備えて
いる。
【0024】図3、図5及び図7は、ケース70の耳当
て部71に測定治具1の人工耳2を押し付けて耳当て部
71の音孔74を取り囲ませることにより、耳当て部7
1と人工耳2との隙間からの音漏れを生じないようにし
て行う測定方法を示している。この測定方法は、ケース
70の耳当て部71を、音漏れを生じないように耳介に
ピッタリと付けて受話音を聞くときの模擬態様であり、
周波数特性の基本的な測定に適している。これに対し、
図4、図6及び図8はリーケージリング4を使用して耳
当て部71と人工耳2との相互間で音漏れを生じさせる
ようにして行う測定方法を示している。この測定方法
は、耳当て部71に対して耳介が離れている状態で受話
音を聞くときの模擬態様であり、図3、図5及び図7の
場合よりも携帯電話の実使用状態に近い状態で周波数特
性を定量的に測定できる。以下では、図3、図5及び図
7の測定方法によって得られる周波数特性を密閉特性、
図4、図6及び図8の測定方法によって得られる周波数
特性をプリリーク特性ということにする。
【0025】図3に本発明に係る受話側電気音響変換装
置の密閉特性の測定方法、図4に同装置のプリリーク特
性の測定方法をそれぞれ示してある。図5に第1比較例
に係る受話側電気音響変換装置の密閉特性の測定方法、
図6に同装置のプリリーク特性の測定方法をそれぞれ示
してある。図7に第2比較例に係る受話側電気音響変換
装置の密閉特性の測定方法、図8に同装置のプリリーク
特性の測定方法をそれぞれ示してある。また、図9には
本発明に係る受話側電気音響変換装置の音響特性を、図
10には第1比較例による受話側電気音響変換装置の音
響特性を、図11には第2比較例による受話側電気音響
変換装置の音響特性を、それぞれ示してある。なお、図
9〜図11において、実線は密閉特性を、破線はプリリ
ーク特性曲線を示している。なお、本発明に係る受話側
電気音響変換装置と第1及び第2の比較例との相違点
は、第1比較例については、耳当て部71の2つの音孔
74のうちの1つを塞いでその数を1つにしたものであ
り、第2比較例は、囲い壁部材55の音出し孔59を塞
いだものである。その他の点については、本発明に係る
受話側電気音響変換装置と第1及び第2の比較例とにお
いて同様の構成になっている。
【0026】第1比較例の音響特性を示す図10による
と、密閉特性の感度が低周波数帯域(100〜500H
z付近)で110dB程度の高い数値を示しているけれ
ども、1〜2kHzでは感度の落ち込みが激しく、密閉
特性の平坦性という点からすれば満足できるものでな
い。また、プリリーク特性の感度は90dB程度で、あ
る程度の平坦性を保っている。しかし、1kHz以下の
低周波数側での密閉特性とプリリーク特性との差Hが大
きくなっている。このことは、耳当て部71に耳介をピ
ッタリと付けて耳介部分での音漏れが生じないようにし
たときに聞こえる低周波数帯域の音が、耳介部分で音漏
れが生じているときには極端に聞こえにくくなることを
示している。
【0027】第2比較例の音響特性を示す図11による
と、密閉特性の感度が1kHz以下の低周波数側で90
dB近辺に納まってある程度の平坦性を保っている。プ
リリーク特性の感度は、1kHz以下の帯域で、低周波
数になるほど急激に低下している。このため、1kHz
以下の低周波数側での密閉特性とプリリーク特性との差
Hが、低周波数になるほど急激に大きくなっている。し
たがって、この場合も、耳当て部71に耳介をピッタリ
と付けて耳介部分での音漏れが生じないようにしたとき
に聞こえる低周波数帯域の音が、耳介部分で音漏れが生
じているときには極端に聞こえにくくなることを示して
いる。
【0028】本発明に係る受話側電気音響変換装置の音
響特性を示す図9によると、密閉特性及びプリリーク特
性の感度が、1kHz以下の低周波数側において近似し
ていて共に90〜95dBの範囲に納まっており、しか
も、密閉特性およびプリリーク特性の感度は共に平坦性
を保っている。そして、低周波数側での両特性の差Hが
小さく縮まっている。このことは、耳当て部71に耳介
をピッタリと付けて耳介部分での音漏れが生じないよう
にしたときに聞こえる低周波数帯域の音の聞こえ方と、
耳介部分で音漏れが生じているときに聞こえる低周波数
帯域の音の聞こえ方との差が少なく、いずれの場合も音
を聞き取りやすくなっていることを示している。
【0029】上記した実施形態では、電気音響変換器1
0として低音響インピーダンスダイナミックレシーバを
用いているけれども、電気音響変換器10として高音響
インピーダンスダイナミックレシーバを用いた場合に
は、密閉特性およびプリリーク特性の感度が共に低周波
数側において図9の場合よりも下がるけれども、低周波
数側での両特性の差Hは小さく縮まり、感度の平坦性も
確保されることを確認している。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、振動板
の背室の容積を大きくしたりしなくても、密閉特性とプ
リリーク特性との差が少なくなると共に、所定の周波数
帯域での音響特性がほゞ平坦に保たれるので、低周波数
帯域の音を聞き取りやすくなる。また、本発明によれ
ば、ケースの送話側と受話側との間に仕切りを設けるこ
となく、アイソレーション特性を改善することが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る受話用電気音響変換装置の実施形
態の要部を示した分解斜視図である。
【図2】同受話用電気音響変換装置の要部を説明的に示
した断面図である。
【図3】本発明に係る受話側電気音響変換装置の密閉特
性の測定方法を示す説明図である。
【図4】本発明に係る受話側電気音響変換装置のプリリ
ーク特性の測定方法を示す説明図である。
【図5】第1比較例の密閉特性の測定方法を示す説明図
である。
【図6】第1比較例のプリリーク特性の測定方法を示す
説明図である。
【図7】第2比較例の密閉特性の測定方法を示す説明図
である。
【図8】第2比較例のプリリーク特性の測定方法を示す
説明図である。
【図9】本発明に係る受話側電気音響変換装置の音響特
性を示した線図である。
【図10】第1比較例の音響特性を示した線図である。
【図11】第2比較例の音響特性を示した線図である。
【符号の説明】
10 電気音響変換器 20 磁気回路形成要素 30 振動板 31 ボイスコイル 34 背室 40 バッフルプレート 50 フレーム 51 背板 52 周壁 53 取付孔 54 キャップ 55 囲い壁部材 59 音出し通路 59a 音出し通路の終部 60 パッド 70 ケース 71 耳当て部 72 音漏れ通路 72a 音漏れ通路の始部 73 連通路 74 音孔 75 音戻し通路 90 遮蔽部材 G ギャップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気回路形成要素と、磁気回路内のギャ
    ップに挿入されたボイスコイルを有しかつ上記磁気回路
    形成要素の前側に配備された振動板と、この振動板の前
    側に配備された通音性を有するバッフルプレートと、を
    備えた電気音響変換器が、ケースに収容され、その電気
    音響変換器からの背方への音漏れを遮断する遮蔽部材を
    有すると共に、上記バッフルプレートと上記磁気回路形
    成要素との間の空間を取り囲む囲い壁部材を有し、上記
    バッフルプレートに対面して上記ケースに設けられた音
    孔を有する耳当て部の外周部に音漏れ通路が形成され、
    この音漏れ通路と上記空間内の上記振動板により仕切ら
    れた背室とを連通路を介して連通する音出し通路が上記
    囲い壁部材に設けられ、上記バッフルプレートの前側に
    出た音の一部を上記連通路及び上記音出し通路を経て上
    記背室に戻す音戻し通路がそのバッフルプレートと上記
    耳当て部とによって形成され、上記バッフルプレートと
    上記耳当て部との間に柔軟なパッドが配備されているこ
    とを特徴とする受話用電気音響変換装置。
  2. 【請求項2】 上記遮蔽部材が、上記ケースに装備され
    かつ背板とその背板と一体の周壁とを有するフレームの
    上記背板と、上記背板に備わっている取付孔に嵌合状に
    取り付けられた上記電気音響変換器の上記磁気回路形成
    要素とによって形成されている請求項1に記載した受話
    用電気音響変換装置。
  3. 【請求項3】 上記囲い壁部材が、周方向の一箇所が欠
    除された上記フレームの周壁と、その周壁の欠除部に嵌
    め込まれてその欠除部を塞ぐキャップとによって形成さ
    れており、上記キャップに上記音出し通路が形成されて
    いる請求項2に記載した受話用電気音響変換装置。
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