JP2000232365A - 符号化装置および符号化方法、復号装置および復号方法、記録媒体、並びにデータ処理装置 - Google Patents
符号化装置および符号化方法、復号装置および復号方法、記録媒体、並びにデータ処理装置Info
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Abstract
加させずに、情報を埋め込む。 【解決手段】 埋め込み符号化器3では、画像を構成す
る各列の位置が、付加情報に対応して入れ替えられるこ
とにより、画像に情報が埋め込まれ、埋め込み画像が出
力される。一方、埋め込み復号器6では、埋め込み画像
を構成する各列と、所定の列との相関が計算され、その
相関に基づいて、埋め込み画像を構成する各列の位置を
入れ替えることにより、その各列の位置が元に戻される
(復号される)。さらに、各列の入れ替え前の位置と入
れ替え後の位置とに基づいて、埋め込み画像に埋め込ま
れた付加情報が復号される。
Description
符号化方法、復号装置および復号方法、記録媒体、並び
にデータ処理装置に関し、特に、例えば、復号画像の画
質の劣化を極力なくし、かつデータ量を増加せずに、画
像に情報を埋め込むことができるようにする符号化装置
および符号化方法、復号装置および復号方法、記録媒
体、並びにデータ処理装置に関する。
ることなく、情報を埋め込む手法としては、例えば、デ
ィジタルオーディオデータの最下位ビットや、下位2ビ
ットなどを、埋め込む情報に変換するものなどがある。
この手法は、ディジタルオーディオデータの下位ビット
が、その音質にあまり影響を与えないことを利用し、そ
の下位ビットを、単に、埋め込む情報に置き換えるもの
であり、従って、再生時には、情報が埋め込まれたディ
ジタルオーディオデータは、その下位ビットを元に戻さ
ずに、そのまま出力される。即ち、情報が埋め込まれた
下位ビットを、元に戻すのは困難であり、また、下位ビ
ットは、音質に、あまり影響を与えないことから、ディ
ジタルオーディオデータは、情報が埋め込まれた状態で
出力される。
ような手法では、本来の信号と異なる信号が出力され
る。従って、信号がオーディオデータである場合には、
その音質に、また、信号がビデオデータである場合に
は、その画質に、少なからず影響がある。
たものであり、画像の画質の劣化を極力なくし、かつデ
ータ量を増加せずに、画像に情報を埋め込むことができ
るようにするものである。
第1のデータの少なくとも一部のデータを記憶する記憶
手段と、第2のデータにしたがって、記憶手段に記憶さ
れた一部のデータを入れ替えることにより、第1のデー
タに、第2のデータに関連するデータを埋め込む符号化
手段とを備えることを特徴とする。
ータを入力する入力手段をさらに設けることができる。
成される画像データとすることができ、この場合、記憶
手段には、画像データを記憶させ、符号化手段には、記
憶手段に記憶された画像データを構成する1以上の画素
データの集合の位置を、第2のデータにしたがって入れ
替えることにより、画像データに、第2のデータに関連
するデータを埋め込ませることができる。
枠内にある1以上の画素データの集合の位置を、第2の
データにしたがって入れ替えさせることができる。
する画素データの位置を、1行または1列単位で入れ替
えさせることができる。
入れ替えが禁止されているものとすることができる。
以上の画素データの集合の位置を、第2のデータの値に
相当する画素数に応じて入れ替えさせることができる。
なくとも一部のデータを記憶する記憶ステップと、第2
のデータにしたがって、記憶ステップで記憶された一部
のデータを入れ替えることにより、第1のデータに、第
2のデータに関連するデータを埋め込む符号化ステップ
とを備えることを特徴とする。
の少なくとも一部のデータを記憶する記憶ステップと、
第2のデータにしたがって、記憶ステップで記憶された
一部のデータを入れ替えることにより、第1のデータ
に、第2のデータに関連するデータを埋め込む符号化ス
テップとを備えるプログラムが記録されていることを特
徴とする。
のデータと、他の一部のデータとの関係を表す関係値を
計算する関係値計算手段と、関係値計算手段によって求
められた関係値に基づいて、一部のデータと他の一部の
データとの位置を入れ替えることにより、符号化データ
を、第1のデータに復号するとともに、その位置の入れ
替えに応じて、符号化データに埋め込まれていた第2の
データを復号する復号手段とを備えることを特徴とす
る。
一部のデータとの連続性を表す関係値を計算させること
ができる。
最大にする他の一部のデータと、一部のデータとが隣接
するように入れ替えを行わせることができる。
成される画像データとすることができ、この場合、復号
手段には、符号化データを構成する画素データの位置
を、1行または1列単位で入れ替えさせることができ
る。
れ替えが禁止されているものとすることができる。
データとの位置の入れ替えパターンに相当する値を、第
2のデータとして復号させることができる。
のデータと、他の一部のデータとの関係を表す関係値を
計算する関係値計算ステップと、関係値計算ステップに
おいて求められた関係値に基づいて、一部のデータと他
の一部のデータとの位置を入れ替えることにより、符号
化データを、第1のデータに復号するとともに、その位
置の入れ替えに応じて、符号化データに埋め込まれてい
た第2のデータを復号する復号ステップとを備えること
を特徴とする。
の一部のデータと、他の一部のデータとの関係を表す関
係値を計算する関係値計算ステップと、関係値計算ステ
ップにおいて求められた関係値に基づいて、一部のデー
タと他の一部のデータとの位置を入れ替えることによ
り、符号化データを、第1のデータに復号するととも
に、その位置の入れ替えに応じて、符号化データに埋め
込まれていた第2のデータを復号する復号ステップとを
備えるプログラムが記録されていることを特徴とする。
の少なくとも一部のデータを記憶する記憶手段と、第2
のデータにしたがって、記憶手段に記憶された第1のデ
ータの一部のデータを入れ替えることにより、第1のデ
ータに、第2のデータに関連するデータを埋め込み、符
号化データとする符号化手段と、符号化データの一部の
データと、他の一部のデータとの関係を表す関係値を計
算する関係値計算手段と、関係値計算手段によって求め
られた関係値に基づいて、符号化データの一部のデータ
と他の一部のデータとの位置を入れ替えることにより、
符号化データを、第1のデータに復号するとともに、そ
の位置の入れ替えに応じて、符号化データに埋め込まれ
ていた第2のデータを復号する復号手段とを備えること
を特徴とする。
びに第1の記録媒体においては、第1のデータの少なく
とも一部のデータが記憶され、第2のデータにしたがっ
て、記憶された一部のデータを入れ替えることにより、
第1のデータに、第2のデータに関連するデータが埋め
込まれる。
第2の記録媒体においては、符号化データの一部のデー
タと、他の一部のデータとの関係を表す関係値が計算さ
れ、その関係値に基づいて、一部のデータと他の一部の
データとの位置を入れ替えることにより、符号化データ
が、第1のデータに復号されるとともに、その位置の入
れ替えに応じて、符号化データに埋め込まれていた第2
のデータが復号される。
のデータの少なくとも一部のデータが記憶され、第2の
データにしたがって、記憶された第1のデータの一部の
データを入れ替えることにより、第1のデータに、第2
のデータに関連するデータが埋め込まれ、符号化データ
とされる。一方、符号化データの一部のデータと、他の
一部のデータとの関係を表す関係値が計算され、その関
係値に基づいて、符号化データの一部のデータと他の一
部のデータとの位置を入れ替えることにより、符号化デ
ータが、第1のデータに復号されるとともに、その位置
の入れ替えに応じて、符号化データに埋め込まれていた
第2のデータが復号される。
送システム(システムとは、複数の装置が論理的に集合
した物をいい、各構成の装置が同一筐体中にあるか否か
は問わない)の一実施の形態の構成例を示している。
および復号装置20で構成されており、符号化装置10
は、符号化対象としての、例えば、画像を符号化して符
号化データを出力し、復号装置20は、その符号化デー
タを、元の画像に復号するようになされている。
き画像(例えば、ディジタル画像)を記憶している。そ
して、画像データベース1からは、そこに記憶されてい
る画像が読み出され、埋め込み符号化器3に供給され
る。
対象の画像に埋め込むべき情報としての付加情報(ディ
ジタルデータ)を記憶している。そして、付加情報デー
タベース2からも、そこに記憶されている付加情報が読
み出され、埋め込み符号化器3に供給される。
ス1からの画像、および付加情報データベース2からの
付加情報が受信される。さらに、埋め込み符号化器3
は、画像データベース1からの画像が有するエネルギの
偏りを利用して復号を行うことができるように、その画
像を、付加情報データベース2からの付加情報にしたが
って符号化して出力する。即ち、埋め込み符号化器3
は、画像が有するエネルギの偏りを利用して復号を行う
ことができるように、画像に付加情報を埋め込むこと
で、その画像を符号化し、符号化データを出力する。埋
め込み符号化器3が出力する符号化データは、例えば、
半導体メモリ、光磁気ディスク、磁気ディスク、光ディ
スク、磁気テープ、相変化ディスクなどでなる記録媒体
4に記録され、あるいは、また、例えば、地上波、衛星
回線、CATV(Cable Television)網、インターネッ
ト、公衆回線などでなる伝送媒体5を介して伝送され、
復号装置20に提供される。
され、そこでは、記録媒体4または伝送媒体5を介して
提供される符号化データが受信される。さらに、埋め込
み復号器6は、その符号化データを、画像が有するエネ
ルギの偏りを利用して、元の画像および付加情報に復号
する。復号された画像は、例えば、図示せぬモニタに供
給されて表示される。
像に関連するテキストデータや、音声データ、その画像
を縮小した縮小画像等は勿論、元の画像に無関係なデー
タも用いることができる。
符号化(埋め込み符号化)、および埋め込み復号器6に
おける復号(埋め込み復号)の原理について説明する。
(エントロピー)の偏り(普遍性)を有し、この偏り
が、情報(価値ある情報)として認識される。即ち、例
えば、ある風景を撮影して得られる画像が、そのような
風景の画像であると人によって認識されるのは、画像
(画像を構成する各画素の画素値など)が、その風景に
対応したエネルギの偏りを有するからであり、エネルギ
の偏りがない画像は、雑音等にすぎず、情報としての利
用価値はない。
操作を施し、その情報が有する本来のエネルギの偏り
を、いわば破壊した場合でも、その破壊されたエネルギ
の偏りを元に戻すことで、何らかの操作が施された情報
も、元の情報に戻すことができる。即ち、情報を符号化
して得られる符号化データは、その情報が有する本来の
エネルギの偏りを利用して、元の価値ある情報に復号す
ることができる。
を表すものとしては、例えば、相関性、連続性、相似性
などがある。
(例えば、画像であれば、その画像を構成する画素やラ
インなど)どうしの相関(例えば、自己相関や、ある構
成要素と他の構成要素との距離など)を意味する。例え
ば、画像の相関性を表すものとしては、画像のライン間
の相関があり、この相関を表す相関値としては、例え
ば、2つのラインにおける、対応する各画素値の差分の
2乗和等を用いることができる(この場合、相関値が小
さいことは、ライン間の相関が大きいことを表し、相関
値が大きいことは、ライン間の相関が小さいことを表
す)。
ライン102を有する画像101があった場合に、その
上から1行目のライン(第1ライン)103と、他のラ
インとの相関は、一般に、図3(A)に示すように、第
1ライン103との距離が近いライン(図2における画
像101の上側のライン)ほど、第Mライン104につ
いての相関201として示すように大きくなり、第1ラ
イン103との距離が遠いライン(図2における画像の
下側のライン)ほど、第Nライン105についての相関
202として示すように小さくなる。従って、第1ライ
ン103から近いほど、第1ライン103との相関が大
きくなり、遠いほど相関が小さくなるという相関の偏り
がある。
て、第1ライン103から比較的近い第Mライン104
と、第1ライン103から比較的遠い第Nライン105
との画素値を入れ替える操作を行い(1<M<N≦
H)、その入れ替え後の画像101について、第1ライ
ン103と、他のラインとの相関を計算値すると、それ
は、例えば、図3(B)に示すようになる。
ライン103から近い第Mライン(入れ替え前の第Nラ
イン105)との相関203が小さくなり、第1ライン
103から遠い第Nライン(入れ替え前の第Mライン1
04)との相関204が大きくなる。
3から近いほど相関が大きくなり、遠いほど相関が小さ
くなるという相関性の偏りが破壊されている。しかしな
がら、画像については、一般に、第1ライン103から
近いほど相関が大きくなり、遠いほど相関が小さくなる
という相関性の偏りを利用することにより、破壊された
相関性の偏りを復元することができる。即ち、図3
(B)において、第1ライン103から近い第Mライン
との相関203が小さく、第1ライン103から遠い第
Nラインとの相関204が大きいのは、画像101が有
する本来の相関性の偏りからすれば、明らかに不自然で
あり(おかしく)、第Mラインと第Nラインとは入れ替
えるべきである。そして、図3(B)における第Mライ
ンと第Nラインとを入れ替えることで、図3(A)に示
すような本来の相関性の偏りを有する画像、即ち、元の
画像101を復号することができる。
おいては、ラインの入れ替えが、画像の符号化を行うこ
ととなる。また、その符号化に際し、埋め込み符号化器
3では、例えば、何ライン目を移動するかや、どのライ
ンどうしを入れ替えるかなどが、付加情報にしたがって
決定されることになる。一方、埋め込み復号器6では、
符号化後の画像、即ち、ラインの入れ替えられた画像
を、その相関を利用して、ラインを元の位置に入れ替え
ることにより、元の画像に戻すことが、画像を復号する
こととなる。さらに、その復号に際し、埋め込み復号器
6において、例えば、何ライン目を移動したかや、どの
ラインどうしを入れ替えたかなどを検出することが、画
像に埋め込まれた付加情報を復号することになる。
えば、画像のある1ラインについて注目した場合に、そ
の注目ラインにおいて、図4(A)に示すような、画素
値の変化パターンが連続している波形301が観察され
たとすると、その注目ラインと離れた他のラインでは、
注目ラインとは異なる画素値の変化パターンが観察され
る。従って、注目ラインと、その注目ラインと離れた他
のラインとにおいては、画素値の変化パターンが異な
り、連続性においても偏りがある。即ち、画像のある部
分の画素値の変化パターンに注目すると、その注目部分
に隣接する部分には、同様の画素値の変化パターンが存
在し、注目部分から離れるにつれて、異なる画素値の変
化パターンが存在するという連続性の偏りがある。
のあるラインにおける、画素値の変化パターンが連続し
ている波形301の一部を、例えば、図4(B)に示す
ように、離れたラインにおける波形302と入れ替え
る。
る。しかしながら、近接する部分の画素値の変化パター
ンは連続しており、離れるほど、画素値の変化パターン
が異なるという連続性の偏りを利用することにより、破
壊された連続性の偏りを復元することができる。即ち、
図4(B)において、波形の一部302の画素値の変化
パターンが、他の部分の画素値の変化パターンに比較し
て大きく異なっているのは、波形が有する本来の連続性
の偏りからすれば、明らかに不自然であり、他の部分の
画素値の変化パターンと異なっている部分302は、他
の部分の画素値の変化パターンと同様の波形に入れ替え
るべきである。そして、そのような入れ替えを行うこと
で、連続性の偏りが復元され、これにより、図4(B)
に示した波形から、図4(A)に示した元の波形を復号
することができる。
波形の一部を、その周辺の画素値の変化パターンとは大
きく異なる画素値の変化パターンの波形に入れ替えるこ
とが、画像の符号化を行うこととなる。また、その符号
化に際し、埋め込み符号化器3では、例えば、波形のど
の部分の画素値の変化パターンを入れ替えるのかや、画
素値の変化パターンをどの程度大きく変化させるのかな
どが、付加情報にしたがって決定されることになる。一
方、埋め込み復号器6では、符号化後の信号、即ち、大
きく異なる画素値の変化パターンを一部に有する波形
を、周辺の画素値の変化パターンは連続しており、離れ
るほど、画素値の変化パターンが異なるという連続性の
偏りを利用して、元の波形に戻すことが、その元の波形
を復号することとなる。さらに、その復号に際し、埋め
込み復号器6において、例えば、波形のどの部分の画素
値の変化パターンが大きく変化していたのかや、画素値
の変化パターンがどの程度大きく変化していたのかなど
を検出することが、埋め込まれた付加情報を復号するこ
とになる。
えば、風景を撮影した画像等の一部は、画像のフラクタ
ル性(自己相似性)を利用して生成することができるこ
とが知られている。即ち、例えば、図5(A)に示すよ
うな、海401と森402を撮影した画像においては、
海401全体の画素値の変化パターンと、その海401
の一部の画素値の変化パターンとの相似性は高いが、そ
れらの変化パターンと、海401から離れた森402の
画素値の変化パターンとの相似性は低いという相似性の
偏りがある。ここで、画像の相似性は、上述のように画
素値の変化パターンを比較して考えるのではなく、エッ
ジ形状を比較して考えても良い。
1の一部403と、森402の一部404とを入れ替え
る。
れ、図5(B)に示すような画像が得られる。しかしな
がら、近接する部分の画素値の変化パターンは相似性が
高く、離れるほど、画素値の変化パターンの相似性が低
くなるという相似性の偏りを利用することにより、破壊
された相似性の偏りを復元することができる。即ち、図
5(B)において、海401の画像の一部が、海401
と相似性の低い森402の画像の一部404になってい
ること、および森402の画像の一部が、森402と相
似性の低い海401の画像の一部403となっているこ
とは、画像が有する本来の相似性の偏りからすれば、明
らかに不自然である。具体的には、図5(B)におい
て、海401の画像の中の、森402の画像の一部40
4についての相似性は、海401の他の部分についての
相似性に比較して極端に低くなっており、また、森40
2の画像の中の、海401の画像の一部403について
の相似性も、森402の他の部分についての相似性に比
較して極端に低くなっている。
らすれば、海401の画像の一部となっている、森40
2の画像の一部404と、森402の画像の一部となっ
ている、海401の画像の一部403とは入れ替えるべ
きである。そして、そのような入れ替えを行うことで、
画像の相似性の偏りが復元され、これにより、図5
(B)に示した画像から、図5(A)に示した元の画像
を復号することができる。
海401の画像の一部403と、森402の画像の一部
404とを入れ替えることが、画像の符号化を行うこと
となる。また、その符号化に際し、埋め込み符号化器3
では、例えば、海401の画像のどの部分(画面上の位
置)と、森402の画像のどの部分とを入れ替えるのか
などが、付加情報にしたがって決定されることになる。
一方、埋め込み復号器6では、符号化後の信号、即ち、
海401の一部が、森402の一部404となっている
とともに、森402の一部が、海401の一部403と
なっている画像を、周辺の画素値の変化パターンの相似
性は高く、離れるほど、画素値の変化パターンの相似性
が低くなっていくという相似性の偏りを利用して、元の
画像に戻すことが、その元の画像を復号することとな
る。さらに、その復号に際し、埋め込み復号器6におい
て、例えば、海の画像のどの部分と、森の画像のどの部
分とが入れ替えられていたのかなどを検出することが、
埋め込まれた付加情報を復号することになる。
て、符号化対象の画像が有するエネルギの偏りを利用し
て復号を行うことができるように、その画像を、付加情
報にしたがって符号化して、符号化データを出力する場
合には、埋め込み復号器6では、その符号化データを、
画像が有するエネルギの偏りを利用することにより、復
号のためのオーバヘッドなしで、元の画像および付加情
報に復号することができる。
埋め込まれることで、その埋め込みの結果得られる画像
は、元の画像と異なる画像とされ、人が価値ある情報と
して認識することのできる画像ではなくなることから、
符号化対象の画像については、オーバヘッドなしの暗号
化を実現することができる。
ことができる。即ち、従来の電子透かしでは、例えば、
画質にあまり影響のない画素値の下位ビットが、電子透
かしに対応する値に、単に変更されていたが、この場
合、その下位ビットを、元の値に戻すことは困難であ
る。従って、復号画像の画質は、電子透かしとしての下
位ビットの変更により、少なからず劣化する。これに対
して、符号化データを、元の画像が有するエネルギの偏
りを利用して復号する場合には、劣化のない元の画像お
よび付加情報を得ることができ、従って、付加情報を電
子透かしとして用いることで、電子透かしに起因して復
号画像の画質が劣化することはない。
ータから画像を復号することで取り出すことができるの
で、画像の符号化結果とともに、オーバヘッドなしでサ
イドインフォメーションを提供することができる。言い
換えれば、付加情報を取り出すためのオーバヘッドなし
で、その付加情報を画像に埋め込むことができるので、
その埋め込みの結果得られる符号化データは、付加情報
の分だけ圧縮(埋め込み圧縮)されているということが
できる。従って、例えば、ある画像の半分を符号化対象
とするとともに、残りの半分を付加情報とすれば、符号
化対象である半分の画像に、残りの半分の画像を埋め込
むことができるから、この場合、画像は、単純には、1
/2に圧縮されることになる。
るエネルギの偏りという、いわば統計量を利用して復号
されるため、誤りに対する耐性の強いものとなる。即
ち、ロバスト性の高い符号化であるロバスト符号化(統
計的符号化)を実現することができる。
エネルギの偏りを利用して復号されるため、そのエネル
ギの偏りに特徴があるほど、即ち、例えば、画像につい
ては、そのアクティビティが高いほど、あるいは、冗長
性が低いほど、多くの付加情報を埋め込むことができ
る。ここで、上述したように、付加情報の埋め込みの結
果得られる符号化データは、付加情報の分だけ圧縮され
ているということができるが、この圧縮という観点から
すれば、符号化対象の情報が有するエネルギの偏りを利
用して復号を行うことができるように、その情報を、付
加情報にしたがって符号化する方式(埋め込み符号化方
式)によれば、画像のアクティビティが高いほど、ある
いは、画像の冗長性が低いほど、圧縮率が高くなる。こ
の点、埋め込み符号化方式は、従来の符号化方式と大き
く異なる(従来の符号化方式である、例えばMPEG
(Moving Picture Experts Group)方式などでは、基本
的に、画像のアクティビティが高いほど、あるいは、画
像の冗長性が低いほど、圧縮率は低くなる)。
符号化対象とする一方、付加情報として、画像とは異な
るメディアの、例えば、音声を用いるようにすること
で、音声をキーとして、画像の提供を行うようなことが
可能となる。即ち、符号化装置10側において、例え
ば、契約者が発話した音声「開けゴマ」など付加情報と
して画像に埋め込んでおき、復号装置20側では、ユー
ザに、音声「開けゴマ」を発話してもらい、その音声
と、画像に埋め込まれた音声とを用いて話者認識を行う
ようにする。このようにすることで、例えば、話者認識
の結果、ユーザが契約者である場合にのみ、自動的に、
画像を提示するようなことが可能となる。なお、この場
合、付加情報としての音声は、いわゆる特徴パラメータ
ではなく、音声波形そのものを用いることが可能であ
る。
方、付加情報として、音声とは異なるメディアの、例え
ば、画像を用いるようにすることで、画像をキーとし
て、音声の提供を行うようなこと(例えば、顔認識後の
音声応答)が可能となる。即ち、符号化装置10側にお
いて、例えば、ユーザへの応答としての音声に、そのユ
ーザの顔の画像を埋め込み、復号装置20側では、ユー
ザの顔を撮影し、その結果得られる画像とマッチングす
る顔画像が埋め込まれている音声を出力するようにする
ことで、ユーザごとに異なる音声応答を行う音声応答シ
ステムを実現することが可能となる。
像に、画像を埋め込んだりするような、あるメディアの
情報に、それと同一メディアの情報を埋め込むようなこ
とも可能である。あるいは、また、画像に、契約者の音
声と顔画像を埋め込んでおけば、ユーザの音声と顔画像
とが、画像に埋め込まれているものと一致するときの
み、その画像を提示するようにする、いわば二重鍵シス
テムなどの実現も可能となる。
成する、いわば同期した画像と音声のうちのいずれか一
方に、他方を埋め込むようなことも可能であり、この場
合、異なるメディアの情報どうしを統合した、いわば統
合符号化を実現することができる。
たように、情報には、そのエネルギの偏りに特徴がある
ほど、多くの付加情報を埋め込むことができる。従っ
て、例えば、ある2つの情報について、エネルギの偏り
に特徴がある方を適応的に選択し、その選択した方に、
他方を埋め込むようにすることで、全体のデータ量を制
御することが可能となる。即ち、2つの情報どうしの間
で、一方の情報によって、他方の情報量を、いわば吸収
するようなことが可能となる。そして、このように全体
のデータ量を制御することができる結果、伝送路の伝送
帯域や使用状況、その他の伝送環境にあったデータ量に
よる情報伝送(環境対応ネットワーク伝送)が可能とな
る。
た画像を埋め込むことで(あるいは、音声に、その音声
を間引いたものを埋め込むことで)、データ量を増加す
ることなく、いわゆる階層符号化(下位階層の情報を少
なくすることにより、上位階層の情報を生成する符号
化)を実現することができる。
するためのキーとなる画像を埋め込んでおくことで、そ
のキーとなる画像に基づいて、画像の検索を行うデータ
ベースを実現することが可能となる。
に戻すことができるように、画像に付加情報を埋め込む
埋め込み符号化を行う場合の図1の埋め込み符号化器3
のハードウェアの構成例を示している。
は、フレームメモリ31に供給されるようになされてお
り、フレームメモリ31は、画像データベース1からの
画像を、例えば、フレーム単位で一時記憶するようにな
されている。
は、プログラムメモリ33に記憶されたプログラムを実
行することで、後述する埋め込み符号化処理を行うよう
になされている。即ち、CPU32は、プログラムメモ
リ33に記憶されたプログラムにしたがって、付加情報
データベース2から供給される付加情報を受信し、その
付加情報を、フレームメモリ31に記憶された画像に埋
め込むようになされている。具体的には、CPU32
は、フレームメモリ31に記憶された画像を構成する画
素の位置を、例えば、1列(垂直方向に並ぶ画素列)単
位で、付加情報に基づいて入れ替える(スワップする)
ことで、各列に、付加情報を埋め込むようになされてい
る。この付加情報が埋め込まれた画像は、符号化データ
として出力されるようになされている。
(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memor
y)などで構成され、CPU32に、埋め込み符号化処
理を行わせるためのコンピュータプログラムを記憶して
いる。
ームを記憶することのできるように、複数バンクで構成
されており、バンク切り替えを行うことで、フレームメ
モリ31では、画像データベース1から供給される画像
の記憶、CPU32による埋め込み符号化処理の対象と
なっている画像の記憶、および埋め込み符号化処理後の
画像(符号化データ)の出力を、同時に行うことができ
るようになされている。これにより、画像データベース
1から供給される画像が、動画であっても、符号化デー
タのリアルタイム出力を行うことができるようになされ
ている。
の機能的な構成例を示している。なお、この図7に示し
た機能的な構成は、CPU32がプログラムメモリ33
に記憶されたコンピュータプログラムを実行することで
実現されるようになされている。
うに、画像データベース1から供給される画像を一時記
憶するようになされている。
タベース2から付加情報を読み出し、その付加情報に基
づいて、フレームメモリ31に記憶された1フレームの
画像の各列の位置を、どのように入れ替えるかを表すス
ワップ情報を生成するようになされている。即ち、フレ
ームメモリ31に記憶された1フレームの画像が、M行
N列の画素で構成される場合において、その画像の第n
列(左からn番目の列)を、第n’列に入れ替えるとき
には、スワップ情報生成部36において、nとn’とが
対応付けられたスワップ情報が生成される(n,n’
は、1以上N以下の整数)。
ある場合、その入れ替え方は、そのすべての列を入れ替
えの対象とすると、N!(!は、階乗を表す)通りだけ
ある。従って、この場合、1フレームには、最大で、l
og2(N!)ビットの付加情報の埋め込みが可能とな
る。
ップ情報は、スワッピング部37に供給されるようにな
されている。スワッピング部37は、スワップ情報生成
部36から供給されるスワップ情報にしたがって、フレ
ームメモリ31に記憶された1フレームの画像の各列の
位置を入れ替えるようになされている。
図7の埋め込み符号化器3において行われる埋め込み符
号化処理について説明する。
れている画像が読み出され、フレームメモリ31に、順
次供給されて記憶される。
ップS1において、1フレームの画像に埋め込み可能な
データ量の付加情報が、付加情報データベース2から読
み出される。即ち、例えば、上述したように、1フレー
ムの画像の列数がN列であり、そのすべての列を入れ替
えの対象とする場合には、1フレームには、最大で、l
og2(N!)ビットの付加情報の埋め込みが可能であ
るから、そのようなビット数(以下)の付加情報が、付
加情報データベース2から読み出される。
ップS2に進み、ステップS1で読み出した付加情報に
基づいて、スワップ情報を生成する。即ち、スワップ情
報生成部36は、付加情報に基づき、フレームメモリ3
1に記憶された処理対象のフレームの第1列乃至第N列
のうちの、例えば、第1列を除く第2列乃至第N列それ
ぞれを、第何列に入れ替えるかを表すスワップ情報を生
成する。このスワップ情報は、スワッピング部37に供
給される。
部36からスワップ情報を受信すると、ステップS3に
進み、そのスワップ情報にしたがって、フレームメモリ
31に記憶された処理対象のフレームの各列の位置を入
れ替える。そして、列の位置の入れ替えが行われたフレ
ームは、フレームメモリ31から読み出され、符号化デ
ータとして出力される。
は、フレームメモリ31における画像データ(を構成す
る画素)の記憶位置を変更することで行うことができる
が、その他、例えば、フレームメモリ31からフレーム
を読み出すときのアドレスを制御することによって、結
果として、列の位置の入れ替えが行われたフレームが、
フレームメモリ31から読み出されるようにしても良
い。
に、スワップ情報には、第2列乃至第N列それぞれを、
第何列に入れ替えるかを表す情報が含まれているが、第
1列を、第何列に入れ替えるかを表す情報は含まれてい
ない。従って、スワッピング部37では、第2列乃至第
N列それぞれの入れ替えは行われるが、第1列の入れ替
えは行われない。
べての入れ替えが終了すると、ステップS4に進み、フ
レームメモリ31に、まだ処理の対象とされていないフ
レームが記憶されているかどうかが判定され、記憶され
ていると判定された場合、ステップS1に戻り、まだ処
理されていないフレームを対象に、同様の処理が繰り返
される。
モリ31に、まだ処理の対象とされていないフレームが
記憶されていないと判定された場合、埋め込み符号化処
理を終了する。
ば、ある1フレームの画像は、次のような符号化データ
に符号化される。
示すように、N列(図9(A))の処理対象フレームの
第2列を第6列に(図9(B))、第3列を第9列に
(図9(C))、第4列を第7列に(図9(D))、第
5列を第3列に(図9(E))、第6列を第8列に(図
9(F))、第7列を第4列に(図9(G))、第8列
を第5列に(図9(H))、第9列を第2列に(図9
(I))、・・・、第N列を第N列に、それぞれ入れ替
えるものに対応するとすると、そのような入れ替えを表
すスワップ情報が、スワップ情報生成部36において生
成される。そして、スワッピング部37では、例えば、
図9(J)に示すようなフレームが、上述のようなスワ
ップ情報にしたがい、第2列が第6列に、第3列が第9
列に、第4列が第7列に、第5列が第3列に、第6列が
第8列に、第7列が第4列に、第8列を第5列に、第9
列が第2列に、・・・、第N列が第N列に、それぞれ入
れ替えられる。その結果、図9(J)の画像は、図9
(K)に示すような画像に符号化される。
注目して、埋め込み符号化処理について、さらに説明す
る。
象になっていない(禁止されている)ので、まず、第2
列については、第1列乃至第9列のうちの第1列を除く
第2列乃至第9列の合計8列の中から入れ替え先が決定
される。この場合、第2列の入れ替え先は8通り存在す
るので、付加情報として、例えば、0乃至7の8通りの
値のうちのいずれかを埋め込むことが可能である。い
ま、第2列乃至第8列への入れ替えに、それぞれ0乃至
7の付加情報を割り当てると、図9(B)に示したよう
に、第2列が第6列に入れ替えられる場合は、第6列へ
の入れ替えに割り当てられた4が、付加情報として埋め
込まれることになる。
の入れ替え先は第2列乃至第5列および第7列乃至第9
列の合計7列となり、第3列については、この7列の中
から入れ替え先が決定される。従って、この場合、付加
情報として、例えば、0乃至6の7通りの値のうちのい
ずれかを埋め込むことが可能である。いま、上述した場
合と同様に、第2列乃至第5列、第7列乃至第9列への
入れ替えに、それぞれ0乃至6の付加情報を割り当てる
と、図9(C)に示したように、第3列が第9列に入れ
替えられる場合は、第9列への入れ替えに割り当てられ
た6が、付加情報として埋め込まれることになる。
込まれるが、このような埋め込み手法による場合には、
付加情報の埋め込みが進行するほど、埋め込み可能な付
加情報のビット数が減少していくことになる。
された画像を構成する1以上の画素の集合としての、各
列の画素の位置を、付加情報に対応して入れ替えること
により、各列に、付加情報を埋め込む場合には、その逆
の入れ替えを行うことで、元の画像を復号することがで
き、さらに、どのような入れ替えを行ったかということ
が付加情報となる。従って、画像の画質の劣化を極力な
くし、かつデータ量を増加せずに、画像に付加情報を埋
め込むことができる。
る、列の位置の入れ替えが行われた画像の各列は、その
画像の相関性、即ち、ここでは、元の画像と同様の正し
い位置にある列との間の相関を利用することにより、オ
ーバヘッドなしで、元の位置に入れ替えることができ、
さらに、その入れ替え方により、付加情報を復号ことが
できる。従って、その結果得られる復号画像(再生画
像)には、基本的に、付加情報を埋め込むことによる画
質の劣化は生じない。
列が存在しない場合には、上述のように画像の相関性を
利用して、画像と付加情報を復号するのは困難である。
そこで、ここでは、図8の埋め込み符号化処理におい
て、各フレームの第1列は、入れ替えを行わないで、そ
のまま、符号化データとして出力するようにしている。
の対象として、埋め込み符号化を行うことも可能であ
り、この場合、入れ替え後の列の少なくとも1以上の元
の位置を、オーバヘッドとして、符号化データに含める
ことで、画像と付加情報の復号が容易に可能となる。
順次入れ替えることにより、画像に埋め込んでいく他、
すべての列を一度に入れ替えることにより、画像に埋め
込むことも可能である。この場合、すべての列を一度に
入れ替えるときの場合の数は、その列数の階乗通りだけ
あるが、その階乗通りの中から、どのような入れ替えパ
ターンを選択するかが、付加情報によって決定される。
また、その復号は、付加情報が埋め込まれた画像につい
て、すべての列の階乗通りの入れ替えが行われ、その階
乗通りの入れ替えパターンの中から、相関に基づいて、
1つの入れ替えパターンが決定されることにより行われ
る。
そのものにしたがって入れ替えるようにしたが、列の入
れ替えは、その他、例えば、付加情報の特徴量(例え
ば、付加情報のヒストグラムや、分散、ダイナミックレ
ンジ等)に応じて行うようにすることも可能である。
3が出力する符号化データを、画像の相関性を利用して
元の画像と付加情報に復号する図1の埋め込み復号器6
のハードウェアの構成例を示している。
れた画像(以下、適宜、埋め込み画像ともいう)は、フ
レームメモリ41に供給されるようになされており、フ
レームメモリ41は、埋め込み画像を、例えば、フレー
ム単位で一時記憶するようになされている。なお、フレ
ームメモリ41も、図6のフレームメモリ31と同様に
構成され、バンク切り替えを行うことにより、埋め込み
画像が、動画であっても、そのリアルタイム処理が可能
となっている。
憶されたプログラムを実行することで、埋め込み復号処
理を行うようになされている。即ち、CPU42は、フ
レームメモリ41に記憶された埋め込み画像を、画像の
相関性を利用して元の画像と付加情報に復号するように
なされている。具体的には、CPU42は、埋め込み画
像を構成する列のうち、既に復号した最新の列と、他の
列との相関を計算する。そして、既に復号した列との相
関を最大にする列を、その既に復号した列の右隣の位置
に入れ替えることを、埋め込み画像を構成するすべての
列について行うことで、元の画像を復号し、さらに、埋
め込み画像を元の画像に復号する際の、埋め込み画像の
各列の位置の入れ替え方に基づいて、付加情報を復号す
る。
プログラムメモリ33と同様に構成され、CPU42
に、埋め込み復号処理を行わせるためのコンピュータプ
ログラムを記憶している。
6の機能的な構成例を示している。なお、この図11に
示した機能的な構成は、CPU42がプログラムメモリ
43に記憶されたコンピュータプログラムを実行するこ
とで実現されるようになされている。
ように、埋め込み画像を一時記憶するようになされてい
る。
1に記憶された処理対象のフレームの、既に元の位置に
入れ替えられた最新の列と、他の列(まだ、元の位置に
戻されていない列)との相関を計算し、その相関に基づ
いて、処理対象のフレームの中の、まだ元の位置に戻さ
れていない列の位置を入れ替えることで元に戻す(列の
位置を復号する)ようになされている。さらに、スワッ
ピング部46は、フレームの各列をどのように入れ替え
たかを表すスワップ情報を、スワップ情報変換部47に
供給するようにもなされている。
部46からのスワップ情報、即ち、処理対象のフレーム
の各列の、入れ替え前の位置と、入れ替え後の位置との
対応関係に基づいて、埋め込み画像に埋め込まれた付加
情報を復号するようになされている。
て、図11の埋め込み復号器6において行われる埋め込
み復号処理について説明する。
る埋め込み画像(符号化データ)が、例えば、1フレー
ム単位で順次記憶される。
S11において、フレームの列数をカウントするための
変数nに、初期値としての、例えば、1がセットされ、
ステップS12に進み、変数nが、フレームの列数であ
るNから1を減算したN−1以下であるかどうかが判定
される。
以下であると判定された場合、ステップS13に進み、
スワッピング部46は、フレームメモリ41に記憶され
た処理対象のフレームから、第n列の画素(画素列)を
読み出し、その第n列の各画素(の画素値)を要素とし
て並べたベクトル(以下、適宜、列ベクトルという)v
nを生成する。ここで、本実施の形態では、上述したよ
うに、フレームがM行の画素で構成されるから、列ベク
トルvn(後述する列ベクトルvkも同様)は、M次元の
ベクトルとなる。
より右側にある列をカウントするための変数kに、初期
値としてのn+1がセットされ、ステップS15に進
み、スワッピング部46は、第k列の画素を読み出し、
その第k列の画素を要素とする列ベクトルvkを生成し
て、ステップS16に進む。
において、列ベクトルvnおよびvkを用いて、第n列と
第k列との相関が求められる。
ルvnとvkとの距離d(n,k)が、次式にしたがって
計算される。
てのサメーションを表す。また、また、A(i,j)
は、処理対象になっているフレームの第i行第j列の画
素(画素値)を表す。
トルvnとvkとの距離d(n,k)の逆数1/d(n,
k)が、第n列と第k列との相関(を表す相関値)とし
て求められる。
ップS17に進み、変数kが、フレームの列数であるN
から1を減算したN−1以下であるかどうかが判定され
る。ステップS17において、変数kがN−1以下であ
ると判定された場合、ステップS18に進み、変数kが
1だけインクリメントされ、ステップS15に戻り、以
下、ステップS17において、変数kがN−1以下でな
いと判定されるまで、ステップS15乃至S18の処理
を繰り返す。即ち、これにより、第n列と、それより右
側にある埋め込み画像の列それぞれとの相関が求められ
る。
がN−1以下でないと判定されると、ステップS18に
進み、スワッピング部46において、第n列との相関を
最大にするkが求められる。そして、第n列との相関を
最大にするkを、例えばKと表すと、スワッピング部4
6は、ステップS20において、フレームメモリ41に
記憶された処理対象のフレームの第n+1列と第K列と
をスワッピング、即ち、第K列を、第n列の右隣の第n
+1列に入れ替える。
が1だけインクリメントされ、ステップS12に戻り、
以下、ステップS12において、変数nがN−1以下で
ないと判定されるまで、ステップS12乃至S21の処
理を繰り返す。
の第1列は、元の画像の第1列のままであるから、変数
nが、初期値である1のときは、第1列との相関が最も
高い埋め込み画像の列が、第1列の右隣の第2列に入れ
替えられる。第1列との相関が最も高い列は、画像の相
関性から、基本的に、元の画像の第2列であるから、こ
の場合、埋め込み符号化処理において、埋め込み画像の
どこかの列に入れ替えられた元の画像の第2列は、元の
位置に戻される(復号される)ことになる。
うにして元の位置に入れ替えられた第2列との相関が最
も高い埋め込み画像の列が、その第2列の右隣の第3列
に入れ替えられる。第2列との相関が最も高い列は、や
はり、画像の相関性から、基本的に、元の画像の第3列
であるから、この場合、埋め込み符号化処理において、
埋め込み画像のどこかの列に入れ替えられた元の画像の
第3列は、元の位置に戻されることになる。
記憶された埋め込み画像は、元の画像に復号されてい
く。
がN−1以下でないと判定された場合、即ち、埋め込み
画像を構成する第2列乃至第N列すべてが、画像の相関
性を利用して元の位置に戻され、これにより、フレーム
メモリ41に記憶された埋め込み画像が、元の画像が復
号された場合、ステップS22に進み、その復号された
画像が、フレームメモリ41から読み出される。さら
に、ステップS22では、スワッピング部46が、埋め
込み画像を元の画像に復号した際の、埋め込み画像の第
2列乃至第N列それぞれの入れ替え方を表すスワップ情
報が、スワップ情報変換部47に出力される。そして、
スワップ情報変換部47では、スワッピング部46から
のスワップ情報に基づいて、埋め込み画像に埋め込まれ
ていた付加情報が復号されて出力される。
メモリ41に、まだ処理の対象とされていない埋め込み
画像のフレームが記憶されているかどうかが判定され、
記憶されていると判定された場合、ステップS11に戻
り、まだ処理の対象とされていない埋め込み画像のフレ
ームを対象に、同様の処理が繰り返される。
メモリ41に、まだ処理の対象とされていないフレーム
が記憶されていないと判定された場合、埋め込み復号処
理を終了する。
像である符号化データを、画像の相関性を利用して、元
の画像と付加情報に復号するようにしたので、その復号
のためのオーバヘッドがなくても、符号化データを、元
の画像と付加情報に復号することができる。従って、そ
の復号画像には、基本的に、付加情報を埋め込むことに
よる画質の劣化は生じない。
は、既に復号された最新の列(n=1の場合において
は、埋め込み符号化時に入れ替えられていない第1列)
と、まだ復号されていない列との相関を求め、その相関
に基づいて、既に復号された最新の列の右隣の位置に入
れ替えられるべき列を検出するようにしたが、その他、
例えば、既に復号された複数の列と、まだ復号されてい
ない列との相関を演算することにより、既に復号された
最新の列の右隣に入れ替えられるべき列を検出するよう
にすることも可能である。
な埋め込み符号化処理および復号化処理のシミュレーシ
ョン結果を示す。
た画像(原画像)で、長手方向を縦にして見た場合に、
横×縦が512画素×832画素で構成されている。
み符号化処理を施した処理結果を示している。図14の
画像(埋め込み画像)には、log2(512!)ビッ
トの付加情報が埋め込まれている。なお、同図からも明
らかなように、埋め込み符号化は、上述したように、画
像の暗号化という機能(効果)を有する。
結果を、埋め込み復号処理により復号した復号画像を示
している。図13と図15とを比較することにより、画
質の劣化なく、元の画像に復号されていることが分か
る。なお、埋め込み復号処理により、埋め込み画像が元
の画像に正確に復号されれば、その復号の際の、埋め込
み画像の各列の入れ替え方に基づいて、付加情報も、正
確に復号される。
号化器3には、例えば、図16に示すような、N列でな
る画像を符号化対象とし、第1列は固定して、第2乃至
第N列を、付加情報にしたがって入れ替えることにより
埋め込み符号化を行わせ、埋め込み復号器6には、その
埋め込み符号化結果を、画像の相関性を利用して、元の
画像と付加情報に復号させるようにしたが、埋め込み復
号器6には、画像の相関性の他、以下のような連続性を
も利用して、埋め込み符号化結果の復号を行わせること
が可能である。
画像の各列について、その列を構成する画素の画素値を
要素とする列ベクトルvnを用い、その列ベクトルどう
しの距離の逆数を、相関として定義し、この相関のみを
利用して、符号化データの復号を行うようにしたが、こ
の場合、埋め込み復号器6では、まず、符号化データか
ら、第1列(第1列は、上述したように固定)の列ベク
トルと最も距離の近い列ベクトルが検出され、その列ベ
クトルに対応する列が、第2列とされる。さらに、埋め
込み復号器6では、符号化データから、第2列の列ベク
トルと最も距離の近い列ベクトルが検出され、その列ベ
クトルに対応する列が、第3列とされる。以下、同様に
して、符号化データから、第N列までが検出され、これ
により、元の画像が復号されるとともに、第2乃至第N
列が、どのように入れ替えられていたかが、埋め込まれ
た付加情報として復号される。
2,・・・,N)の列ベクトルv1,v2,・・・、vN
が列ベクトル空間内に描く軌跡が、例えば、図17に、
細い点線で示すようであったとする。
最も距離の近い列ベクトルを順次検出していくと、図1
7に太い点線で示す軌跡が描かれる。即ち、v1,v2,
v13,v3,v14,v15,v4,v5,v6,・・・といっ
た順番で、列ベクトルが検出されていく。従って、図1
7の実施の形態においては、相関(ここでは、列ベクト
ルどうしの距離)だけでは、列ベクトルは、正しい順序
で検出されず、その結果、画像および付加情報も正しく
復号することができないことになる。
離の近い列ベクトルを検出し、その列ベクトルに対応す
る列を、第2列とした後は、例えば、図18に示すよう
に、第2列の列ベクトルv2と、第1列の列ベクトルv1
との差分ベクトル△v12を求める。そして、列ベクトル
v2に、その差分ベクトル△v12を加算したベクトルに
よって表される点P12に最も近い列ベクトルを検出し、
その列ベクトルに対応する列を第3列とする。
クトルv3と、第2列の列ベクトルv2との差分ベクトル
を求めて、その差分ベクトルを、列ベクトルv3に加算
したベクトルによって表される点に最も近い列ベクトル
を検出し、その列ベクトルに対応する列を第4列とす
る。以下、同様にして、第N列までを求めていくように
する。
の相関性だけでなく、第n列の列ベクトルvnと、第n
+1列の列ベクトルvn+1との間の連続性、即ち、ここ
では、差分ベクトルvn+1−vnの変化が連続していると
いうことをも利用することで、図17において、細い点
線で示した軌跡が描かれるような正しい順番で、列ベク
トルが検出され、その結果、画像および付加情報を正し
く復号することができる。
化対象の画像の画素(但し、第1列の画素を除く)を、
列単位で、付加情報に基づいて入れ替えることで、付加
情報の、画像への埋め込み、即ち、埋め込み符号化を行
うようにしたが、埋め込み符号化は、例えば、符号化対
象の画像の画素を、行単位で入れ替えたり、また、時間
方向に並ぶ所定数のフレームの同一位置にある画素列の
位置を入れ替えたりすることで行うことも可能である。
化対象の画像の画素を、列単位で入れ替え、さらに、そ
の入れ替え後の画像の画素を、行単位で入れ替えること
により行うことも可能である。
縦がN×M画素でなる画像の列を、付加情報に基づいて
入れ替え、例えば、図20(A)に示すような埋め込み
画像とする。ここで、図20(A)においては、図19
の画像の第1列が第5列に、第2列が第N列に、第3列
が第1列に、第4列が第2列に、第5列が第4列に、第
6列が第3列に、・・・、第N列が第6列に、それぞれ
入れ替えられている。
情報に基づいて入れ替え、例えば、図20(B)に示す
ような埋め込み画像とする。ここで、図20(B)にお
いては、図20(A)の画像の第1行が第3行に、第2
行が第5行に、第3行が第2行に、第4行が第M行に、
第5行が第1行に、・・・、第M行が第4行に、それぞ
れ入れ替えられている。
えば、その第1列の左側に、入れ替えを行っていない列
があるとすれば、その列を第1列として、図12で説明
した埋め込み復号処理を行うことにより、図19に示し
た元の画像に復号することができる。即ち、列方向と行
方向の両方向の入れ替えを行った埋め込み画像について
は、式(1)におけるΣにおいて加算される項の順番が
変化するだけで、加算される項自体は変化しない。従っ
て、式(1)によって求められる距離d(n,k)は、
埋め込み符号化された画像が同一であれば、列だけ入れ
替えた場合と、列と行の両方を入れ替えた場合とで変化
しないため、列と行の両方を入れ替えた埋め込み画像
も、列だけ入れ替えた埋め込み画像と同様に、図12の
埋め込み復号処理によって、元の画像と付加情報に復号
することができる。
には、行と列のうち、いずれの入れ替えを先または後に
行うかは、埋め込み復号処理に影響を与えない。従っ
て、埋め込み符号化処理においては、行と列の入れ替え
のうちのいずれを先または後に行っても良いし、埋め込
み復号処理においても、行と列の入れ替えのうちのいず
れを先または後に行っても良い。また、行と列の入れ替
えを、交互に行うようなことも可能である。
けの入れ替えを行う場合には、埋め込み画像を元の画像
に復号した際の、埋め込み画像の列の入れ替え方が、付
加情報の復号結果となるが、行と列の両方の入れ替えを
行う場合には、埋め込み画像の第m行n列の位置(m,
n)にある画素が、復号画像のどの位置(m’,n’)
に入れ替えられたかが、付加情報の復号結果となる。
号化対象の画像の第1列だけを固定にし、埋め込み復号
器6では、この第1列を、いわば復号の基準として、埋
め込み画像の他の列の入れ替えを行うようにしたが、復
号の基準は、第1列でなくても、あらかじめ、埋め込み
符号化器3と埋め込み復号器6に設定されていれば、最
後の第N列であっても良いし、その他の任意の列でも良
い。さらに、復号の基準は、1列の画素である必要はな
く、極端には、1画素であっても良い。
の基準とし、画像の相関を利用して、埋め込み画像の他
の列の入れ替えを行う場合には、1の列の入れ替えを誤
ると、その後の列(本実施の形態では、入れ替えを誤っ
た列の右側にある列)の入れ替えも誤る可能性が高くな
る。この場合、元の画像を復号することができないか
ら、正しい付加情報を復号することもできなくなる。
複数の列を、復号の基準として残しておく(入れ替えの
対象としない)(入れ替えを禁止する)ようにすること
が可能である。
集合を1の入れ替え単位として入れ替えを行う場合にお
いては、例えば、図21に斜線を付して示すように、1
列おきの列を、復号の基準とし、残りの列(図21にお
いて、白抜きで示す部分)を、入れ替えの対象とするこ
とが可能である。
の列数が2N列であれば、その画像に埋め込むことので
きる付加情報のデータ量は、最大で、log2(N!)
ビットとなる。
細かい単位で、1以上の画素の集合を入れ替えることで
行うことが可能である。
の各列を、5画素などの1以上の連続して並ぶ画素の集
合に分け、その集合を1の入れ替え単位として入れ替え
を行うことが可能である。さらに、この場合、図22に
示すように、入れ替え単位を市松模様状に2つに分類
し、一方(例えば、図22において白抜きの部分)を入
れ替え対象とし、他方(例えば、図22において斜線を
付してある部分)を復号の基準とすることが可能であ
る。なお、このようにした場合において、画像の行数
が、入れ替え単位がM個だけ並ぶ画素数で構成され、列
数が2N列であれば、その画像に埋め込むことのできる
付加情報のデータ量は、最大で、log2((M×N)
!)ビットとなる。
の各列の画素を、6画素などの所定の画素数おきに抽出
し、その抽出した画素の集合(図23において、○を付
してある画素の集合や、×を付してある画素の集合、△
を付してある画素の集合など)を、1の入れ替え単位と
して入れ替えを行うことが可能である。さらに、この場
合、図23に示すように、画像を構成する各画素を市松
模様状に2つに分類し、一方(例えば、図23において
白抜きの部分)を入れ替え対象とし、他方(例えば、図
23において斜線を付してある部分)を復号の基準とす
ることが可能である。なお、このようにした場合におい
て、画像の各列から2M画素おき(図23の実施の形態
では、6画素おき)に抽出した画素の集合を1の入れ替
え単位とし、画像の列数がN列であれば、その画像に埋
め込むことのできる付加情報のデータ量は、最大で、l
og2((M×N)!)ビットとなる。即ち、例えば、
図23において○印で示す入れ替え単位は、同図におい
て、420や、421、422で示すように、各列に存
在し、従って、各列における○印で示す入れ替え単位の
みに注目すれば、N!通りの入れ替えが可能である。よ
って、画像の各列から2M画素おきに抽出した画素の集
合を1の入れ替え単位とする場合には、各列には、M個
の入れ替え単位が存在するから、図23に示した画像全
体では、最大で、(M×N)!通りの入れ替えが可能で
あり、その結果、画像に埋め込むことのできる付加情報
のデータ量は、log2((M×N)!)ビットとな
る。
おいては、入れ替え対象の画素(図21乃至図23にお
いて白抜きの部分)の集合が、複数の復号の基準(図2
1乃至図23において斜線を付してある部分)に隣接し
ている。このような場合においては、例えば、その複数
の復号の基準それぞれと、入れ替え対象の画素の集合と
の距離の自乗和の逆数などを相関として利用することが
できる。
め込み復号時における入れ替え単位は、特に限定される
ものではない。
限定されるものではない。
れ替え対象の画素が、より多数の、復号の基準とされて
いる画素に隣接しているのが好ましく、従って、図23
に示した場合が最も好ましい。さらに、復号の正確さの
観点からすれば、復号の基準とする画素が多い方が好ま
しい。
対象とされないから、その数が多い場合には、画像に埋
め込むことのできる付加情報のデータ量が少なくなる。
さらに、復号の基準とする画素が多い場合や、入れ替え
対象の画素が、より多数の、復号の基準とされている画
素に隣接している場合には、暗号化の効果が弱まる。
配置パターンは、復号の正確さと、埋め込む付加情報の
データ量および暗号化の効果とを考慮し、埋め込み符号
化および埋め込み復号の用途に応じて設定するのが望ま
しい。
られたり、あるいは、近い位置にある列どうしが、同様
の位置関係のまま入れ替えられたりする場合には、やは
り、暗号化の効果が弱まるので、そのような入れ替えが
行われないように、埋め込み符号化処理において、各列
は、元の位置より、所定距離以上離れた位置の列に入れ
替えるといった制限や、近い位置にある列どうしは、所
定距離以上離れた位置の列に入れ替えるといった制限を
付すことが可能である。
が、例えば、RGBコンポーネント信号で構成されるカ
ラー画像である場合には、RGBのすべてを同一位置に
入れ替えても良いし、RGBの各コンポーネントを、独
立に入れ替えても良い。RGBのすべてを同一位置に入
れ替える場合には、RGBの各コンポーネントを、独立
に入れ替える場合に比較して、埋め込むことのできる付
加情報のデータ量は少なくなるが、埋め込み復号時にお
ける復号精度を向上させることができる。一方、RGB
の各コンポーネントを、独立に入れ替える場合には、R
GBのすべてを同一位置に入れ替える場合に比較して、
埋め込み復号時における復号精度は劣化するが、埋め込
むことのできる付加情報のデータ量を多くすることがで
きる。
限定されるものではなく、例えば、画像や、音声、テキ
スト、コンピュータプログラム、制御信号、その他のデ
ータを付加情報として用いることが可能である。なお、
画像データベース1の画像の一部を付加情報とし、残り
を、フレームメモリ31への供給対象とすれば、その残
りの部分に、付加情報とされた画像の一部分が埋め込ま
れるから、画像の圧縮が実現されることになる。
画像に埋め込むようにしたが、付加情報は、その他、例
えば、音声に埋め込むことも可能である。即ち、例え
ば、時系列の音声データを、適当なフレームに区切り、
各フレームの音声データを、付加情報にしたがって入れ
替えることで、付加情報を、音声に埋め込むことが可能
である。
込まれた埋め込み画像を、画像の相関性、さらには必要
に応じて連続性に基づいて、付加情報と元の画像に復号
するようにしたが、埋め込み画像は、その他、上述の相
似性に基づいて復号することも可能である。即ち、埋め
込み画像の復号は、既に復号された列と、まだ復号され
ていない列との相似性の関係を表す値を求め、その値に
基づいて行うことが可能である。
たは42に、コンピュータプログラムを実行させること
で、埋め込み符号化処理または埋め込み復号処理をそれ
ぞれ行うようにしたが、これらの処理は、それ専用のハ
ードウェアによって行うことも可能である。
は42に実行させるコンピュータプログラムを、プログ
ラムメモリ33または43にそれぞれ記憶させておくよ
うにしたが、このコンピュータプログラムは、例えば、
半導体メモリ、磁気テープ、磁気ディスク、光ディス
ク、光磁気ディスク、相変化ディスクなどの記録媒体
や、インターネット、地上波、衛星回線、公衆網、CA
TV(Cable Television)網などの伝送媒体を介して提
供するようにすることが可能である。
タに、プログラムをインストールして行わせることが可
能である。
の処理を実行するプログラムをコンピュータにインスト
ールし、コンピュータによって実行可能な状態とするた
めに用いられる、そのプログラムが記録されている記録
媒体について説明する。
に、コンピュータ601に内蔵されている記録媒体とし
てのハードディスク602や半導体メモリ603に予め
記録しておくことができる。
(B)に示すように、フロッピーディスク611、CD-R
OM(Compact Disc Read Only Memory)612,MO(Magnet
o optical)ディスク613,DVD(Digital Versatile Di
sc)614、磁気ディスク615、半導体メモリ616
などの記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記
録)しておくことができる。このような記録媒体は、い
わゆるパッケージソフトウエアとして提供することがで
きる。
媒体からコンピュータにインストールする他、図24
(C)に示すように、ダウンロードサイト621から、
ディジタル衛星放送用の人工衛星622を介して、コン
ピュータ601に無線で転送したり、LAN(Local Area N
etwork)、インターネットといったネットワーク631
を介して、コンピュータ601に有線で転送し、コンピ
ュータ601において、内蔵するハードディスク602
などにインストールすることができる。
に各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処
理ステップは、必ずしもフローチャートとして記載され
た順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あ
るいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるい
はオブジェクトによる処理)も含むものである。
より処理されるものであっても良いし、複数のコンピュ
ータによって分散処理されるものであっても良い。さら
に、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実
行されるものであっても良い。
01の構成例を示している。
に、CPU(Central Processing Unit)642を内蔵してい
る。CPU642には、バス641を介して、入出力イン
タフェース645が接続されており、CPU642は、入
出力インタフェース645を介して、ユーザによって、
キーボードやマウス等で構成される入力部647が操作
されることにより指令が入力されると、それにしたがっ
て、図24(A)の半導体メモリ603に対応するROM
(Read Only Memory)643に格納されているプログラム
を実行する。あるいは、また、CPU642は、ハードデ
ィスク602に格納されているプログラム、衛星622
若しくはネットワーク631から転送され、通信部64
8で受信されてハードディスク602にインストールさ
れたプログラム、ドライブ649に装着されたフロッピ
ディスク611、CD-ROM612、MOディスク613、DV
D614、若しくは磁気ディスク615から読み出され
てハードディスク602にインストールされたプログラ
ム、または半導体メモリ616から読み出されたプログ
ラムを、RAM(Random Access Memory)644にロードし
て実行する。これにより、図8や図12に示したフロー
チャートにしたがった処理が行われる。そして、CPU6
42は、その処理結果を、必要に応じて、例えば、入出
力インタフェース645を介して、LCD(Liquid CryStal
Display)等で構成される表示部646に出力し、ある
いは通信部648から送信する。
並びに第1の記録媒体によれば、第1のデータの少なく
とも一部のデータが記憶され、第2のデータにしたがっ
て、記憶された一部のデータを入れ替えることにより、
第1のデータに、第2のデータに関連するデータが埋め
込まれる。従って、例えば、相関性等を利用すること
で、元の第1および第2のデータを復号することができ
る。
第2の記録媒体によれば、符号化データの一部のデータ
と、他の一部のデータとの関係を表す関係値が計算さ
れ、その関係値に基づいて、一部のデータと他の一部の
データとの位置を入れ替えることにより、符号化データ
が、第1のデータに復号されるとともに、その位置の入
れ替えに応じて、符号化データに埋め込まれていた第2
のデータが復号される。従って、劣化のない第1および
第2のデータを得ることが可能となる。
データの少なくとも一部のデータが記憶され、第2のデ
ータにしたがって、記憶された第1のデータの一部のデ
ータを入れ替えることにより、第1のデータに、第2の
データに関連するデータが埋め込まれ、符号化データと
される。一方、符号化データの一部のデータと、他の一
部のデータとの関係を表す関係値が計算され、その関係
値に基づいて、符号化データの一部のデータと他の一部
のデータとの位置を入れ替えることにより、符号化デー
タが、第1のデータに復号されるとともに、その位置の
入れ替えに応じて、符号化データに埋め込まれていた第
2のデータが復号される。従って、劣化のない第1およ
び第2のデータを得ることが可能となる。
形態の構成例を示すブロック図である。
の図である。
の図である。
の図である。
成例を示すブロック図である。
すブロック図である。
ャートである。
である。
成例を示すブロック図である。
示すブロック図である。
ャートである。
原画像を示すディスプレイ上に表示された中間階調の写
真である。
すディスプレイ上に表示された中間階調の写真である。
ディスプレイ上に表示された中間階調の写真である。
図である。
図である。
図である。
ブロック図である。
3 埋め込み符号化器, 4 記録媒体, 5 伝送
媒体, 6 埋め込み復号器, 10 符号化装置,
20 復号装置, 31 フレームメモリ, 32 C
PU, 33プログラムメモリ, 36 スワップ情報
生成部, 37 スワッピング部,41 フレームメモ
リ, 42 CPU, 43 プログラムメモリ, 4
6スワッピング部, 47 スワップ情報変換部, 6
01 コンピュータ, 602 ハードディスク, 6
03 半導体メモリ, 611 フロッピーディスク,
612 CD-ROM, 613 MOディスク, 614
DVD, 615 磁気ディスク, 616 半導体メモ
リ, 621 ダウンロードサイト, 622 衛星,
631 ネットワーク, 641 バス, 642
CPU, 643 ROM, 644 RAM, 645 入出
力インタフェース, 646 表示部, 647 入力
部, 648 通信部, 649 ドライブ
Claims (18)
- 【請求項1】 第1のデータを、第2のデータにしたが
って符号化する符号化装置であって、 前記第1のデータの少なくとも一部のデータを記憶する
記憶手段と、 前記第2のデータにしたがって、前記記憶手段に記憶さ
れた前記一部のデータを入れ替えることにより、前記第
1のデータに、前記第2のデータに関連するデータを埋
め込む符号化手段とを備えることを特徴とする符号化装
置。 - 【請求項2】 前記第1および第2のデータを入力する
入力手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記
載の符号化装置。 - 【請求項3】 前記第1のデータは、複数の画素データ
から構成される画像データであり、 前記記憶手段は、前記画像データを記憶し、 前記符号化手段は、前記記憶手段に記憶された前記画像
データを構成する1以上の画素データの集合の位置を、
前記第2のデータにしたがって入れ替えることにより、
前記画像データに、前記第2のデータに関連するデータ
を埋め込むことを特徴とする請求項1に記載の符号化装
置。 - 【請求項4】 前記符号化手段は、前記画像データの画
枠内にある1以上の前記画素データの集合の位置を、前
記第2のデータにしたがって入れ替えることを特徴とす
る請求項3に記載の符号化装置。 - 【請求項5】 前記符号化手段は、前記画像データを構
成する画素データの位置を、1行または1列単位で入れ
替えることを特徴とする請求項3に記載の符号化装置。 - 【請求項6】 前記第1のデータの一部は、前記符号化
手段による入れ替えが禁止されていることを特徴とする
請求項1に記載の符号化装置。 - 【請求項7】 前記符号化手段は、前記画像データを構
成する1以上の画素データの集合の位置を、前記第2の
データの値に相当する画素数に応じて入れ替えることを
特徴とする請求項3に記載の符号化装置。 - 【請求項8】 第1のデータを、第2のデータにしたが
って符号化する符号化方法であって、 前記第1のデータの少なくとも一部のデータを記憶する
記憶ステップと、 前記第2のデータにしたがって、前記記憶ステップで記
憶された前記一部のデータを入れ替えることにより、前
記第1のデータに、前記第2のデータに関連するデータ
を埋め込む符号化ステップとを備えることを特徴とする
符号化方法。 - 【請求項9】 第1のデータを、第2のデータにしたが
って符号化する符号化処理を、コンピュータに行わせる
プログラムが記録されている記録媒体であって、 前記第1のデータの少なくとも一部のデータを記憶する
記憶ステップと、 前記第2のデータにしたがって、前記記憶ステップで記
憶された前記一部のデータを入れ替えることにより、前
記第1のデータに、前記第2のデータに関連するデータ
を埋め込む符号化ステップとを備えるプログラムが記録
されていることを特徴とする記録媒体。 - 【請求項10】 第1のデータを、第2のデータにした
がって符号化した符号化データを復号する復号装置であ
って、 前記符号化データの一部のデータと、他の一部のデータ
との関係を表す関係値を計算する関係値計算手段と、 前記関係値計算手段によって求められた前記関係値に基
づいて、前記一部のデータと他の一部のデータとの位置
を入れ替えることにより、前記符号化データを、前記第
1のデータに復号するとともに、その位置の入れ替えに
応じて、前記符号化データに埋め込まれていた前記第2
のデータを復号する復号手段とを備えることを特徴とす
る復号装置。 - 【請求項11】 前記関係値計算手段は、前記一部のデ
ータと他の一部のデータとの連続性を表す前記関係値を
計算することを特徴とする請求項10に記載の復号装
置。 - 【請求項12】 前記復号手段は、前記一部のデータと
の前記関係値を最大にする前記他の一部のデータと、前
記一部のデータとが隣接するように入れ替えを行うこと
を特徴とする請求項10に記載の復号装置。 - 【請求項13】 前記第1のデータは、複数の画素デー
タから構成される画像データであり、 前記復号手段は、前記符号化データを構成する前記画素
データの位置を、1行または1列単位で入れ替えること
を特徴とする請求項10に記載の復号装置。 - 【請求項14】 前記符号化データの一部は、前記復号
手段による入れ替えが禁止されていることを特徴とする
請求項10に記載の復号装置。 - 【請求項15】 前記復号手段は、前記一部のデータと
他の一部のデータとの位置の入れ替えパターンに相当す
る値を、前記第2のデータとして復号することを特徴と
する請求項10に記載の復号装置。 - 【請求項16】 第1のデータを、第2のデータにした
がって符号化した符号化データを復号する復号方法であ
って、 前記符号化データの一部のデータと、他の一部のデータ
との関係を表す関係値を計算する関係値計算ステップ
と、 前記関係値計算ステップにおいて求められた前記関係値
に基づいて、前記一部のデータと他の一部のデータとの
位置を入れ替えることにより、前記符号化データを、前
記第1のデータに復号するとともに、その位置の入れ替
えに応じて、前記符号化データに埋め込まれていた前記
第2のデータを復号する復号ステップとを備えることを
特徴とする復号方法。 - 【請求項17】 第1のデータを、第2のデータにした
がって符号化した符号化データを復号する復号処理を、
コンピュータに行わせるプログラムが記録されている記
録媒体であって、 前記符号化データの一部のデータと、他の一部のデータ
との関係を表す関係値を計算する関係値計算ステップ
と、 前記関係値計算ステップにおいて求められた前記関係値
に基づいて、前記一部のデータと他の一部のデータとの
位置を入れ替えることにより、前記符号化データを、前
記第1のデータに復号するとともに、その位置の入れ替
えに応じて、前記符号化データに埋め込まれていた前記
第2のデータを復号する復号ステップとを備えるプログ
ラムが記録されていることを特徴とする記録媒体。 - 【請求項18】 第1のデータを、第2のデータにした
がって符号化して符号化データとし、その符号化データ
を復号するデータ処理装置であって、 前記第1のデータの少なくとも一部のデータを記憶する
記憶手段と、 前記第2のデータにしたがって、前記記憶手段に記憶さ
れた前記第1のデータの一部のデータを入れ替えること
により、前記第1のデータに、前記第2のデータに関連
するデータを埋め込み、前記符号化データとする符号化
手段と、 前記符号化データの一部のデータと、他の一部のデータ
との関係を表す関係値を計算する関係値計算手段と、 前記関係値計算手段によって求められた前記関係値に基
づいて、前記符号化データの一部のデータと他の一部の
データとの位置を入れ替えることにより、前記符号化デ
ータを、前記第1のデータに復号するとともに、その位
置の入れ替えに応じて、前記符号化データに埋め込まれ
ていた前記第2のデータを復号する復号手段とを備える
ことを特徴とするデータ処理装置。
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