JP5471580B2 - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents
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Description
本発明は、画像処理装置及びプログラムに関する。
画像に関連する付加情報を当該画像に対して付加する方法の一つとして、この付加情報を表す符号画像を生成し、生成した符号画像を対象の画像内に埋め込む技術が提案されている。例えば特許文献1には、原稿画像内に埋め込まれたコードデータを検出し、原稿画像内からこのコードデータに対応するデータを削除した後、削除されたコードデータと同じコードデータを原稿画像内に埋め込む技術が示されている。
本発明は、付加情報を符号化した符号画像が埋め込まれた画像に対して、これまで埋め込まれていた付加情報とは異なる付加情報を新たに埋め込む場合に、変更する符号画像の量を少なくすることのできる画像処理装置、及びプログラムを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、第1付加情報を埋め込んだ画像であって、当該第1付加情報を分割してなる複数の第1部分情報のそれぞれが、当該画像を分割してなる複数の単位領域のいずれかに符号化して埋め込まれた画像を取得する画像取得手段と、前記画像取得手段によって取得した画像において前記複数の単位領域のそれぞれに埋め込まれている前記第1部分情報を検出する部分情報検出手段と、前記第1付加情報とは異なる第2付加情報を分割してなる複数の第2部分情報のそれぞれを、前記複数の単位領域のいずれかに符号化して埋め込む手段であって、前記部分情報検出手段によって検出された第1部分情報とこれから埋め込む第2部分情報との差異が少なくなるような単位領域に、前記複数の第2部分情報のそれぞれを埋め込む埋め込み手段と、を含むことを特徴とする画像処理装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置であって、前記埋め込み手段は、前記部分情報検出手段によって検出された第1部分情報とこれから埋め込む第2部分情報との差異が少なくなるように、前記複数の第2部分情報の少なくとも一部の埋め込み先を他の第2部分情報の埋め込み先と入れ替えて、当該複数の第2部分情報を埋め込むことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置であって、前記複数の第2部分情報のそれぞれを、前記複数の単位領域のいずれかに埋め込む場合に、前記部分情報検出手段によって検出された第1部分情報とこれから埋め込む第2部分情報との差異が少なくなるように、前記複数の第2部分情報の順序を並べ替える並べ替え手段をさらに含み、前記埋め込み手段は、前記並べ替え手段によって並べ替えられた第2部分情報のそれぞれを、対応する単位領域に符号化して埋め込むことにより、前記第2付加情報を埋め込んだ画像を生成することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、前記複数の第2部分情報のそれぞれには、当該第2部分情報の前記第2部分情報内における位置を識別する識別情報が付与されており、前記並べ替え手段は、前記各単位領域に埋め込まれている第1部分情報と前記識別情報が付与された第2部分情報との差異が少なくなるように、前記複数の第2部分情報の順序を並べ替えることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、前記部分情報検出手段は、前記第1部分情報を検出する際に、当該第1部分情報に含まれる変更を制限すべき部分を特定し、前記並べ替え手段は、前記変更を制限すべき部分であって変更対象となる部分が少なくなるように、前記複数の第2部分情報の順序を並べ替えることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の画像処理装置であって、前記複数の第2部分情報のそれぞれには、当該第2部分情報を検出する際の誤り訂正に用いられる誤り訂正符号が含まれ、前記並べ替え手段は、前記変更を制限すべき部分であって変更対象となる部分が、前記誤り訂正符号によって訂正可能な情報量に応じて定められる数以下となるように、前記複数の第2部分情報の順序を並べ替えることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、第1付加情報を埋め込んだ画像であって、当該第1付加情報を分割してなる複数の第1部分情報のそれぞれが、当該画像を分割してなる複数の単位領域のいずれかに符号化して埋め込まれた画像を取得する画像取得手段、前記画像取得手段によって取得した画像において前記複数の単位領域のそれぞれに埋め込まれている前記第1部分情報を検出する部分情報検出手段、及び前記第1付加情報とは異なる第2付加情報を分割してなる複数の第2部分情報のそれぞれを、前記複数の単位領域のいずれかに符号化して埋め込む手段であって、前記部分情報検出手段によって検出された第1部分情報とこれから埋め込む第2部分情報との差異が少なくなるような単位領域に、前記複数の第2部分情報のそれぞれを埋め込む埋め込み手段、としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
請求項1、2、3及び7記載の発明によれば、付加情報を符号化した符号画像が埋め込まれた画像に対して、これまで埋め込まれていた付加情報とは異なる付加情報を新たに埋め込む場合に、本発明を採用しない場合と比較して、変更する符号画像の量を少なくすることができる。
請求項4記載の発明によれば、第2付加情報が埋め込まれた画像の読み取りの際に、順序を並べ替えて埋め込まれた複数の部分情報を、識別情報によって元の順序に戻すことができる。
請求項5記載の発明によれば、画像に埋め込まれた第1部分情報の中に、変更を制限すべき部分が含まれる場合に、この部分を変更する量が少なくなるように第2部分情報の並べ替え順序を決定できる。
請求項6記載の発明によれば、変更を制限すべき部分を変更したとしても、誤り訂正符号によって訂正可能な範囲となるようにすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る画像処理装置1の概略構成を示す構成図である。本実施形態に係る画像処理装置1は、制御部11と、記憶部12と、入出力部13と、を含んで構成されている。さらに、入出力部13を介して画像読み取り装置2及び画像形成装置3と接続されている。
制御部11は、CPU等のプログラム制御デバイスであって、記憶部12に記憶されるプログラムに従って各種の情報処理を実行する。本実施形態において制御部11は、付加情報が埋め込まれた画像のデータを処理対象として、その中に埋め込まれた付加情報を検出し、これとは別の新たな付加情報を埋め込む処理(すなわち、画像に埋め込まれた付加情報の更新処理)を行う。なお、制御部11が実行する処理の具体例については、後述する。
記憶部12は、RAMやROM等のメモリ素子を含んで構成され、制御部11が実行するプログラムや各種のデータを記憶する。また、記憶部12は制御部11のワークメモリとしても機能する。
入出力部13は、画像読み取り装置2や画像形成装置3との間でデータの送受信を行うための通信インタフェースである。画像読み取り装置2は、スキャナ等であって、紙などの記録媒体上に形成された画像を読み取って、当該読み取られた画像のデータを入出力部13経由で画像処理装置1に対して出力する。また、画像形成装置3は、プリンタ等であって、入出力部13を介して画像処理装置1から入力された画像を、紙などの記録媒体上に形成する。
本実施形態において、画像読み取り装置2は、付加情報が符号画像として埋め込まれた画像を読み取って、読み取られた画像のデータを画像処理装置1に対して出力する。ここで「付加情報」とは、画像に付加される情報をいう。以下では、画像読み取り装置2から入力されて画像処理装置1の処理対象となる画像を、入力画像I1という。また、入力画像I1に埋め込まれている付加情報を第1付加情報A1という。さらに、付加情報が埋め込まれる前の画像を元画像Ioという。すなわち、入力画像I1は、元画像Ioに対して、第1付加情報A1の内容(ビット列)を表す符号画像を合成することによって生成される。
画像処理装置1は、入力画像I1に埋め込まれている第1付加情報A1を検出した後、元画像Ioに対して新たに付加すべき付加情報(以下、第2付加情報A2という)が符号画像として埋め込まれた画像を生成する。すなわち、入力画像I1に埋め込まれている第1付加情報A1を表す符号画像を消去し、代わりに第2付加情報A2を表す符号画像が合成された画像を生成する。以下では、この第2付加情報A2が埋め込まれた画像を出力画像I2という。画像処理装置1は、出力画像I2を画像形成装置3に対して出力する。これを受けて画像形成装置3は、出力画像I2を紙などの記録媒体上に形成する。
本実施形態において、第2付加情報A2は、第1付加情報A1とは異なる内容の情報である。第2付加情報A2は、入力画像I1から検出された第1付加情報A1の内容に基づいて生成したものであってよい。一例として、付加情報を用いて元画像Ioに対して実行された複写の回数を管理する場合、元画像Ioに対して、複写回数を表す付加情報が埋め込まれる。画像処理装置1は、画像読み取り装置2が読み取った入力画像I1のデータを取得すると、その中に埋め込まれた第1付加情報A1を検出する。そして、第1付加情報A1が示す複写回数に1を加算した値を第2付加情報A2として埋め込んだ出力画像I2を生成し、画像形成装置3に対して出力する。これにより、画像読み取り装置2によって読み取られた画像を画像形成装置3によって記録媒体上に形成する複写処理が実行される場合、複写処理が実行されるごとに、元画像Ioに埋め込まれる複写回数には1が加算されていくことになる。
ここで、本実施形態において元画像Ioに対してどのように付加情報が埋め込まれるかについて、説明する。本実施形態では、複数の画像要素を元画像Io内に一定の規則に従って配置することにより、情報の埋め込みが行われる。ここで、「画像要素」とは、符号画像を構成する個々の要素をいい、それぞれの画像要素は1ビットに対応している。これらの画像要素は、その有無や形状、配置位置などによって1又は0のいずれかを表す。このようなビット列を表す画像要素のパターンとしては、各種のものが提案されている。例えばグリフパターンと呼ばれる方式では、右上から左下方向に延びる斜線画像が1を、逆に左上から右下方向に延びる斜線画像が0を、それぞれ表している。この0又は1を表す斜線画像を一定間隔で元画像Io内に配置することにより、0と1からなるビット列が埋め込まれる。図2は、元画像Ioである文書画像にこのような符号画像が埋め込まれた入力画像I1の一例を示している。また、元画像Ioに付加情報を埋め込む方式としては、ドットの有無によって1又は0を表す方式もある。この方式では、元画像Io内に一定間隔ごとに設定された配置位置に対して、ドット(点画像)が配置されていれば1が、配置されていなければ0が、それぞれ表される。以上説明したように、付加情報を構成する個々のビットに画像要素が対応づけられる方式によれば、元画像Io内に配置された個々の画像要素を書き換えることで、元画像Io内に埋め込まれた付加情報をビット単位で更新することが可能になる。
さらに本実施形態では、付加情報は、予め定められたサイズの複数の情報に分割され、元画像Ioを分割してなる複数の領域(以下、単位領域Iuという)のそれぞれに一つずつ埋め込まれている。すなわち、元画像Io内の各単位領域Iuには、第1付加情報A1の一部を構成する予め定められたビット数の情報が埋め込まれる。以下、第1付加情報A1を予め定められたビット数ごとに分割することによって生成される複数の情報のそれぞれを、第1部分情報A1pという。また、第1付加情報A1からn個の第1部分情報A1pが生成される場合、個々の第1部分情報A1pを、先頭から順に、第1部分情報A1p(1),A1p(2),・・・,A1p(n)と表記する。ここで、nは2以上の整数である。
具体的に、第1付加情報A1を元画像Ioに埋め込む際には、まず埋め込み対象となる情報に誤り訂正符号(CRC符号やチェックサムなど)を付加して第1付加情報A1を生成する。そして、この第1付加情報A1を予め定められたビット数ごとに分割する。さらに、第1付加情報A1を分割して得られる個々の部分に対して、当該部分の第1付加情報A1内における位置(順序)を識別するための識別番号(シーケンス番号)が付加される。最後に、この識別情報が付加された情報を誤り訂正符号化することにより、第1部分情報A1pが生成される。なお、各第1部分情報A1pの誤り訂正符号化に用いられる誤り訂正符号は、例えばBCH符号などであってよい。こうして生成された識別番号付きの第1部分情報A1pは、それぞれ元画像Io内の単位領域Ipに埋め込まれる。
図3は、それぞれ第1部分情報A1pが埋め込まれた複数の単位領域Iuを含んだ入力画像I1を模式的に示す図である。同図の例では、元画像Ioは、縦方向に延びる3本の直線及び横方向に延びる3本の直線によって格子状に分割されており、これにより4列4行で計16個の単位領域Iu(1)〜Iu(16)が画定されている。そして、単位領域Iu(1)には第1部分情報A1p(1)が、単位領域Iu(2)には第1部分情報A1p(2)が、・・・、単位領域Iu(n)には第1部分情報A1p(n)が、それぞれ埋め込まれている。
また、各単位領域Iuには、元画像Io内における単位領域Iuの位置を画像処理装置1が特定するために、同期信号領域が設けられている。同期信号領域は、単位領域Iuの周縁に沿って設けられており、この同期信号領域内には同期信号が埋め込まれている。図4は、このような同期信号領域の一例を示す図である。この図においては、一つの単位領域Iu内に埋め込まれている各画像要素によって表されるビットが、模式的に示されている。この図の例では、単位領域Iuの上端及び左端の網がけがされた部分が同期信号領域となっており、1を示す画像要素が埋め込まれている。そして、その他の領域には、1又は0のいずれかを示す画像要素が規則的に配置されており、これによって第1部分情報A1pの内容が示されている。画像処理装置1は、入力画像I1の中からまず同期信号領域を検出することにより、入力画像I1内に設定された各単位領域Iuの位置を特定し、その内部に埋め込まれている第1部分情報A1pを検出する。なお、入力画像I1内には、同期信号領域に代えて、その他の方法で各単位領域Iuの位置を示す目印等が配置されてもよい。例えば各単位領域Iuの四隅の位置に、不可視のインク等によりマーカー画像を配置することとすれば、このマーカー画像によって各単位領域Iuの位置が特定される。
次に、画像処理装置1が実現する機能について説明する。画像処理装置1は、機能的に、図5に示すように、入力画像取得部21と、第1部分情報検出部22と、第2部分情報生成部23と、並べ替え処理部24と、付加情報埋め込み部25と、を含んで構成されている。これらの機能は、制御部11が記憶部12に記憶されているプログラムを実行することにより、実現される。このプログラムは、例えば光ディスク等のコンピュータ読み取り可能な各種の情報記憶媒体に格納されて画像処理装置1に提供されてもよいし、インターネット等の通信手段を介して画像処理装置1に提供されてもよい。
入力画像取得部21は、画像読み取り装置2から入力される入力画像I1のデータを取得する。取得された入力画像I1のデータは、一時的に記憶部12内のワークメモリ領域に格納される。
第1部分情報検出部22は、入力画像取得部21が取得した入力画像I1内の各単位領域Iuに埋め込まれている第1部分情報A1pを検出する。具体的に、第1部分情報検出部22は、入力画像I1内の各単位領域Iuの位置を特定する。そして、各単位領域Iuに埋め込まれている符号画像を検出し、その符号画像が表すビット列を第1部分情報A1pとして復号化する。さらに、この第1部分情報A1pに付加されている誤り訂正符号を用いて誤り訂正処理を実行する。各単位領域Iuから検出され、誤り訂正処理がなされた複数の第1部分情報A1pを順に連結することによって、入力画像I1内に埋め込まれていた第1付加情報A1が復元される。なお、第1部分情報A1pは、後述する第2部分情報A2pと同様に、その順序が並べ替えられて入力画像I1に対して埋め込まれている場合もあり得る。この場合には、各第1部分情報A1pに含まれる識別情報に従って各第1部分情報A1pを並べ替えてから、連結処理を行うことによって、第1付加情報A1が復元される。
第2部分情報生成部23は、まず入力画像I1に新たに埋め込むべき第2付加情報A2を生成する。例えばこの第2付加情報A2は、第1部分情報検出部22によって得られた第1付加情報A1に基づいて生成され、CRC符号等の誤り訂正符号が付加された情報であってよい。第2部分情報生成部23は、第1付加情報A1の場合と同様に、この第2付加情報A2を予め定められたビット数ごとに複数の部分に分割することにより、第2部分情報A2pを生成する。なお、この場合のビット数は、第1部分情報A1pを生成する際に第1付加情報A1を分割するビット数と同じビット数であってよい。具体的に、第2部分情報生成部23は、第1部分情報A1pの場合と同様に、第2付加情報A2を分割して得られる各部分に、当該部分の第2付加情報A2内における位置(順序)を示す識別情報を付加して、誤り訂正符号化することにより、第2部分情報A2pを生成する。こうして生成された複数の第2部分情報A2pが、それぞれ入力画像I1内の複数の単位領域Iuのいずれかに埋め込まれることになる。なお、以下では、第2付加情報A2がm個の第2部分情報A2pに分割される場合に、これらの部分情報を、それぞれ先頭から順に第2部分情報A2p(1),A2p(2),・・・,A2p(m)と表記する。ここで、mは2以上の整数であるが、必ずしも入力画像I1に埋め込まれていた第1部分情報A1pの数nと同数でなくともよい。ただし、入力画像I1は予めm以上の個数の単位領域Iuに分割されている必要がある。
並べ替え処理部24は、第2部分情報生成部23によって生成された複数の第2部分情報A2pを並べ替えて、入力画像I1に埋め込むべき第2部分情報A2pの順序を決定する。このとき並べ替え処理部24は、入力画像I1内の各単位領域Iuにこれまで埋め込まれていた情報と、これから埋め込むべき情報と、の差異が全体として少なくなるように、第2部分情報A2pの順序を並べ替える。このような並べ替え処理の具体例については、後述する。ここで、各第2部分情報A2pには識別情報が付加されているので、第2部分情報A2pを元の順序と入れ替えて入力画像I1内に埋め込んだとしても、第2付加情報A2を復元する際には、各単位領域Iuに埋め込まれた第2部分情報A2pを検出した後、これらの部分情報をそれぞれに付与された識別情報に従って並べ替えることにより、元の第2付加情報A2が復元される。
付加情報埋め込み部25は、並べ替え処理部24によって並べ替えられた第2部分情報A2pのそれぞれを、入力画像I1内の対応する単位領域Iuに符号画像として埋め込む。このとき、既に埋め込まれていた第1部分情報A1pについては、消去されることになる。ただし、付加情報埋め込み部25は、第1部分情報A1pを表す符号画像の全てを消去する必要はない。既に述べたように、符号画像はそれぞれ1ビットに対応する複数の画像要素から構成される。そのため、付加情報埋め込み部25は、各単位領域Iuに埋め込まれている第1部分情報A1pと、これから埋め込むべき第2部分情報A2pと、を比較して、変化のあったビットに対応する画像要素だけを更新し、変化のないビットを表す画像要素についてはそのままにしておけばよい。これにより、入力画像I1に対して修正すべき箇所が少なくなり、出力画像I2を生成する際に実行すべき画像処理の量が軽減される。さらに本実施形態では、並べ替え処理部24によって、各単位領域Iuにおいてそれまで埋め込まれていた情報とこれから埋め込むべき情報との差異が少なくなるように、第2付加情報A2の並べ替えが行われている。そのため、このような並べ替えが行われずにそのままの順序で各第2部分情報A2pが埋め込まれる場合と比較して、入力画像I1に対して必要な画像更新処理の量が軽減される。付加情報埋め込み部25は、入力画像I1に対してこのような付加情報の更新処理を実行することによって生成した出力画像I2を、画像形成装置3に対して出力する。
以下、並べ替え処理部24が実行する並べ替え処理の第1の例について、図6のフロー図に基づいて説明する。なお、以下では一例として、第1付加情報A1を分割して4個の第1部分情報A1pが生成されており、第2付加情報A2を分割して同じく4個の第2部分情報A2pが生成されるものとする。
まず、並べ替え処理部24は、複数の第2部分情報A2pを並べ替える場合の可能な順列を生成し、その各々に対して順列番号を付与する(S1)。前述したようにここでは4個の第2部分情報A2pが第2部分情報生成部23によって生成されているので、この4個の第2部分情報A2pを順に並べた場合の順列の数は、4!=24になる。これらの順列のそれぞれに、0〜23までの順列番号を付与することにする。
次に並べ替え処理部24は、処理対象の順列番号を示す変数(ここでは変数iとする)を0に初期化する(S2)。そして、変数iの順列番号によって特定される順列に従って第2部分情報A2pを並べ替えて構成されるビット列の全体を、第1部分情報検出部22によって検出された複数の第1部分情報A1pから構成されるビット列と比較し、両者の間の差異量Diを算出する(S3)。ここで差異量Diは、2つのビット列の間で互いに同じ位置にあって互いに異なるビット(差分ビット)の数(ハフマン距離)とする。
続いて並べ替え処理部24は、S3で算出された差異量Diが、当該時点における最小の差異量Dminよりも小さいか否かを判定する(S4)。ここで最小の差異量Dminは、これまで処理の対象となった順列のうちで、最も差異量Diが小さくなる順列における差異量Diの値である。新たにS3で算出された差異量Diがそれまでの処理における最小の差異量Dminより小さければ、新たに算出された差異量Diの値で最小の差異量Dminを更新するとともに、当該時点における変数iの値を、差異量Diが最も小さくなる順列の順列番号として、記憶部12に記憶する(S5)。なお、最初にS3の処理が実行された時点では、まだ最小の差異量Dminの値は存在しないことになるので、算出された差異量Diの値をそのまま最小の差異量Dminとして記録すればよい。S4において差異量Diが最小の差異量Dmin以上と判定された場合には、S5の処理をスキップしてS6に進む。
さらに並べ替え処理部24は、変数iの値を1増加して(S6)、S1で順列番号が付与された全ての順列について処理が実行されたかを判定する(S7)。変数iの値が24になっていなければ、全ての順列についてまだ処理が完了していないので、S3に戻って次の順列について、処理が繰り返される。全ての順列について処理が完了すれば、その時点での最小の差異量Dminが算出された順列を、第2部分情報A2pを並べ替えるべき順列として決定する(S8)。
具体例として、各第1部分情報A1p及び各第2部分情報A2pが、以下のビット列だったとする。
第1部分情報A1p(1):001110
第1部分情報A1p(2):010001
第1部分情報A1p(3):101011
第1部分情報A1p(4):111110
第2部分情報A2p(1):001010
第2部分情報A2p(2):011100
第2部分情報A2p(3):100011
第2部分情報A2p(4):110001
ここで、第1部分情報A1p及び第2部分情報A2pは、いずれも4個ずつ存在するので、それぞれを識別するための識別情報は、2ビットあればよいことになる。上記の例では、各部分情報の先頭2ビットが識別情報を表している。図7Aは、4個の第1部分情報A1p(1)〜A1p(4)の入力画像I内における埋め込み先の一例を示している。
第1部分情報A1p(1):001110
第1部分情報A1p(2):010001
第1部分情報A1p(3):101011
第1部分情報A1p(4):111110
第2部分情報A2p(1):001010
第2部分情報A2p(2):011100
第2部分情報A2p(3):100011
第2部分情報A2p(4):110001
ここで、第1部分情報A1p及び第2部分情報A2pは、いずれも4個ずつ存在するので、それぞれを識別するための識別情報は、2ビットあればよいことになる。上記の例では、各部分情報の先頭2ビットが識別情報を表している。図7Aは、4個の第1部分情報A1p(1)〜A1p(4)の入力画像I内における埋め込み先の一例を示している。
この例において、各第2部分情報A2pを並べ替えずにそのまま入力画像I1に埋め込むことにした場合、第1部分情報A1p(1)と第2部分情報A2p(1)との間には1個、第1部分情報A1p(2)と第2部分情報A2p(2)との間には3個、第1部分情報A1p(3)と第2部分情報A2p(3)との間には1個、第1部分情報A1p(4)と第2部分情報A2p(4)との間には4個、それぞれ差分ビットが存在する。そのため、この順列の差異量Diは9と算出され、これらの差分ビットに対応する符号画像を書き換える必要が生じる。なお、図7Bは、4個の第2部分情報A2p(1)〜A2p(4)を並べ替えずに入力画像I内に埋め込む場合の、各第2部分情報A2pの入力画像I1内における埋め込み先を示している。これに対して、第2部分情報A2pをA2p(1),A2p(4),A2p(3),A2p(2)の順序に並べ替えた場合、第1部分情報A1p(1)と第2部分情報A2p(1)との間には1個、第1部分情報A1p(2)と第2部分情報A2p(4)との間には1個、第1部分情報A1p(3)と第2部分情報A2p(3)との間には1個、第1部分情報A1p(4)と第2部分情報A2p(2)との間には2個、それぞれ差分ビットが存在し、差異量Diは最小の5となる。したがって、この順序で並べ替えてから各第2部分情報A2pを対応する単位領域Iu内に埋め込むこととすれば、書き換えるべき符号画像の量が少なくなる。図7Cは、このように4個の第2部分情報A2p(1)〜A2p(4)を並べ替えた場合の、各第2部分情報A2pの入力画像I1内における埋め込み先を示している。
以上説明したように、図6に示した並べ替え処理の第1の例によれば、複数の第2部分情報A2pを並べ替えて得られる全ての順列について、入力画像I1にこれまで埋め込まれていた情報とこれから埋め込もうとする情報との差異量Diが算出され、最も差異が小さくなるような順列が特定される。これにより、更新すべきビット数が最小化される。
なお、図6のフロー図では全ての順列について差異量Diを算出して、差異量Diが最小となる順列を選択することとしたが、並べ替え処理部24は、必ずしも全ての順列について差異量Diを算出せずともよい。例えば図6のフローにおいて、S3の処理の後、算出された差異量Diが予め定められた基準値以下であるか否かを判定し、基準値以下の場合には、その時点で差異量Diが基準値以下となった順列に従って各第2部分情報A2pを並べ替えることとし、処理を終了してもよい。こうすれば、必ずしも全ての順列について差異量Diを算出せずとも、差異量Diが十分小さな順列が選択される。
また、並べ替え処理部24は、複数の第2部分情報A2pのうち、一部の第2部分情報A2pについては、順に、まだ対応する第2部分情報A2pが決定されていない第1部分情報A1pの中から差異が最も小さくなるような第1部分情報A1pを選択し、残りの第2部分情報A2pについては、図6に示したようなフローにより、並べ替えを行って差異量Diが最も小さくなる順列を特定することとしてもよい。具体的に、全部でm個の第2部分情報A2pのうち、半分の(m/2)個の第2部分情報A2pについては、一つずつ順に対応する第1部分情報A1pを選択していく。前述した各4個の部分情報の例では、まず第2部分情報A2p(1)については、4個の第1部分情報A1pのうち、第1部分情報A1p(1)に対する差異量Diが1個で最小なので、第1部分情報A1p(1)が埋め込まれていた単位領域Iuに第2部分情報A2p(1)を埋め込むこととする。次に、第2部分情報A2p(2)については、既に対応する第2部分情報A2pが決定された第1部分情報A1p(1)を除く第1部分情報A1p(2),A1p(3)及びA1p(4)のうち、最も差異量Diが小さくなる第1部分情報A1p(4)に対応させる。この後、残った第2部分情報A2p(3)及びA2p(4)については、残った第1部分情報A1p(2)及びA1p(3)のいずれと対応させるべきかを、図6のフローに示す手順で決定する。こうすれば、m個の第2部分情報A2pを並べ替えてなる全ての順列について差異量Diを算出せずとも、比較的差異量Diの小さな順列が選択される。
次に、並べ替え処理部24が実行する並べ替え処理の第2の例について説明する。
この第2の例では、予め第1部分情報検出部22が、入力画像I1内に埋め込まれている第1部分情報A1pを検出する際に、変更を制限すべき部分を併せて検出する。ここで、変更を制限すべき部分は、当該部分を表す画像要素が、元画像Ioを構成する画像要素と重なってしまっているなどの理由で、削除や変更が困難な状態になっている部分を指す。例えば図2の入力画像I1においても、付加情報を表す斜線画像と、元画像Ioを構成する文字画像と、が重なっている箇所が存在しており、このような斜線画像のいくつかは、書き換えが困難な場合が考えられる。このように、変更を制限すべき部分か否かは符号画像を構成する画像要素ごとに判断されるため、変更を制限すべき部分は、第1部分情報A1pを構成する各ビット単位で特定される。そのため、以下では変更を制限すべき1ビットの部分を変更制限ビットという。
具体的に、第1部分情報検出部22は、第1付加情報A1を構成する各ビットを表す画像要素について、当該画像要素の周辺領域を含む画像に対して、検出されたビット(0又は1)を別のビットに書き換える画像処理を実行する。すなわち、0を表す画像要素が検出された場合には、当該画像要素を削除して1を表す画像要素を合成する画像処理を実行し、1を表す画像要素が検出された場合には、当該画像要素を削除して0を表す画像要素を合成する画像処理を実行する。そして、新たなビットに書き換えられた画像要素が正しく検出されるか否かを判定する。その結果、変更後の画像要素が正しく検出されなかったビットについては、変更制限ビットであると判定する。
なお、第1付加情報A1を構成する全てのビットについてこのような処理を実行することとすると、必要な画像処理の量が増加してしまう。そこで、第1部分情報検出部22は、入力画像I1から検出された情報の誤り訂正処理を実行した結果、誤って検出されたと判定されたビット(すなわち、誤り訂正がなされたビット)についてのみ、このような変更制限ビットか否かの判定処理を実行することとしてもよい。
並べ替え処理部24は、以上説明した第1部分情報検出部22の実行結果を用いて、これまで入力画像I1内に埋め込まれていた情報とこれから埋め込むべき情報との差異が少なくなるように、かつ、変更制限ビットを変更する量が少なくなるように、第2部分情報A2pの順序を並べ替える。特に並べ替え処理部24は、変更対象となってしまう変更制限ビットが予め定められた量を超えないように、第2部分情報A2pの並べ替えを行う。
以下、この第2の例における並べ替え処理の流れについて、図8のフロー図に基づいて説明する。
まず並べ替え処理部24は、前述した図6のフローにおけるS1及びS2と同様に、第2部分情報A2pを並べ替える複数の順列を生成し(S11)、変数iを0に初期化する(S12)。
次に並べ替え処理部24は、変数iの順列番号によって特定される順列に従って並べ替えた場合における第2部分情報A2pのそれぞれを、第1部分情報検出部22によって検出された複数の第1部分情報A1pのうち、当該第2部分情報A2pの順序に対応する第1部分情報A1pと比較する。そして、この両者の間で互いに異なり、かつ変更制限ビットに該当するビット(以下、変更対象ビットという)の数を計数する(S13)。この変更対象ビットは、変更制限ビットであるにも関わらず、変更対象となってしまうビットを指している。さらに並べ替え処理部24は、いずれかの第2部分情報A2pにおいて、変更対象ビットの数が予め定められた閾値Th以上になるか否かを判定し(S14)、このような条件を満たす場合には、変数iによって特定される順列の採用を中止し、S18に進む。
ここで、閾値Thは、各部分情報に付加される誤り訂正符号によって訂正可能な情報量(ビット数)に応じて、それ以下の値となるように定められることとする。具体的には、例えば訂正可能なビット数の1/2など、訂正可能なビット数に対して一定の割合となる値に決定されてよい。訂正可能なビット数を超えるビット数の変更制限ビットが変更されてしまうと、このようなビットで検出エラーが生じた場合に、誤り訂正処理によって誤り訂正ができなくなってしまうからである。訂正可能なビット数に対して十分小さなビット数であれば、変更対象ビットとして選択されてしまったとしても、多量のノイズ等が混入しない限り、このような変更対象ビットにおいて発生した検出エラーが誤り訂正処理によって訂正される可能性が高くなる。
続いて並べ替え処理部24は、図6におけるS3からS8までの処理と同様の処理を実行する。すなわち、変数iの順列番号によって特定される順列で第2部分情報A2pを並べ替えた場合の差異量Diを算出し(S15)、その値が最小の差異量Dminよりも小さいか否かを判定する(S16)。そして、S15で算出された差異量Diが最小の差異量Dminより小さければその値で最小の差異量Dminを更新する(S17)。さらに、変数iの値を1インクリメントし(S18)、全ての順列について処理が実行されたかを判定する(S19)。全ての順列についてまだ処理が完了していなければS13に戻って次の順列について処理が繰り返され、全ての順列について処理が完了すれば、その時点での最小の差異量Dminが算出された順列を、第2部分情報A2pを並べ替えるべき順列として決定する(S20)。
以上説明した並べ替え処理の第2の例によれば、変更制限ビットが一定量以上変更の対象となってしまい、その結果新たに埋め込まれた第2付加情報A2を復元できなくなってしまうことが回避される。
なお、本発明の実施の形態は以上説明したものに限られない。例えば以上の説明においては画像処理装置1、画像読み取り装置2、及び画像形成装置3は互いに分離した装置であることとしたが、これらは一体的に構成された複写機等であってもよい。また、以上の説明においては画像読み取り装置2によって読み取られた入力画像I1を処理対象としたが、入力画像I1はこのようなものに限られない。例えば入力画像I1は、カメラ等の撮像デバイスによって撮像された画像であってもよい。
また、符号画像の埋め込み方式や誤り訂正処理のアルゴリズムも、以上の説明で例示したものに限らず各種のものであってよい。なお、以上の説明においては部分情報を構成する各ビットが一つの画像要素に対応することとしているが、一つの画像要素が例えば2ビットなど複数ビットの情報を表す符号画像の埋め込み方式も存在する。この場合には、第1部分情報A1pと第2部分情報A2pとを一つの画像要素によって表されるビット数ごとに比較することによって、更新が必要な画像要素の数を差異量Diとして算出すればよい。
また、以上の説明においてはまず並べ替え処理部24が第2部分情報A2p全体の並べ替え順序を決定することとしたが、これとは別の処理手順で各第2部分情報A2pの埋め込み先の単位領域を決定してもよい。一例として、付加情報埋め込み部25は、予め定められた順序で各第2部分情報A2pを各単位領域に埋め込む場合の各第2部分情報A2pの埋め込み先を、基準位置として仮決めする。そして、これら複数の第2部分情報A2pの少なくとも一部の埋め込み先を、差異量Diが小さな値となるように他の第2部分情報A2pの埋め込み先と入れ替えることによって、最終的な各第2部分情報A2pの埋め込み先の単位領域を決定する。このような手順によっても、全体として元から埋め込まれていた第1付加情報A1とこれから埋め込む第2付加情報A2との差異が小さくなるような単位領域に、各第2部分情報A2pが埋め込まれる。
具体例として、付加情報埋め込み部25は、先頭の第2部分情報A2p(1)から順に注目第2部分情報A2pを選択して、当該注目第2部分情報A2pの埋め込み先の基準位置よりも差異量Diが小さくなるような埋め込み先の単位領域を検索する。そして、差異量Diが小さくなるような埋め込み先が検索されれば、この検索された埋め込み先を基準位置とする第2部分情報A2pとの間で、埋め込み先の入れ替えを行う。このような処理を、複数の第2部分情報A2pを順に新たな注目第2部分情報A2pとして選択して繰り返すことによって、全体として差異量Diが小さくなるように各第2部分情報A2pの埋め込み先の単位領域を決定する。
1 画像処理装置、2 画像読み取り装置、3 画像形成装置、11 制御部、12 記憶部、13 入出力部、21 入力画像取得部、22 第1部分情報検出部、23 第2部分情報生成部、24 並べ替え処理部、25 付加情報埋め込み部。
Claims (7)
- 第1付加情報を埋め込んだ画像であって、当該第1付加情報を分割してなる複数の第1部分情報のそれぞれが、当該画像を分割してなる複数の単位領域のいずれかに符号化して埋め込まれた画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段によって取得した画像において前記複数の単位領域のそれぞれに埋め込まれている前記第1部分情報を検出する部分情報検出手段と、
前記第1付加情報とは異なる第2付加情報を分割してなる複数の第2部分情報のそれぞれを、前記複数の単位領域のいずれかに符号化して埋め込む手段であって、前記部分情報検出手段によって検出された第1部分情報とこれから埋め込む第2部分情報との差異が少なくなるような単位領域に、前記複数の第2部分情報のそれぞれを埋め込む埋め込み手段と、
を含むことを特徴とする画像処理装置。 - 前記埋め込み手段は、前記部分情報検出手段によって検出された第1部分情報とこれから埋め込む第2部分情報との差異が少なくなるように、前記複数の第2部分情報の少なくとも一部の埋め込み先を他の第2部分情報の埋め込み先と入れ替えて、当該複数の第2部分情報を埋め込むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記複数の第2部分情報のそれぞれを、前記複数の単位領域のいずれかに埋め込む場合に、前記部分情報検出手段によって検出された第1部分情報とこれから埋め込む第2部分情報との差異が少なくなるように、前記複数の第2部分情報の順序を並べ替える並べ替え手段をさらに含み、
前記埋め込み手段は、前記並べ替え手段によって並べ替えられた第2部分情報のそれぞれを、対応する単位領域に符号化して埋め込むことにより、前記第2付加情報を埋め込んだ画像を生成する
を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記複数の第2部分情報のそれぞれには、当該第2部分情報の前記第2部分情報内における位置を識別する識別情報が付与されており、
前記並べ替え手段は、前記各単位領域に埋め込まれている第1部分情報と前記識別情報が付与された第2部分情報との差異が少なくなるように、前記複数の第2部分情報の順序を並べ替える
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置。 - 前記部分情報検出手段は、前記第1部分情報を検出する際に、当該第1部分情報に含まれる変更を制限すべき部分を特定し、
前記並べ替え手段は、前記変更を制限すべき部分であって変更対象となる部分が少なくなるように、前記複数の第2部分情報の順序を並べ替える
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像処理装置。 - 前記複数の第2部分情報のそれぞれには、当該第2部分情報を検出する際の誤り訂正に用いられる誤り訂正符号が含まれ、
前記並べ替え手段は、前記変更を制限すべき部分であって変更対象となる部分が、前記誤り訂正符号によって訂正可能な情報量に応じて定められる数以下となるように、前記複数の第2部分情報の順序を並べ替える
ことを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。 - 第1付加情報を埋め込んだ画像であって、当該第1付加情報を分割してなる複数の第1部分情報のそれぞれが、当該画像を分割してなる複数の単位領域のいずれかに符号化して埋め込まれた画像を取得する画像取得手段、
前記画像取得手段によって取得した画像において前記複数の単位領域のそれぞれに埋め込まれている前記第1部分情報を検出する部分情報検出手段、及び
前記第1付加情報とは異なる第2付加情報を分割してなる複数の第2部分情報のそれぞれを、前記複数の単位領域のいずれかに符号化して埋め込む手段であって、前記部分情報検出手段によって検出された第1部分情報とこれから埋め込む第2部分情報との差異が少なくなるような単位領域に、前記複数の第2部分情報のそれぞれを埋め込む埋め込み手段、
としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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