JP2000230726A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2000230726A
JP2000230726A JP11031857A JP3185799A JP2000230726A JP 2000230726 A JP2000230726 A JP 2000230726A JP 11031857 A JP11031857 A JP 11031857A JP 3185799 A JP3185799 A JP 3185799A JP 2000230726 A JP2000230726 A JP 2000230726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drain
pipe
air
heat exchanger
casing
Prior art date
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Pending
Application number
JP11031857A
Other languages
English (en)
Inventor
Fujio Araki
富士雄 荒木
Takahisa Kagawa
隆久 香川
Hiroyuki Murakami
浩之 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Seisakusho KK
Original Assignee
Toyo Seisakusho KK
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Publication date
Application filed by Toyo Seisakusho KK filed Critical Toyo Seisakusho KK
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】設置作業が容易で、しかもドレン管によるケー
シング内外の空気の流通を確実に防止することのできる
空気調和機を提供する。 【解決手段】空気入口1aと同出口1bを有するケーシ
ング1内に空気熱交換器3と送風機4を備え、空気熱交
換器3の下方に設けたドレンパン6の一部を陥凹せしめ
てドレン溜り7を形成し、下端が開口する立ち上がり管
部9と、同立ち上がり管部の上部に続いて先端がケーシ
ング外へ導出された横向き管部10とよりなるドレン管
8を備え、同ドレン管8の前記立ち上がり管部9におけ
る開口下端9aを前記ドレン溜り7の内底面に臨ませ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は床置型の空気調和機
に関し、より詳しくはドレン排出構造に特徴を有する空
気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】図5は従来の床置型の空気
調和機の一例を示す縦断正面図であり、空気入口1aと
同出口1bを有するケーシング1内に空気入口側からエ
アフィルタ2、空気熱交換器3および送風機4をこの順
に備え、前記空気熱交換器3を備える熱交換器室5内の
下部にはドレンパン6が設けられている。
【0003】空気入口1aからの空気はエアフィルタ2
を通過して空気熱交換器3で冷却または加温され、送風
機4により空気出口1bから被空調室へダクト等により
供給され、冷房時においては、被処理空気中の水分が前
記空気熱交換器3において結露してドレンパン6に滴下
し、空気出口1b下方に設けられたドレン管21により
ケーシング外に排出される。
【0004】このドレン管21の外端には機外ドレン管
22が接続され、同機外ドレン管22にはU字トラップ
部23を形成してドレン管を水封してあって、ドレン管
をとおしてケーシング内外の空気が流通するのを防止し
ている。
【0005】しかしながら、上述した従来の空気調和機
ではU字トラップ部23は前記ドレンパン6よりも低い
位置に設けなければならないので、高層建造物の場合は
空気調和機が設けられる階の床13の下方スペースにU
字トラップ部を設けねばならず、階下への水漏れ防止施
工をせねばならないなど、空気調和機の設置作業が面倒
であり、工事費が高くつく。なお、以上の問題点はU字
トラップを設ける場合について説明したが、ベルトラッ
プを設ける場合についても同様の問題点が存在する。
【0006】
【目的】本発明の目的とするところは、上述した従来の
空気調和機における問題点を解消し、設置作業が容易
で、しかもドレン管によるケーシング内外の空気の流通
を確実に防止することのできる空気調和機を提供するこ
とにある。
【0007】
【本発明の構成】上記目的を達成するために、本発明の
請求項1に係る空気調和機は、空気入口と同出口を有す
るケーシング内に空気熱交換器と送風機を備え、空気熱
交換器の下方に設けたドレンパンの一部を陥凹せしめて
ドレン溜りを形成し、下端が開口する立ち上がり管部
と、同立ち上がり管部の上部に続いて先端がケーシング
外へ導出された横向き管部とよりなるドレン管を備え、
同ドレン管の前記立ち上がり管部における開口下端を前
記ドレン溜りの内底面に臨ませてなる構造のものとして
ある。
【0008】本発明の請求項2に係る空気調和機は、空
気入口と同出口を有するケーシング内に空気熱交換器と
送風機を備え、同送風機が空気熱交換器よりも空気出口
側に配設された吸込式の空気調和機において、空気熱交
換器の下方に設けたドレンパンの一部を陥凹せしめてド
レン溜りを形成し、下端が開口する立ち上がり管部と、
同立ち上がり管部の上部に続いて先端がケーシング外へ
導出された横向き管部とよりなるドレン管を備え、同ド
レン管の前記立ち上がり管部における開口下端を前記ド
レン溜りの内底面に臨ませ、かつ、前記ドレン管の横向
き管部の管内下面レベルL2が、ドレン溜りの満水レベ
ルL1と、前記ドレン溜りまわりの気圧と大気圧の気圧
差相当分の水位差D1に対して、L2≦L1−D1とな
るよう前記ドレン管の横向き管部を前記満水レベルに対
して低い位置に設けたものとしてある。
【0009】本発明の請求項3に係る空気調和機は、空
気入口と同出口を有するケーシング内に空気熱交換器と
送風機を備え、同送風機が空気熱交換器よりも空気入口
側に配設された押込式の空気調和機において、空気熱交
換器の下方に設けたドレンパンの一部を陥凹せしめてド
レン溜りを形成し、下端が開口する立ち上がり管部と、
同立ち上がり管部の上部に続いて先端がケーシング外へ
導出された横向き管部とよりなるドレン管を備え、同ド
レン管の前記立ち上がり管部における開口下端を前記ド
レン溜りの内底面に臨ませ、かつ、前記ドレン管の横向
き管部の管内下面レベルL5が、ドレン溜りの満水レベ
ルL1と、前記ドレン溜りまわりの気圧と大気圧の気圧
差相当分の水位差D2に対して、L5≦L1+D2とな
るよう前記ドレン管の横向き管部を設け、しかも、前記
立ち上がり管部の下端レベルL4が、前記横向き管部の
管内下面レベルL5と、前記気圧差相当分の水位差D2
に対して、L4<L5−D2となるよう前記立ち上がり
管部の長さを設定したものとしてある。
【0010】
【実施例】本発明に係る空気調和機の第1実施例を図
1、2に示す具体例に基づいて説明する。なお、図5に
示した従来のものと同様の構成については、同一の符号
を付した。空気入口1aと同出口1bを有するケーシン
グ1内には、空気入口1a側からエアフィルタ2、空気
熱交換器3および送風機4をこの順に備え、前記空気熱
交換器3を備える熱交換器室5内の下部にはドレンパン
6が設けられている。
【0011】ドレンパン6は空気熱交換器3の下方から
空気出口1bへ向かって緩やかに下傾しており、空気出
口1bの下方にはドレンパンの一部を陥凹せしめたドレ
ン溜り7を形成してある。
【0012】ドレン溜り7内にはドレンをケーシング外
に排出するためのドレン管8の一端を臨ませてあり、同
ドレン管8の他端はケーシング1外に導出されている。
【0013】より詳しくは、図2に拡大して示すよう
に、ドレン管8のケーシング内端部には下端9aが開口
する立ち上がり管部9を有し、同立ち上がり管部9の上
部に続いて横向き管部10が形成されていて、この横向
き管部10がケーシング外部に導出され、継手11を介
して機外のドレンパイプ12に接続されている。なお、
機外のドレンパイプ12にはU字トラップ部等のトラッ
プ機構は設けず、床13上に配管されて建物の排水口等
にそのまま接続される。
【0014】上述した第1実施例の空気調和機において
は、空気熱交換器3の下流側に送風機4を設けてある吸
込式のものであるので、熱交換器室5内はケーシング1
外の気圧(大気圧)よりも低圧になり、ドレン溜り7の
水位とドレン管8内の水位との間に気圧差相当分の水位
差D1が生じる。
【0015】したがって、第1実施例のものでは、ドレ
ン溜りの満水レベルL1と、ドレン管の横向き管部10
の管内下面レベルL2と、前記気圧差相当分の水位差D
1との関係がL2≦L1−D1となるように前記横向き
管部10の高さを設定してあって、ドレン溜り7から水
が溢れないようにしてある。なお、ドレン管の横向き管
部10の途中あるいは機外のドレンパイプ12の途中に
開閉弁(図示省略)を設けて、ドレンが生じない暖房運
転時等においてもケーシング内外の空気の流通を遮断で
きるようにする場合もある。
【0016】次ぎに上述のように構成した第1実施例の
空気調和機の作用を説明する。空気入口1aから吸入さ
れた空気はエアフィルタ2により塵埃が除去され、空気
熱交換器3により温度調節されて送風機4に吸い込ま
れ、空気出口1bからケーシング1外へ送出される。前
記空気熱交換器3においては、冷房時に空気中の水分が
冷却されて液化し、水滴となってドレンパン6に滴下
し、ドレンパン6の傾斜によりドレン溜り7に流れ込
む。
【0017】ドレン溜り7まわりの気圧、すなわち前記
熱交換器室5内の気圧は前述したように大気圧よりも低
いので、ドレン溜り7内の水位とドレン管8内の水位に
はケーシング内外の気圧差相当分の水位差D1が生じ、
したがって、ドレン溜り内の水位がドレン管の立ち上が
り管部下端9aよりも前記水位差D1分高くなるとドレ
ン管はドレン溜り7内の水により水封される。
【0018】さらに、ドレン溜り7内の水位が上昇して
ドレン管の横向き管部10の管内下面レベルL2より前
記水位差D1分高いレベルL3になると、ドレン溜り内
の水はドレン管から外部に排出されてドレン溜り内の水
位は前記レベルL3に保たれる。
【0019】なお、ドレン管の横向き管部の管内下面レ
ベルL2はドレン溜りの満水レベルL1より少なくとも
前記水位差D1分低い位置に設けられているので、前記
レベルL3はドレン溜りの満水レベルL1よりも低く、
したがって水がドレン溜りの満水レベルを超えて溢れ出
すことはない。
【0020】次ぎに、本発明に係る第2実施例の空気調
和機を図3、4に基づいて説明する。上述した第1実施
例の空気調和機はケーシング1内において空気熱交換器
3の下流側に送風機4を備える吸込式のものであった
が、本第2実施例のものでは空気熱交換器3の上流側に
送風機4を備え、送風機4からの空気が熱交換器室5内
に押し込まれて熱交換器室5内が大気圧よりも高圧とな
る押込式のものとしてある。
【0021】したがって、図4に示すように、ドレン溜
り7の水位とドレン管8内の水位との間に気圧差相当分
の水位差D2が生じてドレン管内の水位が高くなるの
で、立ち上がり管部9の下端9aのレベルL4と、横向
き管部10の管内下面レベルL5と、前記水位差D2と
の関係がL4<L5−D2となるように立ち上がり管部
9の下端位置すなわち同立ち上がり管部の長さを設定し
てある。また、ドレン管8の横向き管部10は満水レベ
ルL1よりも低い位置に設けてあって、ドレン溜りから
水が溢れ出ないようにしてある。
【0022】次ぎに上述のように構成した第2実施例の
空気調和機の作用を説明する。本実施例の空気調和機に
おいてはドレン溜り7まわりの気圧、すなわち前記熱交
換器室5内の気圧は前述したように大気圧よりも高いの
で、ドレン溜り7内の水位とドレン管8内の水位にはケ
ーシング内外の気圧差相当分の水位差D2が生じ、した
がって、ドレン溜り内の水位がドレン管の立ち上がり管
部下端9aのレベルL4を超えるとドレン管はドレン溜
り7内の水により水封される。
【0023】さらに、ドレン溜り7内の水位が上昇して
ドレン管の横向き管部10の管内下面レベルL5より前
記水位差D2分低いレベルL6になると、ドレン溜り内
の水はドレン管から外部に排出されてドレン溜り内の水
位は前記レベルL6に保たれる。
【0024】なお、図4においてドレン管8の横向き管
部10は満水レベルL1よりも低い位置に設けられてい
るので、水がドレン溜りの満水レベルを超えて溢れ出す
ことはないが、横向き管部の管内下面レベルL5が満水
レベルL1よりも前記気圧差相当分の水位差D2分高い
位置を超えなければ、すなわち横向き管部10の高さが
L5≦L1+D2となる位置であれば、横向き管部を満
水レベルL1よりも高い位置に設けてもドレン溜りの水
が溢れ出すことはない。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る空気調和機によれば、ケー
シング内のドレンパンの一部にドレン溜りを形成してあ
るので、同ドレン溜りに流れ込む水によりドレン管が確
実に水封されてケーシング内外の空気の流通を防止でき
る。
【0026】また、前記ドレン溜りは空気調和機のケー
シング内に設けられているので、従来の空気調和機のよ
うにケーシング外のドレンパイプにU字トラップ等の水
封構造を設ける必要がなく、設置場所の階下へのドレン
パイプの配管や特別の水漏れ対策などが不要となり、空
気調和機の設置工事が容易で、設置費の低減を期せる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和装置の第1実施例を示す
縦断正面図。
【図2】図1の要部拡大縦断正面図。
【図3】本発明に係る空気調和装置の第2実施例を示す
縦断正面図。
【図4】図3の要部拡大縦断正面図。
【図5】従来の空気調和機の一例を示す縦断正面図。
【符号の説明】
1 ケーシング 1a 空気入口 1b 空気出口 2 エアフィルタ 3 空気熱交換器 4 送風機 5 熱交換器室 6 ドレンパン 7 ドレン溜り 8 ドレン管 9 立ち上がり管部 10 横向き管部 11 継手 12 機外のドレンパイプ 13 床

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気入口と同出口を有するケーシング内に
    空気熱交換器と送風機を備え、空気熱交換器の下方に設
    けたドレンパンの一部を陥凹せしめてドレン溜りを形成
    し、下端が開口する立ち上がり管部と、同立ち上がり管
    部の上部に続いて先端がケーシング外へ導出された横向
    き管部とよりなるドレン管を備え、同ドレン管の前記立
    ち上がり管部における開口下端を前記ドレン溜りの内底
    面に臨ませてなる空気調和機。
  2. 【請求項2】空気入口と同出口を有するケーシング内に
    空気熱交換器と送風機を備え、同送風機が空気熱交換器
    よりも空気出口側に配設された吸込式の空気調和機にお
    いて、空気熱交換器の下方に設けたドレンパンの一部を
    陥凹せしめてドレン溜りを形成し、下端が開口する立ち
    上がり管部と、同立ち上がり管部の上部に続いて先端が
    ケーシング外へ導出された横向き管部とよりなるドレン
    管を備え、同ドレン管の前記立ち上がり管部における開
    口下端を前記ドレン溜りの内底面に臨ませ、かつ、前記
    ドレン管の横向き管部の管内下面レベルL2が、ドレン
    溜りの満水レベルL1と、前記ドレン溜りまわりの気圧
    と大気圧の気圧差相当分の水位差D1に対して、 L2≦L1−D1 となるよう前記ドレン管の横向き管部を前記満水レベル
    に対して低い位置に設けてなる空気調和機。
  3. 【請求項3】空気入口と同出口を有するケーシング内に
    空気熱交換器と送風機を備え、同送風機が空気熱交換器
    よりも空気入口側に配設された押込式の空気調和機にお
    いて、空気熱交換器の下方に設けたドレンパンの一部を
    陥凹せしめてドレン溜りを形成し、下端が開口する立ち
    上がり管部と、同立ち上がり管部の上部に続いて先端が
    ケーシング外へ導出された横向き管部とよりなるドレン
    管を備え、同ドレン管の前記立ち上がり管部における開
    口下端を前記ドレン溜りの内底面に臨ませ、また、前記
    ドレン管の横向き管部の管内下面レベルL5が、ドレン
    溜りの満水レベルL1と、前記ドレン溜りまわりの気圧
    と大気圧の気圧差相当分の水位差D2に対して、 L5≦L1+D2 となるよう前記ドレン管の横向き管部を設け、かつ、前
    記立ち上がり管部の下端レベルL4が、前記横向き管部
    の管内下面レベルL5と、前記気圧差相当分の水位差D
    2に対して、 L4<L5−D2 となるよう前記立ち上がり管部の長さを設定してなる空
    気調和機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200029904A (ko) * 2018-09-11 2020-03-19 주식회사 경동나비엔 공기조화기의 제습수 배수 장치
WO2023276590A1 (ja) * 2021-06-30 2023-01-05 コベルコ・コンプレッサ株式会社 ガスクーラ
JP7578551B2 (ja) 2021-06-30 2024-11-06 コベルコ・コンプレッサ株式会社 圧縮機用ガスクーラ

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