JP2000230493A - ポンプ - Google Patents

ポンプ

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JP2000230493A
JP2000230493A JP11029893A JP2989399A JP2000230493A JP 2000230493 A JP2000230493 A JP 2000230493A JP 11029893 A JP11029893 A JP 11029893A JP 2989399 A JP2989399 A JP 2989399A JP 2000230493 A JP2000230493 A JP 2000230493A
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JP
Japan
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debris
passage
pump
volute casing
impeller
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11029893A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Akata
和俊 赤田
Takeshi Takeuchi
毅 竹内
You Konishi
揚 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 揚液にデフリ等の異物を含む場合でもウェア
リングの異常摩耗を生起することなく長期間に亘る良好
な運転を保証し得るポンプを提供することを目的とす
る。 【解決手段】 ウェアリング12cを有するポンプにお
いて、比重が大きい高濃度デブリ液はインペラ1から遠
心方向のより遠方に放出されることを利用して、ボリュ
ートケーシング12の内部の最外周部分にその外周形状
に沿って伸びる通路4を形成するとともに、この通路4
の途中に径方向に開口する孔5a〜5dを設け、ボリュ
ートケーシング12内で回転するインペラ1から放出さ
れる高濃度のデブリ揚液を前記孔5a〜5dを介して通
路4内に取り込み、この通路4を介して排出するように
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はポンプに関し、特に
高濃度のデブリ(コンクリート片、土砂等)を含む水の
揚水ポンプに適用して有用なものである。 【0002】 【従来の技術】図3(a)は従来技術に係る揚水ポンプ
を示す縦断面図、同図(b)はそのA−A線断面図であ
る。両図に示すように、当該揚水ポンプは、回転体であ
るインペラ1及びこのインペラ1を内部に回転可能に支
承して収納する静止体であるボリュートケーシング2を
有している。インペラ1はエンジン等の駆動源(図示せ
ず。)で回転する回転軸3とともに回転する。軸方向に
開口する吸込口2aからボリュートケーシング2の内部
に吸入される揚水は、回転するインペラ1で圧縮され、
高圧水となって径方向に開口する吐出口2bから遠心方
向に吐出される。このとき、インペラ1で昇圧された揚
水の一部はインペラ1とウェアリング2cとの間の僅か
な隙間を介して吸込口2a側に漏出する。ボリュートケ
ーシング2の内部よりも吸込口2aの内部の圧力が小さ
いからである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上述の如き従来技術に
係る揚水ポンプでは、インペラ1とウェアリング2cと
の間の僅かな隙間を介して吸込口2a側に漏出するポン
プ揚水中にデブリが混入している場合、このデブリとの
接触によりウェアリング2cの異常摩耗を生起するとい
う問題があった。 【0004】本発明は、上記従来技術に鑑み、揚液にデ
フリ等の異物を含む場合でもウェアリングの異常摩耗を
防止することができ、長期間に亘る良好な運転を保証し
得るポンプを提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、揚液とこれに混入するデブリとの比重の差を利用
するものである。すなわち、デブリは一般に揚液(例え
ば揚水)の2乃至3倍の比重を有するので、ポンプのボ
リュートケーシング内ではその外周側になる程デブリ濃
度が大きくなる。この点に着目し、ボリュートケーシン
グ内の外周側にデブリを収集・分離するようにしたもの
であり、具体的には次の点を特徴とする。 【0006】1) ボリュートケーシングの吸込口との
境界部分にウェアリングを有するポンプにおいて、径方
向に開口する孔をボリュートケーシングの外周面に設
け、ボリュートケーシング内で回転するインペラから放
出される高濃度のデブリ揚液を回収すること。 【0007】本発明によれば、比重が大きい高濃度デブ
リ液はインペラから遠心方向のより遠方に放出されるの
で、その多くが孔に入り込み、この孔を介して排出され
る。 【0008】2) ボリュートケーシングの吸込口との
境界部分にウェアリングを有するポンプにおいて、ボリ
ュートケーシングの内部の最外周部分にその外周形状に
沿って伸びる通路を形成するとともに、この通路の途中
に径方向に開口する孔を設け、ボリュートケーシング内
で回転するインペラから放出される高濃度のデブリ揚液
を前記孔を介して通路内に取り込み、この通路を介して
排出するように構成したこと。 【0009】本発明によれば、比重が大きい高濃度デブ
リ液はインペラから遠心方向のより遠方に放出されるの
で、その多くが孔を介して通路に入り込み、この通路を
介して排出される。 【0010】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づき詳細に説明する。 【0011】図1(a)は本発明の実施の形態に係る揚
水ポンプを示す縦断面図、同図(b)はそのB−B線断
面図である。両図に示すように、当該揚水ポンプは、図
3に示す従来技術に係るポンプに孔5a、5b、5c、
5dを有する通路4を追加したものである。そこで、図
3と同一部分には同一番号を付し、重複する説明は省略
する。 【0012】通路4は、ボリュートケーシング12の内
部の最外周部分に同心状の仕切り部材12dを、このボ
リュートケーシング12と一体的にその外周形状に沿う
ように形成してあり、吐出口12bとは別の排出口12
eから高濃度デブリ液を排出するようになっている。孔
5a、5b、5c、5dは径方向に開口して通路4の途
中の4箇所に分散して形成してあり、インペラ1から放
出される高濃度のデブリ揚水を通路4内に取り込むこと
ができるようになっている。 【0013】かかる揚水ポンプにおいて吸込口12aか
ら吸入され、回転するインペラ1で圧縮された揚水は、
インペラ1の先端部から径方向に放出される。ここで揚
水にデブリが混入していた場合、このデブリには水より
大きな遠心力が作用するので、より遠くに飛ばされる。
したがって、ボリュートケーシング12の外周側により
高濃度のデブリ水が集まり、この高濃度のデブリ水は孔
5a、5b、5c、5dを介して通路4に集まり、この
通路4を流れることにより他の相対的に低濃度のデブリ
水とは隔離される。すなわち、図2中に点の集合として
示すデブリ6の濃度はボリュートケーシング12の外周
側程、高濃度となる。この結果、相対的に中心側でボリ
ュートケーシング12からウェアリング12cの内周側
を介して吸込口12aに漏出する水にはデブリを殆ど含
んでいない。したがって、ウェアリング12cがデブリ
との接触により磨耗するということもない。なお、図2
は図1と同一の図面にデブリ濃度を模式的に表現したも
のである。 【0014】上記実施の形態においては通路4を仕切り
部材12dで形成したが、当然これに限るものではな
い。要は、インペラ1から放出されボリュートケーシン
グ12の最外周部の内壁に押付けられた高濃度のデブリ
水が中心側の揚水から隔離されるような構造となってい
れば良い。例えば、ボリュートケーシング12の内部の
最外周部分にパンチングボード又は金網等のメッシュ状
部材を介在させることによってもデブリを隔離すること
でウェアリング12cの摩耗を防止し得る。また、通路
4はボリュートケーシング12の周方向の一部に設けて
も良く、このときの孔5a、5b、5c、5dの数にも
特別な限定はない。さらに、高濃度デブリ水の排出口1
2eも必ずしも設ける必要はなく、通路4の終端で吐出
口12bに合流するようにしても良い。この場合、デブ
リも揚水とともに吐出口12bから吐出されるが、ポン
プ効率はより良好なものとなる。 【0015】さらに、場合によっては、上記実施の形態
の如く通路4を設ける必要もない。インペラ1が放出す
る高濃度のデブリ水を1個の孔を介して回収・排出する
ようにしても良い。すなわち、揚水に対するインペラ1
による遠心力が最も大きい舌端13(図1(a)参照)
の近傍のボリュートケーシング2の外周面(図1(a)
に符号Iで示す位置)に、径方向に開口する孔を設けて
おき、ボリュートケーシング内で回転するインペラから
放出される高濃度のデブリ揚液を回収するようにしても
良い。また、ボリュートケーシング12の吸込口12a
側の内周面にインペラ1の側面に向かって突出する凸部
又は螺旋状の凸部を設け、高濃度のデブリを含む揚水が
ウェアリング12c側に向かわないように阻止するよう
な構成によってもデブリによるウェアリング12cの異
常摩耗を防止することができる。 【0016】 【発明の効果】以上実施の形態とともに詳細に説明した
通り、〔請求項1〕に記載する発明は、ボリュートケー
シングの吸込口との境界部分にウェアリングを有するポ
ンプにおいて、径方向に開口する孔をボリュートケーシ
ングの外周面に設け、ボリュートケーシング内で回転す
るインペラから放出される高濃度のデブリ揚液を回収す
ることができるように構成したので、比重が大きい高濃
度デブリ液はインペラから遠心方向のより遠方に放出さ
れるので、その多くが孔に入り込み、この孔を介して排
出される。この結果、相対的に中心側でボリュートケー
シングからウェアリングの内周側を介して吸込口に漏出
する水にはデブリが殆ど含まれておらず、ウェアリング
がデブリとの接触により磨耗するということもない。こ
の結果、長期に亘り良好なポンプの運転を継続し得る。 【0017】〔請求項2〕乃至〔請求項1〕に記載する
発明は、ボリュートケーシングの吸込口との境界部分に
ウェアリングを有するポンプにおいて、ボリュートケー
シングの内部の最外周部分にその外周形状に沿って伸び
る通路を形成するとともに、この通路の途中に径方向に
開口する孔を設け、ボリュートケーシング内で回転する
インペラから放出される高濃度のデブリ揚液を前記孔を
介して通路内に取り込み、この通路を介して排出するよ
うに構成したので、比重が大きい高濃度デブリ液はイン
ペラから遠心方向のより遠方に放出され、その多くが孔
を介して通路に入り込み、この通路を介して排出され
る。この結果、相対的に中心側でボリュートケーシング
からウェアリングの内周側を介して吸込口に漏出する水
にはデブリが殆ど含まれておらず、ウェアリングがデブ
リとの接触により磨耗するということもない。この結
果、長期に亘り良好なポンプの運転を継続し得る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態にポンプを示す図で、
(a)はその縦断面図、(b)はそのB−B線断面図で
ある。 【図2】図1の示すポンプにおけるデブリの濃度分布を
模式的に示す図で、(a)はその縦断面図、(b)はそ
のB−B線断面図である。 【図3】従来技術に係るポンプを示す図で、(a)はそ
の縦断面図、(b)はそのA−A線断面図である。 【符号の説明】 1 インペラ 4 通路 5a〜5d 孔 6 デブリ 12 ボリュートケーシング 12a 吸込口 12b 吐出口 12c ウェアリング 12d 仕切り部材 12e 排出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 揚 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 Fターム(参考) 3H034 AA01 AA03 AA20 BB01 BB06 CC03 DD08 DD17 DD24 EE04 EE11

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ボリュートケーシングの吸込口との境界
    部分にウェアリングを有するポンプにおいて、 径方向に開口する孔をボリュートケーシングの外周面に
    設け、ボリュートケーシング内で回転するインペラから
    放出される高濃度のデブリ揚液を回収することができる
    ように構成したことを特徴とするポンプ。 【請求項2】 ボリュートケーシングの吸込口との境界
    部分にウェアリングを有するポンプにおいて、 ボリュートケーシングの内部の最外周部分にその外周形
    状に沿って伸びる通路を形成するとともに、この通路の
    途中に径方向に開口する孔を設け、ボリュートケーシン
    グ内で回転するインペラから放出される高濃度のデブリ
    揚液を前記孔を介して通路内に取り込み、この通路を介
    して排出するように構成したことを特徴とするポンプ。 【請求項3】 〔請求項2〕に記載するポンプにおい
    て、 通路はボリュートケーシングの内部の最外周部分にパン
    チングボードを介在させることにより形成したことを特
    徴とするポンプ。 【請求項4】 〔請求項2〕に記載するポンプにおい
    て、 通路はボリュートケーシングの内部の最外周部分にメッ
    シュ状部材を介在させることにより形成したことを特徴
    とするポンプ。
JP11029893A 1999-02-08 1999-02-08 ポンプ Withdrawn JP2000230493A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010525224A (ja) * 2007-04-24 2010-07-22 マン ターボ アーゲー フィルタ装置
CN102713302A (zh) * 2009-12-30 2012-10-03 普拉德研究及开发股份有限公司 潜水泵级
CN110159540A (zh) * 2018-02-24 2019-08-23 烟台龙港泵业股份有限公司 一种螺旋上升式高效熔盐泵

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Effective date: 20060509