JP2000230255A - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JP2000230255A
JP2000230255A JP11032091A JP3209199A JP2000230255A JP 2000230255 A JP2000230255 A JP 2000230255A JP 11032091 A JP11032091 A JP 11032091A JP 3209199 A JP3209199 A JP 3209199A JP 2000230255 A JP2000230255 A JP 2000230255A
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JP
Japan
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cab
support member
construction machine
driver
upper frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP11032091A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Sagi
和行 佐木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Yutani Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd, Yutani Heavy Industries Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 万一の横転時に運転室を保護することができ
る支持部材を備えた建設機械を提供する。 【解決手段】 下部走行体の上部に上部フレームを備え
た上部旋回体が配置され、前記上部フレームの上部一側
に運転室が搭載される建設機械において、前記上部フレ
ームの側面であって前記運転室の側方に、建設機械が前
記運転室が搭載される側に横転したときに前記下部走行
体とともに前記運転室が接地しない状態で前記建設機械
を支持可能な形状及び強度を持つ支持部材を取り付け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、万一の横転時に運
転室を保護することができる支持部材を備えた油圧ショ
ベル,クレーン等に代表される建設機械に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の建設機械の一例を、建設機
械の1つである油圧ショベルを例にとって説明する。図
7は従来の油圧ショベルを示す側面図である。50は油
圧ショベルであって、この油圧ショベル50は、走行自
在な下部走行体51と、この下部走行体51の上部に旋
回自在に搭載される上部旋回体52と、この上部旋回体
52の前部に伏仰自在に搭載されるアタッチメント53
とを有している。前記上部旋回体52は、下部に油圧機
器等を搭載可能な上部フレーム54を有している。ま
た、前記上部旋回体52の前部左側であって、前記上部
フレーム54の上には箱体からなる運転室55が配置さ
れている。オペレータが油圧ショベルの操作を行う場合
には、オペレータは運転室に乗り込み、操作レバー等を
操作して走行,旋回及び掘削作業等を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した油圧ショベル
等建設機械は急斜面等で作業を行うこともあり、走行時
に油圧ショベルの車幅方向の傾きが大きくなりすぎた場
合には横転する恐れがあった。また、万一油圧ショベル
の運転室側が下になるように横転した場合には、運転室
上部が上部旋回体で最も高い位置にあるために最も被害
が大きくなる恐れがあった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであって、万一の横転時に運転室を保護することが
できる支持部材を備えた建設機械を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、下部走行体の上部に上部フレームを備え、この上部
フレームの上部一側に運転室が搭載される建設機械にお
いて、前記上部フレームの側面であって前記運転室の側
方に、建設機械が前記運転室が搭載される側に横転した
ときに前記下部走行体とともに前記運転室が接地しない
状態で前記建設機械を支持可能な形状及び強度を持つ支
持部材を取り付けたことを特徴とするものである。
【0006】これによると、建設機械の万一の横転時に
は下部走行体と支持部材とにより建設機械を支えること
ができるので運転室が接地するという事態を防ぐことが
でき、横転時に運転室が破損するといったことがなくな
り居住スペースの安全性が保たれ、オペレータの安全性
も向上する。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
建設機械において、前記運転室を支持する上部フレーム
が、前記運転室の左右方向に備えられ、且つ前記運転室
を強度的に支持する複数のビームを有し、前記支持部材
は少なくとも前記運転室を支持するビームの外側端部に
配置されることを特徴とするものである。
【0008】この場合、支持部材とビームとの相乗効果
により、建設機械の横転時に建設機械の重量に耐えて建
設機械を支えることができるので横転時に運転室が破損
するといったことがなくなり更なる居住スペースの安全
性が保たれ、オペレータの安全性も向上する。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
記載の建設機械において、前記支持部材が、建設機械の
最も側方側まで突出するように設定したことを特徴とす
るものである。
【0010】この構成によると、下部走行体側面が上部
旋回体側面に比して大きく突出している場合でも、上部
旋回体側は必ず支持部材が最初に接地するので、横転時
に運転室上部を破損させるといった恐れがなく居住スペ
ースの安全性を保つことができる。これにより、オペレ
ータの安全性も向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る建設機械の説
明を図を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係る支
持部材を備えた油圧ショベルであって、その横転時の状
態を示す図である。図2は本発明に係る支持部材を備え
た上部フレームの詳細図である。なお、本発明において
従来技術と同様の構成のものについては同符号を付す。
【0012】図において、52は上部旋回体であって、
この上部旋回体52は、その下部に上部フレーム54を
備えている。この上部フレーム54は、センターセクシ
ョン6とこのセンターセクション6の左右両側に備えら
れるサイドデッキ3とを有している。このサイドデッキ
3は、前記センターセクション6に一端が接続されて前
記上部フレーム54の車幅方向と略平行に張り出された
複数のビーム2と、この複数のビーム2の他端に取り付
けられて前記上部フレーム54の外縁を形成する外縁板
3とを有している。また、前記サイドデッキ5の前部に
は、運転室55を支持する複数のマウント4が配置され
ている。また、前記外縁板の外側側面には支持部材1が
備えられている。この支持部材1は、油圧ショベル50
の運転室55側が下になるような横転時に地面GLと最
初に接触するようにし、かつ前記下部走行体51の一端
と共に油圧ショベル50を支えるようにしている。この
場合、油圧ショベル50が、その運転室55側が下にな
るような横転をした場合にも、支持部材1と下部走行体
51の一端とによりに油圧ショベル50を支えることが
できるので運転室55の上部が損傷するような事態がな
くなる。よって、運転室55内のオペレータの安全性を
向上させることができる。この支持部材1は、前記下部
走行体51と共に横転時の油圧ショベル50を支持でき
ればよく、その形状も例えば、単なる突起状のものであ
ったり、運転室55側面をカバーする板状のものであっ
てもよい。
【0013】図3は上述した支持部材の第1の取付例を
示す要部切欠正面図である。図4は上述した支持部材の
第1の取付例を示す要部切欠平面図である。図3及び図
4において、2はビームであって、このビーム2の一端
側には断面視中空の略四角形状の外縁板3の一側3aが
取り付けられている。この外縁板3の外側には断面視中
空形状の支持部材1aが備えられている。この支持部材
1aと外縁板3との接続は、支持部材1a内の一側に設
けられた複数のナット34と外縁板3内を横断する複数
のパイプ部材32内を通過して前記複数のナット34に
それぞれ螺合する複数のボルト31とによって行われ
る。この場合、支持部材1aは外縁板3に着脱自在に取
り付けることができるので、油圧ショベルの輸送時等支
持部材1aを必要としないときには外すことができ、油
圧ショベルの車幅を狭くすることができる。なお、前記
パイプ部材32の両端を外縁板3の内側にそれぞれ溶接
するようにしておけば外縁板3の剛性向上に繋がる。ま
た、このボルト31の取付位置を前記ビーム2の近傍に
設定すれば、ビーム2及びパイプ部材32により、横転
時に加わる外力に対する剛性の向上を図ることができ
る。また、前記外縁板3の内部と支持部材1aの内部と
に複数の補強板33,30をそれぞれ介在させれば、外
縁板3及び支持部材1の横転時の外力に対する剛性を向
上させることができる。さらに、この補強板33,30
を前記ビーム2の延線上に配置すれば、ビーム2と相ま
って更なる横転時に加わる外力に対する剛性向上を図る
ことができる。
【0014】図5は上述した支持部材の第2の取付例を
示す要部切欠正面図である。図において、2はビームで
あって、このビーム2の一端側には断面視中空形状の外
縁板3の一側3aが取り付けられている。この外縁板3
の外側には断面視コの字型の支持部材1bが備えられて
いる。この支持部材1bと外縁板3との接続は、コの字
型の支持部材1bの上下端部と外縁板3とが接触する部
分を溶着することによって行われる。これにより、横転
時の外力に対する剛性を向上させることができる。な
お、この支持部材1bの内部と外縁板3の内部とにも、
前述した第1取付例と同様に複数の補強板30a,33
を介在させれば更なる剛性向上に繋がる。
【0015】本発明の建設機械に係る第1取付例及び第
2取付例の支持部材1a,1bは、その断面形状を中空
の略四角形状としていたが、これに限らず、例えば、外
側が円弧状となる形状や三角形状等に設定してもよいの
はもちろんである。また、本発明では外縁板3の形状が
断面視中空形状の場合について述べたが、これに限らず
一側が開口した断面視C型形状の外縁板に前述した支持
部材を採用することも可能である。また、本発明では支
持部材1a,1b及び外縁板3のそれぞれに補強板3
0,30a,33を介在させる例について説明したが、
これに限らず、補強板の代わりに例えば樹脂材料を流し
込んで剛性向上を図ることも可能である。、また、ここ
では、1つの大きな支持部材を取り付けた場合について
説明したが、これに限らず、分割された複数の支持部材
により、保護するようにしてもよいのはもちろんであ
る。この場合、支持部材は、ビームの外側端部位置に対
して取り付けるようにすると強度向上を図ることができ
る。即ち、支持部材の形状及び強度は、横転時に運転室
が接地しないように油圧ショベルを支持できるように設
定すればよいのである。
【0016】また、前述した支持部材1,1a,1bを
図6に示す支持部材1cのように構成してもよい。図6
は、本発明の別実施例を示す要部詳細図である。油圧シ
ョベル50に備えられる下部走行体51の一端面と運転
室55の一端面とは略面一に構成されている。しかしな
がら、上部フレーム52に支持部材1cを配置した場合
には、下部走行体51及び運転室55の一端面に比べて
支持部材1cのみが突出してしまう。オペレータが運転
室55内に搭乗する場合には、通常、下部走行体51側
面に備えられたステップを利用するのだが、前記支持部
材1cが邪魔になり、オペレータの乗降性が著しく低下
する。そこで、前記支持部材1cにステップ面49を設
けた。これにより、下部走行体51前部からの乗降が容
易となる。なお、前記ステップ面49は運転室55に備
えられる扉の開口部より若干長くして、オペレータの躓
き等を防止するようにするとよい。また、支持部材1c
の上面全てをステップ面49としてもよい。
【0017】また、支持部材を下部走行体端面が上部旋
回体端面に比べて突出している建設機械に採用する場合
には、支持部材の先端を前記下部走行体の端面と略同等
もしくはそれ以上に突出させると横転時の運転室保護に
有効である。また、運転室乗降部近傍の支持部材の一部
を切り欠くと、オペレータの運転室への乗降が容易とな
る。
【0018】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によると、建
設機械の万一の横転時には下部走行体と支持部材とによ
り建設機械を支えることができるので運転室が接地する
という事態を防ぐことができ、横転時に運転室が破損す
るといったことがなくなり居住スペースの安全性が保た
れ、オペレータの安全性も向上する。
【0019】請求項2に記載の発明によると、支持部材
とビームとの相乗効果により、建設機械の横転時に建設
機械の重量に耐えて建設機械を支えることができるので
横転時に運転室が破損するといったことがなくなり更な
る居住スペースの安全性が保たれ、オペレータの安全性
も向上する。
【0020】請求項3に記載の発明によると、下部走行
体側面が上部旋回体側面に比して大きく突出している場
合でも、上部旋回体側は必ず支持部材が最初に接地する
ので、横転時に運転室上部を破損させるといった恐れが
なく居住スペースの安全性を保つことができる。これに
より、オペレータの安全性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る支持部材を備えた油圧ショベルで
あって、その横転時の状態を示す図である。
【図2】本発明に係る支持部材を備えた上部フレームの
詳細図である。
【図3】支持部材の第1の取付例を示す要部切欠正面図
である。
【図4】支持部材の第1の取付例を示す要部切欠平面図
である。
【図5】支持部材の第2の取付例を示す要部切欠正面図
である。
【図6】本発明の別実施例を示す要部詳細図である。
【図7】従来の油圧ショベルを示す側面図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c:支持部材 2:ビーム 51:下部走行体 52:上部旋回体 54:上部フレーム 55:運転室

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体の上部に上部フレームを備え
    た上部旋回体が配置され、前記上部フレームの上部一側
    に運転室が搭載される建設機械において、前記上部フレ
    ームの側面であって前記運転室の側方に、建設機械が前
    記運転室が搭載される側に横転したとき、前記運転室が
    接地しない状態で前記下部走行体とともに前記建設機械
    を支持可能な形状及び強度を持つ支持部材を取り付けた
    ことを特徴とする建設機械。
  2. 【請求項2】 前記運転室を支持する上部フレームが、
    前記運転室の左右方向に備えられ、且つ前記運転室を強
    度的に支持する複数のビームを有し、前記支持部材は少
    なくとも前記運転室を支持するビームの外側端部に配置
    されることを特徴とする請求項1記載の建設機械。
  3. 【請求項3】 前記支持部材が、建設機械の最も側方側
    まで突出するように設定したことを特徴とする請求項1
    又は2記載の建設機械。
JP11032091A 1999-02-10 1999-02-10 建設機械 Pending JP2000230255A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7404595B2 (en) 2003-07-01 2008-07-29 Komatsu Ltd. Construction machine and projecting object of the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7404595B2 (en) 2003-07-01 2008-07-29 Komatsu Ltd. Construction machine and projecting object of the same
KR101053078B1 (ko) * 2003-07-01 2011-08-01 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 건설기계 및 그 돌출물

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