JP2000229830A - 化粧料組成物 - Google Patents
化粧料組成物Info
- Publication number
- JP2000229830A JP2000229830A JP11028908A JP2890899A JP2000229830A JP 2000229830 A JP2000229830 A JP 2000229830A JP 11028908 A JP11028908 A JP 11028908A JP 2890899 A JP2890899 A JP 2890899A JP 2000229830 A JP2000229830 A JP 2000229830A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cosmetic
- water
- amount
- trehalose
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- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 保湿性及び保湿性維持に優れ、かつ、べとつ
き感がない等の使用感に優れた化粧料を提供すること 【解決手段】 グリセリン、トレハロース、及びベタイ
ンで化粧料を構成する。酸素核核磁気共鳴スペクトルの
ピークの半値幅が70Hz以下の水を用いることによ
り、さらに保湿性が向上する。
き感がない等の使用感に優れた化粧料を提供すること 【解決手段】 グリセリン、トレハロース、及びベタイ
ンで化粧料を構成する。酸素核核磁気共鳴スペクトルの
ピークの半値幅が70Hz以下の水を用いることによ
り、さらに保湿性が向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、べたつきが少な
く、優れた使用感を有し、かつ保湿効果が持続する化粧
料に関する。
く、優れた使用感を有し、かつ保湿効果が持続する化粧
料に関する。
【0002】
【従来の技術】化粧料、特に皮膚化粧料に水分保持機能
を持たせ、保湿効果を高めて皮膚をみずみずしく保つた
めの研究が多くなされている。化粧料には、保湿効果を
高めるために、安全かつ有効な保湿剤であるグリセリン
を添加する場合が多い。
を持たせ、保湿効果を高めて皮膚をみずみずしく保つた
めの研究が多くなされている。化粧料には、保湿効果を
高めるために、安全かつ有効な保湿剤であるグリセリン
を添加する場合が多い。
【0003】しかし、グリセリンにはべたつき感がある
ため、そのべたつき感を解消するべく種々の検討がなさ
れている。例えば、特開平9−104614号公報に
は、グリセリン等の水溶性多価アルコールとトレハロー
スのジ脂肪酸エステルとを混合した化粧料が記載されて
いる。しかし、この化粧料は、トレハロースのジ脂肪酸
エステルで水溶性多価アルコールのべたつきを抑制する
ことを意図しているものの、未だ十分にべたつきが解消
されたとはいえない。そこで、保湿性及び保湿性維持に
優れ、かつ、べとつき感がない等の使用感に優れた化粧
料が求められていた。
ため、そのべたつき感を解消するべく種々の検討がなさ
れている。例えば、特開平9−104614号公報に
は、グリセリン等の水溶性多価アルコールとトレハロー
スのジ脂肪酸エステルとを混合した化粧料が記載されて
いる。しかし、この化粧料は、トレハロースのジ脂肪酸
エステルで水溶性多価アルコールのべたつきを抑制する
ことを意図しているものの、未だ十分にべたつきが解消
されたとはいえない。そこで、保湿性及び保湿性維持に
優れ、かつ、べとつき感がない等の使用感に優れた化粧
料が求められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、上記保湿
性及び保湿性維持に優れ、かつ、べとつき感がない等の
使用感に優れた化粧料を鋭意検討したところ、驚くべき
ことに、グリセリンを含有する化粧料に、さらにトレハ
ロースとベタインを含有させることにより、保湿効果を
維持しつつ、ベたつきが減少されることを見出し、本発
明を完成した。
性及び保湿性維持に優れ、かつ、べとつき感がない等の
使用感に優れた化粧料を鋭意検討したところ、驚くべき
ことに、グリセリンを含有する化粧料に、さらにトレハ
ロースとベタインを含有させることにより、保湿効果を
維持しつつ、ベたつきが減少されることを見出し、本発
明を完成した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、グリセリン、
トレハロース、及びベタインを含有する化粧料に関す
る。
トレハロース、及びベタインを含有する化粧料に関す
る。
【0006】また、好適な実施態様においては、前記化
粧料が化粧水であり、該化粧水に用いられる水が酸素核
核磁気共鳴スペクトル(以下、17O−NMRという)
のピークの半値幅が70Hz以下の水である。
粧料が化粧水であり、該化粧水に用いられる水が酸素核
核磁気共鳴スペクトル(以下、17O−NMRという)
のピークの半値幅が70Hz以下の水である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の化粧料には、グリセリン
が約0.1重量%〜90重量%含まれる。好ましくは、
約1重量%〜10重量%である。トレハロースは、約
0.01重量%〜90重量%含まれる。約0.01重量
%より少ないと十分なべたつき防止効果が得られない。
好ましくは、約0.01重量%〜10重量%である。
が約0.1重量%〜90重量%含まれる。好ましくは、
約1重量%〜10重量%である。トレハロースは、約
0.01重量%〜90重量%含まれる。約0.01重量
%より少ないと十分なべたつき防止効果が得られない。
好ましくは、約0.01重量%〜10重量%である。
【0008】また、ベタインは、約0.01重量%〜9
0重量%含まれる。約0.01重量%より少ないと十分
なべたつき防止効果が得られない。好ましくは約0.0
1重量%〜10重量%含まれる。
0重量%含まれる。約0.01重量%より少ないと十分
なべたつき防止効果が得られない。好ましくは約0.0
1重量%〜10重量%含まれる。
【0009】本発明の化粧料には、上記成分の他に、一
般的に化粧品に添加される色素、香料、防腐剤等を含め
ることができる。
般的に化粧品に添加される色素、香料、防腐剤等を含め
ることができる。
【0010】本発明の化粧料は、クリーム、乳液、化粧
水、ファンデーション等に使用される。この時使用する
水としては、17O−NMRのピークの半値幅が70H
z以下の水が好ましい。この水は水分子が会合して生じ
るクラスターが小さな水であり、この水をもちいること
により、さらに保湿性が高められる(例えば、特開平4
−235904号公報参照)。
水、ファンデーション等に使用される。この時使用する
水としては、17O−NMRのピークの半値幅が70H
z以下の水が好ましい。この水は水分子が会合して生じ
るクラスターが小さな水であり、この水をもちいること
により、さらに保湿性が高められる(例えば、特開平4
−235904号公報参照)。
【0011】このような17O−NMRのピークの半値
幅が70Hz以下の水は、例えば、特開平8−1970
64号公報に記載されている方法で作成される。
幅が70Hz以下の水は、例えば、特開平8−1970
64号公報に記載されている方法で作成される。
【0012】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明がこの実施例に限られないことはいうまでもな
い。
本発明がこの実施例に限られないことはいうまでもな
い。
【0013】表1の組成の化粧料を作成し、10人の女
性に対してべたつき感としっとり感とを官能試験した。
べたつき感としっとり感については、以下の評価を行っ
た。
性に対してべたつき感としっとり感とを官能試験した。
べたつき感としっとり感については、以下の評価を行っ
た。
【0014】 べたつき感 しっとり感 4:べたつかない 4:大変しっとりしている 3:わずかにべたつくが 3:しっとりする 使用に問題ない。 2:べたつく 2:あまりしっとりしない 1:著しくべたつく 1:ほとんどしっとりしない
【0015】なお、実施例2は、特開平8−19706
4号公報に記載された方法で作成した、17O−NMR
のピークの半値幅が58Hzの水を用いた。結果を表1
に示す。
4号公報に記載された方法で作成した、17O−NMR
のピークの半値幅が58Hzの水を用いた。結果を表1
に示す。
【0016】
【表1】
【0017】この結果は、本発明の化粧料が、べたつき
感を解消する効果にすぐれ、しっとり感も改良されてい
ることを示している。特に、実施例3および4の17O
−NMRのピークの半値幅が58Hzの水を用いた場
合、しっとり感(保湿性)は極めて良好であった。
感を解消する効果にすぐれ、しっとり感も改良されてい
ることを示している。特に、実施例3および4の17O
−NMRのピークの半値幅が58Hzの水を用いた場
合、しっとり感(保湿性)は極めて良好であった。
【0018】この実施例1、実施例2及び比較例1の各
サンプルについて、皮膚の水分の経時変化を調べた結果
を図1に示す。
サンプルについて、皮膚の水分の経時変化を調べた結果
を図1に示す。
【0019】実施例2の、17O−NMRのピークの半
値幅が58Hzの水を用いた化粧水は、長時間保湿効果
を有することが示された。
値幅が58Hzの水を用いた化粧水は、長時間保湿効果
を有することが示された。
【0020】なお、皮膚水分量は、被験者の前腕屈側
に、化粧水を3.47μl/cm2の塗布密度で均一に
塗布し、一定時間後に角層の水分含有量を表皮角質層水
分測定装置で測定して求めた。
に、化粧水を3.47μl/cm2の塗布密度で均一に
塗布し、一定時間後に角層の水分含有量を表皮角質層水
分測定装置で測定して求めた。
【0021】
【発明の効果】本発明により、保湿性及び保湿性維持に
優れ、かつ、べとつき感がない等の使用感に優れた化粧
料が提供される。
優れ、かつ、べとつき感がない等の使用感に優れた化粧
料が提供される。
【図1】本発明の化粧料が保湿性に優れていることを示
す図である。
す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 グリセリン、トレハロース、及びベタイ
ンを含有する化粧料。 - 【請求項2】 前記化粧料が化粧水であり、該化粧水に
用いられる水が酸素核核磁気共鳴スペクトルのピークの
半値幅が70Hz以下の水である、請求項1に記載の化
粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11028908A JP2000229830A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 化粧料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11028908A JP2000229830A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 化粧料組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000229830A true JP2000229830A (ja) | 2000-08-22 |
Family
ID=12261514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11028908A Pending JP2000229830A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 化粧料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000229830A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002302432A (ja) * | 2001-04-03 | 2002-10-18 | Noevir Co Ltd | 皮膚外用剤 |
CN113491642A (zh) * | 2021-08-17 | 2021-10-12 | 奥俐莱雅(广东)家化科技有限公司 | 一种组合物及口腔清洁组合物 |
-
1999
- 1999-02-05 JP JP11028908A patent/JP2000229830A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002302432A (ja) * | 2001-04-03 | 2002-10-18 | Noevir Co Ltd | 皮膚外用剤 |
CN113491642A (zh) * | 2021-08-17 | 2021-10-12 | 奥俐莱雅(广东)家化科技有限公司 | 一种组合物及口腔清洁组合物 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060105 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070226 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070313 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070710 |