JP2000229634A - 着脱自在な支持脚を備えた貨物保持パレット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】貨物運送中に貨物を保持するための着脱自在な
支持脚を備えた貨物運送に用いられる貨物保持パレット
を提供する。 【解決手段】本貨物保持パレットは、グリッド状のフレ
ームと、グリッド状のフレームを支持する複数の支持脚
であって、それぞれ、グリッド状のフレームのセグメン
トに嵌合できる支持脚と、グリッド状のフレーム上の貨
物位置に貨物をしっかり締結するストラップを、支持脚
に固定するためのストラップ固定手段とを備える。前記
グリッド状のフレームは、矩形のフレーム材に相互に差
し渡しされて取付けられた複数の平行な縦向棒材と横方
向棒材とを備える。貨物保持パレットを形成する縦向棒
材と横向棒材は、スチールで製作され、支持脚はプラス
チックスで作られる。これにより、貨物保持パレット
は、容易にリサイクルできるとともに、通関時に要求さ
れる燻蒸プロセスが不要になる。さらに、支持脚と、こ
れに接続された補強ビームによって、床面または下層の
貨物に対する押し潰しが防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、貨物保持パレット
に関し、特に、貨物運送に用いられ、運送の際に貨物を
その上に保持することが可能な着脱自在な支持脚を備え
た貨物保持パレットに関する。

【０００２】

【従来の技術】貨物の運送において、貨物運送の際に貨
物箱の取り扱い容易にするために、貨物箱を保持するた
めの貨物保持パレットが用いられている。従来の貨物保
持パレットは、木材、プラスチックまたは金属等で製作
されている。しかしながら、この貨物保持パレットは、
目的地に貨物が到達した後、通常廃棄またはリサイクル
されるので、製作コストの節減と貨物に対する剛性支持
を考慮して木製パレットが通常用いられる。

【０００３】図１と図２に、木製パレットの二つの従来
例を示す。図１には、底部の木製横木がない例を示して
おり、また、図２は、横木等で構成されるフレームを底
部に有する例を示しており、貨物保持パレットの全体の
構造強度の増強を行うとともに、前記パレット上に載置
された貨物の重量を均一に分散するようになっている。
なお、これらの底部の横木は、積み重ねられた上層パレ
ットの底部が下層の貨物を押し潰すのを防止する機能を
果たしている。

【０００４】しかしながら、数多くの諸国が通関時の検
疫規定に全木製品の燻蒸プロセスを要求するため、木製
パレットの使用は、輸出業者にとってはコストアップに
つながる。本出願人は、その中華民国実用新案登録公告
第３２０１４６号において、容易に着脱自在な支持装置
によって、貨物保持パレットを全ての利用状態において
適用できる結合タイプの貨物保持パレットを開示した。

【０００５】この実用新案登録された貨物保持パレット
は、非木製品であって、上記した輸入国の通関時におけ
る燻蒸プロセスが不要である。従って、このような貨物
保持パレットを製造し、使用する際のコストの低減が可
能である。しかしながら、この実用新案登録された貨物
保持パレットでは、その支持脚が容易に下層にある貨物
を押し潰してしまうという問題点がある。

【０００６】さらに、貨物保持パレット上に貨物箱を固
定するため、一般的に、プラスチックシート、またはＰ
Ｅストラップようなストラップ、またはスチルシートで
製作されたストラップが用いられるが、これらのストラ
ップの両端末を結ぶための締め具または溶着用具が必要
であるため、極めて煩雑な作業が必要で、コストアップ
にもなる。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】従って、上記の問題に
鑑み、本発明は、貨物運送用の貨物保持パレットであっ
て、その上に貨物を容易に保持できるとともに、ストラ
ップによって所定の位置に貨物を便利に固定できる貨物
保持パレットを提供することを目的とする。さらに、本
発明は、貨物運送用の保持パレットであって、パレット
上に載置される上層の貨物箱が、下層の貨物箱を押潰す
おそれのない貨物保持パレットを提供することを目的と
する。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
と目的に鑑み、改良された貨物運送用の貨物保持パレッ
トを提供する。本発明の貨物保持パレットは、（ａ）貨
物箱をその上に支持するグリッド状のフレームと、
（ｂ）前記グリッド状のフレームを支持するための複数
の支持脚であって、前記支持脚がそれぞれ、前記グリッ
ド状のフレームのセグメントに嵌合できる延びたスロッ
トを備えた複数の支持脚と、（ｃ）前記グリッド状のフ
レーム上の貨物の載置位置に、貨物を締結するためのス
トラップを、支持脚に固定するストラップ固定手段とを
備える。

【０００９】前記ストラップ固定手段は、空間部と、こ
の空間部に連続する開口部と、この開口部内に収納した
ロッキングピースとが形成され、前記ストラップが、支
持脚の空間部から挿入され開口部に至り、次に、ロッキ
ングピースの周りを巻き回され、最後に、空間部から引
き出され、これにより、前記空間部と開口部との間に形
成されたスペースに、前記ロッキングピースを固く嵌入
できるとともに、前記ストラップを前記支持脚にしっか
り固定させて、貨物をグリッド状のフレーム上に固く締
め付けられる。

【００１０】前記グリッド状のフレームは、矩形状のフ
レーム材と、差し渡し式でフレーム材に接続された複数
の平行な縦方向棒材と横方向棒材とを備えている。前記
縦方向棒材にはぞれぞれ、横方向棒材との交差部に複数
の湾曲部が形成され、前記横方向棒材にはそれぞれ、縦
方向棒材との交差部に複数の湾曲部が形成されている。

【００１１】前記縦方向棒材と横方向棒材のそれぞれの
両端部は、折曲され、折曲した端部はそれぞれ、支持脚
の延びたスロットの凹所に嵌入される。前記縦向棒材と
横方向棒材の折曲されたそれぞれの端部は、溶接で矩形
のフレーム材に接続されている。前記縦向棒材と横方向
棒材は、鋼材で製作したものである。

【００１２】貨物箱をグリッド状のフレーム上に載置す
る時、前記ストラップ固定手段を用いて、前記ストラッ
プが、支持脚の空間部から挿入され開口部に至り、次
に、ロッキングピースの周りを巻き回され、最後に、空
間部から引き出される。ストラップの自由端を強く引く
ことにより、ロッキングピースが空間部と開口部との間
に形成されたスペースに固く嵌入される。これにより、
ストラップが、支持脚にしっかり固定されて、グリッド
状のフレーム上の所定位置に貨物箱が締付け固定され
る。ストラップを強く引けば引くほど、ロッキングピー
スがより緊密に嵌入され、ストラップをしっかり締めつ
けることができ、これにより、貨物箱を所定位置にしっ
かりと固定することができる。

【００１３】また、この代わりに、本発明の他の実施態
様によれば、ストラップ固定手段は、支持脚の開口部の
両側壁面に、一対のガイド溝が形成されるとともに、ロ
ッキングピースの両端部に一体的に一対の突起部が形成
され、これにより、ロッキングピースがガイド溝に沿っ
て、上下に摺動することができるようになっている。従
って、空間部から挿入され、次に、ロッキングピースの
周りを巻き回され、最後に、空間部から引き出されスト
ラップを引くことにより、ロッキングピースが上方にガ
イド溝に沿って摺動し、空間部と開口部との間に形成さ
れたスペースに強く嵌入され、これにより、貨物箱が、
所定位置に固く縛られる。

【００１４】本発明の貨物保持パレットの各構成部品
は、特定の形状に限定されるのではなく、例えば、立方
体や円錐体のような適切な形状とすることが可能であ
る。また、支持脚は、一体成形とすることが可能であ
り、または二つのブロック体に分割して、粘接着、溶
接、または種々の連結手段で一体に組み合わせる方式で
形成することもできる。例えば、金属材をモールディン
グ／切削、またはプラスチックを射出成型でブロックを
形成すると同時に、適宜な補強材を用いて重い貨物を貨
物パレット上に載置することができるようにすることも
可能である。分割した二つのブロック体から支持脚を形
成すれば、複雑な貨物保持パレットの加工手順を簡略化
することができる。

【００１５】

【発明の実施の形態】

【００１６】

【実施例１】図３は、本発明の貨物保持パレットの好ま
しい第１の実施例を示す斜視図である。図示のように、
本実施例の貨物保持パレット１は、グリッド状のフレー
ム３と、床面または下層の貨物箱の高さから所定の高さ
まで、グリッド状のフレーム３を持ち上げるのに用いる
ための複数の支持脚４とを備えている。

【００１７】このグリッド状のフレーム３は、貨物箱
（図示せず）を載置するためのものであり、略等間隔で
平行に配置された複数の縦方向棒材３４と横方向棒材３
６とを相互に差し渡して形成した矩形のフレーム材３２
から構成されている。この縦方向棒材３４のそれぞれの
両端部３４０は、折曲されており、この折曲部は、矩形
のフレーム材３２に、溶接または締付で固定されてい
る。同様にして、横方向棒材３６のそれぞれの両端部３
６０も、折曲されており、その折曲部は、矩形のフレー
ム材３２に、溶接またはその他の周知の方法で固定され
ている。

【００１８】さらに、縦方向棒材３４には、それぞれ、
複数の湾曲部３４２が形成され、横方向棒材３６には、
それぞれ、複数の湾曲部３６２が形成されている。これ
によって、縦方向棒材３４が、横方向棒材３６と平坦状
に織り交ぜられており、これにより、グリッド状のフレ
ーム３上に載置される貨物箱（図示せず）を支持するた
めに平坦な支持面を提供することができる。

【００１９】支持脚４は、グリッド状のフレーム３の底
面側に、アレイ状に配列されて、グリッド状のフレーム
３に載置される貨物箱の重量を均一に支持するようにな
っている。下層にある貨物が、これらの支持脚４によっ
て押し潰されるのを防止するために、複数のビーム６
が、隣接する支持脚４の間に配設されるとともに、これ
らの支持脚４の底面側に取付けられている。図３の場合
には、隣接する一対の支持脚４の間にそれぞれ、２本の
ビーム６が横方向に設けられている。

【００２０】図４〜図６に示したように、支持脚４は、
略台形状の断面を有するブロック体から構成され、その
上面部に縦方向の延びたスロット４２が形成されるとと
もに、底面部に複数の横方向のスロット４３が形成さ
れ、さらに、底面部に複数の縦方向のスロット４４が形
成されている（ここで、「横方向」と「縦方向」という
用語は、図３に示すように、縦方向棒材３４と横方向棒
材３６に準ずるものである。）さらに、延びたスロット
４２は、凹所４２０を備えている。

【００２１】支持脚４が、スロット４２は、縦方向棒材
３４、または横方向棒材３６が嵌合できるようになって
おり、これにより、支持脚４が、グリッド状のフレーム
３を支持できるようになっている。また、これと同時
に、凹所４２０が、縦方向棒材３４の折曲した端部３４
０、または横方向棒材３６の折曲した端部３６０に嵌合
されている。なお、支持脚４には、開口部４８と、垂直
方向に延びて開口部４８に連通する空間部４６を有す
る。スペース４８Ａは、空間部４６と開口部４８とを連
通するために形成された空間である。

【００２２】図７は、支持脚４を用いて、貨物保持パレ
ット１のグリッド状のフレーム３のフレーム材３２を支
持する状態を示す斜視図、図８は、図７におけるＢ−Ｂ
線に沿った断面図である。図において、一つの横方向棒
材３６の折曲した端部３６０が、支持脚４の延びたスロ
ット４２の凹所４２０に嵌入される。これにより、スロ
ット４２が係合されるフレーム材３２に対して、支持脚
４が回転するのが防止されるようになっている。

【００２３】図９Ａに示したように、開口部４８は、ロ
ッキングピース７の取付に用いられる。グリッド状のフ
レーム３上に、貨物箱９を載置した後、先ず、ストラッ
プ８を、空間部４６から挿入し、次に、支持脚４の開口
部４８から、ロッキングピース７を巻き回して、最後に
空間部４６より引出す。図９Ｂに示したように、ストラ
ップ８の自由端を強く引くことにより、空間部４６と開
口部４８との間に位置するスペース４８Ａに強く嵌入さ
せる。これにより、ストラップ８は、支持脚４に強く緊
縛されるとともに、貨物箱９はグリッド状のフレーム３
上の所定位置に固定される。ストラップ８を強く引けば
引くほど、ロッキングピース７が一層しっかり係入さ
れ、貨物箱をグリッド状のフレーム３上の所定位置に固
く締付られる。

【００２４】

【実施例２】以下に、図１０ないし図１４Ａ、１４Ｂを
参照して、本発明の貨物保持パレットの好ましい第２の
実施例を説明する。図１０で示したように、本実施例で
は、支持脚４’は、図６に示した第１の実施例に使用さ
れた支持脚４とは相違する。すなわち、支持脚４’は、
上ブロック体４Ａ’と下ブロック体４Ｂ’とで構成され
ている。

【００２５】上ブロック体４Ａ’には、上面部に縦方向
に延びたスロット４２’と、このスロット４２’に連続
する凹所４２０’と、スロット４２’に連続する垂直方
向に延びる空間部４６’と、空間部４６’に連通する開
口部４８’と、空間部４６’と開口部４８’との間に連
続するスペース４８Ａ’とが形成されている。さらに、
開口部４８’の両側壁部４８２’にはそれぞれ、ガイド
溝４８４’が形成されており、ロッキングピース４８
０’の両端部に形成された突起部７０’とこのガイド溝
４８４’とが嵌合されるようになっている。これによ
り、この突起部７０’によって、ロッキングピース４８
０’が、ガイド溝４８４’に沿って上下摺動可能となっ
ている。

【００２６】従って、図１４Ａに示したように、空間部
４６’に挿入して、上ブロック体４Ａ’の開口部４８’
に入ってから、ロッキングピース４８０’を巻き回し
て、最後に、空間部４６’から引き出されるように、ス
トラップ８’を上方に引っ張った時には、図１４Ｂに示
したように、ロッキングピース４８０’が、ガイド溝４
８４’に沿って上向きに摺動され、空間部４６’と開口
部４８’との間のスペース４８Ａ’に強く嵌入されるよ
うになる。これにより、ストラップ８’が、支持脚４の
上ブロック体４Ａ’に固定されて、グリッド状のフレー
ム３上に載置された貨物箱が、所定位置に締付られるよ
うになっている。

【００２７】下ブロック体４Ｂ’は、ビーム６を係入す
るための複数の横方向スロット４３’と縦方向スロット
４４’とを、その底面に有する。下ブロック体４Ｂ’を
上ブロック体４Ａ’に固く取付して、支持脚４’を形成
するために、下ブロック体４Ｂ’の上面に、一対の係合
用のスロット４７’と係合する一対の係合用の突起部４
９’が形成されている。

【００２８】また、グリッド状のフレーム３’は、図３
に示したような第１の実施例に使用したフレーム３とは
相違している。図１０で示した本実施例のグリッド状の
フレーム３’は、湾曲部を有しない複数の横方向棒材３
６’と、湾曲部３４２’を有する縦方向棒材３４’とを
備えている。このように構成することによって、グリッ
ド状のフレーム３’の製造コストと組立工程は、前述し
た第１の実施例に示したフレーム３より、安価でありし
かも容易になる。

【００２９】

【発明の効果】本発明の貨物保持パレットは、従来技術
と比較して、下記のような効果を奏する。 （１）本発明の貨物保持パレットでは、従来技術のよう
に、締め具や溶着具を用いることなく、それぞれの支持
脚４のロッキングピース７と、空間部４６と、開口部４
８によって、ストラップ８を所定の位置に固定すること
ができる。従って、本発明によれば、従来技術に比較し
て、貨物保持パレットの上に、より簡単かつ便利に、貨
物を保持することができる。 （２）支持脚４の横方向スロット４３と縦方向スロット
内に補強ビームを係合できるので、本発明の貨物保持パ
レット１では、堅固に補強されており、その上に貨物を
支持することができるとともに、本発明の貨物保持パレ
ット１では、積み重ねた下層にある貨物が押しされるの
を押し潰されるのを防止することができる。 （３）支持脚４が、グリッド状のフレーム３に対して、
簡単に着脱自在に構成されているので、貨物保持パレッ
ト１の上に載置した貨物の重量とサイズに伴って、支持
脚の数と位置を変更することが可能である。さらに、支
持脚４によって、複数の補強用ビーム６を支持脚に結合
することができ、それにより、支持脚４の数を増やすこ
となく、グリッド状のフレーム３への支持を補強するこ
とができる。これによって、貨物保持パレットを用いる
場合の製造コストの低減が図れる。 （４）グリッド状のフレーム３上に、縦方向棒材３４と
横方向棒材３６とを相互に差し渡すことによって、フレ
ーム３の上に載置される貨物の重量に耐える積載重量を
顕著に増大することが可能である。湾曲部３４２、３６
２を形成することによって、縦方向棒部材３４と横方向
棒部材３６とを相互に差し渡すことができるとともに、
その上に貨物を支持する平坦な面を形成することができ
る。 （５）縦方向棒材３４の折曲した端部３４０と、横方向
棒材３６の折曲した端部３６０とはそれぞれ、支持脚４
の延びたスロット４２の凹所４２０に嵌合されているの
で、支持脚４がしっかり所定の位置に保持され、これに
より、支持脚４が支持される矩形状のフレーム材３２に
対して、支持脚４が回転するのが防止できる。 （６）本発明の貨物保持パレットを形成する縦方向棒材
３４と横方向棒材３６は、鋼材から作製することができ
るとともに、支持脚４は、プラスチックから作製するこ
とができる。従って、貨物保持パレット全体は、リサイ
クルが容易であり、通関時に木製品の燻蒸プロセスが不
要である。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１（従来技術）は、底部に横木のない従来の
木製の貨物保持パレットの斜視図である。

【図２】図２（従来技術）は、底部に横木を設けた従来
の木製の貨物パレットの斜視図である。

【図３】図３は、本発明の貨物保持パレットの好ましい
第１の実施例を示す斜視図である。

【図４】図４は、図３の貨物保持パレットで用いたそれ
ぞれの支持脚を示す斜視図である。

【図５】図５は、図４の支持脚の側面図である。

【図６】図６は、図４の支持脚の他の側面図である。

【図７】図７は、支持脚がそれぞれ、本発明の貨物保持
パレットのグリット状のフレームを支持する状態を示す
斜視図である。

【図８】図８は、図７のＢ−Ｂ断面に沿った断面図。

【図９】図９（Ａ）は、図３の貨物保持パレット上に載
置した貨物箱が、ストラップ固定手段により、所定位置
に固定される状態を示す断面図、図９（Ｂ）は、ストラ
ップが所定位置に固定した際を除いて、図９（Ａ）と同
様な図である。

【図１０】図１０は、本発明の貨物保持パレットの好ま
しい第２の実施例を示す図である。

【図１１】図１１は、図１０の貨物保持パレットに用い
られる支持脚の斜視図である。

【図１２】図１２は、図１１の支持脚の分解図である。

【図１３】図１３は、図１１の支持脚の側面図である。

【図１４】図１４（Ａ）は、図１０の貨物保持パレット
上に載置した貨物箱が、ストラップ固定手段により、所
定位置に固定される状態を示す断面図、図１４（Ｂ）
は、ストラップが所定位置に固定した際を除いて、図１
４（Ａ）と同様な図である。

【符号の簡単な説明】

１、 １’ パレット ３、３’ グリッド状のフレーム ３２、３２’ 矩形状フレーム材 ３４、３４’ 縦方向棒材 ３４０ 端部 ３４２、３４２’湾曲部 ３６、３６’ 横方向棒材 ３６０ 端部 ３６２、３６２’湾曲部 ４、４’ 支持脚 ４Ａ’ 上ブロック体 ４Ｂ’ 下ブロック体 ４２、４２’ スロット ４２０、４２０’凹所 ４３，４３’ 横向のスロット ４４、４４’ 縦向のスロット ４６、４６’ 空間部 ４７’ スロット ４８、４８’ 開口部 ４８Ａ スペース ４８０’ ロッキングピース ４８２’ 側壁 ４８４’ ガイド溝 ４９’ 係合用の突起部 ６、６’ ビーム ７ ロッキングピース ７０’ 突起部 ８、８’ ストラップ ９ 貨物箱

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 貨物保持パレットであって、 少なくとも一つの貨物箱を載置するグリッド状のフレー
   ムと、 前記グリッド状のフレームを支持するための複数の支持
   脚であって、前記支持脚がそれぞれ、前記グリッド状の
   フレームのセグメントに嵌合できる延びたスロットを備
   えた複数の支持脚と、 前記グリッド状のフレーム上の貨物の載置位置に、貨物
   を締結するためのストラップを、支持脚に固定するスト
   ラップ固定手段とを備えることを特徴とする貨物保持パ
   レット。
2. 【請求項２】 前記ストラップ固定手段が、空間部と、
   この空間部に連続する開口部と、この開口部内に着脱自
   在に収納したロッキングピースとを備え、 ストラップが、支持脚の空間部から挿入され開口部に至
   り、次に、ロッキングピースの周りを巻き回され、最後
   に、空間部から引き出され、 これにより、前記空間部と開口部との間に形成されたス
   ペースに、前記ロッキングピースを固く嵌入できるとと
   もに、前記ストラップを前記支持脚にしっかり固定させ
   て、貨物をグリッド状のフレーム上に固く締め付けられ
   ることを特徴とする請求項１に記載の貨物保持パレッ
   ト。
3. 【請求項３】 前記開口部の両側壁部にそれぞれ、ガイ
   ド溝が形成され、前記ロッキングピースの両端部にそれ
   ぞれ、一体的に突設する突起部が設けられ、これによ
   り、前記ロッキングピースを前記ガイド溝に沿って上下
   に摺動可能に構成したことを特徴とする請求項２に記載
   の貨物保持パレット。
4. 【請求項４】 前記支持脚は、台形状の断面を有するブ
   ロック体であることを特徴とする請求項１に記載の貨物
   保持パレット。
5. 【請求項５】 前記支持脚は、上ブロック体と、該上ブ
   ロック体に着脱可能に装着した下ブロック体とで形成し
   たことを特徴とする請求項１に記載の着脱自在な支持脚
   を備えたパレット。
6. 【請求項６】 前記支持脚の上面部に延びたスロットが
   形成され、さらに、支持脚の底面部に複数の横方向のス
   ロットと縦方向のスロットが形成されていることを特徴
   とする請求項１に記載の貨物保持パレット。
7. 【請求項７】 前記延びたスロットが、前記支持脚の上
   ブロック体の上面部に形成され、且つ、前記支持脚の下
   ブロック体の底面部に、複数の横方向のスロットと縦方
   向のスロットが形成されていることを特徴とする請求項
   ５に記載の貨物保持パレット。
8. 【請求項８】 前記支持脚の上ブロック体の底面部に、
   少なくとも一つの係合用のスロットが形成され、前記支
   持脚の下ブロック体の上面上に形成された少なくとも一
   つの嵌合用の突起部が、この係合用のスロットに嵌合し
   て、これにより、上ブロック体を下ブロック体とを連結
   するように構成されていることを特徴とする請求項５に
   記載の貨物保持パレット。
9. 【請求項９】 前記グリッド状のフレームが、矩形状の
   フレーム材と、前記矩形のフレーム材に相互差し渡して
   取り付けた複数の平行な縦方向棒材と横方向棒材とを備
   えることを特徴とする請求項１に記載の貨物保持パレッ
   ト。
10. 【請求項１０】 前記縦方向棒材にはぞれぞれ、横方向
    棒材との交差部に複数の湾曲部が形成され、前記横方向
    棒材にはそれぞれ、縦方向棒材との交差部に複数の湾曲
    部が形成されていることを特徴とする請求項９に記載の
    貨物保持パレット。
11. 【請求項１１】 前記縦方向棒材と横方向棒材のそれぞ
    れの両端部は、折曲され、折曲した端部はそれぞれ、支
    持脚の延びたスロットの凹所に嵌入されることを特徴と
    する請求項９に記載の貨物保持パレット。
12. 【請求項１２】 前記縦向棒材と横方向棒材の折曲され
    たそれぞれの端部は、溶接で矩形のフレーム材に接続さ
    れていることを特徴とする請求項１１に記載の貨物保持
    パレット。
13. 【請求項１３】 前記縦向棒材と横方向棒材は、鋼材で
    製作したものであることを特徴とする請求項９に記載の
    貨物保持パレット。