JP2000229517A - 自動車用窓硝子の案内縁枠の成形方法 - Google Patents
自動車用窓硝子の案内縁枠の成形方法Info
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- JP2000229517A JP2000229517A JP10378006A JP37800698A JP2000229517A JP 2000229517 A JP2000229517 A JP 2000229517A JP 10378006 A JP10378006 A JP 10378006A JP 37800698 A JP37800698 A JP 37800698A JP 2000229517 A JP2000229517 A JP 2000229517A
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Abstract
閉操作を軽快、円滑及び安定的に支持操作できる案内縁
枠を、硬質合成樹脂と軟質合成樹脂及び接触帯面との各
構成材料を同時の押し出し成型機によって一体的に成形
する案内縁枠の成形方法である。 【構成】 案内縁枠は、窓硝子が挿嵌する収納部とドア
ーパネルに装着する取着部と収納部の表面と内面に接合
する接触帯面とを長手方向に成形するものにおいて、該
収納部は軟質合成樹脂の構成材料を以て数条の起立片と
挿嵌凹部を形成する。取着部は、硬質合成樹脂を使用す
る。画い接触帯面の構成材料としては、溶融点の異なる
摩擦の少ないナイロン、ウレタン、ポリオレフィン系樹
脂及びポリスチレン系樹脂の材料からなる溶融点の低い
材料をベース材料として、このベース材料より溶融点の
高いナイロン、ウレタン、ポリオレフィン系樹脂及びポ
リスチレン系樹脂よりなる大小各種の粉末又は粒子を混
合した合成樹脂を使用し、その後該収納部と該取着部及
び該接触帯面の各構成材料を同時の押し出し成型機によ
って一体的に成形し、該接触帯面の表面に溶融度合いの
違いによって生ずる凹凸面よりなる粗面部を形成する自
動車窓硝子の案内縁枠の成形方法を特徴としている。
Description
るドアーの窓硝子の昇降開閉装置を軽快、円滑及び安定
的に支持操作できることを特徴とする自動車用窓硝子の
案内縁枠の成形方法に関するものである。
子は、常時多数回の開閉昇降操作を実施するものであ
る。従つて、ドアーの開閉操作を軽快強固にすることが
必要とされる所である。そこで、軽快に開閉するための
案内縁枠は、全体を軟質合成樹脂又は合成護膜を以て窓
硝子の上端縁を受止する。そして、上端縁が当たる部分
にナイロン等の各繊維を植毛したものを取付使用する
か、又は案内縁枠の窓硝子の端縁を圧持する圧持舌片の
位置にフツ素系の合成樹脂テープにモリブデンを入れた
テープを接着剤で取着したもの等が知られている。
ののうち前者においては、全体を軟質合成樹脂製によつ
て成形されたものは、案内縁枠と窓硝子との接合状態及
び分離状態が良好で円滑に開閉操作ができるが、ドアー
パネルへの取着部分が軟質性のために、温度に弱く、変
形や剥離のために移動しやすく固着状態が確実でない欠
点がある。また、各種繊維の植毛工程が大変に複雑であ
ると共に、その植毛部分に接着剤を塗布する面倒な手間
と、多数回の使用及び雨水等の浸透により植毛部分が転
倒したり、摩耗したりして所期の作用効果が達成されな
い等の問題点がある。
圧持舌片に接着剤で取付するために、面倒な作業と相対
する各圧持舌片の湾曲面及びコーナー等の平面状以外に
は該テープが接着できない欠点がある。更に、該案内縁
枠の一部に発泡合成樹脂を使用したものも、実施されて
いるがこれ等のものは容易に摩耗したり、亀裂したりす
る等の問題もある。
に鑑みてなされたものであり、その目的とする所は、案
内縁枠をドアーパネルに強固に取着固定すると共に、窓
硝子の開閉操作を抵抗なく軽快に作動し、長期間に亘つ
て接合や分離が円滑に実施されることが望ましいもので
ある。また、案内縁枠と窓硝子の上端外周縁と緊密性と
開閉時の摺動抵抗が少なく、軽い操作ができる窓硝子の
案内縁枠の成形方法を提供するものである。
に、本発明の案内縁枠の成形方法によれば、案内縁枠
は、窓硝子が挿嵌する収納部と、ドアーパネルに装着さ
れる取着部及び収納部の表面と内面に接合する接触帯面
とを長手方向に成形したものにおいて、該収納部は構成
材料として軟質合成樹脂を以て数条の起立片と挿嵌凹部
とを成形する。該取着部は、硬質合成樹脂の構成材料を
使用して成形する。前記接触帯面の構成材料は、溶融点
の異なる摩擦の少ないナイロン、ウレタン、ポリオレフ
ィン系樹脂及びポリスチレン系樹脂の材料からなる溶融
点の低い材料をベース材料として、このベース材料より
溶融点の高いナイロン、ウレタン、ポリオレフィン系樹
脂及びポリスチレン系樹脂よりなる大小各種の粉末又は
粒子を混合した合成樹脂を使用する。その後、前記収納
部と該取着部及び接触帯面との各々の構成材料を同時の
押し出し成型機によって一体的に成形し、該接触帯面の
表面に溶融度合いの違いによって生ずる凹凸面よりなる
粗面部を形成する案内縁枠を成形することを特徴として
いる。
は、押し出し成型機によって軟質合成樹脂製の収納部
(2)と、硬質合成樹脂製の取着部(3)と、収納部
(2)の相対向する圧持舌片(8)・(9)の表面と挿
嵌凹部(7)の内面(11)とに溶融点の異なる摩擦の
少ないナイロン、ウレタン、ポリオレフィン系樹脂及び
ポリスチレン系樹脂材料からなる溶融点の低い材料をベ
ース材料とし、このベース材料より溶融点の高い同じ材
料の大小各種の粉末又は粒子(14)(14)を混合し
た合成樹脂(13)の接触帯面(12)とを押し出しと
同時に成形して、表面に溶融度合いによって生ずる凹凸
状の粗面部(15)(15)を成形した案内縁枠(1)
を、該取着部(3)をドアー(17)のドアーパネル
(19)(19)の外周縁の間に嵌着固定し、軟質合成
樹脂の収納部(2)を下向きに位置し、窓硝子(9)の
開閉時に該粗面部(15)(15)との気密接合及び摺
動抵抗の少ない操作による分離を著しく軽量とするもの
である。
自動車等の各種車輌(20)に設けられる各ドアー(1
7)(17)の各窓硝子(18)(18)の上端縁が摺
動抵抗が少なく、昇降開閉するための案内縁枠(1)
は、ドアーパネル(19)(19)の上方外周受枠に嵌
装固着される。前記案内縁枠(1)には、合成樹脂を以
て長尺の帯状に成形され、該ドアーパネル(19)に取
着される部分に硬質合成樹脂よりなる取着部(3)を設
け、該窓硝子(18)の端縁が挿嵌する側に軟質合成樹
脂製の収納部(2)を一体に成形してある。
(19)(19)の装着に便利な各種形状の装着用突片
(16)(16)を数個形成してある。次に、該収納部
(2)には、該取着部(3)との間に挿嵌凹部(7)を
長手方向に形成してある。前記挿嵌凹部(7)には、入
口の相対向する位置に圧持舌片(8)及び圧持舌片
(9)を各々突設してある。該挿嵌凹部(7)に閉鎖す
る該窓硝子(18)の端縁が圧接する内面(11)と、
該圧持舌片(8)及び圧持舌片(9)の窓硝子(18)
が圧接する表面とに一体的に重合する接触帯面(12)
の構成材料として、溶融点の異なる摩擦の少ないナイロ
ン、ウレタン、ポリオレフィン系樹脂及びポリスチレン
系樹脂材料からなる溶融点の低い材料をベース材料と
し、このベース材料より溶融点の高いナイロン、ウレタ
ン、ポリオレフィン系樹脂及びポリスチレン系樹脂材料
よりなる大小各種の粉末又は粒子(14)(14)を混
合した合成樹脂(13)を使用する。その後、前記し有
能部(2)と該取着部(3)及び該接触帯面(12)の
各構成材料を、同時の各押し出し成型機によって該案内
縁枠(1)を一体的に成形し、該接触帯面(12)の表
面に溶融度合いの違いによって生ずる多数の凹凸状の粗
面部(15)(15)……を成形するものである。
とし、温度や振動に左右されない強固な案内縁枠(1)
を成形するものである。符号(10)は、該案内縁枠
(1)の長手方向の両側に設けたドアーパネル(19)
を挾持する屈曲挾持片を示したものである。
イロン、11ナイロン、ポリオレフイン系樹脂、ポリス
チレン系樹脂を使用する。また、溶融点の高い材料とし
ては、6ナイロン、66ナイロン、フツ素系樹脂、ポリ
オレフイン系樹脂、ポリスチレン系樹脂を使用するもの
である。
よれば、収納部と取着部及び接触帯面とは、各々相溶性
のある構成材料を使用したので、押し出し成形時の熱と
圧力により全体を一体的に結合して強靱化される。そし
て、案内縁枠の取着部を硬質合成樹脂を使用して成形し
たので、ドアーパネルへの装着に対して取付が確実強固
であると共に、振動や屈曲による移動を確実に防止する
効果と、収納部と軟質合成樹脂による温度等の伸長等の
差を充分に吸収して安定固定される効果がある。また、
取着部と一体成形する軟質合成樹脂よりなる該挿嵌凹部
の入口に設けた相対向する各圧持舌片によっては、窓硝
子の開閉時の無理なく適宜順応して圧接し、隙間が生ず
ることなく水密性の役目を果たすと共に、振動及び無理
な開閉に対しても充分に対応できる効果がある。
嵌凹部との内底面に接合する接触帯面の構成材料を溶融
点の異なる摩擦の少ないナイロン、ウレタン、ポリオレ
フィン系樹脂及びポリスチレン系樹脂の材料からなる溶
融点の低い材料をベース材料として、このベース材料よ
り溶融点の高いナイロン、ウレタン、ポリオレフィン系
樹脂及びポリスチレン系樹脂よりなる大小各種の粉末又
は粒子を混合した合成樹脂を使用し、この接触帯面の合
成樹脂と該収納部及び該取着部との合成樹脂との構成材
料を同時の押し出し成型機によって一体的に成形したの
で、接触帯面は案内縁枠と強固に接合され、表面に多数
の粗面部を成形して接触抵抗の少ない接合面が容易に形
成される効果と、押圧成形時において、溶融度合いがこ
となるために適宜に溶融して凹凸状が容易に形成されて
表面に平均して粗面部が確実に成形される効果がある。
は、大小各種材料の配合選択によって適宜自由に形成で
きると云う便利な効果もある。また、該接触帯面は、案
内縁枠と同時に押圧成形するため、融合状態が確実に結
合し、容易に剥離したりせずに全体を強靱化すると云う
優れた効果もある。
図である。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 自動車等の昇降する窓硝子に圧接してド
アーパネルに嵌装する窓硝子の案内縁枠の成形方法であ
って、前記案内縁枠は、窓硝子が挿嵌する収納部とドア
ーパネルに装着される取着部及び収納部の表面と内面に
接合する接触帯面とを長手方向に成形するものにおい
て、該収納部は、軟質合成樹脂の構成材料を以て数条の
起立片と挿嵌凹部とを成形し、該取着部は、その構成材
料として硬質合成樹脂を使用し、前記接触帯面の構成材
料として、溶融点の異なる摩擦の少ないナイロン、ウレ
タン、ポリオレフィン系樹脂及びポリスチレン系樹脂の
材料からなる溶融点の低い材料をベース材料として、こ
のベース材料より溶融点の高いナイロン、ウレタン、ポ
リオレフィン系樹脂及びポリスチレン系樹脂よりなる大
小各種の粉末又は粒子を混合した合成樹脂を使用し、そ
の後前記収納部と該取着部及び該接触帯面の各構成材料
を同時の押し出し成型機によって一体的に成形し、該接
触帯面の表面に溶融度合いの違いによって生ずる凹凸面
よりなる粗面部を形成することを特徴とする自動車用窓
硝子の案内縁枠の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37800698A JP3191101B2 (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 自動車用窓硝子の案内縁枠の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37800698A JP3191101B2 (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 自動車用窓硝子の案内縁枠の成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000229517A true JP2000229517A (ja) | 2000-08-22 |
JP3191101B2 JP3191101B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=18509321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37800698A Expired - Lifetime JP3191101B2 (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 自動車用窓硝子の案内縁枠の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3191101B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104340026A (zh) * | 2013-07-23 | 2015-02-11 | 铃木株式会社 | 车辆用车门结构 |
-
1998
- 1998-11-24 JP JP37800698A patent/JP3191101B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104340026A (zh) * | 2013-07-23 | 2015-02-11 | 铃木株式会社 | 车辆用车门结构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3191101B2 (ja) | 2001-07-23 |
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