JP2000229097A - 女性用排尿受け器 - Google Patents
女性用排尿受け器Info
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- Japan
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- urination
- opening
- support pipe
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡敏な構造で、しかも寝たままでも、座った
ままでも、より確実に、漏らすことなく快適に排尿を可
能とする。 【解決手段】 排尿部位周囲に密着させやすい形状に形
成された尿吸い込み開口部４を有し、尿吸い込み開口部
４の背面に、一体構造の筐体６を介して操作バー７を回
動可能に取り付ける。この操作バー７は、支柱パイプ８
と、グリップ部９とを有する。支柱パイプ８の基端側
を、筐体６内に進退可能とし、さらに支柱パイプ８先端
側もグリップ部９内に進退可能として、使用者に応じて
調節する構造とする。前記グリップ部９は、手の不自由
な使用者にも、容易に掴むことができるように、外周部
を、中間部及び先端側において、絞り形状とする。
ままでも、より確実に、漏らすことなく快適に排尿を可
能とする。 【解決手段】 排尿部位周囲に密着させやすい形状に形
成された尿吸い込み開口部４を有し、尿吸い込み開口部
４の背面に、一体構造の筐体６を介して操作バー７を回
動可能に取り付ける。この操作バー７は、支柱パイプ８
と、グリップ部９とを有する。支柱パイプ８の基端側
を、筐体６内に進退可能とし、さらに支柱パイプ８先端
側もグリップ部９内に進退可能として、使用者に応じて
調節する構造とする。前記グリップ部９は、手の不自由
な使用者にも、容易に掴むことができるように、外周部
を、中間部及び先端側において、絞り形状とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡敏な構造で、し
かも寝たままでも、座ったままでも、より確実に、漏ら
すことなく快適に排尿が可能な構造とした、女性用排尿
受け器に関するものである。
かも寝たままでも、座ったままでも、より確実に、漏ら
すことなく快適に排尿が可能な構造とした、女性用排尿
受け器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ベッド生活を営む人にとって最も
切実な問題のうちの一つとして、排泄に関することがあ
げられる。この場合、排泄補助手段としては、昔ながら
の便器を１．ベッド自体に設けたもの、２．ベッド傍ら
にポータブル便器として設けたものがある。ところで、
最近、座った姿勢でも排尿したいという人が増えてきて
おり、座った姿勢での排尿というのは、健常者のように
ごく自然なことであり、医学的に見ても、座った姿勢で
排尿するのは効果があるということが実証されている。
切実な問題のうちの一つとして、排泄に関することがあ
げられる。この場合、排泄補助手段としては、昔ながら
の便器を１．ベッド自体に設けたもの、２．ベッド傍ら
にポータブル便器として設けたものがある。ところで、
最近、座った姿勢でも排尿したいという人が増えてきて
おり、座った姿勢での排尿というのは、健常者のように
ごく自然なことであり、医学的に見ても、座った姿勢で
排尿するのは効果があるということが実証されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ここで
問題は排尿受け器にある。特に女性においては、尿が漏
れないように、排尿受け器開口面を排尿部位に押しあて
た状態で使用するため特別な形状を有しているが、現行
の形状では、座位の姿勢では無理があり、排尿受け器開
口面を、排尿部位に密接させるにはある程度慣れが必要
であった。本発明は、かかる不都合を改善するために提
案されたものであって、簡敏な構造で、しかも寝たまま
でも、座ったままでも、より確実に、漏らすことなく快
適に排尿が可能な構造とした、自動採尿器における女性
用排尿受け器を提供することを目的とする。
問題は排尿受け器にある。特に女性においては、尿が漏
れないように、排尿受け器開口面を排尿部位に押しあて
た状態で使用するため特別な形状を有しているが、現行
の形状では、座位の姿勢では無理があり、排尿受け器開
口面を、排尿部位に密接させるにはある程度慣れが必要
であった。本発明は、かかる不都合を改善するために提
案されたものであって、簡敏な構造で、しかも寝たまま
でも、座ったままでも、より確実に、漏らすことなく快
適に排尿が可能な構造とした、自動採尿器における女性
用排尿受け器を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、女性の排尿部位に当てて尿を採集す
るようにした女性用排尿受け器において、排尿部位を囲
繞するべく、排尿部位周囲に密接状態となるように構成
した開口部を有し、使用者が仰臥位にて排尿の際に、こ
の開口部を排尿部位周囲に密接状態となるように押し当
てるための操作手段を設け、この操作手段は、開口部背
面に基端側を固設した支柱パイプと、支柱パイプ先端側
に設けたグリップ部とを有し、この支柱パイプ先端のグ
リップ部を開口部背面側から、開口部前方、上方側に指
向させた。また本発明は、女性の排尿部位に当てて尿を
採集するようにした女性用排尿受け器において、排尿部
位を囲繞するべく、排尿部位周囲に密接状態となるよう
に構成した開口部を有し、使用者が仰臥位にて排尿の際
に、この開口部を排尿部位周囲に密接状態となるように
押し当てるための操作手段を設ける一方、使用者が座位
にて排尿する際に、開口部を排尿部位周囲に密接状態に
押し当て操作可能とする把持部を設け、前記操作手段
は、開口部背面に基端側を回動可能に設けた支柱パイプ
と、支柱パイプ先端側に設けたグリップ部とを有し、使
用者が仰臥位にて排尿の際に前記支柱パイプ先端のグリ
ップ部を開口部背面側から、開口部前方、上方側に指向
させて前記グリップ部を握って引き込むようにし、使用
者が座位にて排尿の際に前記支柱パイプ先端のグリップ
部を開口部背面側に指向させた状態で、把持部をもって
行うようにした。前述の構成において、支柱パイプの基
端側および／または支柱パイプ先端のグリップ部側を伸
縮調節可能に構成することができる。
ために、本発明は、女性の排尿部位に当てて尿を採集す
るようにした女性用排尿受け器において、排尿部位を囲
繞するべく、排尿部位周囲に密接状態となるように構成
した開口部を有し、使用者が仰臥位にて排尿の際に、こ
の開口部を排尿部位周囲に密接状態となるように押し当
てるための操作手段を設け、この操作手段は、開口部背
面に基端側を固設した支柱パイプと、支柱パイプ先端側
に設けたグリップ部とを有し、この支柱パイプ先端のグ
リップ部を開口部背面側から、開口部前方、上方側に指
向させた。また本発明は、女性の排尿部位に当てて尿を
採集するようにした女性用排尿受け器において、排尿部
位を囲繞するべく、排尿部位周囲に密接状態となるよう
に構成した開口部を有し、使用者が仰臥位にて排尿の際
に、この開口部を排尿部位周囲に密接状態となるように
押し当てるための操作手段を設ける一方、使用者が座位
にて排尿する際に、開口部を排尿部位周囲に密接状態に
押し当て操作可能とする把持部を設け、前記操作手段
は、開口部背面に基端側を回動可能に設けた支柱パイプ
と、支柱パイプ先端側に設けたグリップ部とを有し、使
用者が仰臥位にて排尿の際に前記支柱パイプ先端のグリ
ップ部を開口部背面側から、開口部前方、上方側に指向
させて前記グリップ部を握って引き込むようにし、使用
者が座位にて排尿の際に前記支柱パイプ先端のグリップ
部を開口部背面側に指向させた状態で、把持部をもって
行うようにした。前述の構成において、支柱パイプの基
端側および／または支柱パイプ先端のグリップ部側を伸
縮調節可能に構成することができる。
【０００５】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる女性用排尿
受け器について、一つの実施の形態を示し、添付の図面
に基づいて以下説明する。図１に女性用排尿受け器１を
示し、この女性用排尿受け器１には、輸尿チューブ２を
介して尿タンク３が接続されている。前記排尿受け器１
は、適度な硬度の硬質プラスチック（例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレン等）の成形加工体であり、排尿部位
周囲に密着させやすい形状に形成された開口部４を有し
ている。また、排尿受け器１の頂部側には、外気取り入
れ用の通気孔５を設けている。前記開口部４の背面に
は、排尿受け器１と一体構造の筐体６を介して操作バー
７が回動可能に取り付けられている。この操作バー７
は、後述するが、使用者が仰臥位にて、排尿する際に、
開口部４を排尿部位周囲に押しつけるように、掴みやす
い形状としている。すなわち、前記操作バー７は、略中
間部で適度な曲率で湾曲させた支柱パイプ８と、支柱パ
イプ８先端に取り付けた合成樹脂製のグリップ部９とを
有している。また、この支柱パイプ８の基端側は、前記
筐体６頂部に突設した雄ねじ縁（後述）を介して、筐体
６内に進退可能に臨入しており、雄ねじ縁にねじキャッ
プ１０をねじ込むことで前記支柱パイプ８を固定保持す
るようにしている。一方、前記支柱パイプ８先端側も、
グリップ部９内に進退可能に臨入しており、ねじキャッ
プ１１により、支柱パイプ８を前記グリップ部９側に締
め付け固定する構造としている。なお、前記グリップ部
９は、手の不自由な使用者にも、容易に掴むことができ
るように、外周部が、中間部及び先端側において、絞り
形状としている。以上のような構造により、操作バー７
は、開口部４の背面側から、排尿受け器１の頂部上方を
介して開口部４側に延在させたり、開口部４の背面側に
支柱パイプ８を回してグリップ部９を指向させたりする
ようにしている。
受け器について、一つの実施の形態を示し、添付の図面
に基づいて以下説明する。図１に女性用排尿受け器１を
示し、この女性用排尿受け器１には、輸尿チューブ２を
介して尿タンク３が接続されている。前記排尿受け器１
は、適度な硬度の硬質プラスチック（例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレン等）の成形加工体であり、排尿部位
周囲に密着させやすい形状に形成された開口部４を有し
ている。また、排尿受け器１の頂部側には、外気取り入
れ用の通気孔５を設けている。前記開口部４の背面に
は、排尿受け器１と一体構造の筐体６を介して操作バー
７が回動可能に取り付けられている。この操作バー７
は、後述するが、使用者が仰臥位にて、排尿する際に、
開口部４を排尿部位周囲に押しつけるように、掴みやす
い形状としている。すなわち、前記操作バー７は、略中
間部で適度な曲率で湾曲させた支柱パイプ８と、支柱パ
イプ８先端に取り付けた合成樹脂製のグリップ部９とを
有している。また、この支柱パイプ８の基端側は、前記
筐体６頂部に突設した雄ねじ縁（後述）を介して、筐体
６内に進退可能に臨入しており、雄ねじ縁にねじキャッ
プ１０をねじ込むことで前記支柱パイプ８を固定保持す
るようにしている。一方、前記支柱パイプ８先端側も、
グリップ部９内に進退可能に臨入しており、ねじキャッ
プ１１により、支柱パイプ８を前記グリップ部９側に締
め付け固定する構造としている。なお、前記グリップ部
９は、手の不自由な使用者にも、容易に掴むことができ
るように、外周部が、中間部及び先端側において、絞り
形状としている。以上のような構造により、操作バー７
は、開口部４の背面側から、排尿受け器１の頂部上方を
介して開口部４側に延在させたり、開口部４の背面側に
支柱パイプ８を回してグリップ部９を指向させたりする
ようにしている。
【０００６】前記開口部４は、細長い形状とすると共
に、開口部の一端側を底部側に、他端側を頂部側に位置
させている。また、前記底部の一端側近傍を前方に突出
させ、前記頂部側における他端側から底部の一端側に至
る開口部縁部の側面輪郭を、凹曲線状に湾曲形成してい
る。また、開口部４の中間部位は、底部側の一端側近傍
に比較して幅広に形成されている。そして前記開口部４
を形作る縁部１２には、排尿受け器１を構成する硬質プ
ラスチックに比較して軟質な、例えば、ゴム、ポリウレ
タン等のエラストマーが付されている。かかる構造によ
って開口部４を軟質な縁部１２を介して排尿部位周囲に
あてがった際、排尿部位が排尿受け器１内に収容される
と共に排尿部位周辺部に開口部４が密接状態となるよう
にしている。
に、開口部の一端側を底部側に、他端側を頂部側に位置
させている。また、前記底部の一端側近傍を前方に突出
させ、前記頂部側における他端側から底部の一端側に至
る開口部縁部の側面輪郭を、凹曲線状に湾曲形成してい
る。また、開口部４の中間部位は、底部側の一端側近傍
に比較して幅広に形成されている。そして前記開口部４
を形作る縁部１２には、排尿受け器１を構成する硬質プ
ラスチックに比較して軟質な、例えば、ゴム、ポリウレ
タン等のエラストマーが付されている。かかる構造によ
って開口部４を軟質な縁部１２を介して排尿部位周囲に
あてがった際、排尿部位が排尿受け器１内に収容される
と共に排尿部位周辺部に開口部４が密接状態となるよう
にしている。
【０００７】前記操作バー７を取り付ける筐体６の背面
には、図２に示すように、一体的にループ状把持枠１３
を突設している。また、前記筐体６の頂部には、操作バ
ー７における支柱パイプ８を、筐体６内に進退可能に案
内するための雄ねじ縁１４を突設している。この雄ねじ
縁１４には、外周にねじキャップ１０を螺合させるべく
ねじ山１５を形成している。また、雄ねじ縁１４には、
図示は省略するが、支柱パイプ８を所定の方向、すなわ
ち開口部４の前面側、および背面側に指向させた状態に
おいて、ねじキャップ１０により拘束するための切り込
みを設けることができる。この場合、操作バー７を、前
述した方向に保持するために、支柱パイプ８側に、雄ね
じ縁１４における切り込みに係止する適宜な廻り止め手
段（図示省略）を設けるようにしている。
には、図２に示すように、一体的にループ状把持枠１３
を突設している。また、前記筐体６の頂部には、操作バ
ー７における支柱パイプ８を、筐体６内に進退可能に案
内するための雄ねじ縁１４を突設している。この雄ねじ
縁１４には、外周にねじキャップ１０を螺合させるべく
ねじ山１５を形成している。また、雄ねじ縁１４には、
図示は省略するが、支柱パイプ８を所定の方向、すなわ
ち開口部４の前面側、および背面側に指向させた状態に
おいて、ねじキャップ１０により拘束するための切り込
みを設けることができる。この場合、操作バー７を、前
述した方向に保持するために、支柱パイプ８側に、雄ね
じ縁１４における切り込みに係止する適宜な廻り止め手
段（図示省略）を設けるようにしている。
【０００８】また、前記尿タンク３は、周知のものでよ
く、使用する際排尿受け器１より、常時低い位置になる
ように載置している。また、前記輸尿チューブ２は、排
尿受け器１の底部の最低位置に連通接続している。
く、使用する際排尿受け器１より、常時低い位置になる
ように載置している。また、前記輸尿チューブ２は、排
尿受け器１の底部の最低位置に連通接続している。
【０００９】本発明にかかる女性用排尿受け器は、以上
のように構成されるものであり、次に、女性用排尿受け
器１における女性用排尿受け器１の使用手順を説明す
る。通常の仰臥位での使用の際には、図３に示すよう
に、排尿受け器１を股の間に持ってきて、操作バー７の
グリップ部９を両手でもって、引っ張り込むようにし
て、開口部４を排尿部位を包む位置にもたらして、排尿
部位周囲に前記開口部４を密着させるようにする。この
際、開口部４を形作る縁部１２は、軟質なエラストマー
によって構成されているので、使用者は何ら苦痛を感じ
ることはなく、密着度は一層高まる。なお、前記操作バ
ー７のグリップ部９は、外周部が、中間部及び先端側に
おいて、絞り形状となっているので、手の不自由な使用
者にも握りやすく、操作が容易である。また、前記操作
バー７は、支柱パイプ８が筐体６内に進退可能に構成さ
れている一方、支柱パイプ８先端側も、グリップ部９内
に進退可能に構成しているので、使用者に合った長さに
調節することができ、一層使いやすいものとなる。
のように構成されるものであり、次に、女性用排尿受け
器１における女性用排尿受け器１の使用手順を説明す
る。通常の仰臥位での使用の際には、図３に示すよう
に、排尿受け器１を股の間に持ってきて、操作バー７の
グリップ部９を両手でもって、引っ張り込むようにし
て、開口部４を排尿部位を包む位置にもたらして、排尿
部位周囲に前記開口部４を密着させるようにする。この
際、開口部４を形作る縁部１２は、軟質なエラストマー
によって構成されているので、使用者は何ら苦痛を感じ
ることはなく、密着度は一層高まる。なお、前記操作バ
ー７のグリップ部９は、外周部が、中間部及び先端側に
おいて、絞り形状となっているので、手の不自由な使用
者にも握りやすく、操作が容易である。また、前記操作
バー７は、支柱パイプ８が筐体６内に進退可能に構成さ
れている一方、支柱パイプ８先端側も、グリップ部９内
に進退可能に構成しているので、使用者に合った長さに
調節することができ、一層使いやすいものとなる。
【００１０】前記排尿受け器１を股の間において排尿部
位側に引き込む際、操作バー７のグリップ部９は、先端
が若干上方に傾斜した状態にあるので、そのまま引き込
み操作するだけで、開口部４の下部先端側が持ち上がっ
て排尿部位下方の箇所に圧接され、排尿受け器１底部の
輸尿チューブ２の接続部位が最低位置にもたらされる。
このため、尿は逆流することなくしかも漏れることな
く、輸尿チューブ２を介して尿タンク３に流下してい
き、尿を貯留することができるのである。
位側に引き込む際、操作バー７のグリップ部９は、先端
が若干上方に傾斜した状態にあるので、そのまま引き込
み操作するだけで、開口部４の下部先端側が持ち上がっ
て排尿部位下方の箇所に圧接され、排尿受け器１底部の
輸尿チューブ２の接続部位が最低位置にもたらされる。
このため、尿は逆流することなくしかも漏れることな
く、輸尿チューブ２を介して尿タンク３に流下してい
き、尿を貯留することができるのである。
【００１１】次に座位の状態で女性用排尿受け器１を使
用するときは、操作バー７における支柱パイプ８の基端
側のねじキャップ１０を緩めて支柱パイプ８を回して、
グリップ部９を開口部４の背面側に指向させてねじキャ
ップ１０を締めて固定する（図４参照）。すると、使用
者が起き上がって排尿受け器１を引き寄せても操作バー
７が邪魔になることはなく、筐体６背面の把持枠１３に
手指を差し込んで保持することができる。このように、
手指を把持枠１３に差し込んで保持することができるの
で、手の不自由な使用者にも容易に取り扱うことができ
る。使用者は例えばベッドのサイド側から床面に足を付
いた状態で上半身を起こした状態で座り（図４参照）、
前記把持枠１３に手指を差し込んだ状態で、排尿受け器
１を持って、排尿受け器１の開口部４の一端側を、股下
の尻中央に差し込んでいき、前記開口部４の一端側が股
下の尻中央にもたらされたところで、排尿受け器１の輸
尿チューブ２接続側を押し下げるように手指で押し付け
るようにする。これによって、前記輸尿チューブ２接続
側が下降して、排尿受け器１は、ほぼ水平に近い状態と
なり、開口部４の先端下側が排尿部位下側の部位を持ち
上げるように圧接した状態となって、開口部４が排尿部
位を包むように密接状態となる。このため、尿が漏れる
ようなことはなく、また、座位による排尿なので、使用
者はごく自然な感じで排尿することができ、しかも、尿
は輸尿チューブ２を介して尿タンク３に流下していき、
尿を貯留することができる。
用するときは、操作バー７における支柱パイプ８の基端
側のねじキャップ１０を緩めて支柱パイプ８を回して、
グリップ部９を開口部４の背面側に指向させてねじキャ
ップ１０を締めて固定する（図４参照）。すると、使用
者が起き上がって排尿受け器１を引き寄せても操作バー
７が邪魔になることはなく、筐体６背面の把持枠１３に
手指を差し込んで保持することができる。このように、
手指を把持枠１３に差し込んで保持することができるの
で、手の不自由な使用者にも容易に取り扱うことができ
る。使用者は例えばベッドのサイド側から床面に足を付
いた状態で上半身を起こした状態で座り（図４参照）、
前記把持枠１３に手指を差し込んだ状態で、排尿受け器
１を持って、排尿受け器１の開口部４の一端側を、股下
の尻中央に差し込んでいき、前記開口部４の一端側が股
下の尻中央にもたらされたところで、排尿受け器１の輸
尿チューブ２接続側を押し下げるように手指で押し付け
るようにする。これによって、前記輸尿チューブ２接続
側が下降して、排尿受け器１は、ほぼ水平に近い状態と
なり、開口部４の先端下側が排尿部位下側の部位を持ち
上げるように圧接した状態となって、開口部４が排尿部
位を包むように密接状態となる。このため、尿が漏れる
ようなことはなく、また、座位による排尿なので、使用
者はごく自然な感じで排尿することができ、しかも、尿
は輸尿チューブ２を介して尿タンク３に流下していき、
尿を貯留することができる。
【００１２】以上のように、前述の排尿受け器１は、開
口部４は、ちょうど股下の排尿部位周囲外表面に沿った
形状とし、しかも開口部４を形作る縁部１２に比較的軟
質な部材によって構成したので、寝た状態のままでも、
上半身を起こした状態でも、排尿部位を包む状態で排尿
部位周囲に密着させることができ、使用者自らが容易に
しかも苦痛なく、排尿受け器１を所定の位置に押し当て
ることができ、介護者の手を煩わせることなく排尿を行
うことができる。
口部４は、ちょうど股下の排尿部位周囲外表面に沿った
形状とし、しかも開口部４を形作る縁部１２に比較的軟
質な部材によって構成したので、寝た状態のままでも、
上半身を起こした状態でも、排尿部位を包む状態で排尿
部位周囲に密着させることができ、使用者自らが容易に
しかも苦痛なく、排尿受け器１を所定の位置に押し当て
ることができ、介護者の手を煩わせることなく排尿を行
うことができる。
【００１３】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、寝たまま
でも、座ったままでも、排尿受け器における開口部を無
理なく排尿部位を包むように密接状態とすることがで
き、より確実に、漏らすことなく、しかも楽に排尿が可
能となり、さらに快適なベッド生活をもたらすことがで
きる。
でも、座ったままでも、排尿受け器における開口部を無
理なく排尿部位を包むように密接状態とすることがで
き、より確実に、漏らすことなく、しかも楽に排尿が可
能となり、さらに快適なベッド生活をもたらすことがで
きる。
【００１４】
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明にかかる女性用排尿受け器の一つの実施
形態を示す外観斜視説明図である。
形態を示す外観斜視説明図である。
【図２】図１に示す女性用排尿受け器における、断面説
明図である。
明図である。
【図３】本発明にかかる女性用排尿受け器を仰臥位の状
態での使用態様を示した、側面使用説明図である。
態での使用態様を示した、側面使用説明図である。
【図４】本発明にかかる女性用排尿受け器を座位の状態
での使用態様を示した、側面使用説明図である。
での使用態様を示した、側面使用説明図である。
１ 排尿受け器 ２ 輸尿チューブ ３ 尿タンク ４ 開口部 ５ 通気孔 ６ 筐体 ７ 操作バー ８ 支柱パイプ ９ グリップ部 １０、１１ ねじキャップ １２ 縁部 １３ 把持枠 １４ 雄ねじ縁 １５ ねじ山
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１２年１月２７日（２０００．１．２
７）
７）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００３
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ここで
問題は排尿受け器にある。特に女性用においては、尿が
漏れないように、排尿受け器開口面を排尿部位に押しあ
てた状態で使用するため特別な形状を有しているが、現
行の形状では、座位の姿勢では無理があり、排尿受け器
開口面を、排尿部位に密接させるにはある程度慣れが必
要であった。
問題は排尿受け器にある。特に女性用においては、尿が
漏れないように、排尿受け器開口面を排尿部位に押しあ
てた状態で使用するため特別な形状を有しているが、現
行の形状では、座位の姿勢では無理があり、排尿受け器
開口面を、排尿部位に密接させるにはある程度慣れが必
要であった。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００４
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、女性の排尿部位に当てて尿を採集す
るようにした女性用排尿受け器において、排尿部位を囲
繞するべく、排尿部位周囲に密接状態となるように構成
した開口部を有し、使用者が仰臥位にて排尿の際に、こ
の開口部を排尿部位周囲に密接状態となるように押し当
てるための操作手段を設ける一方、使用者が座位にて排
尿する際に、開口部を排尿部位周囲に密接状態に押し当
て操作可能とする把持部を設け、前記操作手段は、開口
部背面に基端側を回動可能に設けた支柱パイプと、支柱
パイプ先端側に設けたグリップ部とを有し、使用者が仰
臥位にて排尿の際に前記支柱パイプ先端のグリップ部を
開口部背面側から、開口部前方、上方側に指向させて前
記グリップ部を握って引き込むようにし、使用者が座位
にて排尿の際に前記支柱パイプ先端のグリップ部を開口
部背面側に指向させた状態で、把持部をもって行うよう
にした。前述の構成において、支柱パイプの基端側およ
び／または支柱パイプ先端のグリップ部側を伸縮調節可
能に構成することができる。
ために、本発明は、女性の排尿部位に当てて尿を採集す
るようにした女性用排尿受け器において、排尿部位を囲
繞するべく、排尿部位周囲に密接状態となるように構成
した開口部を有し、使用者が仰臥位にて排尿の際に、こ
の開口部を排尿部位周囲に密接状態となるように押し当
てるための操作手段を設ける一方、使用者が座位にて排
尿する際に、開口部を排尿部位周囲に密接状態に押し当
て操作可能とする把持部を設け、前記操作手段は、開口
部背面に基端側を回動可能に設けた支柱パイプと、支柱
パイプ先端側に設けたグリップ部とを有し、使用者が仰
臥位にて排尿の際に前記支柱パイプ先端のグリップ部を
開口部背面側から、開口部前方、上方側に指向させて前
記グリップ部を握って引き込むようにし、使用者が座位
にて排尿の際に前記支柱パイプ先端のグリップ部を開口
部背面側に指向させた状態で、把持部をもって行うよう
にした。前述の構成において、支柱パイプの基端側およ
び／または支柱パイプ先端のグリップ部側を伸縮調節可
能に構成することができる。
Claims (3)
- 【請求項１】 女性の排尿部位に当てて尿を採集する
ようにした女性用排尿受け器において、排尿部位を囲繞
するべく、排尿部位周囲に密接状態となるように構成し
た開口部を有し、使用者が仰臥位にて排尿の際に、この
開口部を排尿部位周囲に密接状態となるように押し当て
るための操作手段を設け、この操作手段は、開口部背面
に基端側を固設した支柱パイプと、支柱パイプ先端側に
設けたグリップ部とを有し、この支柱パイプ先端のグリ
ップ部を開口部背面側から、開口部前方、上方側に指向
させたことを特徴とする女性用排尿受け器。 - 【請求項２】 女性の排尿部位に当てて尿を採集する
ようにした女性用排尿受け器において、排尿部位を囲繞
するべく、排尿部位周囲に密接状態となるように構成し
た開口部を有し、使用者が仰臥位にて排尿の際に、この
開口部を排尿部位周囲に密接状態となるように押し当て
るための操作手段を設ける一方、使用者が座位にて排尿
する際に、開口部を排尿部位周囲に密接状態に押し当て
操作可能とする把持部を設け、前記操作手段は、開口部
背面に基端側を回動可能に設けた支柱パイプと、支柱パ
イプ先端側に設けたグリップ部とを有し、使用者が仰臥
位にて排尿の際に前記支柱パイプ先端のグリップ部を開
口部背面側から、開口部前方、上方側に指向させて前記
グリップ部を握って引き込むようにし、使用者が座位に
て排尿の際に前記支柱パイプ先端のグリップ部を開口部
背面側に指向させた状態で、把持部をもって行うように
したことを特徴とする女性用排尿受け器。 - 【請求項３】 前記支柱パイプの基端側および／また
は支柱パイプ先端のグリップ部側を伸縮調節可能に構成
したことを特徴とする請求項１または２記載の女性用排
尿受け器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03318499A JP3176351B2 (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | 女性用排尿受け器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03318499A JP3176351B2 (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | 女性用排尿受け器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000229097A true JP2000229097A (ja) | 2000-08-22 |
| JP3176351B2 JP3176351B2 (ja) | 2001-06-18 |
Family
ID=12379422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03318499A Expired - Fee Related JP3176351B2 (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | 女性用排尿受け器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3176351B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009297447A (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Aron Kasei Co Ltd | 尿器 |
| JP4513112B1 (ja) * | 2009-10-19 | 2010-07-28 | 池田 儀彦 | 手持ち型尿飛散防止具 |
| JP2014512233A (ja) * | 2011-04-24 | 2014-05-22 | レビー，デイビッド，ヘンリー | 自己管理式の病床用便器 |
| CN105596136A (zh) * | 2016-02-03 | 2016-05-25 | 郑忠堂 | 一种女用排尿器 |
| WO2022046782A1 (en) * | 2020-08-25 | 2022-03-03 | Angele Innovations, Llc | Device for in-flight urine elimination |
-
1999
- 1999-02-10 JP JP03318499A patent/JP3176351B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009297447A (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Aron Kasei Co Ltd | 尿器 |
| JP4513112B1 (ja) * | 2009-10-19 | 2010-07-28 | 池田 儀彦 | 手持ち型尿飛散防止具 |
| JP2011083580A (ja) * | 2009-10-19 | 2011-04-28 | Yoshihiko Ikeda | 手持ち型尿飛散防止具 |
| JP2014512233A (ja) * | 2011-04-24 | 2014-05-22 | レビー，デイビッド，ヘンリー | 自己管理式の病床用便器 |
| CN105596136A (zh) * | 2016-02-03 | 2016-05-25 | 郑忠堂 | 一种女用排尿器 |
| WO2022046782A1 (en) * | 2020-08-25 | 2022-03-03 | Angele Innovations, Llc | Device for in-flight urine elimination |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3176351B2 (ja) | 2001-06-18 |
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