JP2000228529A - 過電圧防止素子を有する太陽電池モジュール及びこれを用いた太陽光発電システム - Google Patents

過電圧防止素子を有する太陽電池モジュール及びこれを用いた太陽光発電システム

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JP2000228529A JP11319348A JP31934899A JP2000228529A JP 2000228529 A JP2000228529 A JP 2000228529A JP 11319348 A JP11319348 A JP 11319348A JP 31934899 A JP31934899 A JP 31934899A JP 2000228529 A JP2000228529 A JP 2000228529A
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cell module
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voltage
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Nobuyoshi Takehara
信善 竹原
Naoki Manabe
直規 真鍋
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    • Y10S323/906Solar cell systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 過電圧防止手段の放熱のための別段の手段を
設けることを要せず、過電圧防止手段の取付けの煩雑さ
を解消する等の過電圧防止手段の簡素化及び過電圧防止
手段に用いる過電圧防止素子の平面性の向上を図る。 【解決手段】 複数の光起電力素子を有する太陽電池モ
ジュールにおいて、前記光起電力素子ごとに並列接続さ
れた過電圧防止素子により光起電力素子及び太陽電池モ
ジュールの過電圧を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光起電力素子ごと
に過電圧防止素子を有する太陽電池モジュール、及びこ
れを用いた太陽光発電システムに関する。
【0002】
【従来の技術】太陽電池にはその特性上、負荷量によっ
て電圧が変わるという性質がある。無負荷時の開放電圧
は、太陽電池出力が最大になる最適動作電圧よりも必ず
高くなる。発電装置として効率よく使用するためには太
陽電池を最適動作点で作動させれば良い(すなわち最適
な負荷抵抗を与えれば良い)が、負荷が軽くなる(すな
わち負荷抵抗の値が大きくなる)ような場合には太陽電
池直流回路の電圧が上昇してしまう。したがって、停止
状態では前記の開放電圧まで上昇してしまうことから、
太陽電池直流回路につながれる電力変換装置などは、こ
の電圧に耐えるものでなければならない。また、一般的
に言って、アモルファスシリコンを用いた太陽電池のフ
ィルファクターは単結晶シリコンを用いた太陽電池のフ
ィルファクターよりも劣り、最適動作電圧が同じならば
開放電圧が単結晶シリコンの開放電圧よりも高くなると
いうことが知られている。したがって、アモルファスシ
リコンを用いた太陽電池により構成される太陽電池発電
システムの場合には、より高い電圧に耐える電力変換装
置等の機器を使用する必要がある。
【0003】このような開放電圧が大きいことにより生
じる過電圧への対応策として、特登録2580185号
公報に記載されている方法がある。以下、この過電圧防
止手段を図1により説明する。図1では、太陽電池パネ
ル101と逆流防止ダイオード102の直列体(すなわ
ち太陽電池アレイ)に対して電圧制限素子103を並列
接続しており、前記並列回路が、負荷であるコンプレッ
サー駆動モータ105に接続されている。日射量が大き
く負荷が軽い場合には、太陽電池パネルにおいて発生し
た余剰電力を電圧制限素子103において消費させるこ
とにより、過電圧を防止している。なお、図1中、10
4は定電圧直流電源、105はコンプレッサー駆動モー
タ、106はインバータパワーモジュール、107はイ
ンバータエアコンを示す。
【0004】また、過電圧への他の対応策として特公平
7−89302号公報に記載されている方法がある。以
下、この過電圧防止手段を図2により説明する。太陽電
池201が複数直列接続(すなわち太陽電池アレイ化)
されており、その一部を短絡するためのスイッチ204
と、該スイッチ204の開閉を制御するための制御回路
203により構成されている。前記複数直列接続された
太陽電池201の発電電圧が過剰となる場合に、前記制
御回路203はスイッチ204を閉路して、太陽電池ア
レイの一部を短絡することにより過電圧を防止してい
る。なお、図2中、202はインバータ、205は分圧
回路、206は誘導電動機を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の過電圧防止手段では以下のような問題点があった。
【0006】特登録2580185号公報においては、
電圧制限素子を太陽電池アレイに並列接続することか
ら、該電圧制限素子において太陽電池アレイで発生した
余剰電力全てを消費することとなり、太陽電池アレイの
出力が大きくなる程電圧制限素子において消費される電
力が非常に大きくなるという問題があった。特に太陽電
池アレイの出力が数100W以上になると電圧制限素子
は電力消費による発熱のために放熱を要し、その放熱の
ために広い場所が必要となる。
【0007】特公平7−89302号公報においては、
太陽電池アレイの一部を短絡するために、太陽電池アレ
イ途中からの短絡用引き出し線と、短絡用のスイッチ
と、短絡を制御するための制御回路と、該制御回路を駆
動させるための電源が必要となり、実用上大変煩雑であ
るという問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑みてなされたものである。
【0009】即ち、本発明に係る太陽電池モジュール
は、複数の光起電力素子を有しており、前記光起電力素
子ごとに過電圧防止素子が並列に接続されており、前記
過電圧防止素子は片方向導通性を示し、前記過電圧防止
素子の最小作動電圧が、前記光起電力素子の開放電圧未
満であって、最適動作電圧以上であることを特徴として
いる。
【0010】前記過電圧防止素子は前記光起電力素子に
対して順方向に並列に接続されており、前記最小作動電
圧は前記光起電力素子に順方向電圧が印加された場合に
おけるものであることを特徴とする。この場合におい
て、前記過電圧防止素子は、複数の構成素子を電気的に
接続することにより構成されており、前記構成素子はそ
れぞれ前記光起電力素子に対して順方向に並列に接続さ
れていることが好ましい。また、前記複数の構成素子の
うち少なくとも一つは、ダイオードであることが好まし
い。また、前記複数の構成素子は、PN接合ダイオー
ド、ショットキーバリアダイオード、抵抗又はこれらの
組み合わせからなることが好ましい。
【0011】また、前記過電圧防止素子は前記光起電力
素子に対して逆方向に並列に接続されており、前記最小
作動電圧は前記光起電力素子に逆方向電圧が印加された
場合におけるものであることを特徴とする。この場合に
おいて、前記過電圧防止素子は、複数の構成素子を電気
的に接続することにより構成されており、前記構成素子
はそれぞれ前記光起電力素子に対して逆方向に並列に接
続されていることが好ましい。また、前記複数の構成素
子のうち少なくとも一つは、定電圧ダイオードであるこ
とが好ましい。また、前記複数の構成素子は、定電圧ダ
イオード、抵抗又はこれらの組み合わせからなることが
好ましい。
【0012】また、本発明に係る太陽光発電システム
は、前記太陽電池モジュールと、その直流出力を交流系
統に逆潮流させる系統連系インバーターを備えているこ
とを特徴としている。
【0013】さらに、本発明に係る太陽光発電システム
は、前記太陽電池モジュールを備え、該太陽電池モジュ
ールから得られた直流電力と商用交流系統から整流して
得られた直流電力を並列接続し、負荷へ供給することを
特徴としている。
【0014】上記構成とすることによって、過電圧防止
のための装置を太陽電池モジュールに外付けする必要が
なく、該装置の設置場所が不要となり、もって太陽電池
モジュールの設置自由度を向上させることができる。ま
た、過電圧防止素子を光起電力素子ごとに分散して配置
させることから、過電圧防止素子における電力消費によ
り発生する熱の集中が起こり難く、過電圧防止素子の放
熱のためのスペースを設ける等の別段の放熱手段を要し
ない。さらに、太陽電池アレイ途中からの短絡用引き出
し線と、短絡用のスイッチと、短絡を制御するための制
御回路と、該制御回路を駆動させるための電源その他の
実用上の煩雑な構成を要せずに、極めて簡易に過電圧防
止手段を提供することができる。
【0015】また、上記構成とすることによって、光起
電力素子ごとに開放電圧が抑制できることから、太陽電
池セルの直列数の自由度が高まり、種々の屋根配置に対
応することができる。さらに、システム電圧の高い太陽
電池発電システムを構築することができることから、シ
ステム損失の小さい太陽電池発電システムを構築するこ
とができる。
【0016】加えて、太陽電池発電システムに使用する
電力変換装置等の機器には、耐圧の低い安価なものを使
用することができ、太陽電池発電システムのコストの引
き下げに大きく貢献することができる。
【0017】また、光起電力素子のフィルファクターが
大きい場合には、フィルファクターが小さい場合に比較
して、開放電圧と最適動作電圧との比は大きい。具体的
には、単結晶シリコンからなる光起電力素子のフィルフ
ァクターに比べて、少なくともシリコン原子若しくはゲ
ルマニウム原子を含有する非単結晶半導体材料を含む光
電変換層を有する光起電力素子のフィルファクターは一
般的に劣っている。このことから、特に、該非単結晶材
料を含む光電変換層を有する光起電力素子を用いた太陽
電池発電システムにおいて、過電圧防止素子が奏するこ
れらの効果は大きい。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の過電圧防止素子は、光起
電力素子ごとに並列に接続される。過電圧防止素子は光
起電力素子の開放電圧を抑制することにより過電圧を防
止するものである。また、過電圧防止素子の過電圧防止
機能が発揮される最小電圧(以下「最小作動電圧」とい
う。)が光起電力素子の最適動作電圧よりも極端に小さ
い場合には、太陽電池の出力損失が増大する。このこと
から、過電圧防止素子の最小作動電圧は、光起電力素子
の最適動作電圧以上開放電圧未満とする。過電圧防止素
子の最小作動電圧は、過電圧防止素子の構成素子の種
類、数量、構成素子間の電気的接続形式を、光起電力素
子の出力特性に対して適宜選択することにより、制御す
ることができる。
【0019】最小作動電圧をかかる電圧範囲に制御する
ことにより、太陽電池の出力損失を最小にとどめつつ、
大きな過電圧防止機能を発揮することができる。つま
り、過電圧防止素子を有する光起電力素子の電流−電圧
特性において、電流−電圧曲線の最適動作点はほとんど
変化せず、最適動作電圧と開放電圧の差は小さくなり、
最適動作点と開放電圧点を結ぶ直線の傾きが過電圧防止
素子を有しない光起電力素子に比較して大きくなる。
【0020】また、前記過電圧防止素子の構成素子間の
電気的接続形式を、例えば直列接続又は並列接続とする
ことによって、より耐圧の低い素子又はより耐電流の低
い素子を選択することができ、安価な過電圧防止素子を
製作することができる。
【0021】過電圧を防止する方法としては、該過電圧
防止素子の特性すなわちダイオードと同様の電流−電圧
特性を利用することにより、順方向に並列接続して過電
圧を防止する方法と、逆方向に並列接続して過電圧を防
止する方法がある。
【0022】まず、過電圧防止素子を光起電力素子に対
して順方向に並列接続して過電圧を防止する方法につい
て説明する。この方法では、過電圧防止素子の順方向特
性を利用することにより過電圧を防止している。光起電
力素子に対する日射量の増加、光起電力素子に接続して
いる負荷の軽減に対応して、光起電力素子の動作電圧は
増大し、該光起電力素子の動作電圧が過電圧防止素子の
最小作動電圧に達したとき、該過電圧防止素子は順方向
に導通し、該過電圧防止素子において光起電力素子の余
剰電力を消費することにより開放電圧を抑制している。
この方法における過電圧防止素子を構成するダイオード
には、PN接合ダイオード、ショットキーバリアダイオ
ード等を用いることができる。また、過電圧防止素子の
構成素子として抵抗を加えて、最小作動電圧を微調整し
てもよい。図14は、過電圧防止素子の一例を示す回路
図である。901は光起電力素子、902は過電圧防止
素子、902a、902bはPN接合ダイオード、14
01は抵抗である。
【0023】さらに、光起電力素子と前記過電圧防止素
子と電流バイパス素子を並列に接続した構成もとること
ができる。前記電流バイパス素子は片方向導通性を有し
ており、前記光起電力素子に対して逆方向に並列接続さ
れている。電流バイパス素子は、光起電力素子が遮光さ
れた場合において、該電流バイパス素子が導通すること
により、逆方向バイアスの印加による該光起電力素子の
破壊を防止する。このような構成をとる場合において、
過電圧防止素子の最小作動電圧を精密に制御するために
は、電流バイパス素子に逆方向電圧が印加された際の電
流バイパス素子の最小導通電圧が、過電圧防止素子に順
方向電圧が印加された際の過電圧防止素子の最小作動電
圧よりも大きいことが好ましい。これにより、電流バイ
パス素子に逆方向電圧が印加された際の電流バイパス素
子の導通の影響をほぼ排除できることから、過電圧防止
素子の素子構成により最小作動電圧を精密に制御するこ
とができる。
【0024】次に、過電圧防止素子を光起電力素子に対
して逆方向に並列接続して過電圧を防止する方法につい
て説明する。この方法では、過電圧防止素子に逆バイア
スが印加された場合において降伏電圧以上の電圧が印加
されないという性質を利用することにより過電圧を防止
している。光起電力素子に対する日射量の増加、光起電
力素子に接続している負荷の軽減に対応して、光起電力
素子の動作電圧は増大し、該光起電力素子の動作電圧が
過電圧防止素子の最小作動電圧(ここでは降伏電圧)に
達したとき、該過電圧防止素子は逆方向すなわち逆バイ
アスの方向に導通し、該過電圧防止素子において光起電
力素子の余剰電力を消費することにより開放電圧を抑制
している。この方法における過電圧防止素子を構成する
ダイオードには、PN接合ダイオード、ショットキーバ
リアダイオード、定電圧ダイオード等を用いることがで
きる。なかでも、定電圧ダイオードが好ましく、ツェナ
ーダイオードがより好ましい。また、過電圧防止素子の
構成素子として抵抗を加えて、最小作動電圧を微調整し
てもよい。図15は、過電圧防止素子の一例を示す回路
図である。901は光起電力素子、902は過電圧防止
素子、902d、902eは定電圧ダイオード、140
1は抵抗である。
【0025】なお、光起電力素子ごとに過電圧防止素子
が逆方向に並列接続されていることから、該過電圧防止
素子は電流バイパス機能を発揮することができる。
【0026】さらに、光起電力素子と前記過電圧防止素
子と電流バイパス素子を並列に接続した構成もとること
ができる。前記電流バイパス素子は片方向導通性を有し
ており、前記光起電力素子に対して逆方向に並列接続さ
れている。電流バイパス素子は、光起電力素子が遮光さ
れた場合において、該電流バイパス素子が導通すること
により、逆方向バイアスの印加による該光起電力素子の
破壊を防止する。このような構成をとる場合において、
過電圧防止素子の最小作動電圧を精密に制御するために
は、電流バイパス素子に逆方向電圧が印加された際の電
流バイパス素子の最小導通電圧が、過電圧防止素子に逆
方向電圧が印加された際の過電圧防止素子の最小作動電
圧よりも大きいことが好ましい。これにより、電流バイ
パス素子に逆方向電圧が印加された際の電流バイパス素
子の導通の影響をほぼ排除できることから、過電圧防止
素子の素子構成により最小作動電圧を精密に制御するこ
とができる。
【0027】また、前記過電圧防止素子を、複数の構成
素子と複数の接続部材とから構成してもよい。例えば、
図6に示されるように、一つの接続部材603の両端に
それぞれ構成素子601a、601bを接続し、一つの
構成素子601aを狭持するように接続部材602aを
接続し、同様に、他の構成素子601bを狭持するよう
に接続部材602bを接続することにより、過電圧防止
素子を構成する等である。あるいは、図7に示されるよ
うに、一つの構成素子701aを上下から狭持するよう
にその一端の上側に一の接続部材702aを接合し、他
端の下側に他の接続部材703aを接続したような構造
のものを、複数の構成素子701a、701b、701
cが同一平面内に位置するように構成素子701bを介
して複数(図7A、図7Bにおいては2個)連結するこ
とにより、過電圧防止素子を構成する等である。なお、
構成素子として、接続部材と一体になったものを用いて
もよい。
【0028】このような空間的接続法式をとることによ
って、より薄型のかつ外部からの機械的衝撃に強い過電
圧防止素子を簡易に製作することができる。
【0029】特に、光起電力素子と過電圧防止素子を耐
候性樹脂に一体的に封止する太陽電池モジュールの形式
を採用する場合には、耐候性樹脂封止作業において樹脂
充填不良等が起こり難く、また、太陽電池モジュールの
外観にも凹凸が生じ難くなる。さらに、光起電力素子の
平面性も保たれる。
【0030】また、過電圧防止素子を太陽電池モジュー
ルに内蔵することにより、過電圧防止のための装置を太
陽電池モジュールに外付けする必要がなく、該装置の設
置場所を不要とし、太陽電池モジュールの設置自由度を
向上させることができる。
【0031】さらに、過電圧防止素子を光起電力素子ご
とに分散して配置することにより、過電圧防止素子にお
ける電力消費により発生する熱の集中が起こり難く、過
電圧防止素子の放熱のためのスペースを設ける等の別段
の放熱手段を要しない。
【0032】また、過電圧防止素子を太陽電池モジュー
ルに内蔵することにより、太陽電池アレイ途中からの短
絡用引き出し線も不要であり、通常の太陽電池モジュー
ルと全く同様の配線形態で使用できる。
【0033】以下、本発明をさらに詳しく説明する。
【0034】(光起電力素子)図3は本発明に好適に用
いられる光起電力素子の一例を示す模式的な概略断面図
であり、金属基板301上に裏面反射層302、光電変
換部303(アモルファスシリコン及びアモルファスゲ
ルマニウムを含んだ光電変換層3層303a,303
b,303c)、透明電極層304が積層された構成を
とる。後述する実施例及び比較例においては、この光起
電力素子3枚を直列接続して使用した。このような構成
をもつ光起電力素子の製造方法は本出願人によって出願
された公開公報にその一例が詳述されている。(光電変
換層生成..特開平6−21494号公報等、集電電極
付与..特開平8−139349号公報等)以下、図
3、図4、図5を用いて簡単に説明する。 まず、金属基板301となるステンレス薄板を準備
する。例えば、0.125mm厚のものを使用する。 上記ステンレス薄板上に裏面反射層302としてア
ルミニウム薄膜および酸化亜鉛薄膜をスパッタ等の方法
で順次積層する。 CVD法によりアモルファスシリコンおよびアモル
ファスゲルマニウムを含む半導体層をn層、i層、p層
の順に3回繰り返し堆積し、光電変換層303a、30
3b、303cを作成する。 透明電極層304として酸化錫−インジウム層を積
層する。
【0035】このようにして、図3に示される構造の光
起電力素子が作成される。
【0036】次に以下の工程を経て、図4及び図5に示
される電極タブ付きの光起電力素子401を作成する。 セルを適当な大きさに切断する。例えば、180m
m×120mmに切断する。 光電変換層と透明電極層の積層部分402の一部を
化学エッチングにより除去して、空隙403を作成す
る。これは金属基板端部での部分的な短絡による素子へ
の影響を除去するためである。 端部に絶縁テープ404を貼る。 導電性接着剤付きの銅線からなる集電電極405を
素子に貼り付ける。 例えば、厚み0.1mm幅1cmの錫メッキ銅箔で
できた裏面電極タブ406および表面電極タブ407を
取り付ける。図4に示されるように裏面電極タブ406
と表面電極タブ407の間の距離は例えば50mmとす
る。表面電極タブ407は光起電力素子401間の接続
のために長めにする。本来、効率向上のためには、本例
のような余分な配線路(特に裏面電極タブ406)が受
光面に占める割合を小さく好ましくは0にして光電変換
部の受光面に占める割合を高めるべきだが、より明確に
本発明の構成を明らかにするために本例ではこのような
構成を採るものであり、本発明はこの構成に限定される
ものでない。
【0037】(過電圧防止素子)図6は、本発明に好適
に用いられる過電圧防止素子の一例を示す概観図及び図
6(a)のA−A′における概略断面図である。図6の
過電圧防止素子は、2個の構成素子601a、601b
と電極タブ602a、602b及び中間接続電極タブ6
03により構成され、2個の構成素子の直列体となって
いる。該電極タブ602a、602b及び該中間接続電
極タブ603は、図6(b)のように上下互い違いに該
構成素子601a、601bに接続されている。このよ
うな空間的接続形式をとることにより、過電圧防止素子
の厚さが薄くなると共に光起電力素子の平面性も保て
る。特に、光起電力素子を耐候性樹脂に一体的に封止す
る後述の太陽電池モジュールの形式をとる場合には、耐
候性樹脂封止作業において、樹脂充填不良などが起こり
難く、また、太陽電池モジュールの外観にも凹凸が生じ
難くなる。
【0038】過電圧防止素子の構成素子の種類、性能、
大きさ、形状等は、光起電力素子の大きさや、出力特
性、接続形態、太陽電池モジュールに要求される性能等
により様々なものを選択できる。なお、全体として片方
向導通性を有しており、最小作動電圧が所望の値であっ
て、光起電力素子の動作電流に耐えるような過電圧防止
素子が得られるように構成素子を選択する。光起電力素
子の平面性を考慮すると、構成素子は、できるだけ小さ
な形状で、薄いものが好ましく、例えば、ダイオードを
構成素子として用いる場合は、チップダイオードやフラ
ットダイオードが好適に用いられる。
【0039】具体的には、PN接合ダイオード、ショッ
トキーバリアダイオード、定電圧ダイオード、抵抗素子
等を構成素子として用いることができる。
【0040】特に、過電圧防止素子を光起電力素子に対
して順方向に並列接続する場合には、PN接合ダイオー
ド、ショットキーバリアダイオード、が好適に用いられ
る。その際、PN接合ダイオードの中でも整流ダイオー
ド、発光ダイオードがより好ましい。
【0041】なお、光起電力素子の出力電圧は数V程度
であるので、該過電圧防止素子の逆耐圧は数V以上あれ
ば十分である。
【0042】一方、過電圧防止素子を光起電力素子に対
して逆方向に並列接続する場合には、ツェナーダイオー
ド、アバランシェダイオード等の定電圧ダイオードが好
適に用いられる。
【0043】電極タブ602a、602b及び中間接続
電極タブ603(以下、これらをまとめて「接続部材」
と呼ぶ。)には金属箔材が好適に用いられる。該金属箔
材に用いる材料としては、導電性が良くて、半田付けが
容易で、加工の容易な金、銀、銅、錫、鉛、ニッケル等
の金属が好適であるが、これらに限定されることはな
く、金メッキ銅、銀メッキ銅、半田メッキ銅、錫メッキ
銅等のメッキした金属を用いても構わない。
【0044】接続部材の寸法は光起電力素子の大きさ
や、出力特性、接続形態、太陽電池モジュールの形状等
により適宜選択する。
【0045】接続部材と構成素子の接合方法には、半田
付け、レーザー溶接等を用いることができる。接合の機
械的強度及び接続部材と構成素子の電気的接触があれば
よい。
【0046】なお、図6の空間的接続形式は構成素子の
直列接続のみならず、並列接続にも適用できる。
【0047】図7は、本発明に好適に用いられる過電圧
防止素子の他の一例を示す概観図及び図7(a)のA−
A′における概略断面図である。図7の過電圧防止素子
は、3個の構成素子701a、701b、701cと電
極タブ702a、702b及び中間接続電極タブ703
a、703bにより構成され、3個の構成素子の直列体
となっている。該電極タブ702a、702b及び該中
間接続電極タブ703a、703bは図7(b)のよう
に上下互い違いに該構成素子701a、701b、70
1cに接続されている。このような空間的接続形式をと
ることにより前述の例同様、過電圧防止素子の厚さが薄
くなると共に光起電力素子の平面性も保てる。特に、光
起電力素子を耐候性樹脂に一体的に封止する後述の太陽
電池モジュールの形式をとる場合には、耐候性樹脂封止
作業において、樹脂充填不良などが起こり難く、また、
太陽電池モジュールの外観にも凹凸が生じ難くなる。
【0048】構成素子や接続部材としては前述の例同様
である。
【0049】なお、図7の空間的接続形式も構成素子の
直列接続のみならず、並列接続にも適用できる。
【0050】(電流バイパス素子)図8は、本発明に好
適に用いられる電流バイパス素子の一例を示す模式的な
概略図であり、図8(a)は上面図を、図8(b)は図
8(a)のA−A’方向に沿った断面図である。電流バ
イパス素子は、図8に示したようにPN接合ダイオード
801を電極タブ802a及び802bによりサンドイ
ッチした構成をとる。このような空間的接続形式をとる
ことにより電流バイパス素子の厚さが薄くなると共に光
起電力素子の平面性も保てる。
【0051】電流バイパス素子に用いるダイオードの種
類、性能、大きさ、形状等は、光起電力素子の大きさ
や、使用する電流、接続形態、太陽電池モジュールに要
求される性能等により様々なものを選択できる。なお、
全体として片方向導通性を有しており、光起電力素子の
短絡電流に耐えるような電流バイパス素子が得られるよ
うに構成素子を選択する。また、光起電力素子の平面性
を考慮すると、できるだけ小さな形状で、薄いものがよ
い。
【0052】特に、光起電力素子を耐候性樹脂に一体的
に封止する後述の太陽電池モジュールの形式をとる場合
には、耐候性樹脂封止作業において、樹脂充填不良など
が起こり難く、また、モジュールの外観にも凹凸が生じ
難くなるためダイオードは薄いものがよい。特に、チッ
プダイオードやフラットダイオードが好適に用いられ
る。
【0053】電極タブ802a、802bとしては、前
記過電圧防止素子の接続部材と同様のものが用いられ
る。
【0054】なお、チップダイオードを用いた電流バイ
パス素子の構成や製造方法については特開平7−302
923号公報(当社出願)に詳述されており、該公報記
載の電流バイパス素子を本発明に用いることができる。
【0055】(太陽電池モジュール)本発明に係る太陽
電池モジュールは上記光起電力素子と過電圧防止素子と
必要により電流バイパス素子を用いて構成されるもので
ある。
【0056】図9(a)は本発明に係る太陽電池モジュ
ールの一例の一部(一の光起電力素子に対応するユニッ
ト:以下「太陽電池セル」と呼ぶ。)を示す回路図であ
る。光起電力素子901と過電圧防止素子902と電流
バイパス素子903とが並列に接続されており、この太
陽電池セルが必要に応じて複数直列及び/又は並列に接
続されることにより太陽電池モジュールが構成される。
【0057】本例では、過電圧防止素子902は、2個
のPN接合ダイオード902a、902bと1個のショ
ットキーバリアダイオード902cの直列体により構成
されている。図9(a)では、光起電力素子901と過
電圧防止素子902は順方向に並列接続されており、光
起電力素子901と電流バイパス素子903は逆方向に
並列接続されている。これにより光起電力素子901の
遮光時には電流バイパス素子903が自動的に導通し、
光起電力素子901が光照射されかつ負荷がある程度よ
り軽いときには過電圧防止素子902が自動的に導通す
る。制御装置等は不要である。
【0058】図9(b)は、本発明に係る太陽電池モジ
ュールの他の一例の一部(太陽電池セル)を示す回路図
である。光起電力素子901と過電圧防止素子902と
電流バイパス素子903とが並列に接続されており、こ
の太陽電池セルが必要に応じて複数直列及び/又は並列
に接続されることにより太陽電池モジュールが構成され
る。
【0059】本例では、過電圧防止素子902は、2個
の定電圧ダイオード902d、902eの直列体により
構成されている。図9(b)では、光起電力素子901
と過電圧防止素子902は逆方向に並列接続されてお
り、光起電力素子901と電流バイパス素子903は逆
方向に並列接続されている。これにより光起電力素子9
01の遮光時には電流バイパス素子903が自動的に導
通し、光起電力素子901が光照射されかつ負荷がある
程度より軽いときには過電圧防止素子902が自動的に
導通する。制御装置等は不要である。
【0060】図10は、本発明の太陽電池モジュールの
構成の一例を示す概略平面図である。本例では、3個の
光起電力素子1001a、1001b、1001cが直
列に接続されている。
【0061】表面電極タブ1002は、隣り合う光起電
力素子の裏面に接続されている。また、各光起電力素子
の裏側電極タブ1003(負極)と表面電極タブ100
2(正極)の間には過電圧防止素子1004ならびに電
流バイパス素子1005が並列に取り付けられている。
両端の光起電力素子1001a、1001cには、それ
ぞれ図示するように表面(裏面)電極タブを介して負極
取り出し電極1006と正極取り出し電極1007を取
り付けることにより、3個の光起電力素子の電気的な接
続を完了する。
【0062】なお、図10においては、電流バイパス素
子や過電圧防止素子は、説明の簡単のために受光面から
見えるように配置したが、発電効率向上の観点からは太
陽電池モジュールの裏面に配置した方が好ましい。
【0063】(モジュール製作)図11は、完成した太
陽電池モジュールの一例を示す模式的断面図である。太
陽電池セル直列体1101と透明樹脂接着剤1102
(EVA樹脂(Ethelene Vinyl Acet
ate)を使用)を、耐候性を有する表面保護フィルム
1103(ここではフッ素樹脂フィルムを使用)と太陽
電池モジュールの形状を形作る裏面金属板1104の間
に樹脂封止して太陽電池モジュールを構成している。
【0064】図12は、縦葺用の屋根材一体型太陽電池
モジュール1201の一例の外観を示す斜視図である。
裏面金属板1202は太陽電池モジュール1201の形
状を形成する。この太陽電池モジュール1201は屋根
材として使用でき、裏面金属板立ち上がり部1203に
おいて隣り合う太陽電池モジュール同士を連結すること
により複数の太陽電池モジュールを一体として屋根を形
成することができる。また、裏面金属板1202の形状
を変化させることにより様々な形状の美観に富む屋根を
形成できる。裏面金属板1202には電極取り出し部1
204a,1204bが設けられており、太陽電池が発
電した電力を取り出すための接続線1205a、120
5bが電極取り出し部1204a、1204bから引き
出されている。この接続線1205a、1205bの接
続コネクタ1206a、1206bを介して、複数の太
陽電池モジュールが電気的に接続されることにより太陽
電池ストリングが形成され、さらに、この太陽電池スト
リングが接続線1205a、1205b、接続コネクタ
1206a、1206bにより電力変換装置や負荷等に
接続されることにより太陽電池発電システムが形成され
る。
【0065】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものでは
ない。
【0066】発明の実施の形態に記載された光起電力素
子を9枚用意した。アモルファス太陽電池には光劣化が
あるため、これらを標準光(スペクトルAM1.5、強
度1kW/m2)下で半年間暴露し、安定化させた。光
起電力素子の特性は、標準光下、一枚当り、最大出力
1.585W、開放電圧2.032V、最適動作電圧
1.477Vであった。
【0067】(実施例1)上記の光起電力素子に過電圧
防止素子を並列接続することにより太陽電池セルを作成
し、該太陽電池セル3枚を互いに直列に接続することに
より太陽電池モジュールを構成した。該過電圧防止素子
は、図6に示す直列接続形式とし、構成素子にはPN接
合シリコンダイオードチップ(GI社製、メサ型PN接
合シリコンダイオードチップ、立ち上がり電圧0.75
V、厚さ0.25mm、4.5mm角)を2.5mm角
に変更したもの2個を用いた。電極タブ及び中間接続電
極タブには錫メッキ銅を用いた。電極タブの寸法は、厚
さ0.1mm、幅5mm、長さ15mmとした。中間接
続電極タブも電極タブと同寸法とした。電極タブ又は中
間接続電極タブと構成素子は、半田付けにより接合し
た。そして、該過電圧防止素子を前記光起電力素子に対
して順方向に並列接続した。
【0068】ここでは、過電圧防止素子として2個のP
N接合シリコンダイオードの直列体を採用することによ
り、該過電圧防止素子の最小作動電圧を約1.5Vと
し、光起電力素子の最適動作電圧以上開放電圧未満の範
囲とした。
【0069】過電圧防止素子を図6に示すように構成す
ることにより、光起電力素子を耐候性樹脂に一体的に封
止する太陽電池モジュールの形式をとる場合には、耐候
性樹脂封止作業において、樹脂充填不良などが起こり難
く、また、モジュールの外観にも凹凸が生じ難くなる。
【0070】(実施例2)過電圧防止素子を図7に示す
直列接続形式とし、構成素子にはPN接合シリコンダイ
オードチップ( GI社製、メサ型PN接合シリコンダ
イオードチップ、立ち上がり電圧0.75V、厚さ0.
25mm、4.5mm角)を2.5mm角に変更したも
の2個とショットキーバリアダイオードチップ(オリジ
ン電気製、立ち上がり電圧0.4V、厚さ0.25m
m、4.5mm角)を2.5mm角に変更したもの1個
を用いた点以外は実施例1と同様の太陽電池セルを作成
した。そして、該太陽電池セル3枚を互いに直列に接続
することにより太陽電池モジュールを構成した。
【0071】本実施例では、過電圧防止素子として2個
のPN接合シリコンダイオードと1個のショットキーバ
リアダイオードの直列体を採用することにより、該過電
圧防止素子の最小作動電圧約1.9Vとし、光起電力素
子の最適動作電圧以上、開放電圧未満の範囲とした。
【0072】過電圧防止素子を図7に示すように構成す
ることにより、光起電力素子を耐候性樹脂に一体的に封
止する太陽電池モジュールの形式をとる場合には、耐候
性樹脂封止作業において、樹脂充填不良などが起こり難
く、また、モジュールの外観にも凹凸が生じ難くなる。
【0073】(比較例1)光起電力素子ごとに過電圧防
止素子が取り付けられていない点以外は実施例1及び実
施例2と同様の太陽電池セル3枚を互いに直列に接続す
ることにより太陽電池モジュールを構成した。
【0074】(性能評価試験)実施例1、実施例2及び
比較例1の太陽電池モジュールについて本発明の効果を
明らかにするために、性能評価試験を行い、太陽電池セ
ルの出力特性(電流−電圧特性)を直接的に測定した。
【0075】図13に市販の太陽電池モジュール性能測
定装置(SPIRE社製、型式240A)で測定した実
施例1、実施例2及び比較例1の太陽電池モジュールの
出力特性を示す。測定電圧と測定電力は光起電力素子1
個当たりに変換した数字であり、太陽電池モジュール全
体の1/3となっている。
【0076】測定により得られた重要な特性数値を表1
に示す。これから、次の事項が明らかになっている。
【0077】(1) 最大出力の比較 過電圧防止素子を取り付けたことによる出力損失は、実
施例1及び実施例2では比較的小さく、特に実施例2で
は、その損失はほとんど0である。
【0078】(2)開放電圧の比較 実施例1では15%、実施例2では6%程度、開放電圧
が下がっている。これにより、太陽電池直流回路に接続
される各種装置には耐圧の低いものを使用することが可
能となる。
【0079】(3)最適動作電圧/開放電圧の比較 「最適動作電圧/開放電圧」は、比較例1では0.72
7、実施例1では0.789、実施例2では0.772
となり、過電圧防止素子を設置することにより最適動作
電圧と開放電圧の差が小さくなっていることがわかる。
【0080】すなわち、本発明によって、太陽電池の出
力損失を比較的小さく保ったまま開放電圧を低下させ、
過電圧を効果的に抑制できる。特に、本実施例のように
アモルファスシリコンおよびアモルファスゲルマニウム
を含んだ光電変換層を3層積層した光起電力素子を用い
る場合にあっては、実施例2のPN接合ダイオード2個
とショットキーバリアダイオード1個の直列体により構
成される過電圧防止素子を用いることにより、太陽電池
の出力損失をほとんど0にすることができる。つまり、
図13において、実施例2の太陽電池モジュールの光起
電力素子1個当たりの電流−電圧曲線の最適動作点はほ
とんど変化せず、最適動作電圧と開放電圧の差は小さく
なり、最適動作点と開放電圧点を結ぶ直線の傾きが比較
例1の太陽電池モジュールに比較して大きくなってい
る。
【0081】開放電圧の抑制により、太陽電池に接続す
るインバーター等の機器には耐圧の小さいものを使用す
ることができ、一層のコストダウンを図ることができ
る。
【0082】このような過電圧抑制動作は従来から知ら
れていたが、本発明では過電圧防止素子を光起電力素子
ごとに設けて発熱源の分散化と過電圧防止手段の設置場
所の削減を実現し、最適な過電圧防止素子の構成を具体
化し、過電圧防止機能の使い勝手を飛躍的に向上させた
ものである。
【0083】(セル自由度)上記性能評価試験の結果よ
り、過電圧防止素子を設置することにより出力損失を小
さく保ったまま開放電圧を抑制できること及び最適動作
点電圧/開放電圧の比が大きくなることを説明したが、
これがどのような効果を太陽電池発電システムにもたら
すのかについて、実施例1、実施例2及び比較例1によ
り説明する。これらの効果は具体的には太陽電池発電シ
ステムにおける太陽電池セルの直列数の自由度(以下
「セル自由度」という。)が高まることであり、特に面
積が限られた住宅屋根などでは太陽電池の設置自由度が
高まる。
【0084】本実施例においては、使用可能電圧範囲が
155Vから300VであるインバーターAおよび25
0Vから450VであるインバーターBに関して、実際
にセル自由度を計算してみた。
【0085】実施例1、実施例2、比較例1の太陽電池
セルそれぞれについて、インバーターAに対して接続可
能な太陽電池セルの直列個数の範囲を表2に、インバー
ターBに対して接続可能な太陽電池セルの直列個数の範
囲を表3に示した。なお、簡単のために、接続可能な太
陽電池セルの直列数は以下の式で計算した。
【0086】(接続可能な太陽電池セルの直列数の下限
値)=((インバーター使用可能電圧の下限値/最適動
作電圧)+1の整数部) (接続可能な太陽電池セルの直列数の上限値)=((イ
ンバーター使用可能電圧の上限値/開放電圧)の整数
部) よって、セル自由度は次式で表される。
【0087】(セル自由度)=(接続可能な太陽電池セ
ルの直列数の上限値)−(接続可能な太陽電池セルの直
列数の下限値)
【0088】表2及び表3から次の効果が明らかになっ
た。 (1) 過電圧防止素子を用いることにより、各インバ
ーターに対する太陽電池セルのセル自由度は高まり、太
陽電池発電システムにおいて、より選択幅の広い様々な
太陽電池セルの配置が可能となる。 (2) 過電圧防止素子を用いることにより、太陽電池
セルの使用可能数の上限が大きくなるので、システム電
圧の高い太陽電池発電システムを構築でき、システム損
失を減少させることができる。(高電圧のシステムほど
電圧降下による損失を小さくできることが一般に知られ
ている。)
【0089】また、上記(モジュール製作)において説
明した、光起電力素子を耐候性樹脂に一体的に封止する
太陽電池モジュールを用いて太陽電池発電システムを構
築することにより、多種多様な屋根形状に合わせた太陽
電池セルの配置が可能になる。特に、裏面金属板の形状
を屋根材の形状と同等のものとすれば、美観に富む太陽
電池屋根を簡単に構築することができる。
【0090】また、実施例1の光起電力素子に電流バイ
パス素子を並列接続した構成、又は実施例2の光起電力
素子に電流バイパス素子を並列接続した図10において
示す構成をとってもよく、実施例1又は実施例2と同様
の電流−電圧特性、セル自由度が得られた。
【0091】(比較例2)過電圧防止素子の構成素子
を、PN接合シリコンダイオードチップ(GI社製、メ
サ型PN接合シリコンダイオードチップ、立ち上がり電
圧0.75V、厚さ0.25mm、4.5mm角)を
2.5mm角に変更したもの1個とした以外は実施例1
と同様にして、太陽電池モジュールを構成した。該過電
圧防止素子は、光起電力素子に対して順方向に並列接続
されている。また、該過電圧防止素子は、図8に示され
る電流バイパスと同様に、PN接合シリコンダイオード
チップを電極タブ802a、802bによりサンドイッ
チして作成した。
【0092】本比較例においては、PN接合シリコンダ
イオードとして、その立ち上がり電圧が0.75Vであ
るものを使用した。本実施例の過電圧防止素子の最小作
動電圧は約0.75Vであり、本比較例において用いら
れた光起電力素子の最適動作電圧よりも大幅に小さく、
最適動作電圧の約2分の1であった。このことから、本
比較例における電力損失は50%近くに達し、電力の取
り出し効率が大幅に低下してしまった。
【0093】実施例1、2、比較例2から、過電圧防止
素子の最小作動電圧が、光起電力素子の最適動作電圧以
上、開放電圧未満であることにより、電力の損失を最小
にしつつ、大きな過電圧防止効果を得ることができるこ
とが明らかとなった。
【0094】なお、過電圧防止素子の最小作動電圧が開
放電圧より大きい場合には、過電圧防止効果を発揮でき
ないことはいうまでもない。
【0095】(実施例3)上記の光起電力素子に過電圧
防止素子を並列接続することにより太陽電池セルを作成
し、該太陽電池セル3枚を互いに直列に接続することに
より太陽電池モジュールを構成した。該過電圧防止素子
の構成素子にはツェナーダイオードチップ(厚さ0.2
5mm、4.5mm角)を2.5mm角に変更したもの
2個を用い、電極タブ及び中間接続電極タブには錫メッ
キ銅を用いた。そして該過電圧防止素子を前記光起電力
素子に対して逆方向に並列接続した。
【0096】ここでは、過電圧防止素子として2個のツ
ェナーダイオードの並列体を採用することにより、該過
電圧防止素子の最小作動電圧(ここでは降伏電圧)を約
1.9Vとし、光起電力素子の最適動作電圧以上開放電
圧未満の範囲とした。
【0097】実施例3についても、実施例1、実施例2
及び比較例1で行った性能評価試験を同様に行い、実施
例1及び実施例2と同様の過電圧防止効果を有すること
が分かった。さらにセル自由度を算出し、比較例1に比
べてセル自由度が高くなっていることが分かった。
【0098】なお、光起電力素子ごとに過電圧防止素子
が逆方向に並列接続されていることから、該過電圧防止
素子は電流バイパス機能をも発揮することができる。
【0099】また、実施例3の光起電力素子に電流バイ
パス素子を並列接続した構成(光起電力素子と過電圧防
止素子と電流バイパス素子が並列に接続されており、該
電流バイパス素子と該光起電力素子は逆方向に並列接続
されている構成)とした太陽電池モジュールでもよく、
実施例3と同様の電流−電圧特性、セル自由度が得られ
た。
【0100】(逆潮流のない商用系統併用システム)次
に、図1に示されるような、商用系統を整流して得られ
た直流回路に太陽電池を接続して負荷に供給する逆潮流
の無い商用系統併用(直流系統と呼ぶこともある)シス
テムについて、本発明の太陽電池モジュールを使用し、
本発明の効果を明らかにする。
【0101】一般的にいって、商用系統併用型のシステ
ムにおいては、太陽電池を効率的に使用するための電圧
範囲の制限が厳しい。これは商用系統の電圧が、例えば
200Vの交流の場合、整流して得られた電圧は約28
0Vであり、太陽電池の最適動作電圧の合計がこの値を
越えていないと、太陽電池から負荷に供給される電力が
少なくなってしまうからである。現実的には商用系統電
圧は210V程度で供給されることが多いことから、太
陽電池の最適動作電圧の合計は300V程度以上必要で
ある。
【0102】また、ファンやポンプなどの動力負荷を可
変速運転するために用いられるインバーターは、コスト
ダウンのために商用電力系統に最適化されており、ほと
んどの場合、200V用のインバーターに使用されてい
る部品(特に1次側電解コンデンサ)の耐圧は400V
となっている。従って、使用するインバータは、その使
用可能電圧範囲が300Vから400Vのものとなる。
【0103】ここで、使用可能電圧範囲が300Vから
400Vであるインバータに関して、実施例2及び比較
例1の太陽電池セルそれぞれについて接続可能な太陽電
池セルの直列数の下限値、上限値、セル自由度を計算し
た。計算結果を表4に示す。
【0104】表4から、比較例1の過電圧防止素子を有
しない太陽電池セルのセル自由度は0となり、逆潮流の
ない商用系統併用(直流系統)システムにおいては過電
圧防止素子が必須であることがわかる。
【0105】次に、このような過電圧防止素子を外付け
して集中配電(すなわち図1のような系)した場合と、
本発明のように光起電力素子ごとに過電圧防止素子を設
けた場合について比較して考察する。
【0106】図13から、実施例2と比較例1の太陽電
池セルの最高出力はほぼ等しく、約1.58Wであるこ
とが分かる(表1参照)。ここで、例えば2馬力(=1
500W)程度のモーター太陽電池モジュールにより駆
動させる場合を考える。表4に基づいて実施例2の太陽
電池セル206個を直列接続して太陽電池モジュールを
構成する。この太陽電池モジュール1組の総出力は約3
25Wとなることから、前記モーターを駆動させるため
には、この太陽電池モジュールが6組程度必要である。
【0107】一方、無負荷の場合には、約0.6Wが過
電圧防止素子内で消費されていることが計算から分か
る。つまり、比較例1の太陽電池セル1個当たりの動作
電圧が実施例2の太陽電池セル1個当たりの開放電圧値
に等しい場合における、比較例1の太陽電池セル1個当
たりの出力が実施例2の太陽電池セルの過電圧防止素子
内で消費されている電力である。
【0108】したがって、無負荷の場合におけるこの太
陽電池モジュールの過電圧防止素子における消費電力の
総量は約124Wとなり、6組の太陽電池モジュールの
総損失量は744W弱になる。この総損失量は、小型ス
トーブ並みの発熱に相当し、かかる発熱が過電圧防止素
子において生じていることになる。
【0109】本発明の場合には、光起電力素子ごとに過
電圧防止素子が設けられていることから、そのような熱
源は、太陽電池アレイ全体に分散するが、過電圧防止素
子を外付けして集中配置した場合には、過電圧防止素子
が十分放熱できるようなスペースを確保する必要が生
じ、なおかつ放熱に関する安全対策を施す必要があるの
は明らかである。
【0110】したがって本発明を適用すれば、大変簡単
かつ便利に、商用系統併用型システムを提供できる。
【0111】また、本発明にかかる太陽電池モジュール
は、その直流出力を交流系統に逆潮流させる系統連係イ
ンバーターを備えた太陽光発電システムにも好適に用い
られる。
【0112】なお、本発明はこれらの実施例のみに限定
されるものではなく、実施態様については本発明の思想
を歪めない範囲で、多種多様な変更が可能である。ま
た、本実施例においては、アモルファスシリコンおよび
アモルファスゲルマニウムを含んだ光電変換層を3層積
層した光起電力素子を用いているが、該光起電力素子に
限定されることはなく、例えば少なくともシリコン原子
もしくはゲルマニウム原子を含有する非単結晶半導体材
料を含む光電変換層を有する光起電力素子や単結晶シリ
コン層を含む光電変換層を有する光起電力素子を用いて
もよい。
【0113】
【表1】
【0114】
【表2】
【0115】
【表3】
【0116】
【表4】
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、本発明には以下の
ような効果がある。 (1)無負荷時や軽負荷時の過電圧を防止できるので、
同じ耐圧の電力変換機等の機器を太陽電池発電システム
に使用する場合には、太陽電池セルの直列数の自由度が
高まる。 (2)システム電圧の高い太陽電池発電システムを構築
できることから、システム損失を減少させることができ
る。 (3)太陽電池セルの直列数が同数である場合において
は、より耐圧の低い電力変換装置等の機器を使用できる
ことから、より安価な電力変換装置等の機器を使用で
き、一層のコストダウンを図ることができ、太陽電池発
電システムの普及に大きく貢献することができる。特
に、単結晶シリコンからなる光起電力素子のフィルファ
クターに比べて、少なくともシリコン原子若しくはゲル
マニウム原子を含有する非単結晶半導体材料を含む光電
変換層を有する光起電力素子のフィルファクターは劣る
ことから、該費単結晶材料を含む光電変換層を有する光
起電力素子を用いた太陽電池発電システムにおいて、こ
の効果は大きい。 (4)光起電力素子ごとに過電圧防止素子を内蔵させた
ので、従来のような過電圧防止装置を設置する場所を用
意する必要がなく、また、過電圧防止素子が分散して配
置されることから、発生する熱が集中しないので放熱が
容易である。 (5)過電圧防止素子を複数の構成素子で構成すること
で、より損失の少ない過電圧防止効果が期待できる。 (6)過電圧防止素子の構成素子間の電気的接続形式の
選択により、より安価な素子を使用することができ、一
層のコストダウンを図ることができる。 (7) 電圧制御装置やそのためのスペース・配線等も
不要である。 (8)光起電力素子を耐候性樹脂に一体的に封止する太
陽電池モジュールの形式をとる場合には、耐候性樹脂封
止作業において、樹脂充填不良などが起こり難く、ま
た、モジュールの外観にも凹凸が生じ難くなる。 (9)裏面金属板と薄型の素子を用いた過電圧防止素子
とを用いて太陽電池モジュールを構成することで、加工
性のよい太陽電池モジュールが提供できる。特にアモル
ファスシリコンを含んだ光起電力素子を用いた場合、こ
の効果は著しい。
【0118】上記の顕著な効果を有する本発明の産業上
の利用価値は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例を示す図である。
【図2】他の従来例を示す図である。
【図3】光起電力素子の光電変換部の構造図である。
【図4】光起電力素子の一例を示す図である。
【図5】光起電力素子の一例の横断面である。
【図6】過電圧防止素子の一例の概観図及び概略断面図
である。
【図7】過電圧防止素子の他の一例の概観図及び概略断
面図である。
【図8】電流バイパス素子の一例の概観図及び概略断面
図である。
【図9】太陽電池セルの一例の回路図である。
【図10】太陽電池モジュールの一例の構成図である。
【図11】太陽電池モジュールの模式的断面図である。
【図12】縦葺用の屋根材一体型太陽電池モジュールの
一例を示す斜視図である。
【図13】太陽電池セルの出力特性を示す図である。
【図14】過電圧防止素子の一例を示す回路図である。
【図15】過電圧防止素子の他の一例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
101 太陽電池パネル 102 逆流防止ダイオード 103 電圧制御素子 104 定電圧直流電源 105 コンプレッサー駆動モータ 106 インバータパワーモジュール 107 インバータエアコン 201 太陽電池 202 インバータ 203 制御回路 204 スイッチ 205 分圧回路 206 誘導電動機 301 金属基板 302 裏面反射層 303 光電変換部 303a,303b,303c 光電変換層 304 透明電極層 401 光起電力素子 402 光電変換層 403 空隙 404 絶縁テープ 405 集電電極 406 裏面電極タブ 407 表面電極タブ 408 金属基板 601a,601b 構成素子 602a,602b 電極タブ 603 中間接続電極タブ 701a,701b,701c 構成素子 702a,702b 電極タブ 703a,703b 中間接続電極タブ 801 PN接合ダイオード 802a,802b 電極タブ 901 光起電力素子 902 過電圧防止素子 902a,902b PN接合ダイオード 902c ショットキーバリアダイオード 902d,902e 定電圧ダイオード 903 電流バイパス素子 1001a,1001b,1001c 光起電力素子 1002 表面電極タブ 1003 裏面電極タブ 1004 過電圧防止素子 1005 電流バイパス素子 1006 負極取り出し電極 1007 正極取り出し電極 1101 太陽電池セル直列体 1102 透明樹脂接着剤 1103 表面保護フィルム 1104 裏面金属板 1201 太陽電池モジュール 1202 裏面金属板 1203 裏面金属板立ち上がり部 1204a,1204b 電極取り出し部 1205a,1205b 接続線 1206a,1206b 接続コネクタ 1401 抵抗

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光起電力素子を有する太陽電池モ
    ジュールにおいて、前記光起電力素子ごとに過電圧防止
    素子が並列に接続されており、前記過電圧防止素子は片
    方向導通性を示し、前記過電圧防止素子の最小作動電圧
    が、前記光起電力素子の開放電圧未満であって、最適動
    作電圧以上であることを特徴とする太陽電池モジュー
    ル。
  2. 【請求項2】 前記過電圧防止素子は複数の構成素子か
    らなり、該構成素子は互いに複数直列接続及び/又は並
    列接続されていることを特徴とする請求項1に記載の太
    陽電池モジュール。
  3. 【請求項3】 前記過電圧防止素子は前記光起電力素子
    に対して順方向に並列に接続されており、前記最小作動
    電圧は前記光起電力素子に順方向電圧が印加された場合
    におけるものであることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の太陽電池モジュール。
  4. 【請求項4】 前記過電圧防止素子は、複数の構成素子
    を電気的に接続することにより構成されており、前記構
    成素子はそれぞれ前記光起電力素子に対して順方向に並
    列に接続されていることを特徴とする請求項1乃至3に
    記載の太陽電池モジュール。
  5. 【請求項5】 前記複数の構成素子のうち少なくとも一
    つは、ダイオードであることを特徴とする請求項4に記
    載の太陽電池モジュール。
  6. 【請求項6】 前記複数の構成素子は、PN接合ダイオ
    ード、ショットキーバリアダイオード、抵抗又はこれら
    の組み合わせからなることを特徴とする請求項5に記載
    の太陽電池モジュール。
  7. 【請求項7】 前記過電圧防止素子は前記光起電力素子
    に対して逆方向に並列に接続されており、前記最小作動
    電圧は前記光起電力素子に逆方向電圧が印加された場合
    におけるものであることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の太陽電池モジュール。
  8. 【請求項8】 前記過電圧防止素子は、複数の構成素子
    を電気的に接続することにより構成されており、前記構
    成素子はそれぞれ前記光起電力素子に対して逆方向に並
    列に接続されていることを特徴とする請求項1、2又は
    7に記載の太陽電池モジュール。
  9. 【請求項9】 前記複数の構成素子のうち少なくとも一
    つは、定電圧ダイオードであることを特徴とする請求項
    8に記載の太陽電池モジュール。
  10. 【請求項10】 前記複数の構成素子は、定電圧ダイオ
    ード、抵抗又はこれらの組み合わせからなることを特徴
    とする請求項9に記載の太陽電池モジュール。
  11. 【請求項11】 前記過電圧防止素子が電流バイパス機
    能を有することを特徴とする請求項7乃至10に記載の
    太陽電池モジュール。
  12. 【請求項12】 前記光起電力素子と前記過電圧防止素
    子と電流バイパス素子とが並列に接続にされていること
    を特徴とする請求項1乃至11に記載の太陽電池モジュ
    ール。
  13. 【請求項13】 前記電流バイパス素子がダイオードを
    少なくとも有することを特徴とする請求項12に記載の
    太陽電池モジュール。
  14. 【請求項14】 前記光起電力素子が、少なくともシリ
    コン原子もしくはゲルマニウム原子を含有する非単結晶
    半導体材料を含む光電変換層を有することを特徴とする
    請求項1乃至13に記載の太陽電池モジュール。
  15. 【請求項15】 前記光起電力素子が、少なくとも単結
    晶シリコンを含む光電変換層を有することを特徴とする
    請求項1乃至13に記載の太陽電池モジュール。
  16. 【請求項16】 複数の光起電力素子を有する太陽電池
    モジュールにおいて、前記光起電力素子ごとに過電圧防
    止素子が並列に接続されており、前記過電圧防止素子は
    片方向導通性を示し、前記過電圧防止素子が複数の構成
    素子と該構成素子に電気的に接続された複数の接続部材
    とからなり、一つの構成素子に隣接する二つの接続部材
    のうちの一方が該一つの構成素子の上側に接続され、他
    方が下側に接続されていることを特徴とする太陽電池モ
    ジュール。
  17. 【請求項17】 前記接続部材が、金、銀、銅、鉛、
    錫、またはニッケルのうち少なくとも1つの成分を含む
    ことを特徴とする請求項16に記載の太陽電池モジュー
    ル。
  18. 【請求項18】 前記過電圧防止素子が前記光起電力素
    子に対して順方向に並列に接続されており、前記過電圧
    防止素子に順方向電圧が印加された際の最小作動電圧
    が、前記光起電力素子の開放電圧未満であって、最適動
    作電圧以上であることを特徴とする請求項16又は17
    に記載の太陽電池モジュール。
  19. 【請求項19】 前記過電圧防止素子が前記光起電力素
    子に対して逆方向に並列に接続されており、前記過電圧
    防止素子に逆方向電圧が印加された際の最小作動電圧
    が、前記光起電力素子の開放電圧未満であって、最適動
    作電圧以上であることを特徴とする請求項16又は17
    に記載の太陽電池モジュール。
  20. 【請求項20】 複数の光起電力素子を有する太陽電池
    モジュールにおいて、前記光起電力素子ごとに過電圧防
    止素子が並列に接続されており、前記過電圧防止素子は
    片方向導通性を示し、前記過電圧防止素子が複数の構成
    素子と該構成素子に電気的に接続された複数の接続部材
    とからなり、一の構成素子を上下から狭持するようにそ
    の一端の上側に一の接続素子を接合し、他端の下側に他
    の接続素子を接続したものを、複数の構成素子が同一平
    面内に位置するように構成素子を介して複数連結したこ
    とを特徴とする太陽電池モジュール。
  21. 【請求項21】 前記接続部材が、金、銀、銅、鉛、
    錫、またはニッケルのうち少なくとも1つの成分を含む
    ことを特徴とする請求項20に記載の太陽電池モジュー
    ル。
  22. 【請求項22】 前記過電圧防止素子が前記光起電力素
    子に対して順方向に並列に接続されており、前記過電圧
    防止素子に順方向電圧が印加された際の最小作動電圧
    が、前記光起電力素子の開放電圧未満であって、最適動
    作電圧以上であることを特徴とする請求項20又は21
    に記載の太陽電池モジュール。
  23. 【請求項23】 前記過電圧防止素子が前記光起電力素
    子に対して逆方向に並列に接続されており、前記過電圧
    防止素子に逆方向電圧が印加された際の最小作動電圧
    が、前記光起電力素子の開放電圧未満であって、最適動
    作電圧以上であることを特徴とする請求項20又は21
    に記載の太陽電池モジュール。
  24. 【請求項24】 少なくとも2枚の耐候性の支持体の間
    に前記光起電力素子と前記過電圧防止素子とが封入され
    た構造を有し、該支持体が樹脂、ガラス、金属のいずれ
    か又はこれらの組み合わせからなることを特徴とする請
    求項1乃至23に記載の太陽電池モジュール。
  25. 【請求項25】 前記支持体は少なくともフッ素樹脂を
    有することを特徴とする請求項24に記載の太陽電池モ
    ジュール。
  26. 【請求項26】 前記支持体は少なくとも前記光起電力
    素子の裏面に設けられた金属板を有し、該金属板の形状
    を屋根材の形状と同等のものであることを特徴とする請
    求項24に記載の太陽電池モジュール。
  27. 【請求項27】 耐候性を有する樹脂製の支持体に前記
    光起電力素子と前記過電圧防止素子とを埋め込むことに
    より構成されることを特徴とする請求項1乃至23に記
    載の太陽電池モジュール。
  28. 【請求項28】 請求項1乃至27に記載の太陽電池モ
    ジュールと、その直流出力を交流系統に逆潮流させる系
    統連系インバーターを備えた太陽光発電システム。
  29. 【請求項29】 請求項1乃至27に記載の太陽電池モ
    ジュールを備え、該太陽電池モジュールから得られた直
    流電力と商用交流系統から整流して得られた直流電力と
    を並列接続し、負荷へ供給する太陽光発電システム。
  30. 【請求項30】 前記負荷が、可変周波数・可変電圧イ
    ンバーターと動力負荷とを含んでいる請求項29に記載
    の太陽光発電システム。
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