JP2000228300A - パルスビーム電流測定装置 - Google Patents

パルスビーム電流測定装置

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JP2000228300A
JP2000228300A JP11027389A JP2738999A JP2000228300A JP 2000228300 A JP2000228300 A JP 2000228300A JP 11027389 A JP11027389 A JP 11027389A JP 2738999 A JP2738999 A JP 2738999A JP 2000228300 A JP2000228300 A JP 2000228300A
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JP
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pulse
circuit
beam current
current
microtron
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JP11027389A
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Kenichi Aoki
謙一 青木
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 マイクロトロンで実際に発生する放射線量を
測定するための電子ビーム電荷量測定装置を提供する。 【解決手段】 パルスビーム電流の1パルス分を積分す
る積分回路10と、該積分回路10で積分された1パル
ス分のビーム電流を一定速度で放電させる放電回路20
と、該放電回路20による放電時間を測定する計時回路
30とを備えることにより、マイクロトロンで発生する
電子ビームのような低周波のパルスビームの電荷量を測
定することを可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パルスビームの電
荷量を測定するためのパルスビーム電流測定装置に係
り、特に、マイクロトロンの放射線発生量を測定するの
に好適な、マイクロトロンで発生する電子ビームの電荷
量を測定することが可能なパルスビーム電流測定装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、マイクロトロンでは、図1に示
す如く、パルス幅Wが1から数μ秒、繰り返し周波数f
が1から100Hzの電流波形Pを有する、低周波電子
ビームが発生されている。
【0003】マイクロトロンの稼動中は、放射線が発生
し、その発生量は、パルス毎のビーム電流の積分値Sと
単位時間(例えば1秒)当たりのパルス数(図1の例で
は3)の積で与えられる。従って、マイクロトロンが発
生する放射線量を測定するためには、1パルス分の面積
Sを正確に測定する必要がある。
【0004】マイクロトロンのビーム電流は、電流検出
器CTで検出することができ、ピーク電流の検出等に使
用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、検出さ
れた電流は、長周期で繰り返し周波数がf低いため、普
通の積分回路では、2つ目のパルスを積分する迄に1パ
ルス目の積分量が洩れてしまい、発生する放射線量の目
安となるビーム電流積分値と単位時間当たりのパルス数
の積を得るために使用するのは困難であった。
【0006】そのため、放射線発生量を測定する際に
は、ピーク電流と単位時間当たりのパルス数(繰り返し
周期の逆数)の最大値を、それぞれ単独に測定せざるを
得なかった。
【0007】なお、本発明と同様に積分を用いるものと
して、二重積分型のアナログ/デジタル変換器も知られ
ているが、測定対象は直流電圧の波高であり、本発明が
対象とするような、マイクロトロンの低周波パルスビー
ムの電荷量を測定することは困難であった。
【0008】本発明は、前記従来の問題点を解消するべ
くなされたもので、マイクロトロンで発生する電子ビー
ムのように、低周波のパルスビームの電荷量を測定可能
とすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、パルスビーム
の電荷量を測定するためのパルスビーム電流測定装置に
おいて、パルスビーム電流の1パルス分を積分する積分
回路と、該積分回路で積分された1パルス分のビーム電
流を一定速度で放電させる放電手段と、該放電手段によ
る放電時間を測定する計時手段とを備えることにより、
前記課題を解決したものである。
【0010】更に、前記計時手段が、クロックパルスを
連続的に発振するパルス発振器と、前記放電手段による
放電中のみ、前記クロックパルスを通すゲート回路と、
該ゲート回路を通過したクロックパルスの数を計数する
パルスカウンタとを含むようにしたものである。
【0011】本発明に係るパルスビーム電流測定装置
は、例えば図2に示す如く、例えば正弦半波形状のビー
ム電流である入力信号の1パルス分を積分するための、
抵抗R及びコンデンサCを含む積分回路10と、該積分
回路10で積分された1パルス分のビーム電流を一定速
度で放電させるための放電回路20と、前記積分用コン
デンサCにたまった電荷が零になるのを検知して、1パ
ルス分のビーム電流積分値Sに相当する時間だけゲート
信号を出力して、放電スイッチ22をオンとするための
コンパレータ24と、該ゲート信号により、前記放電回
路20による放電時間を測定するための計時回路30と
を備えている。
【0012】前記積分回路10の時定数は、入力信号で
あるマイクロトロンの電流波形Pのパルス幅Wよりも十
分に長くしてある。
【0013】前記計時回路30は、例えば図3に示す如
く、前記パルス幅Wに比べて非常に短い周期でクロック
パルスを連続的に発振するパルス発振器32と、前記コ
ンパレータ24からゲート信号が出力されている、前記
放電回路20による放電中のみ、前記クロックパルスを
通すゲート回路34と、該ゲート回路34を通過したク
ロックパルスの数を計数するパルスカウンタ36とを含
んで構成されている。
【0014】このような構成において、例えばマイクロ
トロンのビーム電流を検出する電流検出器CTからの、
正弦半波のような波形の入力信号は、抵抗Rとコンデン
サCで構成される積分回路10に加えられる。従って、
積分用コンデンサCの端子電圧は、入力信号を1パルス
分だけ積分した値となる。コンパレータ24は、積分用
コンデンサCの端子電圧が正のとき出力を出す。放電ス
イッチ22は、該コンパレータ24の出力によって動作
し、オンとなったときに、積分用コンデンサCに蓄えら
れた電荷が、放電回路20を介して、一定の速度で徐々
に放電する。この結果、コンパレータ24の出力は、ビ
ーム電流積分値に相当する幅を持つパルス波形を有する
ゲート信号となる。厳密には、入力信号のパルス幅+ビ
ーム電流積分値相当のパルス幅になるが、放電時間を入
力信号のパルス幅に対して十分長くとることによって、
入力信号のパルス幅の影響を少なくすることができる。
【0015】前記コンパレータ24出力のゲート信号
は、計時回路30のパルス発振器32の出力を、該ゲー
ト信号が出ている間だけ通すゲート回路34に接続され
ている。従って、該ゲート回路34の動作により、コン
パレータ24の動作時間に相当する数のクロックパルス
が、ゲート回路34を通過し、通過したクロックパルス
の数が、パルスカウンタ36で計数される。ここで、パ
ルスカウンタ36が、単位時間、例えば1秒分のカウン
タへの入力を計数するように設定されていると、該パル
スカウンタ36で計数される値は、コンパレータの出力
信号の幅(即ち1パルス分のビーム電流積分値)と単位
時間当たりのパルス数の積、即ち、単位時間当たりの電
荷量となる。
【0016】このようにして、電流検出器CTからの信
号波形によらない、ビーム電流積分値や、単位時間当た
りの電荷量が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態を詳細に説明する。
【0018】本実施形態は、本発明を、マイクロトロン
が発生する電子ビームの単位時間(ここでは1秒)当た
りの電荷量の測定に適用したもので、図4に示す如く、
マイクロトロン40に流れるパルスビーム電流を検出す
るための電流検出器(CT)42と、該CT42の出力
からノイズ分を除去するためのタイミング回路44及び
ゲート回路46と、該ゲート回路46の後段に接続され
た、本発明に係る積分回路10、放電回路20、コンパ
レータ24、パルス発振器32、放電スイッチの機能を
含むゲート回路50及びパルスカウンタ36とを備えて
いる。
【0019】前記ゲート回路50は、例えば図5に示す
如く、前記タイミング回路44から入力されるスタート
信号及びゲート信号に応じて動作するフリップフロップ
(F/F)52と、該F/F52の出力、ゲート信号及
びクロックパルスの論理和を計数用に出力する3入力A
NDゲート54と、前記F/F52出力とゲート信号の
論理和を放電スイッチ用に出力する2入力ANDゲート
56とから構成されている。
【0020】以下、本実施形態の作用を説明する。
【0021】マイクロトロンのCT42からの入力波形
には、図6(A)に示す如く、電流波形Pに相当する正
弦半波以外に、例えばモジュレータやパータベータ等の
ノイズNが乗っており、パルスビーム電流波形Pは、該
ノイズNの後ろに存在する。そこで、タイミング回路4
4でマイクロトロン40のトリガ信号を加工し、図6
(B)に示すような、電流波形Pを取り出すためのノイ
ズ除去用ゲート信号を作る。このノイズ除去用ゲート信
号の幅GWは、電流波形Pが十分に入る幅とする。
【0022】前記ゲート回路46によって取り出された
電流波形Pに対応する信号は、積分用コンデンサCに入
力され、該積分用コンデンサCの電圧が、図6(C)に
示す如く、電流波形で充電されて上昇し、そのピーク電
圧が電流の積分値になる。入力電圧vに対してコンデン
サの電圧Vcが十分小さい場合には、次式に示す如くと
なる。
【0023】 d(Vc)=V(dt)/(R*C) …(1)
【0024】放電回路20による放電は、一定速度で行
われるので、放電時間は、電流の積分値に比例する。
【0025】前記コンパレータ24は、図6(D)に示
す如く、コンデンサCの両端の電圧が正のとき正の出力
を出すようにされている。
【0026】前記タイミング回路44は、図6(E)に
示す如く、ゲート回路46用のタイミング出力(図6
(B)参照)がオフとなったときに、ゲート回路50用
のスタート信号を出力する。
【0027】該ゲート回路50は、2つの出力をもって
おり、図6(F)に示す如く、スタート信号の立上がり
でオンとなり、コンパレータ24の出力が正の間、放電
スイッチ用の出力を放電回路20に出力すると共に、こ
の間に入ってきた発振器32出力のクロックパルス(図
6(G)参照)を、図6(H)に示す如く、計数用にパ
ルスカウンタ36に出力する。
【0028】このようにして、単位時間(ここでは1
秒)内のパルス電流の総電荷量を正確に求めることがで
きる。
【0029】本実施形態においては、積分回路を抵抗R
とコンデンサCで構成しているので、動作が高速で、構
成も単純である。なお、積分回路の構成は、これに限定
されない。
【0030】又、前記実施形態においては、電流検出器
42からの入力波形が正弦半波とされていたが、入力波
形の種類は、これに限定されない。
【0031】更に、前記実施形態においては、本発明
が、マイクロトロンのパルスビームの電流検出に適用さ
れていたが、本発明の適用対象は、これに限定されず、
マイクロトロン以外のパルスビームの電荷量の測定に
も、同様に適用できることは明らかである。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、入力信号の波形によら
ず、低周波パルスビームの電荷量を正確に測定すること
ができる。従って、マイクロトロンに用いた場合は、実
際に発生する放射線量に近い量の計測が可能となる。そ
のため、発生放射線量を一定値以内に保ちながら、ビー
ムのピーク電流を高くし、パルス幅を狭くする運転等、
マイクロトロンの運転パラメータの選択の範囲が広が
る。又、マイクロトロンのインターロック回路に用いた
場合には、正確なインターロックをかけることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用対象であるマイクロトロンのパル
スビームの波形の例を示す線図
【図2】本発明に係るパルスビーム電流測定装置の基本
的な構成例を示すブロック線図
【図3】同じく計時回路の構成例を示すブロック線図
【図4】マイクロトロンのパルスビーム電流測定に適用
した、本発明の実施形態の全体構成を示すブロック線図
【図5】前記実施形態で用いられているゲート回路の構
成例を示す回路図
【図6】前記実施形態の各部動作波形の例を示すタイム
チャート
【符号の説明】
10…積分回路 R…抵抗 C…コンデンサ 20…放電回路 22…スイッチ 24…コンパレータ 30…計時回路 32…パルス発振器 34、46、50…ゲート回路 36…パルスカウンタ 40…マイクロトロン 42…電流検出器(CT) 44…タイミング回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パルスビームの電荷量を測定するためのパ
    ルスビーム電流測定装置であって、 パルスビーム電流の1パルス分を積分する積分回路と、 該積分回路で積分された1パルス分のビーム電流を一定
    速度で放電させる放電手段と、 該放電手段による放電時間を測定する計時手段と、 を備えたことを特徴とするパルスビーム電流測定装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記計時手段が、 クロックパルスを連続的に発振するパルス発振器と、 前記放電手段による放電中のみ、前記クロックパルスを
    通すゲート回路と、 該ゲート回路を通過したクロックパルスの数を計数する
    パルスカウンタと、 を含むことを特徴とするパルスビーム電流測定装置。
JP11027389A 1999-02-04 1999-02-04 パルスビーム電流測定装置 Pending JP2000228300A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106707009A (zh) * 2016-12-30 2017-05-24 南京理工大学 一种宽量程高精度电流统计电路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106707009A (zh) * 2016-12-30 2017-05-24 南京理工大学 一种宽量程高精度电流统计电路
CN106707009B (zh) * 2016-12-30 2020-11-13 南京理工大学 一种宽量程高精度电流统计电路

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