JP2000228025A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JP2000228025A
JP2000228025A JP11030178A JP3017899A JP2000228025A JP 2000228025 A JP2000228025 A JP 2000228025A JP 11030178 A JP11030178 A JP 11030178A JP 3017899 A JP3017899 A JP 3017899A JP 2000228025 A JP2000228025 A JP 2000228025A
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optical
pickup device
semiconductor laser
lens
optical pickup
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JP11030178A
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Masahiko Nakayama
昌彦 中山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アナモフィックなビーム整形レンズを用いる光
ピックアップ装置において、上記光源の波長変動に起因
する非点収差を補正できるようにする。 【解決手段】半導体レーザ10からの光束を、アナモフ
ィックなビーム整形レンズ16と対物レンズ18を介し
て光情報記録媒体20の記録面21上に光スポットとし
て集光させ、光情報記録媒体20に対して情報の記録・
再生・消去の1以上を行う光ピックアップ装置におい
て、半導体レーザ10とアナモフィックなビーム整形レ
ンズ16との間の光路上に、光路長調整用の屈折率可変
な光学素子14を配備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は光ピックアップ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザからの光束を、アナモフィ
ックなビーム整形レンズと対物レンズを介して光情報記
録媒体の記録面上に光スポットとして集光させ、上記光
情報記録媒体に対して情報の記録・再生・消去の1以上
を行う光ピックアップ装置が提案されている(例えば、
特開平5−274931号公報)。このような光ピック
アップ装置において、アナモフィックなビーム整形レン
ズは「半導体レーザからの発散性の光束をコリメートす
るとともに、光束断面形状を円形もしくはそれに近い形
状にビーム整形する機能」を有する。このように、アナ
モフィックなビーム整形レンズは、半導体レーザからの
光束をコリメートする機能と、ビーム整形する機能とを
有しているので、コリメートレンズとビーム整形プリズ
ムとを用いる場合に比して部品点数が少なく、またビー
ム整形に伴う光路の曲がりがないので、光ピックアップ
装置を小型化できるという利点を有している。一方、半
導体レーザには、温度や出力パワーの変動により発光波
長が変動する「波長変動」の問題がある。上記のアナモ
フィックなビーム整形レンズを用いる場合、このような
波長変動があると、光情報記録媒体の記録面に形成され
る光スポットに非点収差が発生するという問題がある。
また、近来、大記憶容量の光情報記録媒体(DVD等)
の出現と相俟って、光源として発光波長の異なる複数の
半導体レーザを使用する光ピックアップ装置の実現が意
図されているが、各半導体レーザからの光束をコリメー
トレンズ等にカップリングさせるのに、ビームスプリッ
タ等の使用により光源部が大型化するという問題があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、アナモフ
ィックなビーム整形レンズを用いる光ピックアップ装置
において、上記光源の波長変動に起因する非点収差を補
正できるようにすることを課題とする。この発明はま
た、発光波長の異なる複数の半導体レーザを光源として
有し、各半導体レーザを選択的に使用する光ピックアッ
プ装置において、光源部を大型化することなく、各半導
体レーザからの光束をカップリングレンズに容易にカッ
プリングできるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の光ピック
アップ装置は「半導体レーザからの光束を、アナモフィ
ックなビーム整形レンズと対物レンズを介して光情報記
録媒体の記録面上に光スポットとして集光させ、光情報
記録媒体に対して情報の記録・再生・消去の1以上を行
う光ピックアップ装置」であって、屈折率可変な光学素
子を有する。「屈折率可変な光学素子」は、半導体レー
ザとアナモフィックなビーム整形レンズとの間の光路上
に設けられ、必要に応じて光路長の調整を行う。請求項
2記載の光ピックアップ装置は「半導体レーザからの光
束を、カップリングレンズと対物レンズを介して光情報
記録媒体の記録面上に光スポットとして集光させ、光情
報記録媒体に対して情報の記録・再生・消去の1以上を
行う光ピックアップ装置」であって、複数の半導体レー
ザと、カップリング素子とを有する。「複数の半導体レ
ーザ」は、互いに発光波長が異なり、記録媒体における
記録密度に応じて適宜のものが光源として選択的に使用
される。「カップリング素子」は、これら半導体レーザ
からの各光束を選択的にカップリングレンズ(光源から
の光束を以後の光学系にカップリングさせる)にカップ
リングさせる。カップリング素子は、屈折率可変な2個
の楔状光学素子を組み合わせて構成され、各楔状光学素
子の屈折率の調整により、所望の半導体レーザからの光
束光軸をビーム整形レンズの光軸にカップリング(実質
的に合致)させるように構成される。
【0005】この請求項2記載の光ピックアップ装置に
おいて「複数の半導体レーザと、各半導体レーザに対応
する戻り光束を受光する受光手段と、各戻り光束を受光
手段に向けて回折させるホログラム素子とをユニットと
して一体化する」ことができる(請求項3)。また、請
求項2または3記載の光ピックアップ装置において、各
光源からの光束を以後の光学系にカップリングするカッ
プリングレンズとして、上述の「アナモフィックなビー
ム整形レンズ」を用いることができる(請求項4)。こ
の請求項4記載の光ピックアップ装置においては、各半
導体レーザとアナモフィックなビーム整形レンズとの間
の光路上に「光路長調整用の、屈折率可変な光学素子」
を配備することができる(請求項5)。上記光路長調整
用の屈折率可変な光学素子や、屈折率可変な楔状光学素
子としては「結晶」や「不純物をドープさせたガラ
ス」、「セラミックス材料」等を用いることもできる
が、上記請求項1または4記載の光ピックアップ装置に
おいて、光路長調整用の屈折率可変な光学素子は「液晶
を用いた素子」であることができ(請求項6)、また、
請求項2または3または4または5記載の光ピックアッ
プ装置において、カップリング素子を構成する2つの楔
状光学素子は「液晶を用いた素子」であることができる
(請求項7)。なお、上記「アナモフィックなビーム整
形レンズ」は、2枚以上のレンズで構成するすることも
できるが、後述の実施の形態に示すように「単体のレン
ズ」として構成することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の光ピックアッ
プ装置の実施の1形態を模式図的に示している。図1に
おいて、符号10は光源としての半導体レーザ、符号1
2はホログラム素子、符号14は光路長調整用の屈折率
可変な光学素子、符号16はアナモフィックなビーム整
形レンズ、符号18は対物レンズ、符号20は光情報記
録媒体、符号21は記録面、符号23は受光手段を、そ
れぞれ示している。図1(a)において、Z方向は対物
レンズ18の光軸(ビーム整形レンズ16の光軸と合致
している)方向、X方向は半導体レーザ10における接
合面に直交する方向である。図1(b)においてY方向
は半導体レーザ10における接合面に平行な方向であ
る。半導体レーザ10は、その発光部が、ビーム整形レ
ンズ16と対物レンズ18の合致した光軸上に位置する
ように配備される。従って、半導体レーザ10から放射
される発散性の光束の発散角は、XZ面内において最大
であり、YZ面内において最小である。半導体レーザ1
0から放射された発散性の光束は、ホログラム素子12
を介して光学素子14に入射し、これを透過するとアナ
モフィックなビーム整形レンズ16を透過する。ビーム
整形レンズ16は、X方向とY方向とで光学作用が異な
る。即ち、ビーム整形レンズ16はXZ面に平行な方向
においては、光束を平行光束として射出させ、YZ面に
平行な方向においては、光束を平行光束化するとともに
光束径を拡大する。その結果、ビーム整形レンズ16か
ら対物レンズ18側へ射出する光束は、平行光束で且つ
X方向とY方向の光束径が略等しく、従って、光束断面
形状は「略円形」となる。ビーム整形レンズ16により
コリメートされてビーム整形された光束は、対物レンズ
18により集束光束に変換され、CDやDVD等である
光情報記録媒体20の基板を透過し、記録面21に光ス
ポットとして集光する。記録面21により反射された光
束は「戻り光束」となり、対物レンズ18、ビーム整形
レンズ16を透過して集束光束となり、光学素子14を
介してホログラム素子12に入射し、ホログラム素子1
2により受光手段23に向けて回折される。受光手段2
3は、戻り光束を受光して、フォーカス誤差信号やトラ
ック誤差信号、再生信号等を生成する。生成されたフォ
ーカス誤差信号やトラック誤差信号に基づき、フォーカ
シングやトラッキングのサーボ制御が行われる。
【0007】図2は、半導体レーザ10における波長変
動に起因する非点収差の発生を説明するための図であ
る。ビーム整形レンズ16はアナモフィックなレンズで
あり、X方向とY方向とで光学作用が異なるが、図2
(a)において、点:HX は、X方向の物体側主点であ
り、XZ面に平行な面内における焦点距離:fXは、
点:HXと半導体レーザ10の発光部との距離である。
図2(b)において、点:HY は、Y方向の物体側主点
であり、YZ面に平行な面内における焦点距離:f
Yは、点:HYと半導体レーザ10の発光部との距離であ
る。1例を挙げれば、fX=10mm、fY=25mmで
ある。半導体レーザの発光波長は、温度や出力パワーの
変動により15nm程度の変動を生じることが知られて
いる。ビーム整形レンズ16の材質は分散(波長により
屈折率が変化する)を有するので、例えば、発光波長が
規定の発光波長から15nm長くなった場合を考える
と、ビーム整形レンズ16の屈折力が相対的に弱まり、
ビーム整形レンズ16から対物レンズ18側へ向けて射
出する光束は、XZ面に平行な方向においては、あたか
も、図2(a)のP点から放射された光束の如きものと
なり、YZ面に平行な方向においては、あたかも、図2
(b)のQ点から放射された光束の如きものとなる。こ
のように波長変動に伴い、ビーム整形レンズ16のバッ
クフォーカス長が変化する。このバックフォーカス長の
変化を、XZ面内につきΔBFX、YZ面内につきΔB
FYとする。ビーム整形レンズ16と対物レンズ18と
は「アフォーカル光学系」を構成するから、この合成系
の横倍率は、対物レンズ18の焦点距離をfOLとする
と、X方向においては「fOL/fX」であり、Y方向にお
いては「fOL/fY」である。また、対物レンズ18とビ
ーム整形レンズ16との合成系の縦倍率は横倍率の2乗
であるから、X方向につき「(fOL/fX)2」、Y方向に
つき「(fOL/fY)2」である。すると、上記バックフォ
ーカス長の変化:ΔBFX,ΔBFYが生じたとき、対
物レンズ18により結像される光スポットの光軸方向の
ずれは、X方向につき「(fOL/fX)2・ΔBFX」、Y
方向につき「(fOL/fY)2・ΔBFY」となる。例え
ば、fX=10mm、fY=25mm、fOL=3mmと
し、波長の延び15nmに応じたバックフォーカス長の
変化:ΔBFX=12μm、ΔBFY=50μmとする
と、(fOL/fX)2・ΔBFX=1.08μm、(fOL/
Y)2・ΔBFY=0.72μmとなる。従って光スポ
ットに生じる非点収差量:ΔZは、1.08−0.72
=0.36μmである。この非点収差量:ΔZを、半導
体レーザの発光部をZ方向へ図2の距離:αだけ「ずら
す」ことにより0とすることを考えてみる。このとき、
距離:αの満足すべき条件は、 (fOL/fX)2・(ΔBFX−α)=(fOL/fY)2・(ΔB
FY−α) である。上記fX=10mm、fY=25mm、fOL=3
mm、ΔBFX=12μm、ΔBFY=50μmを上の
式に代入して「α」について解くと、α≒4.8μmと
なる。即ち、今説明している場合には、波長が15nm
のびたとき、半導体レーザの発光部を、ビーム整形レン
ズ16側へα=4.8μmだけ変位させれば、光スポッ
トの非点収差量:ΔZを0にできる。この発明では、半
導体レーザを変位させる代わりに「光学素子14によ
り、半導体レーザとビーム整形レンズ16との間の光路
長を調整する」ことにより、非点収差量:ΔZの軽減も
しくは補正を行うのである。
【0008】屈折率可変な光学素子14は、図3に示す
ように構成されている。即ち、光学素子14は透明電極
143,144を形成された透明ガラス基板140,1
41の間にシール146を用いて液晶145を封入密閉
してなる。透明電極143,144間に電圧を印加する
ことにより、液晶145における液晶分子の向きを変え
ることができ、これにより液晶145の屈折率を変える
ことができる。例えば、図3(a)では、上記電圧の調
整により、液晶分子の向きを透明ガラス基板140,1
41に平行な向きにした状態を示す。例えば、この状態
において、液晶145の屈折率を1.7程度とすること
ができ、図3(b)に示すように、上記電圧の調整によ
り液晶分子の向きを光学素子14の厚み方向に平行にす
ることにより、上記屈折率を1.5程度にすることが可
能である。また、上記電圧を変化させることにより、液
晶分子の向きを、図3の(a),(b)の2状態の一方
から他方へ連続的に変化させることができ、それに応じ
て液晶145の屈折率を、例えば上記1.7と1.5の
間で連続的に変化させることができる。図3(a)と
(b)の各状態における液晶145の屈折率が上記の
1.7と1.5であるとすると、これら2状態における
「光路差」は、液晶145の厚みをdとして「(1.7
−1.5)d=0.2d」となる。従って、例えば、上
記α=4.8μmの光路差を、光学素子14において、
上記屈折率:1.7と1.5の変化で実現する場合に
は、0.2d=4.8をdについて解いて、d=24μ
mとすればよい。従って、図1の如き実施の形態におい
て、半導体レーザ10の波長変動に起因する非点収差が
生じた場合、光学素子14における屈折率変化を調整
し、光路長を調整することにより光スポットにおける非
点収差量:ΔZを軽減もしくは補正することができる。
なお、光学素子14は、光損失を少なくするため、透明
ガラス基板には「反射防止膜」を形成するのが好まし
い。即ち、図1〜図3に即して実施の形態を説明した光
ピックアップ装置は、半導体レーザ10からの光束を、
アナモフィックなビーム整形レンズ16と対物レンズ1
8を介して光情報記録媒体20の記録面21上に光スポ
ットとして集光させ、光情報記録媒体20に対して情報
の記録・再生・消去の1以上を行う光ピックアップ装置
において、半導体レーザ10とアナモフィックなビーム
整形レンズ16との間の光路上に、光路長調整用の屈折
率可変な光学素子14を配備したものである(請求項
1)。また、光路長調整用の屈折率可変な光学素子14
は、液晶を用いた素子である(請求項6)。
【0009】図4は、この発明の光ピックアップ装置の
実施の別形態を説明図的に示している。繁雑を避けるた
めに、混同の虞れが無いと思われるものについては、図
1におけると同一の符号を用いた。即ち、この実施の形
態の光ピックアップ装置は、半導体レーザからの光束
を、カップリングレンズ16と対物レンズ18を介して
光情報記録媒体20の記録面21上に光スポットとして
集光させ、光情報記録媒体20に対して情報の記録・再
生・消去の1以上を行う光ピックアップ装置において、
互いに発光波長の異なる複数の半導体レーザ10,11
と、これら半導体レーザ10,11からの各光束を選択
的にカップリングレンズ16にカップリングさせるカッ
プリング素子25とを有する。カップリング素子25
は、屈折率可変な2個の楔状光学素子251,252を
組み合わせて構成され、後述のように、各楔状光学素子
の屈折率の調整により、所望の半導体レーザからの光束
光軸をビーム整形レンズの光軸にカップリングさせるよ
うに構成されている(請求項2)。また、複数の半導体
レーザ10,11と、各半導体レーザに対応する戻り光
束を受光する受光手段24と、各戻り光束を受光手段2
4に向けて回折させるホログラム素子12とがユニット
100として一体化されている(請求項3)。さらに、
カップリングレンズ16は「アナモフィックなビーム整
形レンズ」である(請求項4)。また、各半導体レーザ
10,11とアナモフィックなビーム整形レンズ16と
の間の光路上に、光路長調整用の屈折率可変な光学素子
14が配備されている(請求項5)。光学素子14は、
図3に即して説明したのと同様のものである。カップリ
ング素子25を構成する2つの楔状光学素子251,2
52は液晶を用いた素子である(請求項7)。即ち、カ
ップリング素子25は、図5に示すように、楔状光学素
子251,252を楔の向きを互いに逆にして組み合わ
せてなる。各楔状光学素子は、光学素子14と同様、透
明電極を形成された1対のガラス基板の間にシールを用
いて液晶(図中の符号253,254)を封入してな
る。従って、光学素子14と同様、各楔状光学素子の1
対の透明ガラス基板間に印加する電圧の調整により、各
楔状光学素子における液晶の屈折率を互いに独立に変化
させることができる。光源部を構成する2つの半導体レ
ーザ10,11は互いに発光波長が異なる。例えば、半
導体レーザ10はCD系の光情報記録媒体用で発光波
長:780nm、半導体レーザ11はDVD系の光情報
記録媒体用で発光波長:650nmである。これら半導
体レーザ10,11の各発光部は、XZ面内において
は、カップリングレンズとしてのアナモフィックなビー
ム整形レンズ16の光軸および対物レンズ18の光軸と
同一の平面を共有しているが、各発光部は上記光軸に対
して偏心している。図4(a)は、半導体レーザ10が
発光される場合である。このとき、カップリング素子2
5は、楔状光学素子252の屈折率を低く、楔状光学素
子251の屈折率を高く設定され、半導体レーザ10か
らの光束光軸をビーム整形レンズの光軸にカップリング
させる。また、図4(b)は、半導体レーザ11が発光
される場合であり、カップリング素子25は、楔状光学
素子252の屈折率を高く、楔状光学素子251の屈折
率を低く設定され、半導体レーザ11からの光束光軸を
ビーム整形レンズの光軸にカップリングさせる。光路長
調整用の屈折率可変な光学素子14は、図1の実施の形
態に於けると同様、光スポットの非点収差を軽減もしく
は補正するのに使用されるが、そのほかに、半導体レー
ザ10,11の相対的位置誤差の補正も行う。前述の如
く、複数の半導体レーザ10,11と、各半導体レーザ
に対応する戻り光束を受光する受光手段24と、各戻り
光束を受光手段24に向けて回折させるホログラム素子
12とがユニット100として一体化されている。この
ように光源部近傍をユニット化することは、コスト・信
頼性の面でも好ましい。しかし、ユニット化に伴い、ユ
ニットへの機械的な組み付け誤差で、半導体レーザ1
0,11の相対的位置誤差が生じ、これら各半導体レー
ザとビーム整形レンズ16との距離を各半導体レーザ毎
に適正に設定するのが困難である。このような相対的位
置誤差も、光学素子14により各半導体レーザとビーム
整形レンズ16との間の光路長を調整することにより容
易に補正することができる。
【0010】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば新規な光ピックアップ装置を実現できる。請求項1記
載の光ピックアップ装置は、半導体レーザの波長変動に
より光スポットに生じる非点収差を有効に軽減もしくは
補正できる。請求項2記載の光ピックアップ装置は、屈
折率可変な2個の楔状光学素子を組み合わせて構成され
るカップリング素子を用い、各楔状光学素子の屈折率の
調整により、所望の半導体レーザからの光束光軸をビー
ム整形レンズの光軸にカップリングさせることにより、
発光波長の異なる複数の半導体レーザを光源として有す
る場合に、光源部を大型化することなく、各半導体レー
ザからの光束をカップリングレンズに容易にカップリン
グできる。請求項5記載の光ピックアップ装置ではさら
に、半導体レーザの波長変動により光スポットに生じる
非点収差を有効に軽減もしくは補正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の1形態を説明するための図で
ある。
【図2】上記実施の形態における半導体レーザの波長変
動による非点収差の発生とその補正方法を説明するため
の図である。
【図3】上記実施の形態における光路長調整用の、屈折
率可変な光学素子の例を説明するための図である。
【図4】この発明の実施の別形態を説明するための図で
ある。
【図5】図4の実施の形態におけるカップリング素子を
説明するための図である。
【符号の説明】
10 半導体レーザ 14 光路長調整用の屈折率可変な光学素子 16 アナモフィックなビーム整形レンズ 18 対物レンズ 20 光情報記録媒体 21 記録面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体レーザからの光束を、アナモフィッ
    クなビーム整形レンズと対物レンズを介して光情報記録
    媒体の記録面上に光スポットとして集光させ、上記光情
    報記録媒体に対して情報の記録・再生・消去の1以上を
    行う光ピックアップ装置において、 半導体レーザと、アナモフィックなビーム整形レンズと
    の間の光路上に、光路長調整用の屈折率可変な光学素子
    を配備したことを特徴とする、光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】半導体レーザからの光束を、カップリング
    レンズと対物レンズを介して光情報記録媒体の記録面上
    に光スポットとして集光させ、上記光情報記録媒体に対
    して情報の記録・再生・消去の1以上を行う光ピックア
    ップ装置において、 互いに発光波長の異なる複数の半導体レーザと、これら
    半導体レーザからの各光束を選択的に上記カップリング
    レンズにカップリングさせるカップリング素子とを有
    し、 上記カップリング素子は、屈折率可変な2個の楔状光学
    素子を組み合わせて構成され、各楔状光学素子の屈折率
    の調整により、所望の半導体レーザからの光束光軸をビ
    ーム整形レンズの光軸にカップリングさせるように構成
    されていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の光ピックアップ装置におい
    て、 複数の半導体レーザと、各半導体レーザに対応する戻り
    光束を受光する受光手段と、各戻り光束を上記受光手段
    に向けて回折させるホログラム素子とがユニットとして
    一体化されていることを特徴とする光ピックアップ装
    置。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載の光ピックアップ装
    置において、 カップリングレンズが、アナモフィックなビーム整形レ
    ンズであることを特徴とする光ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の光ピックアップ装置におい
    て、 各半導体レーザと、アナモフィックなビーム整形レンズ
    との間の光路上に、光路長調整用の屈折率可変な光学素
    子を配備したことを特徴とする光ピックアップ装置。
  6. 【請求項6】請求項1または4記載の光ピックアップ装
    置において、 光路長調整用の屈折率可変な光学素子が、液晶を用いた
    素子であることを特徴とする光ピックアップ装置。
  7. 【請求項7】請求項2〜6の任意の1に記載の光ピック
    アップ装置において、 カップリング素子を構成する2つの楔状光学素子が、液
    晶を用いた素子であることを特徴とする光ピックアップ
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1895531A2 (en) * 2006-08-31 2008-03-05 Funai Electric Co., Ltd. Optical pickup device

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