JP2000227318A - 角度検出センサ機構 - Google Patents
角度検出センサ機構Info
- Publication number
- JP2000227318A JP2000227318A JP11065387A JP6538799A JP2000227318A JP 2000227318 A JP2000227318 A JP 2000227318A JP 11065387 A JP11065387 A JP 11065387A JP 6538799 A JP6538799 A JP 6538799A JP 2000227318 A JP2000227318 A JP 2000227318A
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- JP
- Japan
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- psd
- light
- angle
- disc
- disk
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】小型化でダイナミックレンジが大きくかつ高精
度でアブソリュートの出力が得られる角度センサを提供
する。 【構成】角度と半径方向変位が線形関係を有するよう極
座標に変換した円盤とその円盤側面にLDなどの光源か
らの光を入射し、その反射光を位置検出素子であるPS
D面上に結像する光学系より構成した角度検出センサ機
構。
度でアブソリュートの出力が得られる角度センサを提供
する。 【構成】角度と半径方向変位が線形関係を有するよう極
座標に変換した円盤とその円盤側面にLDなどの光源か
らの光を入射し、その反射光を位置検出素子であるPS
D面上に結像する光学系より構成した角度検出センサ機
構。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は位置検出素子PSDを用
いた角度検出センサ機構に関するものである。
いた角度検出センサ機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】角度検出器としては、ポテンショメー
タ、レゾルバ、光エンコーダなど大きく分けて3方式が
ある。ポテンショメータは抵抗体を円形に配置し、円の
中心にブラシを置きこれを回転して回転角の変化に伴う
抵抗変化を電圧として読みとる。レゾルバは電磁誘導現
象を利用したもので1次コイルと2次コイルとを機械角
90度の位相差を設けて配置する。このときロータの回
転角によって生ずる1次コイルと2次コイルの位相角を
検出するがこれはモータの構造原理を適用したものであ
る。
タ、レゾルバ、光エンコーダなど大きく分けて3方式が
ある。ポテンショメータは抵抗体を円形に配置し、円の
中心にブラシを置きこれを回転して回転角の変化に伴う
抵抗変化を電圧として読みとる。レゾルバは電磁誘導現
象を利用したもので1次コイルと2次コイルとを機械角
90度の位相差を設けて配置する。このときロータの回
転角によって生ずる1次コイルと2次コイルの位相角を
検出するがこれはモータの構造原理を適用したものであ
る。
【0003】一方光エンコーダにはインクリメンタル方
式とアブソリュート方式があり、前者は円周上にn個の
スリットを設け360度/nでパルスを計数し離散的に
角度を読みとる。これは相対的な角度の検出である。後
者は角度そのものの値を示すよう円盤の半径方向に2進
符号化されたスリットを配置する。例えばnビットの符
号化を行うには、n個の独立したスリットを半径方向に
設け、それぞれに対応した一対の受発光検出素子を用意
して角度の値を検出する。分解能をあげるには符号化す
る検出素子がビット数に比例して多くなり全体の構成も
小型化には適さない。
式とアブソリュート方式があり、前者は円周上にn個の
スリットを設け360度/nでパルスを計数し離散的に
角度を読みとる。これは相対的な角度の検出である。後
者は角度そのものの値を示すよう円盤の半径方向に2進
符号化されたスリットを配置する。例えばnビットの符
号化を行うには、n個の独立したスリットを半径方向に
設け、それぞれに対応した一対の受発光検出素子を用意
して角度の値を検出する。分解能をあげるには符号化す
る検出素子がビット数に比例して多くなり全体の構成も
小型化には適さない。
【0004】以上それぞれの方式は適用目的によって使
用されるが角度検出の高精度化、構造上の小型化は難し
い。
用されるが角度検出の高精度化、構造上の小型化は難し
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように従来
の技術では光走査駆動部と直接結合して幅広い角度の検
出する場合、小型化が難しい、ダイナミックレンジが大
きくかつ高精度の出力が得られないなどの問題がある。
さらにはインクリメンタルエンコーダの事例のようにア
ブソリュートの出力が直ちに求められないなどの問題も
ある。
の技術では光走査駆動部と直接結合して幅広い角度の検
出する場合、小型化が難しい、ダイナミックレンジが大
きくかつ高精度の出力が得られないなどの問題がある。
さらにはインクリメンタルエンコーダの事例のようにア
ブソリュートの出力が直ちに求められないなどの問題も
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこれらの問題を
解決するため、以下のような構成にしたものである。す
なわち、角度と半径方向変位が線形関係で変換されたプ
ロフィルを有する円盤においてLDなどの光源からの光
を円盤の側面に入射反射させる。次に円盤側面から反射
した光は、結像レンズ等で構成された光学系に入射し、
光学系の背後に設定した位置検出素子であるPSD面上
に円盤の回転角に応じて位置の変化として結像される。
以上のように構成したことを特徴とする角度検出センサ
機構である。
解決するため、以下のような構成にしたものである。す
なわち、角度と半径方向変位が線形関係で変換されたプ
ロフィルを有する円盤においてLDなどの光源からの光
を円盤の側面に入射反射させる。次に円盤側面から反射
した光は、結像レンズ等で構成された光学系に入射し、
光学系の背後に設定した位置検出素子であるPSD面上
に円盤の回転角に応じて位置の変化として結像される。
以上のように構成したことを特徴とする角度検出センサ
機構である。
【0007】
【作用】角度と半径方向変位が極座標に変換されたプロ
フィルを有する円盤がある。LDなどの光源から出射さ
れた光は、この円盤の側面に入射し反射される。この反
射光は所定位置に設定された反射鏡によって光路が変換
され結像レンズからなる光学系に入射される。さらに結
像レンズ系に入射した光は背後に設定された位置検出素
子のPSD面上に像が形成される。
フィルを有する円盤がある。LDなどの光源から出射さ
れた光は、この円盤の側面に入射し反射される。この反
射光は所定位置に設定された反射鏡によって光路が変換
され結像レンズからなる光学系に入射される。さらに結
像レンズ系に入射した光は背後に設定された位置検出素
子のPSD面上に像が形成される。
【0008】ところで図示しない駆動系により円盤が回
転すると円盤の反射面には図の上下方向の半径方向変位
が与えられる。この半径方向変位による光束の変化は結
像レンズ系に入射した後三角測量法の原理に基づいて位
置検出素子のPSD面上で位置の変化として結像され
る。
転すると円盤の反射面には図の上下方向の半径方向変位
が与えられる。この半径方向変位による光束の変化は結
像レンズ系に入射した後三角測量法の原理に基づいて位
置検出素子のPSD面上で位置の変化として結像され
る。
【0009】このようにして円盤の回転角は位置検出素
子のPSD面上で位置の変化として求められ、角度に比
例したアナログ出力として計測できる。
子のPSD面上で位置の変化として求められ、角度に比
例したアナログ出力として計測できる。
【0010】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の基本となる角度と半径方向変位との
関係を示す線図である。半径方向変位hと角度θは比例
関係にあり角度πすなわち180度で最大変位はHとす
る。この変位関数をf(θ)とすればπ≦θ≦2πで関
数はf(2π−θ)である。変位hは0≦θ≦πでθに
比例して増加し、π≦θ≦2πでは減少する。図1の線
図を極座標に変換するとh=Hθ/π+Roで表され
る。ここでRoは基礎円である。
る。図1は本発明の基本となる角度と半径方向変位との
関係を示す線図である。半径方向変位hと角度θは比例
関係にあり角度πすなわち180度で最大変位はHとす
る。この変位関数をf(θ)とすればπ≦θ≦2πで関
数はf(2π−θ)である。変位hは0≦θ≦πでθに
比例して増加し、π≦θ≦2πでは減少する。図1の線
図を極座標に変換するとh=Hθ/π+Roで表され
る。ここでRoは基礎円である。
【0011】図2は図1の線図を極座標に変換して表示
した円盤2のプロフィルである。図2で示すように円盤
2がθ方向に回転すると矢印のごとくに入射した光はこ
の円盤2のプロフィルに沿って反射面の位置が半径方向
に変化することになる。
した円盤2のプロフィルである。図2で示すように円盤
2がθ方向に回転すると矢印のごとくに入射した光はこ
の円盤2のプロフィルに沿って反射面の位置が半径方向
に変化することになる。
【0012】図3は図2で示した円盤を用いて角度を検
出する構成実施例である。図3に従ってその動作内容を
説明する。LD光源1は筐体9に固定されている。LD
1から出射された光はレンズ1aで集光され円盤2の側
面2aで反射される。円盤2は駆動系の軸8に直結され
ている。
出する構成実施例である。図3に従ってその動作内容を
説明する。LD光源1は筐体9に固定されている。LD
1から出射された光はレンズ1aで集光され円盤2の側
面2aで反射される。円盤2は駆動系の軸8に直結され
ている。
【0013】円盤2の側面2aで反射された光は反射鏡
3、4によって中心部に導かれる。導かれる光は結像レ
ンズ系5で集光され、背後に設置された位置検出素子P
SD6に像が形成される。PSD6は筐体9の中心部に
固定され、一方反射鏡4と結像レンズ系5とは治具10
によって保持され筐体9に取り付けられる。また治具1
0の窓7は円盤2からの反射光を結像レンズ系に導入す
る穴である。
3、4によって中心部に導かれる。導かれる光は結像レ
ンズ系5で集光され、背後に設置された位置検出素子P
SD6に像が形成される。PSD6は筐体9の中心部に
固定され、一方反射鏡4と結像レンズ系5とは治具10
によって保持され筐体9に取り付けられる。また治具1
0の窓7は円盤2からの反射光を結像レンズ系に導入す
る穴である。
【0014】図示されない駆動系から円盤2に回転が伝
達されると円盤2の側面2aは図1の線図に沿って矢印
のごとく運動する。すなわちLD光源1からの光は円盤
2の運動によって反射位置が変化し、結像レンズ系5に
よって形成される像は位置検出素子PSD6上の位置変
化として与えられ、その出力信号は角度として計測する
ことができる。
達されると円盤2の側面2aは図1の線図に沿って矢印
のごとく運動する。すなわちLD光源1からの光は円盤
2の運動によって反射位置が変化し、結像レンズ系5に
よって形成される像は位置検出素子PSD6上の位置変
化として与えられ、その出力信号は角度として計測する
ことができる。
【0015】次に円盤2の回転角がπ≦θ≦2πの範囲
にあるとき、位置検出素子PSDの出力はf(2π−
θ)として求められる。θ=πなる位置を図示しない検
出方法で得ることは容易に可能である。従ってπ≦θ≦
2πの角度の値を検出するにはθ=πなる位置をトリガ
ー信号として用い、2f(π)−f(2π−θ)なる演
算を行えば良い。以上の方法によって0≦θ≦2πのす
べての角度変化を検出、測定ができる。
にあるとき、位置検出素子PSDの出力はf(2π−
θ)として求められる。θ=πなる位置を図示しない検
出方法で得ることは容易に可能である。従ってπ≦θ≦
2πの角度の値を検出するにはθ=πなる位置をトリガ
ー信号として用い、2f(π)−f(2π−θ)なる演
算を行えば良い。以上の方法によって0≦θ≦2πのす
べての角度変化を検出、測定ができる。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように広い範囲の角
度を所定の形状を有する円盤と結像光学系および位置検
出素子PSDとの組合せからなる簡易な構成で高精度に
角度の検出ができる。また若干の電気的演算処理によっ
て検出角度をアブソリュートとして計測表現することも
可能である。
度を所定の形状を有する円盤と結像光学系および位置検
出素子PSDとの組合せからなる簡易な構成で高精度に
角度の検出ができる。また若干の電気的演算処理によっ
て検出角度をアブソリュートとして計測表現することも
可能である。
【図1】本発明の角度と半径方向変位の線図
【図2】図1の関係を極座標に変化した円盤の外形プロ
フィル図
フィル図
【図3】図2の円盤を用いて構成した角度検出センサ構
成図
成図
1 半導体レーザ光源 1a レンズ 2 円盤 2a 円盤側面 3,4 ミラー 5 結像レンズ系 6 PSD 7 窓 8 軸 9 筐体 10 治具
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA09 AA31 AA39 BB03 BB05 BB16 DD02 FF09 FF17 FF19 GG06 GG12 HH13 JJ01 JJ08 JJ16 LL04 LL12 PP13 2F103 BA41 BA43 CA01 CA03 DA08 EA05 EA12 EA13 EB02 EB13 EB27 EB32 EC01 EC11
Claims (1)
- 【請求項1】角度と半径方向変位が線形関係を有するよ
う極座標に変換した円盤とその円盤側面にLDなどの光
源からの光を入射し、その反射光を位置検出素子である
PSD面上に結像する光学系より構成した角度検出セン
サ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11065387A JP2000227318A (ja) | 1999-02-04 | 1999-02-04 | 角度検出センサ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11065387A JP2000227318A (ja) | 1999-02-04 | 1999-02-04 | 角度検出センサ機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000227318A true JP2000227318A (ja) | 2000-08-15 |
Family
ID=13285538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11065387A Pending JP2000227318A (ja) | 1999-02-04 | 1999-02-04 | 角度検出センサ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000227318A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103134447A (zh) * | 2012-08-30 | 2013-06-05 | 长春理工大学 | 基于双psd的激光空间角修正装置 |
CN105526890A (zh) * | 2016-01-05 | 2016-04-27 | 国家电网公司 | 一种手车开关柜触头对中度测量装置及方法 |
-
1999
- 1999-02-04 JP JP11065387A patent/JP2000227318A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103134447A (zh) * | 2012-08-30 | 2013-06-05 | 长春理工大学 | 基于双psd的激光空间角修正装置 |
CN105526890A (zh) * | 2016-01-05 | 2016-04-27 | 国家电网公司 | 一种手车开关柜触头对中度测量装置及方法 |
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