JP2000226459A - オレフィン系樹脂フィルムおよびその製造方法 - Google Patents
オレフィン系樹脂フィルムおよびその製造方法Info
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- JP2000226459A JP2000226459A JP11065360A JP6536099A JP2000226459A JP 2000226459 A JP2000226459 A JP 2000226459A JP 11065360 A JP11065360 A JP 11065360A JP 6536099 A JP6536099 A JP 6536099A JP 2000226459 A JP2000226459 A JP 2000226459A
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- olefin
- resin
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 印刷インクの白抜けのないオレフィン系樹脂
フィルムの製造方法の提供、および長期屋外使用可能
な、耐候性、耐熱性に優れるオレフィン系樹脂フィルム
の提供。 【解決手段】 メチルペンテン−1系樹脂に側鎖にヒン
ダードアミン基を有するエチレン系樹脂を配合したオレ
フィン系樹脂組成物をTダイよりフィルム状に溶融押出
した後、該フィルムを、金属ロール(k1)と、金属製
軸の外周にゴムロール中芯を、その中芯の外周に厚み
0.5〜5mmの金属円筒を設けた金属ロール(k2)
の回転する1対の冷却ロールを用いて押圧・冷却して耐
熱性、耐候性の良好なオレフィン系樹脂フィルムを製造
する。
フィルムの製造方法の提供、および長期屋外使用可能
な、耐候性、耐熱性に優れるオレフィン系樹脂フィルム
の提供。 【解決手段】 メチルペンテン−1系樹脂に側鎖にヒン
ダードアミン基を有するエチレン系樹脂を配合したオレ
フィン系樹脂組成物をTダイよりフィルム状に溶融押出
した後、該フィルムを、金属ロール(k1)と、金属製
軸の外周にゴムロール中芯を、その中芯の外周に厚み
0.5〜5mmの金属円筒を設けた金属ロール(k2)
の回転する1対の冷却ロールを用いて押圧・冷却して耐
熱性、耐候性の良好なオレフィン系樹脂フィルムを製造
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋外広告用ポスタ
ー保護フィルム、自動車の車体のモール用粘着フィル
ム、本の表紙カバーのラミネート用フィルム、粘着ラベ
ル、電飾看板用印刷フィルム等の印刷用フィルム、印刷
保護フィルムとして有用なオレフィン系樹脂フィルム、
およびその製造方法に関する。
ー保護フィルム、自動車の車体のモール用粘着フィル
ム、本の表紙カバーのラミネート用フィルム、粘着ラベ
ル、電飾看板用印刷フィルム等の印刷用フィルム、印刷
保護フィルムとして有用なオレフィン系樹脂フィルム、
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、吊下型屋外広告用ポスターは、印
刷されたポスター用紙の表面に、ポリ塩化ビニル樹脂シ
ートをラミネートし、用紙の上下両端に円筒状棒を用紙
で包み、溶着させ、前記上端の筒に吊下用紐を通し、下
端の棒は重しとして利用している。また、自動車の車体
のモール10は、図2に示すように、車体11の塗装1
2面に表面に印刷13が施され、裏面に感圧粘着剤層1
4が設けられたポリ塩化ビニルシート15を貼着し、こ
のシートの印刷面13にさらに裏面に感圧粘着剤層16
が設けられた透明なポリ塩化ビニルフィルム17を保護
フィルムとして貼着した構造となっている。
刷されたポスター用紙の表面に、ポリ塩化ビニル樹脂シ
ートをラミネートし、用紙の上下両端に円筒状棒を用紙
で包み、溶着させ、前記上端の筒に吊下用紐を通し、下
端の棒は重しとして利用している。また、自動車の車体
のモール10は、図2に示すように、車体11の塗装1
2面に表面に印刷13が施され、裏面に感圧粘着剤層1
4が設けられたポリ塩化ビニルシート15を貼着し、こ
のシートの印刷面13にさらに裏面に感圧粘着剤層16
が設けられた透明なポリ塩化ビニルフィルム17を保護
フィルムとして貼着した構造となっている。
【0003】塩素基を有するポリ塩化ビニルは、ポリエ
チレンと比較し、透明性、耐熱性、剛性に優れる利点を
有しているが、焼却時、ダイオキシンを発生することが
問題となっており、農業用ハウスフィルム、食品包装容
器、ラップフィルム分野ではポリエチレン、ポリプロピ
レン等の炭素と水素のみから構成されるオレフィン系樹
脂に取って代られつつある。しかし、屋外広告用紙の保
護フィルムや自動車のモールの保護フィルムまたは印刷
シートは、耐候性および140℃以上の耐熱性が要求さ
れるため、耐候性の低いオレフィン系樹脂への代替が遅
れている。
チレンと比較し、透明性、耐熱性、剛性に優れる利点を
有しているが、焼却時、ダイオキシンを発生することが
問題となっており、農業用ハウスフィルム、食品包装容
器、ラップフィルム分野ではポリエチレン、ポリプロピ
レン等の炭素と水素のみから構成されるオレフィン系樹
脂に取って代られつつある。しかし、屋外広告用紙の保
護フィルムや自動車のモールの保護フィルムまたは印刷
シートは、耐候性および140℃以上の耐熱性が要求さ
れるため、耐候性の低いオレフィン系樹脂への代替が遅
れている。
【0004】また、オレフィン系樹脂は、耐候性が悪い
ばかりでなく、熱分解しやすく、帯電しやすいため、樹
脂に耐候性改良剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止
剤等の樹脂添加剤を配合し、フィルム成形する。オレフ
ィン樹脂フィルムの成形時に、これら樹脂添加剤が押出
機内での滞留時に熱劣化し、炭化し、Tダイのランドに
付着し、コンタミとなってフィルム内に存在したり、ま
た、Tダイからフィルムが押し出され、ダイ出口直後で
バラストし、このバラストをドロー比を上げて平坦に
し、金属ロールとゴムロールの一対の冷却ロールで冷却
する際に大気中の浮遊する塵等の異物が溶融しているフ
ィルムに巻き込まれてコンタミとなってフィルム内に存
在する。また、コンタミの中には、押出機内での滞留時
に熱劣化した樹脂も含まれる。これらフィルム内のコン
タミをフィッシュアイとオレフィンヒ樹脂フィルム業界
では呼び、このフィッシュアイは目視にて径が100μ
m以上のものはその存在が容易に確認でき、径が80μ
m以下のものはルーペで拡大し、注意深く観察しないと
識別できない。
ばかりでなく、熱分解しやすく、帯電しやすいため、樹
脂に耐候性改良剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止
剤等の樹脂添加剤を配合し、フィルム成形する。オレフ
ィン樹脂フィルムの成形時に、これら樹脂添加剤が押出
機内での滞留時に熱劣化し、炭化し、Tダイのランドに
付着し、コンタミとなってフィルム内に存在したり、ま
た、Tダイからフィルムが押し出され、ダイ出口直後で
バラストし、このバラストをドロー比を上げて平坦に
し、金属ロールとゴムロールの一対の冷却ロールで冷却
する際に大気中の浮遊する塵等の異物が溶融しているフ
ィルムに巻き込まれてコンタミとなってフィルム内に存
在する。また、コンタミの中には、押出機内での滞留時
に熱劣化した樹脂も含まれる。これらフィルム内のコン
タミをフィッシュアイとオレフィンヒ樹脂フィルム業界
では呼び、このフィッシュアイは目視にて径が100μ
m以上のものはその存在が容易に確認でき、径が80μ
m以下のものはルーペで拡大し、注意深く観察しないと
識別できない。
【0005】Tダイを用いた押出成形オレフィン系樹脂
フィルムは、通常、この径が100μm以上のフィッシ
ュアイが1m2の表面積当たり、3〜20個位存在し、
フィルム表面層から突出している印刷の白抜けの原因と
なるフィッシュアイの高さは、50μm以上である。よ
ってフィルムに印刷後、フィルムを巻き取ったり、断
裁、二次加工する際にフィッシュアイが印刷インクとと
もにフィルムから脱落し、その部分に印刷の白抜けが生
じる。また、径が200〜300μmと大きいフィッシ
ュアイが存在すると印刷インクでこのフィッシュアイを
覆いきれず、これも印刷白抜けを生じる。また、フィッ
シュアイの突起高さは自動車のモール製作時に塗装面の
平坦性を生かすことができず、モールの外観を悪くす
る。
フィルムは、通常、この径が100μm以上のフィッシ
ュアイが1m2の表面積当たり、3〜20個位存在し、
フィルム表面層から突出している印刷の白抜けの原因と
なるフィッシュアイの高さは、50μm以上である。よ
ってフィルムに印刷後、フィルムを巻き取ったり、断
裁、二次加工する際にフィッシュアイが印刷インクとと
もにフィルムから脱落し、その部分に印刷の白抜けが生
じる。また、径が200〜300μmと大きいフィッシ
ュアイが存在すると印刷インクでこのフィッシュアイを
覆いきれず、これも印刷白抜けを生じる。また、フィッ
シュアイの突起高さは自動車のモール製作時に塗装面の
平坦性を生かすことができず、モールの外観を悪くす
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1は、耐熱
性、耐候性に優れたオレフィン系樹脂フィルムの提供を
目的とする。本発明の2は、フィッシュアイが存在して
も印刷の白抜けのないオレフィン系樹脂フィルムの提供
および、該フィルムの製造法の提供を目的とする。
性、耐候性に優れたオレフィン系樹脂フィルムの提供を
目的とする。本発明の2は、フィッシュアイが存在して
も印刷の白抜けのないオレフィン系樹脂フィルムの提供
および、該フィルムの製造法の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本発明は、a)メチルペンテン−1系樹脂および次式(1)で示される重量平 均分子量が2,000から7,000、ガラス転移点が140℃以上である環状 オレフィンのビニレン重合体
【化4】 (式中、R1〜R4およびR7〜R14は、それぞれ独立して水素原子、炭素数 1〜20の炭化水素基またはハロゲン原子を含む置換基を示す。R9とR11〜 R14のいずれかとは、またはR10とR11〜R14のいずれかとは互いに連 結して環を形成していてもよい。kは0または1〜4の正数である。mは0また は1〜8の正数である。また、式(1)で示されるモノマー単位において、各モ ノマーでR1〜R14、kおよびmは同一でも異なってもよい。) より選ばれたオレフィン系樹脂 35〜100重量% b)プロピレン系樹脂 65〜 0重量% を含有するオレフィン系樹脂(A) 100重量部に対
し、エチレンと次式(2)で示される環状アミノビニル
化合物
し、エチレンと次式(2)で示される環状アミノビニル
化合物
【化5】 (式中、R1およびR2は水素原子またはメチル基を、
R3は炭素数1〜4のアルキル基を示す。)とを共重合
して得られるヒンダードアミンを側鎖に有するエチレン
系共重合体よりなる耐候性改良剤(B)を1〜30重量
部の割合で配合したオレフィン系樹脂組成物を基材とす
る、オレフィン系樹脂フィルムを提供するものである。
耐熱性、透明性の優れる(A)成分のオレフィン系樹脂
を用い、かつ、これらオレフィン系樹脂と相溶性の優れ
るとともに、長期耐候性に優れる高分子量の耐候性改良
剤(B)を用いることにより、フィルムの透明性の低下
を防ぎ、かつ、7年以上の屋外使用においても耐候劣化
をしないフィルムを提供できた。
R3は炭素数1〜4のアルキル基を示す。)とを共重合
して得られるヒンダードアミンを側鎖に有するエチレン
系共重合体よりなる耐候性改良剤(B)を1〜30重量
部の割合で配合したオレフィン系樹脂組成物を基材とす
る、オレフィン系樹脂フィルムを提供するものである。
耐熱性、透明性の優れる(A)成分のオレフィン系樹脂
を用い、かつ、これらオレフィン系樹脂と相溶性の優れ
るとともに、長期耐候性に優れる高分子量の耐候性改良
剤(B)を用いることにより、フィルムの透明性の低下
を防ぎ、かつ、7年以上の屋外使用においても耐候劣化
をしないフィルムを提供できた。
【0008】本発明はまた、前記オレフィン系樹脂フィ
ルムは、その表面層から突出しているフィッシュアイの
高さが最大40μmであるオレフィン系樹脂フィルムを
提供する。フィルム表面より突出しているフィッシュア
イの最大高さを40μm以下とすることにより、白抜け
が判別しやすい黒べたグラビヤ印刷であっても白抜けは
見い出されない。
ルムは、その表面層から突出しているフィッシュアイの
高さが最大40μmであるオレフィン系樹脂フィルムを
提供する。フィルム表面より突出しているフィッシュア
イの最大高さを40μm以下とすることにより、白抜け
が判別しやすい黒べたグラビヤ印刷であっても白抜けは
見い出されない。
【0009】本発明はまた、前記オレフィン系樹脂フィ
ルム表面層に印刷を施し、印刷がなされた反対面の裏面
層に感圧粘着剤層が設けられた粘着フィルムを提供する
ものである。粘着剤層を設けたことにより、透明ないし
半透明のガラス板に貼布が容易であり、電飾看板用フィ
ルムとして利用可能である。また、自動車のモール用の
印刷シートとして利用できる。
ルム表面層に印刷を施し、印刷がなされた反対面の裏面
層に感圧粘着剤層が設けられた粘着フィルムを提供する
ものである。粘着剤層を設けたことにより、透明ないし
半透明のガラス板に貼布が容易であり、電飾看板用フィ
ルムとして利用可能である。また、自動車のモール用の
印刷シートとして利用できる。
【0010】本発明はまた、前記オレフィン系樹脂フィ
ルム表面層に印刷を施し、さらにその印刷面の上に感圧
粘着剤層が設けられた粘着フィルムを提供するものであ
る。粘着剤層を設けたことにより、電飾看板用フィルム
として透明ないし半透明のガラス板に貼布が容易であ
る。また、自動車のモールの印刷シートとして利用でき
る。
ルム表面層に印刷を施し、さらにその印刷面の上に感圧
粘着剤層が設けられた粘着フィルムを提供するものであ
る。粘着剤層を設けたことにより、電飾看板用フィルム
として透明ないし半透明のガラス板に貼布が容易であ
る。また、自動車のモールの印刷シートとして利用でき
る。
【0011】本発明はさらに、耐候性改良剤、熱安定
剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤より選ばれた樹脂添加剤
を含有するオレフィン系樹脂組成物をTダイよりフィル
ム状に溶融押出した後、金属ロール(k1)と、金属製
軸の外周にゴムロール中芯を、その中芯の外周に厚み
0.5〜5mmの金属円筒を設けた金属ロール(k2)
の回転駆動する1対の冷却ロールを用いて該フィルムを
押圧・冷却することを特徴とする、オレフィン系樹脂フ
ィルムの製造方法を提供するものである。かかる構成の
1対の冷却ロールを用いることにより、フィッシュアイ
をフィルム内に押し込むことができ、フィルム表面より
突出している部分のフィッシュアイの高さを40μm以
下、好ましくは20μm以下とすることができ、かかる
高さのフィッシュアイがフィルムに存在していても目視
できず、および印刷インクで被覆されるので印刷の白抜
け防止が可能となった。
剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤より選ばれた樹脂添加剤
を含有するオレフィン系樹脂組成物をTダイよりフィル
ム状に溶融押出した後、金属ロール(k1)と、金属製
軸の外周にゴムロール中芯を、その中芯の外周に厚み
0.5〜5mmの金属円筒を設けた金属ロール(k2)
の回転駆動する1対の冷却ロールを用いて該フィルムを
押圧・冷却することを特徴とする、オレフィン系樹脂フ
ィルムの製造方法を提供するものである。かかる構成の
1対の冷却ロールを用いることにより、フィッシュアイ
をフィルム内に押し込むことができ、フィルム表面より
突出している部分のフィッシュアイの高さを40μm以
下、好ましくは20μm以下とすることができ、かかる
高さのフィッシュアイがフィルムに存在していても目視
できず、および印刷インクで被覆されるので印刷の白抜
け防止が可能となった。
【0012】本発明は、さらに耐候性改良剤、熱安定
剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤より選ばれた樹脂添加剤
を含有するオレフィン系樹脂組成物をTダイよりフィル
ム状に溶融押出した後、該オレフィン系樹脂フィルム
を、駆動する金属冷却ロール(k1)と、駆動する薄板
の金属ベルトとを用いてフィルムを金属冷却ロール(k
1)側に金属ベルトで抑え込みながら押圧・冷却するこ
とを特徴とする、オレフィン系樹脂フィルムの製造方法
を提供する。
剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤より選ばれた樹脂添加剤
を含有するオレフィン系樹脂組成物をTダイよりフィル
ム状に溶融押出した後、該オレフィン系樹脂フィルム
を、駆動する金属冷却ロール(k1)と、駆動する薄板
の金属ベルトとを用いてフィルムを金属冷却ロール(k
1)側に金属ベルトで抑え込みながら押圧・冷却するこ
とを特徴とする、オレフィン系樹脂フィルムの製造方法
を提供する。
【0013】フィルムが溶融している内に駆動する金属
冷却ロール(k1)と、駆動する薄板の金属ベルトとを
用いてフィルムを金属冷却ロール(k1)側に金属ベル
トで抑え込みながら押圧・冷却することによりフィッシ
ュアイをフィルム内に押し込むことができ、フィルム表
面より突出している部分のフィッシュアイの高さを40
μm以下とすることができ、フィルムの印刷の白抜け防
止が可能となった。
冷却ロール(k1)と、駆動する薄板の金属ベルトとを
用いてフィルムを金属冷却ロール(k1)側に金属ベル
トで抑え込みながら押圧・冷却することによりフィッシ
ュアイをフィルム内に押し込むことができ、フィルム表
面より突出している部分のフィッシュアイの高さを40
μm以下とすることができ、フィルムの印刷の白抜け防
止が可能となった。
【0014】本発明は、別の態様として、耐候性改良
剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤より選ばれた
樹脂添加剤を含有するオレフィン系樹脂組成物をTダイ
よりフィルム状に溶融押出した後、該オレフィン系樹脂
フィルムを、駆動する1対の金属ベルトとを用いて該フ
ィルムを金属ベルト間に抑え込みながら押圧・冷却する
ことを特徴とする、オレフィン系樹脂フィルムの製造方
法を提供する。
剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤より選ばれた
樹脂添加剤を含有するオレフィン系樹脂組成物をTダイ
よりフィルム状に溶融押出した後、該オレフィン系樹脂
フィルムを、駆動する1対の金属ベルトとを用いて該フ
ィルムを金属ベルト間に抑え込みながら押圧・冷却する
ことを特徴とする、オレフィン系樹脂フィルムの製造方
法を提供する。
【0015】フィルムが溶融している内に駆動する1対
の薄板の金属ベルトでフィルムを挟持しながら押圧・冷
却することによりフィッシュアイをフィルム内に押し込
むことができ、フィルム表面より突出している部分のフ
ィッシュアイの高さを40μm以下とすることができ、
印刷の白抜け防止が可能となった。
の薄板の金属ベルトでフィルムを挟持しながら押圧・冷
却することによりフィッシュアイをフィルム内に押し込
むことができ、フィルム表面より突出している部分のフ
ィッシュアイの高さを40μm以下とすることができ、
印刷の白抜け防止が可能となった。
【0016】本発明は、前記製造方法において、オレフ
ィン系樹脂としてメチルペンテン−1系樹脂、前式
(1)で示される環状オレフィンのビニレン重合体、密
度0.880〜0.935g/cm3の直鎖線状ポリエ
チレン、密度0.900〜0.935g/cm3高圧法
ポリエチレン、プロピレン系樹脂およびポリブテンより
選ばれたオレフィン系樹脂系樹脂の単独、または2種以
上の混合物、あるいはこれらの積層物を用いる。透明性
の良好なオレフィン系樹脂を使用することにより全光線
透過率(JISK−6714に準じる。)が90%以上
の透明性の優れるフィルムが得られた。
ィン系樹脂としてメチルペンテン−1系樹脂、前式
(1)で示される環状オレフィンのビニレン重合体、密
度0.880〜0.935g/cm3の直鎖線状ポリエ
チレン、密度0.900〜0.935g/cm3高圧法
ポリエチレン、プロピレン系樹脂およびポリブテンより
選ばれたオレフィン系樹脂系樹脂の単独、または2種以
上の混合物、あるいはこれらの積層物を用いる。透明性
の良好なオレフィン系樹脂を使用することにより全光線
透過率(JISK−6714に準じる。)が90%以上
の透明性の優れるフィルムが得られた。
【0017】本発明は、前記製造方法において、オレフ
ィン系樹脂フィルムをTダイより溶融押出し、冷却ロー
ルで冷却した後、表面を酸化処理することを特徴とす
る。かかる酸化処理によりフィルム表面への印刷インク
の付着が良好となる。
ィン系樹脂フィルムをTダイより溶融押出し、冷却ロー
ルで冷却した後、表面を酸化処理することを特徴とす
る。かかる酸化処理によりフィルム表面への印刷インク
の付着が良好となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。 フィルム基材: 本発明のフィルム基材のオレフィン系
樹脂としては、4−メチルペンテン−1単独重合体、
3−メチルペンテン−1単独重合体、これらメチルペン
テン−1を主成分とし、これとエチレン、プロピレン、
ブテン−1等のα−オレフィンとの共重合体等、融点が
235〜240℃の4−メチルペンテン−1系樹脂、例
えば市販品として三井化学株式会社のTPX(商品
名)、式(1)で示されるガラス転移点が140℃以
上、好ましくは180〜270℃の環状オレフィンのビ
ニレン重合体、例えば三井化学株式会社のAPO(商品
名)、三菱化学株式会社のアペル(商品名)、プロピ
レン単独重合体、プロピレンを主成分とし、これとエチ
レン、ブテン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、ペン
テン−1、3−メチルペンテン−1、4−メチルペンテ
ン−1、オクテン−1等のα−オレフィンの1種または
2種以上との共重合体等、融点が140〜220℃のプ
ロピレン系樹脂、ポリブテン−1、高圧法低密度ポ
リエチレン、直鎖線状低密度ポリエチレン、カミンスキ
ー触媒を用いて重合して得られた低密度ポリエチレン、
メタロセン触媒を用いて重合されて得た低密度ポリエチ
レン等の融点が98〜134℃のエチレン系樹脂、等が
挙げられる。
樹脂としては、4−メチルペンテン−1単独重合体、
3−メチルペンテン−1単独重合体、これらメチルペン
テン−1を主成分とし、これとエチレン、プロピレン、
ブテン−1等のα−オレフィンとの共重合体等、融点が
235〜240℃の4−メチルペンテン−1系樹脂、例
えば市販品として三井化学株式会社のTPX(商品
名)、式(1)で示されるガラス転移点が140℃以
上、好ましくは180〜270℃の環状オレフィンのビ
ニレン重合体、例えば三井化学株式会社のAPO(商品
名)、三菱化学株式会社のアペル(商品名)、プロピ
レン単独重合体、プロピレンを主成分とし、これとエチ
レン、ブテン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、ペン
テン−1、3−メチルペンテン−1、4−メチルペンテ
ン−1、オクテン−1等のα−オレフィンの1種または
2種以上との共重合体等、融点が140〜220℃のプ
ロピレン系樹脂、ポリブテン−1、高圧法低密度ポ
リエチレン、直鎖線状低密度ポリエチレン、カミンスキ
ー触媒を用いて重合して得られた低密度ポリエチレン、
メタロセン触媒を用いて重合されて得た低密度ポリエチ
レン等の融点が98〜134℃のエチレン系樹脂、等が
挙げられる。
【0019】これらは単独で、または2種以上の混合物
で用いられる。耐熱性、フィルムの透明性の面からは、
のメチルペンテン系樹脂、の環状オレフィンのビニ
レン重合体が好ましい。これらに耐熱性を低下させない
範囲(65重量%以下)でプロピレン系樹脂、エチレン
系樹脂、ポリブテン−1を配合してもよい。また、フィ
ルム構造を積層構造としてもよい。
で用いられる。耐熱性、フィルムの透明性の面からは、
のメチルペンテン系樹脂、の環状オレフィンのビニ
レン重合体が好ましい。これらに耐熱性を低下させない
範囲(65重量%以下)でプロピレン系樹脂、エチレン
系樹脂、ポリブテン−1を配合してもよい。また、フィ
ルム構造を積層構造としてもよい。
【0020】式(1)で示される環状オレフィンのビニ
レン重合体は、環状オレフィンの単独重合体でもよい
し、環状オレフィンとエチレンとのビニレン共重合体で
もよい。それらの製造方法は特開平10−204199
号公報に記載がなされている。環状オレフィンのモノマ
ーとしては、シクロブテン、シクロペンテン、4−メチ
ルシクロペンテン等のシクロペンテン類;シクロヘキセ
ン、3−メチルシクロヘキセン、3−ビニルシクロヘキ
セン等のシクロヘキセン類;ノルボルネン、1−メチル
ノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、メ
チレンノルボルネン、5−/ビニル−2−ノルボルネ
ン、等のノルボルネン類;トリシクロ[4,3,0,1
2,5]−3−デセン、2−メチルトリシクロ[4,
3,0,12.5]−3−デセン等のトリシクロ−3−
デセン類;ジシクロペンタジエン(トリシクロ[4,
3,0,12,5]−3,7−デカジエン、ジシクロペ
ンタジエン(トリシクロ[4,3,0,12,5]−
3,8−デカジエン、7−メチルジシクロペンタジエン
等のジシクロペンタジエン類;テトラシクロ[4,4,
0,12,5,17,10]−3−ドデセン、8−メチ
ルテトラシクロ[4,4,0,12,5,17,10]
−3−ドデセン、5,10−ジメチルテトラシクロ
[4,4,0,12,5,17,10]−3−ドデセン
等のテトラシクロ3−デセン類;ペンタシクロ[4,
7,0,12,5,08,13,19,13]−4−ペ
ンタデセン、ペンタシクロ[6,5,1,13,6、0
2,7,09,13]−4,10−ペンタデカジエン等
が挙げられる。
レン重合体は、環状オレフィンの単独重合体でもよい
し、環状オレフィンとエチレンとのビニレン共重合体で
もよい。それらの製造方法は特開平10−204199
号公報に記載がなされている。環状オレフィンのモノマ
ーとしては、シクロブテン、シクロペンテン、4−メチ
ルシクロペンテン等のシクロペンテン類;シクロヘキセ
ン、3−メチルシクロヘキセン、3−ビニルシクロヘキ
セン等のシクロヘキセン類;ノルボルネン、1−メチル
ノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、メ
チレンノルボルネン、5−/ビニル−2−ノルボルネ
ン、等のノルボルネン類;トリシクロ[4,3,0,1
2,5]−3−デセン、2−メチルトリシクロ[4,
3,0,12.5]−3−デセン等のトリシクロ−3−
デセン類;ジシクロペンタジエン(トリシクロ[4,
3,0,12,5]−3,7−デカジエン、ジシクロペ
ンタジエン(トリシクロ[4,3,0,12,5]−
3,8−デカジエン、7−メチルジシクロペンタジエン
等のジシクロペンタジエン類;テトラシクロ[4,4,
0,12,5,17,10]−3−ドデセン、8−メチ
ルテトラシクロ[4,4,0,12,5,17,10]
−3−ドデセン、5,10−ジメチルテトラシクロ
[4,4,0,12,5,17,10]−3−ドデセン
等のテトラシクロ3−デセン類;ペンタシクロ[4,
7,0,12,5,08,13,19,13]−4−ペ
ンタデセン、ペンタシクロ[6,5,1,13,6、0
2,7,09,13]−4,10−ペンタデカジエン等
が挙げられる。
【0021】耐熱性の面で好ましい組成は、a)メチル
ペンテン−1系樹脂および式(1)で示される環状オレ
フィンのビニレン重合体より選ばれたオレフィン系樹脂
35〜100重量%とb)プロピレン系樹脂65〜0重
量%を含有するオレフィン系樹脂である。耐熱性をもた
らすためには、フィルムマトリックスが融点の高い樹脂
で構成するのが好ましく、それ故、35重量%以上用い
る。
ペンテン−1系樹脂および式(1)で示される環状オレ
フィンのビニレン重合体より選ばれたオレフィン系樹脂
35〜100重量%とb)プロピレン系樹脂65〜0重
量%を含有するオレフィン系樹脂である。耐熱性をもた
らすためには、フィルムマトリックスが融点の高い樹脂
で構成するのが好ましく、それ故、35重量%以上用い
る。
【0022】樹脂添加剤:オレフィン系樹脂には通常、
成形性、表面物性を改良するために、耐候性改良剤、熱
安定剤、帯電防止剤等の樹脂添加剤が0.1〜5重量部
配合される。
成形性、表面物性を改良するために、耐候性改良剤、熱
安定剤、帯電防止剤等の樹脂添加剤が0.1〜5重量部
配合される。
【0023】耐候性改良剤:耐候性改良剤としては、
ビス(テトラメチルーピペリジル)セバケート、アデカ
・アーガスのMARK La−57、Ciba Gei
gyのTINUVIN144等のヒンダードアミン系紫
外線吸収剤;Ciba GeigyのTINUVIN2
13、ケミプロ化成のKEMISORB 1011、ア
デカ・アーガスのMARK La−51等のベンゾフェ
ノン系紫外線吸収剤;アデカ・アーガスのMARK L
a−31等のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤等分子
量が5000以下の化合物、およびエチレン 1モル
に対し、前式(2)で示される環状アミノビニルモノマ
ー0.1〜0.7モル%の割合で共重合させて得られた
ヒンダードアミンを側鎖に有するエチレン系共重合体が
挙げられる。後者の共重合体の原料の環状アミノビニル
モノマーとしては、4−アクリロイルオキシ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン、4−アクリロイルオ
キシ−1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン、
4−アクリロイルオキシ−1−エチル−2,2,6,6
−テトラメチルピペリジン、4−アクリロイルオキシ−
1−プロピル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン、4−アクリロイルオキシ−1−ブチル−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン、4−メタクリロイル
オキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4
−メタクリロイルオキシ−1,2,2,6,6−ペンタ
メチルピペリジン、4−メタクリロイルオキシ−1−エ
チル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−
メタクリロイルオキシ−1−プロピル−2,2,6,6
−テトラメチルピペリジン、4−メタクリロイルオキシ
−1−ブチル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン、4−クリトノイルオキシ−2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジン等が挙げられる。
ビス(テトラメチルーピペリジル)セバケート、アデカ
・アーガスのMARK La−57、Ciba Gei
gyのTINUVIN144等のヒンダードアミン系紫
外線吸収剤;Ciba GeigyのTINUVIN2
13、ケミプロ化成のKEMISORB 1011、ア
デカ・アーガスのMARK La−51等のベンゾフェ
ノン系紫外線吸収剤;アデカ・アーガスのMARK L
a−31等のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤等分子
量が5000以下の化合物、およびエチレン 1モル
に対し、前式(2)で示される環状アミノビニルモノマ
ー0.1〜0.7モル%の割合で共重合させて得られた
ヒンダードアミンを側鎖に有するエチレン系共重合体が
挙げられる。後者の共重合体の原料の環状アミノビニル
モノマーとしては、4−アクリロイルオキシ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン、4−アクリロイルオ
キシ−1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン、
4−アクリロイルオキシ−1−エチル−2,2,6,6
−テトラメチルピペリジン、4−アクリロイルオキシ−
1−プロピル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン、4−アクリロイルオキシ−1−ブチル−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン、4−メタクリロイル
オキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4
−メタクリロイルオキシ−1,2,2,6,6−ペンタ
メチルピペリジン、4−メタクリロイルオキシ−1−エ
チル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−
メタクリロイルオキシ−1−プロピル−2,2,6,6
−テトラメチルピペリジン、4−メタクリロイルオキシ
−1−ブチル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン、4−クリトノイルオキシ−2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジン等が挙げられる。
【0024】通常、前者の分子量の小さい化合物より
なる耐候性改良剤は、樹脂100重量部に対し、高々1
重量部までしか配合されないが、後者の高分子量の共
重合体よりなる耐候性改良剤は、樹脂100重量部に対
し、0.5〜35重量部、経済性の面から2〜15重量
部と高含量配合してもフィルム成形が可能であり、それ
自身フィルム成形性を有し、ブリードアウトすることが
ないので、7年から12年と極めて長期に耐候性を発揮
する。この高分子量の耐候性改良剤は、三菱化学株式会
社よりコウカノックス(KOKANOX)の商品名で市
販されている。また、製造方法は、特許第269597
1号公報に記載されている。この高分子量の耐候性改良
剤のコストカットのため、フィルム構造を積層構造と
し、耐候性が要求されるフィルム表面層のみ、またはフ
ィルムのカール防止のため、フィルム表面層および裏面
層に配合し、中間層には配合しない構成としてもよい。
なお、前者の分子量の小さい耐候性改良剤はブリードア
ウトして1から3年で耐候性機能が失われ、フィルムの
耐候劣化を生じる。
なる耐候性改良剤は、樹脂100重量部に対し、高々1
重量部までしか配合されないが、後者の高分子量の共
重合体よりなる耐候性改良剤は、樹脂100重量部に対
し、0.5〜35重量部、経済性の面から2〜15重量
部と高含量配合してもフィルム成形が可能であり、それ
自身フィルム成形性を有し、ブリードアウトすることが
ないので、7年から12年と極めて長期に耐候性を発揮
する。この高分子量の耐候性改良剤は、三菱化学株式会
社よりコウカノックス(KOKANOX)の商品名で市
販されている。また、製造方法は、特許第269597
1号公報に記載されている。この高分子量の耐候性改良
剤のコストカットのため、フィルム構造を積層構造と
し、耐候性が要求されるフィルム表面層のみ、またはフ
ィルムのカール防止のため、フィルム表面層および裏面
層に配合し、中間層には配合しない構成としてもよい。
なお、前者の分子量の小さい耐候性改良剤はブリードア
ウトして1から3年で耐候性機能が失われ、フィルムの
耐候劣化を生じる。
【0025】熱安定剤:フィルム押出成形時のオレフィ
ン樹脂の熱劣化を防ぐために配合される熱安定剤として
は、2,6−ジ−t−ブチルフェノール、2,6−ジ−
t−ブチルクレゾール、トリ(ノニルフェニル)フォス
ファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジフォス
ファイト、トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシベンジル)イソシアヌレート、オクタデシル−3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート、Irganox1010(商品
名)、Seanox(商品名)、MarkII(商品
名)等が挙げられる。これらは通常、オレフィン系樹脂
100重量部に対し、0.3〜3重量部配合される。
ン樹脂の熱劣化を防ぐために配合される熱安定剤として
は、2,6−ジ−t−ブチルフェノール、2,6−ジ−
t−ブチルクレゾール、トリ(ノニルフェニル)フォス
ファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジフォス
ファイト、トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシベンジル)イソシアヌレート、オクタデシル−3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート、Irganox1010(商品
名)、Seanox(商品名)、MarkII(商品
名)等が挙げられる。これらは通常、オレフィン系樹脂
100重量部に対し、0.3〜3重量部配合される。
【0026】帯電防止剤は練混型のものと、塗布型のも
のがあり、必ずしも配合の必要はない。練混型の帯電防
止剤としては、ステアリン酸モノグリセリド、ノニルフ
ェノールのエチレンオキシド付加物、ビステアリン酸ア
マイド、アルキルポリオキシエチレンアミン、ポリオキ
シソルビタンモノラウレート、ペンタエリスリトールモ
ノラウレート等が挙げられる。塗布型の帯電防止剤とし
ては、三菱化学株式会社より市販されている4級窒素含
有アクリル系樹脂の高分子型帯電防止剤としてサーフレ
ンST1100、ST1200、ST1300、ST2
000、ST3000、ST3100が好ましい。
のがあり、必ずしも配合の必要はない。練混型の帯電防
止剤としては、ステアリン酸モノグリセリド、ノニルフ
ェノールのエチレンオキシド付加物、ビステアリン酸ア
マイド、アルキルポリオキシエチレンアミン、ポリオキ
シソルビタンモノラウレート、ペンタエリスリトールモ
ノラウレート等が挙げられる。塗布型の帯電防止剤とし
ては、三菱化学株式会社より市販されている4級窒素含
有アクリル系樹脂の高分子型帯電防止剤としてサーフレ
ンST1100、ST1200、ST1300、ST2
000、ST3000、ST3100が好ましい。
【0027】オレフィン系樹脂フィルムの成形:樹脂添
加剤を含有するオレフィン系樹脂組成物は、図1に示す
ようにTダイ1よりフィルム2を溶融押出し、このフィ
ルムが溶融状態を保つうちに、駆動する金属ロール(k
1)と、金属製軸3aの外周にゴムロール中芯3bを、
その中芯の外周に厚み0.5〜5mmの金属円筒3cを
設けた金属ロール(k2)の駆回転する1対の冷却ロー
ルを用いて押圧・冷却し、必要によりコロナ放電処理、
オゾン酸化処理、フレーム処理、プラズマ放電処理、グ
ロー放電処理、プラズマフレーム処理等の酸化処理4を
施すことにより、または更に前述の塗布型帯電防止剤を
塗布5し、乾燥させることにより製造される。
加剤を含有するオレフィン系樹脂組成物は、図1に示す
ようにTダイ1よりフィルム2を溶融押出し、このフィ
ルムが溶融状態を保つうちに、駆動する金属ロール(k
1)と、金属製軸3aの外周にゴムロール中芯3bを、
その中芯の外周に厚み0.5〜5mmの金属円筒3cを
設けた金属ロール(k2)の駆回転する1対の冷却ロー
ルを用いて押圧・冷却し、必要によりコロナ放電処理、
オゾン酸化処理、フレーム処理、プラズマ放電処理、グ
ロー放電処理、プラズマフレーム処理等の酸化処理4を
施すことにより、または更に前述の塗布型帯電防止剤を
塗布5し、乾燥させることにより製造される。
【0028】従来、金属ロール同士ではフィルム厚みが
300μm以下のときは冷却ロールが破損してフィルム
成形を連続成形することはできなかったが、一方の金属
ロール(k2)に中芯として弾性体のゴムを介在させる
ことによりロールの破損は防止され、厚みが薄くてもフ
ィルムを連続成形することが可能となり、かつ、フィル
ムにかかる押圧と、フィルム冷却速度のバランスにより
フィルム面より突出しているフィッシュアイをこの冷却
ロールによるフィルム冷却時に溶融していたフィルム内
部に押し込むので、フィルム面より突出しているフィッ
シュアイの高さは40μm以下、好ましくは20μm以
下となり、印刷インクで被覆されてフィッシュアイのフ
ィルム表面からの脱落が防止されるので、よって印刷さ
れたインクの脱落による白抜けが生じない。
300μm以下のときは冷却ロールが破損してフィルム
成形を連続成形することはできなかったが、一方の金属
ロール(k2)に中芯として弾性体のゴムを介在させる
ことによりロールの破損は防止され、厚みが薄くてもフ
ィルムを連続成形することが可能となり、かつ、フィル
ムにかかる押圧と、フィルム冷却速度のバランスにより
フィルム面より突出しているフィッシュアイをこの冷却
ロールによるフィルム冷却時に溶融していたフィルム内
部に押し込むので、フィルム面より突出しているフィッ
シュアイの高さは40μm以下、好ましくは20μm以
下となり、印刷インクで被覆されてフィッシュアイのフ
ィルム表面からの脱落が防止されるので、よって印刷さ
れたインクの脱落による白抜けが生じない。
【0029】金属ロール(k1)の直径は400〜60
0mm、金属製軸3aの外周にゴムロール中芯3bを、
その中芯の外周に厚み0.5〜5mmの金属円筒3cを
設けた金属ロール(k2)の直径は、200〜350m
m、ゴムロール中芯の厚みは2〜20mmである。冷却
ロールの温度は、オレフィン系樹脂の融点より30℃以
上低い温度、例えば20〜100℃、好ましくは35〜
80℃である。また、フィルムの線圧は2〜50kg/
cmである。
0mm、金属製軸3aの外周にゴムロール中芯3bを、
その中芯の外周に厚み0.5〜5mmの金属円筒3cを
設けた金属ロール(k2)の直径は、200〜350m
m、ゴムロール中芯の厚みは2〜20mmである。冷却
ロールの温度は、オレフィン系樹脂の融点より30℃以
上低い温度、例えば20〜100℃、好ましくは35〜
80℃である。また、フィルムの線圧は2〜50kg/
cmである。
【0030】図3は、図1において、冷却ロールk2の
代わりに厚みが0.5〜3mmの薄い金属(ステンレ
ス)ベルト18を用いたフィルムの製造態様を示すもの
である。冷却ロールk1に溶融押し出しされたフィルム
2を金属ベルト18で押し当ててフィッシュアイ等の突
起物をフィルム内に押し込み、その高さを減じる。図4
は、図1における冷却ロール1対の代りに1対の金属ベ
ルトを用いる態様を示す。金属ベルト内側から冷却空気
19を吹き付けて長時間フィルム製造時の金属ベルトの
温度上昇を防ぐ。
代わりに厚みが0.5〜3mmの薄い金属(ステンレ
ス)ベルト18を用いたフィルムの製造態様を示すもの
である。冷却ロールk1に溶融押し出しされたフィルム
2を金属ベルト18で押し当ててフィッシュアイ等の突
起物をフィルム内に押し込み、その高さを減じる。図4
は、図1における冷却ロール1対の代りに1対の金属ベ
ルトを用いる態様を示す。金属ベルト内側から冷却空気
19を吹き付けて長時間フィルム製造時の金属ベルトの
温度上昇を防ぐ。
【0031】フィルム物性:フィルムは、厚みが12〜
300μm、好ましくは20〜150μmである。ま
た、印刷紙ラミネート用フィルム、電飾看板用フィルム
の用途には全光線透過率が90%以上、好ましくは93
%以上と透明性の高いものが好ましい。
300μm、好ましくは20〜150μmである。ま
た、印刷紙ラミネート用フィルム、電飾看板用フィルム
の用途には全光線透過率が90%以上、好ましくは93
%以上と透明性の高いものが好ましい。
【0032】感圧粘着剤:感圧粘着剤としては、アビエ
チン酸ロジン、テルペン・フェノール共重合体、石油樹
脂、無水マレイン酸・スチレン共重合体、クマロインデ
ン・スチレンとも重合体等の粘着剤を液状または固体状
のイソブチレンコゴム、ブタジエンゴム、ネオプレンゴ
ム、エチレン・プロピレン共重合体ラバー、エチレン・
プロピレン・エチリデンノルボルネン共重合体ラバー、
必要によりアクリル系樹脂エマルジョン、エチレン・酢
酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸アルキルエス
テル共重合体を配合したもので、従来から粘着ラベル、
粘着テープに使用されているものを用いることができ
る。塗布量は、固形分量で、10〜80g/m2であ
る。
チン酸ロジン、テルペン・フェノール共重合体、石油樹
脂、無水マレイン酸・スチレン共重合体、クマロインデ
ン・スチレンとも重合体等の粘着剤を液状または固体状
のイソブチレンコゴム、ブタジエンゴム、ネオプレンゴ
ム、エチレン・プロピレン共重合体ラバー、エチレン・
プロピレン・エチリデンノルボルネン共重合体ラバー、
必要によりアクリル系樹脂エマルジョン、エチレン・酢
酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸アルキルエス
テル共重合体を配合したもので、従来から粘着ラベル、
粘着テープに使用されているものを用いることができ
る。塗布量は、固形分量で、10〜80g/m2であ
る。
【0033】本発明のフィルムは、屋外用途ばかりでな
く、粘着ラベル、本の表紙用ラミネートフィルム、野菜
包装用フィルム等にも利用できることは勿論であり、耐
熱性が要求されないならオレフィン系樹脂としてプロピ
レン系樹脂、エチレン系樹脂単独でフィルム樹脂基材と
して用いることができる。
く、粘着ラベル、本の表紙用ラミネートフィルム、野菜
包装用フィルム等にも利用できることは勿論であり、耐
熱性が要求されないならオレフィン系樹脂としてプロピ
レン系樹脂、エチレン系樹脂単独でフィルム樹脂基材と
して用いることができる。
【0034】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。 実施例1 下記組成の表面層および裏面層用オレフィン系樹脂組成物(I): (a)三井化学株式会社のポリメチルペンテン−1樹脂「TPX MX002 」(商品名) 80重量部 (b)日本ポリケム株式会社のプロピレン単独重合体 20重量部 (c)三菱化学株式会社の高分子量耐候性改良剤;エチレン(97重量%)・ 4−アクリロイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(3 重量%)共重合体「コウカノックス」(商品名;) 10重量部 (d)2,6−t−ブチルクレゾール 0.3重量部 (e)モノ/ジ−(ノニルフェニル)フォスファイト 0.5重量部 (f)オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジ ル)−プロピオネート 0.2重量部
する。 実施例1 下記組成の表面層および裏面層用オレフィン系樹脂組成物(I): (a)三井化学株式会社のポリメチルペンテン−1樹脂「TPX MX002 」(商品名) 80重量部 (b)日本ポリケム株式会社のプロピレン単独重合体 20重量部 (c)三菱化学株式会社の高分子量耐候性改良剤;エチレン(97重量%)・ 4−アクリロイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(3 重量%)共重合体「コウカノックス」(商品名;) 10重量部 (d)2,6−t−ブチルクレゾール 0.3重量部 (e)モノ/ジ−(ノニルフェニル)フォスファイト 0.5重量部 (f)オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジ ル)−プロピオネート 0.2重量部
【0035】 下記の中間用樹脂組成物(II): (a)密度0.914g/cm3の直鎖状ポリエチレン 98.5重量部 (b)2,6−t−ブチルクレゾール 0.5重量部 (c)モノ/ジ−(ノニルフェニル)フォスファイト 0.5重量部 上記樹脂組成物を、それぞれ別々の押出機を用いて30
0℃で溶融混練し、1台の共押出Tダイに供給し、ダイ
内でI/II/I層に積層し、280℃で3層フィルム
(肉厚100μm:I/II層/I層=20/60/2
0μm)を溶融押出し、ついでダイ下25cmに設けた
温度60℃の冷却ロール{直径450mmのステンレス
ロール(k1)と、金属製軸3aの外周に厚み3mmの
ゴムロール中芯3bを、その中芯の外周に厚み2mmの
金属円筒3cを設けた直径300mmの金属ロール(k
2)の組み合わせ。}に接するように線圧10kg/c
mで押圧して冷却し、ついでフィルム両面に40w/m
2・分のコロナ放電処理し、厚み100μmの透明な積
層フィルムを製造した。
0℃で溶融混練し、1台の共押出Tダイに供給し、ダイ
内でI/II/I層に積層し、280℃で3層フィルム
(肉厚100μm:I/II層/I層=20/60/2
0μm)を溶融押出し、ついでダイ下25cmに設けた
温度60℃の冷却ロール{直径450mmのステンレス
ロール(k1)と、金属製軸3aの外周に厚み3mmの
ゴムロール中芯3bを、その中芯の外周に厚み2mmの
金属円筒3cを設けた直径300mmの金属ロール(k
2)の組み合わせ。}に接するように線圧10kg/c
mで押圧して冷却し、ついでフィルム両面に40w/m
2・分のコロナ放電処理し、厚み100μmの透明な積
層フィルムを製造した。
【0036】このフィルムの全光線透過率は94%で、
フィルム10m長さにおけるフィッシュアイの数は面積
1m2当たり平均3個であり、フィルム表面から突出し
ているフィッシュアイの最高高さは12μmであった。
このフィルムの表面に墨べたグラビア印刷したところ、
目視では白抜けは見い出されなかった。また、印刷面に
100個の碁盤の升目をナイフで切り刻み、ついで印刷
面にニチバン(株)の粘着テープを貼着し、ついで勢い
よく粘着テープを印刷面より引き剥がした。碁盤の升目
は100個とも残っていた。また、ウエザロメーターを
用いた耐候性促進試験の結果により、このフィルムは実
用上問題となる程度の耐候性劣化は10年間は生じない
と判断された。
フィルム10m長さにおけるフィッシュアイの数は面積
1m2当たり平均3個であり、フィルム表面から突出し
ているフィッシュアイの最高高さは12μmであった。
このフィルムの表面に墨べたグラビア印刷したところ、
目視では白抜けは見い出されなかった。また、印刷面に
100個の碁盤の升目をナイフで切り刻み、ついで印刷
面にニチバン(株)の粘着テープを貼着し、ついで勢い
よく粘着テープを印刷面より引き剥がした。碁盤の升目
は100個とも残っていた。また、ウエザロメーターを
用いた耐候性促進試験の結果により、このフィルムは実
用上問題となる程度の耐候性劣化は10年間は生じない
と判断された。
【0037】 実施例2 下記組成の表面層および裏面層用オレフィン系樹脂組成物(I): (a)三井化学株式会社のポリメチルペンテン−1樹脂「TPX」(商品名) 100重量部 (b)三菱化学株式会社の高分子量耐候性改良剤「コウカノックス」(商品名 ) 5重量部 (c)2,6−t−ブチルクレゾール 0.3重量部 (d)モノ/ジ−(ノニルフェニル)フォスファイト 0.3重量部 (e)オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジ ル)−プロピオネート 0.4重量部
【0038】 下記の中間用樹脂組成物(II): (a)日本ポリケム(株)のプロピレン単独重合体 90重量部 (b)三井化学株式会社のポリメチルペンテン−1樹脂「TPX」(商品名) 10重量部 (c)2,6−t−ブチルクレゾール 0.5重量部 (d)ビスステアリルアミド 0.5重量部 (e)コウカノックス 1.5重量部 上記樹脂組成物を、それぞれ別々の押出機を用いて29
0℃で溶融混練し、1台の共押出Tダイに供給し、ダイ
内でI/II/I層に積層し、285℃で3層フィルム
(肉厚120μm:I/II層/I層=20/80/2
0μm)を溶融押出し、ついでダイ下25cmに設けた
温度60℃の冷却ロール{直径450mmのステンレス
ロール(k1)と、金属製軸3aの外周に厚み3mmの
ゴムロール中芯3bを、その中芯の外周に厚み2mmの
金属円筒3cを設けた直径300mmの金属ロール(k
2)の組み合わせ。}に接するように線圧8kg/cm
で押圧して冷却し、ついでフィルム両面に50w/m2
・分のコロナ放電処理し、厚み120μmの透明な積層
フィルムを製造した。
0℃で溶融混練し、1台の共押出Tダイに供給し、ダイ
内でI/II/I層に積層し、285℃で3層フィルム
(肉厚120μm:I/II層/I層=20/80/2
0μm)を溶融押出し、ついでダイ下25cmに設けた
温度60℃の冷却ロール{直径450mmのステンレス
ロール(k1)と、金属製軸3aの外周に厚み3mmの
ゴムロール中芯3bを、その中芯の外周に厚み2mmの
金属円筒3cを設けた直径300mmの金属ロール(k
2)の組み合わせ。}に接するように線圧8kg/cm
で押圧して冷却し、ついでフィルム両面に50w/m2
・分のコロナ放電処理し、厚み120μmの透明な積層
フィルムを製造した。
【0039】このフィルムの全光線透過率は91%で、
フィルム10m長さにおけるフィッシュアイの数は面積
1m2当たり平均2個であり、フィルム表面から突出し
ているフィッシュアイの最高高さは15μmであった。
このフィルムの表面に墨べたグラビア印刷したところ、
白抜けは見いだされなかった。また、印刷面に100個
の碁盤の升目をナイフで切り刻み、ついで印刷面にニチ
バン(株)の粘着テープを貼着し、ついで勢いよく粘着
テープを印刷面より引き剥がした。碁盤の升目は100
個とも残っていた。また、耐候性促進試験の結果より、
フィルムは実用上問題となる程度の耐候性劣化は10年
間は生じないと判断された。
フィルム10m長さにおけるフィッシュアイの数は面積
1m2当たり平均2個であり、フィルム表面から突出し
ているフィッシュアイの最高高さは15μmであった。
このフィルムの表面に墨べたグラビア印刷したところ、
白抜けは見いだされなかった。また、印刷面に100個
の碁盤の升目をナイフで切り刻み、ついで印刷面にニチ
バン(株)の粘着テープを貼着し、ついで勢いよく粘着
テープを印刷面より引き剥がした。碁盤の升目は100
個とも残っていた。また、耐候性促進試験の結果より、
フィルムは実用上問題となる程度の耐候性劣化は10年
間は生じないと判断された。
【0040】 実施例3 下記組成の表面層および裏面層用オレフィン系樹脂組成物(I): (a)三井化学株式会社のポリメチルペンテン−1樹脂「TPX」(商品名) 80重量部 (b)日本ポリケム(株)の直鎖線状ポリエチレン「ノバテックLLDPE」 (商品名:密度 0.912g/cm3) 10重量部 (c)日本ポリケム(株)のプロピレン単独重合体 10重量部 (d)三菱化学株式会社の高分子量耐候性改良剤「コウカノックス」(商品名 ) 5重量部 (e)2,6−t−ブチルクレゾール 0.4重量部 (f)ジステアリルペンタエリスリトールジフォスファイト 0.3重量部 (g)トリス(3,5−−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシ アヌレート 0.3重量部
【0041】 下記の中間用樹脂組成物(II): (a)日本ポリケム(株)のプロピレン単独重合体 90重量部 (b)日本ポリケム(株)の直鎖線状ポリエチレン「ノバテックLLDPE」 (商品名:密度 0.912g/cm3) 10重量部 (c)2,6−t−ブチルフェノール 0.5重量部 (d)ジステアリルペンタエリスリトールジフォスファイト 0.5重量部 上記樹脂組成物を、それぞれ別々の押出機を用いて29
0℃で溶融混練し、1台の共押出Tダイに供給し、ダイ
内でI/II/I層に積層し、285℃で3層フィルム
(肉厚120μm:I/II層/I層=30/60/3
0μm)を溶融押出し、ついでダイ下25cmに設けた
温度60℃の冷却ロール{直径450mmのステンレス
ロール(k1)と、金属製軸3aの外周に厚み3mmの
ゴムロール中芯3bを、その中芯の外周に厚み2mmの
金属円筒3cを設けた直径300mmの金属ロール(k
2)の組み合わせ。}に接するように線圧8kg/cm
で押圧して冷却し、ついでフィルム両面に50w/m2
・分のコロナ放電処理し、厚み120μmの透明な積層
フィルムを製造した。
0℃で溶融混練し、1台の共押出Tダイに供給し、ダイ
内でI/II/I層に積層し、285℃で3層フィルム
(肉厚120μm:I/II層/I層=30/60/3
0μm)を溶融押出し、ついでダイ下25cmに設けた
温度60℃の冷却ロール{直径450mmのステンレス
ロール(k1)と、金属製軸3aの外周に厚み3mmの
ゴムロール中芯3bを、その中芯の外周に厚み2mmの
金属円筒3cを設けた直径300mmの金属ロール(k
2)の組み合わせ。}に接するように線圧8kg/cm
で押圧して冷却し、ついでフィルム両面に50w/m2
・分のコロナ放電処理し、厚み120μmの透明な積層
フィルムを製造した。
【0042】このフィルムの全光線透過率は92%で、
フィルム10m長さにおけるフィッシュアイの数は面積
1m2当たり平均2個であり、フィルム表面から突出し
ているフィッシュアイの最高高さは10μmであった。
このフィルムの表面に墨べたグラビア印刷したところ、
目視では白抜けは見い出されなかった。また、印刷面に
100個の碁盤の升目をナイフで切り刻み、ついで印刷
面にニチバン(株)の粘着テープを貼着し、ついで勢い
よく粘着テープを印刷面より引き剥がした。碁盤の升目
は100個とも残っていた。また、耐候性促進試験によ
り、このフィルムは実用上問題となる程度の耐候性劣化
は10年間は生じないと判断された。
フィルム10m長さにおけるフィッシュアイの数は面積
1m2当たり平均2個であり、フィルム表面から突出し
ているフィッシュアイの最高高さは10μmであった。
このフィルムの表面に墨べたグラビア印刷したところ、
目視では白抜けは見い出されなかった。また、印刷面に
100個の碁盤の升目をナイフで切り刻み、ついで印刷
面にニチバン(株)の粘着テープを貼着し、ついで勢い
よく粘着テープを印刷面より引き剥がした。碁盤の升目
は100個とも残っていた。また、耐候性促進試験によ
り、このフィルムは実用上問題となる程度の耐候性劣化
は10年間は生じないと判断された。
【0043】比較例1 実施例1において、冷却ロールとして直径450mmの
ステンレスロール(k1)と、エヤーチャンバー(k
2)の組み合わせを用いるほかは同様にして3層フィル
ムを製造した。このフィルムの全光線透過率は90%
で、フィルム10m長さにおけるフィッシュアイの数は
面積1m2当たり平均8個であり、フィルム表面から突
出しているフィッシュアイの最高高さは130μmであ
った。このフィルムの表面に墨べたグラビア印刷したと
ころ、白抜けが生じている箇所があった。また、耐候性
促進試験により、10年間は実用上問題となる程度の耐
候性劣化は生じないと判断された。
ステンレスロール(k1)と、エヤーチャンバー(k
2)の組み合わせを用いるほかは同様にして3層フィル
ムを製造した。このフィルムの全光線透過率は90%
で、フィルム10m長さにおけるフィッシュアイの数は
面積1m2当たり平均8個であり、フィルム表面から突
出しているフィッシュアイの最高高さは130μmであ
った。このフィルムの表面に墨べたグラビア印刷したと
ころ、白抜けが生じている箇所があった。また、耐候性
促進試験により、10年間は実用上問題となる程度の耐
候性劣化は生じないと判断された。
【0044】 実施例4 下記組成の表面層および裏面層用オレフィン系樹脂組成物(I): (a)三菱化学株式会社のエチレン・ノルボルネン共重合体の水素添加物 「アペル」(商品名:ガラス転移点210℃) 50重量部 (b)日本ポリケム(株)のプロピレン単独重合体 50重量部 (c)三菱化学株式会社の高分子量耐候性改良剤「コウカノックス」(商品名 ) 8重量部 (d)2,6−t−ブチルクレゾール 0.5重量部 (e)Irgafos 1010 0.2重量部 (f)MarkII 0.3重量部
【0045】 下記の中間用樹脂組成物(II): (a)日本ポリケム(株)のプロピレン単独重合体 90重量部 (b)日本ポリケム(株)の直鎖線状ポリエチレン「ノバテックLLDPE」 (商品名:密度 0.912g/cm3) 10重量部 (c)2,6−t−ブチルクレゾール 0.5重量部 (d)Irgafos 1010 0.2重量部 (e)MarkII 0.3重量部
【0046】上記樹脂組成物を、それぞれ別々の押出機
を用いて300℃で溶融混練し、1台の共押出Tダイに
供給し、ダイ内でI/II/I層に積層し、290℃で
3層フィルム(肉厚100μm:I/II層/I層=2
0/60/20μm)を溶融押出し、ついでダイ下25
cmに設けた温度70℃の冷却ロール{直径500mm
のステンレスロール(k1)と、金属製軸3aの外周に
厚み10mmのゴムロール中芯3bを、その中芯の外周
に厚み2mmの金属円筒3cを設けた直径320mmの
金属ロール(k2)の組み合わせ。}に接するように線
圧10kg/cmで押圧して冷却し、ついでフィルム両
面に50w/m2・分のコロナ放電処理し、厚み100
μmの透明な積層フィルムを製造した。
を用いて300℃で溶融混練し、1台の共押出Tダイに
供給し、ダイ内でI/II/I層に積層し、290℃で
3層フィルム(肉厚100μm:I/II層/I層=2
0/60/20μm)を溶融押出し、ついでダイ下25
cmに設けた温度70℃の冷却ロール{直径500mm
のステンレスロール(k1)と、金属製軸3aの外周に
厚み10mmのゴムロール中芯3bを、その中芯の外周
に厚み2mmの金属円筒3cを設けた直径320mmの
金属ロール(k2)の組み合わせ。}に接するように線
圧10kg/cmで押圧して冷却し、ついでフィルム両
面に50w/m2・分のコロナ放電処理し、厚み100
μmの透明な積層フィルムを製造した。
【0047】このフィルムの全光線透過率は91%で、
フィルム10m長さにおけるフィッシュアイの数は面積
1m2当たり平均4個であり、フィルム表面から突出し
ているフィッシュアイの最高高さは13μmであった。
このフィルムの表面に墨べたグラビア印刷したところ、
白抜けは見いだされなかった。また、印刷面に100個
の碁盤の升目をナイフで切り刻み、ついで印刷面にニチ
バン(株)の粘着テープを貼着し、ついで勢いよく粘着
テープを印刷面より引き剥がした。碁盤の升目は100
個とも残っていた。また、耐候性促進試験により、10
年間は実用上問題となる程度の耐候性劣化は生じないと
判断された。
フィルム10m長さにおけるフィッシュアイの数は面積
1m2当たり平均4個であり、フィルム表面から突出し
ているフィッシュアイの最高高さは13μmであった。
このフィルムの表面に墨べたグラビア印刷したところ、
白抜けは見いだされなかった。また、印刷面に100個
の碁盤の升目をナイフで切り刻み、ついで印刷面にニチ
バン(株)の粘着テープを貼着し、ついで勢いよく粘着
テープを印刷面より引き剥がした。碁盤の升目は100
個とも残っていた。また、耐候性促進試験により、10
年間は実用上問題となる程度の耐候性劣化は生じないと
判断された。
【0048】実施例5 実施例1において、フィルム冷却手段として、金属ロー
ルと厚み2mmのステンレスベルト(温度34〜40
℃)を用いる他は同様にして3層フィルムを成形した。
このフィルムの全光線透過率は92%で、フィルム10
m長さにおけるフィッシュアイの数は面積1m2当たり
平均4個であり、フィルム表面から突出しているフィッ
シュアイの最高高さは18μmであった。このフィルム
の表面に墨べたグラビア印刷したところ、目視での白抜
けは見い出されなかった。また、印刷面に100個の碁
盤の升目をナイフで切り刻み、ついで印刷面にニチバン
(株)の粘着テープを貼着し、ついで勢いよく粘着テー
プを印刷面より引き剥がした。碁盤の升目は100個と
も残っていた。また、耐候性促進試験により、10年間
は実用上問題となる程度の耐候性劣化は生じないと判断
された。
ルと厚み2mmのステンレスベルト(温度34〜40
℃)を用いる他は同様にして3層フィルムを成形した。
このフィルムの全光線透過率は92%で、フィルム10
m長さにおけるフィッシュアイの数は面積1m2当たり
平均4個であり、フィルム表面から突出しているフィッ
シュアイの最高高さは18μmであった。このフィルム
の表面に墨べたグラビア印刷したところ、目視での白抜
けは見い出されなかった。また、印刷面に100個の碁
盤の升目をナイフで切り刻み、ついで印刷面にニチバン
(株)の粘着テープを貼着し、ついで勢いよく粘着テー
プを印刷面より引き剥がした。碁盤の升目は100個と
も残っていた。また、耐候性促進試験により、10年間
は実用上問題となる程度の耐候性劣化は生じないと判断
された。
【0049】
【発明の効果】本発明の特殊な1対の冷却ロール、また
は金属冷却ベルトを用いて成形されたオレフィン系樹脂
フィルムは、フィッシュアイの突起高さが低く、印刷イ
ンクの白抜けがない。また、フィルム樹脂基材として耐
熱性の優れるメチルペンテン系樹脂またはエチレン・環
状オレフィン共重合体の水素添加物を用い、耐候性改良
剤として高分子量のコウカノックス(商品名)を配合し
た組成物を用いて成形したオレフィン系樹脂フィルムは
耐熱性、耐候性に優れ、屋外での長期使用に耐えうる。
は金属冷却ベルトを用いて成形されたオレフィン系樹脂
フィルムは、フィッシュアイの突起高さが低く、印刷イ
ンクの白抜けがない。また、フィルム樹脂基材として耐
熱性の優れるメチルペンテン系樹脂またはエチレン・環
状オレフィン共重合体の水素添加物を用い、耐候性改良
剤として高分子量のコウカノックス(商品名)を配合し
た組成物を用いて成形したオレフィン系樹脂フィルムは
耐熱性、耐候性に優れ、屋外での長期使用に耐えうる。
【図1】 オレフィン系樹脂フィルムを製造する装置
の1部を切り欠いた平面図である。
の1部を切り欠いた平面図である。
【図2】 自動車のモールの構造を示す断面図であ
る。
る。
【図3】 別のオレフィン系樹脂フィルムを製造する
装置の1部を切り欠いた平面図である。
装置の1部を切り欠いた平面図である。
【図4】 別のオレフィン系樹脂フィルムを製造する
装置の1部を切り欠い斜視図である。
装置の1部を切り欠い斜視図である。
1 Tダイ 2 フィルム 3 冷却ロール 3a 金属製軸 3b ゴム製中芯 3c 金属製円筒 k1 金属冷却ロール k2 ゴム・金属の複層構造の冷却ロール 4 コロナ放電処理機 10 自動車のモール 18 金属ベルト 19 冷却空気
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23/10 C08L 23/10 23/20 23/20 45/00 45/00 //(C08F 210/02 220:34) B29K 23:00 B29L 7:00 (72)発明者 戸沢 秀樹 埼玉県岩槻市表慈恩寺1374番地 ダイヤプ ラスチック株式会社内 Fターム(参考) 3E067 BA24A BB15A BB16A BB22A BB25A CA17 CA30 EE02 EE32 GD05 4F071 AA15X AA20 AA21 AA33X AA39 AA81 AA82 AA86 AE05 AE16 AG06 AG22 AG29 AH04 AH06 AH10 BB06 BC01 BC09 BC12 BC15 4F207 AA03 AA04E AA08 AA11 AA12 AB06 AB09 AB14 AG01 AG03 AH23 AH81 KA01 KA17 KK65 KK74 KK84 KK85 KL84 KW50 4J002 BB073 BB12X BB14X BB17W BK00W GF00 GJ02 4J100 AA02P AL08Q BC65Q JA00
Claims (9)
- 【請求項1】 a)メチルペンテン−1系樹脂および次式(1)で示される 重量平均分子量が2,000から7,000、ガラス転移点が140℃以上であ る環状オレフィンのビニレン重合体 【化1】 (式中、 R1〜R4およびR7〜R14は、それぞれ独立して水素原子、炭素 数1〜20の炭化水素基またはハロゲン原子を含む置換基を示す。R9とR11 〜R14のいずれかとは、またはR10とR11〜R14のいずれかとは互いに 連結して環を形成していてもよい。kは0または1〜4の正数である。mは0ま たは1〜8の正数である。また、式(1)で示されるモノマー単位において、各 モノマーでR1〜R14、kおよびmは同一でも異なってもよい。) より選ばれたオレフィン系樹脂 35〜100重量% b)プロピレン系樹脂 65〜 0重量% を含有するオレフィン系樹脂(A) 100重量部に対
し、エチレンと次式(2)で示される環状アミノビニル
化合物 【化2】 (式中、R1およびR2は水素原子またはメチル基を、
R3は炭素数1〜4のアルキル基を示す。)とを共重合
して得られるヒンダードアミンを側鎖に有するエチレン
系共重合体よりなる耐候性改良剤(B)を0.5〜30
重量部の割合で配合したオレフィン系樹脂組成物を基材
とする、オレフィン系樹脂フィルム。 - 【請求項2】 オレフィン系樹脂フィルムは、その表面
層から突出しているフィッシュアイの高さが最大40μ
mである、請求項1に記載のオレフィン系樹脂フィル
ム。 - 【請求項3】 請求項2のオレフィン系樹脂フィルム表
面層に印刷を施し、印刷がなされた反対面の裏面層に感
圧粘着剤層が設けられた粘着フィルム。 - 【請求項4】 請求項2のオレフィン系樹脂フィルム表
面層に印刷を施し、さらにその印刷面の上に感圧粘着剤
層が設けられた粘着フィルム。 - 【請求項5】 耐候性改良剤、熱安定剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤より選ばれた樹脂添加剤を含有するオレ
フィン系樹脂組成物をTダイよりフィルム状に溶融押出
した後、該フィルムを、金属冷却ロール(k1)と、金
属製軸の外周にゴムロール中芯を、その中芯の外周に厚
み0.5〜5mmの金属円筒を設けた金属ロール(k
2)の回転駆動する1対の冷却ロールを用いて両ロール
で押圧・冷却することを特徴とする、オレフィン系樹脂
フィルムの製造方法。 - 【請求項6】 耐候性改良剤、熱安定剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤より選ばれた樹脂添加剤を含有するオレ
フィン系樹脂組成物をTダイよりフィルム状に溶融押出
した後、駆動する金属冷却ロール(k1)と、駆動する
薄板の金属ベルトとを用いて該フィルムを金属冷却ロー
ル(k1)側に金属ベルトで抑え込みながら押圧・冷却
することを特徴とする、オレフィン系樹脂フィルムの製
造方法。 - 【請求項7】 耐候性改良剤、熱安定剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤より選ばれた樹脂添加剤を含有するオレ
フィン系樹脂組成物をTダイよりフィルム状に溶融押出
した後、オレフィン系樹脂フィルムを、駆動する1対の
金属ベルトとを用いて該フィルムを前記金属ベルトの間
に抑え込みながら押圧・冷却することを特徴とする、オ
レフィン系樹脂フィルムの製造方法。 - 【請求項8】 オレフィン系樹脂は、メチルペンテン−
1系樹脂および次式(1)で示されるで示される重量平
均分子量が2,000から7,000、ガラス転移点が
140℃以上である環状オレフィンのビニレン重合体 【化3】 (式中、R1〜R4およびR7〜R14は、それぞれ独
立して水素原子、炭素数1〜20の炭化水素基またはハ
ロゲン原子を含む置換基を示す。R9とR11〜R14
のいずれかとは、またはR10とR11〜R14のいず
れかとは互いに連結して環を形成していてもよい。kは
0または1〜4の正数である。mは0または1〜8の正
数である。また、式(1)で示されるモノマー単位にお
いて、各モノマーでR1〜R14、kおよびmは同一で
も異なってもよい。)、密度0.880〜0.935g
/cm3の直鎖線状ポリエチレン、密度0.900〜
0.935g/cm3高圧法ポリエチレン、プロピレン
系樹脂、およびポリブテンより選ばれたオレフィン系樹
脂系樹脂の単独、または2種以上の混合物、あるいはこ
れらの積層物である、請求項5、6または7のいずれか
1項に記載のオレフィン系樹脂フィルムの製造方法。 - 【請求項9】 溶融押出されたオレフィン系樹脂フィル
ムは、冷却された後、表面を酸化処理されることを特徴
とする、請求項5、6または7のいずれか1項に記載の
オレフィン系樹脂フィルムの製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11065360A JP2000226459A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | オレフィン系樹脂フィルムおよびその製造方法 |
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JP11065360A JP2000226459A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | オレフィン系樹脂フィルムおよびその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000226459A true JP2000226459A (ja) | 2000-08-15 |
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ID=13284728
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---|---|---|---|
JP11065360A Pending JP2000226459A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | オレフィン系樹脂フィルムおよびその製造方法 |
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---|---|
JP (1) | JP2000226459A (ja) |
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1999
- 1999-02-05 JP JP11065360A patent/JP2000226459A/ja active Pending
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