JP2000225806A - 乗用車用空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
乗用車用空気入りラジアルタイヤInfo
- Publication number
- JP2000225806A JP2000225806A JP11029296A JP2929699A JP2000225806A JP 2000225806 A JP2000225806 A JP 2000225806A JP 11029296 A JP11029296 A JP 11029296A JP 2929699 A JP2929699 A JP 2929699A JP 2000225806 A JP2000225806 A JP 2000225806A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carcass
- passenger car
- steel cord
- pneumatic radial
- radial tire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims abstract description 34
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims abstract description 34
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims abstract description 33
- 239000005060 rubber Substances 0.000 claims abstract description 33
- 239000011324 bead Substances 0.000 claims description 7
- 239000005062 Polybutadiene Substances 0.000 description 4
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 4
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 229920002857 polybutadiene Polymers 0.000 description 4
- 239000004753 textile Substances 0.000 description 4
- 244000043261 Hevea brasiliensis Species 0.000 description 3
- 229920003052 natural elastomer Polymers 0.000 description 3
- 229920001194 natural rubber Polymers 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 239000006229 carbon black Substances 0.000 description 2
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 2
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 2
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 2
- 229920003049 isoprene rubber Polymers 0.000 description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 229920001875 Ebonite Polymers 0.000 description 1
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 1
- 229920000297 Rayon Polymers 0.000 description 1
- 239000004902 Softening Agent Substances 0.000 description 1
- NINIDFKCEFEMDL-UHFFFAOYSA-N Sulfur Chemical compound [S] NINIDFKCEFEMDL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 208000027418 Wounds and injury Diseases 0.000 description 1
- 239000003963 antioxidant agent Substances 0.000 description 1
- 230000003078 antioxidant effect Effects 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 238000013329 compounding Methods 0.000 description 1
- 208000014674 injury Diseases 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 1
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
- 239000002964 rayon Substances 0.000 description 1
- 239000012744 reinforcing agent Substances 0.000 description 1
- 239000012779 reinforcing material Substances 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 1
- 229910052717 sulfur Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011593 sulfur Substances 0.000 description 1
- 230000008733 trauma Effects 0.000 description 1
- 238000004073 vulcanization Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 運動性能の向上を図ると共に、カーカスプラ
イスチールコードの耐疲労性を改善することによりカー
カス耐久性の向上を図った乗用車用空気入りラジアルタ
イヤを提供する。 【解決手段】 乗用車用空気入りラジアルタイヤにおい
て、少なくとも1枚のカーカスプライの埋設コードがス
チールコードからなり、カーカス2とベルト4との間、
および該カーカス2とインナーライナー層7との間の双
方あるいは一方にゴム層8a、8bが配設され、該ゴム
層がタイヤ幅方向において第1ベルトプライ幅に占める
割合が20〜120%の範囲内である。
イスチールコードの耐疲労性を改善することによりカー
カス耐久性の向上を図った乗用車用空気入りラジアルタ
イヤを提供する。 【解決手段】 乗用車用空気入りラジアルタイヤにおい
て、少なくとも1枚のカーカスプライの埋設コードがス
チールコードからなり、カーカス2とベルト4との間、
および該カーカス2とインナーライナー層7との間の双
方あるいは一方にゴム層8a、8bが配設され、該ゴム
層がタイヤ幅方向において第1ベルトプライ幅に占める
割合が20〜120%の範囲内である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スチールコードを
カーカスに使用した乗用車用空気入りラジアルタイヤに
関し、特には運動性能とカーカス耐久性とを両立させた
乗用車用空気入りラジアルタイヤに関する。
カーカスに使用した乗用車用空気入りラジアルタイヤに
関し、特には運動性能とカーカス耐久性とを両立させた
乗用車用空気入りラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、トラック・バス用ラジアルタイ
ヤでは、ベルトおよびカーカスの補強材としてスチール
コードが用いられ、また乗用車用ラジアルタイヤでは、
そのベルトにスチールコードが、カーカスには耐疲労性
の優れたポリエステル、ナイロンまたはレーヨンなどの
テキスタイルコードが、夫々使用されている。
ヤでは、ベルトおよびカーカスの補強材としてスチール
コードが用いられ、また乗用車用ラジアルタイヤでは、
そのベルトにスチールコードが、カーカスには耐疲労性
の優れたポリエステル、ナイロンまたはレーヨンなどの
テキスタイルコードが、夫々使用されている。
【0003】しかし、カーカスにテキスタイルコードを
使用する乗用車用ラジアルタイヤは、タイヤサイド部が
縁石などに接触した際に生じやすい外傷に対する抵抗性
が不足したり、コードおよびゴム間の接着不良が起きや
すいため、コード破断やセパレーションに至る場合があ
る。また、テキスタイルコードは、一般的に曲げ剛性が
低く、タイヤのサイド部の剛性を上げるのが難しいため
に、運動性能に限界があるという不利がある。
使用する乗用車用ラジアルタイヤは、タイヤサイド部が
縁石などに接触した際に生じやすい外傷に対する抵抗性
が不足したり、コードおよびゴム間の接着不良が起きや
すいため、コード破断やセパレーションに至る場合があ
る。また、テキスタイルコードは、一般的に曲げ剛性が
低く、タイヤのサイド部の剛性を上げるのが難しいため
に、運動性能に限界があるという不利がある。
【0004】そのため、乗用車用ラジアルタイヤのカー
カスにテキスタイルコードに代えてスチールコードを適
用することも提案されており、例えば、特開昭64−3
0803号公報には、カーカスに、1本のコアフィラメ
ントと、該コアフィラメントの周囲に配置されたn本の
シースフィラメントとからなる1+n構造のスチールコ
ードを用いることが提案されている。これにより、上記
した不利は解消されるに至った。
カスにテキスタイルコードに代えてスチールコードを適
用することも提案されており、例えば、特開昭64−3
0803号公報には、カーカスに、1本のコアフィラメ
ントと、該コアフィラメントの周囲に配置されたn本の
シースフィラメントとからなる1+n構造のスチールコ
ードを用いることが提案されている。これにより、上記
した不利は解消されるに至った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カーカ
スに用いられたスチールコードは、タイヤ転動に伴い繰
返し曲げ圧縮変形を長期に亘って受け、とりわけ、ベル
トに隣接するカーカス部分におけるスチールコードは、
車両操舵時に横力を受けた際に圧縮変形し、これが繰り
返されることによってコードの材質疲労が進行し、コー
ド折れが発生する。具体的には、旋回内側でベルトが周
方向に伸ばされるため、カーカスプライが圧縮入力を受
け、コード折れに至る。従って、乗用車用ラジアルタイ
ヤのカーカスにスチールコードを適用するためには、ス
チールコードの耐疲労性を向上することが肝要である。
スに用いられたスチールコードは、タイヤ転動に伴い繰
返し曲げ圧縮変形を長期に亘って受け、とりわけ、ベル
トに隣接するカーカス部分におけるスチールコードは、
車両操舵時に横力を受けた際に圧縮変形し、これが繰り
返されることによってコードの材質疲労が進行し、コー
ド折れが発生する。具体的には、旋回内側でベルトが周
方向に伸ばされるため、カーカスプライが圧縮入力を受
け、コード折れに至る。従って、乗用車用ラジアルタイ
ヤのカーカスにスチールコードを適用するためには、ス
チールコードの耐疲労性を向上することが肝要である。
【0006】そこで本発明の目的は、運動性能の向上を
図ると共に、カーカスプライスチールコードの耐疲労性
を改善することによりカーカス耐久性の向上を図った乗
用車用空気入りラジアルタイヤを提供することにある。
図ると共に、カーカスプライスチールコードの耐疲労性
を改善することによりカーカス耐久性の向上を図った乗
用車用空気入りラジアルタイヤを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決すべく鋭意検討した結果、カーカスプライにスチー
ルコードを採用すると同時に、カーカスに隣接する所定
の箇所に特定のゴム層を配設することにより前記目的を
達成し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
解決すべく鋭意検討した結果、カーカスプライにスチー
ルコードを採用すると同時に、カーカスに隣接する所定
の箇所に特定のゴム層を配設することにより前記目的を
達成し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】即ち、本発明の乗用車用空気入りラジアル
タイヤは、一対のビードコアで折り返されトロイダル状
に連なる少なくとも1枚のカーカスプライからなるカー
カスと、該カーカスのクラウン部に配置されたトレッド
と、該トレッドと該カーカスとの間に配置された少なく
とも1枚のスチールコードベルトプライからなるベルト
と、該トレッドの左右に配置された一対のサイドウォー
ルとを具備する乗用車用空気入りラジアルタイヤにおい
て、少なくとも1枚の前記カーカスプライの埋設コード
がスチールコードからなり、前記カーカスと前記ベルト
との間、および前記カーカスとインナーライナー層との
間の双方あるいは一方にゴム層が配設され、該ゴム層が
タイヤ幅方向において第1ベルトプライ幅に占める割合
が20〜120%の範囲内であることを特徴とするもの
である。前記ゴム層の厚み(但し、両ゴム層がオーバー
ラップする部分ではトータル厚み)は、好ましくは0.
5〜3.5mmである。
タイヤは、一対のビードコアで折り返されトロイダル状
に連なる少なくとも1枚のカーカスプライからなるカー
カスと、該カーカスのクラウン部に配置されたトレッド
と、該トレッドと該カーカスとの間に配置された少なく
とも1枚のスチールコードベルトプライからなるベルト
と、該トレッドの左右に配置された一対のサイドウォー
ルとを具備する乗用車用空気入りラジアルタイヤにおい
て、少なくとも1枚の前記カーカスプライの埋設コード
がスチールコードからなり、前記カーカスと前記ベルト
との間、および前記カーカスとインナーライナー層との
間の双方あるいは一方にゴム層が配設され、該ゴム層が
タイヤ幅方向において第1ベルトプライ幅に占める割合
が20〜120%の範囲内であることを特徴とするもの
である。前記ゴム層の厚み(但し、両ゴム層がオーバー
ラップする部分ではトータル厚み)は、好ましくは0.
5〜3.5mmである。
【0009】本発明の乗用車用空気入りラジアルタイヤ
において、前記スチールコードが1×N、1+Nまたは
2+N(2≦N≦7)の撚り構造を有することが好まし
く、またそのフィラメントの線径が0.125〜0.2
5mmの範囲内であることが好ましい。
において、前記スチールコードが1×N、1+Nまたは
2+N(2≦N≦7)の撚り構造を有することが好まし
く、またそのフィラメントの線径が0.125〜0.2
5mmの範囲内であることが好ましい。
【0010】また、前記ゴム層の100%引張応力が
0.5〜7.5MPaであることが好ましく、さらに前
記カーカスプライの埋設スチールコードの破断伸度は、
好ましくは3.5%以上である。
0.5〜7.5MPaであることが好ましく、さらに前
記カーカスプライの埋設スチールコードの破断伸度は、
好ましくは3.5%以上である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1に、本発明の一実施の形態である乗用
車用空気入りラジアルタイヤ1の断面を示す。図示する
例では、カーカス2は、赤道面とほぼ直交する向きに配
列した1枚のプライからなり、その両端部はビードリン
グ5の周りに巻き上げられ、巻き上げ端を形成すると共
に、ビードリング5上カーカス2とそのプライ巻き上げ
端部との間には、硬質ゴムのビードフィラー6が先細り
に埋設されている。ベルト4は、カーカス2とトレッド
3との間に、ベルトコードを赤道面に対して傾斜配列し
た2枚(第1ベルトプライ4a,第2ベルトプライ4
b)を互いのコードが交差するように重ね合わせて配設
されている。
て説明する。図1に、本発明の一実施の形態である乗用
車用空気入りラジアルタイヤ1の断面を示す。図示する
例では、カーカス2は、赤道面とほぼ直交する向きに配
列した1枚のプライからなり、その両端部はビードリン
グ5の周りに巻き上げられ、巻き上げ端を形成すると共
に、ビードリング5上カーカス2とそのプライ巻き上げ
端部との間には、硬質ゴムのビードフィラー6が先細り
に埋設されている。ベルト4は、カーカス2とトレッド
3との間に、ベルトコードを赤道面に対して傾斜配列し
た2枚(第1ベルトプライ4a,第2ベルトプライ4
b)を互いのコードが交差するように重ね合わせて配設
されている。
【0012】本発明においては、カーカスプライスチー
ルコードの耐疲労性を改善することによりカーカス耐久
性の向上を図るために、図1に示すように、カーカス2
とベルト4との間、およびカーカス2とインナーライナ
ー層7との間の双方あるいは一方、この例では双方に、
夫々ゴム層8aおよび8bを配設する。このゴム層8a
および8bは、タイヤ幅方向において第1ベルトプライ
幅に占める割合が20〜120%の範囲内とする。この
割合が20%未満であるとスチールコードの耐疲労性改
善効果が十分ではなく、一方120%を超えるとかかる
改良効果が120%と同等で重量のみが増加するためで
ある。なお、このゴム層がタイヤ幅方向に対し複数に分
割されている場合には、分割された複数のゴム層の合計
が占める割合である。
ルコードの耐疲労性を改善することによりカーカス耐久
性の向上を図るために、図1に示すように、カーカス2
とベルト4との間、およびカーカス2とインナーライナ
ー層7との間の双方あるいは一方、この例では双方に、
夫々ゴム層8aおよび8bを配設する。このゴム層8a
および8bは、タイヤ幅方向において第1ベルトプライ
幅に占める割合が20〜120%の範囲内とする。この
割合が20%未満であるとスチールコードの耐疲労性改
善効果が十分ではなく、一方120%を超えるとかかる
改良効果が120%と同等で重量のみが増加するためで
ある。なお、このゴム層がタイヤ幅方向に対し複数に分
割されている場合には、分割された複数のゴム層の合計
が占める割合である。
【0013】また、ゴム層8a、8bの厚み(ゲージ)
は、好ましくは0.5〜3.5mmである。この厚さが
0.5mm未満では上記改良効果が十分ではなく、一方
3.5mmを超えると効果が飽和し、却って重量増加分
不利となる。尚、ゴム層8aと8bがオーバーラップす
る部分ではトータルの厚みである。
は、好ましくは0.5〜3.5mmである。この厚さが
0.5mm未満では上記改良効果が十分ではなく、一方
3.5mmを超えると効果が飽和し、却って重量増加分
不利となる。尚、ゴム層8aと8bがオーバーラップす
る部分ではトータルの厚みである。
【0014】本発明に使用するゴム層8aおよび8bに
使用されるゴム成分は特に限定されないが、例えば、天
然ゴム(NR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレン−
ブタジエンゴム(SBR)、イソプレンゴム(IR)を
挙げることができ、中でも天然ゴム、ブタジエンゴムが
好ましい。なお、通常ゴム業界で使用されている配合
剤、例えばカーボンブラック等の補強剤、加硫剤、加硫
助剤、加硫促進剤、老化防止剤、軟化剤等を適宜配具す
ることができるのは勿論のことである。上記ゴムに対す
る、カーボンブラックの種類や量、硫黄の量、オイルの
量等を調整することによって、100%伸長時の引張応
力が0.5〜7.5MPa、好ましくは1.5〜5.5
MPaであるゴムからなるゴム層が得られる。このゴム
層の引張応力が0.5MPa未満または7.5MPaを
超えると、カーカスプライ被覆ゴムおよびベルトプライ
被覆ゴムとの弾性率差が大きくなり、通常走行時にベル
トとカーカスのセパレーション等の故障を引き起こす。
使用されるゴム成分は特に限定されないが、例えば、天
然ゴム(NR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレン−
ブタジエンゴム(SBR)、イソプレンゴム(IR)を
挙げることができ、中でも天然ゴム、ブタジエンゴムが
好ましい。なお、通常ゴム業界で使用されている配合
剤、例えばカーボンブラック等の補強剤、加硫剤、加硫
助剤、加硫促進剤、老化防止剤、軟化剤等を適宜配具す
ることができるのは勿論のことである。上記ゴムに対す
る、カーボンブラックの種類や量、硫黄の量、オイルの
量等を調整することによって、100%伸長時の引張応
力が0.5〜7.5MPa、好ましくは1.5〜5.5
MPaであるゴムからなるゴム層が得られる。このゴム
層の引張応力が0.5MPa未満または7.5MPaを
超えると、カーカスプライ被覆ゴムおよびベルトプライ
被覆ゴムとの弾性率差が大きくなり、通常走行時にベル
トとカーカスのセパレーション等の故障を引き起こす。
【0015】本発明に用いられる、少なくとも1枚のカ
ーカスプライの埋設スチールコードは、タイヤから取り
出して測定したときの破断伸度が、好ましくは3.5%
以上、より好ましくは4.0%以上である。この伸度が
3.5%未満では、スチールコード自体の疲労耐久性の
点で好ましくない。コードのフィラメントピッチ長さに
対して型付け量を大きくすることで高破断伸度を有する
コードが得られる。
ーカスプライの埋設スチールコードは、タイヤから取り
出して測定したときの破断伸度が、好ましくは3.5%
以上、より好ましくは4.0%以上である。この伸度が
3.5%未満では、スチールコード自体の疲労耐久性の
点で好ましくない。コードのフィラメントピッチ長さに
対して型付け量を大きくすることで高破断伸度を有する
コードが得られる。
【0016】また、本発明においては、カーカス2のプ
ライ埋設コードがスチールコードからなり、好ましくは
当該スチールコードが1×N、1+Nまたは2+N(2
≦N≦7)の、単撚りまたは層撚り構造を有する。N
は、好ましくは3〜6の自然数である。Nが7を超える
と、フィラメントの配列がくずれ易くなり、その結果、
スチールコード内部へのマトリックスゴムの浸透性が低
下する、コードとしての引き揃え性が悪化する、高破断
伸度が得にくくなる等の点で好ましくない。また、その
フィラメントの線径は、好ましくは0.125〜0.2
5mmの範囲内である。この線径が0.125mm未満
では製造の際、伸線がしにくく、抗張力が出にくいた
め、コード強力が低下し、結果として、タイヤのケース
部材の強度が低下し、一方、0.25mmを超えると耐
疲労性が悪化するため、好ましくない。
ライ埋設コードがスチールコードからなり、好ましくは
当該スチールコードが1×N、1+Nまたは2+N(2
≦N≦7)の、単撚りまたは層撚り構造を有する。N
は、好ましくは3〜6の自然数である。Nが7を超える
と、フィラメントの配列がくずれ易くなり、その結果、
スチールコード内部へのマトリックスゴムの浸透性が低
下する、コードとしての引き揃え性が悪化する、高破断
伸度が得にくくなる等の点で好ましくない。また、その
フィラメントの線径は、好ましくは0.125〜0.2
5mmの範囲内である。この線径が0.125mm未満
では製造の際、伸線がしにくく、抗張力が出にくいた
め、コード強力が低下し、結果として、タイヤのケース
部材の強度が低下し、一方、0.25mmを超えると耐
疲労性が悪化するため、好ましくない。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき説明する。サ
イズ195/65 R14、リムサイズ6J×14のタ
イヤで、カーカス構造およびサイドウォール構造として
下記の表1に示す条件を採用した乗用車用空気入りラジ
アルタイヤを各種試作した。得られた供試タイヤについ
て、以下の評価を行った。
イズ195/65 R14、リムサイズ6J×14のタ
イヤで、カーカス構造およびサイドウォール構造として
下記の表1に示す条件を採用した乗用車用空気入りラジ
アルタイヤを各種試作した。得られた供試タイヤについ
て、以下の評価を行った。
【0018】操縦安定性 外径3000mmのドラム上に供試タイヤを配置し、該
タイヤに400kgの荷重を負荷した後、30km/h
の速度で30分間予備走行させ、しかる後荷重を除去し
て内圧を2kgf/cm2に再調整した後、再度同一速
度および同一荷重の条件下において、ドラム上でスリッ
プアングルを最大±4°まで正負に連続して付加した。
次いで、正負各角度でのコーナリングフォース(CF)
を測定し、次式、 CP(kg/度)={CF(1°)(kg)+CF(2
°)(kg)/2+CF(3°)(kg)/3+CF
(4°)(kg)/4}/4 にてコーナリングパワー(CP)を求めた。評価結果
は、各試験タイヤのCPをコントロールタイヤ(比較例
1)のCPを100としたときの指数で表示した。この
指数が大きい程操縦安定性が良好である。
タイヤに400kgの荷重を負荷した後、30km/h
の速度で30分間予備走行させ、しかる後荷重を除去し
て内圧を2kgf/cm2に再調整した後、再度同一速
度および同一荷重の条件下において、ドラム上でスリッ
プアングルを最大±4°まで正負に連続して付加した。
次いで、正負各角度でのコーナリングフォース(CF)
を測定し、次式、 CP(kg/度)={CF(1°)(kg)+CF(2
°)(kg)/2+CF(3°)(kg)/3+CF
(4°)(kg)/4}/4 にてコーナリングパワー(CP)を求めた。評価結果
は、各試験タイヤのCPをコントロールタイヤ(比較例
1)のCPを100としたときの指数で表示した。この
指数が大きい程操縦安定性が良好である。
【0019】カーカスプライにおけるコード折れ性 供試タイヤを乗用車に装着し、タイヤ内圧1.7kgf
/cm2にて一般路を4万km走行させ、次に内圧を
1.4kgf/cm2に低下させた後に一定山坂路を3
万km走行させた。しかる後、タイヤを解剖し、ベルト
下位置でのカーカスプライにおけるコード折れの有無を
調べた。
/cm2にて一般路を4万km走行させ、次に内圧を
1.4kgf/cm2に低下させた後に一定山坂路を3
万km走行させた。しかる後、タイヤを解剖し、ベルト
下位置でのカーカスプライにおけるコード折れの有無を
調べた。
【0020】
【表1】 *1 上下ゴム層の幅は(ゴム層/第1ベルトプライ)
×100(%)であり、幅方向位置はいずれもセンター
部にセットした。
×100(%)であり、幅方向位置はいずれもセンター
部にセットした。
【0021】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の乗用
車用空気入りラジアルタイヤにおいては、カーカスプラ
イにスチールコードを採用すると同時に、カーカスとベ
ルトとの間、およびカーカスとインナーライナー層との
間の夫々の所定箇所に特定のゴム層を存在させたことに
より、運動性能が向上すると同時に、カーカスプライス
チールコードの耐疲労性をも改善することができ、カー
カス耐久性の向上を図ることができる。
車用空気入りラジアルタイヤにおいては、カーカスプラ
イにスチールコードを採用すると同時に、カーカスとベ
ルトとの間、およびカーカスとインナーライナー層との
間の夫々の所定箇所に特定のゴム層を存在させたことに
より、運動性能が向上すると同時に、カーカスプライス
チールコードの耐疲労性をも改善することができ、カー
カス耐久性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る乗用車用空気入りタ
イヤの断面図である。
イヤの断面図である。
1 空気入りタイヤ 2 カーカス 3 トレッド 4 ベルト 4a 第1ベルトプライ 4b 第2ベルトプライ 5 ビードリング 6 ビードフィラー 7 インナーライナー層 8a,8b ゴム層
Claims (6)
- 【請求項1】 一対のビードコアで折り返されトロイダ
ル状に連なる少なくとも1枚のカーカスプライからなる
カーカスと、該カーカスのクラウン部に配置されたトレ
ッドと、該トレッドと該カーカスとの間に配置された少
なくとも1枚のスチールコードベルトプライからなるベ
ルトと、該トレッドの左右に配置された一対のサイドウ
ォールとを具備する乗用車用空気入りラジアルタイヤに
おいて、 少なくとも1枚の前記カーカスプライの埋設コードがス
チールコードからなり、前記カーカスと前記ベルトとの
間、および前記カーカスとインナーライナー層との間の
双方あるいは一方にゴム層が配設され、該ゴム層がタイ
ヤ幅方向において第1ベルトプライ幅に占める割合が2
0〜120%の範囲内であることを特徴とする乗用車用
空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項2】 前記ゴム層の厚み(但し、両ゴム層がオ
ーバーラップする部分ではトータル厚み)が0.5〜
3.5mmである請求項1記載の乗用車用空気入りラジ
アルタイヤ。 - 【請求項3】 前記スチールコードが1×N、1+Nま
たは2+N(2≦N≦7)の撚り構造を有する請求項1
または2記載の乗用車用空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項4】 前記スチールコードのフィラメントの線
径が0.125〜0.25mmの範囲内である請求項1
〜3のうちいずれか一項記載の乗用車用空気入りラジア
ルタイヤ。 - 【請求項5】 前記ゴム層の100%引張応力が0.5
〜7.5MPaである請求項1〜4のうちいずれか一項
記載の乗用車用空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項6】 前記スチールコードが破断伸度3.5%
以上である請求項1〜5のうちいずれか一項記載の乗用
車用空気入りラジアルタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11029296A JP2000225806A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11029296A JP2000225806A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000225806A true JP2000225806A (ja) | 2000-08-15 |
Family
ID=12272291
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11029296A Pending JP2000225806A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000225806A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002326505A (ja) * | 2001-05-01 | 2002-11-12 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ |
| US20100300597A1 (en) * | 2007-11-27 | 2010-12-02 | Kazumi Yamazaki | Pneumatic radial tire |
| CN108883664A (zh) * | 2016-04-08 | 2018-11-23 | 横滨橡胶株式会社 | 充气轮胎 |
| US20190299722A1 (en) * | 2016-12-07 | 2019-10-03 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Pneumatic tire |
-
1999
- 1999-02-05 JP JP11029296A patent/JP2000225806A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002326505A (ja) * | 2001-05-01 | 2002-11-12 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ |
| US20100300597A1 (en) * | 2007-11-27 | 2010-12-02 | Kazumi Yamazaki | Pneumatic radial tire |
| CN108883664A (zh) * | 2016-04-08 | 2018-11-23 | 横滨橡胶株式会社 | 充气轮胎 |
| US20190299722A1 (en) * | 2016-12-07 | 2019-10-03 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Pneumatic tire |
| US11312191B2 (en) | 2016-12-07 | 2022-04-26 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Pneumatic tire |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4053727B2 (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
| JP4814979B2 (ja) | タイヤ用コード及びそれを用いた空気入りタイヤ | |
| WO2018190308A1 (ja) | エラストマー-金属コード複合体およびこれを用いたタイヤ | |
| JP2009279951A (ja) | 空気入りタイヤ | |
| WO2018190309A1 (ja) | エラストマー-金属コード複合体およびこれを用いたタイヤ | |
| JPH1044713A (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
| JPH11227427A (ja) | 空気入り安全タイヤ | |
| JPH1086616A (ja) | 高性能偏平空気入りラジアルタイヤ | |
| JP2000225806A (ja) | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ | |
| JP2013086667A (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JP4428098B2 (ja) | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ | |
| JP3982901B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JP2009173150A (ja) | ラジアルタイヤ | |
| JP2000016012A (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JP5227826B2 (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
| CN113474184B (zh) | 充气轮胎 | |
| JP2001039110A (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
| JP2019006278A (ja) | ランフラットタイヤ及びその製造方法 | |
| JPH11301224A (ja) | 空気入り安全タイヤ | |
| JP6873691B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JP2000335211A (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JP2006069338A (ja) | ラジアルタイヤ | |
| JP3982902B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JP2000229507A (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
| JP2000225809A (ja) | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ |