JP2000225659A - 加飾部材 - Google Patents

加飾部材

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JP2000225659A
JP2000225659A JP11028336A JP2833699A JP2000225659A JP 2000225659 A JP2000225659 A JP 2000225659A JP 11028336 A JP11028336 A JP 11028336A JP 2833699 A JP2833699 A JP 2833699A JP 2000225659 A JP2000225659 A JP 2000225659A
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JP
Japan
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sheet
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cup
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JP11028336A
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English (en)
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Kozo Miyake
浩三 三宅
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TOKAI PUROTO KK
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TOKAI PUROTO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は三次曲面を有する物品にも、電気植毛
層表面に印刷した化粧を施すことが出来るようにするこ
とを課題とする。 【解決手段】熱可塑性プラスチックシート6もしくは熱
可塑性プラスチック発泡体シート表面に電気植毛層7を
形成し、該電気植毛層7表面に印刷を施し、その後所定
形状に成形した加飾部材5を物品表面に貼着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばカップホルダ
ー、灰皿、ごみ容器等の物品を加飾する加飾部材に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から物品表面に化粧を施すには、電
気植毛が行われている。電気植毛は物品のどのような表
面形状にも対応出来、加工速度も早いので優れた化粧方
法と云える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近では需要者の好み
もレベルアップし、電気植毛層の上に更に印刷によって
模様を形成する必要性が生じている。しかし印刷は平面
に施すことは出来ても、三次元的な曲面に施すことは極
めて困難である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、熱可塑性プラスチックシ
ート(6,16,26) もしくは熱可塑性プラスチック発泡体シ
ート表面に電気植毛層(7,17,27) を形成し、該電気植毛
層(7,17,27) 表面に印刷を施し、その後所定形状に成形
した加飾部材(5,15,25) を提供するものである。
【0005】
【作用】本発明では熱可塑性プラスチックシート(6,16,
26) の表面に電気植毛層(7,17,27) を形成し、該電気植
毛層(7,17,27) の表面に印刷を施すから、印刷を平面に
施すことが出来る。そしてその後該熱可塑性プラスチッ
クシート(6,16,26) を所定形状に成形するから、貼着す
る物品の形状に対応してどのような形状にも成形出来
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明を以下に詳細に説明する。
本発明に使用する熱可塑性プラスチックシートはポリエ
チレン、ポリプロピレン、、ポリスチレン、ポリ塩化ビ
ニル(PVC),ポリエステル、アクリロニトリル−ブ
タジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)または該熱
可塑性プラスチックシートの発泡体であり、厚みは通常
0.1〜2.0mmとされる。該基盤の表面は色彩および
/または模様が付されてもよい。
【0007】本発明では熱可塑性プラスチックシートの
表面に電気植毛層が設けられるが、該電気植毛に使用さ
れるパイルとは、綿、アセテート、レーヨン、ナイロ
ン、ビニロン、アクリル繊維、ポリエステル繊維、ポリ
プロピレン繊維、ポリ塩化ビニル系繊維等をカッティン
グや粉砕によって短繊維にしたものであるが、通常太さ
1d 〜10d 、長さ0.5mm〜2.0mmのものである。
上記パイルは染料や顔料等によって所定の色に着色され
ていてもよく、特に蓄光顔料を使用すれば残光現象のあ
る化粧面が得られる。また繊維断面が楕円形等の異形の
ものであってもよい。また、色、太さ、長さ等が異なる
ものを二種以上混合して使用してもよい。
【0008】該熱可塑性プラスチックシート表面に電気
植毛層を設けるには、該基板表面にアクリル系樹脂エマ
ルジョン、酢酸ビニル系樹脂エマルジョン、天然ゴムラ
テックス、スチレン−ブタジエンゴムラテックス、アク
リロニトリル−ブタジエンゴムラテックス等の主として
水性接着剤を塗布し、静電吸着によって該接着剤塗布層
にパイルを投錨する。即ち高圧極(正電極)と接地極
(負電極)とを対向させた間に表面に接着剤を塗布した
熱可塑性プラスチックシートを表面側を高圧極に相対さ
せて挿入し、高圧極側から正に帯電したパイルを接地極
側に静電的に吸引する。そうすると該熱可塑性プラスチ
ックシートの表面の接着剤層には飛来したパイルが略垂
直に投錨する。
【0009】前記したように電気植毛に使用するパイル
は色の異なるものを二種類以上混合してもよい。この場
合にはまだら状あるいは白色パイルを混合すれば霜降り
状の化粧面が得られる。また長短二種類のパイルを混合
使用した場合には短い方のパイルが長い方のパイルを支
持してボリューム感のある化粧面となる。更に繊維が長
径と端径と有する異形のもの(例えば楕円形)を使用す
れば、パイルの長径面が光って光沢のある化粧面とな
る。
【0010】上記熱可塑性プラスチックシートの表面に
形成した電気植毛層表面には印刷が施される。該印刷は
シルクスクリーン印刷、凹版印刷、凸版印刷等の方法に
よって行われる。印刷に使用するインキは合成樹脂エマ
ルジョンをビヒクルにしてそれに顔料を分散させた水性
インキ、合成樹脂の有機溶剤溶液をビヒクルにしてそれ
に顔料を分散させた油性インキ等が使用されるが、所望
なれば多色印刷が施されてもよい。
【0011】更に所望なれば顔料として蓄光顔料、蛍光
顔料等が使用されてもよい。蓄光顔料を使用した場合に
は残光現象によって面白味のある化粧を与えることが出
来、また蛍光顔料を使用した場合には蛍光により意匠姓
の高い化粧を与えることが出来る。上記印刷工程では熱
可塑性プラスチックシートは未成形の状態であるから、
印刷は平面に施されることになり、したがって印刷は容
易に行なうことが出来る。
【0012】このようにして表面に印刷電気植毛層を形
成した熱可塑性プラスチックシートは、所望なれば所定
サイズのシートに裁断し、その後貼着される物品の表面
形状に合わせた形状に成形する。該熱可塑性プラスチッ
クシートの成形は、ホットプレス、加熱軟化せしめた後
コールドプレスまたは真空成形等の方法で行われる。成
形後は所望なればトリミングを行なう。
【0013】本発明の加飾部材は粘着剤、接着剤、ホッ
トメルト接着剤、両面粘着テープ、面ファスナー、高周
波融着、超音波融着等によって物品表面の所定個所に貼
着される。
【0014】
【実施例】図1〜図3は本発明の一実施例に関するもの
である。図において(1) はプラスチック製のカップホル
ダーであり、カップ収納部(2) と背板(3) とからなり該
カップ収納部(2) の両側面には突部(4) が形成されてい
る。(5) は加飾部材であり、厚み0.5mmのポリプロピ
レンシート(6) と、該ポリプロピレンシート(6) 表面に
形成されている電気植毛層(7) とからなり、該電気植毛
層(7) 表面には斑点(7A)が印刷されている。
【0015】該電気植毛層(7) のパイルは茶色に着色し
たポリプロピレン短繊維等であり、長さは0.7mm、太
さは6d であり、該斑点(7A)は黒色インキによりシルク
スクリーン印刷されたものである。該ポリプロピレンシ
ート(6))は電気植毛そして印刷後に加熱軟化され、該カ
ップホルダー(1) のカップ収納部(2) の両側面の突部
(4) の形状に適合する形状にコールドプレスされ、表面
にアニマル調の模様を付した加飾部材(5) が得られる。
【0016】該加飾部材(5) の裏面の所定個所には図2
に示すように両面接着テープ(8) が貼着され、その上か
ら離型紙(9) が被着され、使用にあたっては該離型紙
(9) を剥離し、図3に示すように両面接着テープ(8) を
介して該カップホルダー(1) のカップ収納部(2) の両側
面に貼着する。
【0017】図4および図5には本発明の他の実施例が
示される。図において(11)は金属姓の灰皿であり、灰受
け容器(12)と該灰受け容器(12)の上縁から差出されるフ
ランジ(13)とからなり、該フランジ(13)には複数個のタ
バコ置き凹部(14)が形成されている。
【0018】加飾部材(15)は厚み0.5mmのポリエステ
ルシート(16)と該ポリエステルシート(16)の表面に形成
されている電気植毛層(17)とからなり、該電気植毛層(1
7)表面には縞模様(17A) が印刷されている。該電気植毛
層(17)のパイルは茶色に着色したポリエステル短繊維と
無着色( 白色)ポリエステル短繊維との1:1重量比混
合物であり、両者共長さ0.5mm、太さ5d であり、該
縞模様は濃茶色インキにより凹版印刷されたものであ
る。
【0019】本実施例の加飾部材(15)も成形は、電気植
毛層(17)の印刷後に真空成形によって行われ、該加飾部
材(15)はホットメルト接着剤(18)によって該灰皿(11)の
外面に貼着される。
【0020】図6および図7には更に他の実施例が示さ
れる。図において(21)は陶器製のコーヒーカップであ
り、カップ本体(22)と、把手(23)と座部(24)とからな
る。
【0021】加飾部材(25)は厚み0.5mmのポリエステ
ルシート(26)と、該ポリエステルシート(26)の表面に形
成されている電気植毛層(27)とからなり、該電気植毛層
(27)表面には花模様(27A) が印刷されている。該電気植
毛層(27)のパイルは緑色に着色し繊維断面が楕円形であ
るポリエステル短繊維であり、長さは1mm、太さは5d
であり、該花模様(27A) はピンク色インキによりシルク
スクリーン印刷されたものであり、中心部(27B) は黄色
蓄光顔料インキによりシルクスクリーン印刷されてい
る。
【0022】本実施例の加飾部材(25)の成形も、電気植
毛層(27)の印刷後に真空成形によって行われ、成形後に
コーヒーカップ(21)の把手(23)外出部分(25A) と座部(2
4)外出部分(25B) が切欠かれる。該加飾部材(25)は高周
波融着によってコーヒーカップ(21)の外面に貼着されて
る。
【0023】本実施例の加飾部材(25)は繊維断面が楕円
形であるパイルによって光沢があり、かつ黄色蓄光顔料
により花模様(27A) の中心部(27B) が残光性を有する極
めて意匠姓の高いものとなるが、同時に電気植毛層(27)
のクッション姓によって陶器製のコーヒーカップが保護
されかつ保温される。
【0024】
【発明の効果】本発明では、三次曲面形状を有する物品
でも、該形状に対応した加飾部材が簡単に製造出来る。
そして該加飾部材表面には電気植毛層が形成され、柔ら
かく暖かみのある外観が得られ、更にその上から印刷が
施されているから、非常に意匠性の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
図1〜図3は本発明の一実施例を示すものである。
【図1】分解斜視図
【図2】加飾部材のA−A断面図
【図3】加飾部材貼着状態斜視図図4〜図5は本発明の
他の実施例を示すものである。
【図4】加飾部材貼着前の斜視図
【図5】加飾部材貼着後の断面図図6〜図7は本発明の
更に他の実施例を示すものである。
【図6】加飾部材貼着前の斜視図
【図7】加飾部材貼着後の断面図
【符号の説明】
5,15,25 加飾部材 6,16,26 熱可塑性プラスチックシート 7,17,27 電気植毛層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性プラスチックシートもしくは熱可
    塑性プラスチック発泡体シート表面に電気植毛層を形成
    し、該電気植毛層表面に印刷を施し、その後所定形状に
    成形したことを特徴とする加飾部材
JP11028336A 1999-02-05 1999-02-05 加飾部材 Withdrawn JP2000225659A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011000859A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Sharp Kagaku Kogyo Kk 湿気硬化型樹脂組成物及びそれを用いた立体装飾品と立体装飾方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011000859A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Sharp Kagaku Kogyo Kk 湿気硬化型樹脂組成物及びそれを用いた立体装飾品と立体装飾方法

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060509