JP2000225315A - 脱臭装置 - Google Patents
脱臭装置Info
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- JP2000225315A JP2000225315A JP11026592A JP2659299A JP2000225315A JP 2000225315 A JP2000225315 A JP 2000225315A JP 11026592 A JP11026592 A JP 11026592A JP 2659299 A JP2659299 A JP 2659299A JP 2000225315 A JP2000225315 A JP 2000225315A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高温排ガスを効率よく脱臭することができる
紫外線を利用した脱臭装置を提供することである。 【解決手段】 脱臭装置１０は、気密な処理風胴１１
と、冷却空気の送風フード１２と、密閉蓋１３と、風胴
１１内に配列された多数の紫外線照射アセンブリ３０よ
り成る。紫外線照射アセンブリ３０は、保護管３１とそ
の内部に取り付けられた紫外線ランプ３２より成り、保
護管３１の両端は、風胴１１の両側壁１１ｃ、１１ｃに
設けられた取付孔３４に固着されて送風フード１２の送
風口１２ａから送風することにより、紫外線ランプ３２
を空冷すると共に保護管３１内で発生したオゾンを密閉
蓋１３によって、風胴１１の開口１４を介して風胴１１
内に送り込む。風胴１１の入口１１ａから送り込まれた
排ガスは、紫外線ランプによる解離と生成したオゾンに
よって脱臭され、出口１１ｂから排出される。
紫外線を利用した脱臭装置を提供することである。 【解決手段】 脱臭装置１０は、気密な処理風胴１１
と、冷却空気の送風フード１２と、密閉蓋１３と、風胴
１１内に配列された多数の紫外線照射アセンブリ３０よ
り成る。紫外線照射アセンブリ３０は、保護管３１とそ
の内部に取り付けられた紫外線ランプ３２より成り、保
護管３１の両端は、風胴１１の両側壁１１ｃ、１１ｃに
設けられた取付孔３４に固着されて送風フード１２の送
風口１２ａから送風することにより、紫外線ランプ３２
を空冷すると共に保護管３１内で発生したオゾンを密閉
蓋１３によって、風胴１１の開口１４を介して風胴１１
内に送り込む。風胴１１の入口１１ａから送り込まれた
排ガスは、紫外線ランプによる解離と生成したオゾンに
よって脱臭され、出口１１ｂから排出される。
Description
【０００１】
【発明の技術分野】この発明は、脱臭装置、特に紫外線
を利用した脱臭装置に関する。
を利用した脱臭装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】紫外線による分子結合の解離と紫外線に
よって励起された活性酸素の作用で有機物を分解し脱臭
する装置は種々提案されている（例えば特開平６−９１
１３７号公報）。
よって励起された活性酸素の作用で有機物を分解し脱臭
する装置は種々提案されている（例えば特開平６−９１
１３７号公報）。
【０００３】
【発明の課題】しかしながらこれらの装置はいずれも脱
臭処理を行なう気体が常温であって、高温の排ガスには
効果がない。その理由は、雰囲気温度が上昇するに従っ
て紫外線ランプ（低圧水銀灯）の温度も上昇し、有機物
の分解に必要な波長の出力が低下し、終には点灯しなく
なるからである。
臭処理を行なう気体が常温であって、高温の排ガスには
効果がない。その理由は、雰囲気温度が上昇するに従っ
て紫外線ランプ（低圧水銀灯）の温度も上昇し、有機物
の分解に必要な波長の出力が低下し、終には点灯しなく
なるからである。
【０００４】そこで、この発明の課題は、高温排ガスを
効率よく脱臭することができる紫外線を利用した装置を
提供することである。
効率よく脱臭することができる紫外線を利用した装置を
提供することである。
【０００５】
【課題の解決手段】上記の課題を解決するために、この
発明の脱臭装置は、入口と出口を有する筒状の気密な排
ガス処理風胴と、この風胴の一方の側壁に気密に取り付
けられた送風フードと、前記風胴の他方の側壁に取り付
けられた密閉蓋と、前記風胴内に排ガスの流通方向を横
切る方向に配列された多数の紫外線照射アセンブリによ
って構成され、この紫外線照射アセンブリは、耐熱性の
ある紫外線を透過する材料より成る保護管とその内部に
間隔をあけて取り付けられた紫外線ランプより形成さ
れ、前記保護管の一端は前記送風フードと連通するよう
に風胴の一方の側壁に気密に取り付けられ、保護管の他
端は前記密閉蓋と連通するように風胴の他方の側壁に気
密に取り付けられ、前記密閉蓋は他方の側壁に設けられ
た開口を介して風胴と連通するようになっている。ま
た、前記風胴内に光触媒ネットを張設しておくのが好ま
しい。
発明の脱臭装置は、入口と出口を有する筒状の気密な排
ガス処理風胴と、この風胴の一方の側壁に気密に取り付
けられた送風フードと、前記風胴の他方の側壁に取り付
けられた密閉蓋と、前記風胴内に排ガスの流通方向を横
切る方向に配列された多数の紫外線照射アセンブリによ
って構成され、この紫外線照射アセンブリは、耐熱性の
ある紫外線を透過する材料より成る保護管とその内部に
間隔をあけて取り付けられた紫外線ランプより形成さ
れ、前記保護管の一端は前記送風フードと連通するよう
に風胴の一方の側壁に気密に取り付けられ、保護管の他
端は前記密閉蓋と連通するように風胴の他方の側壁に気
密に取り付けられ、前記密閉蓋は他方の側壁に設けられ
た開口を介して風胴と連通するようになっている。ま
た、前記風胴内に光触媒ネットを張設しておくのが好ま
しい。
【０００６】
【実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付図面に
基づいて説明する。図１乃至図３に示すように、脱臭装
置１０には、排ガスの供給装置２０によって高温の排ガ
ス、例えば塗料の焼付乾燥炉内の排ガスが供給される。
基づいて説明する。図１乃至図３に示すように、脱臭装
置１０には、排ガスの供給装置２０によって高温の排ガ
ス、例えば塗料の焼付乾燥炉内の排ガスが供給される。
【０００７】供給装置２０の排ガス吸入口２１は、焼付
乾燥炉にダクトで接続される。吸入口２１の近辺にはダ
ンパ２２が配置され、吸入量が調節される。さらに測定
口２３が設けられ、排ガスの成分、濃度等が測定できる
ようになっている。前記吸入口２１から排ガスを吸引す
るファン２４は、モータ２５によって駆動され、吸引し
た排ガスを脱臭装置１０に供給する。
乾燥炉にダクトで接続される。吸入口２１の近辺にはダ
ンパ２２が配置され、吸入量が調節される。さらに測定
口２３が設けられ、排ガスの成分、濃度等が測定できる
ようになっている。前記吸入口２１から排ガスを吸引す
るファン２４は、モータ２５によって駆動され、吸引し
た排ガスを脱臭装置１０に供給する。
【０００８】脱臭装置１０は、図５乃至図７に示すよう
に、角筒状の気密風胴１１と、冷却空気を送るフード１
２と、冷却空気を回収して風胴１１内に返戻する密閉蓋
１３と、風胴１１内に配列された紫外線照射アセンブリ
３０より成る。前記風胴１１には、入口１１ａから排ガ
スが送り込まれ、出口１１ｂから脱臭した排ガスを排出
する。前記紫外線照射アセンブリ３０は、石英ガラス等
の耐熱性があり紫外線を透過する保護管３１内に紫外線
ランプ３２を取り付けたものであって、保護管３１の内
面と紫外線ランプ３２との間に適当な間隔があくよう
に、スペーサ３３でランプ３２を支持する。電源コード
３５を介して点燈される紫外線ランプ３２は、オゾン生
成領域と化学結合を解離させる領域の約１８５ｎｍと約
２５４ｎｍの波長の紫外線を多く発生する低圧水銀灯を
用いるのが好ましい。そして前記保護管３１の両端は、
風胴１１の両側壁１１ｃ、１１ｃに設けられた取付孔３
４に気密に固着されて送風フード１２及び密閉蓋１３と
連通しており、一方の側壁１１ｃに気密に取り付けられ
た送風フード１２の送風口１２ａから送風することによ
り、保護管３１内に空気が吹き込まれ、紫外線ランプ３
２を空冷できるようになっている。さらに、保護管３１
内で発生したオゾンは、送風と共に密閉蓋１３内に送り
込まれ、密閉蓋１３内のオゾンは側壁１１ｃの開口１４
から風胴１１内に送り込まれ、風胴１１内で発生したオ
ゾンに加えて脱臭作用に利用される。
に、角筒状の気密風胴１１と、冷却空気を送るフード１
２と、冷却空気を回収して風胴１１内に返戻する密閉蓋
１３と、風胴１１内に配列された紫外線照射アセンブリ
３０より成る。前記風胴１１には、入口１１ａから排ガ
スが送り込まれ、出口１１ｂから脱臭した排ガスを排出
する。前記紫外線照射アセンブリ３０は、石英ガラス等
の耐熱性があり紫外線を透過する保護管３１内に紫外線
ランプ３２を取り付けたものであって、保護管３１の内
面と紫外線ランプ３２との間に適当な間隔があくよう
に、スペーサ３３でランプ３２を支持する。電源コード
３５を介して点燈される紫外線ランプ３２は、オゾン生
成領域と化学結合を解離させる領域の約１８５ｎｍと約
２５４ｎｍの波長の紫外線を多く発生する低圧水銀灯を
用いるのが好ましい。そして前記保護管３１の両端は、
風胴１１の両側壁１１ｃ、１１ｃに設けられた取付孔３
４に気密に固着されて送風フード１２及び密閉蓋１３と
連通しており、一方の側壁１１ｃに気密に取り付けられ
た送風フード１２の送風口１２ａから送風することによ
り、保護管３１内に空気が吹き込まれ、紫外線ランプ３
２を空冷できるようになっている。さらに、保護管３１
内で発生したオゾンは、送風と共に密閉蓋１３内に送り
込まれ、密閉蓋１３内のオゾンは側壁１１ｃの開口１４
から風胴１１内に送り込まれ、風胴１１内で発生したオ
ゾンに加えて脱臭作用に利用される。
【０００９】前記紫外線照射アセンブリ３０が配列され
た隣接する列の間に、二酸化チタンを塗布したネット４
０を風胴１１内に排ガスの流れを横切る方向に張設して
おくのが好ましい。光触媒反応によって処理ガスの分解
をさらに促進することができる。なお、風胴１１の入口
１１ａに、市販のオゾン発生器からオゾンを送り込むよ
うにすることができる。
た隣接する列の間に、二酸化チタンを塗布したネット４
０を風胴１１内に排ガスの流れを横切る方向に張設して
おくのが好ましい。光触媒反応によって処理ガスの分解
をさらに促進することができる。なお、風胴１１の入口
１１ａに、市販のオゾン発生器からオゾンを送り込むよ
うにすることができる。
【００１０】
【発明の効果】この発明によれば、以上のように、紫外
線ランプの外周を耐熱性のある保護管で被い、内部に送
風して空冷するようにしたので、高温の排ガスにさらさ
れても紫外線ランプの機能が低下することがなく、従っ
て脱臭処理が効率的に行われ、さらに保護管内で発生す
るオゾンを排ガスの処理風胴内に返戻して風胴内のオゾ
ンに加えるようにしたので、処理効率を向上させること
ができる。
線ランプの外周を耐熱性のある保護管で被い、内部に送
風して空冷するようにしたので、高温の排ガスにさらさ
れても紫外線ランプの機能が低下することがなく、従っ
て脱臭処理が効率的に行われ、さらに保護管内で発生す
るオゾンを排ガスの処理風胴内に返戻して風胴内のオゾ
ンに加えるようにしたので、処理効率を向上させること
ができる。
【００１１】また、紫外線ランプに加えて光触媒による
処理を行なうようにしたので、処理効率をより向上させ
ることができる。
処理を行なうようにしたので、処理効率をより向上させ
ることができる。
【図１】この発明の脱臭装置に排ガス供給装置を付加し
た側面図
た側面図
【図２】同上の正面図
【図３】同上の平面図
【図４】脱臭装置を示す縦断面図
【図５】脱臭装置の部分拡大斜視図
【図６】風胴の縦断面図
【図７】脱臭装置の平面図
１０ 脱臭装置 １１ 風胴 １１ａ 入口 １１ｂ 出口 １１ｃ 側壁 １２ 送風フード １２ａ 送風口 １３ 密閉蓋 １４ 開口 ２０ 排ガス供給装置 ２１ 吸入口 ２２ ダンパ ２３ 測定口 ２４ ファン ２５ モータ ３０ 紫外線照射アセンブリ ３１ 保護管 ３２ 紫外線ランプ ３３ スペーサ ３４ 取付孔 ３５ 電源コード ４０ 光触媒ネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ０５Ｃ 9/14 Ｂ０１Ｄ 53/36 Ｊ Ｆ２４Ｆ 7/06 Ｈ Ｇ Ｆターム(参考） 3L058 BE02 BG03 4D002 AB02 AB03 AC10 BA05 BA09 BA13 CA20 DA51 EA01 GA02 GA03 GB01 GB02 GB03 HA03 4D048 AA22 AB03 AC07 BA07X BA13X BA41X BB07 CC21 CC36 CC38 EA01 4F042 DB34 DB35 DB41
Claims (2)
- 【請求項１】 入口と出口を有する筒状の気密な排ガス
処理風胴と、この風胴の一方の側壁に気密に取り付けら
れた送風フードと、前記風胴の他方の側壁に取り付けら
れた密閉蓋と、前記風胴内に排ガスの流通方向を横切る
方向に配列された多数の紫外線照射アセンブリより成
り、この紫外線照射アセンブリは、耐熱性のある紫外線
を透過する材料より成る保護管とその内部に間隔をあけ
て取り付けられた紫外線ランプより形成され、前記保護
管の一端は前記送風フードと連通するように風胴の一方
の側壁に気密に取り付けられ、保護管の他端は前記密閉
蓋と連通するように風胴の他方の側壁に気密に取り付け
られ、前記密閉蓋は他方の側壁に設けられた開口を介し
て風胴と連通している脱臭装置。 - 【請求項２】 前記風胴内に光触媒ネットが張設された
請求項１に記載の脱臭装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02659299A JP3318280B2 (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | 脱臭装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02659299A JP3318280B2 (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | 脱臭装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000225315A true JP2000225315A (ja) | 2000-08-15 |
| JP3318280B2 JP3318280B2 (ja) | 2002-08-26 |
Family
ID=12197819
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02659299A Expired - Fee Related JP3318280B2 (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | 脱臭装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3318280B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002036244A1 (en) * | 2000-11-06 | 2002-05-10 | Seoul Filtec Engineering Co., Ltd. | Method and apparatus for eliminating stench and volatile organic compounds from polluted air |
| DE102015112096A1 (de) * | 2015-07-24 | 2017-01-26 | Heraeus Noblelight Gmbh | Bestrahlungsmodul zur Bestrahlung von Abluft, Abgassystem und deren Verwendung |
| CN108211712A (zh) * | 2018-01-23 | 2018-06-29 | 江苏华纳环保科技有限公司 | 一种uv光解氧化装置 |
| CN109237554A (zh) * | 2017-07-11 | 2019-01-18 | 河北艾业科技发展有限公司 | 一种杀菌除臭抽油烟机 |
| CN109999624A (zh) * | 2019-04-11 | 2019-07-12 | 南京大学环境规划设计研究院股份公司 | 吸附催化耦合处理酸性废气及有机废气的一体化设备 |
| CN113970146A (zh) * | 2021-11-12 | 2022-01-25 | 重庆工程职业技术学院 | 一种带有除臭净化结构的工业通风换气设备 |
-
1999
- 1999-02-03 JP JP02659299A patent/JP3318280B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002036244A1 (en) * | 2000-11-06 | 2002-05-10 | Seoul Filtec Engineering Co., Ltd. | Method and apparatus for eliminating stench and volatile organic compounds from polluted air |
| DE102015112096A1 (de) * | 2015-07-24 | 2017-01-26 | Heraeus Noblelight Gmbh | Bestrahlungsmodul zur Bestrahlung von Abluft, Abgassystem und deren Verwendung |
| DE102015112096B4 (de) | 2015-07-24 | 2019-06-19 | Heraeus Noblelight Gmbh | Bestrahlungsmodul zur Bestrahlung von Abluft, Abgassystem und deren Verwendung |
| CN109237554A (zh) * | 2017-07-11 | 2019-01-18 | 河北艾业科技发展有限公司 | 一种杀菌除臭抽油烟机 |
| CN108211712A (zh) * | 2018-01-23 | 2018-06-29 | 江苏华纳环保科技有限公司 | 一种uv光解氧化装置 |
| CN108211712B (zh) * | 2018-01-23 | 2024-04-05 | 江苏华纳环保科技有限公司 | 一种uv光解氧化装置 |
| CN109999624A (zh) * | 2019-04-11 | 2019-07-12 | 南京大学环境规划设计研究院股份公司 | 吸附催化耦合处理酸性废气及有机废气的一体化设备 |
| CN109999624B (zh) * | 2019-04-11 | 2023-12-08 | 南京大学环境规划设计研究院集团股份公司 | 吸附催化耦合处理酸性废气及有机废气的一体化设备 |
| CN113970146A (zh) * | 2021-11-12 | 2022-01-25 | 重庆工程职业技术学院 | 一种带有除臭净化结构的工业通风换气设备 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3318280B2 (ja) | 2002-08-26 |
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