JP2000225070A - 男性用衛生用品、およびそれ用の男性用衛生用品と専用ポケット付き男性用ズボン - Google Patents

男性用衛生用品、およびそれ用の男性用衛生用品と専用ポケット付き男性用ズボン

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JP2000225070A
JP2000225070A JP11067265A JP6726599A JP2000225070A JP 2000225070 A JP2000225070 A JP 2000225070A JP 11067265 A JP11067265 A JP 11067265A JP 6726599 A JP6726599 A JP 6726599A JP 2000225070 A JP2000225070 A JP 2000225070A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、これまで全く提案されたことの
ない男性用衛生用品に関するものであり、小用後に亀頭
部分、特に外尿道口およびその周辺部分の僅かな範囲に
付着、残留する排尿滴を簡単に払拭、始末し、男性陰部
を常に清潔に保ち続けることができるようにする新規な
構造の男性用衛生用品、およびそれ用の男性用衛生用品
と専用ポケット付き男性用ズボンを提供する。 【解決手段】 複数の指先で挟持可能な形状の摘み部
と、該摘み部から離れた位置であって、小用後の亀頭部
分に残る排尿滴または液の払拭、始末を可能にする吸水
部とが連接、一体化されてなる男性用衛生用品である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】この発明は、これまで全く提案されたこ
とのない男性用衛生用品に関するものであり、小用後に
亀頭部分、特に外尿道口およびその周辺部分の僅かな範
囲に付着、残留する排尿滴を簡単に払拭、始末し、亀頭
部分はもとよりのこと、下着への排尿滴の付着をなくす
ようにするため、男子用トイレに常備したり、個々人が
手軽に携行、使用して、男性陰部を常に清潔に保ち続け
ることができるようにするもので、特に小水切れが悪く
なって衛生上で悩みを抱く高齢男性に有用となる新規な
構造の男性用衛生用品、およびそれ用の男性用衛生用品
と専用ポケット付き男性用ズボンを提供しようとするも
のである。
【0002】
【従来の技術】生物である限り、あらゆるものが、年齢
と共にその肉体的、生理的機能に衰えを見せていく現象
を避けることはできず、科学技術が飛躍的な進歩、発展
を遂げてきているとはいえ、現代の人間の場合も決して
例外という訳にはいかず、自覚症状の有り無しはともか
くも、生物学的には20歳を過ぎればその衰えが始まる
といわれている。こうした人間の衰え現象の中で、肉体
的な部分の衰えについては、例えばそれが足腰の弱りで
あれば、自らの自覚で、その運動量を加減する等の対応
をして日常的な生活に対応することも可能となるが、そ
れが生理的な部分の衰え、例えば尿意のコントロールに
衰えを生じ始めてしまうと、医学的な治療にも限界があ
り、酷くなれば赤ん坊のように「紙おむつ」の御世話に
なるか、失禁用の特別な下着を着用する等といった手段
で対応せざるを得ず、日常的な生活に大いに支障を来す
ことになってしまう。
【0003】生理的な衰えが、このようにかなりの段階
にまで進んでしまったときには、その当事者は勿論のこ
と、周囲の人々が予めその対策を積極的に取り入れ、日
常生活が少しでも平穏に過ごせるような環境作りをする
ことになるが、例えば、男性で、幾分生理的な衰えが出
始め、小用時に排尿滴の切れが悪くなってしまうような
現象に気付き始めた人にとっては、医者に相談して肉体
的な部分に原因があっての症状ならば治療を受けてその
回復を待てばいいが、それが単に老化に起因してのもの
の場合には特に有効な治療策もなく、普段の用足し段階
でそれに対応するしか有効な方法はなく、女性の場合と
違ってこれまでのところ生理用品というもの自体が用意
されたことのない男性にとっては、その有効な対応策を
見出だすことが極めて難しい状況となっている。
【0004】一方、この小用後の始末の問題は、上記し
たような老化現象に伴う問題だけに止まる訳でもなく、
それは男性性器の構造に由来していることでもあって、
男性である以上、全く年齢に拘らず、小用後、亀頭部分
に付着したままになってしまう僅かな排尿液は、女性の
ように小用後にトイレットペーパーで始末されることも
なく、そのまま下着の中に取り込まれ、下着の一部に接
触している間に始末されるているのが実情であり、当然
の如く、一日4、5回の小用の度毎に、僅かずつとはい
え、その排尿液が下着に付着して下着を汚す結果とな
り、下着の中の性器および股間部分は、老化現象で排尿
切れの悪くなってしまった人に限らず、一般の男性全員
が、極端には有史以来ずっとそのような不衛生な環境の
下に置かれ続けてきたということになる。
【0005】以上のような状況から、この発明では、老
化現象で日常的に衛生面が気掛かりな人々は勿論のこ
と、一般男性にとってみても決して放置されるべきでは
ない筈の小用後の排尿液の亀頭部分からの始末の問題に
着目し、男性であっても小用後には手軽に始末を可能と
する有効な手段、方法を模索し続け、長年に渡る試行錯
誤と試作実験とを積み重ねてきた結果、遂にここにき
て、その目的を達成可能とする新規な構造からなる男性
用衛生用品、およびそれ用のポケット付きズボンについ
にの開発、完成に成功したものであり、以下では、図面
に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳
述していくことにする。
【0006】
【発明の構成】図面に示すこの発明を代表する幾つかの
実施例からも明確に理解されるように、この発明の男性
用衛生用品は、基本的に次のとおりの構成から成り立っ
ている。即ち、複数の指先で挟持可能な形状の摘み部
と、該摘み部から離れた位置であって、小用後の亀頭部
分に残る排尿滴または液の払拭、始末を可能にする吸水
部とが連接、一体化されてなるようにした構成を要旨と
する男性用衛生用品である。
【0007】この基本的な構成からなる男性用衛生用品
は、より具体的な構成のものとして示せば、水解性シー
トあるいは水溶性シートを折り畳むか束状あるいは積層
状として小片化した上、その先端側所定範囲に切目加
工、毛羽立ち加工あるいは皺加工等の多空隙化および柔
軟化加工を施し、小用後の亀頭部分に残る排尿滴または
液小水の払拭、始末を可能にする吸水部に形成する一
方、該吸水部以外の部分を、複数の指先で挟持可能とす
る摘み部としてなる構成を要旨とする男性用衛生用品と
いうことができる。
【0008】また、同様に、水解性シートあるいは水溶
性シートを折り畳むか束状あるいは積層状として小片化
した上、その先端側所定範囲に吸水材を含浸するか、内
包状とするかして、その部分を小用後の亀頭部分に残る
排尿滴または液の払拭、始末を可能にする吸水部に形成
する一方、該吸水部以外の部分を、複数の指先で挟持可
能とする摘み部としてなる構成を要旨とする男性用衛生
用品、および、水解性繊維あるいは水溶性繊維を束状と
した上、その基端側所定範囲を水溶性シートで包むか、
水溶性素材を塗布または含浸するかして結束状とするこ
とにより、その部分を複数の指先で挟持可能とする摘み
部とする一方、該摘み部以外の部分を、小用後の男性陰
頭部分に残る排尿滴または液の払拭、始末を可能にする
吸水部に形成してなる構成を要旨とする男性用衛生用品
等も包含される。
【0009】さらにまた、水解性素材あるいは水溶性素
材からなる筒状体の中空部に吸水材を装填状にすると共
に、該筒状体の長さ方向中央部分に、周方向の切目部を
入れたものとした上、使用段階で当該切目部と反対側に
折り曲げて切目部から中空部内の吸水材が露出状となる
ようにすることにより、その露出状の吸水材部分を、小
用後の男性陰頭部分に残る排尿滴または液の払拭、始末
を可能にする吸水部となし、折り曲げられた筒状体両端
側を、複数の指先で挟持可能とする摘み部とするように
した構成を要旨とする男性用衛生用品も含まれる。
【0010】この発明の男性用衛生用品は、男性性器の
亀頭部分、特に外尿道口およびその周辺部分の僅かな範
囲に付着、残留する排尿滴または液を吸着または吸収で
きれば足りものであること、および当人の手を汚すこと
なくその部分の始末ができるようにすることという最低
二つの条件を満足しておればよく、したがって、亀頭部
分への刺激の少ない素材、構造のもので、複数の指先で
挟持可能な形状の摘み部と、該摘み部から離れた位置で
あって、小用後の亀頭部分に残る小水の払拭、始末を可
能にする吸水部とが連接、一体化されてなる、全体で精
々1〜2センチメートル程度の長さのもので足り、その
中の先端側半分程度を吸水部、残る部分を摘み部となる
ようにしたもので、双方を同一素材で形成したものとし
てもよく、または双方の素材を別々のものによって形成
した上、接着、差込み、折畳み、重合わせ、突付けで心
材入り、添え接ぎ等といった小片を接続、一体化する上
で知られる適宜手段によって一体化するようにしたもの
でも勿論差支えはない。
【0011】また、この発明の男性用衛生用品は、望ま
しくは携行、使用のできるものであって、それに相応し
くできるだけ小片化および/または偏平化した形状、構
造のものとすべきであるが、男子用小便器の辺りに常備
しておくようにするものを除外するものではなく、周知
されているティッシュペーパーボックスのように、1個
ずつ取出し可能とする適宜構造の組み込まれた特製容器
の中に収容するようにした形状、構造のものや、1日の
使用量に見合う個数分だけをまとめて用意できる程度
の、ポケットティッシュに採用されているような容器に
まとめて収容する上で適した形状、構造に形成したもの
等も当然包まれており、したがって、必ずしも携行、使
用できるもののように、できるだけ小片化および/また
は偏平化した形状、構造のものに限定されている訳では
なく、また、採用する素材に適した適宜形状、構造のも
のに形成されることもいうまでもないことである。
【0012】さらにまた、この発明の男性用衛生用品
は、携行、使用する場合に適するよう、小便器内に捨て
てしまうことができるもので、水洗用の水によって簡単
に溶融、即ちゲル状化または液化してしまう(水溶性)
か、あるいは溶解、即ち細かく分解、分散(水解性)し
てしまい、水と共に円滑に排水され、便器目皿や配水管
に詰まってしまったり、付着して流れなくなってしまわ
ないような素材、例えばトイレットペーパーのような紙
製のものの外、コラーゲン、ゼラチン等といった蛋白質
からなるシートあるいはファイバー、粉末体等に代表さ
れるように既に周知あるいは公知となっているものや、
今後開発される可能性のある特殊な構造のプラスチック
シートあるいはファイバー、粉末体等、適宜水溶性素
材、さらに高分子吸収体のように吸水、膨潤化してゲル
状化し、水で流れ易くなるような性状を有する適宜素材
等を採用するのが望ましいが、上記したとおり、小便器
周りに常備して使用するものの場合には、必ずしも小便
器内の水洗によって処理してしまうものに限定される訳
ではなく、女性の生理用品の処理に採用されているよう
に、専用の汚物入れ容器を備え、それに回収、処理する
ようにしたものとしても差し支えはないことから、必ず
しも水に溶融あるいは溶解してしまうものに限定され
ず、専ら感触や吸水性が優先された素材によるものとす
ることも可能である。
【0013】吸水部は、小用後の亀頭部分に残る排尿滴
または液の払拭、始末をする機能を果たす部分であり、
少なくとも吸水性を有する素材であって、亀頭部分への
感触の悪くない物で形成されるべきであり、前記した素
材の中から単独あるいは適宜組合せによるもので、単に
面状としたものから、面状のものに適宜間隔で切目を入
れたもの、房状のもの、筆先状のもの、たんぽ槍状のも
の等々、亀頭部分の外尿道口およびその周りの僅かな範
囲に接触して残留する排尿滴または液を吸着、吸収し易
い形状、構造のものに形成されるべきであり、必要があ
れば、始末中あるいは始末後の亀頭部あるいはその周辺
への使用感を良くしたり、清潔感を持続できるようにす
るために有効な適宜薬品、香料を含浸または塗布したも
のとすることも勿論可能である。
【0014】摘み部は、最低限、人差し指と親指とで、
あるいは望ましくはそれらに中指を添えた3本の指先で
摘むことができ、先端側の先の吸水部が亀頭部分所望箇
所に誘導、操作する機能を果たす部分であり、既述のよ
うに吸水部と同一素材で連続状のものに形成される外、
吸水部とは別体で、専ら摘み機能を優先し、厚紙や経木
薄板、細棒、プラスチック片等でスプーンの柄のような
構造、機能のものに形成し、先の吸水部に対して適宜手
段で連結、一体化するようにしたものとしてもよく、こ
の構造のものの場合には汚物入れ等に回収、処分するも
のとなる。以下、図面に示す実施例について詳述するこ
とにより、この発明に包含される男性用衛生用品の構成
が、より一層具体的且つ明確に把握できるようにするこ
ととする。
【0015】
【実施例1】先ず、図1の男性用衛生用品Mの全体斜視
図、図2の製造工程の一部を示す斜視図の事例は、この
発明の基本的な構成を具現化してなるものの最も代表的
なものの一つであって、吸水部1および摘み部2が、水
解性あるいは水溶性紙Pを折り畳んで形成されるように
したものである。図からも解るように、幅約20mm程
度、長さ約60mm程度の水解性あるいは水溶性紙、例
えばトイレットペーパーPを1枚あるいは2枚重ねとし
たまま、長さ方向に二つ折にした後、折り目側から約1
0mm程度の範囲ずつを2回に渡って折り重ねてから、
当該折り重ね部分を含む状態で、幅方向の略1/3に相
当する左右両端部分に水溶性接着剤をと付した上、図2
(イ)から同(ロ)のように、一方の折り畳み部分に他
方の折り畳み部分が重なって幅が約7〜8mm程度とな
り、上端側に6あるいは12枚に積層状となっている部
分が露となるようにした後、先に2回に渡って折り重ね
た部分を、同(ハ)図中に矢印で示すように加圧して偏
平化し、同所が比較的硬い構造の摘み部2となるように
する一方、積層状態が露となっている端部側に3〜4筋
の切目11,11,……を入れることにより、図1に示
すとおりの、先端側が小幅のトイレットペーパーが多数
枚重なり状となって横に複数列隣接した構造で、亀頭部
分に触れて素早く排尿液を吸収し易い吸水部1となり、
その下に摘み易い構造の比較的硬くて薄い摘み部2が形
成されたこの発明の男性用衛生用品Mとなるようにした
ものである。
【0016】なお、この実施例では、図2の(イ)から
(ロ)の段階で、幅方向の略1/3に相当する左右両端
部分を折り重ねた構造としているが、幅方向の略1/4
に相当する左右両端部分を夫々内側に1回折り畳んでか
ら、水溶性接着剤を介してそれら折り畳み部分を重ねて
しまうようにしたり、あるいは、二つ折にした後の折り
目側からの折り畳みも、2回ではなく1回と少なくした
り、逆に3回以上と増やしたものにする等といった改
変、改良は、最適な吸水部1および摘み部2を形成する
上で必要があれば、適宜採用可能となることはいうまで
もないことである。
【0017】
【実施例2】次の図3の全体斜視図、図4(イ)〜
(ハ)の製造工程の一部を示す斜視図のものも、この発
明の基本的な構成を具現化してなるものの最も代表的な
男性用衛生用品Mの他の一つである。即ち、幅約30m
m程度、長さ150〜200mm程度の水解性あるいは
水溶性紙Pを、その端から巻き取り、第2図(イ)のよ
うな太さ5mm程度の筒状のものに形成した後、その中
央部分で折り曲げてV字状した上、さらに押圧、変形し
て偏平化し、全長が約15mm程度、折り曲げ部分の厚
さが3mm程度、先端側はやや開き気味で5mm前後の
同図(ロ)に示すとおりのものとした後、その折り畳み
構造が元に戻らないよう、折り曲げ部分側を、やはり水
解性あるいは水溶性紙製の帯封3止めとした同図(ハ)
のような構造のものとする。
【0018】そして、最後に先端側から折り曲げ部分に
向け、長さ3〜5mm程度で、帯封21止めした部分に
まで達することのない切目11を4,5本程度入れ、そ
の部分が箒状あるいは房状構造の吸水部1となるように
する一方、切目11,11,……を入れていない帯封2
1止めした部分から折り曲げ部分側を摘み部2とするこ
とにより、先端側が亀頭部分に触れて素早く排尿液を吸
収し易い構造に形成されると共に、根元の折り曲げ部分
側が複数本の指で摘み易く、操作もし易い構造となり、
使用後にはそのまま男性用小便器に投げ捨て、洗浄水と
共に流してしまうことのできる、この発明の男性用衛生
用品Mが完成する。
【0019】なお、図示したものでは、帯封21止めの
構造が、吸水部1や摘み部2と同様の水溶性紙によって
筒状としたものを折り畳み部分側から被冠するようにし
て形成したものとしているが、その他、適宜水溶性素材
からなる細紐で折り曲げ部分から7〜10mm前後のと
ころ縛ってしまうようにしたり、あるいは折り畳んだ合
わせ目部分を水溶性接着剤で接着、一体化してなる構造
のもの、細紐で縛る代わりに、同所辺りの表裏両面から
凹凸刻設止めするようにした構造のもの等、折り畳み構
造が解放されてしまわない適宜手段を採用したものとす
ることもできる。
【0020】また、図2(イ)の筒状構造にする段階
は、幅約30mm程度の水解性あるいは水溶性紙Pでは
なく、幅広のものによって長い筒状構造のものとした
上、後から約30mm程度の長さのものとなるように切
断加工することにより、1本の筒状構造としたものから
複数個の約30mm程度の長さの筒状構造のものが一遍
に切り揃えられるようにし、それらの個々を使って上記
したとおりの構造の男性用衛生用品Mが効率的に製造で
きるようにしたものとする等、その製造手段に何等の制
約を受けるものではない。
【0021】
【実施例3】図5の全体斜視図、および図6の製造工程
の一部を示す要部斜視図に示してある男性用衛生用品M
は、この発明に包含される他の構造からなるものの一実
施例であって、2〜30枚程度の水解性あるいは水溶性
シートPを積層状とした上、積層シート全体を上下に軽
く接着状として剥離しない状態としてなる幅約30mm
程度の接着構造部分22を、約20〜30mm程度の間
隔を空けて複数本形成し、図6の要部斜視図に示すよう
な構造のものとしてから、同図中に一点鎖線表示してあ
る部分で縦横に裁断してしまうことにより、一端側約1
5mm程度の範囲の接着構造部分を摘み部2、他端側約
10〜15mm程度の範囲に渡る未接着積層構造部分1
2を吸水部1としてなる小片化した男性用衛生用品Mと
するようにしたものである。
【0022】なお、吸水部1となる未接着積層構造の水
解性あるいは水溶性シートPは、前記実施例1の場合と
同様に切目を入れたり、適宜軟化処理を施す等、亀頭部
分への感触を良くする加工を施したものとすることもで
きる。また、図6における一点鎖線部分で全てを裁断し
て小片化しまわず、図7の斜視図に示すように、横方向
に複数個が繋がった状態となるよう、接着構造部分22
の一部が未裁断のままとなるような切目3,3,……を
入れたものとなし、使用段階に端から一つずつ切り離し
ていくことができるようにしたものとしてあって、包
装、携帯に利するような構造のものとしておくことも可
能である。
【0023】
【実施例4】次の図8の全体斜視図に示す実施例は、水
解性あるいは水溶性シートに代わって水解性あるいは水
溶性繊維Sを使ったものの代表的な事例である。数十本
の水解性あるいは水溶性繊維S,S,……を一束とした
上、その二束以上を撚り合わせて長い紐状に形成し、そ
れを略15〜20mm程度の長さに切断してから、それ
ら切断したもの夫々の何れか一方の端部側約5〜10m
m程度の範囲部分をほぐして房状に広げ、同所を吸水部
1にすると共に、それより下の撚り合わせたままの部分
を摘み部2としてなるものであり、必要があれば該摘み
部2の撚り戻しを防止するため、水溶性接着剤を含浸処
理して男性用衛生用品Mとしてなるものである。
【0024】なお、摘み部2とする部分は、図示した実
施例のように、束状とした水解性繊維あるいは水溶性繊
維S,S,……の基端側所定範囲を撚り合わせて細棒状
のものとする外、基端側所定範囲部分を撚り合わせるこ
となく水溶性シートで包んでしまったり、水溶性接着材
を塗布または含浸して細棒状に固めてしまうこと等の手
段によっても実現可能である。
【0025】
【実施例5】この実施例は、図9の全体斜視図、および
図10の縦断面図からも容易に理解されるとおり、全体
外観形状がたんぽ槍の先端形状に似たような形状とした
実施例によるものであり、前記した実施例2のように、
略30mm前後の長さとした水解性シートあるいは水溶
性シートからなる筒状構造のものを、長さ方向に二つ折
にする際に、その内側に水溶性の吸水材4を包み込むよ
うにして折り畳んだ上、折り目と反対側の部分を強く圧
搾23して細棒状の摘み部2とする一方、吸水材4を包
み込んだたんぽ槍のような部分13を、小用後の亀頭部
分に残る排尿滴または液の払拭、始末を可能にする吸水
部2に形成することにより、男性用衛生用品Mとしてな
る事例である。
【0026】この実施例においても、摘み部2は、上記
実施例4のように、撚り合わせて細棒状とするようにし
たり、圧搾した後、水溶性シートで包んでしまったり、
水溶性接着材を塗布または含浸したまま圧搾して細棒状
に固めてしまうようにする等適宜手段によって摘み部2
に相応しい構造のものに形成することができることはい
うまでもない。また、既に説示してあるとおり、水洗式
小便器の中に使い捨てにせず、女性用生理用品の汚物入
れ容器のような専用ボックスが小便器の側や小便器自体
に用意されていて、使用後にはそこに投入してまとめて
回収、処理してしまうような使い方をする男性用衛生用
品Mとなる場合であれば、吸水部1はともかく、この摘
み部2は、この実施例に限らず、別体の部材、素材、例
えば実際の細棒、厚紙、プラスチック棒等で代替するこ
とができ、吸水部1に対しては、差し込み、接着等適宜
公知の一体化構造によって連結するようにしたものとす
ることも勿論可能である。
【0027】
【実施例6】図11の(イ)、(ロ)各斜視図には、上
記までの実施例とは全く異なる構造で、使用段階に始め
て吸水部1が露になるようにした特徴ある構造の代表的
な男性用衛生用品Mの一実施例が取り上げられている。
即ち、ゼラチンのような水溶性素材、あるいはやや厚手
のトイレットペーパーのような水解性素材によって長さ
10〜15mm前後の筒状体24を用意し、その中空部
に吸水材14を装填状にすると共に、該筒状体24の長
さ方向中央部分に、周方向の切目部24aを入れただけ
の構造からなる、図11(イ)に示すような男性用衛生
用品Mとするものである。
【0028】この実施例の男性用衛生用品Mは、その使
用段階で当該切目部24aと反対側に折り曲げ、図11
(ロ)に示すような状態とすることにより、当該切目部
24aから中空部内の吸水材14が自然に露出状となる
ようにして、その露出状とした吸水材24部分を、小用
後の男性陰頭部分に残る排尿滴または液小水の払拭、始
末を可能にする吸水部1となし、折り曲げられた筒状体
両端側24,24を、複数の指先で挟持可能とする摘み
部2となるようにしたものである。なお、この実施例で
は、使用段階に折り曲げるようにしているが、必要があ
れば、予め図11(ロ)に示すように折り曲げたものを
男性用衛生用品Mとすることもできる。
【0029】以上、この発明の男性用衛生用品Mを代表
する構造を、実施例1〜6によって示してあるが、それ
らはあくまで代表事例の一部に過ぎず、したがって、こ
の発明には、それら実施例に取り上げられていないもの
でも、複数の指先で挟持可能な形状の摘み部と、該摘み
部から離れた位置であって、小用後の亀頭部分に残る排
尿滴または液の払拭、始末を可能にする吸水部とが連
接、一体化されてなる構造のものであれば、全てが包含
されてしまうことはいうまでもない。
【0030】また、この発明の男性用衛生用品Mには、
特に各実施例において触れていないが、少なくとも吸水
部が、予め殺菌、消毒の施されたものとしたり、予め揮
発性芳香剤の含浸、塗布されたものに形成することがで
きる外、適宜彩色模様付きのものとしたり、携帯用のテ
ィッシュペーパー等に採用されているように、蓋付ある
いは切目入り包装体に収容してなるものとし、携帯に便
利なものとなるようにする等々、商品価値をより高める
上で有効な各種手段が取り入れられたものとするとなお
好都合のものとなる。
【0031】
【関連する発明1】上記までのこの発明の基本をなす男
性用衛生用品に関連し、この発明には、以下のとおりの
構成を要旨とする男性用衛生用具が包含される。即ち、
複数の小ポケットが整然と並べられた携帯用台紙のそれ
ら個々の小ポケットに、夫々、この発明の未使用の男性
用衛生用品の吸水部側から挿入、収容してなるものとし
た男性用衛生用具がそれである。
【0032】また、さらに望ましい構成のものとして、
複数の小ポケットが整然と並べられると共に、それらと
は区分けして回収用ポケットの形成された携帯用台紙
の、それら個々の小ポケットには、夫々、未使用の男性
用衛生用品の吸水部側から挿入、収容してなるものとし
た構成を要旨とする男性用衛生用具を包含する。
【0033】携帯用台紙は、比較的厚手の強靭紙やプラ
スチックシート、布、皮、あるいはそれらを適宜積層、
組み合わせてなるもの等、特に素材に制限されるもので
はなく、ポケットやバッグに、この発明の男性用衛生用
品を複数個まとめて収容する際の保護カバー的な機能を
果たすものであり、一枚状のものから後述する実施例の
ようなブックカバー状のもの、あるいは小型のバック様
のものまでをも含んでおり、使用性を考慮して、男性用
衛生用品一つずつが独立した小ポケットに充当されるよ
うな構造のものとすべきであり、それら男性用衛生用品
は、夫々吸水部側から挿入、収容され、摘み部が小ポケ
ットから露出状となるようにしたものとする。
【0034】
【実施例7】図12の斜視図には、この男性用衛生用具
を具体化してなる代表的な事例が示されている。図から
も明確に理解されるとおり、ブックカバータイプの携帯
用台紙5であって、中芯に厚紙を用い、表面をプラスチ
ックシートで覆った構造のものとなし、二つ折となる一
方の側の台紙部51には、幅が10mm程度のプラスチ
ックシートの要所要所を熔着して上方側だけに開口する
三つの小ポケット53,53,……が形成されるように
し、それを上下二段に配することにより、計6個の小ポ
ケット53,53,……を確保し、少なくとも、通常の
男性の1日当り平均小用回数に相当する6個の男性用衛
生用品M,M,……を常時携帯可能となるようにしてあ
り、それら小ポケット53,53,……個々に各1個当
ての男性用衛生用品Mが、その吸水部1側から収めら
れ、各小ポケット53から該男性用衛生用品Mの摘み部
2が突出状に露出し、携帯者の指で簡単に取り出せる構
造としてある。
【0035】一方、二つ折構造の携帯用台紙5の残る他
方の台紙部52には、大型耐水袋部61の形成された回
収用ポケット6が、上下の仮着ホック62,62、63
によって着脱自在となるようにして取り付けられ、使用
済みの男性用衛生用品Mを当該大型耐水袋部61内に回
収できるようにしてあり、適宜取り外して大型耐水袋部
61毎、使用済み男性用衛生用品M,M,……を廃棄処
理できるようにしてある。図中、54は、二つ折構造の
携帯用台紙5を閉じたままとするための留め金部を示
し、64は、大型耐水袋部61の上端縁に形成した保護
縁部であり、使用済み男性用衛生用品Mを大型耐水袋部
61内に入れる際の汚れを防止すると共に、入れた後の
男性用衛生用品Mの抜け出しを抑止する機能を果たすこ
とになる。
【0036】
【関連する発明2】この発明の男性用衛生用品に関連
し、さらに、この発明には、次のとおりの構成を要旨と
する専用ポケット付き男性用ズボンも包含されている。
それは、ズボンの前立ての内側で、ボタンまたはジッパ
ー取着部に近接した位置の左右何れか一方または双方
に、複数個の男性用衛生用品を収容可能とする大きさで
薄地製とした携帯用内ポケットを縫合または着脱自在に
取着してなるものとした、前記男性用衛生用品または男
性用衛生用具を携行、使用するための専用ポケット付き
男性用ズボンである。
【0037】ズボンは、スーツに組み合わされるズボン
の外、替え着用ズボン、半ズボントレーナーのズボン等
であって前立ての用意されているもの全てが対象であ
り、それらの前立ての内側で、ボタンまたはジッパー取
着部に近接した位置辺りの左右何れか一方、望ましくは
一般のズボンの場合、前立ては左前となっていることか
ら左側内側に一箇所とするか、あるいは左右双方の内側
二箇所に薄地製の携帯用内ポケットが形成されるように
する。
【0038】この携帯用内ポケットは、ズボンの内側に
おいてその上端縁側から、男性用衛生用品または男性用
衛生用品を出し入れ可能とする出入れ口となるように形
成される外、望ましくは、ズボンを履いたままの状態で
前たてを開けとき、指先がスムーズに入り易くなるよ
う、その出入れ口を、ボタンまたはジッパー取着部側に
開口してなるものと形成すべきである。なお、ズボン内
側への縫合は、従前からの内ポケットの場合と同様にし
て実施されれば足りることである。
【0039】
【実施例8】上記のとおりの構成を要旨とするこの発明
の男性用衛生用品または男性用衛生用具を携行、使用す
るための専用ポケット付き男性用ズボンの代表的な具体
例が、図13の全体斜視図、および図14の要部斜視図
に示されている。この実施例は、紳士用ズボンとして最
も一般的なものに採用した実施例であり、その正面から
見た図13の斜視図からも解るとおり、左前の前立て7
2の内側、ジッパー取着部73に近接した箇所に、携帯
用内ポケット71を一箇所配してなるものである
【0040】この携帯用内ポケット71は、図14の前
立て72を広げた図に示されているように、薄手の布地
を袋状にした上、その上端縁とジッパー取着部73に対
峙する側縁の下から約2/5程度の部分とでズボン7本
体に縫合され、ジッパー取着部73に対峙する側縁で縫
合していない側縁約3/5程度の範囲部分を出入れ口7
1aとなし、この発明の男性用衛生用品Mまたは男性用
衛生用具5が、ジッパーを開けて小用を済ませた後、ス
ムーズに携帯用内ポケット71から取り出し得るような
構造となるように形成してある。なお、図中、74は従
前からの前ポケット、75はウエストバンド、76はベ
ルト通し、77はバンド打合せを夫々示している
【0041】
【作 用】以上のような構成からなるこの発明の男性用
衛生用品Mは、男性が小用を棲ませた後、亀頭部分の外
尿道口辺りに付着して残ったり、老齢化して滴切れが悪
く、そのままとなりがちな排尿液をきれいに処理してお
きたいと願う人が、実施例1ないし5に示したものでは
そのまま直にか一個だけ切り離した上で、また実施例6
のような構造のものでは、一旦切目部24aで二つ折に
して吸水材14を露出状としてから、複数本の指で摘み
部2を掴み、先端側の吸水部1を静かに亀頭部所要箇所
に接触状となるように操作することにより、排尿液が簡
単且つ瞬く間に吸収され、亀頭部分をきれいな状態にし
てしまうことができ、使用者は、その所作を終えたとこ
ろで、それが水解性または水溶性素材で形成されている
ものであれば、そのまま小便器の目皿部分に投げ捨てか
ら水洗ボタンの操作で水をやや多めに流し、小便器の水
洗段階に、当該使用済みの男性用衛生用品Mを水と共に
跡形もなく流してしまうようにするか、あるいは、大小
兼用の洋式便器においての使用であれば、従前までの使
用と何等変わることなく、水洗前に便器の中に投げ捨て
て通常どおり水を流せば良く、また、水解性または水溶
性素材でなく、溶けにくい物で作られているとすれば、
便器の側や小便器自体に回収用ボックスを備えておい
て、その中に投げ入れ、適当な段階に便所を管理する側
が適宜回収、処理するものとする。
【0042】この男性用衛生用品Mは、その使用を希望
する人が、自宅においてであれば常に便器周りに複数個
常備するようにし、使用に際してその都度取り出しては
上記のように使用すれば良く、また、外出時等には、自
らがこの発明の男性用衛生用具5として携帯するか、販
売段階に適宜個数ずつ包装袋にまとめられているものを
携帯するかする一方、この発明の専用ポケット付き男性
用ズボンを着用しているときには、それら男性用衛生用
具5や包装袋入りのものを忍ばせておくか、適宜個数バ
ラのままの男性用衛生用品Mを携帯用内ポケット71の
中に入れておき、小用後に一つずつ取り出して使用する
ものである。
【0043】
【効 果】以上のとおりの構成からなるこの発明の男性
用衛生用品は、これまで全く提案されたことのない極め
て新規な構成からなる男性用品であって、老齢化してき
て小水切れが悪くなってきた人や、あるいはその他の男
性であっても、小用後に亀頭部分、特に外尿道口および
その周辺部分の僅かな範囲に付着、残留する排尿滴を簡
単に払拭、始末し、亀頭部分はもとよりのこと、下着へ
の排尿滴の付着をなくして男性陰部周りを常に衛生的に
維持することができるようにすると共に、使用済みのも
のも簡単に始末することができるようにしたものであ
り、しかも、それ用の男性用衛生用具は、それら男性用
衛生用品の必要数をまとめて携行、使用することができ
るようにするものであって外出先においても簡単に使用
することを可能にし、何処ででも使えて衛生管理を容易
にすると共に、この発明の専用ポケット付き男性用ズボ
ンを着用すれば、使用時の男性用衛生用品の取り出しも
小用の動作と何等変わることのない自然な動きで使用す
ることができ、使用に際しての周囲への気遣いも殆どし
なくて済むことから、使用、普及に極めて都合の良いも
のになるという秀れた特徴を有している。
【0044】特に、各実施例に示したこの発明を代表す
る構造からなるものでは、夫々上記した特徴を遍く発揮
可能とする上、製造も容易なものとなって大量生産にも
都合が良く、それだけ安価なものとして提供することが
できることから、多くの人々が気楽に使用することがで
きるものとなって各人の衛生管理に大いに役立つものに
なると共に、素材を水解性あるいは水溶性のものとして
形成すれば、男子用トイレに何の支障を来すことなく使
用できることになり、使用者は勿論のこと、トイレを管
理する人にとっても極めて好都合のものになるという利
点を有したものとなる。
【0045】叙上の如く、この発明の男性用衛生用品、
およびそれ用の男性用衛生用品と専用ポケット付き男性
用ズボンは、これまで殆ど顧みられることのなかった男
性陰部の衛生管理に大いに役立ち、最近のように衛生面
に極めてうるさい弱年層あるいは壮年層の男性を始め、
さらには小水切れが悪くなって衛生上で悩みを抱く高齢
男性には特に高く評価され、今後は、日常生活の必需品
として認知され、広く普及、使用されていくものになる
と予想される。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明の男性用衛生用品、およびそれ用の男
性用衛生用品と専用ポケット付き男性用ズボンの技術的
思想を具現化した幾つかの代表的な実施例を示すもので
ある。
【図 1】この発明を代表的する男性用衛生用品の全体
斜視図である。
【図 2】同上男性用衛生用品の製造過程の一部を示す
斜視図である。
【図 3】他の代表的な一実施例の全体斜視図である。
【図 4】同上男性用衛生用品の製造過程の一部を示す
斜視図である。
【図 5】他の代表的な一実施例を示す全体斜視図であ
る。
【図 6】同上男性用衛生用品の製造過程の一部を示す
斜視図である。
【図 7】同上実施例の変形例を示す全体斜視図であ
る。
【図 8】さらに他の代表的な一実施例の全体斜視図で
ある。
【図 9】さらに他の代表的な一実施例を示す全体斜視
図である。
【図 10】同上男性用衛生用品の縦断面図である。
【図 11】さらにまた他の代表的な一実施例の全体と
使用段階の状態とを示す全体斜視図である。
【図 12】この発明の男性用衛生用品に関連するもの
としてこの発明に包含される男性用衛生用具の代表的な
構成によるものの全体斜視図である。
【図 13】さらに、この発明の男性用衛生用品に関連
するものとしてこの発明に包含される専用ポケット付き
男性用ズボンの代表的な構成によるものの正面から見た
全体斜視図である。
【図 14】同上専用ポケット付き男性用ズボンの詳細
を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1 吸 水 部 11 同 切目 12 同 未接着構造部分 13 同 たんぽ槍のような部分 14 同 吸水材 2 摘 み 部 21 同 帯封 22 同 接着構造部分 23 同 圧搾部 24 同 筒状体 24a 同 切目部 3 切 目 4 吸 水 材 5 携帯用台紙 51 同 一方の台紙部 52 同 他方の台紙部 53 同 小ポケット 54 同 留め金部 6 回収用ポケット 61 同 大型耐水袋 62 同 上仮着ホック 63 同 下仮着ホック 64 同 保護縁部 7 ズ ボ ン 71 同 携帯用中ポケット 72 同 前立て 73 同 ジッパー取着部 74 同 前ポケット M 男性用衛生用品 P 水解性あるいは水溶性紙またはシート S 水解性あるいは水溶性繊維

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の指先で挟持可能な形状の摘み部
    と、該摘み部から離れた位置であって、小用後の亀頭部
    分に残る排尿滴または液の払拭、始末を可能にする吸水
    部とが連接、一体化されてなるものとしたことを特徴と
    する男性用衛生用品。
  2. 【請求項2】 水解性シートあるいは水溶性シートを折
    り畳むか束状あるいは積層状として小片化した上、その
    先端側所定範囲に切目加工、毛羽立ち加工あるいは皺加
    工等の多空隙化および柔軟化加工を施し、小用後の亀頭
    部分に残る排尿滴または液の払拭、始末を可能にする吸
    水部に形成する一方、該吸水部以外の部分を、複数の指
    先で挟持可能とする摘み部としてなることを特徴とする
    男性用衛生用品。
  3. 【請求項3】 水解性シートあるいは水溶性シートを折
    り畳むか束状あるいは積層状として小片化した上、その
    先端側所定範囲に吸水材を含浸するか、内包状とするか
    して、その部分を小用後の亀頭部分に残る排尿滴または
    液の払拭、始末を可能にする吸水部に形成する一方、該
    吸水部以外の部分を、複数の指先で挟持可能とする摘み
    部としてなることを特徴とする男性用衛生用品。
  4. 【請求項4】 水解性繊維あるいは水溶性繊維を束状と
    した上、その基端側所定範囲を撚り合わせるか、水溶性
    シートで包んでしまうか、水溶性素材を塗布または含浸
    するかして結束状とすることにより、その部分を複数の
    指先で挟持可能とする摘み部とする一方、該摘み部以外
    の部分を、小用後の男性陰頭部分に残る排尿滴または液
    の払拭、始末を可能にする吸水部に形成してなることを
    特徴とする男性用衛生用品。
  5. 【請求項5】 水解性素材あるいは水溶性素材からなる
    筒状体の中空部に吸水材を装填状にすると共に、該筒状
    体の長さ方向中央部分に、周方向の切目部を入れたもの
    とした上、使用段階で当該切目部と反対側に折り曲げて
    切目部から中空部内の吸水材が露出状となるようにする
    ことにより、その露出状の吸水材部分を、小用後の男性
    陰頭部分に残る排尿滴または液小水の払拭、始末を可能
    にする吸水部となし、折り曲げられた筒状体両端側を、
    複数の指先で挟持可能とする摘み部とするようにしたこ
    とを特徴とする男性用衛生用品。
  6. 【請求項6】 少なくとも吸水部が、予め殺菌、消毒の
    施されたものに形成されてなる、請求項1ないし5何れ
    か記載の男性用衛生用品。
  7. 【請求項7】 少なくとも吸水部が、予め揮発性芳香剤
    の含浸、塗布されたものに形成されてなる、請求項1な
    いし6何れか記載の男性用衛生用品。
  8. 【請求項8】 蓋付あるいは切目入り包装体に収容され
    てなるものに形成された、請求項1ないし7何れか記載
    の男性用衛生用品。
  9. 【請求項9】 複数の小ポケットが整然と並べられた携
    帯用台紙のそれら個々の小ポケットに、夫々未使用のも
    のの吸水部側から挿入、収容してなるものとした、請求
    項1ないし8何れか記載の男性用衛生用具。
  10. 【請求項10】 複数の小ポケットが整然と並べられる
    と共に、それらとは区分けして回収用ポケットの形成さ
    れた携帯用台紙のそれら個々の小ポケットには、夫々未
    使用のものの吸水部側から挿入、収容してなるものとし
    た、請求項1ないし8何れか記載の男性用衛生用具。
  11. 【請求項11】 ズボンの前たての内側で、ボタンまた
    はジッパー取着部に近接した位置の左右何れか一方また
    は双方に、複数個の男性用衛生用品を収容可能とする大
    きさで薄地製とした携帯用内ポケットを縫合または着脱
    自在に取着してなるものとしたことを特徴とする、請求
    項1ないし10何れか記載の男性用衛生用品を携行、使
    用するための専用ポケット付き男性用ズボン。
  12. 【請求項12】 携帯用内ポケットが、その上端縁をズ
    ボンの前たての内側に取着すると共に、その出入れ口
    を、ボタンまたはジッパー取着部側に開口してなるもの
    とした、請求項11記載の専用ポケット付き男性用ズボ
    ン。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003077816A1 (fr) * 2002-03-18 2003-09-25 Toshikazu Nakagawa Element absorbant les residus d'urine
JP2009095672A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Aim-Straight Ltd 排尿方向安定化装置

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