JP2000224903A - 水稲マルチ栽培紙シート、その製造方法及びその製造装置 - Google Patents

水稲マルチ栽培紙シート、その製造方法及びその製造装置

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JP2000224903A
JP2000224903A JP11027234A JP2723499A JP2000224903A JP 2000224903 A JP2000224903 A JP 2000224903A JP 11027234 A JP11027234 A JP 11027234A JP 2723499 A JP2723499 A JP 2723499A JP 2000224903 A JP2000224903 A JP 2000224903A
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paddy
sheet
rice
budding
holes
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Yukio Sato
行男 佐藤
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Satoh Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 点播方式の水稲マルチ栽培紙シートを提供す
る。 【解決手段】 連続する紙製のシート1には、前後方向
に5列に連なる複数の長方形状の出芽孔2が設けられて
いる。籾袋3は不織布製の連続するテープを軸線に沿っ
て籾Rを包むように丸め、切断して独立した籾袋3とし
たものであり、各出芽孔2ごとに、それぞれ2つの独立
した籾袋3を、各籾Rが出芽孔2に重畳するように2列
に並べてシート1の裏面に接着する。これを水田の表面
に被覆することにより、点播方式の水稲マルチ栽培を行
なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水稲マルチ栽培紙シ
ート、その製造方法及び製造装置に関し、特に点播方式
による水稲のマルチ栽培に適合した水稲マルチ栽培紙シ
ート、その製造方法及び製造装置にに関する。
【0002】
【従来の技術】水稲の栽培において、古来から行われて
いる田植え方式のほかに、直接水田に種子籾を播種する
「直播き方式」がコスト低減の観点から最近着目されて
いる。しかし水田面積が小さく所有が細分化されている
我が国では、アメリカ等で行われている「飛行機からの
種子籾散布」は不向きであり、これに代わって圃場播種
用機器が開発され、また一部では地上からの誘導による
無人小型ヘリコプターからの散布が試験的に行われてい
るが、これらも零細な水田特に区画未整理圃場や山間の
棚田向きではなく、他の方法の開発が望まれている。ま
た、我が国の農家の高齢化や就労人員の滅少に対応し
て、労力軽滅のため作業の機械化が進み、除草作業も薬
剤に依存する傾向が強くなっている。一方、一般社会に
おいては、最近の環境問題への関心の高まりから、有機
肥料や無農薬によって栽培される米の評価が高まる趨勢
にあり、農家側でもこれに呼応して栽培方法を見直そう
とする動きが見られるが、ここでも労力問題が障害にな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】除草のための労力が軽
減でき、農薬も少なくて済むという優れた雑草繁茂抑制
効果が期待されるものとして、紙シートを水田の表面に
被覆しておき、紙シートに孔を空けると同時に各孔に苗
を植え付けるいわゆるマルチ栽培方法が、特開平5−2
76839に開示されている。このマルチ栽培方法によ
れば、有機米や無農薬米の生産に有利で大きなメリット
を有すると考えられるが、紙シートの被覆と田植えを同
時に行うため、特開平5−276839に示されている
ような特殊な田植え機を必要とし、栽培コストが高くな
るという難点があり、普及の妨げとなっている。この難
点を取り除くために、苗代を使わずに籾を接着した紙シ
ートを水田に被覆する栽培(紙マルチ栽培)が案出され
た。これは従来から畑作については実用されていた方式
で、直播き栽培が難しかった小規模水田にも容易かつ安
価に適用が可能であると思われた。しかし、紙シートは
畑ではなく水田に被覆されるので、籾がシートから脱落
するとシートの下に入り込んで発芽できず、あるいは水
田から流出してしまう。従って籾の接着には水溶性の接
着剤は使用できず、また非水溶性の接着剤を使用すると
胚乳部分が接着剤で覆われ、発芽の確率が劣化するとい
う課題があった。
【0004】よって本発明の目的は、水田に被覆しても
籾が脱落せず、かつ発芽率が良好であり、特に点播方式
に適した水稲マルチ栽培紙シート、その製造方法及び製
造装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、紙製であって、少なくとも
一定の間隔を空けて籾を配置すべき箇所それぞれに出芽
孔が設けられたシートと、中に充填された籾が発芽出根
する際の芽及び根の成長を妨げない複数の間隙を有する
材料で構成され、前記出芽孔に籾が充填された部分が重
畳するように、前記シートの裏面に接着された籾袋とか
らなり、水田の表面を被覆する水稲マルチ栽培紙シート
において、前記籾袋は、不織布製の連続するテープを籾
を包むように軸線に沿って丸めた後に略一定の長さに切
断した独立した籾袋であって、前記独立した籾袋を前記
各出芽孔ごとに籾が充填された部分が重畳するように前
記シートの裏面に接着してなるように水稲マルチ栽培紙
シートを構成した。
【0006】請求項1に記載の発明に係る水稲マルチ栽
培紙シートによると、シートを水田の表面に被覆する
と、シートの裏面に接着された独立した籾袋の中に充填
された籾が発芽出根し、出芽孔を通してシート上方に芽
が伸び、かつシート下方に根が伸び、間隔を空けて稲の
株が発生する点播方式の水稲マルチ栽培を行なうことが
できる。籾はシートに直接貼り付けるのではなく、籾袋
の中に充填され、独立した籾袋をシートに接着するよう
にしたので、水稲マルチ栽培紙シートを水田の表面に被
覆する作業中に籾が脱落しにくい。このような水稲マル
チ栽培によると、水田の他の部分は紙シートに覆われて
いるので雑草の成育が阻害され、また病虫害や鳥害をも
避けられるなどの効果があることが立証されている。シ
ートは適当な時間が経過すると(通常40日程度、田植
え時期や地温等に応じて調節されたものが選択でき
る)、自然分解し、紙なので水田を汚染しない。このシ
ートは例えば再生紙製で、安価で分解しやすく構成でき
る。また同様の理由で、不織布製テープも自然分解しや
すいセルロースを主原料としていることが好ましい。こ
のような連続する状態の籾袋は東京都目黒区の日本プラ
ントシーダー株式会社より入手可能である。
【0007】連続する状態の籾袋にはほぼ一定の間隔で
単数または複数の粒が充填され、例えば1群2粒、群内
間隔1.5cm、群間隔(連続する群の中心の間隔)5
cm(従って連続する群の後尾の粒と先頭の粒との間隔
は3.5cm)である。あるいは1.5cm間隔で1粒
づつが充填される。連続する状態の籾袋は、好ましくは
籾群と籾群との中間で切断されて独立した籾袋とされ、
また好ましくは独立した籾袋は籾の充填されていない部
分でシートの裏面に接着される。これにより、籾の損傷
や接着剤の影響により、籾の発芽率が低下することを避
けることができる。一つの出芽孔ごとに重畳される籾の
数は1粒以上であって限定されるものではないが、通常
は4〜6粒程度である。また請求項2に記載のように、
独立した籾袋を各出芽孔に対して複数接着してもよい。
【0008】籾または籾の群は、籾の成育や刈り取りや
田の手入れ等に適した間隔で配置されていることが好ま
しく、例えば出芽孔は各条間は30cm、同じ条の隣り
合う出芽孔間は20cm(いずれも出芽孔の中心の間
隔)である。出芽孔はシートに形成された各々一つの孔
・複数の小孔群・切れ目・裂け目等であり、例えば長方
形状の孔や2本の平行な切れ目である。このような出芽
孔は、穿設装置やタテメス・ヨコメスを使用することに
より形成される。出芽孔の間隔、形状及びサイズは、籾
の発芽能力、紙の強度、雑草の発生の度合い、泥の上が
りやすさ、鳥害、各農家それぞれの事情等に応じて調整
することができる。
【0009】籾袋は、不織布製の連続するテープを籾を
包むように軸線に沿って丸めた後切断される前に、出芽
孔と略同じ形状及びサイズの孔が設けられた紙製の連続
するテープである補強材に、孔ごとに籾が充填された部
分が重畳するように貼り付けられ、補強材と共に切断さ
れかつシートの裏面に出芽孔と孔とが重畳するように接
着してもよい。このように補強材を付加すると、連続す
る状態及び独立した状態の籾袋を取り扱いやすく、製造
過程を自動化しやすい。
【0010】請求項4に記載の発明は、不織布製の連続
するテープを軸線に沿って丸めて籾を包んだ籾袋を、少
なくとも籾を配置すべき箇所それぞれに出芽孔が設けら
れた紙製のシートの裏面に、前記籾袋の籾が前記出芽孔
と重畳するように籾袋を接着する水稲マルチ栽培紙シー
トの製造方法において、前記籾袋の先端部分を切断して
独立した籾袋とし、略一定の間隔を空けて籾を配置すべ
き箇所それぞれに出芽孔が設けられたシートの裏面に、
前記独立した籾袋の籾が前記出芽孔と重畳するように、
前記独立した籾袋を接着するように水稲マルチ栽培紙シ
ートの製造方法を構成した。
【0011】請求項4に記載の発明に係る水稲マルチ栽
培紙シートの製造方法においては、連続する状態の籾袋
の先端部分を切断して独立した籾袋とし、これを出芽孔
と籾袋の籾が重畳するようにシートに接着することによ
り、点播方式の水稲マルチ栽培紙シートを得ることがで
きる。籾袋は連続しておらず出芽孔ごとに独立している
ので、必要な不織布製の連続するテープの量が比較的少
なく点播方式の水稲マルチ栽培紙シートを製造できると
いう利点がある。
【0012】上記過程は、請求項5に記載のように、前
記シートの裏面の前記出芽孔に隣接する箇所に接着剤を
塗布する過程と、前記籾袋の先端部分を切断して前記独
立した籾袋とする過程と、前記独立した籾袋の籾が前記
出芽孔と重畳するように、前記独立した籾袋を前記シー
トの裏面に配置する過程と、前記独立した籾袋が接着さ
れた前記シートを冷却する過程とを含むように構成する
ことができる。
【0013】請求項6に記載の発明は、不織布製の連続
するテープを軸線に沿って丸めて籾を包んだ籾袋を、少
なくとも籾を配置すべき箇所それぞれに出芽孔が設けら
れた紙製のシートの裏面に、前記籾袋の籾が前記出芽孔
と重畳するように籾袋を接着する水稲マルチ栽培紙シー
トの製造装置において、外周面の一部に空気を吸入する
円弧状の空気吸入溝を有する固定軸と、前記固定軸の周
りを回転し、回転角度に応じて前記固定軸の前記空気吸
入溝と周面方向の外部とを導通できる複数の空気吸込孔
が全周にわたって設けられたローラと、前記空気吸込孔
の吸込により前記ローラの外周の一部に巻き付いた前記
籾袋の先端部分を切断するカッターと、前記ローラの外
周の一部に巻き付いた前記籾袋の先端部分とその裏面と
が接する位置を通って前記シートを搬送するシート搬送
装置とを含むように水稲マルチ栽培紙シートの製造装置
を構成した。
【0014】請求項6に記載の発明に係る水稲マルチ栽
培紙シートの製造装置においては、連続する状態の籾袋
は、ローラの外周の一部に巻き付く。固定軸には空気を
吸入する円弧状の空気吸入溝が設けられており、ローラ
には空気吸入溝と周面方向の外部とを導通できる複数の
空気吸込孔が全周にわたって設けられているので、空気
吸入溝に通じている空気吸込孔は、空気を吸い込むこと
により籾袋を吸い付けて巻き付かせる。よってローラを
回転させると連続する状態の籾袋を巻き取ることができ
る。空気吸入溝に通じていない空気吸込孔は籾袋を吸い
付けることはなく、よってローラの回転により巻き付い
ていた籾袋を解放する。巻き付いている籾袋の先端部分
はカッターにより切断され、解放された先端部分はシー
ト搬送装置によって搬送されてきたシートの裏面に接す
ることによりシート裏面に配置される。これにより独立
した籾袋を、シートに設けられた出芽孔と籾袋の籾とが
重畳するようにシートに接着することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図示の実施の形態について説
明する。
【0016】図1(a)は、本発明に係る水稲マルチ栽
培紙シートの一つの実施の形態の一部を示す平面図であ
り、図1(b)(c)はそれぞれ図1(a)の水稲マル
チ栽培紙シートの一部を拡大した平面図及びC−C断面
図である。図1(c)(d)は、説明のために各部材の
幅を厚くして示してある。図1(d)は、補強材を付加
した籾袋をシートに接着した実施の形態の図1(c)と
同様の断面図である。各断面図は説明のために一部部材
の厚さを実際よりも厚く示してある。
【0017】各図において、シート1は再生紙製であ
り、段ボール用中芯材に利用されるものと同質の故紙1
00パーセント無漂白のものであって、図視上下方向に
連続する幅160cmのロール紙である。シート1を構
成する再生紙は、水田の表面に被覆されて水に浸けられ
た後、約40日で自然分解し土壌に還元される。また、
水に浮かず、水がなくなった時に籾が乾かないように、
親水性である方が好ましい。なお分解までの期間は、地
域や年ごとの地温の変化や品種に対応して、耐水剤等に
よる加工などにより調整可能である。
【0018】シート1には、籾が出芽するための出芽孔
として、左右方向に5列に並んで上下方向に一定の間隔
を空けて長方形状の孔2が設けられている。孔2のサイ
ズは4cm×0.8cmであり、孔2の間隔は各列
(条)の間はそれぞれ30cm、同じ列の隣り合う孔2
はそれぞれ20cm(いずれも孔の中心より中心まで)
である。稲は、このような出芽孔に沿って縦20cm、
横30cmの間隔で成育するので、手入れや刈取りが容
易である。出芽孔を複数の平行な切れ目とする場合は、
必要数のタテメスを配置し、横の切れ目を入れないこと
で対応できる。出芽孔の形状、大きさ、間隔等は、籾の
発芽能力、紙の強度、雑草の生え具合、泥の上がり難く
さ、鳥害発生の度合等を考慮して決定される。
【0019】籾袋3は、出芽孔2の面積が4cm×0.
8cmの場合、長さ5cmで、その中心部に1.5cm
の間隔を空けて籾Rが2粒充填されたもの2つを並列さ
せて孔2に重畳する。籾袋3に充填する籾Rの粒数や籾
袋3の数は地域の実状に応じて増滅することができる
が、これにともなって孔2の大きさや隣り合う孔2同士
の間隔を変更する必要が生じることがある。籾袋3は、
ホットメルト接着剤によりシート1の裏面の出芽孔2の
長手方向両端外側部分に接着される。籾袋3は、セルロ
ースを主原料とする日の粗い不繊布製テープを、籾Rを
包むように軸線に沿って丸めるようにして形成された紐
状である。充填されている籾Rが発芽する際には、芽及
び根が不繊布の目を通って伸びることができる。またセ
ルロースを主原料としているので自然分解しやすく、田
を汚染したり刈取機にからみついたりすることもない。
ホットメルト接着剤は非水溶性であり、シート1が水田
の水に浸されても籾袋3がシート1から脱落することは
ないが、生分解性であり、水中あるいは土中での接着力
が20日程度維持できるものである。
【0020】このような水稲マルチ栽培紙シートは水田
の表面に被覆される。その際シートに直接籾を貼付した
ものに比べて、籾を包んだ籾袋がシートに貼付されてい
るため籾が脱落することが少なく、また連続する紐状の
籾袋の籾と籾の間を切断するため不織布製テープの長さ
を節約でき、籾の損傷や接着剤の影響を受けにくいため
その後の出芽率も良好な点播方式の水稲マルチ栽培を行
なうことができる。出芽孔以外の部分はシートに覆われ
ているので、雑草の繁茂が抑制され、よって除草剤が不
要もしくは最小限の使用で済む。
【0021】図2は、本発明に係る水稲マルチ栽培紙シ
ートの製造方法の一つの実施の形態が適用された水稲マ
ルチ栽培紙シートの製造装置を示し、図1に示す水稲マ
ルチ栽培紙シートを製造できる。図2において、図1に
示した部材と同様の部材には同じ符号を付して示してあ
る。
【0022】図2において、水稲マルチ栽培紙シート製
造装置は連続する紐状の籾袋3がそれぞれ巻かれている
2個のボビン4、4と、ボビン4、4からそれぞれ巻き
出された2本の連続する状態の籾袋3、3を0.8cm
幅に揃えて前進あるいは停止させるために間欠的に回転
する駆動ローラ5と、図示しないローラから供給された
シート1の所定位置に出芽孔2を形成する横メス6及び
縦メス7と、切り取られた紙クズを排出する排出装置8
と、横メス6及び縦メス7と連動してシート1の裏面の
所定位置すなわち出芽孔2の周辺にホットメルト接着剤
を塗布するホットメルト塗布装置9と、ホットメルト接
着剤を硬化させるための冷風吹き付け器10及び冷却ロ
ーラ11、12と、シート1に設けられた出芽孔2と籾
袋3、3とを圧接する圧接装置13と、籾袋3、3の先
端部分を切断するカッター装置14と、駆動ローラ5や
カッター装置14等の制御のためにシート1のホットメ
ルト接着剤が塗布された位置に基づいて出芽孔2の位置
を検知する接着剤検知装置15と、籾袋3、3の中の籾
Rの有無を検知して、必要に応じ装置全体の稼働停止を
指示する籾検知装置16と、ボビン4、4から供給され
る籾袋3、3が巻回され、駆動ローラ5と連動して間欠
的に回転するローラ17と、駆動ローラ5と連動して間
欠的に回転し、ボビン4、4から供給される籾袋3、3
を巻き取り、カッター装置14により切断された籾袋
3、3の先端部分をシート1の裏面の所定位置に配置す
る吸着ローラ18とからなる。
【0023】なお図1に示すように、出芽孔2は1枚の
シート1に5列が並設されるので、図2の各装置は5列
の出芽孔2に対応するように構成されている。例えばボ
ビン4、4は1列に2個づつ、計10個用意され、10
本の籾袋3が引き出される。また縦メス6、横メス7、
排出装置8、ホットメルト塗布装置9、カッター装置1
4、駆動ローラ5、ローラ17、吸着ローラ18、冷却
ローラ11、12、圧接装置13、接着剤検知装置1
5、籾検知装置16等は各列ごとに1個(1組)が対応
している。
【0024】このような装置において、ボビン4、4に
巻かれたそれぞれ連続する状態の籾袋3の先端は、ロー
ラ17を経由して吸着ローラ18のシート1との合流点
にセットされる。籾袋3は、先端より5cmの位置でカ
ッター装置14により切断される。連続する状態の籾袋
3は、上述したように不織布製の連続するテープにより
籾を包むように軸線に沿って丸めるように形成した紐状
であり、1.5cm及び3.5cmの間隔を空けて籾が
充填されている。カッター装置14により切断されるの
は、3.5cmの間隔の中間である。
【0025】図3は、吸着ローラ18を示す横断面図で
ある。吸着ローラ18は内側の固定軸19と固定軸19
の周りを回転する回転ローラ20とからなる。固定軸1
9は長さ約140cmであり、回転ローラ20は固定軸
19の回りに30cm間隔で5個配置されている。円柱
状の固定軸19の中心部には軸方向に通気管191が延
びており、回転ローラ20ごとに区画されて、それぞれ
に空気吸入装置(図示していない)が接続されている。
通気管191の側部からは、回転ローラ20の位置で外
方向に5本の空気吸入孔192が固定軸19の外周に向
かって延び、それぞれ5つの空気吸入溝193に接続し
ている。空気吸入溝193はそれぞれ円弧状であり、す
なわち固定軸19の外周の所定の角度にわたって続く溝
である。回転ローラ20は固定軸19に対して回転可能
であり、図示しない駆動装置により間欠的に(具体的に
は90度ごとに)図視時計回り方向に回転する。回転ロ
ーラ20には、空気吸入溝193と回転ローラ20の外
周面の外側とを導通する複数の空気吸込孔201が設け
られている。複数の空気吸込孔201は回転ローラの全
周にわたって、各空気吸入溝193に対応する位置に配
置されている。また回転ローラ20の周面にはカッター
装置14の刃を受け入れる4つの溝202が設けられて
いる。
【0026】このような吸着ローラ18においては、固
定軸19の空気吸入溝193に導通している回転ローラ
20の空気吸込孔201が空気を吸い込むため、回転ロ
ーラ20の外周に巻きつけられた籾袋3は回転ローラに
密着する。回転ローラ20が90度回転すると連続する
状態の籾袋3が引っ張られて巻き取られる一方、カッタ
ー装置14により切断されて独立した籾袋3は、その先
端部分と後端部分とがホットメルト塗布装置9によって
塗布されたホットメルト接着剤9a、9bにそれぞれ接
するようにシート1の裏面に配置される。シート1との
合流点のちょうど内側の位置において空気吸入溝193
は途絶しているので、独立した籾袋3は回転ローラ20
から解放される。
【0027】図2において、シート1はまず横メス6に
より長さ0.8cmの横方向の切れ目2本を4cmの間
隔で入れ、次に縦メス7により横方向の切れ目の両端を
それぞれ結ぶように縦の切れ目を入れる。これにより4
cm×0.8cmの出芽孔2が形成される。出芽孔2の
間隔(中心から中心まで)は20cmである。ホットメ
ルト接着剤塗布装置9により、出芽孔2を長手方向に挟
んだ両側にホットメルト接着剤(図3の9a及び9b)
が塗布される。さらに籾袋3との合流点に近づくと、ホ
ットメルト接着剤9aが検知装置15により検知され、
その結果に基づいて回転装置5、ローラ17、吸着ロー
ラ18が回転して籾袋3が前進する。同時に上述のよう
にその先端から5cmの部分がシート1の裏面に配置さ
れて合流し、圧接装置13によって必要な圧力を加えら
れて確実に接着される。
【0028】次に検知装置15の検知に基づいて回転装
置5、ローラ17、吸着ローラ18が停止し、カッター
装置14が作動して籾袋3の先端から5cmの位置が切
断される。切断されても、独立した籾袋3は空気吸込孔
201により吸着されるので脱落することはなく、次の
吸着ローラ18の回転によりシート1の裏面に配置され
る。籾袋3が接着されたシート1は、冷風吹き付け器1
0からの冷風により冷却ローラ11、12を通過する過
程で冷却される。装置全体の稼働停止指示装置16は、
籾袋3が停止している時に、本来その位置において、あ
るべき籾Rがなんらかの事情により見当たらない場合に
それを検知して装置全体の作動を停止させるものであ
る。
【0029】この装置において籾袋3に充填される籾R
は例えば1群2粒、群間隔5cm、群内聞隔1.5cm
で、2列ずつが出芽孔2に重畳されるので、一つの出芽
孔あたりの籾数は4粒となる。なお、出芽孔あたりの籾
数を確実に4粒以上とするため、若干無駄にはなるが籾
Rを1.5cm間隔で連続して籾袋3に入れる方法もあ
る。出芽孔を長方形の孔とせず、複数の縦の切れ目とす
る場合は、横メス6を省略して縦メス7から始める方法
でよいが、籾袋を複数列とする場合は、採光効果を上げ
るために縦メスを増設し、切れ目を3列以上とする方法
もある。
【0030】図4は、予め紙テープに連続する籾袋を接
着した籾袋3を示す平面図である。補強材である紙テー
プ21は幅3〜4.5cmであり、中央部分にシート1
の出芽孔2と同じサイズ及び形状である長方形の孔22
を1cmの前後間隔を空けて設け、孔22に重畳するよ
うに2つの籾袋3をそれぞれの籾Rの位置がなるべく一
致するように2列に並置し、前後の孔22と孔22との
間でホットメルト接着する。紙テープの前後の孔22と
孔22の間には、籾袋3と重ならない部分に1mm程度
の切り残しを数箇所設けた切り込み23と、籾袋3と紙
テープ21の重なる部分には幅1cm程度の切り込み2
4とを入れて、この籾袋付き紙テープをシート1に接着
する際の切断及び接着の作業を容易にする。また、紙テ
ープ21の両側面には、籾袋3に平行してそれぞれ幅1
mm程度のホットメルト接着剤25を連続して塗布して
おく。このような紙テープ付きの籾袋は、上述の2列の
籾袋3、3に代えてシート1の裏面に接着することがで
きる。
【0031】図5は、予め紙テープ21に連続する籾袋
を接着した籾袋3をシート1に接着する水稲マルチ紙シ
ート製造装置を示す正面図である。ボビン4に紙テープ
21とともに巻かれている籾袋3は回転ローラ26、2
7に挟持され、その回転により連続して引き出される。
一方出芽孔2が設けられたシート1は回転ローラ28と
ヒートローラ29、及び図示しない冷却ローラ(図2に
示した冷却ローラと類似のもの)とに挟持され、その回
転により連続して引き出される。両者は、回転ローラ2
8とヒートローラ29との接する点aにおいて合流し、
籾袋3は先端部分が切断されて独立した籾袋3となり、
籾袋3に充填された籾が出芽孔2に重畳するようにシー
ト1の裏面にそれぞれ接着される。
【0032】籾袋3の先端部分を切断するために、この
装置では各ローラの組による引き出し速度の相違を利用
している。すなわち回転ローラ28とヒートローラ2
9、及び冷却ローラとによるシート1の引き出される速
度は、回転ローラ26、27とによる籾袋3の引き出さ
れる速度の4倍の速さである。回転ローラ26、27に
より挟持されて引き出され、案内板31上を進行する連
続する籾袋3の先端がa点に達し回転ローラ28とヒー
トローラ29との間に挟持されると、回転ローラ28と
ヒートローラ29とによる引き出し速度は回転ローラ2
6、27による引き出し速度の4倍の速さなので、連続
する籾袋3は前後方向に引っ張られ、図4に示した切り
込み23、24の箇所で切断される。これにより、連続
する籾袋3の先端部分は切断されて、独立した籾袋とな
る。なお連続する籾袋3の先端から一番近い切り込み2
3、24が切断されるように、回転ローラ26、27に
よる挟持部分と点aとの間の長さは、独立した籾袋3の
2倍の長さ、すなわち先端から二番目の切り込み23、
24までの長さよりも短く設定されている。
【0033】回転ローラ26及びヒートローラ29に
は、籾が圧砕されないように周面の中央部分に幅1cm
程度の溝がそれぞれ周設されており、この溝に籾袋3に
充填された籾が入り込む。ヒートローラ29の溝の両側
部分は加熱されており、紙テープ21の両側近くに予め
塗布されているホットメルト接着剤を熱溶解し、紙テー
プ21をシート1に接着する。これにより籾袋3は間接
的にシート1に接着される。
【0034】ヒートローラ29は図示しないカム機構に
より回転ローラ28に対して接近離反する方向に移動可
能であり、a点における回転ローラ28との周面同士の
間隔を調整することができる。すなわち紙テープ21の
先端がa点に到達するまでは間隔を広げておき、先端が
入りやすくしておく。この間、シート1は冷却ローラに
より引き出される。紙テープ21を挟持している時は、
間隔をより狭めてホットメルトの熱接着を効率よく行な
うとともに、籾袋3を確実に切断するようにしている。
【0035】出芽孔検知装置30はシート1に設けられ
た出芽孔2の位置を検知し、a点においてシート1と紙
テープ21とが適正な相対位置になるように、すなわち
出芽孔2と孔22とが一致して接着されるように、必要
に応じて回転ローラ26、27の回転速度を調整するよ
うに検知結果を図示しない制御装置に送信する。
【0036】以上本発明の実施の形態について説明した
が、本発明は上記実施の形態に限定されるものではな
く、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能で
あることは言うまでもない。例えば、需要者の希望に応
じてシート1の幅と籾袋3の列数を次のように設定する
こともできる。 また出芽孔2の形についても、例えば縦メス横メスに替
わる丸孔抜き装置により丸孔とすることがでさる.
【0037】
【発明の効果】本発明に係る本発明に係る水稲マルチ栽
培紙シートによると、作業中や田の表面に被覆後に籾が
シートから脱落することがなく、よって経済的にも実用
的にも有用な点播方式の水稲マルチ栽培を行うことがで
きる。また本発明に係る水稲マルチ栽培紙シートの製造
方法及び製造装置によると、点播方式に適した水稲マル
チ栽培紙シートが自動的に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明に係る水稲マルチ栽培紙
シートの一つの実施の形態の一部を示す平面図であり、
図1(b)(c)(d)は同じ水稲マルチ栽培紙シート
の拡大平面図及びC−C断面図であり、C−C断面図に
おいては説明のために各部材の厚みを実際よりも厚く示
してある。
【図2】図2は、本発明に係る水稲マルチ栽培紙シート
の製造方法の一つの実施の形態が適用された水稲マルチ
栽培紙シートの製造装置を示す正面図である。
【図3】図3は、図2に示した水稲マルチ栽培紙シート
の製造装置中の吸着ローラ部分を示す拡大正面図であ
る。
【図4】図4は、連続する籾袋を補強材である紙テープ
に接着した籾袋を示す拡大平面図である。
【図5】図5は、図4に示した籾袋を独立した籾袋にし
てシートに接着する接着工程部分を示す正面図である。
【符号の説明】
1 シート 2 出芽孔 3 籾袋 R 籾

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙製であって、少なくとも一定の間隔を
    空けて籾を配置すべき箇所それぞれに出芽孔が設けられ
    たシートと、中に充填された籾が発芽出根する際の芽及
    び根の成長を妨げない複数の間隙を有する材料で構成さ
    れ、前記出芽孔に籾が充填された部分が重畳するよう
    に、前記シートの裏面に接着された籾袋とからなり、水
    田の表面を被覆する水稲マルチ栽培紙シートにおいて、 前記籾袋は、不織布製の連続するテープを籾を包むよう
    に軸線に沿って丸めた後に略一定の長さに切断した独立
    した籾袋であって、前記独立した籾袋を前記各出芽孔ご
    とに籾が充填された部分が重畳するように前記シートの
    裏面に接着してなることを特徴とする水稲マルチ栽培紙
    シート。
  2. 【請求項2】 前記独立した籾袋は、前記各出芽孔に対
    して複数が接着される請求項1に記載の水稲マルチ栽培
    紙シート。
  3. 【請求項3】 前記籾袋は、不織布製の連続するテープ
    を籾を包むように軸線に沿って丸めた後切断される前
    に、前記出芽孔と略同じ形状及びサイズの孔が設けられ
    た紙製の連続するテープである補強材に、前記孔ごとに
    籾が充填された部分が重畳するように貼り付けられ、前
    記補強材と共に切断されかつ前記シートの裏面に前記出
    芽孔と前記孔とが重畳するように接着される請求項1に
    記載の水稲マルチ栽培紙シート。
  4. 【請求項4】 不織布製の連続するテープを軸線に沿っ
    て丸めて籾を包んだ籾袋を、少なくとも籾を配置すべき
    箇所それぞれに出芽孔が設けられた紙製のシートの裏面
    に、前記籾袋の籾が前記出芽孔と重畳するように籾袋を
    接着する水稲マルチ栽培紙シートの製造方法において、 前記籾袋の先端部分を切断して独立した籾袋とし、略一
    定の間隔を空けて籾を配置すべき箇所それぞれに出芽孔
    が設けられたシートの裏面に、前記独立した籾袋の籾が
    前記出芽孔と重畳するように、前記独立した籾袋を接着
    することを特徴とする水稲マルチ栽培紙シートの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記シートの裏面の前記出芽孔に隣接す
    る箇所に接着剤を塗布する過程と、前記籾袋の先端部分
    を切断して前記独立した籾袋とする過程と、前記独立し
    た籾袋の籾が前記出芽孔と重畳するように、前記独立し
    た籾袋を前記シートの裏面に配置する過程と、前記独立
    した籾袋が接着された前記シートを冷却する過程とを含
    む請求項4に記載の水稲マルチ栽培紙シートの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 不織布製の連続するテープを軸線に沿っ
    て丸めて籾を包んだ籾袋を、少なくとも籾を配置すべき
    箇所それぞれに出芽孔が設けられた紙製のシートの裏面
    に、前記籾袋の籾が前記出芽孔と重畳するように籾袋を
    接着する水稲マルチ栽培紙シートの製造装置において、 外周面の一部に空気を吸入する円弧状の空気吸入溝を有
    する固定軸と、前記固定軸の周りを回転し、回転角度に
    応じて前記固定軸の前記空気吸入溝と周面方向の外部と
    を導通できる複数の空気吸込孔が全周にわたって設けら
    れたローラと、前記空気吸込孔の吸込により前記ローラ
    の外周の一部に巻き付いた前記籾袋の先端部分を切断す
    るカッターと、前記ローラの外周の一部に巻き付いた前
    記籾袋の先端部分とその裏面とが接する位置を通って前
    記シートを搬送するシート搬送装置とを含むことを特徴
    とする水稲マルチ栽培紙シートの製造装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8122639B2 (en) * 2007-06-15 2012-02-28 Jong Seong Kim Mulch sheet and method of manufacture
JP2015516171A (ja) * 2012-05-18 2015-06-11 クウォン オックKWON, Ock ブロッキング防止機能を有する生分解マルチングフィルムの種子付着自動化装置及びその装置を利用した種子付着方法
ES2923946A1 (es) * 2021-03-16 2022-10-03 Esmoris Carlos Otero Carton-tierra

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