JP2000224827A - 電磁式リニアアクチエータ - Google Patents

電磁式リニアアクチエータ

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JP2000224827A
JP2000224827A JP11026635A JP2663599A JP2000224827A JP 2000224827 A JP2000224827 A JP 2000224827A JP 11026635 A JP11026635 A JP 11026635A JP 2663599 A JP2663599 A JP 2663599A JP 2000224827 A JP2000224827 A JP 2000224827A
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JP
Japan
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soft magnetic
tooth portion
movable core
peripheral surface
linear actuator
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JP11026635A
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English (en)
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Etsushi Yamada
悦史 山田
Yoshiyuki Morita
義之 森田
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】推力が大きな三位置安定型リニアアクチュエー
タを提供すること。 【解決手段】本発明の電磁式リニアアクチエータは、軟
磁性の固定コア1の周面には軸方向一方側から順に軸方
向へ所定間隔隔てて4つの歯部11〜14が突設され、
これら歯部間のスロット部15〜17にはコイル3〜5
がそれぞれ収容されている。可動コア2は、4つの軟磁
性体24〜27と3つの永久磁石21〜23とを軸方向
交互に一体化してなり、両側の永久磁石21,23は中
央の永久磁石22と軸方向極性反対に配置されている。
このようにすれば、通電遮断状態で3位置で安定させる
ことができるとともに、コイル3〜5への通電切り替え
によりこれら3位置間でシフトさせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本考案は、永久磁石型の可動
コアを有する電磁式リニアアクチエータに関する。
【0002】
【従来の技術】ある種の用途では、軸方向三位置間をシ
フト可能な三位置安定型リニアアクチエータが要望され
ており、それに対して、実開平6ー44384号は二位
置安定型の電磁リニアアクチュエータを提案している。
この二位置安定型リニアアクチュエータは、円筒状で軟
磁性の固定コアの内周側に軸方向一方側から順に軸方向
へ所定間隔隔てて巻装された3つのコイルと、このコイ
ルの内側に軸方向変位自在に挿入された可動コアとを備
え、この可動コアは、一対の永久磁石により軟磁性体を
挟み、これら一対の永久磁石の極性配置を軸方向におい
て反対とした構成を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の電磁式リニアアクチエータは推力が弱く、三位
置安定ができず、かつ、通電遮断時に所定位置に復帰す
ることができないという問題があった。また、これら3
つのコイルに常時通電しなければならないという問題も
あった。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、推力が大きな三位置安定型リニアアクチュエータ
を提供することをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した本発
明の電磁式リニアアクチエータは、軟磁性の固定コア
と、この固定コアの周面に軸方向変位自在に対面する可
動コアとを有する。固定コアの周面には軸方向一方側か
ら順に軸方向へ所定間隔隔てて4つの歯部が突設され、
これら歯部間のスロット部にはコイルがそれぞれ収容さ
れている。
【0006】可動コアは、4つの軟磁性体と軸方向磁化
された3つの永久磁石を軸方向交互に一体化してなり、
各軟磁性体の周面が各歯部の周面に個別に対面可能に配
置してなる。両側の永久磁石は中央の永久磁石と軸方向
極性反対に配置され、これにより、永久磁石は奇数番目
の軟磁性体の周面をN極に、偶数番目の軟磁性体の周面
をS極に磁化する。
【0007】このように構成すると、各コイルの通電、
非通電の組み合わせにより、可動コアを軸方向3つの位
置にシフトさせることができ、かつ、各コイルに通電し
ない場合に各歯部の周面と各軟磁性体の周面との間の磁
気力(デテントフォース)により前記三つの位置で安定
保持されることができる。すなわち、この電磁式リニア
アクチエータでは、各永久磁石により磁化された可動コ
アの4つの軟磁性体の周面と、固定コアの各周面に突設
されて可動コアの4つの周面に個別に対面可能な4つの
歯部とをもち、固定コアのこれら4つの歯部周面と可動
コアの4つの軟磁性体周面(磁極面)との間の磁気力を
コイル電流により制御するので、コイル電流が小さくて
も強力な推進力を得ることができる。
【0008】また、各コイルへの通電がすべて遮断され
た状態において、上記3つの安定位置のうち最も近接す
る安定位置にて磁気的に最も安定するので、可動コアを
停電時に現在位置に安定に保持することができるととも
に、位置シフト時以外は、コイル通電を遮断して電力消
費を節減することもできる。請求項2記載の構成は請求
項1記載の電磁式リニアアクチエータにおいて更に、可
動コアは、永久磁石により隣接する歯部に形成される磁
束と同一方向へ磁束を形成する方向へ各前記コイルの一
つに通電し、永久磁石により隣接する歯部に形成される
磁束と反対方向へ磁束を形成する方向へ残りのコイルに
通電することにより前記3つの安定位置間で強い推進力
でシフトされる。
【0009】更に説明すると、上記永久磁石起因の磁束
(以下、永久磁束ともいう)を増大する方向へ一つのコ
イルへ通電することにより生じる磁束はこの通電コイル
側へ可動コアをスラストを生じさせ、上記永久磁束を減
少ないしキャンセルする方向へ残りの二つのコイルへ通
電することにより生じる磁束は上記永久磁束により生じ
る上記スラストに抗する力を低減ないしキャンセルす
る。
【0010】請求項3記載の構成によれば請求項1又は
2記載の電磁式リニアアクチエータにおいて更に、可動
コアが一方位置にある場合に、第1、第2軟磁性体の周
面は第1、第2歯部の周面に径方向において略全面的に
対面し、第3、第4軟磁性体の周面は第3、第4歯部の
周面に略対面しない配置を有する。可動コアが他方位置
にある場合に、第3、第4軟磁性体の周面は第3、第4
歯部の周面に径方向において略全面的に対面し、第1、
第2軟磁性体の周面は第1、第2歯部の周面に略対面し
ない配置を有する。可動コアが中央位置にある場合に、
第2、第3軟磁性体の周面は第2、第3歯部の周面に径
方向において略全面的に対面し、第1、第4軟磁性体の
周面は第1、第4歯部の周面に略対面しない配置を有す
ることで、位置変化に対する磁束変化が大きくできるの
でデティント力を増大することができる。
【0011】なお、ここでいう略全面的に対面するとい
うことは、軟磁性体の周面の80%以上が歯部の周面に
径方向に対向することを意味し、略対面しないとは、軟
磁性体の周面の80%以上が歯部の周面に径方向に対向
しないことを意味するものとする。
【0012】
【発明を実施するための態様】本発明の好適な態様を以
下の実施例を参照して説明する。
【0013】
【実施例】本発明の電磁式リニアアクチエータの一実施
例を図面を参照して以下に説明する。図1はこの電磁式
リニアアクチエータのコイル通電遮断時の状態を示す模
式軸方向断面図、図2はこの電磁式リニアアクチエータ
の左位置(一方位置)シフト状態を示す模式軸方向断面
図、図3はこの電磁式リニアアクチエータの通電による
中央位置シフト状態を示す模式軸方向断面図、図4はこ
の電磁式リニアアクチエータの右位置(他方位置)シフ
ト状態を示す模式軸方向断面図である。
【0014】1は軟磁性体からなる略円筒状の固定コ
ア、2はこの固定コアの孔部に軸方向摺動自在に保持さ
れる可動コア、3は左コイル(一方側コイル)、4は中
央コイル、5は右コイル(他方側コイル)である。固定
コア1の内周面には、軸方向左側から順に軸方向へ所定
間隔隔ててそれぞれリング状の4つの歯部11〜14が
径内側へ向けて突設され、これら各歯部11〜14間に
3つのスロット部15〜17が形成されている。もちろ
ん、各歯部11〜14は固定コア1のヨーク部によりス
ロット部15〜17の外周側にて磁気的に接続されてい
る。
【0015】左側のスロット部15には左コイル3が、
中央のスロット部16には中央コイル4が、右側のスロ
ット部17には右コイル5がそれぞれ収容されている。
可動コア2は、軸方向両側の端面が磁極面となるように
磁化された3つの永久磁石21〜23と4つの軟磁性体
24〜27とを軸方向交互に一体化してなる。永久磁石
21、23は左端面がN極、右端面がS極に磁化され、
永久磁石22は左端面がS極、右端面がN極に磁化され
ている。これにより、軟磁性体24の外周面はN極、軟
磁性体25の外周面はS極、軟磁性体26の外周面はN
極、軟磁性体27の外周面はS極に、それぞれ磁化され
ている。
【0016】軟磁性体24の外周面は歯部11の内周面
に近接あるいは径方向に対面し、軟磁性体25の外周面
は歯部12の内周面に近接あるいは径方向に対面し、軟
磁性体26の外周面は歯部13の内周面に近接あるいは
径方向に対面し、軟磁性体27の外周面は歯部14に近
接あるいは径方向に対面している。この実施例では、永
久磁石21〜23の軸方向長Xは各スロット部15〜1
7の軸方向長Sに等しく形成され、歯部11、14の軸
方向長Yは軟磁性体24〜27の軸方向長Gに等しく形
成され、歯部12、13の軸方向長Zは0.5X+Yと
されている。これにより、この可動コア2の片側ストロ
ークSTKは各スロット部15〜17の軸方向長Sの半
分に等しくなる。もちろん、上記寸法以外の寸法の設定
も可能である。
【0017】その他、可動コア2の外周面に絶縁樹脂フ
ィルムなどを被着してそれらを一体化することも可能で
あり、可動コア2を摺動自在に保持する非磁性の筒部を
固定コア1の内周面に嵌入してもよい。以下、この電磁
式リニアアクチエータの動作を図1〜図4に基づいて順
次説明する。
【0018】なお、以下において、歯部11と軟磁性体
24との間の永久磁束をΦ1とし、歯部12と軟磁性体
25との間の永久磁束をΦ2とし、歯部13と軟磁性体
26との間の永久磁束をΦ3とし、歯部14と軟磁性体
27との間の永久磁束をΦ4として説明する。 (通電遮断時中央位置状態)図1は、可動コア2が中央
位置にある状態で各コイル3〜5への通電遮断した場合
を示す。
【0019】この時のディテントフォースについて以下
に説明する。この状態では、軟磁性体25の右端面が第
2歯部12の右端縁に等しい軸方向位置をもち、軟磁性
体26の左端面が第3歯部13の左端縁に等しい軸方向
位置をもつ。歯部11〜14と軟磁性体24〜27との
間の磁束量は、可動コア2が図1に示す中央位置から左
にずれると、全体として減少する。これは主に歯部13
と軟磁性体26とのエッジのずれの増加により歯部と軟
磁性体との間の磁束量が全体として減少するためであ
る。
【0020】同様に、歯部11〜14と軟磁性体24〜
27との間の磁束量は、可動コア2が図1に示す中央位
置から右にずれると、全体として減少する。これは主に
歯部12と軟磁性体25とのエッジのずれの増加により
歯部と軟磁性体との間の磁束量が全体として減少するた
めである。これにより、可動コア2は中央位置に安定に
保持される。
【0021】(通電遮断時左シフト位置状態)可動コア
2が左シフト位置にある状態で各コイル3〜5への通電
遮断した場合を図2を参照して以下に説明する。この状
態では、軟磁性体24の両端面が第1歯部11の両端縁
に等しい軸方向位置をもち、軟磁性体25の左端面が第
2歯部12の左端縁に等しい軸方向位置をもつ。
【0022】この時のディテントフォースについて以下
に説明する。歯部11〜14と軟磁性体24〜27との
間の磁束量は、可動コア2が図2に示す左シフト位置か
ら左にずれると、全体として減少する。これは主に歯部
11と軟磁性体24とのエッジのずれ、及び、歯部12
と軟磁性体25とのエッジのずれにより歯部と軟磁性体
との間の磁束量が全体として減少するためである。
【0023】同様に、歯部11〜14と軟磁性体24〜
27との間の磁束量は、可動コア2が図2に示す左シフ
ト位置から右にずれると、全体として減少する。これは
主に歯部11と軟磁性体24とのエッジのずれにより歯
部と軟磁性体との間の磁束量が全体として減少するため
である。これにより、可動コア2は左シフト位置に安定
に保持される (通電遮断時右シフト位置状態)可動コア2が右シフト
位置にある状態で各コイル3〜5への通電遮断した場合
を図4を参照して以下に説明する。
【0024】この状態では、軟磁性体27の両端面が第
4歯部14の両端縁に等しい軸方向位置をもち、軟磁性
体26の右端面が第3歯部13の右端縁に等しい軸方向
位置をもつ。この時のディテントフォースについて以下
に説明する。歯部11〜14と軟磁性体24〜27との
間の磁束量は、可動コア2が図4に示す左シフト位置か
ら右にずれると、全体として減少する。これは主に歯部
14と軟磁性体27とのエッジのずれ、及び、歯部13
と軟磁性体26とのエッジのずれにより歯部と軟磁性体
との間の磁束量が全体として減少するためである。
【0025】同様に、歯部11〜14と軟磁性体24〜
27との間の磁束量は、可動コア2が図4に示す右シフ
ト位置から左にずれると、全体として減少する。これは
主に歯部14と軟磁性体27とのエッジのずれにより歯
部と軟磁性体との間の磁束量が全体として減少するため
である。これにより、可動コア2は右シフト位置に安定
に保持される。
【0026】(通電による左シフト)通電により可動コ
ア2を中央位置から左シフト位置へ移動させる場合を図
1、図2を参照して以下に説明する。この場合には、コ
イル3にΦ1を増加させる方向に通電し、コイル4にΦ
3を減少させる方向に通電し、コイル5にΦ4を減少さ
せる方向に通電する。この実施例では、図における軸方
向右側から左側をみる姿勢で時計方向の電流の流れを正
通電方向とし、逆方向を逆通電方向とすれば、コイル
3、4に正通電方向に、コイル5に逆通電方向に通電す
る。
【0027】その結果、可動コア2を左に付勢するΦ1
が増加し、可動コア2を右に付勢するΦ3、Φ4が減少
ないしキャンセルされるので、可動コア2は左位置にシ
フトする。更に、この通電を持続する場合には、この左
シフト位置を強く保持することができる。
【0028】(通電による中央シフト)通電により可動
コア2を左位置から中央位置へ移動させる場合を図2、
図3を参照して以下に説明する。この場合には、コイル
3にΦ1、Φ2を減少させる方向に通電し、コイル4に
Φ2、Φ3を増加させる方向に通電し、コイル5にΦ
3、Φ4を減少させる方向に通電する。この実施例で
は、コイル3〜5を全て逆通電方向に通電する。
【0029】その結果、可動コア2を左に付勢するΦ1
が減少し、可動コア2を右に付勢するΦ3が大幅に増加
するので、可動コア2は中央置にシフトする。なお、可
動コア2を右に付勢するΦ4は減少するが、もともと、
Φ4は小さいので、問題とはならないばかりか、可動コ
ア2が右方向へシフトして中央位置へ達した後、慣性に
より更に右へ変位するのを抑止することができる。
【0030】上記の他、この左シフト位置から中央位置
への通電シフトにおいて、コイル5に通電を行わないこ
とも可能であり、この場合には、永久磁石23による磁
束を左シフトのための付勢力とすることができる。ま
た、シフトの後期ないし終了直後においてのみコイル5
に通電することも可能である。このようにすれば、シフ
ト初期において、左シフトのために永久磁石23による
磁束を利用し、シフトによる慣性をキャンセルするため
にシフト後期ないし終了直後にコイル5の通電による付
勢力を利用することができる。
【0031】更に、この通電を持続する場合には、この
中央位置を強く保持することができる。すなわち、既に
図1の通電遮断時中央位置の状態で説明したようにコイ
ル4が可動コア2をこの中央位置へ安定させるΦ2、Φ
3を強化し、コイル3が可動コア2を左動させる付勢力
を発生するΦ1を低減し、コイル5が可動コア2を右動
させる付勢力を発生するΦ4を低減するので、可動コア
2はこの中央位置で強く安定する。
【0032】(通電による右シフト)通電により可動コ
ア2を中央位置から右シフト位置へ移動させる場合を図
3、図4を参照して以下に説明する。この場合には、コ
イル5にΦ4を増加させる方向に通電し、コイル4にΦ
2を減少させる方向に通電し、コイル3にΦ1を減少さ
せる方向に通電する。この実施例では、コイル4、5に
正通電方向に、コイル3に逆通電方向に通電する。
【0033】その結果、可動コア2を右に付勢するΦ4
が増加し、可動コア2を左に付勢するΦ1、Φ2が減少
ないしキャンセルされるので、可動コア2は左位置にシ
フトする。更に、この通電を持続する場合には、この左
シフト位置を強く保持することができる。
【0034】(通電による中央シフト)通電により可動
コア2を右位置から中央位置へ移動させる場合を以下に
説明する。この場合には、既に説明した通電により可動
コア2を左位置から中央位置へ移動させる場合と同じで
ある。
【0035】(効果)いままで説明したこの実施例の電
磁式リニアアクチエータによれば、通電遮断状態でも可
動コア2を3つの位置で安定にさせることができ、更
に、3つのコイルへの通電により可動コア2をこれらの
位置でシフトさせることができる。したがって、シフト
時のみの通電で作動させることができ、電力節減を実現
し、コイルを短時間定格仕様とすることができるため装
置の小型化も実現することができる。
【0036】更に、強いディテントフォースを必要とす
る場合には、常時通電により更に安定に位置保持を行う
こともできる。なお、この実施例では、永久磁石21〜
23の軸方向長Xを各スロット部15〜17の軸方向長
Sに等しく形成し、歯部11、14の軸方向長Yを軟磁
性体24〜27の軸方向長Gに等しく形成し、歯部1
2、13の軸方向長Zを0.5X+Yとし、これによ
り、この可動コア2の片側ストロークSTKを各スロッ
ト部15〜17の軸方向長Sの半分に等しくなるように
設定したが、通電遮断状態における三位置安定と、コイ
ル3〜5への通電制御により位置シフトが可能な範囲で
上記寸法関係を静磁気理論に基づいて種々変更すること
ができることは当然である。
【0037】たとえば、永久磁石21〜23の軸方向長
Xを各スロット部15〜17の軸方向長Sの0.8〜
1.2倍に等しく形成し、歯部11、14の軸方向長Y
を軟磁性体24〜27の軸方向長Gの0.8〜1.2倍
に等しく形成し、歯部12、13の軸方向長Zを(0.
5X+Y)の0.8〜1.2倍に等しく形成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の電磁式リニアアクチエータにおいて通
電全遮断時で可動コアが中央位置にある場合を示す模式
軸方向断面図である。
【図2】実施例の電磁式リニアアクチエータにおいて左
シフト通電時の可動コア位置を示す模式軸方向断面図で
ある。
【図3】実施例の電磁式リニアアクチエータにおいて中
央位置復帰通電時の可動コア位置を示す模式軸方向断面
図である。
【図4】実施例の電磁式リニアアクチエータにおいて右
シフト通電時の可動コア位置を示す模式軸方向断面図で
ある。
【符号の説明】
1は固定コア、2は可動コア、3〜5はコイル、11は
第1歯部、12は第2歯部、13は第3歯部、14は第
4歯部、15〜17はスロット部、21は永久磁石(第
1永久磁石)、22は永久磁石(第2永久磁石)、23
は永久磁石(第3永久磁石)、24は軟磁性体(第1軟
磁性体)、25は軟磁性体(第2軟磁性体)、26は軟
磁性体(第3軟磁性体)、27は軟磁性体(第4軟磁性
体)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向一方側から順に軸方向へ所定間隔隔
    てて周面に突設される第1歯部、第2歯部、第3歯部及
    び第4歯部、及び、隣接する各前記歯部間に設けられた
    3つのスロット部を有する軟磁性の固定コアと、 前記スロット部に個別に収容される3つのコイルと、 軸方向一方側から第1軟磁性体、第1永久磁石、第2軟
    磁性体、第2永久磁石、第3軟磁性体、第3永久磁石及
    び第4軟磁性体の順に一体化されて前記永久磁石により
    前記第1、第3軟磁性体がN極に、前記第2、第4軟磁
    性体がS極に磁化されてなる軸方向移動自在な可動コア
    と、 を備え、 前記第1軟磁性体の周面は前記第1歯部の周面に対面可
    能に設けられ、前記第2軟磁性体の周面は前記第2歯部
    の周面に対面可能に設けられ、前記第3軟磁性体の周面
    は前記第3歯部の周面に対面可能に設けられ、前記第4
    軟磁性体の周面は前記第4歯部の周面に対面可能に設け
    られ、かつ、 前記可動コアは、各前記コイルへの通電、非通電の組み
    合わせにより、中央位置、一方位置及び他方位置からな
    る3つの安定位置をとるとともに、前記各コイルに通電
    しない場合に各前記歯部と前記可動コアの各前記軟磁性
    体との間の磁気力により前記3つの安定位置で安定する
    ことを特徴とする電磁式リニアアクチエータ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電磁式リニアアクチエータ
    において、 前記可動コアは、前記永久磁石により隣接する前記歯部
    に形成される磁束と同一方向へ磁束を形成する方向へ前
    記コイルの一つに通電し、前記永久磁石により隣接する
    前記歯部に形成される磁束と反対方向へ磁束を形成する
    方向へ残りの前記コイルに通電することにより前記3つ
    の安定位置間でシフトされることを特徴とする電磁式リ
    ニアアクチエータ。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の電磁式リニアアクチ
    エータにおいて、 前記可動コアが前記一方位置にある場合に、前記第1、
    第2軟磁性体の周面は前記第1、第2歯部の周面に径方
    向において略全面的に対面し、前記第3、第4軟磁性体
    の周面は前記第3、第4歯部の周面に略対面しない配置
    を有し、 前記可動コアが前記他方位置にある場合に、前記第3、
    第4軟磁性体の周面は前記第3、第4歯部の周面に径方
    向において略全面的に対面し、前記第1、第2軟磁性体
    の周面は前記第1、第2歯部の周面に略対面しない配置
    を有し、 前記可動コアが前記中央位置にある場合に、前記第2、
    第3軟磁性体の周面は前記第2、第3歯部の周面に径方
    向において略全面的に対面し、前記第1、第4軟磁性体
    の周面は前記第1、第4歯部の周面に略対面しない配置
    を有することを特徴とする電磁式リニアアクチエータ。
JP11026635A 1999-02-03 1999-02-03 電磁式リニアアクチエータ Pending JP2000224827A (ja)

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