JP2000224596A - 映像信号処理装置及びプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

映像信号処理装置及びプログラムを記憶した記憶媒体

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JP2000224596A
JP2000224596A JP11020603A JP2060399A JP2000224596A JP 2000224596 A JP2000224596 A JP 2000224596A JP 11020603 A JP11020603 A JP 11020603A JP 2060399 A JP2060399 A JP 2060399A JP 2000224596 A JP2000224596 A JP 2000224596A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二次元固体撮像素子から得られる複数の色光
の信号の振幅を白バランス補正する補正回路の動作が複
数の色光に対応した各出力信号に対してそれぞれ異なる
ことに起因して発生する1画素毎の直流誤差を除去す
る。 【解決手段】 色フィルタアレイを有するカラー固体撮
像素子1から出力される複数の色光の信号は、n個の白
バランス補正回路3〜5により、色光毎に1画素毎の白
バランス補正がなされた後、カラー固体撮像素子1の出
力信号の雑音を除去するための相関二重サンプリング回
路7に供給される。相関二重サンプリング回路7は、白
バランス補正された信号中の基準電位と信号電位との差
分を得て1画素毎の直流誤差を除去すると共に、雑音を
除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラー撮像装置から
得られる映像信号の処理に用いて好適な映像信号処理装
置及びプログラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】CCD等の固体撮像素子は、フォトダイ
オード等で構成された複数の受光素子で光電変換され蓄
積された信号電荷を、周知のゲート付き電荷積分増幅回
路(フローティング拡散層アンプとも呼ばれる)で電圧
信号に変換しているが、このゲート付き電荷積分増幅回
路は、1画素の信号電荷を電圧に変換した後のリセット
動作時にリセット雑音を発生するため、これも周知の相
関二重サンプリング法によってこのリセット雑音を除去
して映像信号だけを取り出している。
【0003】図7はこのような固体撮像素子を用いた従
来のカラー撮像装置の一例を示すブロック図である。図
7において、CCD等のカラー固体撮像素子1の出力信
号は、バッファ回路2を介して相関二重サンプリング回
路7に供給されてリセット雑音が除去される。相関二重
サンプリング回路7でリセット雑音が除去された出力信
号は、AGC回路11で所定の大きさに振幅を調整され
た後、アナログデジタル変換器(A/D変換器)12で
デジタル信号に変換され、次に映像信号処理回路13で
映像信号を形成している。
【0004】この固体撮像素子を使用してカラー画像を
撮像する方法として、固体撮像素子に、複数の色フィル
タが水平と垂直方向に所定の繰り返し周期で配列されて
なる色フィルタアレイを組み合わせ、固体撮像素子の出
力から各色フィルタに対応した色信号を分離する方法が
ある。
【0005】図8はこの固体撮像素子に組み合わされた
色フィルタアレイの一例を示す模式図である。図8にお
いて、色フィルタアレイは、緑(G)フィルタ20が走
査線毎に180°位相で配置され、赤(R)フィルタ2
1と青(B)フィルタ22が走査線順次に配置されて構
成されている。
【0006】図9は図8に示した色フィルタアレイが組
み合わされた固体撮像素子の出力信号を示す波形図であ
る。図示のように、n番目の走査線ではG信号とR信号
が交互に出力され、n+1番目の走査線ではG信号とB
信号が交互に出力されるが、周知の通り、固体撮像素子
の感度は、入射光の波長に依存すること、及び色フィル
タによって分光された色光成分の強度が異なることか
ら、図示のように、各走査線からは各色フィルタに対応
した大きさの異なるG信号、R信号、B信号が得られ
る。この大きさの異なった出力信号は、各色フィルタに
対応した出力信号毎に複数個の補正手段で振幅を補正し
て白バランスを補正している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
て、相関二重サンプリング回路で映像信号だけを取り出
しているにもかかわらず、白バランスを補正するために
複数個の補正手段で振幅を補正すると、この複数個の補
正手段の個々の動作点のバラツキが誤差として相関二重
サンプリング回路から得られる画像信号に重畳されるた
め、映像信号の黒バランスが狂うという問題点がある。
【0008】この問題点に関して図10、図11、図1
2を参照して説明する。図10は相関二重サンプリング
回路の動作を示す波形図である。図において、CCD出
力信号波形において、時間T1はゲート付き電荷積分増
幅回路のリセット期間、時間T2はリセット電位出力期
間、時間T3は信号出力期間である。時間T2のリセッ
ト電位出力期間は、リセット雑音が発生し、図示のよう
に、時刻t0の電位を基準に見ると、時刻t1ではVn
1、時刻t3ではVn2、時刻t5ではVn3…のリセ
ット雑音が発生している。
【0009】信号電荷による出力電圧は、このリセット
雑音によって変動したリセット電位を基準に出力される
ため、図示のように、サンプリングパルス1で時刻t
1、t3、t5のリセット電位をサンプリングし、他
方、サンプリングパルス2で時刻t2、t4、t6の信
号電荷出力をサンプリングする。この二つのサンプリン
グ出力の差分をとると、雑音が除去された出力信号Vs
1,Vs2,Vs3が得られる。
【0010】図11は白バランスを補正する補正手段の
従来例を示すブロック図、図12はその動作を示す波形
図である。図11において、カラー固体撮像素子1の出
力信号は、バッファ回路2を介して相関二重サンプリン
グ回路7に供給され、図10と同様に図12に示すCC
D出力信号波形とサンプリングパルス1、2でリセット
雑音が除去された出力信号を取り出す。
【0011】相関二重サンプリング回路7でリセット雑
音が除去された出力信号は、複数の白バランス補正手段
としてのR白バランス補正回路3、G白バランス補正回
路4、B白バランス補正回路5で白バランスを補正する
所定の大きさに振幅を調整される。白バランスが補正さ
れた信号は、切り替え回路6において、駆動パルス発生
回路8から供給されカラー固体撮像素子1を駆動する駆
動パルス9と同期した、各色信号を切り替える切り替え
パルス10によって、図8のn番目の走査線ではG信号
とR信号を交互に切り替えて出力し、n+1番目の走査
線ではG信号とB信号を交互に切り替えて出力する。
【0012】切り替え回路6の出力は、次にAGC回路
11で所定の大きさに振幅を調整された後、アナログデ
ジタル変換器(A/D変換器)12でデジタル信号に変
換され、次に映像信号処理回路13でカラー映像信号を
形成している。
【0013】しかしながら、複数の白バランス補正手段
は、各動作点の直流電位が異なる。これを図12にn番
目の走査線を例に示すと、G白バランス補正回路出力は
出力電位がV1であり、R白バランス補正回路出力は出
力電位がV2と異なる動作点電位となっている。
【0014】このG白バランス補正回路出力とR白バラ
ンス補正回路出力とを、切り替え回路6で切り替えパル
スにより、時刻t2から時刻t3までをG白バランス補
正回路の出力G1を、同様に、時刻t3から時刻t4ま
でをR白バランス補正回路の出力R1を順次選択するよ
うに切り替えて出力すると、図12の切り替え回路出力
波形に示すように、G白バランス補正回路の出力電位V
1と、R白バランス補正回路の出力電位V2との差分が
切り替え回路出力信号に切り替え直流誤差として含まれ
る。
【0015】この切り替え直流誤差が発生した切り替え
回路6の出力から映像信号処理回路13でカラー映像信
号を形成すると、輝度信号と色信号に切り替え直流誤差
が重畳されるため、画質が著しく劣化する欠点があっ
た。
【0016】本発明は前記従来の欠点をなくし、切り替
え直流誤差の発生がなく、画質を改善することを目的と
する。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による映像信号処理装置においては、複数
の色フィルタが水平と垂直方向に所定の繰り返し周期で
配列されてなる色フィルタアレイが組み合わされ、複数
の色光に対応した画像信号が得られるように構成された
二次元固体撮像素子の出力信号における複数の色光に対
応した各信号の振幅を白バランスを合わせるように補正
する1個以上の補正手段と、補正手段から得られる白バ
ランス補正された信号中の基準電位と信号電位との差分
を得て雑音を除去する相関二重サンプリング回路とを設
けている。
【0018】また、本発明による記憶媒体においては、
複数の色フィルタが水平と垂直方向に所定の繰り返し周
期で配列されてなる色フィルタアレイが組み合わされ、
複数の色光に対応した画像信号が得られるように構成さ
れた二次元固体撮像素子の出力信号における複数の色光
に対応した各信号の振幅を白バランスを合わせるように
補正する補正処理と、補正手段から得られる白バランス
補正された信号中の基準電位と信号電位との差分を得て
雑音を除去する相関二重サンプリング処理とを実行する
ためのプログラムを記憶している。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図1は本発明によるカラー固体撮像装
置の実施の形態を特徴的に示すブロック図である。図1
において、カラー固体撮像素子1には、複数の色フィル
タが水平と垂直方向に所定の繰り返し周期で配列された
色フィルタアレイが組み合わされて、複数の色光に対応
した信号が得られるように構成されている。
【0020】このカラー固体撮像素子1の出力信号はバ
ッファ回路2を介し、1〜n番までの複数個の白バラン
ス補正回路3、4、5に供給される。白バランス補正回
路はカラー固体撮像素子1から複数の色フィルタに対応
して得られる各出力信号の大きさを白バランスを補正す
るようにその振幅を調整する。
【0021】切り替え回路6は、駆動パルス発生回路8
から供給されカラー固体撮像素子1を駆動する駆動パル
ス9と同期した切り替えパルス10によって複数個の白
バランス回路の出力を選択し、元のカラー固体撮像素子
1の出力信号と同一の順序にして切り替え、白バランス
が補正された出力信号を得る。相関二重サンプリング回
路7は、白バランスが補正された出力信号を、周知の相
関二重サンプリング法で雑音を除去した映像信号を取り
出す。
【0022】次に、本発明の第1の実施の形態を図2、
図3、図4を参照して説明する。図2はカラー固体撮像
装置の構成を示すブロック図である。図2において、カ
ラー固体撮像素子1は従来例の図8と同様の色フィルタ
アレイが組み合わされている。この色フィルタアレイ
は、緑(G)フィルタ20が走査線毎に180°位相で
配置され、赤(R)フィルタ21と青(B)フィルタ2
2が走査線順次に配置されて構成されている。
【0023】この色フィルタアレイが組み合わされたカ
ラー固体撮像素子1からは、n番目の走査線ではG信号
とR信号が交互に出力され、n+1番目の走査線ではG
信号とB信号が交互に出力される。従来例の説明でも述
べた通り、固体撮像素子の感度は入射光の波長に依存す
ること、及び色フィルタによって分光された色光成分の
強度が異なることから、各走査線からは各色フィルタに
対応した大きさの異なるG信号、R信号、B信号が得ら
れる。このカラー固体撮像素子1の出力信号は、バッフ
ァ回路2を介して赤(R)信号の白バランス補正回路
3、緑(G)信号の白バランス補正回路4、青(B)信
号の白バランス補正回路5に供給される。
【0024】この各白バランス補正回路3、4、5は前
記大きさの異なるG信号、R信号、B信号の大きさを白
バランスを補正するようにその振幅を調整するが、この
とき、赤(R)信号の白バランス補正回路3は、R信号
について白バランス補正できる所定の大きさに合わせる
ようにそのゲインが設定される。このため、赤(R)信
号白バランス補正回路3の出力の、R信号以外のGとB
信号は全く意味のない大きさになる。
【0025】同様に、緑(G)信号の白バランス補正回
路4はG信号について白バランス補正できる所定の大き
さに合わせるようにそのゲインが設定される。このた
め、緑(G)信号白バランス補正回路4の出力の、G信
号以外のRとB信号に対しては全く意味のない大きさに
なる。青(B)信号の白バランス補正回路5についても
同様である。
【0026】切り替え回路6は、駆動パルス発生回路8
から供給されカラー固体撮像素子1を駆動する駆動パル
ス9と同期した切り替えパルス10によって、複数個の
白バランス回路3、4、5の、白バランス補正で所定の
大きさに調整された出力を選択する。このとき意味のな
い大きさの信号は使用しない。切り替え回路6の選択動
作は図3に示すように、前記切り替えパルス10によっ
て元のカラー固体撮像素子1の出力信号と同一の色信号
順序に切り替え、白バランスが補正された出力信号を得
る。
【0027】この切り替え回路6から得られる白バラン
スが補正された出力信号には、複数の白バランス補正手
段の各動作点の直流電位が異なるために発生する切り替
え直流誤差が含まれて出力される。
【0028】図4にこの切り替え直流誤差の波形を示
す。図4において、複数の白バランス補正手段は各動作
点の直流電位が異なる。これをn番目の走査線を例に示
すと、G白バランス補正回路出力は出力電位がV1、R
白バランス補正回路出力は出力電位がV2と異なる動作
点電位となっている。
【0029】このG白バランス補正回路出力とR白バラ
ンス補正回路出力とを、切り替え回路6で切り替えパル
スにより時刻t1から時刻t2までをG白バランス補正
回路4の有効な出力G1を、時刻t2から時刻t3まで
を、R白バランス補正回路3の有効な出力R1を順次選
択するように切り替えて出力すると、図4の切り替え回
路出力波形に示すように、G1→R1→G2→R2…と
カラー固体撮像素子の元の色信号の時間順序と同一の順
序で切り替えられた白バランスが補正された切り替え回
路出力が得られる。
【0030】この切り替え回路出力には、図示のよう
に、G白バランス補正回路4の出力電位V1と、R白バ
ランス補正回路3の出力電位V2との差分V1−V2が
切り替え直流誤差として含まれている。次に、この切り
替え直流誤差が含まれた白バランス補正された出力信号
を、相関二重サンプリング回路7において周知の相関二
重サンプリング法により雑音を除去すると、雑音が除去
されると同時に切り替え直流誤差も除去される。
【0031】図4は相関二重サンプリング回路7の動作
についても示す。図において、時刻trでサンプリング
パルス1でリセット電位出力期間をサンプリングし、他
方、時刻tsでサンプリングパルス2で信号電荷出力を
サンプリングする。この二つのサンプリング出力の差分
をとると、雑音が除去されると同時に切り替え直流誤差
も除去された出力信号Vg、Vrが得られる。実際に
は、相関二重サンプリング回路7によって、1画素毎の
直流誤差を100分の1以下に除去することができる。
【0032】相関二重サンプリング回路7の動作は図1
0に既に述べたが、図10において、時間T2のリセッ
ト電位出力期間はリセット雑音が発生し、時刻t0の電
位を基準に見ると、時刻t1ではVn1、時刻t3では
Vn2、時刻t5ではVn3…のリセット雑音が発生し
ている。
【0033】この図10と図4の切り替え回路出力波形
とを比較すると、切り替え直流誤差は、リセット雑音と
全く同様にリセット電位出力期間に重畳されている。従
って、信号電荷による出力電圧は、このリセット雑音と
切り替え直流誤差によって変動したリセット電位を基準
に出力されるため、図4に示す通り、サンプリングパル
ス1でリセット電位出力期間をサンプリングし、他方、
時刻tsでサンプリングパルス2で信号電荷出力をサン
プリングし、この二つのサンプリング出力の差分をとる
ことにより、雑音除去と同時に切り替え直流誤差も除去
される。その結果、相関二重サンプリング回路7からは
雑音と切り替え直流誤差が除去された出力信号Vg、V
rが得られる。
【0034】相関二重サンプリング回路7の出力は、次
に周知の映像信号処理を行ってカラー映像信号を形成す
る。即ち、図2においては、必要ならばAGC回路11
で所定の大きさに振幅を調整された後、アナログデジタ
ル変換器(A/D変換器)12でデジタル信号に変換さ
れ、次に映像信号処理回路13でカラー映像信号を形成
している。
【0035】次に、本発明の第2の実施の形態について
図5を参照して説明する。本実施の形態は、白バランス
補正回路を1個の利得可変回路で構成したものである。
図5において、第1の実施の形態と同様に、カラー固体
撮像素子1の出力信号は、バッファ回路2を介して1個
の白バランス補正回路(利得可変回路)14に供給され
る。R利得設定値15とG利得設定値16とB利得設定
値17は白バランス補正回路(利得可変回路)14の利
得を白バランスを補正するように設定するための利得設
定値である。
【0036】切り替え回路18は、このR利得設定値1
5とG利得設定値16とB利得設定値17を、駆動パル
ス発生回路8から供給されカラー固体撮像素子1を駆動
する駆動パルス9と同期した切り替えパルス19によっ
て選択する。切り替え回路18の選択動作はカラー固体
撮像素子1の出力信号のR、G、B各色信号の順序に切
り替え、白バランスが補正された出力信号を得る。
【0037】この白バランス補正回路(利得可変回路)
14から得られる白バランスが補正された出力信号は、
利得を切り替えた時に直流成分が利得に応じて増幅され
るために発生した画素毎の直流誤差が含まれる。この画
素毎の直流誤差は第1の実施の形態と同様に相関二重サ
ンプリング回路7において周知の相関二重サンプリング
法で雑音を除去すると、雑音が除去されると同時に画素
毎の切り替え直流誤差も除去される。以後の信号処理は
第1の実施の形態と同様である。
【0038】次に、本発明の第3の実施の形態について
図6を参照して説明する。本実施の形態は、1個の白バ
ランス補正回路と1個の利得可変回路を組み合わせた構
成としたものである。図6おいて、第1の実施の形態と
同様に、カラー固体撮像素子1の出力信号はバッファ回
路2を介して1個のG白バランス補正回路4と1個の白
バランス補正回路(利得可変回路)14に供給される。
【0039】R利得設定値15とB利得設定値17は、
白バランス補正回路(利得可変回路)14の利得を白バ
ランスを補正するように設定するための利得設定値であ
る。切り替え回路18は、このR利得設定値15とB利
得設定値17を、駆動パルス発生回路8から供給されカ
ラー固体撮像素子1を駆動する駆動パルス9と同期した
切り替えパルス10によって選択する。
【0040】切り替え回路18の選択動作はカラー固体
撮像素子1の出力信号のR、B各色信号の順序に切り替
える。切り替え回路6は、1個のG白バランス補正回路
4と1個の白バランス補正回路(利得可変回路)14の
出力を駆動パルス9と同期した切り替えパルス10で切
り替え、白バランスが補正された出力信号を得る。
【0041】この白バランスが補正された出力信号は第
1、第2の実施の形態と同様に、切り替え時に発生した
直流誤差が含まれているが、これについても同様に周知
の相関二重サンプリング法で雑音を除去すると、雑音が
除去されると同時に直流誤差も除去される。以後の信号
処理は第1の実施の形態と同様である。
【0042】尚、第1〜3の各実施の形態においては、
色フィルタはR、G、B三原色をモザイク状に配列した
色フィルタアレイについて述べたが、ストライプ状に配
列しても全く同様に本発明を実施できる。また、色フィ
ルタとして原色以外の補色フィルタを用いたモザイク状
およびストライプ状色フィルタを用いても全く同様に本
発明を実施できる。さらに、色フィルタの色数にも制限
はなく、図1のように、色フィルタの数に応じて白バラ
ンス補正回路をn個設けることができる。
【0043】また、図1、図2、図5、図6の各実施の
形態による構成は、ハードウェア構成で実現することも
できるが、CPUとメモリで構成されるコンピュータシ
ステムで実現することもできる。コンピュータシステム
に構成する場合には、上記メモリは、本発明による記憶
媒体を構成することになる。この記憶媒体には、各実施
の形態で説明した動作を実行するためのプログラムが格
納されることになる。
【0044】この記憶媒体としては、半導体記憶装置、
光ディスク、光磁気ディスク、磁気記録媒体等を用いる
ことができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、二次元
固体撮像素子から得られる複数の色光に対応した出力信
号の振幅を、白バランス補正した後で相関二重サンプリ
ングするようにしたものである。周知の通り、相関二重
サンプリング回路の雑音除去作用は非常に効果が高く、
従って、本発明によれば、白バランス補正のために出力
信号の振幅を補正する補正回路の動作が、複数の色光に
対応した各出力信号に対してそれぞれ異なることに起因
して発生する1画素毎の直流誤差を、相関二重サンプリ
ング回路によって、例えば100分の1以下に除去する
ことができる。このため、以後の信号処理に全く悪影響
を及ぼさなくなり、その結果、画質を改善することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による固体カラー撮像装置の実施の形態
を特徴的に示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図3】白バランス補正後の信号波形を示す波形図であ
る。
【図4】切り替え直流誤差を除去する動作を示す波形図
である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図6】本発明の第3の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図7】従来の固体カラー撮像装置を示すブロック図で
ある。
【図8】色フィルタアレイの構成図である。
【図9】カラー固体撮像素子の出力信号を示す波形図で
ある。
【図10】相関二重サンプリング回路の動作を示す波形
図である。
【図11】従来の白バランスを補正する補正手段の構成
図である。
【図12】白バランス補正回路の動作を示す波形図であ
る。
【符号の説明】
1 カラー固体撮像素子 2 バッファ回路 3、4、5 白バランス補正回路 6 切り替え回路 7 相関二重サンプリング回路 8 駆動パルス発生回路 9 駆動パルス 10 切り替えパルス 11 AGC回路 12 A/D変換器 13 映像信号処理回路 14 白バランス補正回路(利得可変回路) 15 R利得設定値 16 G利得設定値 17 B利得設定値 18 切り替え回路 19 切り替えパルス 20 Gフィルタ 21 Rフィルタ 22 Bフィルタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月31日(2000.1.3
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の色フィルタが水平と垂直方向に所
    定の繰り返し周期で配列されてなる色フィルタアレイが
    組み合わされ、複数の色光に対応した映像信号が得られ
    るように構成された二次元固体撮像素子の出力信号にお
    ける前記複数の色光に対応した各信号の振幅を白バラン
    スを合わせるように補正する1個以上の補正手段と、 前記補正手段から得られる白バランス補正された信号中
    の基準電位と信号電位との差分を得て雑音を除去する相
    関二重サンプリング回路とを設けたことを特徴とする映
    像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記補正手段が複数個設けられると共
    に、この複数個の補正手段の各出力の一つを選択して前
    記相関二重サンプリング回路に供給する切り替え手段を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の映像信号処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記切り替え手段は、前記映像信号の第
    一の走査線では、前記複数個の補正手段のうち、第一、
    第二の補正手段の出力を前記二次元固体撮像素子の1画
    素毎に選択して切り替え、第二の走査線では、第二、第
    三の補正手段の出力を前記1画素毎に選択して切り替え
    ることを特徴とする請求項2記載の映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記切り替え手段は、前記映像信号の第
    一の走査線では、前記複数個の補正手段のうち、第一、
    第二の補正手段の出力を前記二次元固体撮像素子の1画
    素毎に選択して切り替え、第二の走査線では、第三、第
    四の補正手段の出力を前記1画素毎に選択して切り替え
    ることを特徴とする請求項2記載の映像信号処理装置。
  5. 【請求項5】 前記切り替え手段は、前記映像信号の毎
    走査線で前記複数個の補正手段のうち、第一、第二、第
    三の補正手段の出力を前記二次元固体撮像素子の1画素
    毎に選択して切り替えることを特徴とする請求項2記載
    の映像信号処理装置。
  6. 【請求項6】 前記切り替え手段は、前記映像信号の第
    n番目の走査線では、前記複数個の補正手段のうち、第
    n番目の補正手段の出力を選択して切り替えることを特
    徴とする請求項2記載の映像信号処理装置。
  7. 【請求項7】 前記補正手段は一個設けられると共に、
    前記補正手段の利得を設定する複数個の利得設定手段
    と、 前記利得設定手段からの複数個の利得設定値の一つを選
    択して前記補正手段に供給する切り替え手段とを設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の映像信号処理装置。
  8. 【請求項8】 前記切り替え手段は、前記映像信号の第
    一の走査線では、前記複数個の利得設定値のうち、第
    一、第二の利得設定値を前記二次元固体撮像素子の1画
    素毎に選択して切り替え、第二の走査線では、第二、第
    三の利得設定値を前記1画素毎に選択して切り替えるこ
    とを特徴とする請求項7記載の映像信号処理装置。
  9. 【請求項9】 前記切り替え手段は、前記映像信号の第
    一の走査線では、前記複数個の利得設定値のうち、第
    一、第二の利得設定値を前記二次元固体撮像素子の1画
    素毎に選択して切り替え、第二の走査線では、第三と第
    四の利得設定値を前記1画素毎に選択して切り替えるこ
    とを特徴とする請求項7記載の映像信号処理装置。
  10. 【請求項10】 前記切り替え手段は、前記映像信号の
    毎走査線で前記複数個の利得設定値のうち、第一、第
    二、第三の利得設定値を前記二次元固体撮像素子の1画
    素毎に選択して切り替えることを特徴とする請求項7記
    載の映像信号処理装置。
  11. 【請求項11】 前記切り替え手段は、前記映像信号の
    第n番目の走査線では前記複数個の利得設定値のうち、
    第n番目の利得設定値を選択して切り替えることを特徴
    とする請求項7記載の映像信号処理装置。
  12. 【請求項12】 前記補正手段として、前記二次元固体
    撮像素子の出力信号の前記複数の色光に対応した出力信
    号のうち、第一の色光に対応した出力信号の振幅を補正
    する第一の補正手段と、第二、第三の色光に対応した出
    力信号の振幅を補正する第二の補正手段とを設けると共
    に、 前記第二の補正手段の利得を設定する複数個の利得設定
    手段と、 前記利得設定手段からの複数個の利得設定値の一つを選
    択して前記第二の補正手段に供給する第一の切り替え手
    段と、 前記第一の補正手段と第二の補正手段の各出力一つを選
    択して前記相関二重サンプリング回路に供給する第二の
    切り替え手段とを設け、 前記第一の切り替え手段は、前記複数個の利得設定値を
    前記二次元固体撮像素子の1画素毎に選択して切り替
    え、前記第二の切り替え手段は、前記第一の補正手段の
    出力と第二の補正手段の出力とを前記二次元固体撮像素
    子の1走査線と1画素毎に選択して切り替えることを特
    徴とする請求項1記載の映像信号処理装置。
  13. 【請求項13】 前記第一の切り替え手段は、前記映像
    信号の第nの走査線では、前記複数個の利得設定値のう
    ち、第一の利得設定値を選択して切り替え、第n+1の
    走査線では、第二の利得設定値を選択して切り替え、前
    記第二の切り替え手段は、前記第一の補正手段と前記第
    二の補正手段の出力を前記1画素毎に選択して切り替え
    ることを特徴とする請求項12記載の映像信号処理装
    置。
  14. 【請求項14】 前記第一の切り替え手段と第二の切り
    替え手段は、毎走査線で前記二次元固体撮像素子の第n
    画素で第二の補正手段の出力を、第n+1画素で前記複
    数個の利得設定値のうち、第一の利得設定値を、第n+
    2画素で前記複数個の利得設定値のうち、第二の利得設
    定値を選択して切り替えることを特徴とする請求項12
    記載の映像信号処理装置。
  15. 【請求項15】 前記第一の切り替え手段は、前記映像
    信号の第n番目の走査線では、前記複数個の利得設定値
    のうち、第n番目の利得設定値を選択して切り替え、第
    n+1番目の走査線では、第n+1番目の利得設定値を
    選択して切り替え、第n+3番目の走査線では、前記第
    二の切り替え手段の出力を選択して切り替えることを特
    徴とする請求項12記載の映像信号処理装置。
  16. 【請求項16】 複数の色フィルタが水平と垂直方向に
    所定の繰り返し周期で配列されてなる色フィルタアレイ
    が組み合わされ、複数の色光に対応した画像信号が得ら
    れるように構成された二次元固体撮像素子の出力信号に
    おける前記複数の色光に対応した各信号の振幅を白バラ
    ンスを合わせるように補正する補正処理と、 前記補正処理により得られる白バランス補正された信号
    中の基準電位と信号電位との差分を得て雑音を除去する
    相関二重サンプリング処理とを実行するためのプログラ
    ムを記憶した記憶媒体。
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