JP2000224529A - 画像再生装置 - Google Patents

画像再生装置

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JP2000224529A
JP2000224529A JP11026322A JP2632299A JP2000224529A JP 2000224529 A JP2000224529 A JP 2000224529A JP 11026322 A JP11026322 A JP 11026322A JP 2632299 A JP2632299 A JP 2632299A JP 2000224529 A JP2000224529 A JP 2000224529A
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Yoshihiro Hara
吉宏 原
Nobuo Hashimoto
信雄 橋本
Masaaki Kuriyama
正昭 栗山
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データ保存において画像を劣化させない
画像再生装置を提供する。 【解決手段】 画像再生装置において、第1の画像記録
媒体に記録されたデジタル画像データの補正を行い、補
正されたデータでプリントを行う。さらに、データ保存
において、第1の画像記録媒体と異なる第2の画像記録
媒体に、第1の画像記録媒体に記録されていたデジタル
画像データと同一のデジタル画像データを保存する。こ
うして、画像再生装置において、画像処理は行ってプリ
ントをする一方、画像記録媒体に原画像データを保存す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル画像デー
タから画像を再生する画像再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラなどにおいて、画像がデ
ジタル画像データとして記録メディアに記録する。画像
再生装置は、印画紙にプリントする場合に、記録メディ
アからデジタル画像データを読み出して、光に変換して
印画紙を露光してプリントを行う。現在発売されている
デジタルカメラは、多数の種類があり、各カメラによっ
て大きく画質性能がばらつくのが現状である。そのた
め、画像補正をしないとプリントに耐え得ない画質の画
像も多く存在する。したがって、画像再生装置では、画
質の補正を行ってプリントを行う。たとえば複数枚の画
像を同時にプリントする場合、デジタル画像データを自
動的に補正することにより、プリント画像を補正する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像データの記
録メディアへの保存が可能な画像再生装置では、画像の
プリント画質を良くするための画像補正(色補正、コン
トラスト補正など)は行われていない。画像補正が行わ
れていないので、当然ながら、記録メディアに保存する
画像データは、画質に関する画像補正を行っていない画
像データとなる。ここで、画像補正を行う画像再生装置
における画像データの保存において、画質に関する補正
をした後の画像データを保存することも考えられる。し
かし、このようにすると、画像を焼き増ししたいと考え
て保存済みの記録媒体(第2の画像記録媒体)を持ち込
んでプリントした場合、再度、画質に関する補正を行っ
て、その結果、逆に画質が劣化する可能性が出てくる。
また、これを何重にも繰り返すと画質がどんどん悪くな
る。
【0004】本発明の目的は、画像を補正できるととも
に、画像を劣化させないように画像データを保存する画
像再生装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像再生装
置は、第1の画像記録媒体に記録されたデジタル画像デ
ータを入力する画像データ入力手段と、画像データの補
正を行う画像補正手段と、画像補正手段により補正され
たデータでプリントを行うプリント手段と、画像データ
を画像記録媒体に保存するデータ保存手段とを備える。
ここに、データ保存手段が、上記の第1の画像記録媒体
と異なる第2の画像記録媒体に保存する画像データは、
上記の第1の画像記録媒体に記録されていた画像データ
と同一である。こうして、画像再生装置において、画像
補正手段による画像処理は行うが、データ保存手段は原
画像データを保存する。たとえば、上記の画像再生装置
において、上記の画像補正手段は、画像データに対して
色、コントラストまたは周波数に関する補正を行う。ま
た、上記の画像再生装置において、上記のデータ保存手
段が上記の第2の画像記録媒体に記録する画像データ
は、色、コントラストおよび周波数に関する画像補正を
行っていない画像データである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の実施の形態を説明する。なお、図面において、同じ
参照記号は同一または同等のものを示す。図1は、本発
明の実施の形態の画像再生装置1の外観を示す。この画
像再生装置1は、使用者が料金を投入し自分で画像を確
認しプリントを得るコインベンダー方式の装置である。
料金は投入口8に投入される。装置の上部に、メディア
装填部2が設けられ、使用者は、4種類の画像記録用メ
ディア(スマートメディア、コンパクトフラッシュ、光
ディスクおよびフロッピーディスク)のいずれかを装填
できる。メディア装填部2には防塵対策用のカバー3が
備えられる。なお、カバーではなく、個々の装填口に防
塵用のシャッターを設けるようにしてもよい。装填可能
なメディアの種類を表示するため、パネル7が、メディ
ア装填部2の横に配置される。モニター4は、画像及び
操作指示を表示するために設けられ、表面にタッチパネ
ルが形成されている。また、キーボード5は各種指示を
行うために用いられる。装置の内部には、通常の写真を
プリントするための銀塩プリンタ16とシールプリント
をプリントするための昇華型プリンタ18が搭載されて
いる(図3参照)。プリントは排出口6から排出され
る。使用者は料金を投入口8に投入し、モニター4とキ
ーボード5で本装置を操作する。
【0007】図2は、記録メディア装填部2と表示パネ
ル7をより詳細に示す。まず、表示パネル7には本装置
に装填可能な4種類の画像記録用メディアの形状が表示
されている。装填可能なメディアは、スマートメディア
(SM)、コンパクトフラッシュ(CF)、光ディスク(C
D)およびフロッピーディスク(FD)である。各記号の
左側の数字は装填口の番号に対応する。使用者は記録メ
ディアの種類をパネル7の表示と照合し、該当するメデ
ィアを選択する。選択の手段としては、パネル7上にタ
ッチスイッチを設けても良いし、キーボード5で番号を
入力するようにしてもよい。また、モニター4上のタッ
チパネルで選択可能にしても良い。使用者がメディアを
選択すると、選択されたメディアに対応する装填口の横
に設けられた表示21が点灯する。図2に示された例で
は、スマートメディアに対応する表示21が点灯されて
いる。使用者は表示21が点灯している装填口に記録メ
ディアを装填する。以上のようにすることで使用者は自
分のメディアを識別でき、まちがった装填口にメディア
を装填することがなくなる。
【0008】図3は画像再生装置内部のブロック図であ
る。装置全体は、全体制御部20により制御される。ド
ライブ10はスマートメディアに記録されている画像を
読み出す。ドライブ11は、コンパクトフラッシュに記
録されている画像を読み出す。ドライブ12は光ディス
クに記録されている画像を読み出す。ドライブ13は、
フロッピーディスクに記録されている画像を読み出す。
画像信号処理部14は、各ドライブ10〜13から受け
取った各メディアからのデジタル画像信号をモニタ用及
びプリント用に処理し、メモリ部15は、信号処理され
た画像を記録する。メモリ15に記録されている内容が
モニター4及びプリンタ16、18により再生される。
【0009】銀塩プリンタ16は、銀塩ペーパーに対し
てデジタル画像の露光を行った後に、現像、定着、安定
処理を行ってデジタル銀塩プリントを作成する。本装置
では、銀塩の露光制御部として図示しないPLZT光シ
ャッターアレイを使用している。第1インターフェース
(IF)17は、銀塩プリンタ16とのインターフェイス
である。第1インターフェース17を介して、メモリ1
5に記録されたプリント用の画像データが銀塩プリンタ
16に送られるとともに、全体制御部20から銀塩プリ
ンタ16にプリント開始命令が送られ、また、銀塩プリ
ンタ16から全体制御部20へはプリント状態データが
送られる。もう1つのプリンタ18は、シールプリント
作成用の昇華型プリンタである。本プリンタ18は、シ
ールプリントに適したプリンタであれば他の方式のプリ
ンタ(例えばインクジェット方式、熱溶融方式のプリン
タ)でもよい。第2インターフェース(IF)19は、シ
ール用プリンタ18とのインターフェイスであり、第1
インターフェース17とほぼ同等の機能を有する。
【0010】次に、画像再生装置における全体制御部2
0による制御シーケンスについて説明する。図4〜図1
2は、サービスメニュー表示から各種サービス選択、プ
リントまでのメインシーケンスのフローチャートであ
り、また、図13〜図22は、メインシーケンスからコ
ールされるサブルーチンを示す。制御について、図23
〜図27のモニター4の表示例、図28のインデックス
画像のプリント例、図29のマルチ画像のプリント例、
図30のテンプレートの例とともに説明する。
【0011】図4は、サービスメニュー表示からインデ
ックス表示までのフローチャートである。本装置が起動
されると、まず、本装置で利用可能なサービスメニュー
をモニター4に表示する(ステップS101、以下「ス
テップ」を省略する)。図23はそのサービスメニュー
選択画面を示す。使用者は希望のサービスをタッチパネ
ルで選択する。本実施形態では、以下の6種のサービス
(プリントモード)が利用可能である。 (1)全数プリント(メディアに記録された画像を全て
プリントする場合に選択するモード) (2)個別指定プリント(メディアに記録された画像を
個別に指定してプリントするモード) (3)インデックスプリント(インデックスプリントを
するモード) (4)シールプリント(シールプリントをするモード) (5)画像合成(画像合成をするモード) (6)データ保存(メディアCD−R、FD、MOにデ
ータ保存をするモード)
【0012】画像合成を選択すると、次に、マルチ画像
作成モードとテンプレート合成モードのいずれかを選択
する画面が表示される。(この選択画面は図示しな
い。)使用者は希望のモードをタッチパネルで選択す
る。なお、インデックスプリントは、全数プリントモー
ドや、個別指定プリントモードにおいても選択できる。
【0013】デジタルカメラなどに装填可能な画像記録
メディア(スマートメディア、コンパクトフラッシュな
ど)は記憶容量に対して非常に価格が高いため、画像の
プリントと同時にデータの保存処理を指定できることが
望ましい。そこで、データ保存は、全数プリントモー
ド、個別指定プリントモードおよびシールプリントモー
ドにおいても選択できるようにする。また、インデック
スプリントやシールプリントでは、複数の入力画像デー
タを合成する画像処理が含まれる。後で説明するよう
に、このような画像合成を含むプリントモードが選択さ
れた場合は、画像処理に長時間を要するので、プリント
制御を開始する前に画像データの合成を行う。
【0014】サービスメニューからどのサービスを選択
しても、インデックス表示までの処理は共通である。ま
ず、画像の取り込みとインデックス表示を行うために、
使用者は画像入力用の記録メディアの選択を行う(S1
02)。モニタ上にメディアを表示して選択可能として
も良いし、パネル7やキーボード5で選択してもよい。
使用者が選択すると、表示パネル7において、選択され
たメディアの装填口の表示21が点灯する(S10
3)。次に、使用者がメディアを装填するのを待つ(S
104)。さらに、なるべく正確で高速にデータを読み
込むため、また、最適な画像補正情報を選択するため
に、使用者にカメラのメーカーとカメラ機種の選択をし
てもらう(S105、S106)。そして、S105と
S106で設定された情報をもとに、最適な画像処理情
報を設定する(S107)。ここで、メーカーとカメラ
機種から色味と解像度を分析して最適な補正データを設
定する。これにより、画質性能があまりよくないデジタ
ルカメラで撮影した画像でも最適な補正により美しくプ
リントできる。
【0015】次に、データ入力・解凍のサブルーチン
(図13参照)をコールして、メディアから画像データを
入力して、解凍する(S108)。図13は、データ入
力・解凍(図4、S108)のサブルーチンを示す。記録
メディアからデータ入力をした後に(S801)、その
原画像データをメモリに保存する(S802)。操作終
了まで原画像データを保存しておき、常にアクセス可能
とするためである。データ保存時等ではこのデータを直
接保存メディアに保存する。メディアに保存する画像デ
ータは生データ(原画像データ)なので、保存メディア
を持ってきても同性能のプリントを提供できる。また、
データ保存を繰り返すことでも画質が劣化しない。次
に、データ(圧縮画像データ)を解凍して(S803)、
リターンする。
【0016】データ入力・解凍の次に、まず使用者にノ
ーマル画像を確認してもらうために、自動画像補正をせ
ずにモニター4の画面にインデックスを表示する。そこ
で、インデックス表示(画像補正無し)のサブルーチン
(図14参照)をコールして(S109)、インデックス
表示のための解像度変換(縮小)を行う。図14は、イン
デックス表示(画像補正なし)のサブルーチン(図4、
S109)である。ここで、インデックス表示のサイズ
に合わせて解像度変換(縮小: 解像度の減少)を行って
(S901)、モニター4の画面に対する表示位置の設
定を行って(S902)、リターンする。次に、作成さ
れたインデックス表示用データをモニター4の画面に表
示する(S110)。読み込んだデータから順次インデ
ックスに表示するので、画像読込のための時間待ちの煩
わしさを回避する。最後の記録データまでS108〜S
110の処理を繰り返す。
【0017】図24は、インデックス表示画面の例を示
す。記録画像数が多い場合は、「次へ」キーや「戻る」
キーで画面を送る。モニター4におけるインデックス画
面は標準のインデックスプリントと同じデータ配列で表
示されているので、インデックスプリントのイメージを
つかみやすくなっている(図24と図28参照)。ま
た、この表示形態をとることでインデックスプリントの
プレビュー表示が無くても問題は少なくなる。
【0018】インデックスがモニター4の画面に表示さ
れると、次に、自動画像補正を行うかどうか使用者に確
認する(S111)。自動画像補正を行わない場合(S
111でNO)は、S119に進み、各種サービスを処
理する。一方、自動画像補正が選択されれば(S111
でYES)、まず自動画像補正を表すフラグF_APC
Tを1にセットする(S112)。次に、インデックス
表示(自動画像補正)のサブルーチン(図15参照)を
コールして(S113)、画像の自動補正と画像データ
の縮小を行う。図15は、このインデックス表示(自動
画像補正)(図14、S113)のサブルーチンであ
る。まず、解凍済みの原画像に対して1画像毎に自動画
像補正をかける(S1001)。この自動画像補正は、
多少悪い画質の画像でもきれいな画像に変換する機能を
有している(図16参照)。次に、このデータに対して解
像度変換(サイズ縮小)を行って(S1002)、画面上
での表示位置を設定して(S1003)、リターンす
る。このように、原画像データに対して自動画像補正を
実施することで、インデックス表示時の自動画像補正と
標準サイズ時の自動画像補正結果を同じにすることがで
きる。(先に縮小を行ってから自動画像補正を行うと、
仕上がりが微妙に異なる可能性がある。)なお、出来上
がり画質の一致性よりも速度を優先する場合は、先に縮
小を行った後に自動画像補正を行う。次に、モニター4
に順次インデックス表示を行う(S114)。最後の記
録画像が処理されるまで、自動画像補正をしながら、S
113〜S114の処理を繰り返し、順次インデックス
を表示する。以上の処理でインデックス表示が完了すれ
ば、モニター4に画像補正済みの画像が複数枚表示され
ているので、本装置の画像補正の傾向がわかりやすい。
補正なしの画像を示した後に、補正ありの画像を示すの
で、自動画像補正の効果が良くわかる。画面を上下や左
右に分割して表示すると、よりわかりやすい。
【0019】使用者はインデックス画面で全体の補正の
効果を確認できるので、好みの画像補正であるかどうか
非常に判断しやすい。そこで、次に、好みの自動画像補
正であるかどうか使用者に確認する(S115)。使用
者は、インデックス画面で表示されている複数枚の画像
に対してこの装置の画像補正が使用者の好みにマッチし
ているかどうかを確認し、自動画像補正の有無を選択す
る。使用者が好みの自動画像補正であると判断すると、
S119にジャンプし、先にS101で選択されたサー
ビスを行う。
【0020】好みの画像補正でないと使用者が判断すれ
ば(S115でNO)、自動画像補正無し状態に設定し
直して(フラグF_APCT=0)(S116)、インデ
ックス表示画像補正無しのサブルーチンをコールして
(S117)、補正無しのインデックス画像データを表
示する(S118)。使用者はこの表示データを見て最
終確認を行う。
【0021】このように、好みの自動画像補正であるか
どうかをインデックス画面を基に確認するので、画像全
体に顕著な画質の傾向が現れやすいデジタルスチルカメ
ラや、また、カメラにおいて独自の絵造りを行っている
デジタルスチルカメラの画像に対して、最も使用者の好
みの画像を再生することが可能になる。結果的に、快適
な操作の後に、好みのプリント画像を受け取ることが可
能となる。特に、常に画像を扱っているプロ(写真店の
店員など)ではなく、写真に対する素人が操作可能なセ
ルフタイプの画像再生装置においては、このような選択
方法が望ましい。画像データ入力とインデックス表示が
完了すれば、画像データ破壊防止のために、使用者にメ
ディアを抜いてもらう(S119)。その後、S101
で選択されたサービスメニューに従って、各種サービス
のフローに進む。
【0022】このように、最初に画像再生方法を選択し
た後で、画像データを取り込んでその画像データの自動
補正の効果を確認した後で、詳細な再生方法を選択でき
る。このため、画像データを確認しながら、その画像に
最適な画像再生方法を選択できる。この場合、たとえ
ば、全数プリントは行うが、インデックスプリントも必
要な場合や、全数プリントを行い、そのプリントのサイ
ズを自分なりに設定したい場合、また、全数プリントと
データの保存を同時に行いたい場合は、そのような画像
再生方法の組合せの選択を一連の流れで設定できる。こ
うして、操作時間と待ち時間を短縮した快適な画像再生
が実現できる。
【0023】次に、各種サービス(全数プリント、個別
指定プリント、インデックスプリント、シールプリン
ト、データ保存)の処理について説明する。まず、全数
プリントモードについて説明する。図5は、全数プリン
ト選択時のフローチャートである。まず、インデックス
画像の表示と同時に、以下の設定をモニター4の画面に
表示する(S201〜S203)。これにより、以下の
いずれかのサービスが選択できる。 プリントサイズ <L/H> インデックスプリント <有/無> データ保存 <CD−R、FD、MO、無> 全数プリントの場合は、プリントサイズ=「L」、イン
デックスプリント=「有」、データ保存=「CD−R」
がデフォルトとして設定されている。しかし、この画面
状態で変更をしたければ、任意に設定変更も可能であ
る。また、上記設定と共に、現在の設定での金額を演算
してモニター4に表示する(S204)。図25は、こ
の状態の画面の1例を示す。インデックス画面表示と同
時にメニューが変更でき、またそれに応じた金額が表示
されているので、予算に合わせた選択が可能となる。設
定が完了すれば、使用者が「OK」ボタンを押すと、次
に進む(S205)。
【0024】次に、保存メディア挿入のサブルーチン
(図17参照)をコールして(S206)、データ保存
が設定されていることを確認して、保存メディアの挿入
を待つ。使用者により保存メディアが挿入されると、再
度、モニター4にサービス内容と最終の金額を表示して
(S207〜S208)、使用者による入金を待つ。図
26は、この画面の1例を示す。入金があると、釣銭等
の料金処理を行う(S209)。
【0025】ここで、プリント制御状態に進む。まず、
プリント制御ループに入る前に行っておくべき設定及び
データ作成を行うため、プリント前処理のサブルーチン
(図19参照)をコールする(S210)。プリント制
御ループに入ると、まず、記録画像データをプリント可
能な画像に変換するために画像処理のサブルーチン(図
21参照)をコールする(S211)。ここで、データ
解凍、自動画像補正、解像度変換等が行われる。銀塩プ
リンタ16の高速性能をフルに発揮するために、プリン
タの1画像露光時間よりも短い時間で処理できる処理の
みが行われる。
【0026】画像処理(S211)が完了すれば、次
に、プリンタ16のPLZT光シャッターアレイの特性
に合わせるため、画面に表示された画像とプリントされ
た画像が同じになるように色補正等のPLZTデータ変
換を行って(S212)、PLZT光シャッターアレイ
出力用のメモリにプリント用の画像データを保存する
(S213)。そこに保存されたデータは、ハードウエ
アで順次読み出され、第1インターフェース17を介し
てプリンタ16に転送される。インデックス画像を含め
た全画像データが終了するまで、プリント制御ループ
(S211〜S213)を繰り返す。
【0027】プリンタ16では、転送されたデータは、
PLZT光シャッターアレイにて印画紙に露光され(S
215)、現像、定着、安定、乾燥等の処理を経て、プ
リント画像が作成される(S216)。データ転送が終
了するまでプリント処理(S215〜S216)を繰り
返す。プリント処理側は、S213からのデータが送信
されなければデータ受信待ちを行うように設計されては
いる。しかし、データ受信待ちをするようでは、1枚当
たりの処理が高速な銀塩プリンタの性能をフルに発揮で
きないので、S211〜S213のループはプリント処
理時間以内に完了することが望ましい。プリント制御ル
ープ(S211〜S213)で全画像データの処理が終
了すれば、次に、データ保存処理(図18参照)を行う
(S214)。銀塩プリンタは、1枚目のプリントが出
るまでは数分の時間がかかるが、1枚ごとのプリント間
隔は短い。銀塩プリンタのような、プリントデータ出力
からプリント完了までの時間が長いプリンタでは、デー
タ出力完了後にデータの保存処理を行っても、数分以内
に完了すれば、プリント完了と同時にデータ保存も完了
している。また、データ保存枚数が多くても、このタイ
ミングで制御することで、待ち時間は最も短くなる。
【0028】この制御を達成するためのもう1つのポイ
ントは、プリント制御に入る前に使用者が保存用のメデ
ィアの装填を完了することである。装填を完了している
と、プリントが開始されれば使用者はその場を離れるこ
とが可能となる。所定時間後に戻ってくれば、プリント
とデータ保存が共に完了している。デジタルカメラなど
に装填可能な画像記録メディア(スマートメディア、コ
ンパクトフラッシュなど)は記憶容量に対して非常に価
格が高いため、画像のプリントと同時にデータの保存処
理を指定することが多く考えられる。画像データのプリ
ントと画像データのデータ保存を使用者が同時に指定で
きるようにしたので、プリント処理時間を待った後に、
データ保存をしてデータ保存処理を待つような二度手間
や不要な時間待ちをしなくてすむ。
【0029】次に、個別指定プリントモードについて説
明する。図6は、個別指定プリント選択時のフローチャ
ートである。まず、モニター4において、インデックス
画面表示にプリントの枚数が設定された表示となる(S
301)。枚数設定時に、モニター4において画像をタ
ッチパネルで選択すると画像が拡大される。使用者は、
画像を詳細に確認しながら、プリント枚数を設定する
(S302)。インデックス画像とそのプリント枚数の
表示と同時に、以下の設定が表示される(S303〜S
305)。 プリントサイズ <L/H> インデックスプリント <有/無> データ保存 <CD−R、FD、MO、無> 個別指定プリントモードの場合は、プリントサイズ=
「L」、インデックスプリント=「無」、データ保存=
「無」がデフォルトとして設定されている。しかし、変
更したければ、使用者は、この画面状態で任意に設定変
更ができる。また、全体プリントモードと同様に、さら
に現在の設定での金額を演算して表示する(S30
6)。インデックス画面表示と同時にメニューが変更で
き、またそれに応じた金額が表示されていることで、予
算に合わせた選択が可能となる。設定が完了すれば、使
用者が「OK」ボタンを押すと(S307)、次に進
む。
【0030】次に、データ保存の設定を確認して、設定
に応じて保存メディアの挿入を待つ(S308)。使用
者によりメディアが挿入されると、再度、サービス内容
と最終の金額を表示して、使用者による入金を待つ(S
309〜S310)。そして、入金があると、釣銭等の
料金処理を行う(S311)。次に、プリント制御状態
に進む。プリントは、図5の全数プリントモードとほぼ
同様に行われる。このフローのS313〜S316が全
数プリントモードについての図5のS211〜S216
に対応する。ここでは、説明の重複をなくすため詳細な
説明は省略する。
【0031】次に、インデックスプリントモードについ
て説明する。基本的なインデックスプリントは、横に3
画像、縦に4画像が配置された画面であり、記録画像の
枚数が多くなれば、1枚の画像サイズを縮小する。横に
5画像、縦に7画像まで印字可能となる。図27はこの
画面の1例を示す。図15は、サービスメニュー(図2
3)及びその他のメニューでインデックスプリントが選
択されて、出力されたインデックスプリントの例を示
す。基本的な設定では、カット用のミシン目が表示され
たプリントが出力される。この線に沿ってカットするこ
とで、CD−Rのケースに収納可能である。インデック
スプリントモードで表示されるインデックス表示画面で
は、後で図22を参照して説明するが、5*7=35枚
以上の記録画像の場合では、標準のプリントサイズでは
印字不可能となるため、横長にするか、複数枚にするか
を使用者が選択できる。画像データを多く記録した記録
メディアのインデックスプリントをプリントする際に、
横長にするか、複数枚にするかを選択可能としたので、
使用者の好みのインデックスプリントを得ることができ
る。
【0032】図7は、インデックスプリント選択時のフ
ローチャートである。インデックスプリントモードが選
択されれば、そのプリント状態を表示するために、まず
インデックス画像データを作成する(S401、図22
参照)。つぎに、作成したインデックス画像データに解
像度変換等を行って、モニター4にインデックスプリン
ト状態の画像を表示する(S402)。図27は表示画
面の1例を示す。さらに、この画面には、インデックス
プリントの枚数設定(S403)、データ保存の選択
(S404)、現在金額(S405)も同時に表示され
る。インデックスプリント選択時のデフォルトの設定
は、インデックスプリント枚数=「1枚」、データ保存
=「CD−R」であるが、使用者の意志で変更は可能で
ある。
【0033】次に、インデックスプリントのプレビュー
画面と現在の金額を確認しながら、気に入ったら「O
K」ボタンを押して、次に進む(S406)。次に、デ
ータ保存が選択されていれば、保存用のメディアの挿入
を待つ(S407)。メディアが挿入されると、図5の
全数プリントモード及び図6の個別指定プリントモード
とほぼ同様の処理を行う(S408〜S417)。この
フローのS408〜S417が全数プリントモードにつ
いての図5のS207〜S216に対応する。ここで
は、説明の重複をなくすため詳細な説明は省略する。
【0034】なお、上述の例では、プリント画像の数が
所定数以上の場合にのみインデックスプリントの形態を
使用者が選択できるようにしている。しかし、インデッ
クスプリントの変形例では、プリント画像の数によらず
に、インデックスプリントが選択されたときに、モニタ
ー画面において、複数の画像を1枚のペーパーにプリン
トする第1のプリント形態、または、複数の画像を複数
枚(2枚以上)のペーパーにプリントする第2のプリン
ト形態を使用者が選択可能とする。プリントは、使用者
の選択したプリント形態により行われる。なお、以上で
は、複数枚のデジタル画像データの1枚のペーパーへの
プリントの例としてインデックスプリントについて説明
した。しかし、複数枚のデジタル画像データの1枚のペ
ーパーへのプリントは、複数枚のデジタル画像データの
1枚のペーパーへのプリントする他のプリントモードで
も、複数枚や横長/縦長のプリント形態を選択可能にで
きる。
【0035】次に、シールプリントモードについて説明
する。図8は、シールプリントモードのフローチャート
である。シールプリントが選択されれば、まず、シール
にする画像を使用者に選択してもらう(S501)。選
択された画像は拡大表示され(S502)、その画像で
良ければ、次に進む(S503)。次に、選択された画
像の解像度を変換して縮小し、複数個並べてシール画像
データとし、作成したシール画像データをプレビュー表
示する(S504)。使用者は、その画像データを見な
がら必要枚数を設定し(S505)、金額を確認して
(S506)、良ければ「OK」ボタンを押す(S50
7)。
【0036】次に、確認のため、サービス内容と金額の
表示を行って(S508〜S509)、料金処理(入
金、つり銭)(S510)の後に、シールプリント制御
に進む。まず、プリント前処理(図19参照)で、プリ
ント制御の前に必要な処理を実施する(S511)。次
に、プリント設定枚数になるまでシール用プリンタ(昇
華型プリンタ)18にデータを転送する(S512)。シ
ール用プリンタ18では、第2インターフェース19を
介して画像データを受け取って(S513)、プリント
処理を行う(S514)。画像データが終了するまで、
このプリント処理を繰り返す。
【0037】次に、画像合成モードについて説明する。
このモードでは、マルチ画像やテンプレート画像がプリ
ントされる。図29は、マルチ画像のいくつかの例を示
す。2面、4面などの画像が縦または横の方向に合成さ
れ、得られたマルチ画像が1枚の用紙にプリントされ
る。また、図30は、テンプレートのいくつかの例を示
す。選択されたテンプレートが画像と合成される。図9
は、画像合成モードのフローチャートである。画像合成
モードでは、はじめに、使用者がマルチ画像作成モード
とテンプレート合成モードのいずれかをタッチパネルで
選択する。そこで、まず、選択されたモードがマルチ画
像作成モードか否かが判断される(S60)。マルチ画
像作成モードが選択されていると、マルチ画像作成のル
ーチンに入り(S61、図10参照)、マルチ画像作成
モードが選択されなければ、テンプレート合成のルーチ
ンに入る(S62、図11参照)。
【0038】図10は、マルチ画像作成(図9、S6
1)のフローチャートである。まず、使用者は、マルチ
画像作成の種類を選択する(S6101)。ここでは、
2面/4面と縦/横の配置が選択できる。次に、プリン
トする複数の画像を使用者に選択してもらう(S610
2)。選択された画像は拡大表示され(S6103)、そ
の画像で良ければ、次に進む(S6104)。次に、選
択された画像の解像度を変換して縮小し、複数個並べて
マルチ画像データとし、作成したマルチ画像データをプ
レビュー表示する(S6105)。使用者は、その画像
データを見ながら必要枚数を設定し(S6106)、金
額を確認して(S6107)、良ければ「OK」ボタン
を押す(S6108)。
【0039】次に、確認のため、サービス内容と金額の
表示を行って(S6109〜S6110)、料金処理
(入金、つり銭)(S6111)の後に、マルチ画像プ
リント制御に進む。まず、プリント前処理(図19参
照)で、プリント制御の前に必要な処理を実施する(S
6112)。次に、合成画像作成の処理をし(S611
3)、PLZTデータに変換し(S6114)、PLZ
Tデータを出力する(S6115)。これを、プリント
設定枚数になるまで繰り返す。プリンタ18では、プリ
ント処理を行い(S6116)、現像処理などを行う
(S6117)。画像データが終了するまで、このプリ
ント処理を繰り返す。
【0040】図11は、テンプレート合成(図9、S6
2)のフローチャートである。まず、使用者は、テンプ
レートを選択する(S6201)。次に、テンプレート
と合成する画像を使用者に選択してもらう(S620
2)。選択された画像は拡大表示され(S6203)、そ
の画像でよければ、次に進む(S6204)。次に、選
択されたテンプレートと画像からテンプレート画像デー
タを合成し、作成したテンプレート画像データをプレビ
ュー表示する(S6205)。使用者は、その画像デー
タを見ながら必要枚数を設定し(S6206)、金額を
確認して(S6207)、よければ「OK」ボタンを押
す(S6208)。
【0041】次に、確認のため、サービス内容と金額の
表示を行って(S6209〜S6210)、料金処理
(入金、つり銭)(S6211)の後に、テンプレート
画像プリント制御に進む。まず、プリント前処理(図1
9参照)で、プリント制御の前に必要な処理を実施する
(S6212)。次に、画像処理をし(S6213)、
PLZTデータに変換し(S6214)、PLZTデー
タを出力する(S6215)。これを、プリント設定枚
数になるまで繰り返す。プリンタ18では、プリント処
理を行い(S6216)、現像処理などを行う(S62
17)。画像データが終了するまで、このプリント処理
を繰り返す。
【0042】次に、データ保存モードについて説明す
る。図12は、データ保存モードのフローチャートであ
る。まず使用者が保存用のメディアを選択する(S70
1)。デフォルトの選択は、書換不能な「CD−R」で
あるが、好みに応じて変更は可能である。次に、使用者
が保存する画像を選択する(S702)。デフォルトで
は、記録メディアに記録された「全数」の画像である
が、好みで保存画像を選択することもできる。次に、保
存メディア、保存枚数、画像サイズに応じて料金を計算
して表示する(S703)。計算式の1例は、保存メデ
ィアに関係なく、以下の通りである。 基本料金=100円。 1枚当たり10円(100Kバイト以下)、5円(100
Kバイト〜1Mバイト)、30円(1Mバイト〜)。な
お、料金は、解像度に応じて変更しても良い。設定が良
ければ、使用者が「OK」ボタンを押して(S70
4)、次に進む。
【0043】次に、保存メディア挿入のサブルーチンを
コールすることで、保存メディアの挿入を待つ(S70
5)。サービス内容確認と金額確認(S706〜S70
7)を行った後に、料金処理(入金、つり銭)を行って
(S708)、次に進む。次に、データ保存処理のサブ
ルーチン(図18参照)をコールすることで、データの
保存を行って終了する(S709)。
【0044】以下に各種サブルーチンについて説明す
る。図16は、自動画像補正のサブルーチン(図15、
S1001など)を示す。このサブルーチンは、多少悪
い画質の画像が入力されたとしても、きれいな画質で再
生するためのサブルーチンである。まずシーンの判別を
行う(S1101)。人物撮影シーン、風景シーン、光
源状態等のシーンを自動的に判定して、そのシーンに最
適な補正を行うためである。次に、判定したシーン内容
及びS107で設定されたカメラの情報(メーカー、カ
メラの機種等)に基づいて最適な補正係数を設定する
(S1102)。次に、設定した補正係数で、周波数補
正(エッジ強調、ノイズ低減等)、コントラスト補正
(コントラストアップ等)、色補正(肌色補正、光源補
正等、カメラの特性補正等)等を行って(S1103〜
S1105)、リターンする。
【0045】図17は、保存メディア挿入(図5のS2
06、図6のS308、図7のS407、図8のS50
5)のサブルーチンを示す。このサブルーチンは、デー
タ保存を選択された場合に保存メディアの挿入を使用者
に促して、保存メディアの挿入を待つためのサブルーチ
ンである。まずデータ保存設定がされているかどうか確
認して(S1201)、されていなければ保存メディア
を挿入する必要がないので、何もせずにリターンする。
データ保存の設定がされていれば、次に、保存メディア
の挿入を使用者に促すための表示を行って(S120
2)、使用者によるメディア挿入を待つ。保存メディア
の挿入を確認し(S1203)、保存メディアが挿入さ
れれば(S1204)、リターンする。
【0046】図18は、データ保存処理(図5のS21
4、図6のS316、図7のS415、図8のS50
9)のサブルーチンを示す。まず、データ保存の設定が
されているかどうか確認して、データ保存設定がされて
いなければ何もせずにリターンする(S1301)。次
に、データ保存モード(利用サービス選択のメニューで
「データ保存」サービスが選択されたモード)であるか
どうか確認する(S1302)。データ保存モードでな
ければ(全数プリント、個別指定プリント等)、記録メ
ディアに記録されている全データを保存する設定を行う
(S1303)。データ保存モードであれば、保存デー
タを選択可能であったので、使用者が選択した画像デー
タのみを保存する設定を行う(S1304)。そして、
設定されたデータ番号の原画像データを保存メディアに
保存する(S1305)。原画像のデータを保存するこ
とで、画像補正を繰り返すことによる画像劣化などの悪
影響を回避できる。また、原画像を保存しておけば、こ
の保存データを入力して本装置でプリントを行う場合、
初回と同性能の画像プリントを提供できる。
【0047】図19は、プリント前処理(図5のS21
0、図6のS312、図7のS411)のサブルーチン
を示す。このサブルーチンでは、プリント制御に先立っ
て、この画像処理がプリント制御ループ内の時間で処理
可能かどうかを判定して、制御ループ内で処理不可能な
処理を事前に処理しておく。まず、作成にかなりの時間
を要する合成プリントがあるかどうか確認する(S14
01)。合成プリントがなければS1303にスキップ
する。合成プリントがあれば、S1402に進み、合成
プリント画像の処理時間を演算する。表1は、本画像再
生装置で標準と考えている画像の仕様(被圧縮時画像デ
ータ容量: 1.4Mバイト、画像圧縮方式: JPEG、
画像圧縮率: 1/8)におけるそれぞれの画像処理、プ
リントの所要時間を示す。算出式は後述する。次に、標
準プリントがあるかどうか確認して(S1403)、標
準プリントがなければS1405に進む。標準プリント
があればS1404に進み、標準プリントの画像処理時
間を演算する。標準プリントの画像処理時間は、合成プ
リントの画像処理時間の演算方法とともに以下に説明す
る。
【0048】
【表1】表1 標準画像処理時間
【0049】表1は、標準画像処理時間を示す。この表
1に示す時間は、本再生装置が標準と考える条件(1.4
Mバイト、JPEG圧縮、1/8圧縮)での時間である。
基本時間として、データ解凍時間(ta1c=2秒)、
自動画像補正時間(ta2c=2秒)、解像度変換(拡
大)(ta3c=2秒)がある。また、画像合成時間と
して、インデックス画像の合成時間(基本時間tb1c
=5秒、1画像当たりの追加時間tb2c=2秒)、シ
ール画像の合成時間(基本時間tb3c=5秒)、マル
チ画像の合成時間(2枚マルチtb4c=8秒、4枚マ
ルチtb5c=18秒)、テンプレート合成時間(tb
6c=4秒)がある。また、プリント時間tp=8秒で
ある。
【0050】それぞれのプリントタイプ画像処理の所要
時間は、例えば以下の式で算出できる。 <標準プリントの処理時間> データ解凍時間ta1=ta1c*((1/8)/画像圧縮率)*α (1-1) (ここにαは比例係数である) 自動画像補正時間ta2=ta2c*(画像データ容量/1.4Mバイト) (1−2) 解像度変換(拡大)時間ta3=ta3c*(画像データ容量/1.4Mバイト) (1−3) 従って、標準プリントの画像処理時間tsは(上記すべ
てを行った場合)、 ts=ta1+ta2+ta3 (2) <合成画像作成時間>インデックス画像作成時間(データ
解凍、自動画像補正込み)tiは、以下のとおりであ
る。 ti=tblc+インデックス画像データ数 *(ta1+ta2+tb2c*画像データ容量/1.4Mバイト) (3)
【0051】インデックス画像等はイメージ表示のため
に予めデータ作成済みであることもあるので、次に、合
成画像が未完成かどうか確認して(S1405)、既に
作成されていればS1408にジャンプする。合成画像
が未完成であれば、次に、合成プリント画像処理時間
(例えばインデックス画像作成時間)がプリント時間t
pよりも長いかどうか確認して、短ければスキップする
(S1406)。また、ほとんどの場合、合成プリント
画像処理時間が長くなるが、その場合は、合成画像作成
のサブルーチン(図20参照)をコールして、合成画像
を作成する(S1407)。
【0052】次に、標準プリントのための画像処理時間
が、プリント(露光のための)時間よりも長くなるかどう
か確認する(S1408)。標準条件の画像(1.4Mバ
イト、JPEG圧縮、1/8圧縮)の場合は、表1と式
(2)より、画像の処理時間はts=6秒となり、プリ
ント時間tp=8秒より短くなる。そこで、標準に近い
サイズの1枚ごとの画像プリント時は、そのプリント時
間内に画像処理を完了させる。しかし、画像データ容量
がかなり大きくなった場合(極端に大サイズのデータの
プリントや、インデックスプリントのような複数枚の画
像を1枚に合成したプリント)や、画像圧縮率が大きく
なった場合は、画像処理時間がプリント時間を上回るこ
とがある。そこで、そのようにプリント(露光)時間を
上回る画像に関しては、プリント制御ループでの画像処
理時間がプリント時間を上回らないようにプリント前画
像処理で部分的に画像処理を実施しておく(S140
9)。
【0053】このように、画像処理時間がプリント時間
を上回る場合には、画像プリントの前にある程度の画像
処理を完成しておくので、トータルのプリント時間が短
くできる。たとえば、標準に近いサイズの1枚ごとの画
像プリント時は、そのプリント時間内に画像処理を完了
させられるが、極端に大サイズのデータのプリントや、
インデックスプリントのような複数枚の画像を1枚に合
成してプリントするようなプリントの場合は、画像プリ
ントの前にある程度の画像処理を完成しておく。これに
より、さらに、以下の長所を有した装置が提供できる。 (1)プリントのデータ送受信部を簡素化できる。 (2)プリントのための画像処理時間を考慮してプリン
ト間隔がほぼ一定時間を保つことで、プリント画像の安
定性を確保できる。 (3)比較的安価な画像処理手段が使用できる。 なお、本実施形態では、少しでも画像処理時間がプリン
ト時間を上回る場合にプリント前処理で画像処理を行う
ようにしているが、少しの余裕をみて、ある程度時間が
上回る場合に前処理を行うようにしても良い。
【0054】図20は、合成画像作成(図19、S14
07など)のサブルーチンを示す。インデックス画像、
シール画像等の画像合成データを作成するためのサブル
ーチンである。インデックス画像作成であると確認され
ると(S1501)、インデックス画像作成のサブルー
チン(図22参照)をコールしてインデックス画像を作
成して、リターンする(S1502)。また、シール画
像作成であると確認されると(S1503)、シール画
像合成を行って(S1504)、リターンする。シール
画像合成では、選択したフレームと選択した画像データ
を合成して、その画像を縮小し、縮小した画像データを
並べる。また、マルチ画像(2面マルチ、4面マルチ)
作成であると確認されると(S1505)、1枚のプリ
ント用紙に2面又は4面の複数画像をプリントする(S
1506)。ここではフローを図示していないが、イン
デックス画像と同等の処理で対応可能であれば、マルチ
画像を合成して(すなわち、選択した画像のサイズを合
わせて、その画像を並べて)、リターンする。マルチ画
像でもなければ、テンプレート合成と判断して、テンプ
レート合成を行って(S1507)、望みの種類のフレ
ームと文字を選択して、好みの画像と合成し、リターン
する。
【0055】図21は、画像処理(図5のS211、図
6のS313、図7のS412)のサブルーチンを示
す。このサブルーチンでは、プリント制御ループ中に画
像処理を行う。まず、合成画像データかどうか確認する
(S1601)。本実施形態の場合は、合成画像データ
の場合は、プリント(露光)時間に対して、画像処理時
間の方が長くなるともに、予め合成状態を利用者に確認
させるために合成画像データを作成してあるので、プリ
ント前処理以前で画像処理が完了している。従って、画
像合成データの場合は何も処理をせずにリターンする。
合成画像データでなければ、原画像データであるので、
次に、原画像データを解凍する(S1602)。本実施
形態では、メモリ容量を削減するために、解凍ずみのデ
ータ以外は保存していないが、メモリ容量に余裕がある
場合は、解凍ずみのデータをメモリに保存しておけばこ
のステップはスキップされる。また、画像処理の時間が
長くかかってしまう場合はプリント前処理でデータ解凍
が完了している場合もあり、この場合もスキップされ
る。
【0056】次に、インデックス表示を確認しながら設
定した自動画像補正フラグ(F_APCT)を確認して、
自動画像補正が選択されていなければスキップする(S
1603)。自動画像補正が選択されていれば、自動画
像補正のサブルーチンをコールすることでカメラの機種
とシーンに最適な自動画像補正を行う(S1603〜S
1604)。S1602と同様に、既に画像処理が完了
していればスキップする。次にプリントのための解像度
変換を行う(S1605)。すなわち、撮影されたカメ
ラによって、画像サイズが異なるため、また、露光のた
めのPLZT光シャッターアレイは400DPIの高解
像で露光処理を行うので、PLZT光シャッターアレイ
に合わせて解像度を増やす。終了すればリターンする。
【0057】図22は、インデックス画像作成(図2
0、S1502)のサブルーチンのフローチャートであ
る。まず画像枚数が所定枚数(35枚)以上かどうか確
認する(S1701)。35枚以下であれば、標準タイ
プの1枚のぺーパーにプリント可能となるので、S17
02に進んで標準インデックスを設定する。また、画像
枚数が35枚以上であれば、標準のぺーパーサイズに画
像を納めるにはかなり困難になるので、横長にするか、
複数枚にするか使用者に確認する。横長インデックスに
するかを確認して(S1703)、YESであれば、横
長インデックスを設定して(S1704)、S1706
にジャンプする。使用者が横長インデックスを好まなけ
れば、複数枚インデックスを設定する(S1705)。
そして、それぞれのインデックスの設定に応じてインデ
ックス画像データを作成して(S1706)、リターン
する。
【0058】
【発明の効果】画質性能があまりよくないデジタルカメ
ラで撮影した画像でも、画像を美しく補正してプリント
できるとともに、保存する画像データは原画像データで
あるので、画像が保存された記録媒体を用いても初めと
同性能のプリントを提供できる。また、データ保存を繰
り返しても画質が劣化しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像再生装置の斜視図
【図2】 パネル及びメディア装填部の平面図
【図3】 画像再生装置のブロック図
【図4】 スタートからインデックス表示までのフロー
チャート
【図5】 全数プリント選択時のフローチャート
【図6】 個別指定プリント選択時のフローチャート
【図7】 インデックス選択時のフローチャート
【図8】 シールプリント選択時のフローチャート
【図9】 画像合成プリント選択時のフローチャート
【図10】 マルチ画像作成のサブルーチンのフローチ
ャート
【図11】 テンプレート画像合成のサブルーチンのフ
ローチャート
【図12】 データ保存選択時のフローチャート
【図13】 データ入力・解凍のサブルーチンのフロー
チャート
【図14】 インデックス表示(自動画像補正)のサブ
ルーチンのフローチャート
【図15】 インデックス表示(自動画像補正無し)の
サブルーチンのフローチャート
【図16】 自動画像補正のサブルーチンのフローチャ
ート
【図17】 保存メディア挿入処理のサブルーチンのフ
ローチャート
【図18】 データ保存処理のサブルーチンのフローチ
ャート
【図19】 プリント前処理のサブルーチンのフローチ
ャート
【図20】 合成画像作成のサブルーチンのフローチャ
ート
【図21】 画像処理Pのサブルーチンのフローチャー
【図22】 インデックス画像作成のサブルーチンのフ
ローチャート
【図23】 メニュー選択の表示画面の図
【図24】 画像補正無しの場合の順次インデックス表
示の画面の図
【図25】 自動画像補正の場合の順次インデックス表
示の画面の図
【図26】 サービス内容表示の画面の図
【図27】 インデックス画像作成の条件設定画面の図
【図28】 インデックスプリントの1例の図
【図29】 マルチ画像合成プリントの例の図
【図30】 テンプレートの例の図
【符号の説明】
4 モニター、 5,7 操作部、 10〜13
メディア挿入口、16 銀塩プリンタ、 18 シー
ル用プリンタ、 20 全体制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗山 正昭 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の画像記録媒体に記録されたデジタ
    ル画像データを入力する画像データ入力手段と、 画像データの補正を行う画像補正手段と、 画像補正手段により補正されたデータでプリントを行う
    プリント手段と、 画像データを画像記録媒体に保存するデータ保存手段と
    を備え、 データ保存手段が、上記の第1の画像記録媒体と異なる
    第2の画像記録媒体に保存する画像データは、上記の第
    1の画像記録媒体に記録されていた画像データと同一で
    あることを特徴とする画像再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された画像再生装置にお
    いて、 上記の画像補正手段は、画像データに対して色、コント
    ラストまたは周波数に関する補正を行うことを特徴とす
    る画像再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された画像再生装置にお
    いて、 上記のデータ保存手段が、上記の第2の画像記録媒体に
    記録する画像データは、色、コントラストおよび周波数
    に関する画像補正を行っていない画像データであること
    を特徴とする画像再生装置。
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