JP2000222041A - 定流量装置 - Google Patents
定流量装置Info
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- JP2000222041A JP2000222041A JP11022424A JP2242499A JP2000222041A JP 2000222041 A JP2000222041 A JP 2000222041A JP 11022424 A JP11022424 A JP 11022424A JP 2242499 A JP2242499 A JP 2242499A JP 2000222041 A JP2000222041 A JP 2000222041A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 上流側の圧力変動に対して流量を一定に保つ
ことのできる安価な定流量装置を提供する。 【解決手段】 配管2内を流れる水等の非圧縮性流体の
流量をその上流側の圧力変動に対して一定に保つための
定流量装置1において、配管2内に、差圧を発生させる
オリフィス3を設けると共にそのオリフィス3の開口面
積を可変するスライド板4を設け、そのスライド板4
に、上記オリフィス3前後の差圧に応じてスライド板4
をスライドさせる差圧駆動手段5を連結したものであ
る。
ことのできる安価な定流量装置を提供する。 【解決手段】 配管2内を流れる水等の非圧縮性流体の
流量をその上流側の圧力変動に対して一定に保つための
定流量装置1において、配管2内に、差圧を発生させる
オリフィス3を設けると共にそのオリフィス3の開口面
積を可変するスライド板4を設け、そのスライド板4
に、上記オリフィス3前後の差圧に応じてスライド板4
をスライドさせる差圧駆動手段5を連結したものであ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管内を流れる水
等の非圧縮性流体の流量をその上流側の圧力変動に対し
て一定に保つための定流量装置に関するものである。
等の非圧縮性流体の流量をその上流側の圧力変動に対し
て一定に保つための定流量装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラントの配管は、一般的に供給圧に大
きな変動はないため、オリフィスを適切に選んで配管内
に設けることで所定の流量を得ることができる。
きな変動はないため、オリフィスを適切に選んで配管内
に設けることで所定の流量を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
プラントの運用方法によっては供給圧が大きく上がり、
オリフィスでは流量を所定の許容範囲内に収めることが
できないこともあることが判った。
プラントの運用方法によっては供給圧が大きく上がり、
オリフィスでは流量を所定の許容範囲内に収めることが
できないこともあることが判った。
【0004】例えば、一台のポンプで多数の箇所に水な
どの非圧縮性流体を供給するプラントにおいて、1箇所
のみで非圧縮性流体を消費し、かつ、その消費量がフル
稼動時の消費量に比して極めて小さい場合、供給圧が上
昇し、流量が増えて所定の許容範囲を越えてしまう場合
がある。
どの非圧縮性流体を供給するプラントにおいて、1箇所
のみで非圧縮性流体を消費し、かつ、その消費量がフル
稼動時の消費量に比して極めて小さい場合、供給圧が上
昇し、流量が増えて所定の許容範囲を越えてしまう場合
がある。
【0005】また、流量計測器で流量を計測し、その流
量を所定の流量に保つようにフィードバック制御する流
量調節弁を設ければ流量を高精度に一定に保つことはで
きるが、本件は圧力範囲が比較的限られ、定流量の精度
が厳密に求められないため、コスト高が問題となってし
まう。
量を所定の流量に保つようにフィードバック制御する流
量調節弁を設ければ流量を高精度に一定に保つことはで
きるが、本件は圧力範囲が比較的限られ、定流量の精度
が厳密に求められないため、コスト高が問題となってし
まう。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、上流側の圧力変動に対して流量を一定に保つことの
できる安価な定流量装置を提供することにある。
し、上流側の圧力変動に対して流量を一定に保つことの
できる安価な定流量装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、配管内を流れる水等の非圧縮性流体の流量
をその上流側の圧力変動に対して一定に保つための定流
量装置において、配管内に、差圧を発生させるオリフィ
スを設けると共にそのオリフィスの開口面積を可変する
スライド板を設け、そのスライド板に、上記オリフィス
前後の差圧に応じてスライド板をスライドさせる差圧駆
動手段を連結したものである。
に本発明は、配管内を流れる水等の非圧縮性流体の流量
をその上流側の圧力変動に対して一定に保つための定流
量装置において、配管内に、差圧を発生させるオリフィ
スを設けると共にそのオリフィスの開口面積を可変する
スライド板を設け、そのスライド板に、上記オリフィス
前後の差圧に応じてスライド板をスライドさせる差圧駆
動手段を連結したものである。
【0008】また、上記差圧駆動手段が、上記オリフィ
ス前後の差圧でスライド移動されるピストンを有し、こ
のピストンに上記スライド板が連結されるものとすると
よい。
ス前後の差圧でスライド移動されるピストンを有し、こ
のピストンに上記スライド板が連結されるものとすると
よい。
【0009】そして、上記差圧駆動手段に、上記スライ
ド板の初期位置を設定すべく上記ピストンの初期位置を
可変に設定するピストン位置初期設定手段を設けたもの
とするとよい。
ド板の初期位置を設定すべく上記ピストンの初期位置を
可変に設定するピストン位置初期設定手段を設けたもの
とするとよい。
【0010】また、上記オリフィスの設定流量を調節す
べく上記配管にオリフィスの開口面積を絞る可変絞りを
設けるとよい。
べく上記配管にオリフィスの開口面積を絞る可変絞りを
設けるとよい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の好適実施の形態を添付図
面に基づいて詳述する。
面に基づいて詳述する。
【0012】図1に示すように、定流量装置1は、配管
2内に、差圧を発生させるオリフィス3を設けると共に
そのオリフィス3の開口面積を可変するスライド板4を
設け、そのスライド板4に、オリフィス3前後の差圧に
応じてスライド板4をスライドさせる差圧駆動手段5を
連結して構成されている。
2内に、差圧を発生させるオリフィス3を設けると共に
そのオリフィス3の開口面積を可変するスライド板4を
設け、そのスライド板4に、オリフィス3前後の差圧に
応じてスライド板4をスライドさせる差圧駆動手段5を
連結して構成されている。
【0013】オリフィス3は、中央に矩形の開口6を有
するものであり、配管2に一体に固定されている。開口
6は、所定の流量を得るに丁度よい大きさか、あるいは
大きめの大きさに形成されている。
するものであり、配管2に一体に固定されている。開口
6は、所定の流量を得るに丁度よい大きさか、あるいは
大きめの大きさに形成されている。
【0014】スライド板4は、オリフィス3の上流側の
面に沿ってスライド自在に配されている。スライド板4
は、矩形状に形成されており、上端を後述する差圧駆動
手段5のピストン8に連結されている。
面に沿ってスライド自在に配されている。スライド板4
は、矩形状に形成されており、上端を後述する差圧駆動
手段5のピストン8に連結されている。
【0015】差圧駆動手段5は、配管2外側に設けられ
径方向外側へ延びるシリンダ7と、シリンダ7内にシリ
ンダ延長方向スライド自在に設けられたピストン8と、
シリンダ7の先端側とオリフィス3上流側を連結する導
圧管9と、シリンダ7の配管2側とオリフィス3下流側
を連結する連絡流路10と、ピストン8をシリンダ7先
端側へ弾性付勢するバネ手段11とからなる。
径方向外側へ延びるシリンダ7と、シリンダ7内にシリ
ンダ延長方向スライド自在に設けられたピストン8と、
シリンダ7の先端側とオリフィス3上流側を連結する導
圧管9と、シリンダ7の配管2側とオリフィス3下流側
を連結する連絡流路10と、ピストン8をシリンダ7先
端側へ弾性付勢するバネ手段11とからなる。
【0016】シリンダ7は、配管2から上向きに延びる
ように形成されており、配管2に一体に形成された有底
筒体状の下部ユニット12と、下部ユニット12上に被
ぶせるようにして取り付けられる釣り鐘状の上部ユニッ
ト13とからなる。
ように形成されており、配管2に一体に形成された有底
筒体状の下部ユニット12と、下部ユニット12上に被
ぶせるようにして取り付けられる釣り鐘状の上部ユニッ
ト13とからなる。
【0017】下部ユニット12の上端と上部ユニット1
3の下端には、シリンダ7の径方向外方へ広がるフラン
ジ14,15がそれぞれ形成されており、下部ユニット
12と上部ユニット13はフランジ14,15を貫通す
るボルト(図示せず)により互いに固定されるようにな
っている。
3の下端には、シリンダ7の径方向外方へ広がるフラン
ジ14,15がそれぞれ形成されており、下部ユニット
12と上部ユニット13はフランジ14,15を貫通す
るボルト(図示せず)により互いに固定されるようにな
っている。
【0018】また、下部ユニット12の底部16には、
スライド板4をスライド自在に挿通させ、スライド板4
を配管2内へ向けて出没させるためのスリット状の挿通
穴17が形成されている。挿通穴17は、一側をオリフ
ィス3上流側の面に臨んで形成されており、挿通穴17
の他側にはスライド板4を上流側からガイドするガイド
板18が配管2内方へ向けて延出するように形成されて
いる。
スライド板4をスライド自在に挿通させ、スライド板4
を配管2内へ向けて出没させるためのスリット状の挿通
穴17が形成されている。挿通穴17は、一側をオリフ
ィス3上流側の面に臨んで形成されており、挿通穴17
の他側にはスライド板4を上流側からガイドするガイド
板18が配管2内方へ向けて延出するように形成されて
いる。
【0019】ガイド板18は、オリフィス3開口6の位
置まで延出されている。
置まで延出されている。
【0020】差圧駆動手段5には、上端にピストン8の
初期位置を可変に設定するためのピストン位置初期設定
手段19が設けられている。
初期位置を可変に設定するためのピストン位置初期設定
手段19が設けられている。
【0021】ピストン位置初期設定手段19は、上部ユ
ニット13の上端に同軸上に螺入されるハンドル20
と、ハンドル20とピストン8の間に介設されるスプリ
ング21とからなる。
ニット13の上端に同軸上に螺入されるハンドル20
と、ハンドル20とピストン8の間に介設されるスプリ
ング21とからなる。
【0022】ハンドル20は、上部ユニット13の上方
に配される握り部22に下方へ延びて上部ユニット13
内に螺入されるネジ部23を形成してなるものであり、
ハンドル20を回すことにより出没するようになってい
る。スプリング21は、コイルバネからなり、ネジ部2
3下端に係合されると共にピストン8上に当接されてい
る。
に配される握り部22に下方へ延びて上部ユニット13
内に螺入されるネジ部23を形成してなるものであり、
ハンドル20を回すことにより出没するようになってい
る。スプリング21は、コイルバネからなり、ネジ部2
3下端に係合されると共にピストン8上に当接されてい
る。
【0023】また、上部ユニット13には、ピストン位
置初期設定手段19の握り部22を覆うカバー24が設
けられている。カバー24は、蓋を有する筒体状に形成
されており、下端には上部ユニット13上に着座される
フランジ25が形成されている。フランジ25には上部
ユニット13とカバー24の間をシールするためのOリ
ング26が設けられている。
置初期設定手段19の握り部22を覆うカバー24が設
けられている。カバー24は、蓋を有する筒体状に形成
されており、下端には上部ユニット13上に着座される
フランジ25が形成されている。フランジ25には上部
ユニット13とカバー24の間をシールするためのOリ
ング26が設けられている。
【0024】ピストン8は、シリンダ7内をスライドで
きるようにシリンダ7内径より若干小さな径の円盤状に
形成されている。また、ピストン8の中央には配管2側
へ突出する突起部27が形成されており、突起部27に
スライド板4が連結棒28を介して連結されている。
きるようにシリンダ7内径より若干小さな径の円盤状に
形成されている。また、ピストン8の中央には配管2側
へ突出する突起部27が形成されており、突起部27に
スライド板4が連結棒28を介して連結されている。
【0025】連結棒28は、両端を突起部27とスライ
ド板4に回動可能に連結されており、配管2内でスライ
ド板4が流れ方向へ押されてもピストン8にはその力が
伝わらないようになっている。
ド板4に回動可能に連結されており、配管2内でスライ
ド板4が流れ方向へ押されてもピストン8にはその力が
伝わらないようになっている。
【0026】導圧管9は、金属など内部流体の液圧で変
形しない管で形成されており、ピストン8を挟んでシリ
ンダ7の先端側に形成される第1圧力室29内とオリフ
ィス3上流側とを連結している。そして、第1圧力室2
9内をオリフィス3上流側と同じ液圧にするようになっ
ている。
形しない管で形成されており、ピストン8を挟んでシリ
ンダ7の先端側に形成される第1圧力室29内とオリフ
ィス3上流側とを連結している。そして、第1圧力室2
9内をオリフィス3上流側と同じ液圧にするようになっ
ている。
【0027】連絡流路10は、下部ユニット12にオリ
フィス3下流側へ貫通する穴を形成してなるものであ
り、ピストン8を挟んでシリンダ7の配管2側に形成さ
れる第2圧力室30内とオリフィス3下流側を連結して
いる。そして、第2圧力室30内をオリフィス3下流側
と同じ液圧にするようになっている。
フィス3下流側へ貫通する穴を形成してなるものであ
り、ピストン8を挟んでシリンダ7の配管2側に形成さ
れる第2圧力室30内とオリフィス3下流側を連結して
いる。そして、第2圧力室30内をオリフィス3下流側
と同じ液圧にするようになっている。
【0028】バネ手段11は、下部ユニット12の底面
とピストン8との間に介設されたコイルバネからなり、
第1圧力室29と第2圧力室30の差圧に抗してピスト
ン8を第1圧力室29側へ弾性付勢するようになってい
る。
とピストン8との間に介設されたコイルバネからなり、
第1圧力室29と第2圧力室30の差圧に抗してピスト
ン8を第1圧力室29側へ弾性付勢するようになってい
る。
【0029】そして、ピストン8は、オリフィス3上流
側と下流側の差圧に応じてスライド移動されるようにな
っている。
側と下流側の差圧に応じてスライド移動されるようにな
っている。
【0030】次に作用を述べる。
【0031】配管2内に非圧縮性流体が流れるとオリフ
ィス3前後(上下流)に差圧が生じ、その差圧に応じて
スライド板4が移動する。そして、定流量装置1の上流
側で圧力上昇があると、オリフィス3前後の差圧は大き
くなり、この差圧によりピストン8が第2圧力室30側
へ移動し、バネ手段11の付勢力と釣り合う位置で止ま
る。これによりスライド板4も連結棒28に押されてオ
リフィス3開口6を塞ぐ方向(下方)へスライド移動す
る。これによりオリフィス3開口6を通過する非圧縮性
流体の流量は増加することなく一定に保たれる。
ィス3前後(上下流)に差圧が生じ、その差圧に応じて
スライド板4が移動する。そして、定流量装置1の上流
側で圧力上昇があると、オリフィス3前後の差圧は大き
くなり、この差圧によりピストン8が第2圧力室30側
へ移動し、バネ手段11の付勢力と釣り合う位置で止ま
る。これによりスライド板4も連結棒28に押されてオ
リフィス3開口6を塞ぐ方向(下方)へスライド移動す
る。これによりオリフィス3開口6を通過する非圧縮性
流体の流量は増加することなく一定に保たれる。
【0032】また、上流側の圧力上昇が緩和されて通常
の液圧に戻ると、オリフィス3前後の差圧は小さくな
り、バネ手段11によりピストン8が第1圧力室29側
へ戻される。スライド板4は連結棒28に引かれてオリ
フィス3開口6を開く方向(上方)へスライド移動し、
オリフィス3開口6を通過する非圧縮性流体の流量は減
少することなく一定に保たれる。
の液圧に戻ると、オリフィス3前後の差圧は小さくな
り、バネ手段11によりピストン8が第1圧力室29側
へ戻される。スライド板4は連結棒28に引かれてオリ
フィス3開口6を開く方向(上方)へスライド移動し、
オリフィス3開口6を通過する非圧縮性流体の流量は減
少することなく一定に保たれる。
【0033】このときのスライド板4の移動量xは、第
1圧力室29内の圧力h1 と、第2圧力室30内の圧力
h2 と、流体密度ρと、バネ手段11のバネ係数kと、
ピストン面積Ap とから、
1圧力室29内の圧力h1 と、第2圧力室30内の圧力
h2 と、流体密度ρと、バネ手段11のバネ係数kと、
ピストン面積Ap とから、
【0034】
【数1】
【0035】のように決定され、このときスライド板4
によって変化されたオリフィス3の開口面積Sは、全開
時の開口面積S0 と、オリフィス3と開口6の形状など
から決定され開口面積を定める定数Bから、
によって変化されたオリフィス3の開口面積Sは、全開
時の開口面積S0 と、オリフィス3と開口6の形状など
から決定され開口面積を定める定数Bから、
【0036】
【数2】
【0037】に決定される。
【0038】また、開口面積Sと流量Qとの関係は、
【0039】
【数3】
【0040】であるため、圧力変動(オリフィス3前後
の差圧(h1 −h2 ))と流量Qとの関係は、
の差圧(h1 −h2 ))と流量Qとの関係は、
【0041】
【数4】
【0042】となる。
【0043】この関係式から、図2に示すような流量特
性曲線31を得ることができる。
性曲線31を得ることができる。
【0044】この流量特性曲線31は、圧力差に係わら
ず流量をほぼ一定とする定流量域32を有している。
ず流量をほぼ一定とする定流量域32を有している。
【0045】他方、配管2に単純オリフィス3のみを設
けた場合の流量特性曲線33は、いずれの帯域において
も定流量域を有さず、圧力差が開くとその増加分だけ流
量が増える特性を示している。
けた場合の流量特性曲線33は、いずれの帯域において
も定流量域を有さず、圧力差が開くとその増加分だけ流
量が増える特性を示している。
【0046】そして、得たい流量と、設計上変動しえる
圧力の幅に定流量域32を一致させるように係数B、ピ
ストン面積Ap 及びバネ係数kを適宜設定することで上
流側の圧力変動に対して流量を一定に保つ定流量装置1
を得ることができる。
圧力の幅に定流量域32を一致させるように係数B、ピ
ストン面積Ap 及びバネ係数kを適宜設定することで上
流側の圧力変動に対して流量を一定に保つ定流量装置1
を得ることができる。
【0047】このように、配管2内に、差圧を発生させ
るオリフィス3を設けると共にそのオリフィス3の開口
面積を可変するスライド板4を設け、そのスライド板4
に、上記オリフィス3前後の差圧に応じてスライド板4
をスライドさせる差圧駆動手段5を連結して定流量装置
1を構成したため、低いコストで定流量装置1を製作で
き、上流側の圧力変動に対して流量を一定に保つことが
できる。
るオリフィス3を設けると共にそのオリフィス3の開口
面積を可変するスライド板4を設け、そのスライド板4
に、上記オリフィス3前後の差圧に応じてスライド板4
をスライドさせる差圧駆動手段5を連結して定流量装置
1を構成したため、低いコストで定流量装置1を製作で
き、上流側の圧力変動に対して流量を一定に保つことが
できる。
【0048】また、差圧駆動手段5を、オリフィス3前
後の差圧でスライド移動されるピストン8を備えて構成
し、そのピストン8にスライド板4を連結するため、簡
易に差圧駆動手段5を構成することができる。
後の差圧でスライド移動されるピストン8を備えて構成
し、そのピストン8にスライド板4を連結するため、簡
易に差圧駆動手段5を構成することができる。
【0049】そして、差圧駆動手段5に、スライド板4
の初期位置を設定すべくピストン8の初期位置を可変に
設定するピストン位置初期設定手段19を設けたため、
得られる定流量を変えることができる。
の初期位置を設定すべくピストン8の初期位置を可変に
設定するピストン位置初期設定手段19を設けたため、
得られる定流量を変えることができる。
【0050】なお、オリフィス3の開口6とスライド板
4は矩形に限るものではなく、得たい流量特性に合わせ
て適宜自由に円形、楕円など形状を変更するとよい。
4は矩形に限るものではなく、得たい流量特性に合わせ
て適宜自由に円形、楕円など形状を変更するとよい。
【0051】他の実施の形態について述べる。
【0052】図3に示すように、定流量装置40は、上
述の定流量装置1の配管2にオリフィス3の開口面積を
絞るための可変絞り41を設けたものである。
述の定流量装置1の配管2にオリフィス3の開口面積を
絞るための可変絞り41を設けたものである。
【0053】可変絞り41は、配管2を径方向に貫通す
る回転軸42にほぼ同心円弧状に湾曲された絞り板43
をリブ44を介して一体的に形成してなるものであり、
オリフィス3の下流側に設けられている。
る回転軸42にほぼ同心円弧状に湾曲された絞り板43
をリブ44を介して一体的に形成してなるものであり、
オリフィス3の下流側に設けられている。
【0054】回転軸42は、水平に配されると共に両端
を配管2に貫通されて配管2に回転自在に支持されてお
り、回転軸42と配管2との間には液漏れを起こさない
ようにシールが施されている。回転軸42の一端にはハ
ンドルなどの配管2外部から回転するための伝動手段
(図示せず)が設けられている。
を配管2に貫通されて配管2に回転自在に支持されてお
り、回転軸42と配管2との間には液漏れを起こさない
ようにシールが施されている。回転軸42の一端にはハ
ンドルなどの配管2外部から回転するための伝動手段
(図示せず)が設けられている。
【0055】絞り板43は、回転軸42の上流側にオリ
フィス3に近接するように配置されており、回転軸42
が回転されることによりオリフィス3に沿って昇降さ
れ、オリフィス3開口6を自在に絞るようになってい
る。
フィス3に近接するように配置されており、回転軸42
が回転されることによりオリフィス3に沿って昇降さ
れ、オリフィス3開口6を自在に絞るようになってい
る。
【0056】作用を述べる。
【0057】絞り板43を上昇させるように回転軸42
を回転させると、絞り板43によりオリフィス3開口6
は一部塞がれ、オリフィス3開口6全開時の開口面積が
小さくなる。このことにより、設定流量を容易に減少さ
せることができる。
を回転させると、絞り板43によりオリフィス3開口6
は一部塞がれ、オリフィス3開口6全開時の開口面積が
小さくなる。このことにより、設定流量を容易に減少さ
せることができる。
【0058】そして、オリフィス3開口6の全開時の開
口面積が小さくなることで数2及び数4の開口面積S0
が小さくなることとなり、流量特性を容易に変えること
ができる。
口面積が小さくなることで数2及び数4の開口面積S0
が小さくなることとなり、流量特性を容易に変えること
ができる。
【0059】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を奏する。
な優れた効果を奏する。
【0060】(1) 上流側の圧力変動に対して流量を
一定に保つことができる。
一定に保つことができる。
【0061】(2) 安価に定流量装置を製作すること
ができる。
ができる。
【図1】本発明の好適実施の形態を示す定流量装置の側
面図である。
面図である。
【図2】定流量装置の流量特性を示すグラフである。
【図3】他の実施の形態を示す定流量装置の側面図であ
る。
る。
1 定流量装置 2 配管 3 オリフィス 4 スライド板 5 差圧駆動手段 8 ピストン 19 ピストン位置初期設定手段 41 可変絞り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H056 AA05 BB24 BB32 CA01 CB02 CB08 CD06 EE01 GG04 5H307 BB06 DD07 DD12 EE02 EE09 EE16 EE36 ES06 FF13 GG01 GG11 JJ03 KK01 KK08
Claims (4)
- 【請求項1】 配管内を流れる水等の非圧縮性流体の流
量をその上流側の圧力変動に対して一定に保つための定
流量装置において、配管内に、差圧を発生させるオリフ
ィスを設けると共にそのオリフィスの開口面積を可変す
るスライド板を設け、そのスライド板に、上記オリフィ
ス前後の差圧に応じてスライド板をスライドさせる差圧
駆動手段を連結したことを特徴とする定流量装置。 - 【請求項2】 上記差圧駆動手段が、上記オリフィス前
後の差圧でスライド移動されるピストンを有し、該ピス
トンに上記スライド板が連結される請求項1に記載の定
流量装置。 - 【請求項3】 上記差圧駆動手段に、上記スライド板の
初期位置を設定すべく上記ピストンの初期位置を可変に
設定するピストン位置初期設定手段を設けた請求項2に
記載の定流量装置。 - 【請求項4】 上記オリフィスの設定流量を調節すべく
上記配管にオリフィスの開口面積を絞る可変絞りを設け
た請求項1、2又は3に記載の定流量装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11022424A JP2000222041A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 定流量装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11022424A JP2000222041A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 定流量装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000222041A true JP2000222041A (ja) | 2000-08-11 |
Family
ID=12082316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11022424A Pending JP2000222041A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 定流量装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000222041A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100652483B1 (ko) * | 2005-04-21 | 2006-12-01 | 주식회사 한 에너지 시스템 | 유량조절밸브 |
KR101856975B1 (ko) * | 2017-12-13 | 2018-05-14 | 대원포비스 주식회사 | 건축물 소방용 스프링클러 수압조절장치 |
CN108839607A (zh) * | 2018-06-22 | 2018-11-20 | 明光市丰润家庭农场 | 一种银花种植用浇水装置 |
-
1999
- 1999-01-29 JP JP11022424A patent/JP2000222041A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100652483B1 (ko) * | 2005-04-21 | 2006-12-01 | 주식회사 한 에너지 시스템 | 유량조절밸브 |
KR101856975B1 (ko) * | 2017-12-13 | 2018-05-14 | 대원포비스 주식회사 | 건축물 소방용 스프링클러 수압조절장치 |
CN108839607A (zh) * | 2018-06-22 | 2018-11-20 | 明光市丰润家庭农场 | 一种银花种植用浇水装置 |
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