JP2000220602A - 建設機械の油圧回路 - Google Patents

建設機械の油圧回路

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JP2000220602A
JP2000220602A JP11078001A JP7800199A JP2000220602A JP 2000220602 A JP2000220602 A JP 2000220602A JP 11078001 A JP11078001 A JP 11078001A JP 7800199 A JP7800199 A JP 7800199A JP 2000220602 A JP2000220602 A JP 2000220602A
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Yoshiyuki Shimada
佳幸 嶋田
Hideo Konishi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第一油圧アクチュエータとは独立した圧油供
給路を有する第二油圧アクチュエータのための油圧ポン
プ吐出量制御用の制御弁を、メインバルブアッセンブリ
に組み込まなくても良いようにする。 【解決手段】 アタッチメント用油圧アクチュエータ7
に対応した油圧ポンプ1の吐出量制御を行うための減圧
弁16を、標準装備用コントロールバルブ9〜12およ
びネガティブコントロールリリーフバルブ15が組込ま
れるメインバルブアッセンブリ13の外部にて、ネガテ
ィブコントロールラインBの中途部に組込む構成にし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種建設作業、土
木作業に用いられる油圧ショベル等の建設機械の油圧回
路の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械の油
圧回路において、可変容量型の油圧ポンプの吐出量制御
を行うにあたり、各油圧アクチュエータ用のコントロー
ルバルブを通過するバイパス油路を設け、該バイパス油
路に設けられたネガティブコントロールバルブから出力
される信号圧を、ネガティブコントロールラインを介し
て前記油圧ポンプの容量可変手段に導くように構成した
ものがある。ところで、油圧ショベル等の建設機械に設
けられる油圧アクチュエータとして、旋回用モータ、ブ
ーム用シリンダ、アーム用シリンダ等の標準装備される
ものと、例えばブレーカ等のオプションアタッチメント
用として取付けられるものとがあるが、該アタッチメン
ト用油圧アクチュエータへの圧油供給を、前記標準装備
用油圧アクチュエータへの圧油供給路とは独立した回路
を用いて行う場合があり、この場合には、アタッチメン
ト用油圧アクチュエータのコントロールバルブは、標準
装備用油圧アクチュエータのコントロールバルブが組込
まれるメインバルブアッセンブリとは別個に設けられる
ことになる。そしてこのものにおいて、前述した油圧ポ
ンプの吐出量制御を行うにあたり、従来、図8に示す如
く、メインバルブアッセンブリ18に、アタッチメント
用油圧アクチュエータ7の作動に対応してバイパス油路
Eの流量を制御するバイパスカット弁19を組込んで、
標準装備用油圧アクチュエータだけでなくアタッチメン
ト用油圧アクチュエータの作動にも対応した吐出量制御
を行えるようにしていた。尚、図8において、1は油圧
ポンプ、2は油圧ポンプ1の流量制御装置、3〜6は標
準装備用油圧アクチュエータ、9〜12は標準装備用油
圧アクチュエータのコントロールバルブ、15はネガテ
ィブコントロールリリーフバルブ、17はアタッチメン
ト用油圧アクチュエータ7のコントロールバルブであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、建設機械の
油圧回路のなかには、前述したアタッチメント用油圧ア
クチュエータへの圧油供給を、標準装備用油圧アクチュ
エータの圧油供給と共通の回路を用いて行うようにした
ものも多く、この場合には、アタッチメント用油圧アク
チュエータのコントロールバルブもメインバルブアッセ
ンブリに組み込まれ、該コントロールバルブによりアタ
ッチメント用油圧アクチュエータの作動に対応した油圧
ポンプの吐出量制御が行われることになって、前記バイ
パスカット弁は不要となる。しかるに従来、メインバル
ブアッセンブリの共通化を計るべく、前記共通の回路を
用いてアタッチメント用油圧アクチュエータに圧油供給
するものにおいても、必要のないバイパスカット弁を組
込んだメインバルブアッセンブリを用いており、このた
め、メインバルブアッセンブリのコンパクト化、コスト
ダウンの妨げになるという問題があり、ここに本発明が
解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、可変容量型の油圧ポンプと、該
油圧ポンプからの圧油供給により作動する第一油圧アク
チュエータと、該第一油圧アクチュエータへの圧油供給
制御を行うコントロールバルブと、該コントロールバル
ブの第一油圧アクチュエータへの圧油供給量に対応して
流量が増減するバイパス油路と、該バイパス油路に設け
られるネガティブコントロールバルブと、該ネガティブ
コントロールバルブから出力される信号圧を前記油圧ポ
ンプの容量可変手段に導くためのネガティブコントロー
ルラインとを有する建設機械の油圧回路に、前記第一油
圧アクチュエータとは独立した圧油供給路を経由して油
圧ポンプから圧油が供給されることにより作動する第二
油圧アクチュエータと、該第二油圧アクチュエータへの
圧油供給量に対応した油圧ポンプの吐出量制御を行うた
めの制御弁とを設けるにあたり、該制御弁は、前記コン
トロールバルブおよびネガティブコントロールバルブが
組込まれるメインバルブアッセンブリの外部にて、ネガ
ティブコントロールラインの中途部に組込む構成にした
ものである。そして、この様にすることにより、第一油
圧アクチュエータとは独立した圧油供給路を有する第二
油圧アクチュエータを設けたものにおいては、ネガティ
ブコントロールラインの中途部に組込まれた制御弁によ
り、第二油圧アクチュエータに対応した油圧ポンプの吐
出量制御を行うことができる一方、独立した圧油供給路
を有する第二油圧アクチュエータが設けられていないも
のにおいては、第二油圧アクチュエータのための吐出量
制御用制御弁が組込まれたメインバルブアッセンブリを
用いる無駄をなくすことができ、メインバルブアッセン
ブリのコンパクト化、コストダウンに寄与できる。この
ものにおいて、制御弁は、ネガティブコントロールバル
ブから出力される信号圧を、第二油圧アクチュエータへ
の圧油供給量に対応して減圧して油圧ポンプの容量可変
手段に出力する減圧弁を用いて構成することにより、第
二油圧アクチュエータの作動に対応した油圧ポンプの吐
出量制御を行うことができる。また、制御弁を、第二油
圧アクチュエータの単独、または第一油圧アクチュエー
タと第二油圧アクチュエータの連動での作動時に、第二
油圧アクチュエータへの圧油供給量、または第一油圧ア
クチュエータおよび第二油圧アクチュエータへの圧油供
給量に対応した信号圧を油圧ポンプの容量可変手段に出
力する圧力補償型の減圧弁を用いて構成することによ
り、安定した油圧ポンプの吐出量制御を行うことができ
る。さらに、前記圧力補償型の減圧弁を用いたものにお
いて、ネガティブコントロールラインに、油圧ポンプの
容量可変手段への出力圧を補償するための圧油を制御弁
に供給する圧油供給手段を接続することにより、より信
頼性の高い油圧ポンプの吐出量制御を行うことができ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第一の実施の形態
を、図1〜図4に基づいて説明する。まず図1に、油圧
ショベル等の建設機械の油圧回路を示すが、該油圧回路
において、1はエンジン動力により駆動する可変容量型
の油圧ポンプであって、該油圧ポンプ1は、斜板1aの
変位に基づいて吐出量が変化する斜板式アキシァルピス
トンポンプを用いて構成されている。さらに、2は油圧
ポンプ1の流量制御装置であって、該流量制御装置2
は、後述するネガティブコントロールラインBからの信
号に基づいて前記斜板1aを変位せしめることにより油
圧ポンプ1の流量制御を行う構成となっている。
【0006】また、建設機械には、前記油圧ポンプ1か
らの圧油供給により作動する油圧モータや油圧シリンダ
等の複数の油圧アクチュエータが設けられており、そし
て前記図1の油圧回路には、建設機械に標準装備される
油圧アクチュエータ(本発明の第一油圧アクチュエータ
に相当する)の例として油圧モータ3および油圧シリン
ダ4、5、6を示し、また建設機械にオプションとして
取付けられるアタッチメント用の油圧アクチュエータ
(本発明の第二油圧アクチュエータに相当する)の例と
して油圧シリンダ7を示したが、上記標準装備用の油圧
アクチュエータ3〜6への圧油供給路となる第一ポンプ
油路Cと、アタッチメント用油圧アクチュエータへの圧
油供給路となる第二ポンプ油路Dとは、分流弁8を介し
て独立した状態で設けられている。
【0007】前記分流弁8は、パイロットポート8aに
入力される外部パイロット圧により優先流量が可変制御
される圧力補償型のものであって、このものは、外部パ
イロット圧が入力されていない状態では、前記油圧ポン
プ1からの圧油を第一ポンプ油路Cのみに供給するが、
外部パイロット圧が入力されることにより、第一ポンプ
油路Cと第二ポンプ油路Dとに分流して供給するように
構成されている。そして分流する場合に、非優先流量が
第一ポンプ油路Cに供給され、優先流量が第二ポンプ油
路Dに供給されるが、該優先流量は、図2に示すごと
く、外部パイロット圧の圧力に対応して増減するように
なっている。
【0008】さらに、9〜12は前記標準装備用の油圧
アクチュエータ3〜6の圧油供給制御をそれぞれ行うコ
ントロールバルブ(該コントロールバルブを、以下標準
装備用コントロールバルブと称する)であって、該標準
装備用コントロールバルブ9〜12は、後述するように
メインバルブアッセンブリ13に組み込まれている。こ
の標準装備用コントロールバルブ9〜12は、パイロッ
ト操作式の三位置切換弁であって、パイロットポート9
a〜12aまたは9b〜12bにパイロット圧油が供給
されていない場合には、後述するセンタバイパス油路E
を連通するバイパス用弁路9c〜12cを開く一方、油
圧アクチュエータ3〜6に圧油を供給しない中立位置N
に位置しているが、パイロットポート9a〜12aまた
は9b〜12bにパイロット圧油が供給されることに伴
い、上記バイパス用弁路9c〜12cを閉じる一方、後
述するパラレル油路Fの圧油を油圧アクチュエータ3〜
6に供給し、かつ油圧アクチュエータ3〜6からの排出
油をタンク油路Gに流す圧油供給位置XまたはYに切換
るように構成されている。ここで、前記バイパス用弁路
9c〜12cの開度量は、各パイロットポート9a〜1
2aまたは9b〜12bに供給されるパイロット圧によ
り増減する。つまり、バイパス用弁路9c〜12cは、
パイロット圧油が供給されていない状態では全開してい
るが、供給されるパイロット圧が高くなるにつれて徐々
に閉じていき、パイロット圧が最大近くになると全閉す
るようになっている。
【0009】一方、前記メインバルブアッセンブリ13
は、標準装備用コントロールバルブ9〜12が組込まれ
ると共に、前記第一ポンプ油路Cに接続されるポンプポ
ートP、油タンク14に接続されるタンクポートT、各
油圧アクチュエータ3〜6に接続される出力用ポートU
等の各種ポートを備え、さらに、前記センタバイパス油
路E、パラレル油路F、タンク油路G等の油路、および
後述するネガティブコントロールリリーフバルブ15等
が内装されている。ここで、前記センタバイパス油路E
は、ポンプポートPから入力される第一ポンプ油路Cの
圧油を、各標準装備用コントロールバルブ9〜12のバ
イパス用弁路9c〜12cおよびネガティブコントロー
ルリリーフバルブ15を順次経由してタンクポートTに
流す油路であり、またパラレル油路Fは、ポンプポート
Pから入力される第一ポンプ油路Cの圧油を各標準装備
用コントロールバルブ9〜12にそれぞれ供給する油路
であり、さらにタンク油路Gは、各標準装備用コントロ
ールバルブ9〜12から排出される油をタンクポートT
に流す油路である。
【0010】さらに、前記ネガティブコントロールリリ
ーフバルブ15は、センタバイパス油路Eの圧油を絞っ
てタンクポートTに流す絞り15aと、該絞り15aに
並列状に接続され、センタバイパス油路Eの圧力が所定
圧以上となったときに該油路Eの圧油をタンクポートT
に逃がすリリーフバルブ15bとから構成されると共
に、絞り15aの入口側圧力は、ネガティブコントロー
ルラインBを介してメインバルブアッセンブリ13の外
部に取出され、さらに後述する減圧弁16を経由して、
前記油圧ポンプ1の流量制御装置2に導かれるようにな
っている。ここで、前記絞り15aを通過する圧油の油
量をQ、絞り15aの入口側圧力(ネガティブコントロ
ールバルブ15から出力される信号圧)をPuとする
と、以下の式(1)が成立する。但し、式(1)におい
て、Kは定数、Aは絞り断面積であり、またタンク圧は
0Pa(パスカル)とする。 Q=KA(Pu)1/2 ・・・(1) 上記式(1)より、ネガティブコントロールバルブ15
から出力される信号圧Puは、絞り15aを通過する圧
油の油量Qに応じて増減するようになっている。
【0011】一方、17は前記アタッチメント用油圧ア
クチュエータ7の圧油供給制御を行うコントロールバル
ブ(該コントロールバルブを、以下アタッチメント用コ
ントロールバルブと称する)であって、該アタッチメン
ト用コントロールバルブ17は、パイロット操作式の三
位置切換弁から構成されている。そしてこのアタッチメ
ント用コントロールバルブ17は、パイロットポート1
7aまたは17bにパイロット圧油が供給されていない
場合には、アタッチメント用油圧アクチュエータ7に圧
油を供給しない中立位置Nに位置しているが、パイロッ
トポート17aまたは17bにパイロット圧油が供給さ
れることに伴い、第二ポンプ油路Dの圧油を油圧アクチ
ュエータ7に供給する圧油供給位置XまたはYに切換る
ように構成されている。
【0012】また、前記減圧弁16は、メインバルブア
ッセンブリ13の外部において、ネガティブコントロー
ルラインBの中途部に設けられている。そしてこの減圧
弁16は、非圧力補償型のパイロット作動弁であって、
パイロットポート16aに外部パイロット圧が付加され
ていない状態では、入口側圧力をそのまま出口側に出力
するが、外部パイロット圧が付加されることにより、図
3の特性図に示すごとく、外部パイロット圧が増加する
ほど出口側圧力を入口側圧力に対して減圧して出力する
ように構成されている。さらに、減圧弁16のパイロッ
トポート16aへの外部パイロット圧の入力は、前記ア
タッチメント用コントロールバルブ17のパイロットポ
ート17aまたは17bへのパイロット圧の入力と同調
するように設定されている。つまり、アタッチメント用
コントロールバルブ17および減圧弁16へのパイロッ
ト圧の入力は同時的に行われると共に、両者に入力され
るパイロット圧の大きさは略比例するようになってい
る。尚、本実施の形態では、減圧弁16の減圧作動の制
御は、外部パイロット圧により行われる構成となってい
るが、電気信号の入力に基づいて減圧作動を行うように
構成することもできる。そしてこの場合においても、電
気信号の入力は、アタッチメント用コントロールバルブ
17へのパイロット圧の入力と同調するように設定され
る。
【0013】そして前記流量制御装置2は、図4の特性
図に示す如く、減圧弁16の下流側のネガティブコント
ロールラインBの圧力Pdに基づいて、油圧ポンプ1の
吐出流量Qpを制御する。つまり、流量制御装置2に導
かれるネガティブコントロールラインBの圧力Pdが予
め設定される設定圧力P1以下(Pd≦P1)の場合に
は、油圧ポンプ1の吐出流量Qpが最大流量Qmaxとな
るように制御し、また圧力Pdが予め設定される設定圧
力P2以上(Pd≧P2、但しP1<P2)の場合に
は、吐出流量Qpが最小流量Qminとなるように制御
し、さらに圧力PdがP1からP2のあいだの場合に
は、圧力Pdが大きくなるにつれて吐出流量Qpが小さ
くなるように制御する構成になっている。
【0014】叙述の如く構成された第一の実施の形態の
ものにおいて、標準装備用油圧アクチュエータ3〜6、
アタッチメント用油圧アクチュエータ7が何れも作動し
ていない、つまり標準装備用コントロールバルブ9〜1
2、アタッチメント用コントロールバルブ17に何れも
パイロット圧油が供給されていないときには、標準装備
用コントロールバルブ9〜12のバイパス用弁路9c〜
12cが全開している一方、減圧弁16のパイロットポ
ート16aには外部パイロット圧が入力されておらず、
ネガティブコントロールラインBの圧力は減圧されるこ
となく流量制御装置2に導かれることになる。この状態
では、油圧ポンプ1から第一ポンプ油路Cに供給された
圧油は、センタバイパス油路Eを経由してそのままネガ
ティブコントロールリリーフバルブ15に供給されるこ
とになって、ネガティブコントロールリリーフバルブ1
5の入口側の油量は多くなる。而してネガティブコント
ロールリリーフバルブ15から出力される信号圧は前記
設定圧力P2以上となって、該圧力が減圧弁16で減圧
されることなくそのまま流量制御装置2に導かれること
になり、流量制御装置2は、油圧ポンプ1の吐出流量Q
pが最小流量Qpminとなるように流量制御を行うこと
になる。つまり、標準装備用、アタッチメント用の油圧
アクチュエータ3〜7が何れも作動していない状態で
は、油圧ポンプ1の吐出流量Qpは最小流量Qminとな
り、省エネルギー化が計られる。
【0015】一方、標準装備用アクチュエータ3〜6の
みを単独または複合で作動させた場合には、標準装備用
コントロールバルブ9〜12のバイパス用弁路9c〜1
2cの少なくとも一つの開度量が小さくなり、その分ネ
ガティブコントロールリリーフバルブ15の入口側の油
量が少なくなって、ネガティブコントロールリリーフバ
ルブ15から出力される信号圧は低下する。そして該低
下した圧力がそのまま減圧弁16を経由して流量制御装
置2に導かれることになって、油圧ポンプ1の吐出流量
Qpを増大させるような流量制御が行われる。
【0016】また、アタッチメント用油圧アクチュエー
タ7のみを作動させた場合には、減圧弁16は、前述し
たようにアタッチメント用コントロールバルブ17と同
調して外部パイロット圧が入力され、該外部パイロット
圧に対応した減圧作動を行うことになる。一方、標準装
備用コントロールバルブ9〜12のバイパス用弁路9c
〜12cは全開していて、ネガティブコントロールリリ
ーフバルブ15から出力される信号圧は設定圧力P2以
上となっているが、該圧力は減圧弁16で減圧され、こ
のものが流量制御装置2に導かれることになって、油圧
ポンプ1の吐出流量Qpを増大させるような流量制御が
行われる。つまり、前記標準装備用油圧アクチュエータ
3〜6のみを作動させた場合、またはアタッチメント用
油圧アクチュエータ7のみを作動させた場合の何れにお
いても、油圧ポンプ1の吐出流量Qpが増大して、標準
装備用またはアタッチメント用油圧アクチュエータ3〜
6または7の作動に対応した油圧ポンプ1の吐出流量制
御がなされることになる。
【0017】さらに、標準装備用油圧アクチュエータ3
〜6およびアタッチメント用油圧アクチュエータ7を連
動させた場合には、標準装備用コントロールバルブ9〜
12のバイパス用弁路9c〜12cの開度量が小さくな
ると共に、減圧弁16による減圧作動が行われることに
なる。これにより、ネガティブコントロールリリーフバ
ルブ15から出力される信号圧が低下すると共に、この
ものがさらに減圧弁16で減圧されて流量制御装置2に
導かれることになって、油圧ポンプ1の吐出流量Qpを
さらに増大させるような流量制御が行われる。そして、
流量制御装置2に導かれるネガティブコントロールライ
ンBの圧力が前記設定圧力P1以下になると、油圧ポン
プ1は最大流量Qmaxを吐出することになる。つまり、
標準装備用油圧アクチュエータ3〜6とアタッチメント
用油圧アクチュエータ7とを連動させた場合には、該連
動させるに必要な流量を吐出すべく油圧ポンプ1の吐出
流量Qpをさらに増大させるような流量制御がなされる
ことになる。
【0018】この様に、第一の実施の形態のものにおい
ては、標準装備用油圧アクチュエータ3〜6とは独立し
た圧油供給路を有するアタッチメント用油圧アクチュエ
ータ7が設けられている建設機械において、両方の油圧
アクチュエータ3〜7の作動状況に対応した油圧ポンプ
1の吐出流量制御を行えるものであるが、この場合、ア
タッチメント用アクチュエータ7に対応した流量制御は
減圧弁16を用いて行う構成となっており、そして該減
圧弁16は、標準装備用コントロールバルブ9〜12お
よびネガティブコントロールリリーフバルブ15が組込
まれるメインバルブアッセンブリ13の外部において、
ネガティブコントロールラインBの中途部に設けられて
いる。
【0019】この結果、標準装備用油圧アクチュエータ
3〜6とは独立した圧油供給路を有するアタッチメント
用油圧アクチュエータ7が設けられているものにおいて
は、ネガティブコントロールラインBの中途部に組込ま
れた減圧弁16によりアタッチメント用油圧アクチュエ
ータ7の作動に対応した油圧ポンプ1の吐出流量制御を
行うことができる一方、アタッチメント用油圧アクチュ
エータ7を装備しない建設機械や、独立した圧油供給路
を有するアタッチメント用油圧アクチュエータ7が設け
られていないもの等において、アタッチメント用油圧ア
クチュエータ7に対応した吐出流量制御を行うための制
御弁が組込まれたメインバルブアッセンブリを用いる無
駄を無くすことができ、メインバルブアッセンブリ13
のコンパクト化、コストダウンに寄与できる。
【0020】次に、本発明の第二の実施の形態を、図
2、図4、図5〜図7に基づいて説明する。まず図5
に、第二の実施の形態の油圧回路を示すが、該油圧回路
において、油圧ポンプ1、該油圧ポンプ1の斜板1a、
流量制御装置2、標準装備用油圧アクチュエータ3〜
6、アタッチメント用油圧アクチュエータ7、第一ポン
プ油路C、第二ポンプ油路D、分流弁8、該分流弁8の
パイロットポート8a、標準装備用コントロールバルブ
9〜12、該標準装備用コントロールバルブ9〜12に
形成されるパイロットポート9a〜12a、9b〜12
bおよびバイパス用弁路9c〜12c、標準装備用コン
トロールバルブ9〜12の切換位置を示す中立位置N、
圧油供給位置X、Y、メインバルブアッセンブリ13、
該メインバルブアッセンブリ13に形成されるポンプポ
ートP、タンクポートT、出力用ポートU、センタバイ
パス油路E、パラレル油路Fおよびタンク油路G、油タ
ンク14、ネガティブコントロールリリーフバルブ1
5、該ネガティブコントロールリリーフバルブ15を構
成する絞り15aおよびリリーフバルブ15b、アタッ
チメント用コントロールバルブ17、該アタッチメント
用コントロールバルブ17に形成されるパイロットポー
ト17a、17b、アタッチメント用コントロールバル
ブ17の切換位置を示す中立位置N、圧油供給位置X、
Yについては、前記第一の実施の形態と同様のものであ
るため、説明を省略すると共に、同一の符号を付す。ま
た、分流弁8の特性を示す図2、油圧ポンプ1の特性を
示す図4については、第一の実施の形態のものを共用す
る。
【0021】一方、20は第二の実施の形態に設けられ
る減圧弁であって、該減圧弁20は、メインバルブアッ
センブリ13の外部において、ネガティブコントロール
リリーフバルブ15から流量制御装置2に至るネガティ
ブコントロールラインBの中途部に設けられている。こ
の減圧弁20は、圧力補償型のパイロット作動弁であっ
て、パイロットポート20aに外部パイロット圧が付加
されていない状態では、入口側圧力をそのまま出口側に
出力するが、外部パイロット圧が付加されることによ
り、入口側圧力に関係なく、外部パイロット圧に対し所
定の出口側圧力となるよう圧力補償して流量制御装置2
に出力する構成になっている。この場合、図6の特性図
に示すごとく、外部パイロット圧が大きくなるほど出口
側圧力が低くなるように設定される。尚、このものにお
いて、入口側圧力が外部パイロット圧に対する所定の出
口側圧力よりも低い場合には、出口側圧力は入口側圧力
と等しくなる。
【0022】そして流量制御装置2は、前記減圧弁20
から出力される圧力Pdに基づいて、油圧ポンプ1の吐
出流量Qpを制御する。この制御は、前記第一の実施の
形態のものと同様であって、図4の特性図に示すごと
く、圧力Pdが設定圧力P1以下の場合には、油圧ポン
プ1の吐出流量Qpが最大流量Qmaxとなるように制御
し、また圧力Pdが設定圧力P2以上の場合には、吐出
量Qpが最小流量Qminとなるように制御し、さらに圧
力PdがP1からP2のあいだの場合には、圧力Pdが
大きくなるにつれて吐出流量Qpが小さくなるように制
御される。
【0023】また、21は前記減圧弁20のパイロット
ポート20aに付加されるパイロット圧を制御するため
の第一電磁比例減圧弁であって、このものは、後述する
制御部22からのソレノイド非励磁−励磁指令に基づい
て作動する。この場合、第一電磁比例減圧弁21は、図
7(A)に示すごとく、ソレノイド21aへの入力電流
値がゼロの場合、つまりソレノイド21aの非励磁状態
では、減圧弁20にパイロット圧を出力しないが、ソレ
ノイド21aに入力される電流値が大きいほど高圧のパ
イロット圧を減圧弁20に出力するように構成されてい
る。
【0024】さらに、23は前記減圧弁20の上流側の
ネガティブコントロールラインBに配設されるシャトル
弁であって、このものの入口側第一ポート23aは前記
ネガティブコントロールリリーフバルブ15の出力側
に、入口側第二ポート23bは後述する第二電磁比例減
圧弁24の出力側に、また出口側ポート23cは前記減
圧弁20の入力側に接続されている。そしてこのシャト
ル弁23は、ネガティブコントロールリリーフバルブ1
5から入口側第一ポート23aに入力される圧力と、第
二電磁比例減圧弁24から入口側第二ポート23bに入
力される圧力とのうち、高圧側を選択して出口側ポート
23cから減圧弁20に出力するように構成されてい
る。
【0025】前記第二電磁比例減圧弁24は、制御部2
2からのソレノイド非励磁−励磁指令に基づいて作動す
るものであるが、このものは、図7(B)に示すごと
く、ソレノイド24aへの入力電流値がゼロの場合、つ
まりソレノイド24aの非励磁状態では、前記シャトル
弁23にパイロット圧を出力しないが、ソレノイド24
aに入力される電流値が大きいほど高圧のパイロット圧
をシャトル弁23に出力するように構成されている。
尚、図5中、25は前記第一、第二電磁比例減圧弁2
1、24の圧油供給源であるが、該圧油供給源25の供
給圧が安定している場合には、第二電磁比例減圧弁24
の代りに、制御部22からの指令に基づいてシャトル弁
23にパイロット圧を出力する電磁切換弁を用いても良
い。
【0026】一方、前記制御部22は、マイクロコンピ
ュータ等を用いて構成されるものであるが、このもの
は、ネガティブコントロールリリーフバルブ15から出
力される信号圧を検出する圧力センサ26、およびアタ
ッチメント用油圧アクチュエータ7の作動状態を検出す
るアタッチメント作動検出手段(該アタッチメント作動
検出手段は、本実施の形態では、アタッチメント用コン
トロールバルブ17のパイロットポート17a、17b
に供給されるパイロット圧を検出する圧力センサを用い
て構成したが、例えば、分流弁8のパイロットポート8
aに入力される外部パイロット圧を検出する圧力センサ
等により構成することもでき、また、アタッチメント用
油圧アクチュエータの操作具として電気式のジョイステ
ィックレバーを用い、該レバーからの電気信号に基づい
て作動する電磁比例弁によりアタッチメント用コントロ
ールバルブを切換えるよう構成したものにおいては、上
記電気信号を利用することもできる)27からの信号を
入力し、該入力信号に基づいて前記第一、第二電磁比例
減圧弁21、24に制御指令を出力する。
【0027】次に、前記制御部22における制御につい
て説明すると、制御部22は、まず、圧力センサ26お
よびアタッチメント作動検出手段27からの信号に基づ
いて、標準装備用油圧アクチュエータ3〜6およびアタ
ッチメント用油圧アクチュエータ7の作動状態を判断す
る。ここで、圧力センサ26は、前述したようにネガテ
ィブコントロールリリーフバルブ15から出力される信
号圧を検出するものであるが、該信号圧は、第一の実施
の形態において説明したように、標準装備用油圧アクチ
ュエータ3〜6の作動に対応して増減するから、制御部
22は、圧力センサ26から入力される信号値により標
準装備用油圧アクチュエータ3〜6の作動状態を判断で
きる。
【0028】そして、前記作動状態の判断において、標
準装備用油圧アクチュエータ3〜6、アタッチメント用
油圧アクチュエータ7が何れも作動していないと判断さ
れた場合は、制御部22は、前記第一、第二電磁比例減
圧弁21、24に対し、ソレノイド非励磁の制御指令を
出力する。これにより第二電磁比例減圧弁24は、シャ
トル弁23にパイロット圧を出力せず、而してシャトル
弁23は、ネガティブコントロールリリーフバルブ15
から出力された信号圧を選択して減圧弁20に出力す
る。また第一電磁比例減圧弁21は、減圧弁20のパイ
ロットポート20aにパイロット圧を出力せず、而して
減圧弁20は、入口側圧力をそのまま出口側に出力す
る。つまり、標準装備用油圧アクチュエータ3〜6、ア
タッチメント用油圧アクチュエータ7が何れも作動して
いないときには、ネガティブコントロールリリーフバル
ブ15から出力された信号圧がそのまま流量制御装置2
に導かれることになるが、この場合、標準装備用コント
ロールバルブ9〜12のバイパス用弁路9c〜12cは
全開しており、油圧ポンプ1から第一ポンプ油路Cに供
給された圧油は、センタバイパス油路Eを経由してその
ままネガティブコントロールリリーフバルブ15に供給
される。而してネガティブコントロールリリーフバルブ
15からの出力信号圧は前記設定圧力P2以上となり、
該圧力がそのまま流量制御装置2に導かれることになっ
て、流量制御装置2は、油圧ポンプ1の吐出流量Qpが
最小流量Qpminとなるように流量制御を行う。
【0029】一方、アタッチメント用油圧アクチュエー
タ7が作動しておらず、標準装備用油圧アクチュエータ
3〜6のみが作動していると判断された場合には、制御
部22は、前記第一、第二電磁比例減圧弁21、24に
対し、ソレノイド非励磁の制御指令を出力する。これに
より、前述した何れの油圧アクチュエータ3〜7も作動
していない場合と同様に、ネガティブコントロールリリ
ーフバルブ15から出力された信号圧がそのまま流量制
御装置2に導かれるが、標準装備用油圧アクチュエータ
3〜6が作動している場合には、標準装備用コントロー
ルバルブ9〜12のバイパス用弁路9c〜12cの少な
くとも一つの開度量が小さくなり、その分ネガティブコ
ントロールリリーフバルブ15から出力される信号圧が
低下する。そして該低下した圧力が流量制御装置2に導
かれることになって、油圧ポンプ1の吐出流量Qpを増
大させるような流量制御が行われる。
【0030】また、標準装備用油圧アクチュエータ3〜
6が作動しておらず、アタッチメント用油圧アクチュエ
ータ7のみが作動していると判断された場合には、制御
部22は、第一電磁比例減圧弁21に対し、減圧弁20
のパイロットポート20aに外部パイロット圧を付加す
べくソレノイド励磁の制御指令を出力する。この場合、
アタッチメント作動検出手段27により検出されるアタ
ッチメント用油圧アクチュエータ7の作動量が大きいほ
ど、ソレノイド21aに入力される電流値が大きくなる
ように制御される。而して、アタッチメント用油圧アク
チュエータ7の作動量が大きいほど高圧の外部パイロッ
ト圧が減圧弁20に付加され、そして減圧弁20は、該
外部パイロット圧に対応する所定の圧力を流量制御装置
2に出力するよう制御される。さらに制御部22は、減
圧弁20が前記所定の圧力を出力するのに充分な圧油を
減圧弁20の入口側油路に供給すべく、第二電磁比例減
圧弁24に対してソレノイド励磁の制御指令を出力す
る。これにより、第二電磁比例減圧弁24から出力され
たパイロット圧油がシャトル弁23を介して減圧弁20
に供給されて、減圧弁20は前記所定の圧力を出力でき
る。尚、ネガティブコントロールリリーフバルブ15か
らの出力信号圧が第二電磁比例減圧弁24からの出力圧
よりも高圧の場合には、ネガティブコントロールリリー
フバルブ15からの信号圧がシャトル弁23を介して減
圧弁20に供給されるが、この場合においても、勿論、
減圧弁20は前記所定の圧力を出力できる。つまり、ア
タッチメント用油圧アクチュエータ7のみが作動してい
る場合には、ネガティブコントロールリリーフバルブ1
5からの出力信号圧に拘わらず、アタッチメント用油圧
アクチュエータ7の作動量に対応する信号圧を出力する
のに充分な圧油が減圧弁20に供給され、そして減圧弁
20は、アタッチメント用油圧アクチュエータ7の作動
量に対応する信号圧を流量制御装置2に出力する。而し
て、アタッチメント用油圧アクチュエータ7の作動に対
応した油圧ポンプ1の吐出量制御が行われる。
【0031】さらに、標準装備用油圧アクチュエータ3
〜6およびアタッチメント用油圧アクチュエータ7が連
動で作動していると判断された場合には、制御部22
は、第一電磁比例減圧弁21に対し、減圧弁20のパイ
ロットポート20aに外部パイロット圧を付加すべくソ
レノイド励磁の制御指令を出力する。この場合、圧力セ
ンサ26により検出される標準装備用油圧アクチュエー
タ3〜6の作動量およびアタッチメント作動検出手段2
7により検出されるアタッチメント用油圧アクチュエー
タ7の作動量が大きいほど、ソレノイド21aに入力さ
れる電流値が大きくなるように制御される。而して、標
準装備用油圧アクチュエータ3〜6およびアタッチメン
ト用油圧アクチュエータ7の作動量が大きいほど高圧の
外部パイロット圧が減圧弁20に付加され、そして減圧
弁20は、該外部パイロット圧に対応する所定の圧力を
流量制御装置2に出力するよう制御される。さらに制御
部22は、前述したアタッチメント用油圧アクチュエー
タ7のみが作動している場合と同様に、減圧弁20が前
記所定の圧力を出力するのに充分な圧油を減圧弁20の
入口側油路に供給すべく、第二電磁比例減圧弁24に対
してソレノイド励磁の制御指令を出力する。これによ
り、標準装備用油圧アクチュエータ3〜6およびアタッ
チメント用油圧アクチュエータ7の作動量に対応する信
号圧を出力するのに充分な圧油が減圧弁20に供給され
て、減圧弁20は、標準装備用油圧アクチュエータ3〜
6およびアタッチメント用油圧アクチュエータ7の作動
量に対応する信号圧を流量制御装置2に出力する。而し
て、標準装備用油圧アクチュエータ3〜6およびアタッ
チメント用油圧アクチュエータ7の連動作動に対応した
油圧ポンプ1の吐出量制御がなされる。
【0032】この様に、第二の実施の形態のものは、第
一の実施の形態のものと同様に、標準装備用油圧アクチ
ュエータ3〜6と、該標準装備用油圧アクチュエータ3
〜6とは独立した圧油供給路を有するアタッチメント用
油圧アクチュエータ7との両方の作動状況に対応した油
圧ポンプ1の吐出流量制御を行えるものであるが、この
場合、アタッチメント用アクチュエータ7に対応した流
量制御は減圧弁20を用いて行う構成となっており、そ
して該減圧弁20は、標準装備用コントロールバルブ9
〜12およびネガティブコントロールリリーフバルブ1
5が組込まれるメインバルブアッセンブリ13の外部に
おいて、ネガティブコントロールラインBの中途部に設
けられている。この結果、第一の実施の形態のものと同
様に、アタッチメント用油圧アクチュエータ7を装備し
ない建設機械や、独立した圧油供給路を有するアタッチ
メント用油圧アクチュエータ7が設けられていないもの
等において、アタッチメント用油圧アクチュエータ7に
対応した吐出流量制御を行うための制御弁が組込まれた
メインバルブアッセンブリを用いる無駄を無くすことが
でき、メインバルブアッセンブリ13のコンパクト化、
コストダウンに寄与できる。
【0033】さらに、この第二の実施の形態のもので
は、アタッチメント用アクチュエータ7に対応した油圧
ポンプ1の吐出流量制御を行うための制御弁として減圧
弁20が用いられているが、該減圧弁20は圧力補償型
のものであって、入口側圧力に関係なく、パイロットポ
ート20aに付加される外部パイロット圧に対応する所
定の信号圧を流量制御装置2に出力する。このため、ネ
ガティブコントロールリリーフバルブ15から出力され
る信号圧が、何らかの原因により不安定となった場合で
あっても、減圧弁20からは前記所定の信号圧が出力さ
れることになって、安定した油圧ポンプ1の吐出量制御
を行うことができる。
【0034】しかも、前記減圧弁20の入口側油路に
は、前記所定の信号圧を出力するのに充分な圧油が、第
二電磁比例減圧弁24またはネガティブコントロールリ
リーフバルブ15からシャトル弁23を介して供給され
る構成となっているため、減圧弁20は常に適切な信号
圧を出力できることになり、信頼性の高い油圧ポンプ1
の吐出量制御を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施の形態を示す建設機械の油圧回路図
である。
【図2】第一、第二の実施の形態における分流弁の特性
図である。
【図3】第一の実施の形態における減圧弁の特性図であ
る。
【図4】第一、第二の実施の形態における油圧ポンプの
特性図である。
【図5】第二の実施の形態を示す建設機械の油圧回路図
である。
【図6】第二の実施の形態における減圧弁の特性図であ
る。
【図7】(A)は第二の実施の形態における第一電磁比
例減圧弁の特性図、(B)は第二の実施の形態における
第二電磁比例減圧弁の特性図である。
【図8】従来例を示す油圧回路図である。
【符号の説明】
1 油圧ポンプ 2 流量制御装置 3〜6 標準装備用油圧アクチュエータ 7 アタッチメント用油圧アクチュエータ 9〜12 標準装備用コントロールバルブ 13 メインバルブアッセンブリ 15 ネガティブコントロールリリーフバルブ 16 減圧弁 17 アタッチメント用コントロールバルブ 20 減圧弁 21 第一電磁比例減圧弁 22 制御部 24 第二電磁比例減圧弁 26 圧力センサ 27 アタッチメント作動検出手段 B ネガティブコントロールライン C 第一ポンプ油路 D 第二ポンプ油路 E センタバイパス油路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H089 AA20 AA74 BB27 CC01 CC08 CC11 DA03 DB03 DB13 DB33 DB47 DB49 EE05 EE31 GG02 JJ02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変容量型の油圧ポンプと、該油圧ポン
    プからの圧油供給により作動する第一油圧アクチュエー
    タと、該第一油圧アクチュエータへの圧油供給制御を行
    うコントロールバルブと、該コントロールバルブの第一
    油圧アクチュエータへの圧油供給量に対応して流量が増
    減するバイパス油路と、該バイパス油路に設けられるネ
    ガティブコントロールバルブと、該ネガティブコントロ
    ールバルブから出力される信号圧を前記油圧ポンプの容
    量可変手段に導くためのネガティブコントロールライン
    とを有する建設機械の油圧回路に、前記第一油圧アクチ
    ュエータとは独立した圧油供給路を経由して油圧ポンプ
    から圧油が供給されることにより作動する第二油圧アク
    チュエータと、該第二油圧アクチュエータへの圧油供給
    量に対応した油圧ポンプの吐出量制御を行うための制御
    弁とを設けるにあたり、該制御弁は、前記コントロール
    バルブおよびネガティブコントロールバルブが組込まれ
    るメインバルブアッセンブリの外部にて、ネガティブコ
    ントロールラインの中途部に組込む構成にした建設機械
    の油圧回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、制御弁は、ネガティ
    ブコントロールバルブから出力される信号圧を、第二油
    圧アクチュエータへの圧油供給量に対応して減圧して油
    圧ポンプの容量可変手段に出力する減圧弁を用いて構成
    される建設機械の油圧回路。
  3. 【請求項3】 請求項1において、制御弁は、第二油圧
    アクチュエータの単独、または第一油圧アクチュエータ
    と第二油圧アクチュエータの連動での作動時に、第二油
    圧アクチュエータへの圧油供給量、または第一油圧アク
    チュエータおよび第二油圧アクチュエータへの圧油供給
    量に対応した信号圧を油圧ポンプの容量可変手段に出力
    する圧力補償型の減圧弁を用いて構成される建設機械の
    油圧回路。
  4. 【請求項4】 請求項3において、ネガティブコントロ
    ールラインに、油圧ポンプの容量可変手段への出力圧を
    補償するための圧油を制御弁に供給する圧油供給手段を
    接続した建設機械の油圧回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010261539A (ja) * 2009-05-08 2010-11-18 Kayaba Ind Co Ltd ハイブリッド建設機械

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