JP2000220278A - 畳床の製造方法 - Google Patents

畳床の製造方法

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JP2000220278A
JP2000220278A JP11060587A JP6058799A JP2000220278A JP 2000220278 A JP2000220278 A JP 2000220278A JP 11060587 A JP11060587 A JP 11060587A JP 6058799 A JP6058799 A JP 6058799A JP 2000220278 A JP2000220278 A JP 2000220278A
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wrinkled
tatami floor
tatami
smooth
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JP11060587A
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English (en)
Inventor
Hisao Tachikawa
久雄 立川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 故紙による再生紙を含む紙を用いながら簡単
な工程でありながら軽量であり通気性にも優れ、しかも
使用感の優れた畳床を廉価に提供し、併せて再生紙を用
いた時には再生紙の用途の拡大を課題とする。 【解決手段】 畳床1枚分の面積を有する皺紙の多数を
積層してこれを圧縮した状態で、積層された皺紙の全面
において、多数箇所を縫糸で縫合して畳床を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は皺紙を用いた畳床
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者はさきに故紙または故紙と製紙
スラッヂとの混合物を用いて畳床を製造するについて発
明し、特願平9−368575号および特願平10−2
36266号として出願した。前者は故紙または故紙と
製紙スラッヂとの混合物を水に分散し、脱水した後、破
砕して粒状物とし、この粒状物に接着性を付与し、畳床
1枚分を集積して圧縮成型して畳床とするものであり、
後者は故紙または故紙と製紙スラッヂとの混合物を水に
分散し、この分散液を薄板、棒、小ブロックを形成する
型枠に流し込み、脱水成型して、薄板、棒、小ブロック
である成型体としこれを乾燥し、これに接着性を付与
し、この成型体を畳床1枚分だけ複数個集積すると共に
集積された成型体の上下または上下と中間に補強紙を積
層して、これらを接着一体化して畳床本体とし、この畳
床本体の上部からほぼ90%程度の深さまで全面にわた
って多数の通気孔を穿孔して畳床とするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの発明において
前者にあっては多数の工程を必要とすること、接着剤に
よる畳床の重量増加と通気性に難がある等のことが判か
り、また後者にあっては畳床1枚分を複数箇に小分割し
た成型体を得るための多数の型枠を用意しなければなら
ないこと、多数の成型体の作成や、成型体の集積、接
着、縫製等による一体化等の工程を必要とし、また通気
性のための通気孔の穿孔の工程を必要とする等、工程の
複雑さも避けられないものとなり、また畳床の使用感に
おいて畳としての感触、即ち適度の硬さと同時に柔らか
さが望まれた。これらの点に鑑み、この発明は紙を用い
ながら、より工程が簡略でありながら、軽量であり通気
性にも優れ、しかも畳としての感触の優れた畳床を廉価
に提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、この発明の1は、畳床1枚分の面積を有する皺紙
1の多数を積層して、これを圧縮した状態で、積層され
た積層された皺紙1の全面において多数箇所を縫糸2で
縫合して畳床とする方法である。
【0005】またこの発明の他の1は畳床1枚分の面積
を有する皺紙1の多数を積層し、この積層された皺紙1
の上面と下面とに平滑紙3,3′を重ね合せて、これを
圧縮した状態で上面の平滑紙3から下面の平滑紙3′を
貫いて、全面において多数箇所を縫糸2で縫合して畳床
とする方法である。
【0006】この発明にあっては積層された皺紙1の上
面に重ね合わされる平滑紙3は抗菌加工紙とし、下面に
重ね合される平滑紙3′は撥水加工紙とすることによっ
て衛生面からみて好ましい畳床が得られる。
【0007】この発明で用いられる皺紙は、新しいパル
プにより得られた紙からなるものであっても、また再生
紙からなるものであってもよく、その厚さも例えばテイ
ッシュペーパー等に用いられるような薄いものから、例
えば陶器類を包装するに用いるような厚さを有するもの
までが任意に用いられる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は第1の発明によって得られ
た畳床の一例を示す側面図、図2は図1のものの平面
図、図3は第2の発明によって得られた畳床の一例を示
す側面図である。
【0009】[実施例1]幅が1mであり、80g/m
の皺紙1のロールから皺紙1を引き出し、長さ2m毎
に折畳んで約250枚積層して、この積層した皺紙1を
約6cm程度に圧縮すると共にこの圧縮された積層した
皺紙1を上部から下部まで縫糸2で縫合して畳床を得
た。この縫合は皺紙1の全面にわたって多数施される
が、その間隔はなるべく等間隔であることが良く、また
縫糸2は限定されるものではないが、なるべく丈夫なも
のが好ましい。
【0010】[実施例2]まず幅1m、長さ2mにカッ
トされた、撥水加工された200g/mの平滑紙3′
を置き、その上に、実施例1で用いたと同様の皺紙1か
らなるロールから皺紙1を引き出し、平滑紙3′上に折
畳み、約250枚程度積層して皺紙1を切断して積層を
終り、この上に、幅1m、長さ2mにカットされた抗菌
加工された200g/mの平滑紙3を重ね、これら全
体を約6cm程度に圧縮すると共に、上部の平滑紙3と
下部の平滑紙3′とを含めて全体を縫糸2で縫合する。
この時の縫糸2は特に限定されるものではなく、なるべ
く丈夫なものがよいが、例えば麻糸やポリエステル糸等
は好ましい。
【0011】
【発明の効果】この発明は以上に詳細に説明したように
して畳床を得るものであることから、皺紙を折畳み所望
厚さまで積層し、これを圧縮して縫糸で縫合するという
簡単な工程で行い得るものであり用いる皺紙も故紙から
の再生紙でも充分であり皺紙によるものであることから
通気性に優れまた畳とした時の使用感も極めて優れたも
のとなり、さらに、上面と下面に、それぞれ、抗菌加工
した平滑紙と撥水加工した平滑紙を用いたものにあって
は衛生上さらに好ましい畳床が廉価に提供できるものと
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の発明によって得られた畳床の一例を示
す側面図。
【図2】 図1のものの平面図。
【図3】 第2の発明によって得られた畳床の一例を示
す側面図。
【符号の説明】
1 皺紙 2 縫糸 3,3 平滑紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畳床1枚分の面積を有する皺紙1の多数
    を積層してこれを圧縮した状態で、積層された皺紙1の
    全面において多数箇所を縫糸2で縫合することを特徴と
    する畳床の製造方法。
  2. 【請求項2】 畳床1枚分の面積を有する皺紙1の多数
    を積層すると共にこの積層された皺紙1の上面と下面と
    に平滑紙3,3′を重ね合せて、これを圧縮した状態で
    上面の平滑紙3から下面の平滑紙3′を貫いて、全面に
    おいて多数箇所を縫糸2で縫合することを特徴とする畳
    床の製造方法。
  3. 【請求項3】 積層された多数の皺紙1の上面に重ね合
    された平滑紙3は抗菌加工紙であり、下面に重ね合され
    た平滑紙3′は撥水加工紙であることを特徴とする請求
    項2記載の畳床の製造方法。
JP11060587A 1999-02-01 1999-02-01 畳床の製造方法 Pending JP2000220278A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002220278A (ja) * 2001-01-19 2002-08-09 Shinetsu Quartz Prod Co Ltd 透光性セラミックス及びその製造方法
JP2002220287A (ja) * 2001-01-19 2002-08-09 Shinetsu Quartz Prod Co Ltd 透光性セラミックス及びその製造方法

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JP4587350B2 (ja) * 2001-01-19 2010-11-24 信越石英株式会社 透光性セラミックス体の製造方法
JP4605729B2 (ja) * 2001-01-19 2011-01-05 信越石英株式会社 透光性セラミックス体及びその製造方法

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