JP2000219228A - 缶詰型容器 - Google Patents

缶詰型容器

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JP2000219228A
JP2000219228A JP2183899A JP2183899A JP2000219228A JP 2000219228 A JP2000219228 A JP 2000219228A JP 2183899 A JP2183899 A JP 2183899A JP 2183899 A JP2183899 A JP 2183899A JP 2000219228 A JP2000219228 A JP 2000219228A
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JP2183899A
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Kunio Matsui
國男 松井
Kei Yui
慶 由井
Hideko Fujii
英子 藤井
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NIKKEN SHIKO KK
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
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NIKKEN SHIKO KK
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、内容器部と外容器部を有する缶詰
型容器における内容器部と外容器部とを形成する部材を
一体に成形した容器部用部材を提供するものである。 【解決手段】 本発明は、缶の上端部に缶の内側に凹状
に形成されている内容器及び当該内容器と缶の外筒部で
囲われてなる外容器を形成し得る缶容器部並びに缶の底
板部からなる缶詰型容器において、缶容器部が両面を樹
脂でラミネートされた金属板、好ましくは両面をポリエ
ステル樹脂でラミネートされた高張力薄鋼板により一体
に成形されてなることを特徴とする缶詰型容器用の容器
部(容器用部材)及びその製造方法、それを用いた缶詰
型容器及びその製造方法、並びに、当該缶詰型容器の外
容器部分に発熱剤、好ましくは加水発熱剤が収納され、
内容器部分に薬剤、好ましくは殺虫剤又は飲食品類が収
納されている自己発熱缶及び殺虫剤を収納した殺虫・殺
ダニ剤に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、缶の上端部に缶の
内側に凹状に形成されている内容器及び当該内容器と缶
の外筒部で囲われてなる外容器を形成し得る缶容器部並
びに缶の底板部からなる缶詰型容器において、缶容器部
が両面を樹脂でラミネートされた金属板により一体に成
形されてなることを特徴とする缶詰型容器、それに用い
る容器部、それらの製造方法、及び、その外容器部分に
発熱剤が収納されなる自己発熱缶、並びに、それを用い
た殺虫、殺ダニ剤に関する。
【0002】
【従来の技術】缶の内部が内容器と外容器の二重になっ
ており、外容器部に発熱剤が収納されており、内容器に
薬剤や食品類が収納されている缶詰型容器が、加熱して
薬剤を散布する殺虫剤や加熱して飲食する食品類のため
に多用されてきている。従来これらの缶詰型容器は、内
容器部用の部材、外容器部用の外筒及び底板の3部材を
相互に固着した、いわゆるスリーピース缶として製造さ
れていた。
【0003】例えば、実公昭62−39679号には、
図1に示されるように内容器用部材21と外容器用部材
22及び底板用部材23が互いに固着されてなる缶詰型
容器が開示されている。内容器用部材21と外容器用部
材22は巻締めなどにより固着部26で固着されてお
り、外容器用部材22と底板用部材23は同様に固着部
27で固着されている。そして、内容器24及び外容器
25を形成している。このような内容器用部材21、外
容器用部材22及び底板用部材23の3個の部材からな
るスリーピース缶においては、外容器用部材となる外筒
の製造、内容器用部材のプレス加工、外筒と内容器用部
材の固着、底板用部材の製造、外容器部に発熱剤の充
填、底板の固着、内容器に内容物の充填、内容器の封止
と工程数が多くなり、大量生産には不向きであった。
【0004】また、底板部と外筒を一体に成形し、内容
器用部材を固着してなるツーピース缶様のものも考えら
れているが、外筒と内容器用部材との間に発熱剤を十分
に充填することが困難であったり、底部に開口部を設け
る加工を一体成形後に行うことになり、実用的な方法で
はなかった。このような缶詰型容器において、内容器部
と外筒部とを一体に成形した容器部と、底板とを固着し
てなるツーピース缶様のものが要望されたいたが、容器
部の構造が複雑な二重構造となっており、これを通常の
方法でプレス成形することはできなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、内容器
部と外筒部とを一体に成形した容器部を成形するために
種々検討してきたが、両面を樹脂でラミネートされた金
属板、特に両面をポリエステル樹脂でラミネートされた
高張力薄鋼板を用いてプレス加工することにより目的の
一体成形品を製造することができることを見出した。ま
た、本発明者は、両面を樹脂でラミネートされた金属
板、特に両面をポリエステル樹脂でラミネートされた高
張力薄鋼板が、絞り加工などのプレス加工においてかな
りの自由度をもっていることを見出した。したがって、
本発明は、内容器部と外容器部を有する缶詰型容器にお
ける内容器部と外容器部とを形成する部材を一体に成形
した容器部用部材を提供するものである。また、本発明
は、内容器部と外容器部とを形成する部材を一体に成形
した容器部用部材に底板と固着してなるツーピース缶を
提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、缶の上端部に
缶の内側に凹状に形成されている内容器及び当該内容器
と缶の外筒部で囲われてなる外容器を形成し得る缶容器
部並びに缶の底板部からなる缶詰型容器において、缶容
器部が両面を樹脂でラミネートされた金属板、好ましく
は両面をポリエステル樹脂でラミネートされた高張力薄
鋼板により一体に成形されてなることを特徴とする缶詰
型容器及びその製造方法に関する。また、本発明は、両
面を樹脂でラミネートされた金属板、好ましくは両面を
ポリエステル樹脂でラミネートされた高張力薄鋼板によ
り一体に成形されてなる、缶の上端部に缶の内側に凹状
に形成されている内容器及び当該内容器と缶の外筒部で
囲われてなる外容器を形成し得る缶詰型容器用の容器部
(容器用部材)及びその製造方法に関する。
【0007】さらに、本発明は、前記した缶詰型容器の
外容器部分に発熱剤、好ましくは加水発熱剤が収納さ
れ、内容器部分に薬剤、好ましくは殺虫剤又は飲食品類
が収納されている自己発熱缶に関する。また、本発明
は、この自己発熱缶の内容器に殺虫剤及び/又は殺ダニ
剤に1種又は2種以上を含有してなる組成物を収納して
なる密閉空間用の殺虫、殺ダニ剤に関する。
【0008】本発明で使用される「両面を樹脂でラミネ
ートされた金属板」とは、板状の金属の両面が合成樹脂
などの樹脂でラミネートされているものである。図2に
本発明で使用される金属板の積層構造を例示する。金属
板aの両面に樹脂層b及びcがラミネートされている。
樹脂層b及びcは同一の樹脂であってもよいが、缶の内
側にくる層bと外側にくる層cとで異なる樹脂を使用す
ることもできる。缶の外側にくる層cは、この層cの上
に製品の名称などが印刷され、さらにその上を仕上げニ
スなどで保護仕上げされるので、これらとの印刷性や密
着性のよい樹脂が選択される。
【0009】金属板aの金属としては、スチール、アル
ミニウムなどがあるが、鋼板が好ましい。鋼板として
は、TFS(Tin Free Steel)が好ましく、中でもTF
S製の高張力薄鋼板がより好ましい。樹脂層b及びcの
樹脂としては、合成樹脂が好ましく、特に、対内容物適
性ならびにフレーバー保持性能の点でポリエステル樹脂
が好ましい。特に好ましい「両面を樹脂でラミネートさ
れた金属板」としては、両面がポリエステル樹脂でラミ
ネートされた高張力薄鋼板であるTULC(TOYO Ultim
ateCan )材(ハイペット(登録商標)、東洋鋼鈑株式
会社)が挙げられる。
【0010】本発明の缶詰型容器用の容器部(容器用部
材)の形状は、凹状に形成されている内容器部を有する
ものであれば、特に制限はないが、内容器部の容量及び
内容器の収納される薬剤や飲食品類への熱伝導性を考慮
して内容器部の形状を適宜設計することができる。例え
ば、凹状に形成されている内容器の深さが、缶詰型容器
の全高の10%以上、好ましくは30%以上、より好ま
しくは50%以上である。内容器の深さが浅いと内容器
の容量が小さくなり過ぎるし、また内容器の深さがあま
り深すぎると熱伝導性が悪くなり内容物の加熱が不充分
になる。したがって、内容器の深さは通常は缶詰型容器
の全高の10〜90%、好ましくは30〜85%、より
好ましくは50〜80%である。
【0011】また、凹状に形成されている内容器の内径
は、缶詰型容器の内径(外容器の内径)の90%以下、
好ましくは80%以下である。内容器の内径が小さいと
内容器の容量が小さくなり過ぎるし、また内容器の内径
があまり大きすぎると発熱剤を内容器の周囲全体に配置
することが困難になり内容物の加熱が不充分になる。し
たがって、内容器の内径は通常は缶詰型容器の内径の4
0〜90%、好ましくは50〜90%、より好ましくは
50〜80%である。
【0012】本発明の一体成型品の容器部の上部に内容
器の蓋を取り付けるためのふた受け部を設けることもで
きる。蓋受け部の形状は内容物に応じて適宜設計するこ
とができる。内容器の内容物として殺虫剤が入れられる
場合には、落とし蓋のような蓋をすることが可能になる
ように断面がL字型の周縁部を設けることができる、落
とし蓋は圧入することにより、蓋受け部で固定すること
ができる。
【0013】また、本発明の一体成型品の容器部の上部
の側壁と内容器部分との間の缶周縁部に、外容器内部の
圧力を調整する圧力調整部を設けることができる。外容
器に収納されている発熱剤の発熱により外容器内部の圧
力が急上昇する場合があり、この際の圧力を調整するた
めに缶上部の周縁部の略水平な部分に、小孔、細長スリ
ット又は加圧により容易に開口できる切れ目などの圧力
調整部が設けられる。
【0014】本発明の一体成型品の容器部は、材料とし
て「両面を樹脂でラミネートされた金属板」、好ましく
はTULCを用いることにより種々の方法のプレス加工
により製造することができる。例えば、まず通常のツー
ピース缶の有底外筒部を、絞り、絞りしごきなどの方法
で製造し、次いで得られた有底外筒部の底部のほうから
絞りを入れ、内容器部分を形成させ、開口部を仕上げ処
理する。必要に応じて圧力調整部の加工をすることによ
り製造することができる。
【0015】本発明の缶詰型容器用の底板部としては、
通常の缶用の底板を使用することもできるが、通気用又
は通水用の解放部が設けられている底板を使用すること
もできる。例えば、外容器に収納される発熱剤が加水発
熱剤の場合には、底板部に通水用の開口部を設けたもの
が好ましい。この開口部の大きさ形状は発熱剤や発熱の
させかたに応じて適宜設計することができる。また、開
口部を比較的広く設ける場合には外容器に収容される発
熱剤が収容可能になるように通水性の物質、例えば濾紙
や通水性のマットなどを施設することができる。
【0016】本発明の一体成型品の容器部の外容器部分
に発熱剤を収容し、必要に応じて前記した通水性マット
などを施設し、底板部を容器部に固着する。この固着手
段としては特に制限はないが、通常の巻締による方法が
好ましい。また、さらに、この外側にイージーオープン
エンドの外蓋を固着、溶接又は接着させて外容器の発熱
剤を外界から密封することもできる。このように底部に
おいて外容器部を密封する場合には、容器上部に設けら
れる圧力調整部も同時に密封する必要がある。
【0017】外容器部に収納される発熱剤としては、酸
化カルシウム、塩化鉄などの水の添加により発熱する物
質、金属と重硫酸塩との混合物、アルミニウムとアルカ
リ金属硝酸塩との混合物、鉄とイオン化傾向の異なる金
属及び金属ハロゲン化物との混合物などの水の添加によ
り発熱する混合物、鉄粉と塩素酸アンモニウムなどの酸
化剤の混合物、鉄と硫酸鉄などとの混合物、炭化鉄と硫
化ナトリウムとの混合物などの酸化反応により発熱する
混合物などを例示することができる。安全性やコストな
どの点から酸化カルシウムなどの加水発熱剤が好まし
い。
【0018】本発明の缶詰型容器の内容器に収納される
薬剤や飲食品類としては、殺虫剤、殺ダニ剤、殺ソ剤、
殺菌剤、忌避剤、防黴剤、植物成長調節剤、除草剤、芳
香剤、消臭剤などが挙げられ、飲食品類としては、日本
酒、お汁粉、おでんなどが挙げられる。本発明の缶詰型
容器は、これらの薬剤のうち殺虫剤や殺ダニ剤などの薬
剤蒸散用の容器として好ましいものである。このような
薬剤としては従来より蒸散剤用の薬剤として使用されて
いる各種の殺虫殺ダニ剤を使用することができる。例え
ば、ペルメトリン、アレスリン、レスメトリン、シフェ
ノトリン、プラレスリン、フェノトリン、フェンバレレ
ート、フェンプロパトリン、エトフェンプロックスなど
のピレスロイド系薬剤、フェニトロチオン、ジクロルボ
ス(DDVP)、ダイアジノン、プロチオホス、バイテ
ックスなどの有機リン系薬剤、プロポクスル、メトキサ
ジアゾンなどのカーバメート系薬剤などが挙げられる。
【0019】前記の薬剤は、これを単独又は2種以上を
混合して使用することもできるが、通常はこれらの薬剤
にガス発生剤、酸化防止剤、効力増強剤、消臭剤、香料
などを加えて使用される。ガス発生剤としては、アゾジ
カルポンアミド、ニトロセルロース、p,p′−オキシ
−ビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、ジニトロソ
ペンタメチレンテトラミン、アゾビスイソブチロニトリ
ル、2−(カルバモイルアゾ)イソブチロニトリルなど
が挙げられ、効力増強剤としては、ピペロニルブトキサ
イド、N−ブロピルイゾーム、MGK−264、サイネ
ピリン222、サイネピリン500、リーセン384、
IBTA、S−421などが挙げられ、酸化防止剤とし
ては、BHT、トコフェロールなどが、消臭剤としては
ラウリル酸メタクリレート(LMA)などが、香料とし
てはシトラール、シトロネラールなどが挙げられる。
【0020】内容器に薬剤又は飲食物を収納し、次いで
内容器に蓋をする。内容器の蓋は、外容器の外壁と内容
器の内壁との間の上部周縁部に直接設けてもよいが、内
容器部分に段差を設けて蓋をすることもできる。蓋の機
能や形状には特に制限はなく、内容物に応じて適宜設計
することができる。例えば、内容物として殺虫殺ダニ剤
などが使用される場合には、熱溶融性フィルムなどで開
口部を封止されている開口部を有する金属製の蓋を固着
又は接着させることができる。また、内容物によっては
プルトップ式などのイージーオープンエンドのものを使
用することもできる。
【0021】外容器及び内容器に内容物を充填された本
発明の缶詰型容器は、そのまま製品とすることもできる
が、特に外容器の発熱剤が密封されていない場合には、
外容器に収納されている発熱剤を使用時まで外気の酸素
や湿気から造断する目的のために、本発明の容器全体を
アルミホイルや合成樹脂フィルムなどで包装し密封す
る。
【0022】本発明によれば、複雑な構造をした内容器
部と外容器部とを一体に成形することができ、製造工程
を簡略化することができると共に、気密性のよい外容器
部を歩留まりよく製造することができる。
【0023】
【実施例】次に、本発明を具体的に説明するが、本発明
はこれらの具体例に限定されるものではない。
【0024】図3に本発明の一体成形された容器部を用
いた缶詰型容器の断面図を例示する。本発明の缶詰型容
器は、内容器1と外容器2を有するものであり、内容器
1と外容器2とは内容器壁3で仕切られている。内容器
壁3と外容器の外筒部4との間の上部に上部周縁部5が
設けられている。上部周縁部5と内容器壁3との間には
断面が略L字型の内容器の蓋受け部6が設けられてい
る。上部周縁部5又は蓋受け部6周辺に、必要に応じて
圧力調整部7を設けることもできる。本発明の容器部は
これらの外容器の外筒部4、上部周縁部5、蓋受け部
6、及び内容器内壁3を一体に成形したことを特徴とす
るものである。
【0025】外容器の外壁4の解放端に、底板8が巻締
め部11により固着されている。底板8は、通水用の開
口部9を有している。外容器2に下部には底板8に密着
して通水性マット10が施設されている。開口部13を
有する上蓋12は、内側に熱溶融性フィルム14が密着
されており、上蓋12は蓋受け部6で容器部と固着され
ている。
【0026】図4は、図3に例示した容器を底板側から
みたものである。底板8は、巻締め部11で容器部と固
着されており、通水用の開口部9を有している。この例
では開口部9は、同心円状に配列されているがこれに限
定されるものではない。
【0027】図5は、図3に例示した容器を上側からみ
たものである。上部周縁部5の内側に蓋受け部6を有
し、蓋受け部6には上蓋12が固着されている。上部周
縁部5には圧力調整部7の小孔が設けられている。ま
た、上蓋12は開口部13を有している。この例では開
口部13は、同心円状に配列されているがこれに限定さ
れるものではない。開口部13は上蓋12の内側に密着
されている熱溶融性フィルム14(図5には図示されて
いない。)で使用時まで密封されている。
【0028】
【発明の効果】本発明は、内容器と外容器を形成する容
器部を一体化して成形できることを特徴とするものであ
り、これにより自己発熱缶などの缶詰型容器の製造工程
を大幅に短縮することが可能となり、かつ、容器の小型
化や軽量化などの設計の自由度を大きく改善するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来のスリーピース缶を示すものであ
る。
【図2】図2は、本発明で使用されるラミネート金属板
の積層構造を示すものである。
【図3】図3は、本発明の一体成形された容器部を用い
た缶詰型容器の断面図を示すものである。
【図4】図4は、本発明の缶詰型容器の底面図を示すも
のである。
【図5】図5は、本発明の缶詰型容器の上面図を示すも
のである。
【符号の説明】
a 金属板 b 樹脂層 c 樹脂層 1 内容器 2 外容器 4 外筒部 5 上部周縁部 7 圧力調整部 8 底板 9 底板開口部 12 上蓋 13 上蓋開口部 14 熱溶融性フィルム 21 内容器用部材 22 外容器用部材 23 底板用部材 24 内容器 25 外容器 26 固着部 27 固着部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月5日(1999.2.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】金属板aの金属としては、スチール、アル
ミニウムなどがあるが、鋼板が好ましい。鋼板として
は、TFS(Tin Free Steel)が好ましく、中でもTF
S製の高張力薄鋼板がより好ましい。樹脂層b及びcの
樹脂としては、合成樹脂が好ましく、特に、対内容物適
性ならびにフレーバー保持性能の点でポリエステル樹脂
が好ましい。特に好ましい「両面を樹脂でラミネートさ
れた金属板」としては、両面がポリエステル樹脂でラミ
ネートされた高張力薄鋼板であるTULC(TOYO Ultim
ateCan、東洋製罐株式会社)材(ハイペット(登録商
標)、東洋鋼鈑株式会社)が挙げられる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】本発明の一体成型品の容器部の上部に内容
器の蓋を取り付けるためのふた受け部を設けることもで
きる。蓋受け部の形状は内容物に応じて適宜設計するこ
とができる。内容器の内容物として殺虫剤が入れられる
場合には、落とし蓋のような蓋をすることが可能になる
ように断面がL字型の周縁部を設けることができ、落と
し蓋は圧入することにより、蓋受け部で固定することが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 由井 慶 東京都豊島区高田三丁目41番8号 中外製 薬株式会社内 (72)発明者 藤井 英子 東京都豊島区高田三丁目41番8号 中外製 薬株式会社内 Fターム(参考) 3E033 AA06 BA07 BA17 BB08 DA02 DC04 DE05 DE11 FA01 GA03 4F100 AB03B AK41A AK41C BA03 BA06 BA10A BA10C BA13 DA01 GB16 GB23 GB71 JK01B JK02B JL01 JL02 JL03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 缶の上端部に缶の内側に凹状に形成され
    ている内容器及び当該内容器と缶の外筒部で囲われてな
    る外容器を形成し得る缶容器部並びに缶の底板部からな
    る缶詰型容器において、缶容器部が両面を樹脂でラミネ
    ートされた金属板により一体に成形されてなることを特
    徴とする缶詰型容器。
  2. 【請求項2】 両面を樹脂でラミネートされた金属板
    が、ポリエステルからなる樹脂でラミネートされた高張
    力薄鋼板である請求項1に記載の缶詰型容器。
  3. 【請求項3】 凹状に形成されている内容器の深さが、
    缶詰型容器の全高の10%以上である請求項1又は2に
    記載の缶詰型容器。
  4. 【請求項4】 凹状に形成されている内容器の内径が、
    缶詰型容器の内径の90%以下である請求項1〜3のい
    ずれかに記載の缶詰型容器。
  5. 【請求項5】 缶の上部に内容器の蓋を取り付けるため
    のふた受け部が設けられている請求項1〜4のいずれか
    に記載の缶詰型容器。
  6. 【請求項6】 缶の上部の側壁と内容器部分との間の缶
    周縁部に、外容器内部の圧力を調整する圧力調整部が設
    けられている請求項1〜5のいずれかに記載の缶詰型容
    器。
  7. 【請求項7】 底板部が、通気用又は通水用の解放部が
    設けられている底板である請求項1〜6のいずれかに記
    載の缶詰型容器。
  8. 【請求項8】 両面を樹脂でラミネートされた金属板に
    より一体に成形されてなる、缶の上端部に缶の内側に凹
    状に形成されている内容器及び当該内容器と缶の側壁で
    囲われてなる外容器を形成し得る缶詰型容器用の容器
    部。
  9. 【請求項9】 両面を樹脂でラミネートされた金属板に
    よりツーピース缶用に成形された有底筒の底部分よりプ
    レス成形することを特徴とする請求項8に記載の缶詰型
    容器用の容器部の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の缶詰型容器用の容器
    部の開口端に、底板を固着してなるツーピース缶詰型容
    器の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜7のいずれかに記載の缶詰
    型容器の外容器部分に発熱剤が収納され、内容器部分に
    薬剤又は食品が収納されている自己発熱缶。
  12. 【請求項12】 発熱剤が加水発熱剤であり、薬剤が殺
    虫剤又は殺ダニ剤の1種又は2種以上を含有するもので
    ある請求項11に記載の自己発熱缶。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の自己発熱缶からな
    る密閉空間用の殺虫、殺ダニ剤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019110792A (ja) * 2017-12-21 2019-07-11 ライオン株式会社 燻煙装置の蓋体、間接加熱型燻煙装置、及び直接加熱型燻煙装置
CN110525790A (zh) * 2019-08-28 2019-12-03 冯建国 一种塑料瓶

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