JP2000219114A - ブレーキバイワイヤ式サービスブレーキ - Google Patents
ブレーキバイワイヤ式サービスブレーキInfo
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- Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
キにおいて、ブレーキペダルの踏込みフィーリングが常
に良好となるようにする。 【解決手段】 車両におけるブレーキペダル1のストロ
ークセンサ3からブレーキ電子制御装置4へ信号が送ら
れると共に、回生ブレーキシステムの電子制御装置5か
らブレーキ電子制御装置4へ信号が送られ、通常の低減
速度域では、断続機構11がブレーキペダル1とマスタ
シリンダ12とを切り離し、上記両信号に基づきブレー
キ電子制御装置4がハイドロユニット6を制御して、ホ
イールシリンダ10に供給される流体圧を調整する一
方、高減速度域では、断続機構11がブレーキペダル1
とマスタシリンダ12とを連結して、マスタシリンダ1
2の高い流体圧がホイールシリンダ10に供給される。
Description
ーキペダルのストロークを電気信号にかえ、その電気信
号に応じてホイールシリンダの作動流体圧を制御するブ
レーキバイワイヤ式のサービスブレーキに関する。
おいて、直流モータを発電機として使用することにより
ブレーキエネルギを回収する回生ブレーキシステムと、
ポンプの流体圧によるブレーキ作動システムとを組み合
わせて、ブレーキバイワイヤ式サービスブレーキを構成
させると、図3により概念的に示されているように、ブ
レーキにより車両を減速させる場合、ブレーキペダルの
踏み込みにより運転者が必要とするブレーキ力Aがほぼ
一定であっても、回生ブレーキシステムにより車両に作
用するブレーキ力(エネルギとして回収されたブレーキ
力)Bは、車速が大きい間は比較的小さいが、車速が小
さくなるに従い増大した後はほぼ一定値を保ち、その後
の低車速時に急減するので、両者の差である斜線部分に
相当したブレーキ力Cは、ブレーキ作動システムがホイ
ールシリンダへ流体圧を作動させることにより行われる
こととなる。
体圧は車速の変化に従って大きく変動するので、特開平
7−165031号公報に示されているように、ブレー
キペダルとマスタシリンダとの間にスプリングを介在さ
せたときには、上記流体圧変動がマスタシリンダからス
プリングを経てブレーキペダルへ伝わり、従って、ブレ
ーキ操作中にブレーキペダル反力が大幅に変化する結
果、ブレーキペダルの踏み込みフィーリングを著しく悪
化させるという問題が生じる。
のブレーキバイワイヤ式サービスブレーキにおいて、ブ
レーキペダルの踏み込みフィーリングが常に良好となる
ようにすることにある。
るブレーキバイワイヤ式サービスブレーキは、車両のブ
レーキペダルと、同ブレーキペダルの踏込みストローク
を検出するセンサと、上記ブレーキペダルに対向して配
置された流体圧マスタシリンダと、上記センサからの電
気信号に応じホイールシリンダに作用する流体圧を制御
する流体圧制御装置とを有し、上記ブレーキペダルの踏
込みによる車両の低減速度域では上記ブレーキペダルと
上記流体圧マスタシリンダとが連動せず、上記ブレーキ
ペダルの大きな踏込みによる車両の高減速度域では、上
記ブレーキペダルにより上記流体圧マスタシリンダを作
動させて上記流体圧が高められるように構成されてい
る。
圧マスタシリンダが配置されているが、通常の車両走行
時に多用されるブレーキペダルでの低減速度域では、踏
み込まれたブレーキペダルと流体圧マスタシリンダとが
連動しないので、ホイールシリンダに作用する流体圧が
流体圧制御装置により変動させられても、流体圧マスタ
シリンダからブレーキペダルに対して上記流体圧変動の
影響が及ぼされることはなく、このため、ブレーキ操作
中にブレーキペダル反力が大幅に変化するような現象を
完全に抑止することができる。また、ブレーキペダルの
大きな踏込みによる車両の高減速度域では、ブレーキペ
ダルにより流体圧マスタシリンダが作動して、ホイール
シリンダに作用する流体圧が高められるので、確実に強
いブレーキを作動させて、車両を効果的に減速させるこ
とができる。
て説明する。図1に示されているように、回生ブレーキ
システムが併設された車両において、ブレーキペダル1
の枢支軸2にストロークセンサ3が取り付けられ、スト
ロークセンサ3により検出されたブレーキペダル1の踏
込みストロークに応じた電気信号が上記車両に搭載のブ
レーキ電子制御装置4へ伝達されると共に、上記回生ブ
レーキシステムにおける電子制御装置5とブレーキ電子
制御装置4とが接続されている。
6は、モータ7により駆動されるポンプ8と、ポンプ8
の吐出流体圧を調整するバルブ9とを有していて、ハイ
ドロユニット6から上記車両のホイールシリンダ10に
供給される流体圧がブレーキ電子制御装置4により制御
される一方、断続機構11を介しブレーキペダル1に対
向して配置された流体圧マスタシリンダ12とハイドロ
ユニット6のバルブ9とが接続されている。
に、流体圧マスタシリンダ12にボルト止めされたシリ
ンダ13と、シリンダ13内を摺動自在のピストン14
と、シリンダ13内に配置されてピストン14をブレー
キペダル1側へ付勢する圧縮ばね15とをそなえ、ブレ
ーキペダル1に一端が連結されたオペレーティングロッ
ド16がシリンダ13の端壁17を挿通して、オペレー
ティングロッド16の他端がピストン14に当接し、通
常は、ピストン14に形成されたロッド18の先端と流
体圧マスタシリンダ12のピストン19との間に隙間2
0が設けられている。
構11の圧縮ばね15に抗してブレーキペダル1を踏み
込み、車両に例えば図3のブレーキ力Aを作用させよう
とすると、枢支軸2を中心とするブレーキペダル1の回
動量からブレーキペダル1の踏込みストロークをストロ
ークセンサ3が検出して、その電気信号がブレーキ電子
制御装置4へ伝達される一方、車両の速度エネルギが上
記回生ブレーキシステムにより図3のブレーキ力Bとし
て一部回収されて、その電気信号が回生ブレーキシステ
ムの電子制御装置5からブレーキ電子制御装置4へ伝達
されるので、ブレーキ電子制御装置4はハイドロユニッ
ト6のモータ7、ポンプ8、及びまたは、バルブ9を適
宜制御し、ポンプ8から吐出されてホイールシリンダ1
0に供給される流体圧を調整して、所要ブレーキ力Aと
回生ブレーキ力Bとの差である図3のブレーキ力Cを車
両へ作用させるようにする。
ブレーキペダル1での低減速度域では、ブレーキペダル
1の踏込みにより押圧されて変位するピストン14のロ
ッド18先端と、流体圧マスタシリンダ12のピストン
19との間に隙間20が設けられていて、ハイドロユニ
ット6における流体圧変動の影響が流体圧マスタシリン
ダ12を介しブレーキペダル1へ及ぼされることは全く
ないので、運転者のブレーキ操作中にブレーキペダル1
の反力が大幅に変化する現象を完全に抑止することがで
き、従って、車両に回生ブレーキシステムが併設されて
いても、ブレーキペダル1の踏込みフィーリングを常に
良好とすることが可能となる。
れる車両の高減速度域や、回生ブレーキシステム及びま
たはブレーキ電子制御装置4のフェール時には、ブレー
キペダル1の踏込みによりピストン14が大きく変位
し、ピストン14のロッド18先端と流体圧マスタシリ
ンダ12のピストン19との間の隙間20ががなくなっ
て、ロッド18の先端がピストン19を押圧することに
より、流体圧マスタシリンダ12から高い流体圧がハイ
ドロユニット6へ伝達されると同時に、その高い流体圧
により、または、ブレーキ電子制御装置4もしくはバル
ブ9自体の復元機能によりバルブ9が開くように構成さ
れているので、上記の高い流体圧がハイドロユニット6
を経てホイールシリンダ10に供給され、車両に対し強
いブレーキ力を確実に作用させることができて、ブレー
キ機構に高い信頼性を与えることが可能となる。
ルの回動量からブレーキペダルの直線的な踏込みストロ
ークをストロークセンサが検出するようにしているが、
ブレーキペダルの直線的な踏込みストロークをストロー
クセンサが直接検出するように構成してもよいことはい
うまでもない。
ービスブレーキにおいては、通常の車両走行時に多用さ
れるブレーキペダルでの低減速度域では、流体圧マスタ
シリンダからブレーキペダルに対して流体圧変動の影響
が及ぼされることはなく、ブレーキ操作中にブレーキペ
ダル反力が大幅に変化するようなことが完全に抑止でき
るので、ブレーキペダルの踏込みフィーリングを常に良
好として、車両の運転を容易にすることができると共
に、ブレーキペダルの大きな踏込みによる車両の高減速
度域では、ブレーキペダルにより流体圧マスタシリンダ
が作動して、ホイールシリンダに作用する流体圧を高
め、確実に強いブレーキを作動させて車両を効果的に減
速させることができるので、ブレーキ機構に高い信頼性
を与えることが可能となる。
Claims (2)
- 【請求項1】 車両のブレーキペダルと、同ブレーキペ
ダルの踏込みストロークを検出するセンサと、上記ブレ
ーキペダルに対向して配置された流体圧マスタシリンダ
と、上記センサからの電気信号に応じホイールシリンダ
に作用する流体圧を制御する流体圧制御装置とを有し、
上記ブレーキペダルの踏込みによる車両の低減速度域で
は上記ブレーキペダルと上記流体圧マスタシリンダとが
連動せず、上記ブレーキペダルの大きな踏込みによる車
両の高減速度域では、上記ブレーキペダルにより上記流
体圧マスタシリンダを作動させて上記流体圧が高められ
るように構成されたブレーキバイワイヤ式サービスブレ
ーキ。 - 【請求項2】 請求項1において、ブレーキエネルギを
回収する回生ブレーキシステムが併設され、上記ホイー
ルシリンダに作用する流体圧でのブレーキ力と上記回生
ブレーキシステムでのブレーキ力とにより車両へブレー
キを作動させるように構成されたブレーキバイワイヤ式
サービスブレーキ。
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---|---|---|---|
JP2087799A JP4179692B2 (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | ブレーキバイワイヤ式サービスブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP4179692B2 JP4179692B2 (ja) | 2008-11-12 |
Family
ID=12039427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2087799A Expired - Lifetime JP4179692B2 (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | ブレーキバイワイヤ式サービスブレーキ |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4179692B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006143099A (ja) * | 2004-11-24 | 2006-06-08 | Toyota Motor Corp | 車両制動装置 |
JP2006264357A (ja) * | 2005-03-22 | 2006-10-05 | Advics:Kk | 車両用ブレーキ装置 |
JP2006273218A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Advics:Kk | 車両用ブレーキ装置 |
JP2007055588A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-03-08 | Toyota Motor Corp | 車両用制動装置 |
-
1999
- 1999-01-29 JP JP2087799A patent/JP4179692B2/ja not_active Expired - Lifetime
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US7530649B2 (en) | 2005-03-22 | 2009-05-12 | Advics Co., Ltd. | Brake apparatus for a vehicle |
JP4654722B2 (ja) * | 2005-03-22 | 2011-03-23 | 株式会社アドヴィックス | 車両用ブレーキ装置 |
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