JP2000218728A - 発熱シート - Google Patents

発熱シート

Info

Publication number
JP2000218728A
JP2000218728A JP11022224A JP2222499A JP2000218728A JP 2000218728 A JP2000218728 A JP 2000218728A JP 11022224 A JP11022224 A JP 11022224A JP 2222499 A JP2222499 A JP 2222499A JP 2000218728 A JP2000218728 A JP 2000218728A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
generating sheet
heat generating
unevenness
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11022224A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimikatsu Nakagawa
仁克 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP11022224A priority Critical patent/JP2000218728A/ja
Publication of JP2000218728A publication Critical patent/JP2000218728A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Ovens (AREA)
  • Cookers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】調理品の表面に適度な焦げ目を施す電子レンジ
調理用発熱シートにおいて、蒸気やドリップが溜まら
ず、折り曲げに方向性がなく使い易く、金属蒸着層に割
れの発生の危惧のない発熱シートを提供することにあ
る。 【解決手段】耐熱性プラスチックフィルム10の片面に
金属蒸着層20を施し、該金属蒸着層20面に接着剤を
介して紙等でなる基材30を接着積層してなる発熱シー
トであって、このシートに、格子状に交互に連続する凹
凸を施し、凹凸の上端と下端の長さ(即ち高さ)が0.
5mm〜5.0mmで、連続する凹凸のピッチが該長さ
の2倍〜8倍である発熱シート1としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波吸収に
より発熱する発熱シートに関するものであり、さらに詳
細には、電子レンジ調理用発熱シートであって調理品表
面に適度な焦げ目を施す発熱シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子レンジ調理用発熱シートとし
ては、特公昭60−15548号公報に開示されている
ように、耐熱性プラスチックフィルム(例えばポリエチ
レンテレフタレートフィルム)に、マイクロ波を吸収す
ることによって発熱するアルミニウム蒸着層を設け、こ
のアルミニウム蒸着層に紙などからなる基材を積層一体
化した包材があり、このような包材上に調理品を入れ
て、表面に焦げ目を入れることができるようになってい
る。
【0003】しかしながら、上記の包材は平坦なシート
状であることから、電子レンジでの調理中、包材と調理
品との間に蒸気が籠もったりドリップが溜まったりして
包材が調理品から離れたり、発熱シートによって焼き焦
げを付けた調理品が、再びこれらの蒸気やドリップによ
って湿ってしまい、包材による加熱効果や焦げ目を付け
る効果が薄くなるという問題点があった。
【0004】そこで上記問題点を解消するものとして、
実開昭64−40523号に開示されている電子レンジ
調理用包材では、アルミニウムなどの金属を耐熱性プラ
スチックフィルムに蒸着しマイクロ波吸収により発熱す
る発熱体を、波形状に設けた電子レンジ調理用包材とし
たものであり、さらに詳細には、図4の斜視図に示すよ
うに、耐熱性プラスチックフィルム(10)にアルミニ
ウムなどの金属蒸着層金属蒸着層(20)を設け、接着
剤を介して紙などからなる基材(30)と一体にし、断
面波形状とした電子レンジ調理用包材(6)であり、こ
の電子レンジ調理用包材(6)上に調理品を置くと、こ
の包材が断面波形状であることから、波形状の山部(6
a)と調理品とに囲まれた数多くの隙間(6b)がで
き、調理中、この隙間(6b)を通して蒸気やドリップ
を逃がし、また、発熱体となる包材(6)と接触してい
る部分を加熱し焦げ目も付けることができるようにした
ものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
電子レンジ調理用包材(6)においては、波形状の凹凸
に方向性がある(保管時に波と平行に丸まってしまい、
取扱いが難しく、波と平行に折り包むことができるが直
角方向、斜め方向へは折り包むことができずラップのよ
うに自由に包むことができない)ため使い難く、調理品
とは線接触のため調理中に調理品が付着し易く、また、
波形状加工時の熱と圧により金属蒸着層(20)が割れ
て発熱しなくなるなどの問題点があった。
【0006】本発明は、かかる従来技術の問題点を解決
するものであり、その課題とするところは、調理品の表
面に適度な焦げ目を施す電子レンジ調理用の発熱シート
において、表面に蒸気やドリップが溜まらず、折り曲げ
に方向性がなく使い易く、かつ凹凸加工時の金属蒸着層
に割れの発生の危惧のない発熱シートを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記課題
を達成するために、まず請求項1の発明では、耐熱性プ
ラスチックフィルムの片面に金属蒸着層を施し、該金属
蒸着層面に接着剤を介して紙等でなる基材を接着積層し
てなる発熱シートに、格子状に交互に連続する凹凸を施
してなることを特徴とする発熱シートとしたものであ
る。
【0008】また、請求項2の発明では、前記格子状に
施された凹凸の上端と下端の長さが0.5mm〜5.0
mmで、凹凸のピッチが該長さの2倍〜8倍であること
を特徴とする請求項1記載の発熱シートとしたものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を説明す
る。本発明の発熱シートは、図1の積層断面図に示すよ
うに、耐熱性プラスチックフィルム(10)の片面に金
属蒸着層(20)を施し、該金属蒸着層(20)面に接
着剤(40)を介して紙等でなる基材(30)を接着積
層してなる発熱シート(1)に、図2の斜視図に示すよ
うに、格子状に交互に連続する凹凸を施したもので、図
3に示すように、その凹凸の上端(1a)と下端(1
b)の長さ即ち凹凸の高さ(H)が、0.5mm〜5.
0mmで、凹凸のピッチ(P)が、該長さ即ち凹凸の高
さ(H)の2倍〜8倍としたものである。
【0010】上記のように発熱シート(1)に格子状の
凹凸を施すことによって、蒸気やドリップが図3に示す
凹部(1c)に流れて表面には溜まらず、折り曲げに方
向性がないのでラップフィルムのように使い易く、凹凸
加工(エンボス加工)時の金属蒸着層(20)に割れの
発生の危惧のない発熱シートを提供することができる。
さらに電子レンジで加熱される調理品との接触が、図3
に示す凸部(1d)で点接触となるため、調理品の焦げ
部が発熱シートから剥がれ易くなるというメリットを有
するものである。
【0011】上記発熱シートの凹凸の高さ(H)が5.
0mmを越えると凹凸加工時に発熱シートの伸びによっ
て金属蒸着層(20)に亀裂の発生の可能性があり、電
子レンジからのマイクロ波を照射しても十分な発熱が得
られなく、0.5mmに満たないと折り曲げ適性に欠
け、蒸気やドリップの逃げ場が少なくなり従来の平坦な
発熱シートと大差がなくなるので好ましくない。
【0012】また、凹凸のピッチ(P)は、上記凹凸の
高さの2〜8倍で、好ましくは4〜5倍である。凹凸の
高さの2倍に満たないと凹凸の傾斜が急勾配になり凹凸
加工時の金属蒸着層(20)に割れが発生する危惧があ
り、8倍を越えると発熱シートが平坦に近くなり、調理
時に溜まった蒸気やドリップによって調理品に対する発
熱効果の薄いものとなるので好ましくない。
【0013】本発明の発熱シート(1)を構成する耐熱
性プラスチックフィルム(10)としては、例えば厚さ
5μm〜30μm程度のポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルム、ポリブチレンテレフタレート(P
BT)フィルム、2,6-ポリエチレンナフタレート(PE
N)フィルムなどが適宜使用できるがこれに限定するも
のではない。
【0014】また、金属蒸着層(20)としては、蒸着
材料や蒸着のし易さなど経済性を考慮し、アルミニウム
の真空蒸着で得られるのが一般的で、その厚さは、マイ
クロ波の照射によって発熱する厚さであればよく、例え
ば透過型電子顕微鏡で観察測定値で100Å〜120Å
が好ましく、105Å〜115Åが発熱温度が大きくな
りより好ましい。
【0015】また、本発明の発熱シート(1)を構成す
る基材(30)としては、紙類が実用上から用いること
ができ、その種類や厚さは、用途やサイズなどから適宜
自由に選択することができる。
【0016】本発明の発熱シート(1)を用いて、調理
される調理品としては、例えば、肉類(ステーキ、焼き
鳥、焼肉、ローストチキン等)、野菜類(さつまいも、
じゃがいも、ピーマン、椎茸、玉葱等)、加工肉(ハン
バーグ、肉団子等)、魚類(全身、切り身の焼魚、照る
焼、干物等)、イカ、タコなどが挙げられ、好適に用い
ることができる。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示す如き効果がある。即ち、耐熱性プラスチックフィル
ムの片面に金属蒸着層を施し、該金属蒸着層面に接着剤
を介して紙等でなる基材を接着積層してなる発熱シート
に、格子状に交互に連続する凹凸を施し、前記格子状に
施された凹凸の高さが0.5mm〜5.0mmで、凹凸
のピッチが該長さの2倍〜8倍である発熱シートとした
ので、蒸気やドリップが凹部に流れて表面には溜まら
ず、折り曲げに方向性がないので保管時にも平坦な状態
に保ち、またラップフィルムのように縦、横、斜めに折
り包むことができるため使い易く、凹凸加工(エンボス
加工)時の金属蒸着層に割れの発生の危惧のなく、さら
に電子レンジで加熱される調理品との接触が、凸部で点
接触となるため、調理品が発熱シートから剥がれ易くな
るという効果がある。
【0018】従って本発明は、魚等調理品を電子レンジ
で調理、焦げ目を付けるの如き用途の発熱シートとし
て、優れた実用上の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発熱シートの一実施の形態を側断面で
表した説明図である。
【図2】本発明の発熱シートの一実施の形態を説明する
斜視図である。
【図3】本発明の発熱シートの凹凸部を説明する模式図
図である。
【図4】従来の発熱シートの一事例を説明する斜視図で
ある。
【符号の説明】
1‥‥発熱シート 1a‥‥上端 1b‥‥下端 1c‥‥凹部 1d‥‥凸部 6‥‥電子レンジ調理用包材 6a‥‥山部 6b‥‥隙間 10‥‥耐熱性プラスチックフィルム 20‥‥金属蒸着層 30‥‥基材 40‥‥接着剤 H‥‥凹凸の高さ P‥‥凹凸のピッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】耐熱性プラスチックフィルムの片面に金属
    蒸着層を施し、該金属蒸着層面に接着剤を介して紙等で
    なる基材を接着積層してなる発熱シートに、格子状に交
    互に連続する凹凸を施してなることを特徴とする発熱シ
    ート。
  2. 【請求項2】前記格子状に施された凹凸の上端と下端の
    長さが0.5mm〜5.0mmで、凹凸のピッチが該長
    さの2倍〜8倍であることを特徴とする請求項1記載の
    発熱シート。
JP11022224A 1999-01-29 1999-01-29 発熱シート Pending JP2000218728A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11022224A JP2000218728A (ja) 1999-01-29 1999-01-29 発熱シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11022224A JP2000218728A (ja) 1999-01-29 1999-01-29 発熱シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000218728A true JP2000218728A (ja) 2000-08-08

Family

ID=12076843

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11022224A Pending JP2000218728A (ja) 1999-01-29 1999-01-29 発熱シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000218728A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012149829A (ja) * 2011-01-19 2012-08-09 Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd 加熱補助部材
JP2012149831A (ja) * 2011-01-19 2012-08-09 Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd 加熱補助部材
JP2022025492A (ja) * 2020-07-29 2022-02-10 株式会社オーツカ フレキシブルシート材料

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012149829A (ja) * 2011-01-19 2012-08-09 Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd 加熱補助部材
JP2012149831A (ja) * 2011-01-19 2012-08-09 Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd 加熱補助部材
JP2022025492A (ja) * 2020-07-29 2022-02-10 株式会社オーツカ フレキシブルシート材料

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2602720B2 (ja) マイクロ波相互作用加熱エレメント、マイクロ波相互作用ヒータ、およびマイクロ波加熱食品表面パターン生成方法
US6137099A (en) Food packaging for microwave cooking having a corrugated susceptor with fold lines
US5260537A (en) Microwave heating structure
EP1537031B1 (en) Microwave susceptor with fluid absorbent structure
USRE34683E (en) Control of microwave interactive heating by patterned deactivation
JP4034267B2 (ja) 断熱マイクロ波双方向性パッケージ
JPH0442117Y2 (ja)
US5039833A (en) Microwave heatable materials
US11407576B2 (en) Patterned dual susceptor
JP5559307B2 (ja) 通気されるサセプタ構造体を用いて、電子レンジ内で食品を加熱、焦げ目付け及び/又はカリカリ仕上げするための方法
AU645777B2 (en) Controlled heating of foodstuffs by microwave energy
WO2010140712A1 (ja) 加熱補助部材
JP2000218728A (ja) 発熱シート
JP5675156B2 (ja) 電子レンジ用加熱容器
JP2001019062A (ja) 電子レンジ調理用包装シート
JP5881297B2 (ja) 加熱補助部材
JP5881296B2 (ja) 加熱補助部材
JP2584910Y2 (ja) 食品包装体
JP5881295B2 (ja) 加熱補助部材
JP6045512B2 (ja) 加熱補助部材
JP2022083597A (ja) 加熱用包装体
JPH0117120Y2 (ja)
AU708119B2 (en) Food packaging for microwave cooking
JP2011084293A (ja) 電子レンジ調理用包材