JP2000218610A - 未固化コンクリートの分級装置 - Google Patents

未固化コンクリートの分級装置

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JP2000218610A
JP2000218610A JP11060579A JP6057999A JP2000218610A JP 2000218610 A JP2000218610 A JP 2000218610A JP 11060579 A JP11060579 A JP 11060579A JP 6057999 A JP6057999 A JP 6057999A JP 2000218610 A JP2000218610 A JP 2000218610A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 未固化コンクリートのセメントと水を砂・砂
利の骨材から比重差を利用して分別し、それらの分離物
を回収して資源再利用の面に寄与できるようにする。 【解決手段】 仕切り部2により上下に仕切られたホッ
パー1と、ホッパー1の下部室1bに下端部6a側が開
口接続して傾斜状態に設けられている保持筒6と、保持
筒6内に長さ方向に沿って回転可能に設けられている撹
拌繰出体12とを備え、ホッパー1の上部室1aの側壁
には水噴射口4が、仕切り部2には落下口3がそれぞれ
設けられ、保持筒6には上端部6bに排出口9が、ホッ
パー1の下部室1bとの接続部c近くにオーバーフロー
口11がそれぞれ設けられ、撹拌繰出体12は保持筒6
に軸架されている駆動軸13と、駆動軸13のホッパー
1の下面部1bに臨んだ部分に形成された撹拌機能部1
4と、撹拌機能部14に連続して駆動軸13に形成され
た繰出機能部15により構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未だ固化していな
いコンクリートのセメントと水を砂・砂利の骨材から分
別するために用いる未固化コンクリートの分級装置に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】生コン
クリート工場で製造されたコンクリートは、通常コンク
リートミキサー車(以下、単にミキサー車という)によ
って打設現場まで搬送され、コンクリートポンプ等の機
器を用いて打設される。この打設作業ではミキサー車の
中に生コンクリートが多少残留してしまうことは避けら
れず、この残留した生コンクリートを通常残コンと呼ん
でいる。作業が終了したミキサー車は直ちに生コンクリ
ート工場へ戻って、残コンを完全に排出しなければミキ
サー車の中で固まってしまうという不具合が生じ、次の
打設作業に支障を来す。このため、ミキサー車の中に水
を噴射し、洗浄しながら残コンをミキサー車から排出さ
せ、ヤードやピット等に投棄しているのが現状である。
【0003】一方、残コンの投棄等が環境保全に影響を
与えないようにするため、最近では残コンを分級処理す
る作業が行なわれるようになった。この分級処理にはト
ロンメル分級機を用いるのが一般であるが、このトロン
メル型のものは固形物の大小を機械的に分別するもので
あって、使用されている金網に目詰まりが頻繁に起こる
ことは避けられず、作業性や耐久性の点で問題があっ
た。本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は残コン等の未固化コンクリートのセメン
トと水を砂・砂利の骨材から比重差を利用して分別し、
それらの分離物が合理的に回収され、資源再利用の面に
寄与できる未固化コンクリートの分級装置を提供するこ
とにある。
【0004】上記目的を達成するために、本発明の特徴
とする未固化コンクリートの分級装置は、仕切り部によ
り上下に仕切られたホッパーと、このホッパーの下部室
に下端部側が開口接続して傾斜状態に設けられ該下端部
側が下部室の下半部を形成している保持筒と、この保持
筒内に長さ方向に沿って回転可能に設けられている撹拌
繰出体とを備え、上記ホッパーの上部室の側壁には水噴
射口が、また上記仕切り部には落下口がそれぞれ設けら
れ、上記保持筒には上端部に5排出口が、また上記ホッ
パーの下部室との接続部近くにオーバーフロー口がそれ
ぞれ設けられ、上記撹拌繰出体は上記保持筒に軸架され
ている駆動軸と、この駆動軸の上記ホッパーの下部室内
に臨んだ部分に形成された撹拌機能部と、この撹拌機能
部に連続して上記駆動軸に形成された繰出機能部により
構成されている。
【0005】この構成に係る未固化コンクリートの分級
装置において、ホッパーの上部室内に投下された生コン
クリートは、水噴射口と対向している側のホッパーの上
部室内周面部を円弧面状に形成することによって、該水
噴射口から噴射される水勢により旋回して予備撹拌され
る。そして、撹拌機能部による撹拌区域の一定個所に予
備撹拌された生コンクリートが落下するように導入管を
落下口に接続し、この導入管の先端部を撹拌繰出体の撹
拌機能部に近接させることによって、撹拌機能部の全長
利用による撹拌が可能であり、ホッパーの上部室での予
備撹拌と相俟って固液分離が確実に実行され、比重の軽
いセメントは水面側へ移動して、その液分であるセメン
トと水とのスラリーを骨材側とほ完全に分別して回収で
きる。
【0006】また、スラリーに流れを形成するために撹
拌移送体を保持筒内に偏心させて設け、その偏心側にオ
ーバーフロー口を設ければ、該スラリーはオーバーフロ
ー口側に向かって流れ、系外へ効率よく流出させること
ができる。なお、撹拌機能部は繰出作用も共営するよう
に実施してもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照しながら説明する。1は仕切り部2により上下
に仕切られているホッパーであって、その仕切り部2の
見掛け上の中心部分には100〜150mm程度の落下
口3が、またホッパー1の上部室1aの側壁には20〜
50mm程度の水噴射口4がそれぞれ設けられている。
そして、落下口3には後述する撹拌機能部に向かって垂
設された導入管5が接続し、また、水噴射口4は送水ポ
ンプ(図示せず)側と接続している。なお、仕切り部2
は落下口3に向かって緩やかに傾斜(3〜15゜)して
いる。
【0008】ホッパー1の下部室1bの底面側は開放さ
れ、この底面側の部分に保持筒6の下端部6a側が開口
接続し、その下端部6a側によって下部室1bの下半部
が形成されており、保持筒6は、下端部6aを据付け基
盤7上に連結し中間部を支柱8により支持することによ
って、傾斜状態に設けられている。そして、保持筒6に
は上端部6bに排出口9が、またホッパー1の下部室1
bとの接続部c近くにオーバーフロー口11がそれぞれ
設けられている。そして、保持筒6内には長さ方向に沿
って撹拌繰出体12が回転可能に設けられている。
【0009】撹拌繰出体12は保持筒6に軸架されてい
る駆動軸13と、この駆動軸13の上記ホッパー1の下
面部1bに臨んだ部分に形成された撹拌機能部14と、
この撹拌機能部14に連続して駆動軸13に形成された
繰出機能部15により構成されており、駆動軸13は保
持筒6の上端部6bに取り付けられているギヤードモー
タ等の原動機Mにより駆動される。そして、撹拌機能部
14は駆動軸13に間隔を置いて複数個の撹拌翼(例え
ばパドル型)14aを並設することにより、また繰出機
能部15は駆動軸13に螺旋15aを設けることにより
それぞれ構成されている。
【0010】なお、撹拌機能部14の長さは撹拌繰出体
12の長さの20〜25%程度であり、この撹拌機能部
14に螺旋14bを設けて繰出作用を共営させれば、繰
出機能部15側への骨材移送を助長することができる。
また、保持筒6の内壁には、オーバーフロー口11と連
通させて、撹拌繰出作用の影響をなくすための静水箱1
6が水平に取り付けられており、骨材と分離したセメン
トのスラリーは静水箱16を経てオーバーフロー口11
から流出することになるので、セメントのスラリーに骨
材の混入する心配はない。
【0011】次に、分級動作について説明する。ミキサ
ー車等よりホッパー1の上部室1aに残コン等の未固化
コンクリートが投入されと、該未固化コンクリートは水
噴射口4より噴射される水により撹拌され、落下口3よ
り導入管5を通って落下し、撹拌機能部14により撹拌
され、比重の軽いセメントは水面方向へ、比重の重い骨
材は沈降するようになって分離する。この比重分別によ
る結果は、セメントの粒子0.2mm以下と骨材である
砂・砂利の粒子0.2mm以上に分級される。そして、
セメントと水はオーバーフロー口11より系外へ流出す
る一方、骨材は繰出機能部15で排出口9側へ移送さ
れ、排出口9より排出される。
【0012】
【発明の効果】本発明は上記の如くであって、比重差を
利用した分級装置であるから目詰まり等の不具合の発生
することがなく、耐久性にも優れていて、保守・点検作
業面での負担も大幅に軽減できる等、その実用的価値は
多大である。また、残コン等の未固化コンクリートから
セメントと水を砂と砂利の骨材から完全に分別して回収
でき、セメントを再利用する上にも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を一部切欠いて示し平面図
である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1の要部(静水箱の取付け部分)を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1はホッパー、1aは上部室、1bは下部室、2は仕切
り部、3は落下口、4は水噴射口、5は導入管、6は保
持筒、6aは下端部、6bは上端部、9は排出口、11
はオーバーフロー口、12は撹拌繰出体、13は駆動
軸、14は撹拌機能部、15は繰出機能部、cは接続部
である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕切り部により上下に仕切られたホッパ
    ーと、このホッパーの下部室に下端部側が開口接続して
    傾斜状態に設けられ該下端部側が下部室の下半部を形成
    している保持筒と、この保持筒内に長さ方向に沿って回
    転可能に設けられている撹拌繰出体とを備え、上記ホッ
    パーの上部室の側壁には水噴射口が、また上記仕切り部
    には落下口がそれぞれ設けられ、上記保持筒には上端部
    に排出口が、また上記ホッパーの下部室との接続部近く
    にオーバーフロー口がそれぞれ設けられ、上記撹拌繰出
    体は上記保持筒に軸架されている駆動軸と、この駆動軸
    の上記ホッパーの下部室内に臨んだ部分に形成された撹
    拌機能部と、この撹拌機能部に連続して上記駆動軸に形
    成された繰出機能部により構成されていることを特徴と
    する未固化コンクリートの分級装置。
  2. 【請求項2】 落下口に導入管が接続され、該導入管は
    先端部が撹拌繰出体の撹拌機能部に近接するように垂設
    されていることを特徴とする請求項1記載の未固化コン
    クリートの分級装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102284347A (zh) * 2011-06-08 2011-12-21 潍坊金丝达实业有限公司 淘沙机
CN108166996A (zh) * 2018-01-29 2018-06-15 中铁六局集团有限公司 盾构施工同步注浆罐

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102284347A (zh) * 2011-06-08 2011-12-21 潍坊金丝达实业有限公司 淘沙机
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