JP2000218509A - ワイヤソー及びローラ組立体 - Google Patents

ワイヤソー及びローラ組立体

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JP2000218509A
JP2000218509A JP2204199A JP2204199A JP2000218509A JP 2000218509 A JP2000218509 A JP 2000218509A JP 2204199 A JP2204199 A JP 2204199A JP 2204199 A JP2204199 A JP 2204199A JP 2000218509 A JP2000218509 A JP 2000218509A
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roller
wire
support frame
driven
rollers
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JP2204199A
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Koji Fukuda
紘二 福田
Kunio Makino
国雄 牧野
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Nippei Toyama Corp
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Nippei Toyama Corp
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  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工精度や加工効率の低下を防止できるとと
もに、加工用ローラを軸間距離の異なったものに簡単に
交換できるワイヤソーを提供する。 【解決手段】 複数の加工用ローラ15,16,17を
固定フレーム14及び支持フレーム22に支持して、そ
れらの加工用ローラ15〜17間にワイヤ列18を張設
する。複数の加工用ローラ15〜17のうちで、モータ
に連結された駆動側加工用ローラ15を残して、ワーク
21と対応する従動側加工用ローラ16,17を支持フ
レーム22に支持し、その支持フレーム22を固定フレ
ーム14に対して脱着交換可能に装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワイヤを使用し
て、半導体材料、磁性材料、セラミック等の硬脆材料よ
りなるワークに対し、切断加工等を施すようにしたワイ
ヤソー及びそれに使用されるローラ組立体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種のワイヤソーにおいては、図6に
示すように、複数の加工用ローラ31,32,33が、
ワイヤソーに搭載した固定フレーム34に装着され、そ
れらの加工用ローラ31,32,33間にワイヤ列35
が張設されていた。そして、ワーク36と対応する一対
の加工用ローラ32,33間の軸間距離L1が、例えば
12インチ径の大径のワーク36に合わせて設定されて
いる。
【0003】しかしながら、この従来構成では、前記の
場合よりも小径(例えば8インチあるいは6インチ)の
ワーク36を切断加工する場合、加工用ローラ32,3
3の外周とワーク36の外周との隙間S1が大きくな
る。このため、ワイヤ列35の撓み量が大きくなって、
ワーク36の加工精度が低下するとともに、加工条件が
変化するという問題があった。
【0004】このような問題に対処するため、例えば特
公平5−36208号公報(第1従来構成)及び特公平
4−26979号公報(第2従来構成)に示すようなワ
イヤソーが、従来から提案されている。
【0005】すなわち、第1従来構成においては、ワイ
ヤ列を張設してなる複数の加工用ローラのうち、ワーク
と対応する一対の加工用ローラが固定フレーム等に対し
て、ワイヤの走行方向へ移動調整可能に装着されてい
る。そして、ワークの寸法や形状に応じて、一対の加工
用ローラを移動調整して、それらの加工用ローラ間の間
隔を変更するようになっている。
【0006】また、第2従来構成においては、ワイヤ列
を張設してなる複数の駆動側及び従動側の加工用ローラ
が一対の面板間に支持されてローラユニットが構成さ
れ、このローラユニットがワイヤソーの取付板に脱着交
換可能に装着されている。そして、ワークの切断厚さを
変更する場合には、取付板上のローラユニットを、ワイ
ヤ列の張設ピッチが異なったローラユニットと脱着交換
するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらの従
来構成においては、次のような問題があった。すなわ
ち、第1従来構成では、ワークと対応する一対の移動調
整可能な加工用ローラがワイヤ張力により移動調整位置
から移動して、ワイヤ張力が低下し、加工精度や加工効
率が著しく低下するおそれがある。これを防止するため
に、ワークと対応する一対の加工用ローラを保持機構に
より、移動調整位置に強力に位置決め保持することも考
えられるが、このように構成した場合には、保持機構の
構造が複雑でコストが高騰するという新たな問題が生じ
た。
【0008】また、第2従来構成では、ワークの切断厚
さを変更するために、複数の加工用ローラのすべてがユ
ニット化されて、脱着交換されるようになっている。こ
のため、ローラユニットの構造が複雑でコストの高騰を
招くという問題があった。また、ローラユニットが大重
量になるため、ローラユニットの脱着交換作業が面倒で
あるという問題もあった。
【0009】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、加工精度や加工効率の低下を防止できる
とともに、加工用ローラを軸間距離の異なったものに簡
単に交換できるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載のワイヤソーの発明では、駆動側
加工用ローラをワイヤソー本体に搭載した固定フレーム
に支持するとともに、従動側加工用ローラを前記固定フ
レームに対して着脱可能な支持フレームに支持したもの
である。
【0011】従って、加工用ローラが移動調整されるよ
うには構成されていないため、加工用ローラの軸間距離
がワイヤ張力により変更されるようなことがなく、加工
精度や加工効率が低下することはない。また、ワークの
外径を変更したりするとき、交換脱着される支持フレー
ムには駆動側ローラが搭載されていない。このため、支
持フレーム全体の小型・軽量化及び構造の簡素化が可能
になる。従って、支持フレームの脱着交換作業を容易に
行うことができる。
【0012】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のワイヤソーにおいて、前記固定フレームと支持フレ
ームとの間には、支持フレームの位置決めのための位置
決め手段を設けたものである。
【0013】従って、支持フレームを脱着交換する際
に、その支持フレームを固定フレーム上の所定位置に容
易かつ正確に位置決めすることができ、各ローラ間の位
置関係を正確に規定できる。
【0014】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載のワイヤソーにおいて、固定フレーム
と支持フレームとの間には、ワイヤ列の張力を受ける張
力受け部を設けたものである。
【0015】従って、支持フレームを固定フレーム上に
装着した状態において、駆動側加工用ローラと従動側加
工用ローラとの間及び従動用加工ローラの相互間に作用
するワイヤ列の張力を確実に受け止めることができ、ワ
イヤ張力を所要の値に維持できる。
【0016】請求項4に記載のローラ組立体において
は、請求項1から3のいずれかに記載のワイヤソーの従
動側加工用ローラをフレームに支持し、ワイヤソーの切
断機構に脱着交換可能に搭載されるようにしたものであ
る。
【0017】従って、このように構成した組立体を複数
用意しておけば、縦動側加工用ローラの軸間距離を自在
に設定できる。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下に、この
発明の第1の実施形態を、図1〜図3に基づいて説明す
る。
【0019】図1に示すように、ベース11上にはコラ
ム12が立設されている。コラム12の一側においてベ
ース11上には切断機構13が、一対の固定フレーム1
4及び一対の支持フレーム22を介して装設されてい
る。この切断機構13は、両フレーム14,22間に平
行に架設支持された加工用ローラ15,16,17を備
え、それらの外周には多数の環状溝が形成されている。
この第1の実施形態においては、加工用ローラ15,1
6,17は逆三角形の頂点に配置された合計3個のもの
である。
【0020】前記加工用ローラ15,16,17間に
は、それらの環状溝に1本の線材よりなるワイヤを連続
的に巻回することによって、平行に延びるワイヤ列18
が張設されている。そして、最下部に位置する駆動側加
工用ローラ15には図示しないワイヤ走行用モータが直
接あるいはベルトを介して連結され、このモータにより
駆動側加工用ローラ15が駆動回転されるとともに、ワ
イヤ列18を介して従動側加工用ローラ16,17が従
動回転されて、ワイヤ列18が走行される。
【0021】そして、このワイヤソーの運転時には、ワ
イヤ列18が切断機構13の加工用ローラ15,16,
17間で走行されながら、ワーク支持機構20が図示し
ない送り用モータにより切断機構13に向かって下方に
送り移動される。このとき、切断機構13の上方のスラ
リ供給ノズル19からワイヤ列18上に遊離砥粒を含む
スラリが供給されるとともに、そのワイヤ列18に対し
ワーク21が押し付け接触されて、ワーク21がウエハ
状あるいは薄板状に切断加工される。
【0022】図1、図2及び図3(a)から明らかであ
るが、前述のように前記3つの加工用ローラ15,1
6,17のうちで、駆動側加工用ローラ15は一対の固
定フレーム14間に支持されている。また、ワーク21
と対応する一対の従動側加工用ローラ16,17は、固
定フレーム14に対して脱着交換可能な一対の支持フレ
ーム22間に支持されている。
【0023】すなわち、前記ワーク21と対応する一対
の従動側加工用ローラ16,17は、一対の支持フレー
ム22間に所定の間隔L1をおいて回転可能に取り付け
られ、各支持フレーム22の下面には位置決め手段を構
成する複数の位置決め孔23が形成されている。また、
各固定フレーム14上には取付凹所24が切欠形成さ
れ、その底部上面には位置決め手段を構成する複数の位
置決め突起25が突設されている。
【0024】そして、前記各支持フレーム22を取付凹
所24上に載置して、各位置決め孔23を位置決め突起
25に係脱可能に係合させることにより、一対の従動側
加工用ローラ16,17が固定フレーム14上の所定位
置に位置決め保持されている。この状態で、各支持フレ
ーム22から固定フレーム14のねじ孔に複数のボルト
26を螺合することにより、従動側加工用ローラ16,
17が固定フレーム14上に脱着交換可能に装着されて
いる。
【0025】また、前記各固定フレーム14上の取付凹
所24の底部上面と支持フレーム22の底部下面との間
の接触部により、張力受け部24aが構成されている。
そして、各加工用ローラ15,16,17間にワイヤ列
18が張設された状態で、一対の従動側加工用ローラ1
6,17に作用するワイヤ列18の張力が、両支持フレ
ーム22を介して取付凹所24の張力受け部24aで受
け止められるようになっている。
【0026】さらに、図3(a)〜(c)に示すよう
に、前記従動側加工用ローラ16,17と支持フレーム
22との組立体として、従動側加工用ローラ16,17
の軸間距離をL1a,L1b,L1cのように異にした
ものが、複数種(例えば12インチ、8インチ、6イン
チの外径寸法のワークに対応する3種類)用意されてい
る。そして、ワイヤソーにて切断加工するワーク21の
外径寸法がR1a,R1b,R1cのように変更される
とき、そのワーク21の外径寸法に応じていずれか1つ
の組立体を選択して、固定フレーム14上に交換装着す
るようになっている。これにより、従動側加工用ローラ
16,17の外周とワーク21の外周との間には、常に
ほぼ一定の隙間S1が形成されるようになっている。
【0027】次に、前記のように構成されたワイヤソー
について動作を説明する。さて、このワイヤソーにおい
て、ワーク21の切断加工を行う場合には、そのワーク
21の外径寸法R1a〜R1cに応じたローラの軸間距
離L1a〜L1cを有する従動側加工用ローラ16,1
7の組立体が、固定フレーム14上に装着される。そし
て、ローラ15,16,17間にワイヤ巻きを行ってワ
イヤ列18を形成し、この状態でワイヤ走行用モータに
よりワイヤ列18が加工用ローラ15,16,17間に
おいて走行されながら、そのワイヤ列18上にスラリ供
給ノズル19からスラリが供給される。そして、送り用
モータによりワーク支持機構20が下方に送り移動され
て、ワーク21がワイヤ列18に押し付け接触される。
これにより、ワーク21が所定の厚さに切断加工され
る。
【0028】また、切断加工するワーク21の外径寸法
が変更された場合には、ワイヤを巻き戻すなどしてロー
ラ15,16,17からワイヤを取外した後、複数のボ
ルト26を緩めて、従動側加工用ローラ16,17及び
支持フレーム22の組立体を固定フレーム14の取付凹
所24上から取り外す。その後、ワーク21の外径寸法
R1a〜R1cに応じたローラ間隔L1a〜L1cを有
する従動側加工用ローラ16,17の組立体を、固定フ
レーム14の取付凹所24上に載置して、複数のボルト
26により締め付け固定する。
【0029】この状態で、ワイヤ巻きを行ってワーク2
1の切断加工を再開すれば、外径寸法の異なったワーク
21についても、そのワーク21の外周と従動側加工用
ローラ16,17の外周との間に、常にほぼ一定の隙間
S1が形成されて、ワイヤ列18の撓み量を一定に維持
することができる。よって、ワーク21の外径寸法の変
更に伴い、ワイヤ列18の撓み量が変化して、ワーク2
1の加工精度が低下するおそれはなく、高精度の切断加
工を行うことができる。
【0030】前記の実施形態によって期待できる効果に
ついて、以下に記載する。 ・ この実施形態のワイヤソーにおいては、複数の加工
用ローラ15〜17のうちで、モータに連結された駆動
側加工用ローラ15を残して、ワーク21と対応する従
動側加工用ローラ16,17が支持フレーム22に支持
され、その支持フレーム22が固定フレーム14に脱着
交換可能に装着されている。
【0031】このため、縦動側加工用ローラを支持した
支持フレーム22が固定フレームに固定されるため、各
加工用ローラ15〜17の軸間距離がワイヤ張力により
変更されるようなことがなく、加工精度や加工効率が低
下することはない。また、ワーク21の外径を変更した
りするとき、支持フレーム22のみを脱着交換すればよ
くて、構造が簡単で安価に製作することができるととも
に、その脱着交換作業を容易に行うことができる。さら
に、この従動側加工用ローラ16,17の脱着交換によ
り、ワーク21の外径寸法等に応じて、ワーク21と対
応する一対の加工用ローラ16,17間の間隔を容易に
調整することができる。
【0032】・ また、ローラの溝摩耗による交換時に
おいても、支持フレーム22の交換により、比較的摩耗
の大きい従動側加工用ローラ16,17のみを容易に取
り替えることができる。
【0033】・ 支持フレーム22と固定フレーム14
との間に、係脱可能な位置決め手段としての位置決め構
成23,25が施されている。このため、ワーク21と
対応する従動側加工用ローラ16,17を脱着交換する
際に、その従動側加工用ローラ16,17を駆動側加工
用ローラ15に対して容易かつ正確に位置決めすること
ができる。従って、高精度加工に寄与できる。
【0034】・ 固定フレーム14と支持フレーム22
との間にワイヤ列18の張力を受ける張力受け部24a
が設けられている。このため、支持フレーム22を固定
フレーム14上に装着した状態において、駆動側加工用
ローラ15と従動側加工用ローラ16,17との間、従
動側加工用ローラ16,17の相互間に作用するワイヤ
列18の張力を確実に受け止めることができ、高精度、
高効率加工が可能になる。
【0035】・ 従動側加工用ローラ16,17間の軸
間距離L1が異なる組立体を複数用意しておけば、ワー
ク21の外径等に応じて縦動側加工用ローラ16,17
の軸間距離を自在に設定でき、各種のワーク21に対し
て前述した正確で効率的な加工が可能になる。
【0036】(第2の実施形態)次に、この発明の第2
の実施形態を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心
に説明する。
【0037】さて、この第2の実施形態においては、図
4に示すように、駆動側加工用ローラ15及び従動側加
工用ローラ16は各1個である。従って、1個の従動側
加工用ローラ16のみが支持フレーム22間に支持され
て組立体が構成され、支持フレーム22に対する従動側
加工用ローラ16の取付位置(図4の左右方向の位置)
を異にした組立体が複数種用意されている。そして、ワ
ーク21の外径寸法に応じて、従動側加工用ローラ16
の取付位置が異なる組立体を、固定フレーム14上の取
付凹所24に交換装着することにより、ワーク21と対
応する一対の加工用ローラ15,16間の軸間距離を例
えばL1a,L1b,L1cのように変更させることが
できる。
【0038】さらに、この実施形態においては、固定フ
レーム14上の取付凹所24の側面と支持フレーム22
の側面との間にに張力受け部24aが形成され、駆動側
加工用ローラ15と従動側加工用ローラ16との間にに
作用するワイヤ列18の張力がこの張力受け部24aで
受け止められるようになっている。
【0039】従って、この第2の実施形態においても、
前述した第1の実施形態と同様の効果を発揮させること
ができる。 (第3の実施形態)次に、この発明の第3の実施形態
を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心に説明す
る。
【0040】さて、この第3の実施形態においては、図
5に示すように、加工用ローラ四角形の頂点に設けられ
た4個である。駆動側加工用ローラ15,27は下部の
2箇所に設けられ、従動側加工用ローラ16,17は上
部の2箇所に設けられている。そして、両駆動側加工用
ローラ15,27が固定フレーム14上に支持され、両
従動側加工用ローラ16,17が支持フレーム22上に
支持され、それらの加工用ローラ15〜17,27間に
ワイヤ列18が張設されている。また、従動側加工用ロ
ーラ16,17の軸間距離を例えばL1a,L1b,L
1cのように異にした組立体が複数種用意されている。
【0041】従って、この第3の実施形態においても、
前述した第1の実施形態と同様の効果を発揮させること
ができる。なお、この実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。
【0042】・ 前記各実施形態において、固定フレー
ム14をコラム12の側面に装着すること。 ・ 前記各実施形態において、位置決め手段を構成する
位置決め孔23を取付凹所24側に形成し、位置決め突
起25を支持フレーム22側に突設すること。
【0043】・ 前記第3の実施形態において、一方の
駆動用側加工用ローラ15または27を支持フレーム2
2に支持すること。 ・ 固定位置のワークに対して加工用ローラ側が上下動
されるタイプのワイヤソーにこの発明を具体化するこ
と。
【0044】
【発明の効果】以上実施形態で例示したように、この発
明は以下の効果を発揮する。請求項1に記載のワイヤソ
ーの発明では、従動側加工用ローラを駆動側加工用ロー
ラ側の固定フレームに対して着脱可能な支持フレームに
支持したことにより、加工用ローラの軸間距離がワイヤ
張力により変更されるようなことがなく、加工精度等を
維持できるとともに、支持フレーム、すなわち縦動側加
工用ローラの脱着交換作業を容易に行うことができる。
【0045】請求項2に記載の発明では、前記固定フレ
ームと支持フレームとの間には、支持フレームのための
位置決め手段を設けたことにより、その支持フレームを
固定フレーム上の所定位置に容易かつ正確に位置決めす
ることができ、各ローラ間の位置関係を正確に規定でき
る。
【0046】請求項3に記載の発明では、固定フレーム
と支持フレームとの間に、ワイヤ列の張力を受ける張力
受け部を設けたことにより、支持フレームを固定フレー
ム上に装着した状態において、駆動側加工用ローラと従
動側加工用ローラとの間及び従動用加工ローラの相互間
に作用するワイヤ列の張力を確実に受け止めることがで
き、ワイヤ張力を所要の値に維持できる。
【0047】請求項4に記載のローラ組立体において
は、請求項1から3のいずれかに記載のワイヤソーの従
動側加工用ローラをフレームに支持し、ワイヤソーの切
断機構に脱着交換可能に搭載されるようにしたことによ
り、このように構成した組立体を複数用意しておけば、
縦動側加工用ローラの軸間距離を自在に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のワイヤソーの第1の実施形態を示
す要部正面図。
【図2】 加工用ローラの着脱構成を示す部分斜視図。
【図3】 加工用ローラの着脱構成の作用を示す説明
図。
【図4】 加工用ローラの着脱構成の第2の実施形態を
示す部分正面図。
【図5】 加工用ローラの着脱構成の第3の実施形態を
示す部分正面図。
【図6】 従来のワイヤソーの加工用ローラ支持構成を
示す要部正面図。
【符号の説明】
13…切断機構、14…固定フレーム、15…駆動側加
工用ローラ、16,17…従動側加工用ローラ、18…
ワイヤ列、21…ワーク、22…支持フレーム、23…
位置決め手段を構成する位置決め孔、24…取付凹所、
24a…張力受け部、25…位置決め手段を構成する位
置決め突起、26…ボルト、27…従動側加工用ロー
ラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C058 AA05 AA07 AA14 AA15 AA18 CA01 CA04 CA05 CB01 CB03 DA03 3C069 AA01 BA06 BB01 BB03 BC01 CA04 CB01 DA04 EA01 EA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動側加工用ローラと従動側加工用ロー
    ラとの間にワーク切断用のワイヤ列を張設してなるワイ
    ヤソーにおいて、 前記駆動側加工用ローラをワイヤソー本体に搭載した固
    定フレームに支持するとともに、従動側加工用ローラを
    前記固定フレームに対して着脱可能な支持フレームに支
    持したワイヤソー。
  2. 【請求項2】 前記固定フレームと支持フレームとの間
    には、支持フレームの位置決めのための位置決め手段を
    設けた請求項1に記載のワイヤソー。
  3. 【請求項3】 前記固定フレームと支持フレームとの間
    には、ワイヤ列の張力を受ける張力受け部を設けた請求
    項1または請求項2に記載のワイヤソー。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載のワイ
    ヤソーの従動側加工用ローラをフレームに支持し、ワイ
    ヤソーの切断機構に脱着交換可能に搭載されるようにし
    たローラ組立体。
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Cited By (3)

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JP2019535540A (ja) * 2016-10-26 2019-12-12 マイヤー ブルガー (スイッツァランド) アーゲー ワイヤソー
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