JP2000217356A - 多出力dc/dcコンバ―タ - Google Patents
多出力dc/dcコンバ―タInfo
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- JP2000217356A JP2000217356A JP11015862A JP1586299A JP2000217356A JP 2000217356 A JP2000217356 A JP 2000217356A JP 11015862 A JP11015862 A JP 11015862A JP 1586299 A JP1586299 A JP 1586299A JP 2000217356 A JP2000217356 A JP 2000217356A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の多出力DC/DCコンバータはメイン
のフィードバックを行わない出力系に三端子レギュレー
タを使用しているため損失が多くなるという課題があっ
た。 【解決手段】 トランス2のメインのフィードバックを
行わない出力系にスイッチ回路20を設け、このスイッ
チ回路のON時間を制御することにより損失を少なくす
る。
のフィードバックを行わない出力系に三端子レギュレー
タを使用しているため損失が多くなるという課題があっ
た。 【解決手段】 トランス2のメインのフィードバックを
行わない出力系にスイッチ回路20を設け、このスイッ
チ回路のON時間を制御することにより損失を少なくす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は複数の出力が可能
な多出力DC/DCコンバータにおいて、電圧フィード
バックを行うメインの出力系以外の出力系に対する電力
変換効率の改善に関するものである。
な多出力DC/DCコンバータにおいて、電圧フィード
バックを行うメインの出力系以外の出力系に対する電力
変換効率の改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の多出力DC/DCコンバー
タを示すもので、1はスイッチ動作のエネルギーを貯え
ておくコンデンサ、2は他出力の電力変換が可能な複数
の二次巻線出力を有するトランス、3はスイッチ動作を
行う電界効果トランジスタ、4,5,9,10は整流用
のダイオード、6,11は平滑用のチョークコイル、
7,12,15は平滑用のコンデンサ、8,16は負
荷、13は抵抗、14は出力電圧を安定させる三端子レ
ギュレータ、17は出力電圧を検出する電圧検出回路、
18は電界効果トランジスタ3のオン時間を制御するパ
ルス幅制御回路、19は電界効果トランジスタ3を駆動
する駆動回路である。
タを示すもので、1はスイッチ動作のエネルギーを貯え
ておくコンデンサ、2は他出力の電力変換が可能な複数
の二次巻線出力を有するトランス、3はスイッチ動作を
行う電界効果トランジスタ、4,5,9,10は整流用
のダイオード、6,11は平滑用のチョークコイル、
7,12,15は平滑用のコンデンサ、8,16は負
荷、13は抵抗、14は出力電圧を安定させる三端子レ
ギュレータ、17は出力電圧を検出する電圧検出回路、
18は電界効果トランジスタ3のオン時間を制御するパ
ルス幅制御回路、19は電界効果トランジスタ3を駆動
する駆動回路である。
【0003】図5の動作を以下に説明する。トランス2
で電力変換し、ダイオード4,5で整流し、チョークコ
イル6とコンデンサ7で平滑した出力を電圧検出回路1
7で検出し、パルス幅制御回路18で出力電圧が安定化
するようにパルス幅を制御し、駆動回路19を介して、
電界効果トランジスタ3をON/OFFすることにより
負荷8に電力を供給する。また、トランス2で電力変換
した他の二次巻線出力は、ダイオード9,10で整流
し、チョークコイル11とコンデンサ12で平滑し、三
端子レギュレータ14とコンデンサ15で出力電圧を安
定化させ、負荷16に電力を供給する。
で電力変換し、ダイオード4,5で整流し、チョークコ
イル6とコンデンサ7で平滑した出力を電圧検出回路1
7で検出し、パルス幅制御回路18で出力電圧が安定化
するようにパルス幅を制御し、駆動回路19を介して、
電界効果トランジスタ3をON/OFFすることにより
負荷8に電力を供給する。また、トランス2で電力変換
した他の二次巻線出力は、ダイオード9,10で整流
し、チョークコイル11とコンデンサ12で平滑し、三
端子レギュレータ14とコンデンサ15で出力電圧を安
定化させ、負荷16に電力を供給する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の多出力DC/D
Cコンバータは以上のように構成されており、三端子レ
ギュレータ14を使用している出力系では三端子レギュ
レータ14がシリーズレギュレータ方式で電力安定化を
図るために通常のスイッチングレギュレータと比べて損
失が多い。特に電圧フィードバックを行っているメイン
の出力系の負荷8の変動が大きい場合はパルス幅制御回
路18での出力パルス幅が小さくても三端子レギュレー
タ14の入力電圧は負荷16に供給する出力電圧よりも
幾分高くなければならなく、このために負荷8の所要電
力が大きい場合は三端子レギュレータ14の入力電圧も
高くなり三端子レギュレータ14での損失はかなり多く
なるという課題があった。
Cコンバータは以上のように構成されており、三端子レ
ギュレータ14を使用している出力系では三端子レギュ
レータ14がシリーズレギュレータ方式で電力安定化を
図るために通常のスイッチングレギュレータと比べて損
失が多い。特に電圧フィードバックを行っているメイン
の出力系の負荷8の変動が大きい場合はパルス幅制御回
路18での出力パルス幅が小さくても三端子レギュレー
タ14の入力電圧は負荷16に供給する出力電圧よりも
幾分高くなければならなく、このために負荷8の所要電
力が大きい場合は三端子レギュレータ14の入力電圧も
高くなり三端子レギュレータ14での損失はかなり多く
なるという課題があった。
【0005】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、メインのフィードバックを
行っている出力系以外の出力系の出力電圧を安定化させ
るために使用している三端子レギュレータのかわりにス
イッチ回路を設け、出力電圧を検出し、トランスの二次
巻線出力後のパルス波形のON幅を制御することにより
出力電圧を安定化を図り、これにより損失を少なくする
ことを目的とする。
ためになされたものであり、メインのフィードバックを
行っている出力系以外の出力系の出力電圧を安定化させ
るために使用している三端子レギュレータのかわりにス
イッチ回路を設け、出力電圧を検出し、トランスの二次
巻線出力後のパルス波形のON幅を制御することにより
出力電圧を安定化を図り、これにより損失を少なくする
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明による多出力
DC/DCコンバータは、メインのフィードバックを行
っている出力系以外の出力系のトランスの二次巻線出力
にスイッチ回路を設け、さらに出力電圧を検出し、パル
ス幅制御回路でパルス信号を発生させてこのパルス信号
をメインのフィードバックを行っている出力系のパルス
制御信号と同期させることにより、メインのフィードバ
ックを行っている出力系以外の出力系のトランスの二次
巻線出力のON幅を制御し、出力電圧を安定化するよう
にしたものである。
DC/DCコンバータは、メインのフィードバックを行
っている出力系以外の出力系のトランスの二次巻線出力
にスイッチ回路を設け、さらに出力電圧を検出し、パル
ス幅制御回路でパルス信号を発生させてこのパルス信号
をメインのフィードバックを行っている出力系のパルス
制御信号と同期させることにより、メインのフィードバ
ックを行っている出力系以外の出力系のトランスの二次
巻線出力のON幅を制御し、出力電圧を安定化するよう
にしたものである。
【0007】また、第2の発明による多出力DC/DC
コンバータは、メインのフィードバックを行っている出
力系以外の出力系のトランスの二次巻線出力にスイッチ
回路を設け、さらに出力電圧を検出し、基準電圧と比較
し、メインのフィードバックを行っている出力系のパル
ス幅制御回路の出力信号の分岐信号を遅延させることに
より、メインのフィードバックを行っている出力系以外
の出力系のトランスの二次巻線出力のON幅を制御し、
出力電圧を安定化するようにしたものである。
コンバータは、メインのフィードバックを行っている出
力系以外の出力系のトランスの二次巻線出力にスイッチ
回路を設け、さらに出力電圧を検出し、基準電圧と比較
し、メインのフィードバックを行っている出力系のパル
ス幅制御回路の出力信号の分岐信号を遅延させることに
より、メインのフィードバックを行っている出力系以外
の出力系のトランスの二次巻線出力のON幅を制御し、
出力電圧を安定化するようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1による多出力DC/DCコンバータを示す
もので、1はスイッチ動作のエネルギーを貯えておくコ
ンデンサ、2は他出力の電力変換が可能な複数の二次巻
線出力を有するトランス、3はスイッチ動作を行う電界
効果トランジスタ、4,5,9,10は整流用のダイオ
ード、6,11は平滑用のチョークコイル、7,12は
平滑用のコンデンサ、8,16は負荷、17はメインの
フィードバックを行っている出力系の出力電圧を検出す
る電圧検出回路、18は電界効果トランジスタ3のON
時間を制御するパルス幅制御回路、19は電界効果トラ
ンジスタ3を駆動するメインのフィードバックを行って
いる出力系の駆動回路、20はメインのフィードバック
を行っている出力系以外の出力系のON/OFFを行う
スイッチ回路、21はメインのフィードバックを行って
いる出力系以外の出力系の出力電圧を検出する電圧検出
回路、22はスイッチ回路20のON時間を制御するパ
ルス幅制御回路、23はスイッチ回路20を駆動する駆
動回路である。
実施の形態1による多出力DC/DCコンバータを示す
もので、1はスイッチ動作のエネルギーを貯えておくコ
ンデンサ、2は他出力の電力変換が可能な複数の二次巻
線出力を有するトランス、3はスイッチ動作を行う電界
効果トランジスタ、4,5,9,10は整流用のダイオ
ード、6,11は平滑用のチョークコイル、7,12は
平滑用のコンデンサ、8,16は負荷、17はメインの
フィードバックを行っている出力系の出力電圧を検出す
る電圧検出回路、18は電界効果トランジスタ3のON
時間を制御するパルス幅制御回路、19は電界効果トラ
ンジスタ3を駆動するメインのフィードバックを行って
いる出力系の駆動回路、20はメインのフィードバック
を行っている出力系以外の出力系のON/OFFを行う
スイッチ回路、21はメインのフィードバックを行って
いる出力系以外の出力系の出力電圧を検出する電圧検出
回路、22はスイッチ回路20のON時間を制御するパ
ルス幅制御回路、23はスイッチ回路20を駆動する駆
動回路である。
【0009】図1の動作を以下に説明する。メインのフ
ィードバックを行っている出力系は従来の回路と同様
に、トランス2で電力変換し、ダイオード4,5で整流
し、チョークコイル6とコンデンサ7で平滑した出力を
電圧検出回路17で検出し、パルス幅制御回路18で出
力電圧が安定化するようにパルス幅を制御し、駆動回路
19を介して、電界効果トランジスタ3をON/OFF
することにより負荷8に電力を供給する。
ィードバックを行っている出力系は従来の回路と同様
に、トランス2で電力変換し、ダイオード4,5で整流
し、チョークコイル6とコンデンサ7で平滑した出力を
電圧検出回路17で検出し、パルス幅制御回路18で出
力電圧が安定化するようにパルス幅を制御し、駆動回路
19を介して、電界効果トランジスタ3をON/OFF
することにより負荷8に電力を供給する。
【0010】次に、メインのフィードバックを行ってい
る出力系以外の出力系の動作について説明する。トラン
ス2で電力変換したメインのフィードバックを行ってい
る出力系以外の出力系の二次巻線出力後の波形はメイン
のフィードバックを行っている出力系と同様に図2の
(イ)のようになる。図1に示している実施の形態1の
多出力DC/DCコンバータはON/ONコンバータな
ので図2の(イ)の斜線部分がスイッチ動作の1周期に
変換される電力量になる。この電力量がメインのフィー
ドバックを行っている出力系以外の出力系の負荷電力と
整流ダイオード9,10等で損失する電力を足したもの
より多い場合は余分な電力をどこかで消費しなければ安
定した出力電圧は得られなくなる。そこで、メインのフ
ィードバックを行っている出力系以外の出力系の出力電
圧を電圧検出回路21で検出し、パルス幅制御回路22
で出力電圧が安定化するように必要なON時間を決定
し、図2の(ロ)に示すような同期信号を同期回路24
で発生させ、駆動回路23を介し、図2の(ハ)に示す
ようにスイッチ回路20をON/OFFさせて電力を供
給する。その結果、スイッチ回路20の出力では図2の
(ニ)の斜線部分に示すようにスイッチ動作の1周期に
変換される電力量は必要量に調整され、出力電圧は安定
化される。
る出力系以外の出力系の動作について説明する。トラン
ス2で電力変換したメインのフィードバックを行ってい
る出力系以外の出力系の二次巻線出力後の波形はメイン
のフィードバックを行っている出力系と同様に図2の
(イ)のようになる。図1に示している実施の形態1の
多出力DC/DCコンバータはON/ONコンバータな
ので図2の(イ)の斜線部分がスイッチ動作の1周期に
変換される電力量になる。この電力量がメインのフィー
ドバックを行っている出力系以外の出力系の負荷電力と
整流ダイオード9,10等で損失する電力を足したもの
より多い場合は余分な電力をどこかで消費しなければ安
定した出力電圧は得られなくなる。そこで、メインのフ
ィードバックを行っている出力系以外の出力系の出力電
圧を電圧検出回路21で検出し、パルス幅制御回路22
で出力電圧が安定化するように必要なON時間を決定
し、図2の(ロ)に示すような同期信号を同期回路24
で発生させ、駆動回路23を介し、図2の(ハ)に示す
ようにスイッチ回路20をON/OFFさせて電力を供
給する。その結果、スイッチ回路20の出力では図2の
(ニ)の斜線部分に示すようにスイッチ動作の1周期に
変換される電力量は必要量に調整され、出力電圧は安定
化される。
【0011】以上のようにメインのフィードバックを行
っている出力系以外の出力系の出力電圧を検出し、スイ
ッチ回路20のON時間を制御し、結果として、トラン
ス2のメインのフィードバックを行っている出力系以外
の出力系の二次巻線出力でON時間幅を制御することに
より、損失が少なく安定した出力電圧を得ることができ
る。
っている出力系以外の出力系の出力電圧を検出し、スイ
ッチ回路20のON時間を制御し、結果として、トラン
ス2のメインのフィードバックを行っている出力系以外
の出力系の二次巻線出力でON時間幅を制御することに
より、損失が少なく安定した出力電圧を得ることができ
る。
【0012】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2による多出力DC/DCコンバータを示すもの
で、1〜12,16〜21,23は図1と同じものであ
り、25は基準電圧発生回路、26は電圧検出回路21
の出力と基準電圧発生回路25の出力を比較する比較回
路、27は比較回路26の出力に合わせてパルス幅制御
回路18の出力信号の分岐信号を遅延させる遅延回路で
ある。
形態2による多出力DC/DCコンバータを示すもの
で、1〜12,16〜21,23は図1と同じものであ
り、25は基準電圧発生回路、26は電圧検出回路21
の出力と基準電圧発生回路25の出力を比較する比較回
路、27は比較回路26の出力に合わせてパルス幅制御
回路18の出力信号の分岐信号を遅延させる遅延回路で
ある。
【0013】図3の動作を以下に説明する。メインのフ
ィードバックを行っている出力系は従来の回路及び図1
に示すこの発明による実施の形態1と同様に、トランス
2で電力変換し、ダイオード4,5で整流し、チョーク
コイル6とコンデンサ7で平滑した出力を電圧検出回路
17で検出し、パルス幅制御回路18で出力電圧が安定
化するようにパルス幅を制御し、駆動回路19を介し
て、電界効果トランジスタ3をON/OFFすることに
より負荷8に電力を供給する。
ィードバックを行っている出力系は従来の回路及び図1
に示すこの発明による実施の形態1と同様に、トランス
2で電力変換し、ダイオード4,5で整流し、チョーク
コイル6とコンデンサ7で平滑した出力を電圧検出回路
17で検出し、パルス幅制御回路18で出力電圧が安定
化するようにパルス幅を制御し、駆動回路19を介し
て、電界効果トランジスタ3をON/OFFすることに
より負荷8に電力を供給する。
【0014】次に、メインのフィードバックを行ってい
る出力系以外の出力系の動作について説明する。この発
明による実施の形態1と同様にトランス2で電力変換し
たメインのフィードバックを行っている出力系以外の出
力系の二次巻線出力後の波形はメインのフィードバック
を行っている出力系と同様に図4の(ホ)のようにな
る。図3に示している実施の形態2の多出力DC/DC
コンバータはON/ONコンバータなので図4の(ホ)
の斜線部分がスイッチ動作の1周期に変換される電力量
になる。この電力量がメインのフィードバックを行って
いる出力系以外の出力系の負荷電力と整流ダイオード
9,10等で損失する電力を足したものより多い場合は
余分な電力をどこかで消費しなければ安定した出力電圧
が得られなくなることは実施の形態1と同様である。そ
こで、メインのフィードバックを行っている出力系以外
の出力系の出力電圧を電圧検出回路21で検出し、比較
回路26で基準電圧発生回路25の出力と比較し、その
誤差分を遅延回路27に出力する。この比較回路26で
の誤差分に合わせて遅延回路27ではメインのフィード
バックを行っている出力系のパルス幅を制御するパルス
幅制御回路18の出力信号の分岐信号を遅延し、駆動回
路23を介し、スイッチ回路20をON/OFFさせて
電力を供給する。この時のスイッチ回路20でのON/
OFFのタイミングは図4の(ヘ)のようにΔt分だけ
メインのフィードバックを行っている出力系のトランス
2の二次巻線出力後の波形から遅延し、その結果、スイ
ッチ回路20の出力では図4の(ト)の斜線部分で示す
ようにスイッチ動作の1周期に変換される電力量は必要
量に調整され、出力電圧は安定化される。
る出力系以外の出力系の動作について説明する。この発
明による実施の形態1と同様にトランス2で電力変換し
たメインのフィードバックを行っている出力系以外の出
力系の二次巻線出力後の波形はメインのフィードバック
を行っている出力系と同様に図4の(ホ)のようにな
る。図3に示している実施の形態2の多出力DC/DC
コンバータはON/ONコンバータなので図4の(ホ)
の斜線部分がスイッチ動作の1周期に変換される電力量
になる。この電力量がメインのフィードバックを行って
いる出力系以外の出力系の負荷電力と整流ダイオード
9,10等で損失する電力を足したものより多い場合は
余分な電力をどこかで消費しなければ安定した出力電圧
が得られなくなることは実施の形態1と同様である。そ
こで、メインのフィードバックを行っている出力系以外
の出力系の出力電圧を電圧検出回路21で検出し、比較
回路26で基準電圧発生回路25の出力と比較し、その
誤差分を遅延回路27に出力する。この比較回路26で
の誤差分に合わせて遅延回路27ではメインのフィード
バックを行っている出力系のパルス幅を制御するパルス
幅制御回路18の出力信号の分岐信号を遅延し、駆動回
路23を介し、スイッチ回路20をON/OFFさせて
電力を供給する。この時のスイッチ回路20でのON/
OFFのタイミングは図4の(ヘ)のようにΔt分だけ
メインのフィードバックを行っている出力系のトランス
2の二次巻線出力後の波形から遅延し、その結果、スイ
ッチ回路20の出力では図4の(ト)の斜線部分で示す
ようにスイッチ動作の1周期に変換される電力量は必要
量に調整され、出力電圧は安定化される。
【0015】以上のようにメインのフィードバックを行
っている出力系以外の出力系の出力電圧を検出し、スイ
ッチ回路20のON/OFFのタイミングをメインのフ
ィードバックを行っている出力系から遅延させ、結果と
して、トランス2のメインのフィードバックを行ってい
る出力系以外の出力系の二次巻線出力でON時間幅を制
御することにより、損失が少なく安定した出力電圧を得
ることができる。
っている出力系以外の出力系の出力電圧を検出し、スイ
ッチ回路20のON/OFFのタイミングをメインのフ
ィードバックを行っている出力系から遅延させ、結果と
して、トランス2のメインのフィードバックを行ってい
る出力系以外の出力系の二次巻線出力でON時間幅を制
御することにより、損失が少なく安定した出力電圧を得
ることができる。
【0016】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を有する。
ているので、以下に記載されるような効果を有する。
【0017】第1の発明によれば、メインのフィードバ
ックを行っている出力系以外の出力系のトランス二次巻
線出力にスイッチ回路を設け、メインのフィードバック
を行っている出力系以外の出力系の出力電圧に合わせて
スイッチ回路のON時間を制御することにより出力電圧
を安定化させるためメインのフィードバックを行ってい
る出力系の負荷変動が大きくても損失を少なくすること
ができる。
ックを行っている出力系以外の出力系のトランス二次巻
線出力にスイッチ回路を設け、メインのフィードバック
を行っている出力系以外の出力系の出力電圧に合わせて
スイッチ回路のON時間を制御することにより出力電圧
を安定化させるためメインのフィードバックを行ってい
る出力系の負荷変動が大きくても損失を少なくすること
ができる。
【0018】また、第2の発明によれば、メインのフィ
ードバックを行っている出力系以外の出力系のトランス
二次巻線出力にスイッチ回路を設け、メインのフィード
バックを行っている出力系以外の出力系の出力電圧に合
わせてスイッチ回路をON/OFFする信号を遅延させ
ることにより出力電圧を安定化させるためメインのフィ
ードバックを行っている出力系の負荷変動が大きくても
損失を少なくすることができる。
ードバックを行っている出力系以外の出力系のトランス
二次巻線出力にスイッチ回路を設け、メインのフィード
バックを行っている出力系以外の出力系の出力電圧に合
わせてスイッチ回路をON/OFFする信号を遅延させ
ることにより出力電圧を安定化させるためメインのフィ
ードバックを行っている出力系の負荷変動が大きくても
損失を少なくすることができる。
【図1】 この発明による多出力DC/DCコンバータ
の実施の形態1を示す図である。
の実施の形態1を示す図である。
【図2】 この発明による多出力DC/DCコンバータ
の実施の形態1の動作波形を示す図である。
の実施の形態1の動作波形を示す図である。
【図3】 この発明による多出力DC/DCコンバータ
の実施の形態2を示す図である。
の実施の形態2を示す図である。
【図4】 この発明による多出力DC/DCコンバータ
の実施の形態2の動作波形を示す図である。
の実施の形態2の動作波形を示す図である。
【図5】 従来の多出力DC/DCコンバータの形態を
示す図である。
示す図である。
1 コンデンサ、2 トランス、3 電界効果トランジ
スタ、4 ダイオード、5 ダイオード、6 チョーク
コイル、7 コンデンサ、8 負荷、9 ダイオード、
10 ダイオード、11 チョークコイル、12 コン
デンサ、13抵抗、14 三端子レギュレータ、15
コンデンサ、16 負荷、17 電圧検出回路、18
パルス幅制御回路、19 駆動回路、20 スイッチ回
路、21 電圧検出回路、22 パルス幅制御回路、2
3 駆動回路、24 同期回路、25 基準電圧発生回
路、26 比較回路、27 遅延回路。
スタ、4 ダイオード、5 ダイオード、6 チョーク
コイル、7 コンデンサ、8 負荷、9 ダイオード、
10 ダイオード、11 チョークコイル、12 コン
デンサ、13抵抗、14 三端子レギュレータ、15
コンデンサ、16 負荷、17 電圧検出回路、18
パルス幅制御回路、19 駆動回路、20 スイッチ回
路、21 電圧検出回路、22 パルス幅制御回路、2
3 駆動回路、24 同期回路、25 基準電圧発生回
路、26 比較回路、27 遅延回路。
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも2つの出力が可能な多出力D
C/DCコンバータにおいて、電力変換を行う(n+
1)個の二次巻線出力を有するトランスと、このトラン
スの第1の二次巻線出力の安定後出力電圧を検出する第
1の電圧検出回路と、この電圧検出回路の出力を基準電
圧と比較しパルス幅を制御する第1のパルス幅制御回路
と、前記トランスの第(n+1)の二次巻線の一端に接
続された第nのスイッチ回路と、前記トランスの第(n
+1)の二次巻線の整流平滑後の出力電圧を検出する第
(n+1)の電圧検出回路と、この電圧検出回路の出力
を基準電圧と比較しパルス幅を制御する第(n+1)の
パルス幅制御回路と、第(n+1)のパルス幅制御回路
の出力を前記第1のパルス幅制御回路の出力に同期させ
る同期回路とで構成したことを特徴とする多出力DC/
DCコンバータ。 - 【請求項2】 少なくても2つの出力が可能な多出力D
C/DCコンバータにおいて、電力変換を行う(n+
1)個の二次巻線出力を有するトランスと、このトラン
スの第1の二次巻線出力の安定後出力電圧を検出する第
1の電圧検出回路と、この電圧検出回路の出力を基準電
圧と比較しパルス幅を制御する第1のパルス幅制御回路
と、前記トランスの第(n+1)の二次巻線の一端に接
続された第nのスイッチ回路と、前記トランスの第(n
+1)の二次巻線の整流平滑後の出力電圧を検出する第
(n+1)の電圧検出回路と、この電圧検出回路の出力
を基準電圧と比較しパルス幅を遅延する第nの遅延回路
とで構成したことを特徴とする多出力DC/DCコンバ
ータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11015862A JP2000217356A (ja) | 1999-01-25 | 1999-01-25 | 多出力dc/dcコンバ―タ |
Applications Claiming Priority (1)
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