JP2000217344A - スイッチング電源回路 - Google Patents

スイッチング電源回路

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JP2000217344A
JP2000217344A JP11017195A JP1719599A JP2000217344A JP 2000217344 A JP2000217344 A JP 2000217344A JP 11017195 A JP11017195 A JP 11017195A JP 1719599 A JP1719599 A JP 1719599A JP 2000217344 A JP2000217344 A JP 2000217344A
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switching
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switching element
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voltage
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Atsushi Kanamori
淳 金森
Tomohiro Suzuki
友広 鈴木
Katsumi Inaba
克己 因幡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽負荷時のスイッチング損失をより低減する
ことのできるスイッチング電源回路を提供する。 【解決手段】 通常動作時には負荷電流検出回路4fが
通常の負荷電流を検出して切り換え回路4eに検出信号
を送り、切り換え回路4eが通常動作用スイッチング素
子2aにベース電流を供給し、PWMコンパレータ4c
から出力されたパルスのデューティでスイッチング動作
させる。負荷6が軽負荷に移行すると負荷電流が減少す
るため、負荷電流検出回路4fは負荷電流が軽負荷時の
ものであることを示す信号を切り換え回路4eに送る。
切り換え回路4eは軽負荷用スイッチング素子2bにベ
ース電流を供給し、駆動対象を通常動作用スイッチング
素子2aから、通常動作用スイッチング素子2aよりも
スイッチング時間の短い軽負荷用スイッチング素子2b
に切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業用や民生用の
電子機器に直流安定化電圧を供給するスイッチング電源
回路の省エネルギー機能に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスイッチング電源回路として、例
えば図9に示すようなチョッパ方式で他励型のスイッチ
ング電源回路101が用いられている。スイッチング電
源回路101において、直流電源102から印加された
直流電圧は、NPN型トランジスタからなるスイッチン
グ素子103のスイッチング動作により所定のデューテ
ィを有するパルスに変換される。スイッチング素子10
3のON時にはスイッチング素子103から出力された
電圧により流れる電流でコイル105にエネルギーが蓄
えられ、スイッチング素子103のOFF時にはON時
にコイル105に蓄えられたエネルギーがダイオード1
06を通して放出され、パルスの一周期を通して平滑コ
ンデンサ104により平滑化された電圧が負荷112に
供給される。
【0003】また、スイッチング電源回路101の出力
電圧はスイッチング素子103にフィードバックされ、
スイッチング素子103から出力されるパルスのデュー
ティが制御される。出力電圧はまず差動増幅器107の
非反転入力端子に入力され、反転入力端子に入力される
基準電圧源108の電圧と比較される。差動増幅器10
7は両者の差を増幅して出力し、その出力はPWMコン
パレータ109の非反転入力端子に入力される。PWM
コンパレータ109は、その反転入力端子に入力された
発振器110からの三角波に同期させて、差動増幅器1
07の出力電圧に応じたデューティを有するパルスを出
力する。
【0004】このパルスはスイッチング素子103の駆
動回路111に入力され、駆動回路111は上記パルス
のON期間またはOFF期間にスイッチング素子103
へベース電流の供給を行い、スイッチング素子103を
スイッチングさせる。これによりスイッチング素子10
3のON期間が制御され、スイッチング電源回路101
の出力電圧は所定の値に安定化される。
【0005】また、一般にスイッチング電源回路は、接
続される負荷が重負荷であるか軽負荷であるかに関わら
ず高効率で負荷に電力を供給することが望ましい。スイ
ッチング電源回路の電力効率を決定する要因の一つに、
スイッチング素子のスイッチング損失がある。図10
に、スイッチング素子の入出力間電圧と、スイッチング
素子に流れる電流の波形とを示す。同図において、スイ
ッチング素子がOFFからONになる期間F、およびO
NからOFFになる期間Gには、入出力間電圧と電流と
の積の時間積分に相当する電力損失がある。
【0006】このように、スイッチング素子自身が電力
を消費するので、これがスイッチング電源回路の電力効
率を低下させている。特に、待機時などの軽負荷の状態
にある場合には、負荷で消費する電力に対してスイッチ
ング損失の割合が大きくなる。
【0007】そこで、図11に示すように、軽負荷時の
スイッチング損失を抑制するように構成されたスイッチ
ング電源回路121が考えられている。このスイッチン
グ電源回路121は出力側に負荷電流検出回路113を
有し、これにより重負荷が検出されたときにはその負荷
信号に基づき、周波数切り換え器114が発振器110
の発振周波数を重負荷用の高めの周波数に設定する。逆
に軽負荷が検出されたときには周波数切り換え器114
が発振器110の発振周波数を軽負荷用の低めの周波数
に設定する。
【0008】このような構成とすることにより、特に軽
負荷の場合にスイッチング素子103のスイッチング周
波数を低下させて、スイッチング損失を低減させること
ができる。これと類似の構成が、特開平8−51774
号公報に開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のスイッチング電源回路121では、発振器1
10の発振周波数を20kHz以下の可聴周波数領域に
まで低下させることはできない上、発振周波数を低下さ
せることに伴いコイル105を大きくする必要があるた
め、発振周波数の低下だけで軽負荷時のスイッチング損
失を低減するには限界があるという問題が起こる。
【0010】また、重負荷時に大電流を流すことのでき
るスイッチング素子103はスイッチング時間、すなわ
ち図10に示した期間F・Gが長いため、軽負荷時にも
同じスイッチング素子103を用いるのはスイッチング
損失を抑制する上で不利である。
【0011】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、軽負荷時のスイッチング
損失をより低減することのできるスイッチング電源回路
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のス
イッチング電源回路は、上記課題を解決するために、入
力される直流電圧をスイッチング動作によってパルスと
して出力するスイッチング手段と、上記パルスを平滑し
て得られる直流電圧を負荷へ出力する出力手段と、上記
出力手段によって出力される直流電圧をフィードバック
して上記スイッチング手段を所定の周波数およびデュー
ティでスイッチング動作させるように制御する制御手段
とを有するスイッチング電源回路において、上記スイッ
チング手段は、負荷が所定値以上となる重負荷時に対応
した電流を流すことが可能な第1スイッチング素子と、
負荷が所定値以下となる軽負荷時に対応した電流を流す
ことが可能であるとともに上記第1スイッチング素子よ
りもスイッチング時間が短い第2スイッチング素子とが
入出力間で並列に設けられてなり、上記制御手段は、負
荷電流を検出する負荷電流検出手段と、上記負荷電流検
出手段によって検出された負荷電流から上記重負荷時と
上記軽負荷時とを判別し、上記重負荷時には上記第1ス
イッチング素子を駆動して上記第2スイッチング素子の
駆動を停止する一方、上記軽負荷時には上記第1スイッ
チング素子の駆動を停止して上記第2スイッチング素子
を駆動する切り換え手段とを有することを特徴としてい
る。
【0013】上記の発明によれば、重負荷時には大電流
を流すことが可能な第1スイッチング素子のみをスイッ
チング動作させるように駆動し、軽負荷時には第1スイ
ッチング素子のような大電流を流すことはできないまで
も、スイッチング時間が短い第2スイッチング素子のみ
をスイッチング動作させるように駆動する。
【0014】従って、例えばスイッチング電源回路の通
常動作を上記重負荷時の設定で制御し、待機時の動作を
上記軽負荷時の設定で制御することにより、待機時にお
ける第2スイッチング素子のスイッチング時間が通常動
作時の第1スイッチング素子よりも短い分だけスイッチ
ング損失を低減することができる。
【0015】請求項2に係る発明のスイッチング電源回
路は、上記課題を解決するために、請求項1に記載のス
イッチング電源回路において、上記負荷電流検出手段
は、上記出力手段から負荷への出力電流が流れる抵抗を
有し、上記抵抗の電圧降下に基づいて負荷電流を検出す
ることを特徴としている。
【0016】上記の発明によれば、スイッチング電源回
路の出力電流が抵抗を流れる際の電圧降下の大小を検出
することで負荷電流を検出する。従って、電圧降下が所
定値よりも大きい場合は負荷電流が大きい重負荷時と判
定し、その逆の場合は負荷電流が小さい軽負荷時と判定
する。この電圧降下は微小な値でよいので、抵抗での消
費電力は僅かとなり、負荷への供給電力に影響を与える
ことなく第1スイッチング素子と第2スイッチング素子
との切り換えを行うことができる。
【0017】請求項3に係る発明のスイッチング電源回
路は、上記課題を解決するために、請求項1に記載のス
イッチング電源回路において、上記負荷電流検出手段
は、上記スイッチング手段への入力電流が流れる抵抗を
有し、上記抵抗の電圧降下に基づいて負荷電流を検出す
ることを特徴としている。
【0018】上記の発明によれば、スイッチング電源回
路の入力電流が抵抗を流れる際の電圧降下の大小を検出
することで負荷電流を検出する。従って、電圧降下が所
定値よりも大きい場合は負荷電流が大きい重負荷時と判
定し、その逆の場合は負荷電流が小さい軽負荷時と判定
する。この電圧降下は微小な値でよいので、抵抗での消
費電力は僅かとなり、負荷への供給電力に影響を与える
ことなく第1スイッチング素子と第2スイッチング素子
との切り換えを行うことができる。
【0019】請求項4に係る発明のスイッチング電源回
路は、上記課題を解決するために、請求項1に記載のス
イッチング電源回路において、上記負荷電流検出手段
は、上記スイッチング手段の入出力間電圧に基づいて負
荷電流を検出することを特徴としている。
【0020】上記の発明によれば、スイッチング手段の
入出力間電圧、すなわち第1スイッチング素子および第
2スイッチング素子のうち駆動されている方で決定され
る入出力間電圧の大小を検出することで負荷電流を検出
する。従って、例えば通常動作時において第1スイッチ
ング素子の入出力間電圧が所定値よりも小さくなること
は、第1スイッチング素子に流れる電流が減少すること
に相当するので、これを負荷電流が小さい軽負荷に移行
した状態であると判定する。負荷電流をこのように検出
することにより、負荷への供給電力に影響を与えること
なく第1スイッチング素子と第2スイッチング素子との
切り換えを行うことができる。
【0021】請求項5に係る発明のスイッチング電源回
路は、上記課題を解決するために、請求項1ないし4の
いずれかに記載のスイッチング電源回路において、上記
第2スイッチング素子は上記第1スイッチング素子より
も低い消費電力で駆動されることを特徴としている。
【0022】上記の発明によれば、第2スイッチング素
子は第1スイッチング素子よりも低い消費電力で駆動さ
れ、例えば第1スイッチング素子および第2スイッチン
グ素子がバイポーラトランジスタである場合に、第2ス
イッチング素子の駆動時のベース電流が第1スイッチン
グ素子よりも小さくなるように設定される。これによ
り、軽負荷時にはスイッチング損失の低減に加えて、第
2スイッチング素子を駆動するための消費電力を抑制す
ることもでき、電力効率をさらに高めることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明のスイッチング電源回路の
実施の一形態について図1ないし図8に基づいて説明す
れば、以下の通りである。
【0024】図1に、本実施の形態のスイッチング電源
回路1の構成を示す。スイッチング電源回路1は、スイ
ッチング部2、出力部3、および制御部4から構成され
る。
【0025】スイッチング部(スイッチング手段)2
は、NPN型のトランジスタからなる通常動作用スイッ
チング素子(第1スイッチング素子)2aと、NPN型
トランジスタからなる軽負荷用スイッチング素子(第2
スイッチング素子)2bとが入出力間(コレクタ・エミ
ッタ間)で並列に接続された構成である。
【0026】通常動作用スイッチング素子2aは通常動
作時に電力が供給される所定値以上の負荷(重負荷)に
対応した電流を流すことが可能であり、軽負荷用スイッ
チング素子2bは通常動作用スイッチング素子2aほど
の大電流を流すことはできないまでも、通常動作用スイ
ッチング素子2aよりもスイッチング時間が短いという
特性を有する。スイッチング電源回路1の通常動作時に
は通常動作用スイッチング素子2aが駆動され、軽負荷
時には軽負荷用スイッチング素子2bが駆動されて、そ
れぞれ直流電源5からコレクタに入力された直流電圧を
スイッチング動作によってパルスに変換して出力する。
【0027】出力部(出力手段)3は、スイッチング部
2から出力されたパルスを平滑化し、安定化した直流電
圧を負荷6に供給するものであり、ダイオード3a、コ
イル3b、および平滑コンデンサ3cからなる。ダイオ
ード3aのカソードはスイッチング部2の出力線上の端
子Bに、アノードはアースラインにそれぞれ接続されて
いる。コイル3bは、スイッチング部2の出力線上でダ
イオード3aのカソードと後述する負荷電流検出回路4
fの入力端子Cとの間に接続されている。平滑コンデン
サ3cの一方の電極はスイッチング部2の出力線上で負
荷電流検出回路4fの出力端子Dに接続され、他方の電
極はアースラインに接続されている。
【0028】制御部(制御手段)4は、出力部3から出
力される直流電圧をフィードバックしてスイッチング部
2のスイッチング動作のデューティを制御し、上記直流
電圧を安定化させるとともに、重負荷時と軽負荷時とを
判別してスイッチング部2の通常動作用スイッチング素
子2aと軽負荷用スイッチング素子2bとの切り換えを
行うものであり、差動増幅器4a、基準電圧源4b、P
WMコンパレータ4c、発振器4d、切り換え回路4
e、および負荷電流検出回路4fからなる。
【0029】差動増幅器4aの非反転入力端子は出力部
3の出力線に、反転入力端子はアースラインとの間に直
流電圧を発生する基準電圧源4bの正極にそれぞれ接続
されている。PWMコンパレータ4cの非反転入力端子
は差動増幅器4aの出力端子に、反転入力端子は所定の
周波数の三角波を発生する発振器4dの出力端子にそれ
ぞれ接続されている。
【0030】切り換え回路(切り換え手段)4eの入力
端子はPWMコンパレータ4cの出力端子に接続され、
2系統の出力端子のうち一方は通常動作用スイッチング
素子2aのベースに、他方は軽負荷用スイッチング素子
2bのベースにそれぞれ接続されている。負荷電流検出
回路(負荷電流検出手段)4fは出力部3内のコイル3
bと平滑コンデンサ3cとの間に接続され、負荷電流の
検出結果を出力する出力端子が切り換え回路4eのもう
一つの入力端子Aに接続されている。
【0031】上記の構成のスイッチング電源回路1の動
作について以下に説明する。まず通常動作時の負荷6が
接続された状態でスイッチング部2に直流電源5から直
流電圧が印加されると、通常動作用スイッチング素子2
aに所定の周期でベース電流が供給されて通常動作用ス
イッチング素子2aがスイッチング動作を行い、出力部
3にパルスを出力する。このとき軽負荷用スイッチング
素子2bはベース電流が供給されずOFF状態のままで
ある。
【0032】通常動作用スイッチング素子2aがON状
態の間、出力部3ではスイッチング素子2aから出力さ
れた電圧により流れる電流でコイル3bにエネルギーが
蓄えられ、通常動作用スイッチング素子2aがOFF状
態となるときに蓄積したエネルギーがダイオード3aを
通して放出され、パルスの一周期を通して平滑コンデン
サ3cによって平滑化して得られた直流電圧が負荷6に
供給される。
【0033】また、出力部3から出力された直流電圧は
制御部4の差動増幅器4aに入力され、差動増幅器4a
は上記直流電圧と基準電圧源4bの電圧との差を増幅し
てPWMコンパレータ4cに出力する。PWMコンパレ
ータ4cには発振器4dから所定の発振周波数の三角波
が入力されており、PWMコンパレータ4cはこの三角
波に同期させて上記電圧の差に応じたデューティのパル
スを生成して切り換え回路4eに出力する。切り換え回
路4eには負荷電流検出回路4fから負荷電流が通常動
作時(重負荷時)のものであることを示す信号が入力さ
れているので、切り換え回路4eは2系統の出力線のう
ち通常動作用スイッチング素子2aに接続されている方
の出力線を選択し、PWMコンパレータ4cから出力さ
れたパルスのデューティで通常動作用スイッチング素子
2aにベース電流を供給する。
【0034】これにより通常動作用スイッチング素子2
aは、出力部3から出力される直流電圧が所定値よりも
高いときにはデューティを減少させるように、また上記
直流電圧が所定値よりも低いときにはデューティを増加
させるようにスイッチング動作を行うので、上記直流電
圧は所定値に安定化される。
【0035】一方、負荷6が待機状態などとなって軽負
荷に移行すると負荷電流が減少するため、負荷電流検出
回路4fは負荷電流が軽負荷時のものであることを示す
信号を出力する。すると、切り換え回路4eは2系統の
出力線のうち軽負荷用スイッチング素子2bに接続され
ている方の出力線を選択し、PWMコンパレータ4cか
ら出力されたパルスのデューティで軽負荷用スイッチン
グ素子2bにベース電流を供給する。
【0036】軽負荷用スイッチング素子2bは通常動作
用スイッチング素子2aよりも短いスイッチング時間で
スイッチング動作を行うので、従来のようにスイッチン
グ周波数を低下させなくとも、軽負荷時のスイッチング
損失を通常動作時よりも低減することができる。スイッ
チング時間が短くなることは、従来の技術で述べた期間
F・G(図10参照)が短くなることに相当する。な
お、スイッチング電源回路1が通常動作に復帰した場合
には、前述した動作によって再び通常動作用スイッチン
グ素子2aが駆動される。
【0037】次に、図2に切り換え回路4eの具体的な
回路構成例を示す。切り換え回路4eは、差動増幅器1
1、定電流源12、NPN型のトランジスタ13・3
0、およびPNP型のトランジスタ14からなる通常動
作用スイッチング素子2aの駆動回路と、差動増幅器2
1、定電流源22、NPN型のトランジスタ23・3
0、およびPNP型のトランジスタ24からなる軽負荷
用スイッチング素子2bの駆動回路とから構成される。
また、基準電圧源31が差動増幅器11・21に共有さ
れている。
【0038】通常動作用スイッチング素子2aの駆動回
路において、差動増幅器11の非反転入力端子は切り換
え回路4eの入力端子Aに、反転入力端子はアースライ
ンとの間に直流電圧を発生する基準電圧源31の正極に
それぞれ接続されている。トランジスタ13のベースは
差動増幅器11の出力端子に、エミッタは定電流源12
を介してトランジスタ30のコレクタに、コレクタはト
ランジスタ14のベースにそれぞれ接続されている。ト
ランジスタ30のベースはPWMコンパレータ4cの出
力端子に、エミッタはアースラインにそれぞれ接続され
ている。トランジスタ14のエミッタは通常動作用スイ
ッチング素子2aのコレクタ、すなわちスイッチング部
2の入力端子Eに、またコレクタは通常動作用スイッチ
ング素子2aのベースにそれぞれ接続されている。
【0039】軽負荷用スイッチング素子2bの駆動回路
において、差動増幅器21の反転入力端子は切り換え回
路4eの入力端子Aに、非反転入力端子は基準電圧源3
1の正極にそれぞれ接続されている。トランジスタ23
のベースは差動増幅器21の出力端子に、エミッタは定
電流源22を介してトランジスタ30のコレクタに、コ
レクタはトランジスタ24のベースにそれぞれ接続され
ている。トランジスタ30の接続状態は前述の通りで、
トランジスタ24のエミッタは軽負荷用スイッチング素
子2bのコレクタ、すなわちスイッチング部2の入力端
子Eに、またコレクタは軽負荷用スイッチング素子2b
のベースにそれぞれ接続されている。
【0040】上記の構成の切り換え回路4eにおいて、
入力端子Aに負荷電流検出回路4fからの検出信号が入
力されると、その検出電圧が差動増幅器11・21に入
力され、基準電圧源31の電圧と比較される。検出電圧
が基準電圧源31の電圧よりも高いときには重負荷時で
あると判別して差動増幅器11はHighレベルの電圧
を出力し、差動増幅器21はLowレベルの電圧を出力
する。
【0041】これによりトランジスタ13がON状態と
なり、PWMコンパレータ4cから出力されるパルスに
よるトランジスタ30のスイッチング動作に同期して定
電流源12からトランジスタ14にベース電流が供給さ
れる。従って、トランジスタ14も同じようにスイッチ
ング動作を行い、通常動作用スイッチング素子2aにベ
ース電流を供給して通常動作用スイッチング素子2aを
スイッチング動作させる。このときトランジスタ23は
OFF状態に保たれるため、軽負荷用スイッチング素子
2bの駆動回路は動作しない。
【0042】一方、検出電圧が基準電圧源31の電圧よ
りも低いときには軽負荷時であると判別して差動増幅器
11はLowレベルの電圧を出力し、差動増幅器21は
Highレベルの電圧を出力する。これによりトランジ
スタ23がON状態となり、PWMコンパレータ4cか
ら出力されるパルスによるトランジスタ30のスイッチ
ング動作に同期して定電流源22からトランジスタ24
にベース電流が供給される。従って、トランジスタ24
も同じようにスイッチング動作を行い、軽負荷用スイッ
チング素子2bにベース電流を供給して軽負荷用スイッ
チング素子2bをスイッチング動作させる。このときト
ランジスタ13はOFF状態に保たれるため、通常動作
用スイッチング素子2aの駆動回路は動作しない。
【0043】なお、トランジスタ24はトランジスタ1
4よりも小さいベース電流で動作する特性となってお
り、定電流源22は定電流源12よりも小さい電流値で
すむ。これにより、結果的に軽負荷用スイッチング素子
2bを駆動するためのベース電流は通常動作用スイッチ
ング素子2aよりも小さくなる。従って、軽負荷用スイ
ッチング素子2bの駆動回路の動作時における消費電力
は通常動作用スイッチング素子2aの駆動回路の動作時
における消費電力よりも低く抑えられ、スイッチング損
失の低減と合わせて軽負荷時のさらなる電力効率の向上
を図ることができる。
【0044】次に、図3に負荷電流検出回路4fの具体
的な回路構成例を示す。負荷電流検出回路4fは、抵抗
41および差動増幅器42から構成される。抵抗41は
出力部3内の端子C・D間に設けられ、差動増幅器42
の非反転入力端子は抵抗41の端子C側の一端に、反転
入力端子は抵抗の端子D側の一端にそれぞれ接続されて
いる。また、差動増幅器42の出力端子は切り換え回路
4eの入力端子Aに接続されている。
【0045】上記の構成の負荷電流検出回路4fにおい
て、抵抗41には負荷電流に応じた大きさの電流が流
れ、その電流が抵抗41における電圧降下に換算されて
差動増幅器42に入力される。差動増幅器42はその電
圧降下を増幅し、電圧降下が所定値以上となる通常動作
時には前述した基準電圧源31の電圧よりも高い電圧と
して出力する一方、電圧降下が所定値以下となる軽負荷
時には基準電圧源31の電圧よりも低い電圧として出力
する。
【0046】抵抗41には例えば10mΩという小さい
値のものを用い、軽負荷であると判定する負荷電流のし
きい値を10mA、差動増幅器42の増倍率を1000
0倍とすると、差動増幅器42の出力電圧が1V以下の
ときに軽負荷時であると判定される。このように微小な
電圧降下を検出することができればよいので、抵抗41
の値が小さくてすみ、抵抗41における消費電力は僅か
となって、負荷6への供給電力に影響を与えることなく
通常動作用スイッチング素子2aと軽負荷用スイッチン
グ素子2bとの切り換えを行うことができる。
【0047】上述の例では負荷電流検出回路4fを出力
部3内に設けたが、図4に示すように直流電源5からの
直流電圧の入力側に設けるようにしてもよい。この場合
の負荷電流検出回路4fは、直流電源5とスイッチング
部2の入力端子Eとの間に抵抗51を設け、抵抗51の
両端を差動増幅器52に接続する。すなわち、スイッチ
ング部2への入力電流は負荷電流に対応するため、この
入力電流を抵抗51における電圧降下に換算して差動増
幅器52に入力し、増幅して出力する。
【0048】抵抗51には例えば1mΩという小さい値
のものを用い、軽負荷であると判定する負荷電流のしき
い値を10mA、スイッチング部2のスイッチング動作
のデューティを10%、差動増幅器52の増倍率を10
000倍とすると、差動増幅器52の出力電圧が1V以
下のときに軽負荷時であると判定される。このような負
荷電流の検出方法によっても前例と同様の効果が得られ
る。
【0049】さらに、図5に示すように、負荷電流検出
回路4fをスイッチング部2の入出力間電圧から負荷電
流を検出するように構成することもできる。この場合の
負荷電流検出回路4fは、差動増幅器61、AND回路
62、およびフリップフロップ63から構成される。差
動増幅器61の非反転入力端子はスイッチング部2の入
力端子Eに、反転入力端子はスイッチング部2の出力端
子にそれぞれ接続されている。AND回路62は2入力
であり、その一方は差動増幅器61の出力端子に、他方
はPWMコンパレータ4cの出力端子にそれぞれ接続さ
れている。また、AND回路62の出力端子はフリップ
フロップ63のリセット端子Rに接続されている。フリ
ップフロップ63のセット端子Sは差動増幅器61の出
力端子に、出力端子Qは切り換え回路4eの入力端子A
にそれぞれ接続されている。
【0050】なお、図6に示すように、ここではPWM
コンパレータ4cの出力がHighレベルのときにスイ
ッチング部2がON状態になる論理で切り換え回路4e
が構成されているものとする。また、切り換え回路4e
は、フリップフロップ63の出力がHighレベルのと
きに通常動作用スイッチング素子2aを駆動し、Low
レベルのときに軽負荷用スイッチング素子2bを駆動す
るようになっている。フリップフロップ63は差動増幅
器61の出力がLowレベルとなるときにセットされ、
AND回路62の出力がHighレベルとなるときにリ
セットされる。フリップフロップ63の出力端子Qはセ
ットされるとLowレベルを出力し続け、リセットされ
るとHighレベルを出力し続けるように構成されてい
る。
【0051】上記の構成の負荷電流検出回路4fにおい
て、まずスイッチング電源回路1が通常動作時の状態に
あるものとすると、スイッチング部2の入出力間電圧は
通常動作用スイッチング素子2aのエミッタ・コレクタ
間電圧となる。通常動作用スイッチング素子2aがON
状態にあるときには、負荷電流に対応して比較的大きな
コレクタ電流が流れるため、このときのエミッタ・コレ
クタ間電圧を差動増幅器61で増幅して図6の破線で示
すようにHighレベルに設定する。差動増幅器61の
出力はHighレベルであるので、フリップフロップ6
3はセットされず出力をHighレベルとする。これに
より、切り換え回路4eは通常動作用スイッチング素子
2aを駆動し続ける。
【0052】次いで軽負荷になると、通常動作用スイッ
チング素子2aにはON状態のときに負荷電流に対応し
た比較的小さなコレクタ電流が流れるようになるので、
通常動作用スイッチング素子2aのエミッタ・コレクタ
間電圧は低下する。従って、このときのエミッタ・コレ
クタ間電圧を差動増幅器61で増幅してLowレベルに
設定する。差動増幅器61の出力はLowレベルである
ので、フリップフロップ63はセットされ出力をLow
レベルとする。
【0053】これにより、切り換え回路4eは駆動対象
を通常動作用スイッチング素子2aから軽負荷用スイッ
チング素子2bへ切り換える。軽負荷の間は軽負荷用ス
イッチング素子2bのON時に低いエミッタ・コレクタ
間電圧が検出されて、図6に示すように、差動増幅器6
1の出力とPWMコンパレータ4cの出力とのAND演
算は常にLowレベルとなり、フリップフロップ63は
リセットされずLowレベルを出力するので、切り換え
回路4eは軽負荷用スイッチング素子2bを駆動し続け
る。
【0054】ここで、図7にNPN型トランジスタのコ
レクタ電流−コレクタ飽和電圧特性の一例を示す。負荷
電流が10mA以下である状態を軽負荷であるとすると
き、NPN型トランジスタのエミッタ・コレクタ間電圧
であるコレクタ飽和電圧は軽負荷時には30mV以下と
なる。従って、このとき図5の差動増幅器61の増倍率
を10倍、フリップフロップ63でのLowレベルの定
義を0.3V以下とすれば、軽負荷時にはフリップフロ
ップ63から切り換え回路4eにLowレベルの信号が
入力されることになる。
【0055】このように、スイッチング部2の入出力間
電圧から負荷電流を検出する方法によれば、検出による
無駄な電力消費がないので、負荷6への供給電力に全く
影響を与えることなく通常動作用スイッチング素子2a
と軽負荷用スイッチング素子2bとの切り換えを行うこ
とができる。
【0056】なお、以上に述べたスイッチング電源回路
1は、通常動作用スイッチング素子2aおよび軽負荷用
スイッチング素子2bにバイポーラトランジスタを用い
たものであるが、図8に示すように、通常動作用スイッ
チング素子2aおよび軽負荷用スイッチング素子2bに
MOS−FETを用いたスイッチング電源回路1’を構
成することもできる。この場合、一般にMOS−FET
のスイッチング時間はバイポーラトランジスタと比較し
て短いため、通常動作時および軽負荷時の両方において
バイポーラトランジスタの場合よりもスイッチング損失
を大きく低減することができ、電力効率をさらに高める
ことができる。
【0057】
【発明の効果】請求項1に係る発明のスイッチング電源
回路は、以上のように、入力される直流電圧をスイッチ
ング動作によってパルスとして出力するスイッチング手
段と、上記パルスを平滑して得られる直流電圧を負荷へ
出力する出力手段と、上記出力手段によって出力される
直流電圧をフィードバックして上記スイッチング手段を
所定の周波数およびデューティでスイッチング動作させ
るように制御する制御手段とを有するスイッチング電源
回路において、上記スイッチング手段は、負荷が所定値
以上となる重負荷時に対応した電流を流すことが可能な
第1スイッチング素子と、負荷が所定値以下となる軽負
荷時に対応した電流を流すことが可能であるとともに上
記第1スイッチング素子よりもスイッチング時間が短い
第2スイッチング素子とが入出力間で並列に設けられて
なり、上記制御手段は、負荷電流を検出する負荷電流検
出手段と、上記負荷電流検出手段によって検出された負
荷電流から上記重負荷時と上記軽負荷時とを判別し、上
記重負荷時には上記第1スイッチング素子を駆動して上
記第2スイッチング素子の駆動を停止する一方、上記軽
負荷時には上記第1スイッチング素子の駆動を停止して
上記第2スイッチング素子を駆動する切り換え手段とを
有する構成である。
【0058】それゆえ、例えばスイッチング電源回路の
通常動作を上記重負荷時の設定で制御し、待機時の動作
を上記軽負荷時の設定で制御することにより、待機時に
おける第2スイッチング素子のスイッチング時間が通常
動作時の第1スイッチング素子よりも短い分だけスイッ
チング損失を低減することができるという効果を奏す
る。
【0059】請求項2に係る発明のスイッチング電源回
路は、以上のように、請求項1に記載のスイッチング電
源回路において、上記負荷電流検出手段は、上記出力手
段から負荷への出力電流が流れる抵抗を有し、上記抵抗
の電圧降下に基づいて負荷電流を検出する構成である。
【0060】それゆえ、抵抗における電圧降下が所定値
よりも大きい場合は負荷電流が大きい重負荷時と判定
し、その逆の場合は負荷電流が小さい軽負荷時と判定す
る。この電圧降下は微小な値でよいので、抵抗での消費
電力は僅かとなり、負荷への供給電力に影響を与えるこ
となく第1スイッチング素子と第2スイッチング素子と
の切り換えを行うことができるという効果を奏する。
【0061】請求項3に係る発明のスイッチング電源回
路は、以上のように、請求項1に記載のスイッチング電
源回路において、上記負荷電流検出手段は、上記スイッ
チング手段への入力電流が流れる抵抗を有し、上記抵抗
の電圧降下に基づいて負荷電流を検出する構成である。
【0062】それゆえ、抵抗における電圧降下が所定値
よりも大きい場合は負荷電流が大きい重負荷時と判定
し、その逆の場合は負荷電流が小さい軽負荷時と判定す
る。この電圧降下は微小な値でよいので、抵抗での消費
電力は僅かとなり、負荷への供給電力に影響を与えるこ
となく第1スイッチング素子と第2スイッチング素子と
の切り換えを行うことができるという効果を奏する。
【0063】請求項4に係る発明のスイッチング電源回
路は、以上のように、請求項1に記載のスイッチング電
源回路において、上記負荷電流検出手段は、上記スイッ
チング手段の入出力間電圧に基づいて負荷電流を検出す
る構成である。
【0064】それゆえ、例えば通常動作時において第1
スイッチング素子の入出力間電圧が所定値よりも小さく
なることは、第1スイッチング素子に流れる電流が減少
することに相当するので、これを負荷電流が小さい軽負
荷に移行した状態であると判定する。負荷電流をこのよ
うに検出することにより、負荷への供給電力に影響を与
えることなく第1スイッチング素子と第2スイッチング
素子との切り換えを行うことができるという効果を奏す
る。
【0065】請求項5に係る発明のスイッチング電源回
路は、以上のように、請求項1ないし4のいずれかに記
載のスイッチング電源回路において、上記第2スイッチ
ング素子は上記第1スイッチング素子よりも低い消費電
力で駆動される構成である。
【0066】それゆえ、例えば第1スイッチング素子お
よび第2スイッチング素子がバイポーラトランジスタで
ある場合に、第2スイッチング素子の駆動時のベース電
流が第1スイッチング素子よりも小さくなるように設定
される。これにより、軽負荷時にはスイッチング損失の
低減に加えて、第2スイッチング素子を駆動するための
消費電力を抑制することもでき、電力効率をさらに高め
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態におけるスイッチング電
源回路の構成を示す回路ブロック図である。
【図2】図1のスイッチング電源回路の切り換え回路の
一構成例を示す回路図である。
【図3】図1のスイッチング電源回路の負荷電流検出回
路の一構成例を示す回路図である。
【図4】図1のスイッチング電源回路の負荷電流検出回
路を他の箇所に設ける場合の一構成例を示す回路図であ
る。
【図5】図1のスイッチング電源回路の負荷電流検出回
路をさらに他の箇所に設ける場合の一構成例を示す回路
図である。
【図6】図5の負荷電流検出回路の動作を説明するタイ
ミングチャートである。
【図7】NPN型トランジスタのコレクタ電流とコレク
タ飽和電圧との関係を示すグラフである。
【図8】本発明のスイッチング電源回路の変形例の構成
を示す回路ブロック図である。
【図9】従来のスイッチング電源回路の構成を示す回路
ブロック図である。
【図10】図9のスイッチング電源回路におけるスイッ
チング素子の入出力間電圧とスイッチング素子に流れる
電流との関係を示すタイミングチャートである。
【図11】従来の他のスイッチング電源回路の構成を示
す回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 スイッチング電源回路 1’ スイッチング電源回路 2 スイッチング部(スイッチング手段) 2a 通常動作用スイッチング素子(第1スイッチ
ング素子) 2b 軽負荷用スイッチング素子(第2スイッチン
グ素子) 3 出力部(出力手段) 4 制御部(制御手段) 4e 切り換え回路(切り換え手段) 4f 負荷電流検出回路(負荷電流検出手段) 6 負荷 41 抵抗 51 抵抗
フロントページの続き (72)発明者 因幡 克己 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5H730 AA14 AA16 AS01 BB13 BB57 DD02 DD13 EE08 EE10 FD01 FD31 FF02 FG05 FV02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力される直流電圧をスイッチング動作に
    よってパルスとして出力するスイッチング手段と、上記
    パルスを平滑して得られる直流電圧を負荷へ出力する出
    力手段と、上記出力手段によって出力される直流電圧を
    フィードバックして上記スイッチング手段を所定の周波
    数およびデューティでスイッチング動作させるように制
    御する制御手段とを有するスイッチング電源回路におい
    て、 上記スイッチング手段は、負荷が所定値以上となる重負
    荷時に対応した電流を流すことが可能な第1スイッチン
    グ素子と、負荷が所定値以下となる軽負荷時に対応した
    電流を流すことが可能であるとともに上記第1スイッチ
    ング素子よりもスイッチング時間が短い第2スイッチン
    グ素子とが入出力間で並列に設けられてなり、上記制御
    手段は、負荷電流を検出する負荷電流検出手段と、上記
    負荷電流検出手段によって検出された負荷電流から上記
    重負荷時と上記軽負荷時とを判別し、上記重負荷時には
    上記第1スイッチング素子を駆動して上記第2スイッチ
    ング素子の駆動を停止する一方、上記軽負荷時には上記
    第1スイッチング素子の駆動を停止して上記第2スイッ
    チング素子を駆動する切り換え手段とを有することを特
    徴とするスイッチング電源回路。
  2. 【請求項2】上記負荷電流検出手段は、上記出力手段か
    ら負荷への出力電流が流れる抵抗を有し、上記抵抗の電
    圧降下に基づいて負荷電流を検出することを特徴とする
    請求項1に記載のスイッチング電源回路。
  3. 【請求項3】上記負荷電流検出手段は、上記スイッチン
    グ手段への入力電流が流れる抵抗を有し、上記抵抗の電
    圧降下に基づいて負荷電流を検出することを特徴とする
    請求項1に記載のスイッチング電源回路。
  4. 【請求項4】上記負荷電流検出手段は、上記スイッチン
    グ手段の入出力間電圧に基づいて負荷電流を検出するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源回
    路。
  5. 【請求項5】上記第2スイッチング素子は上記第1スイ
    ッチング素子よりも低い消費電力で駆動されることを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のスイッチ
    ング電源回路。
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