JP2000217250A - 初期化機能を有するキャパシタ蓄電装置及び並列モニタ並びに初期化制御方法 - Google Patents

初期化機能を有するキャパシタ蓄電装置及び並列モニタ並びに初期化制御方法

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JP2000217250A JP11009974A JP997499A JP2000217250A JP 2000217250 A JP2000217250 A JP 2000217250A JP 11009974 A JP11009974 A JP 11009974A JP 997499 A JP997499 A JP 997499A JP 2000217250 A JP2000217250 A JP 2000217250A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集積回路化を容易にしキャパシタのバイパス
回路の電流容量の低減、初期化損失の低減を図る。 【解決手段】 キャパシタC1の端子間に接続される一
対の入力端子P1、P2と、一対の入力端子に接続され
端子電圧を検出して初期化電圧を判定しキャパシタC1
の充電電流をバイパスする初期化回路Q1〜Q3、X
1、R1〜R4と、一対の入力端子に接続され端子電圧
を検出して満充電電圧を判定し満充電信号を送出する信
号送出回路X2、R5〜R7と、初期化モードの選択信
号に応じて初期化回路による初期化動作を選択又は解除
する選択回路Q4、R8〜R10と、満充電信号を送出
し初期化モードの選択信号を入力する信号端子P3とを
備え、複数のキャパシタC1を直列接続して蓄電装置を
構成し、信号端子P3から初期化モードの選択信号を入
力し満充電信号を送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のキャパシタ
を直列接続して蓄電装置を構成するキャパシタ蓄電装置
及び並列モニタ並びに初期化制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は並列モニタの回路構成を示す
図、図11は並列モニタ付の充放電波形と並列モニタな
しの動作を説明するための図である。図中、Cは電気二
重層キャパシタ、CMPはコンパレータ、Dはダイオー
ド、Trはトランジスタ、Vrは基準電圧を示す。
【0003】複数の大容量のキャパシタを組み合わせて
蓄電装置を構成する際に不可欠な条件として、キャパシ
タの直列接続時に生ずる、負担電圧の均等化の問題があ
る。本発明者らはかねてから、電気二重層キャパシタを
用いたECS(Energy Capacitor System)と称する蓄電
装置を提案し(例えば電子技術、1994−12、p1
〜3、電学論B、115巻5号、平成7年 p504〜
610など)、提供している。ECSでは、直列接続さ
れる個々のキャパシタに電圧監視制御装置としての並列
モニタを接続し、キャパシタの耐電圧の範囲で最大限の
充電が可能となるようにしている。
【0004】並列モニタは、図10に示すようにコンパ
レータCMPによってキャパシタCの電圧を基準電圧V
rと比較して監視し、キャパシタCの電圧が基準電圧V
rを越えるとトランジスタTrをオンにして充電電流を
バイパスする。この動作によってキャパシタCの充電電
圧は、図11のに示すように設定値に保たれ、直列に
接続された他のキャパシタが満充電に達して次の放電
に移るまでの間、定電圧の緩和充電モードとするもの
である。このようにECSでは、の点で充電電圧の上
限に抑える方法、つまりキャパシタの電圧を上限で初期
化(クランプ)し、そこを起点として充放電させること
により、キャパシタの電圧配分が個々の容量のバラツキ
で図11の円内のようになり、また充電開始時の電圧の
差によってもキャパシタの個々の負担電圧が不均一とな
る問題を解決した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の構成
は、シンプル、かつ低価格に実現でき、動作も確実であ
るため、ECSの実用化に大きな役割を果たしたが、上
記〜の間で、並列モニタがオンになっている期間中
の充電エネルギーが熱になるのが問題となる。すなわ
ち、図10に示した並列モニタでは、の設定電圧に達
した時点でトランジスタTrを動作させてバイパス回路
を形成させ、電圧がそれ以上に上昇しないようにして、
電子回路でいう「電圧クランプ」の状態を作ったが、そ
のために、バイパス回路には、充電電流×満充電電圧に
相当する損失が発生して発熱する。
【0006】ただ、〜間での発熱は、二次電池であ
れば充放電サイクル毎に毎回発生するが、キャパシタで
は、最初に一度発生するだけで、以後は、この設定値で
ある満充電の電位からスタートしてに示すように下向
きに放電し、充電するとまたもとの電位で一緒になる
という特長がある。この特長のために並列モニタは、初
期化のとき以外は、使用中の僅かな特性の変動や漏れ
電流によるのズレを吸収するだけで動作するので、発
熱も少なく、実用上十分な効果を発揮することが各種の
実用例で判明した。
【0007】その他にも、並列モニタのコンパレータと
トランジスタの部分をスイッチングコンバータに置き換
えて、電力を消費しないようにしたり、低レベルで初期
化し満充電レベルを揃えるようにする方式が考えられて
いる。しかし、前者の方式では、キャパシタの数だけコ
イルやトランスが必要になり、複雑になると共にコスト
も割高になり、電力伝送効率や電力の節約量に見合わな
いという問題がある。また、後者の方式では、満充電に
到達する時間を推定して初期化調整をするため、レベル
を低くして初期化電力を少なくすれば調整の精度が悪く
なり、一方、調整の精度を上げようとしてレベルを高く
すれば初期化電力が大きくなるという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するものであって、集積回路化を容易にしキャパシタ
のバイパス回路の電流容量の低減、初期化損失の低減を
図るものである。
【0009】そのために本発明は、直列接続して蓄電装
置を構成する複数のキャパシタと、各キャパシタの端子
間に接続される一対の入力端子と、前記一対の入力端子
に接続され端子電圧を検出して初期化電圧を判定しキャ
パシタの充電電流をバイパスする初期化回路と、前記一
対の入力端子に接続され端子電圧を検出して満充電電圧
を判定し満充電信号を送出する信号送出回路と、初期化
モードの選択信号に応じて前記初期化回路による初期化
動作を選択又は解除する選択回路と、前記満充電信号を
送出し前記初期化モードの選択信号を入力する信号端子
とを備え、前記信号端子から前記初期化モードの選択信
号を入力し前記満充電信号を送出するように構成したこ
とを特徴とするものである。
【0010】さらに、初期化モードの選択信号は、前記
入力端子の一方と前記信号端子との間をオン/オフする
トランジスタを有する第1のフォトカップラより入力
し、前記満充電信号は、前記入力端子の一方と前記信号
端子との間で発光するダイオードを有する第2のフォト
カップラより送出し、各キャパシタの前記第1のフォト
カップラのダイオードは、直列接続して初期化モードの
選択信号により制御され、各キャパシタの前記第2のフ
ォトカップラのトランジスタは、並列接続して前記満充
電信号が取り出されることを特徴とするもるである。
【0011】また、直列接続して蓄電装置を構成する複
数のキャパシタのそれぞれに並列に接続して端子電圧を
検出し充電電流をバイパス制御するキャパシタ蓄電装置
の並列モニタは、キャパシタの端子間に接続される一対
の入力端子と、前記一対の入力端子に接続され端子電圧
を検出して初期化電圧を判定しキャパシタの充電電流を
バイパスする初期化回路と、前記一対の入力端子に接続
され端子電圧を検出して満充電電圧を判定し満充電信号
を送出する信号送出回路と、初期化モードの選択信号に
応じて前記初期化回路による初期化動作を選択又は解除
する選択回路と、前記満充電信号を送出し前記初期化モ
ードの選択信号を入力する信号端子とを備え、前記信号
端子から前記初期化モードの選択信号を入力し前記満充
電信号を送出するように構成したことを特徴とし、前記
信号端子に入力される前記初期化モードの選択信号は、
前記入力端子の一方との間のオン/オフ信号であり、前
記選択回路は、前記オン信号により前記初期化回路の動
作を禁止し、前記信号端子から送出される前記満充電信
号は、前記入力端子の一方に対する信号レベルの変化で
あることを特徴とするものである。
【0012】直列接続して蓄電装置を構成する複数のキ
ャパシタと、各キャパシタの端子電圧を検出して初期化
電圧を判定しキャパシタの充電電流をバイパスする初期
化回路と、各キャパシタの端子電圧を検出して満充電電
圧を判定し満充電信号を送出する信号送出回路と、初期
化モードの選択信号に応じて前記初期化回路による初期
化動作を選択又は解除する選択回路とを備えたキャパシ
タ蓄電装置の初期化制御方法は、前記複数のキャパシタ
のいずれか1の前記満充電信号が送出されたことを条件
に充電を停止し、前記各キャパシタの充電状態にバラツ
キが生じたとき複数回の充電サイクルで初期化を実行す
ることを特徴とし、各キャパシタの合計電圧が設定値に
達したこと、あるいは各キャパシタの合計電圧が初期化
動作の開始時より一定値以上上昇したことを条件に初期
化モードの選択を解除し、前記充電を停止したときの各
キャパシタの合計電圧が設定値以下になったことを条件
に初期化モードを選択することを特徴とするものであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る初期化機能
を有するキャパシタ蓄電装置の実施の形態を示す図であ
り、1は並列モニタ、C1はキャパシタ、Q1〜Q4は
トランジスタ、X1、X2はシャントレギュレータ、D
1はダイオード、QPは光トランジスタ、DPは発光ダ
イオード、R1〜R11、RCは抵抗、P1〜P3は外
部端子を示す。
【0014】図1において、キャパシタC1は、電力を
貯蔵するために直列に多数接続される例えば電気二重層
キャパシタである。並列モニタ1は、外部端子P1、P
2を入力端子としてキャパシタC1の端子間に並列に接
続し、外部端子P3を信号端子として初期化モードの選
択と満充電信号の送出を行う3ピンの外部端子P1〜P
3を有し、キャパシタC1の初期化時には初期化電圧に
達すると所定の充電電流をバイパスし、満充電に達する
と満充電信号を送出するものである。並列モニタ1は、
初期化時に所定の充電電圧を検出して充電電流をバイパ
スする初期化回路と満充電電圧を検出して満充電信号を
送出する信号送出回路と初期化動作を選択又は解除する
選択回路とを有し、初期化時には、所定の充電電流をバ
イパスすることにより、早く初期化電圧に達したキャパ
シタの充電を遅らせ、初期化電圧に達するのが遅いキャ
パシタとのバラツキをなくすようにする。したがって、
初期化電圧は、満充電電圧以下の電圧に設定する。光ト
ランジスタQPは、外部端子P3に接続して外部端子P
1との間をオン/オフするものであり、初期化モードの
選択時に光指令信号を受信してオンに制御される。光ダ
イオードDPは、外部端子P3に接続し抵抗R11、R
5を通して満充電信号の電流を供給するものであり、満
充電時に光信号を送出する。
【0015】並列モニタ1において、初期化回路は、ト
ランジスタQ1〜Q3、シャントレギュレータX1、抵
抗R1〜R4により構成し、抵抗R3とR4からなる分
圧回路とシャントレギュレータX1により端子電圧の検
出、判定を行い、初期化動作でトランジスタQ1により
充電電流をバイパスする。シャントレギュレータX1
は、抵抗R3とR4からなる分圧回路を制御入力に接続
してコンパレータとして動作し、トランジスタQ3がオ
ンになって電流が供給されているときにキャパシタC1
の端子電圧が所定の電圧(初期化電圧Vini )に達する
とオンになる回路(例えばTI社製のTL431、NE
C社製のC1944など)である。このシャントレギュ
レータX1がオンになると、トランジスタQ2、Q1を
オンにして抵抗R1により決まる電流でキャパシタC1
の充電電流をバイパスする。
【0016】信号送出回路は、シャントレギュレータX
2、抵抗R5〜R7により構成し、抵抗R6とR7から
なる分圧回路とシャントレギュレータX2により端子電
圧の検出、判定を行い、外部端子P3より満充電信号を
送出する。シャントレギュレータX2は、抵抗R6とR
7からなる分圧回路を制御入力に接続してコンパレータ
として動作し、外部端子P3に接続された光トランジス
タQPがオフのときにキャパシタC1の端子電圧が所定
の電圧(満充電電圧Vful )に達するとオンになる回路
(例えばTI社製のTL431、NEC社製のC194
4など)である。このシャントレギュレータX2がオン
になると、発光ダイオードDPに大きな電流が流れて光
信号を送出する。
【0017】選択回路は、トランジスタQ4、抵抗R8
〜R10により構成し、外部端子P3の信号レベルがH
(外部端子P1と短絡)になると、トランジスタQ4が
オフになって初期化回路のトランジスタQ3をオンにす
る。また、外部端子P3が外部端子P1との間で高イン
ピーダンス回路になると、トランジスタQ4がオンにな
って初期化回路のトランジスタQ3をオフにするので、
外部端子P3の信号レベルは、信号送出回路のシャント
レギュレータX2のオン/オフに応じて変化する。光ト
ランジスタQPは、オンにすることにより外部端子P3
の信号レベルをH(トランジスタQ4のエミッタ電位)
にし、オフにすることにより外部端子P3とP1との間
に抵抗R11と発光ダイオードDPを挿入接続する。
【0018】したがって、外部端子P3とP1との間の
抵抗を並列モニタ1の中に接続し、外部端子P3から充
電制御を行う充電器などに信号レベルの変化で信号送出
回路の満充電信号を取り出すようにしてもよい。シャン
トレギュレータX1、X2では、分圧回路から検出され
るキャパシタの端子電圧について初期化電圧や満充電電
圧の判定を行っているので、それらは基準電圧を発生す
るツエナーダイオードとコンパレータに置き換えること
もできる。また、初期化モードの選択状態において、充
電電流をバイパスする初期化動作に入った場合に、外部
端子P3の信号レベルを変化させるようにし、その変化
に基づき充電器側で初期化動作の開始を検知できるよう
にしてもよいので、外部端子P3の信号レベルを2ステ
ートで使用してもよいし、この例はICのピン数3本に
まとめるために苦労しているが、上で述べた必要な入出
力信号を、それぞれ別のピンにつないで使用することも
できる。
【0019】図2は本発明に係る初期化機能を有するキ
ャパシタ蓄電装置の接続及び制御の例を説明するための
図であり、C1、C2はキャパシタ、1−1、1−2は
並列モニタ、2−1、2−2、3−1、3−2はフォト
カップラを示す。
【0020】図2において、フォトカップラ2−1、2
−2は、初期化モードの選択信号を並列モニタ1−1、
1−2に供給するものであり、光トランジスタを並列モ
ニタ1−1、1−2の外部端子P1とP3との間に接続
し、初期化モードの選択信号Vini inを各発光ダイオ
ードに直列に入力する。したがって、初期化モードの選
択信号Vini inをオンにすると、各並列モニタ1−
1、1−2の発光ダイオードが同時に発光してそれぞれ
の光トランジスタがオンになり、初期化モードが選択さ
れる。フォトカップラ3−1、3−2は、並列モニタ1
−1、1−2から満充電信号を取り出すものであり、発
光ダイオードを並列モニタ1−1、1−2の外部端子P
1とP3との間に接続し、満充電信号Vful out は、
各光トランジスタを並列にして取り出す信号である。し
たがって、初期化モードの選択信号Vini inがオフの
時に、キャパシタC1、C2のいずれかにおいて満充電
になると、該当する並列モニタ1−1、1−2に接続し
たフォトカップラ3−1、3−2の発光ダイオードが発
光して光トランジスタがオンになるので、キャパシタC
1、C2のいずれかが満充電になったときの信号として
満充電信号Vful out を取り出すことができる。
【0021】充電器が初期化モードの選択信号Vini
in及び満充電信号Vful out を使って充電制御を行う
場合には例えば次のように考える。キャパシタの満充電
電圧をVful とすると、n個のキャパシタC1、C2、
……、Cnを直列接続した蓄電装置において、全てキャ
パシタが満充電になったときは、Vful ×nが合計電圧
となる。充電器による充電制御では、合計電圧がVful
×nに達する前、満充電信号Vful out によりいずれ
かのキャパシタが満充電になったときに停止する。そこ
で、このときの合計電圧をVout とすると、全てキャパ
シタが満充電になったときの合計電圧との差、つまり
(Vful ×n−Vout )は、キャパシタの充電状態のバ
ラツキを示すことになる。したがって、初期化モードの
選択は、この差が大きくなったときに行われる。そし
て、初期化モードの選択は、いずれかのキャパシタが満
充電になるまで行い、満充電信号Vful out により解
除してもよいが、その場合には、先に述べたように初期
化電圧に達するのが早いキャパシタほど充電電流をバイ
パスする時間が長くなり、電力の無駄、発熱が大きくな
るので、一定の端子電圧、例えば初期化電圧Vini ×
n、あるいはVini ×n±αに達したことを条件に解除
してもよい。また、初期化動作が開始した後に一定の時
間経過したことを条件に解除してもよい。初期化動作の
開始は、例えば初期化回路の動作信号を取り出すことに
より検知することができ、また、充電電圧の上昇カーブ
の変化からも検知することができる。
【0022】図3は本発明に係る初期化機能を有するキ
ャパシタ蓄電装置の充放電カーブの例を示す図、図4は
初期化がずれている場合と初期化が満充電電圧で完全に
行われた状態の例を説明するための図である。キャパシ
タCA 、CB が全放電あるいは電圧ゼロで初期化された
状態から一定電流で充電(定電流充電)を開始すると、
初期化モードが選択されていない状態、つまり初期化モ
ードの選択信号Vini inがオフの状態では、充電電流の
バイパス回路が動作しないので、図3の左端に示すA、
Bのように容量の差に応じた傾斜で電圧が上昇する。そ
して、直列に接続されているキャパシタCA 、CB の1
つ、例えば容量の小さい方のキャパシタCA がt1で満
充電電圧Vful に達すると、充電器がこれを満充電信号
Vful out で検出し定電流充電を停止させる。その後、
キャパシタCA の端子電圧がキャパシタ内部の自己充電
や自己放電などによって満充電電圧Vful を割り込む
と、再度充電が開始されるので、t1以降は一定電圧に
維持される緩和充電の状態が続く。端子電圧は、初期電
圧の高いキャパシタがあれば早く上昇し、また、初期電
圧が低くても静電容量が他より小さなキャパシタがあれ
ば、その端子電圧も早く上昇する。これらの中でいずれ
かのキャパシタが満充電に達したとき充電を停止した状
態を示したのが図4(A)であり、並列モニタにより初
期化が満充電電圧で完全に行われた状態を示したのが図
4(B)である。
【0023】次に、時間t2で放電してキャパシタ
A 、CB に蓄積した電力を利用し、時間t3で次の充
電サイクルに入る。このとき初期化モードを選択する
と、充電が始まるt3からいずれかのキャパシタの端子
電圧が満充電電圧Vful に達するまで初期化モードの選
択信号Vini inをオンにしておけば、その期間が初期
化ペリオドとなる。そして、充電が進んでキャパシタの
端子電圧が上昇すると、まず、キャパシタCA の端子電
圧が初期化電圧Vini に達するt4でキャパシタCA
バイパス回路がオンになり、さらに遅れてt5でキャパ
シタCB のバイパス回路もオンになる。
【0024】バイパス回路がオンになると、それらに流
れる電流だけキャパシタの端子電圧の上昇が遅くなる。
図1に示した抵抗R1がゼロであれば、端子電圧は初期
化電圧Vini より上昇しないが、充電電流を、例えば半
分バイパスする程度に抵抗R1の値を選定しておくと、
電圧の上昇するスピードは半分になって端子電圧はなお
上昇を続ける。
【0025】このようにt4で初期化電圧Vini に達し
たキャパシタCA と、遅れてt5で初期化電圧Vini に
達したキャパシタCB では、バイパス回路の動作してい
る時間、つまりバイパスされている電気量はキャパシタ
A の方が大きい。その結果、t1とt6における電圧
を比較すると明らかなようにそれまで低かったキャパシ
タCB の満充電時(充電停止時)の端子電圧が増大して
キャパシタCA の端子電圧に近づくことになる。
【0026】この方法には、2つの設計条件が伴う。第
1は満充電電圧Vful と初期化電圧Vini との間隔であ
るが、満充電電圧Vful は、キャパシタの耐電圧で決ま
るので、初期化電圧Vini の値が条件になるといっても
よい。初期化電圧Vini の値を高くすると、キャパシタ
のバイパス回路がオンになっている時間が短いので、1
充電あたりのズレの補償量が小さくなる。逆に、初期化
電圧Vini の値を低くすると、キャパシタのバイパス回
路がオンになっている時間が延びるので、同じバイパス
電流でもキャパシタの電圧を平均化する量は増える。た
だし、初期化電圧Vini の値を低くすると、バイパスさ
れる電力量は増えるため、バイパス回路での発熱が大き
くなり、初期化損失は増大する。
【0027】第2の条件は、バイパス電流値、つまり充
電電流をバイパスする割合である。初期化電圧Vini の
値を高くして、バイパス電流を大きくすると、充電カー
ブの頂上付近だけで大量のバイパス電流が流れ、充電電
流をバイパスする時間は短くなるが、初期化される蓄電
量が電圧の二乗に比例して増加するため初期化損失が増
大し、しかもバイパス回路がそれだけの電流値に耐える
設計を必要とする。
【0028】したがって、満充電電圧Vful と初期化電
圧Vini との間隔、バイパス電流値は、例えばキャパシ
タのバラツキの大きさ、発熱の程度に応じてバイパス回
路を動作させる時間をどの程度に制限するか、初期化モ
ードをどの程度の時間や充電回数で解除させるかなどを
勘案して任意に設定することができることは勿論であ
る。また、先に述べたように初期化モードを選択(初期
化の起動)し解除(初期化の停止)する条件も任意に設
定することができる。
【0029】初期化の起動は、例えば初期化を行うべき
条件にあるとき(初期化実行条件)、充電終了時のキャ
パシタの合計電圧Vout が基準値Vroより低下したとき
(初期化必要条件)などである。初期化実行条件は、例
えばハイブリッド電気自動車であれば、走り出す前、つ
まり運転開始時、電力貯蔵であれば、夏においては午後
のピークを迎える前、つまり午前中など、用途に応じた
要求、運転予測に基づき設定される。
【0030】初期化の停止は、例えば初期化を中止すべ
き条件(初期化中止条件)にあるとき、初期化がなされ
たとき(初期化終了条件)などである。初期化中止条件
は、例えばハイブリッド電気自動車の場合、回生制動中
など用途に応じた要求、運転予測に基づき設定される。
初期化終了条件は、例えば初期化を開始してから一定時
間経過したとき、初期化を開始してから各キャパシタの
合計電圧Vout が一定値上昇したとき、各キャパシタの
合計電圧Vout が所定値に達したとき、並列モニタの放
熱板の温度が上昇したときなどである。これらの条件を
使い分けることにより、充電停止に至らず延々と長時間
におよび初期化動作が継続するのを防ぐことができる。
【0031】次に、初期化モードの選択/解除の動作を
説明する。図5は初期化モードの選択/解除を行う回路
の例を示す図、図6は初期化モードの解除信号を発生す
る回路の例を示す図、図7は充電の途中で初期化モード
が解除される動作の例を説明するための図である。図
中、11、16はサンプルホールド回路、12、19は
コンパレータ、13、15はオアゲート、14は初期化
選択/解除回路、17は減算回路、18は加算回路を示
す。
【0032】図5において、サンプルホールド回路11
は、充電の停止信号Sをトリガとして各キャパシタの合
計電圧Vout をサンプルホールドするものであり、コン
パレータ12は、サンプルホールドした各キャパシタの
合計電圧Vout を基準値Vroと比較するものである。オ
アゲート13は、初期化実行条件に基づき発せられる初
期化指令か、各キャパシタの合計電圧Vout が基準値V
roより低いときのオアゲート13の出力信号により初期
化選択信号を出力するものである。初期化選択/解除回
路14は、オアゲート13の出力信号である初期化選択
信号により初期化モードの選択信号Vini inをオンに
して初期化モードを選択し、初期化中止条件や初期化終
了条件に基づき発生される初期化解除信号により初期化
モードの選択信号Vini inをオフにして初期化モード
を解除するものである。
【0033】初期化終了条件に基づき初期化解除信号を
発生する回路として、例えば初期化を開始してから各キ
ャパシタの合計電圧Vout が一定値上昇したときを条件
とする回路の例を示したのが図6である。図6に示す回
路では、オアゲート15により、各キャパシタの初期化
用のコンパレータ4のいずれかが作動を開始したときに
初期化開始信号を出力し、サンプルホールド回路16に
より、その初期化開始時の各キャパシタの合計電圧Vou
t をサンプルホールドする。そして、減算回路17によ
り、初期化開始時の各キャパシタの合計電圧Vout と各
キャパシタが初期化電圧Vini であると仮定したときの
電圧Vini ×nとの差を求め、加算回路18により、こ
の差に初期化開始時の各キャパシタの合計電圧Vout を
加算する。そして、コンパレータ19により加算回路1
8の加算値まで各キャパシタの合計電圧Vout が初期化
開始後に上昇すると初期化解除信号を出力する。
【0034】上記のように初期化開始時の各キャパシタ
の合計電圧Vout に応じて初期化解除信号を発生する電
圧上昇値を決定すると、図7のに示すように電圧のバ
ラツキが大きい場合には初期化開始時のから初期化解
除信号が発生するポイントPまで初期化動作の継続する
時間が長くなる。しかし、このような初期化を繰り返す
ことにより、図7のとの間で示すように電圧のバラ
ツキが小さくなってくると、初期解除信号が発生するポ
イントPまで初期化動作の継続する時間が短くなる。つ
まり、電圧のパラツキに応じて初期化動作の継続する時
間を自動的に調節することができる。この場合、バイパ
ス電流を変えると、初期化動作後の電圧上昇勾配が変わ
るので、その勾配の変化に応じて時間が変わる。
【0035】上記のように1回で完全に初期化された状
態にならなくても、何サイクルもの間に少しずつ上記初
期化機能を使うことにより、特別な初期化のサイクルや
時間を用意する必要がなく、例えばハイブリッド電気自
動車で言えば運転者に気づかれずに初期化することが可
能となる。元来、キャパシタのバラツキは、漏れ電流の
固体差などにより長時間かけて次第に発生するものであ
るので、それを修正するための初期化も用途によって
は、上記のような緩慢な手法で十分であり、むしろ合理
的な方法といえよう。
【0036】また、図6において、コンパレータ19を
省くと共に加算回路18に変えてタイマーを用い、減算
回路17の出力に応じて時間を設定し、そのタイムオー
バーで初期化解除信号を発生させても同様に、電圧のパ
ラツキに応じて初期化動作の継続する時間を自動的に調
節することができる。また、図6において、減算回路1
7を省き加算回路18でサンプルホールド回路16にサ
ンプルホールドした初期化開始時の各キャパシタの合計
電圧Vout に一定値を加算すると、初期化解除信号を発
生させるまでの上昇電圧を一定にすることができ、同様
に初期化動作の継続する時間を一定にすることができ
る。
【0037】図8は本発明の他の実施の形態として定電
流をバイパスするバイパス回路の構成例を示す図、図9
は本発明の他の実施の形態として満充電の検知を行う回
路の例を示す図である。図中、Trはトランジスタ、R
sは電流制限抵抗、Zは基準電圧源、22は電圧監視装
置を示す。
【0038】バイパス回路として、トランジスタQ1に
直列に抵抗R1を挿入接続してバイパス電流を制限する
構成を図1に示したが、バイパス電流を制限する構成と
してはこれに限るものではなく、種々の回路を採用する
ことができることはいうまでもない。その1例を示した
のが図8であり、定電流回路としてよく知られているよ
うに、トランジスタTrのエミッタに電流制限抵抗Rs
を直列に接続するとともに、このトランジスタTrのベ
ース・エミッタと電流制限抵抗Rsとの直列回路にツェ
ナーダイオードZを並列に接続したものである。この回
路によれば、電流制限抵抗Rsにおける電圧降下が基準
電圧源Zの電圧になるように、つまり定電流になるよう
にトランジスタTrが制御される。電流制限抵抗Rs
は、電流を検出するために用いるので、図1に示した抵
抗R1に比べて遙に小さな値の抵抗でよい。図は動作原
理を説明するために簡単な回路で示したが、扱うバイパ
ス電流が大きい場合には、電流制限抵抗Rsの代わりに
電流検出用のホール素子など低損失のセンサーを用い、
制御にも集積回路やマイクロコンピュータを用いて信号
の増幅や比較、論理判断を行わせるようにしてもよい。
【0039】また、各セルの満充電を検知する手段とし
て、抵抗による分圧回路とシャントレギュレータを用い
る例を図1に示したが、これは1例であり例えば図9に
示す電圧監視装置22、その他既知の任意の方法を用い
ることができることは勿論である。図9に示す電圧監視
装置22は、多数の直列に接続されたキャパシタC1〜
Cnの接続点の電圧を採集する、コンパレータやADC
(アナログーデジタルコンバータ)で構成する演算ユニ
ットであり、キャパシタC1〜Cnの電圧を逐次読み取
ることができるものである。この操作には、例えばマイ
クロプロセッサを用いることができ、通常の大型キャパ
シタの充電時間は数10秒以上になるので、簡単な装置
で多数のキャパシタの端子電圧の読み取りを行い、さら
に不良が発生した場合には短絡するなどの制御を行わせ
ることができる。
【0040】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上
記実施の形態では、初期化モードの選択信号、満充電信
号の授受をフォトカップラを介して行うようにしたが、
他の結合素子を用いてもよいし、直接接続して論理処理
を行うようにしてもよい。また、多数のキャパシタのう
ちの幾つかが故障した際に、そのキャパシタを短絡し
て、全システムとしての運転を継続するという方法があ
るが、その方法を本発明の並列モニタと同時に適用する
ことが可能である。本発明では、コンパレータもトラン
ジスタも充電時の特定の時期以外は使用していないの
で、必要に応じてコンパレータやトランジスタを劣化し
たキャパシタの短絡に用いるようにしてもよい。初期化
モードの選択は、残量計と併用し充電停止時の残量に基
づき判定して行うようにしてもよいし、定期的に行うよ
うにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、複数のキャパシタを直列接続して蓄電装置を
構成するキャパシタ蓄電装置において、各キャパシタの
端子間に接続される一対の入力端子と、前記一対の入力
端子に接続され端子電圧を検出して初期化電圧を判定し
キャパシタの充電電流をバイパスする初期化回路と、前
記一対の入力端子に接続され端子電圧を検出して満充電
電圧を判定し満充電信号を送出する信号送出回路と、初
期化モードの選択信号に応じて前記初期化回路による初
期化動作を選択又は解除する選択回路と、前記満充電信
号を送出し前記初期化モードの選択信号を入力する信号
端子とを備え、前記信号端子から前記初期化モードの選
択信号を入力し前記満充電信号を送出するように構成し
たので、信号端子により充電器から初期化モードの選択
信号を入力し、満充電信号を送出することで、充電器か
ら初期化及び充電制御を行うことができ、キャパシタに
並列に接続する制御回路として3ピンのパワーICの並
列モニタを実現することができる。しかも、初期化モー
ドの選択信号を入力し、満充電信号を送出する信号の授
受を、フォトカップラを介して行うことにより、蓄電装
置を構成する各キャパシタに接続される高圧側の並列モ
ニタと制御信号ラインとをアイソレーションする必要が
なくなるので、回路や配線、さらには周囲の回路の構成
を簡素化することができる。
【0042】また、特別に初期化のサイクルを設けず、
充放電を繰り返しながら初期化を行うことができる。し
たがって、始動前にキャパシタの初期化をする時間がな
いといった利用状況の制限がある場合にも、効果的であ
る。さらに、1回の充電サイクルではなく、何回もの充
電サイクルで少しずつ初期化、すなわちキャパシタの電
圧配分を平均化させていくことができる。また、バイパ
ス回路に流れる電流を制限するので、バイパス回路に最
大充電電流までの電流容量がなくてもよく、バイパス回
路の電流容量を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る初期化機能を有するキャパシタ
蓄電装置の実施の形態を示す図である。
【図2】 本発明に係る初期化機能を有するキャパシタ
蓄電装置の接続及び制御の例を説明するための図であ
る。
【図3】 本発明に係る初期化機能を有するキャパシタ
蓄電装置の充放電カーブの例を示す図である。
【図4】 初期化がずれている場合と初期化が満充電電
圧で完全に行われた状態の例を説明するための図であ
る。
【図5】 初期化モードの選択/解除を行う回路の例を
示す図である。
【図6】 初期化モードの解除信号を発生する回路の例
を示す図である。
【図7】 充電の途中で初期化モードが解除される動作
の例を説明するための図である。
【図8】 本発明の他の実施の形態として定電流をバイ
パスするバイパス回路の構成例を示す図である。
【図9】 本発明の他の実施の形態として満充電の検知
を行う回路の例を示す図である。
【図10】 並列モニタの回路構成を示す図である。
【図11】 並列モニタ付の充放電波形と並列モニタな
しの動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1…並列モニタ、C1…キャパシタ、Q1〜Q4…トラ
ンジスタ、X1、X2…シャントレギュレータ、D1…
ダイオード、QP…光トランジスタ、DP…発光ダイオ
ード、R1〜R11、RC…抵抗、P1〜P3…外部端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 廸夫 神奈川県横浜市南区南太田町2丁目19番6 号 (72)発明者 篠塚 政彦 神奈川県横浜市金沢区福浦1丁目1番1号 株式会社パワーシステム内 (72)発明者 最上 明矩 東京都昭島市武蔵野三丁目1番2号 日本 電子株式会社内 Fターム(参考) 5G003 AA01 BA03 CA11 CC02 FA08 GA10 5G065 AA00 DA04 EA01 GA02 HA01 HA17 JA02 LA01 MA09 MA10 NA01 NA04 NA06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列接続して蓄電装置を構成する複数の
    キャパシタと、各キャパシタの端子間に接続される一対
    の入力端子と、前記一対の入力端子に接続され端子電圧
    を検出して初期化電圧を判定しキャパシタの充電電流を
    バイパスする初期化回路と、前記一対の入力端子に接続
    され端子電圧を検出して満充電電圧を判定し満充電信号
    を送出する信号送出回路と、初期化モードの選択信号に
    応じて前記初期化回路による初期化動作を選択又は解除
    する選択回路と、前記満充電信号を送出し前記初期化モ
    ードの選択信号を入力する信号端子とを備え、前記信号
    端子から前記初期化モードの選択信号を入力し前記満充
    電信号を送出するように構成したことを特徴とする初期
    化機能を有するキャパシタ蓄電装置。
  2. 【請求項2】 初期化モードの選択信号は、前記入力端
    子の一方と前記信号端子との間をオン/オフするトラン
    ジスタを有する第1のフォトカップラより入力し、前記
    満充電信号は、前記入力端子の一方と前記信号端子との
    間で発光するダイオードを有する第2のフォトカップラ
    より送出することを特徴とする請求項1記載の初期化機
    能を有するキャパシタ蓄電装置。
  3. 【請求項3】 各キャパシタの前記第1のフォトカップ
    ラのダイオードは、直列接続して初期化モードの選択信
    号により制御され、各キャパシタの前記第2のフォトカ
    ップラのトランジスタは、並列接続して前記満充電信号
    が取り出されることを特徴とする請求項2記載の初期化
    機能を有するキャパシタ蓄電装置。
  4. 【請求項4】 直列接続して蓄電装置を構成する複数の
    キャパシタのそれぞれに並列に接続して端子電圧を検出
    し充電電流をバイパス制御するキャパシタ蓄電装置の並
    列モニタであって、キャパシタの端子間に接続される一
    対の入力端子と、前記一対の入力端子に接続され端子電
    圧を検出して初期化電圧を判定しキャパシタの充電電流
    をバイパスする初期化回路と、前記一対の入力端子に接
    続され端子電圧を検出して満充電電圧を判定し満充電信
    号を送出する信号送出回路と、初期化モードの選択信号
    に応じて前記初期化回路による初期化動作を選択又は解
    除する選択回路と、前記満充電信号を送出し前記初期化
    モードの選択信号を入力する信号端子とを備え、前記信
    号端子から前記初期化モードの選択信号を入力し前記満
    充電信号を送出するように構成したことを特徴とする並
    列モニタ。
  5. 【請求項5】 前記信号端子に入力される前記初期化モ
    ードの選択信号は、前記入力端子の一方との間のオン/
    オフ信号であり、前記選択回路は、前記オン信号により
    前記初期化回路の動作を禁止することを特徴とする請求
    項4記載の並列モニタ。
  6. 【請求項6】 前記信号端子から送出される前記満充電
    信号は、前記入力端子の一方に対する信号レベルの変化
    であることを特徴とする請求項4記載の並列モニタ。
  7. 【請求項7】 直列接続して蓄電装置を構成する複数の
    キャパシタと、各キャパシタの端子電圧を検出して初期
    化電圧を判定しキャパシタの充電電流をバイパスする初
    期化回路と、各キャパシタの端子電圧を検出して満充電
    電圧を判定し満充電信号を送出する信号送出回路と、初
    期化モードの選択信号に応じて前記初期化回路による初
    期化動作を選択又は解除する選択回路とを備えたキャパ
    シタ蓄電装置の初期化制御方法であって、前記複数のキ
    ャパシタのいずれか1の前記満充電信号が送出されたこ
    とを条件に充電を停止し、前記各キャパシタの充電状態
    にバラツキが生じたとき複数回の充電サイクルで初期化
    を実行することを特徴とする初期化制御方法。
  8. 【請求項8】 各キャパシタの合計電圧が設定値に達し
    たことを条件に初期化モードの選択を解除することを特
    徴とする請求項7記載の初期化制御方法。
  9. 【請求項9】 各キャパシタの合計電圧が初期化動作の
    開始時より一定値以上上昇したことを条件に初期化モー
    ドの選択を解除することを特徴とする請求項7記載の初
    期化制御方法。
  10. 【請求項10】 前記充電を停止したときの各キャパシ
    タの合計電圧が設定値以下になったことを条件に初期化
    モードを選択することを特徴とする請求項7記載の初期
    化制御方法。
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