JP2000217087A - ディジタル放送受信装置 - Google Patents

ディジタル放送受信装置

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JP2000217087A
JP2000217087A JP11012281A JP1228199A JP2000217087A JP 2000217087 A JP2000217087 A JP 2000217087A JP 11012281 A JP11012281 A JP 11012281A JP 1228199 A JP1228199 A JP 1228199A JP 2000217087 A JP2000217087 A JP 2000217087A
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JP11012281A
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Inventor
Koji Tanaka
康治 田中
Kazuyuki Tanaka
一行 田中
Makoto Okada
誠 岡田
Atsuro Nishigaki
敦郎 西垣
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 待機状態における消費電力を低減させるデジ
タル放送受信装置を提供する。 【解決手段】 待機時において放送データの受信を行う
受信状態及び受信を行わない非受信状態を繰り返して間
欠的に放送データの受信を行うディジタル放送受信装置
であって、現在の時刻に関する情報を出力する計時部4
2と、その計時部42から出力された現在時刻及び放送
データに含まれる番組編成情報の更新時刻に基づいて信
号処理部2への電力供給を制御する切替部44とを備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル放送を
受信するためのディジタル放送受信装置に関し、特に待
機時において間欠的に放送データの受信を行うディジタ
ル放送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のディジタル放送受信装
置は、テレビジョン受像機(以下、テレビと称する)に
別体で取り付けられ、放送局から送信された送信データ
をアンテナを介して受信し、受信した放送データをテレ
ビにて再生可能な信号に変換して出力するものである。
【0003】また、CS(communication satellite:
通信衛星)放送等においては、チャンネル数が多いた
め、その受信装置は、放送局から送信される番組編成情
報(EPG)を受信し、そのEPGをテレビの画面上に
表示させて画面上で番組が選択できるように構成されて
いる。
【0004】このため、視聴者がテレビのスイッチを入
れて直ぐにEPGを用いたチャンネル操作を行うために
は、テレビを使用しない待機状態であっても、常に最新
のEPGを取得しておく必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、不定期に更新
される最新のEPGを取得するために、受信装置では、
テレビを使用しない待機状態においても、放送データの
受信に必要な回路を含め、殆どの回路が動作した状態と
なっており、待機状態における受信装置の消費電力の大
きさが問題となっている。
【0006】そこで本発明は、待機状態における消費電
力を低減させて、省電力化を図ることが可能なディジタ
ル放送受信装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の放送受信装置
は、待機時において放送データの受信を行う受信状態及
び受信を行わない非受信状態を繰り返して間欠的に放送
データの受信を行うディジタル放送受信装置であって、
現在の時刻に関する情報を出力する計時手段と、計時手
段から出力された現在時刻情報及び放送データに含まれ
る受信予定時刻情報に基づいて所定の回路への電力供給
を制御する電力制御手段とを備えているものである。
【0008】このような構成とすることにより、放送デ
ータに含まれる受信予定時刻情報に基づいて、受信すべ
き時間帯だけディジタル放送受信装置の所定の回路に電
力が供給されて、放送データの受信が行われる。
【0009】このため、所定の回路は少なくとも放送デ
ータを受信する受信手段を含むものである。
【0010】また、放送データは複数の受信予定時刻情
報を含み、電力制御手段は複数の受信予定時刻情報のう
ち現在時刻情報に最も近い受信予定時刻情報に基づいて
所定の回路への電力供給を制御するものである。
【0011】このような構成とすることにより、複数の
受信予定時刻情報のうち現在時刻情報に最も近い受信予
定時刻情報に基づいて、順次受信すべき時間帯だけディ
ジタル放送受信装置の所定の回路に電力が供給されて、
放送データの受信が行われる。このとき、受信した放送
データにより受信予定時刻情報が更新された場合には、
更新された受信予定時刻情報に基づいて、順次受信すべ
き時間帯だけディジタル放送受信装置の所定の回路に電
力が供給されて、放送データの受信が行われる。
【0012】また、電力制御手段は、放送データに含ま
れる受信予定時刻情報より所定時間早く所定の回路に電
力を供給するものである。
【0013】このような構成とすることにより、電力供
給を開始した直後の不安定な状態が、所定時間経過して
安定し、この安定した状態で放送データの受信が行われ
る。
【0014】具体的には、放送データが放送番組の番組
編成に関する情報を含み、受信予定時刻情報は、放送番
組編成情報が更新される時刻に関する情報である。
【0015】この場合、放送番組編成が更新される時間
帯だけ、所定の回路に電力が供給されて、放送データの
受信が行われる。そして、受信した放送番組編成情報に
より、放送番組編成が更新される。
【0016】また、放送データが放送番組の番組編成に
関する情報を含み、受信予定時刻情報は、前記放送番組
の終了時刻に関する情報である。
【0017】この場合、放送番組が終了する時刻に伴っ
て実行される番組編成情報の更新時間帯だけ、所定の回
路に電力が供給されて、放送データの受信が行われる。
そして、受信した放送番組編成情報により、放送番組編
成が更新される。
【0018】また、放送データが有料番組を購入した際
に生じる課金情報を収集する課金情報収集命令を含み、
受信予定時刻情報は、課金情報収集命令が放送される時
刻に関する情報である。
【0019】この場合、課金情報収集命令が放送される
時間帯だけ、所定の回路に電力が供給されて、放送デー
タの受信が行われる。そして、課金情報収集命令に基づ
いて、課金情報が電話回線等を通じて放送局のサーバに
送信される。
【0020】また、課金情報を格納する課金情報記憶手
段を備え、電力制御手段は、課金情報記憶手段に課金情
報が格納されているとき受信予定時刻情報に基づいて所
定の回路への電力供給を制御し、課金情報記憶手段に課
金情報が格納されていないとき受信予定時刻情報によら
ず所定の回路への電力供給を停止するものである。
【0021】このような構成とすることにより、放送デ
ータにより課金情報収集命令が送信された場合であって
も、送付すべき課金情報がない間においては、特定の回
路に電力供給が行われることがない。
【0022】また、課金情報を外部に送信する送信手段
を備え、課金情報収集命令は、各放送受信装置毎に割り
当てられたID情報に基づいて、課金情報を収集する時
間を設定する送信時刻に関する情報を含み、電力制御手
段は、送信時刻情報に基づいて送信手段の電力供給を制
御するものである。
【0023】このような構成とすることにより、課金情
報収集命令に基づいて、課金情報が送信手段を通じて放
送局のサーバに送信される際、各放送受信装置毎に割り
当てられたID情報により時間差が設けられる。
【0024】また、課金情報を外部に送信する送信手段
を備え、課金情報収集命令は、各使用者毎に割り当てら
れたID情報に基づいて、課金情報を収集する時間を設
定する送信時刻に関する情報を含み、電力制御手段は、
送信時刻情報に基づいて送信手段の電力供給を制御する
ものである。
【0025】このような構成とすることにより、課金情
報収集命令に基づいて、課金情報が送信手段を通じて放
送局のサーバに送信される際、各使用者毎に割り当てら
れたID情報により時間差が設けられる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
につき、図面を参照しつつ以下に説明する。尚、以下の
説明では、ディジタル放送受信装置(以下、受信装置と
称する)と、NTSC方式のテレビジョン受像機(以
下、テレビと称する)とを別体に構成した場合について
説明する。
【0027】本実施の形態において、図1は放送局にお
ける送信装置の構成を示すシステムブロック図、図2は
放送局から送信される付加情報を図解した説明図、図3
は受信装置をテレビに取り付けた状態を示す外観構成
図、図4は受信装置の構成を示すシステムブロック図、
図5は新たに放送局から送信された付加情報を図解した
説明図、図6は図5の付加情報により図2の付加情報を
更新した付加情報を図解した説明図である。
【0028】まず、放送局に設置され、ディジタル化さ
れた情報を送信アンテナ67を介して送信する送信装置
6の構成について図1を用いて説明する。
【0029】送信装置6は、複数の送信側多重データ生
成部T1、T2…から構成されている。各多重データ生
成部の構成は同様であるため、多重データ生成部T1に
ついてのみ説明する。
【0030】多重データ生成部T1は、ディジタル化し
た映像データを圧縮して符号化する映像符号化部62
と、ディジタル化した音声データを圧縮して符号化する
音声符号化部63とを各チャンネルA、B…毎に備えて
いる。
【0031】また、多重データ生成部T1は、付加情報
データを符号化する付加情報符号化部64とを備えてい
る。付加情報には、図2に示すように、番組編成情報
と、番組編成情報の更新時刻とが含まれる。番組編成情
報には、チャンネル名、番組名、放送時間に加えて、受
信制御情報と、分離制御情報とが含まれる。受信制御情
報には、放送局から送信する際の搬送波の周波数帯域を
示す搬送波番号が含まれ、また、分離制御情報には、同
一搬送波に多重される全てのチャンネルの映像、音声、
付加情報それぞれに割り当てられた各データの種別を示
す識別番号が含まれる。
【0032】更に、多重データ生成部T1は、多重部6
5を備えている。多重部65では、各チャンネル毎に映
像符号化部62及び音声符号化部63においてそれぞれ
のデータ種別に応じた圧縮が行われた番組データと、付
加情報符号化部63において圧縮が行われた付加情報デ
ータとが、MPEG規格に準じてパケット化され、多重
される。
【0033】多重データ生成部T1の多重部65から得
られた多重信号は、他の多重データ生成部からの多重信
号とともに変調部66において変調され、送信アンテナ
67から、放送データとして送信される。
【0034】次に、放送局から送信された放送データを
受信アンテナ53を介して受信する受信装置1の構成に
ついて図3及び図4を用いて説明する。
【0035】本実施の形態における受信装置1は、図3
に示すように、スピーカ91を両側面に備えたテレビ9
の上方に配置されており、その背面側において受信装置
1のアナログ出力端子とテレビ9の入力端子とが接続コ
ード(図示省略)にて接続されている。
【0036】受信装置1は、図4に示すように、主とし
て信号処理を行う信号処理部2と、信号処理部2へ供給
する電力を制御する電力制御部4とを備えている。
【0037】信号処理部2は、放送局から通信衛星に搭
載されたトランスポンダを介して提供される放送データ
を受信アンテナ53を介して受信する受信部21と、受
信部21にて受信した放送データをデータの種類に応じ
て分離する分離部22とを備えている。
【0038】放送局から送信された放送データが、受信
部21に入力されると、受信部21では、使用者が設定
したチャンネルに基づいて受信すべきトランスポンダが
設定される。そして、そのトランスポンダを介して提供
される放送データを復調し、その復調データが分離部2
2へ供給される。分離部22では、復調データの分離制
御情報に含まれる識別番号に基づいて、使用者が設定し
たチャンネルの放送データが抽出されるとともに、映像
データ、音声データ、付加情報データそれぞれに分離さ
れる。
【0039】また、信号処理部2は、放送データに含ま
れる付加情報データを格納するデータメモリ28を備え
ている。データメモリ28には、チャンネルと搬送波番
号との対応テーブル、同一搬送波に多重される全てのチ
ャンネルのデータ種別と識別番号との対応テーブルそれ
ぞれが格納されており、これらのテーブルに基づいて、
受信部21と分離部22の制御が行われる。
【0040】分離部22で分離された映像データは、映
像複号部23にて複号された後、NTSC変換部24に
てNTSC方式の映像信号に変換されて、テレビ9の映
像入力端子から入力される。また、音声データは、音声
複号部25にて複号された後、D/A変換部26にてア
ナログ音声信号に変換されて、テレビ9の音声入力端子
から入力される。テレビ9では、この入力信号に基づい
て、映像が表示されるとともに音声がスピーカ91から
出力される。
【0041】更に、信号処理部2は、使用者が有料番組
を購入した際の課金情報等を電話回線を通じて放送局の
サーバ51に送信するためのモデム29を備えている。
【0042】一方、電力制御部4は、主制御部40と、
受光部31と、再起動時刻メモリ41と、計時部42
と、時刻比較部43と、切替部44とを備えている。
【0043】主制御部40は、マイコンからなり、受信
装置1における各部の動作を制御している。
【0044】受光部31は、光電変換素子からなり、リ
モコン32から出力された赤外線信号を受光した後、電
気信号に変換して主制御部40へ入力する。例えば、使
用者がリモコン32のキーを操作して、チャンネルの選
択、有料番組の購入の指示等を行うと、そのキー操作に
基づく赤外線信号がリモコン32から発信され、その信
号が受光部31にて受光される。受光部31にて受光さ
れた赤外線信号は、光電変換が行われた後、電気信号と
して主制御部40に入力され、その入力信号に基づく所
定の処理が主制御部40から各部に指示される。
【0045】再起動時刻メモリ41は、主電源をオフに
した待機状態において、信号処理部2のデータメモリ2
8に記憶された番組編成情報の更新時刻のうち計時部4
2から出力される現在時刻に最も近い時刻を再起動時刻
として格納し、時刻比較部43にて、所定時間毎に現在
時刻と比較される。その結果、現在時刻が再起動時刻に
到達していない期間においては、非受信状態のままであ
り、現在時刻が再起動時刻に到達した時点で、切替部4
4に対して電力供給指令信号が出力される。この電力供
給指令信号を受けて、切替部44は、電源52から供給
される電力が信号処理部2へ供給されるように切り替え
られる。これにより、信号処理部2が動作し、非受信状
態から受信状態に切り替わり、放送局から送信される放
送データの受信が可能となる。
【0046】そして、放送データを受信して、その放送
データに含まれる付加情報に基づいてデータメモリ28
が更新された後、再起動時刻メモリ41の再起動時刻が
更新されるとともに、切替部44が切り替えられて、電
源52からの電力供給が遮断される。これにより、受信
装置1が再び非受信状態となる。
【0047】このような構成の受信装置1の主な動作に
ついて、具体的に説明する。
【0048】まず、動作中の受信装置1に対し、リモコ
ン32の電源ボタンを押下して主電源をオフにすると、
テレビ9への信号出力が停止して受信装置1が待機状態
となる。
【0049】このとき、データメモリ28には、最新の
番組編成情報が格納されており、また、再起動時刻メモ
リ41には、この番組編成情報に基づいて次回再起動す
べき時刻が再起動時刻メモリ41に設定される。この再
起動時刻は、データメモリ28に格納されている番組編
成情報において、計時部42から出力される現在時刻に
最も近い時刻が選択される。
【0050】例えば、現在の時刻を14時55分とし、
その時刻においてデータメモリ28に図2に示す番組情
報が格納されているとする。この場合、現在時刻14時
55分に最も近い再受信時刻が15時00分であるた
め、再起動時刻メモリ41に設定される再起動時刻は1
5時00分ということになる。
【0051】そして、再起動時刻メモリ41に再起動時
刻が設定された後、主制御部40から切替部44に対し
て、電力遮断指令信号が送信される。これにより電源5
2から信号処理部2への電力供給が遮断されて、非受信
状態となる。
【0052】非受信状態においては、電源52から信号
処理部2へ供給される電力が切替部44にて遮断され、
電力制御部4だけに電力が供給されている。このとき、
電力制御部4では、再起動時刻メモリ41に格納されて
いる再起動時刻と、計時部42から出力される現在時刻
とが、時刻比較部43にて所定時間毎に比較されてい
る。
【0053】ここでは、再起動時刻が15時00分であ
るのに対し、現在の時刻が14時55分であるため、5
分間、非受信状態のまま、再起動時刻と現在時刻とが時
刻比較部43にて比較される。そして、5分経過して現
在時刻が15時00分になると、時刻比較部43から切
替部44に対して、電力供給指令信号が供給される。こ
れを受けた切替部44は、信号処理部2へ電力供給を開
始すべく切替えて、受信状態に移行する。
【0054】受信状態においては、電源52から信号処
理部2に電力が供給され、信号処理部2では、受信部2
1をはじめとする信号処理回路が動作可能となり、放送
データを受信する準備が整えられている。
【0055】そして、放送局から送信された放送データ
は、受信装置1にて、受信アンテナ53を介して受信さ
れる。受信された放送データは、受信部21にて復調さ
れて、分離部22へ供給される。分離部22では、放送
データに含まれる識別番号に基づいて、付加情報が抽出
され、付加情報の中に含まれる番組編成情報がデータメ
モリ28の既に格納されている番組編成情報とは別の領
域に格納される。
【0056】そして、データメモリ28に追加された番
組編成情報は、既に格納されている番組編成情報と比較
されて、同一チャンネル内において重複する放送時間帯
の番組編成情報があれば、古い番組編成情報が新しい番
組編成情報に書き換えられ、また、重複する放送時間帯
の番組がなければ、そのまま追加される。
【0057】即ち、番組が同一であるかどうかの判断
は、チャンネルと放送時間とに基づいて判断される。こ
れにより、特別番組や緊急放送により放送時間の変更が
生じたとしても、番組情報が修正される。
【0058】例えば、図5に示す番組編成情報が、新た
に受信されたとする。この場合、まず、データメモリ2
8に格納されている番組編成情報の中にチャンネルDの
放送時間17:30〜21:00に重複する番組編成情
報があるかどうか判断する。
【0059】ここでは、データメモリ28に格納されて
いるプロ野球中継がチャンネルDの放送時間17:30
〜20:00となっており、新たに受信したプロ野球中
継の番組編成情報と重複するため、新たに受信したプロ
野球中継の番組編成情報と置き換えられる。これによ
り、放送時間の変更が番組編成に反映される。
【0060】次に、データメモリ28に格納されている
番組編成情報の中にチャンネルEの放送時間19:30
〜21:00に重複する番組編成情報があるかどうか判
断する。
【0061】ここでは、データメモリ28に格納されて
いる番組編成情報の中のEチャンネルについて重複する
時間帯がないので、新たにこの番組編成情報が追加され
る。
【0062】このようにして、図2に示すような番組編
成情報が、図5に示す番組編成情報により更新されて、
図6に示すような最新の番組編成情報となる。
【0063】上述したように、本実施の形態における受
信装置1によれば、主電源をオフにした後、放送データ
に含まれる番組編成情報の更新時刻に基づいて、電力制
御部4が受信すべき時間帯だけ信号処理部2に電力を供
給すべく制御しているため、待機状態における消費電力
を低減させて、省電力化を図ることが可能となる。
【0064】また、番組編成情報が複数の更新時刻を有
し、その更新時刻のうち最も現在時刻に近い時刻を再起
動時刻としているため、再起動時刻において番組編成情
報の受信に失敗しても、次回の再起動時刻において番組
編成情報が更新され、より確実な番組編成情報の更新が
可能となる。
【0065】尚、本実施の形態においては、番組編成情
報を、放送番組の映像データや音声データに多重させて
放送局から送信する場合について説明したが、番組編成
情報だけを放送局から送信してもよい。
【0066】また、本実施の形態においては、更新また
は追加される番組編成情報のみを送信する場合について
説明したが、一定期間内の番組編成情報全てを送信して
もよい。この場合、受信装置1では、番組編成情報が変
更されたかどうかについての判断を行う必要がなく、単
に受信した番組編成情報をデータメモリ28上に上書き
すればよい。これにより、番組編成情報の更新処理を簡
単に行うことが可能となる。
【0067】また、本実施の形態においては、現在時刻
が再起動時刻に到達した後、信号処理部2に電力供給を
行う場合について説明したが、再起動時刻よりも所定時
間早く信号処理部2へ電力供給を行うように制御しても
よい。この場合、信号処理部2は、電力供給開始直後の
動作不安定な状態から所定時間経過して安定な状態にな
っているため、より安定した状態で受信を行うことが可
能となる。
【0068】また、本実施の形態においては、放送局か
ら送信される放送データの中に番組編成情報の更新時刻
を含め、その更新時刻に基づいて受信装置1の信号処理
部2への電力供給を制御する場合について説明したが、
各番組の終了時刻に基づいて受信装置1の信号処理部2
への電力供給を制御してもよい。この場合、放送局から
送信される放送データの中に番組編成情報の更新時刻を
多重する必要がなく、送信データのデータ量を少なくす
ることが可能となる。 (第2の実施の形態)第1の実施の形態においては、再
起動時刻として、放送データに含まれる番組編成情報の
更新時刻を用いた場合について説明したが、本実施の形
態においては、放送局が使用者の購入した有料番組の課
金情報を収集するために設置したサーバ51に課金情報
を送信する課金情報収集時刻を用いた場合について説明
する。
【0069】尚、本実施の形態における受信装置1の構
成は、第1の実施の形態と同様であるため、その説明を
省略し、以下にその動作を説明する。
【0070】まず、リモコン32を用いて受信装置1の
メインスイッチ(図示省略)をオフにすると、受信装置
1が待機状態となる。
【0071】このとき、計時部42から出力される現在
時刻が課金情報収集時刻でなければ、非受信状態とな
り、データメモリ28には、使用者が購入した有料番組
に関する情報とその課金情報が格納されて、また、再起
動時刻メモリ41には、次回課金情報収集命令の送信さ
れる課金情報収集時刻が再起動時刻として再起動時刻メ
モリ41に格納されている。
【0072】非受信状態においては、電源52から信号
処理部2へ供給される電力が切替部44にて遮断され、
電力制御部4だけに電力が供給されている。電力制御部
4では、再起動時刻メモリ41に格納されている再起動
時刻と、計時部42から出力される現在時刻とが、時刻
比較部43にて所定時間毎に比較されている。
【0073】そして、現在時刻が再起動時刻に到達する
と、時刻比較部43から切替部44に対して、電力供給
指令信号が供給される。これを受けた切替部44は、信
号処理部2へ電力供給を開始すべく切替えて、受信状態
に移行する。
【0074】但し、使用者が有料番組を購入していない
場合には、データメモリ28に送信すべき課金情報がな
く、放送局から送信される課金情報収集命令を受信する
必要がないため、次回の課金情報収集時刻に関係なく非
受信状態が継続される。
【0075】受信状態に移行して、放送データが受信さ
れると、受信装置1は、受信した放送データに含まれる
課金情報収集命令に基づいてモデム29を駆動し、電話
回線を介してデータメモリ29に格納されている課金情
報をサーバ51に送信するとともに、次回の課金情報収
集時刻を再起動時刻メモリ41に格納する。
【0076】これら、一連の処理を実行した後、主制御
部40から切替部44に対して電力供給遮断信号が供給
される。この信号を受けた切替部44では、電源52か
ら信号処理部2へ供給される電力が遮断され、再び受信
装置1が非受信状態に移行する。
【0077】このように、本実施の形態によれば、課金
情報収集命令の送信される時間帯だけ信号処理部2に電
力を供給すべく制御しているため、待機状態における消
費電力を低減させて、省電力化を図ることが可能とな
る。
【0078】また、使用者が有料番組を購入していない
場合には、次回の課金情報収集時刻に関係なく非受信状
態が継続されるため、更なる省電力化を図ることが可能
となる。
【0079】尚、本実施の形態においては、課金情報収
集命令に基づいて直ぐに課金情報を送信したが、受信装
置毎または使用者毎にID番号を付与し、そのID番号
に応じて送信時刻をずらして送信するように制御しても
よい。この場合、受信装置毎または使用者毎に送信時刻
に時間差が設けられるため、サーバ51につながる電話
回線が極端に混雑することがなくなり、スムーズに課金
情報を送信することが可能となる。
【0080】
【発明の効果】本発明のディジタル放送受信装置によれ
ば、待機状態において、放送データに含まれる受信予定
時刻情報に基づいて、電力制御手段が受信すべき時間帯
だけ特定回路に電力を供給すべく制御しているため、待
機状態における消費電力を低減させて、省電力化を図る
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 放送局における送信装置の構成を示すシステ
ムブロック図である。
【図2】 放送局から送信される付加情報を図解した説
明図である。
【図3】 受信装置をテレビに取り付けた状態を示す外
観構成図である。
【図4】 受信装置の構成を示すシステムブロック図で
ある。
【図5】 新たに放送局から送信された付加情報を図解
した説明図である。
【図6】 図5の付加情報により図2の付加情報を更新
した付加情報を図解した説明図である。
【符号の説明】
1:受信装置 2:信号処理部 28:データメモリ 29:モデム 4:電力制御部 40:主制御部 41:再起動時刻メモリ 42:計時部 43:時刻比較部 44:切替部 51:サーバ 52:電源 6:送信装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 誠 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 西垣 敦郎 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5C025 BA14 BA25 BA26 BA27 CB05 CB06 CB08 DA01 DA04 5C063 AA02 AB03 AB05 AB10 AC01 AC05 AC10 CA23 DA07 5C064 BA01 BB01 BC03 BC18 BC21 BC27 BD04 BD08 BD14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 待機時において放送データの受信を行う
    受信状態及び受信を行わない非受信状態を繰り返して間
    欠的に放送データの受信を行うディジタル放送受信装置
    であって、 現在の時刻に関する情報を出力する計時手段と、該計時
    手段から出力された現在時刻情報及び前記放送データに
    含まれる受信予定時刻情報に基づいて所定の回路への電
    力供給を制御する電力制御手段とを備えていることを特
    徴とするディジタル放送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の回路は少なくとも放送データ
    を受信する受信手段を含むことを特徴とする請求項1記
    載のディジタル放送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記放送データは複数の受信予定時刻情
    報を含み、前記電力制御手段は前記複数の受信予定時刻
    情報のうち前記現在時刻情報に最も近い受信予定時刻情
    報に基づいて前記所定の回路への電力供給を制御するこ
    とを特徴とする請求項1記載のディジタル放送受信装
    置。
  4. 【請求項4】 前記電力制御手段は、前記放送データに
    含まれる受信予定時刻情報より所定時間早く前記所定の
    回路に電力を供給することを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれかに記載のディジタル放送受信装置。
  5. 【請求項5】 前記放送データが放送番組の番組編成に
    関する情報を含み、前記受信予定時刻情報は、前記放送
    番組編成情報が更新される時刻に関する情報であること
    を特徴する請求項1ないし4のいずれかに記載のディジ
    タル放送受信装置。
  6. 【請求項6】 前記放送データが放送番組の番組編成に
    関する情報を含み、前記受信予定時刻情報は、前記放送
    番組終了時刻に関する情報であることを特徴する請求項
    1ないし4のいずれかに記載のディジタル放送受信装
    置。
  7. 【請求項7】 前記放送データが有料番組を購入した際
    に生じる課金情報を収集する課金情報収集命令を含み、
    前記受信予定時刻情報は、前記課金情報収集命令が放送
    される時刻に関する情報であることを特徴する請求項1
    ないし4のいずれかに記載のディジタル放送受信装置。
  8. 【請求項8】 前記課金情報を格納する課金情報記憶手
    段を備え、前記電力制御手段は、前記課金情報記憶手段
    に課金情報が格納されているとき前記受信予定時刻情報
    に基づいて前記所定の回路への電力供給を制御し、前記
    課金情報記憶手段に課金情報が格納されていないとき前
    記受信予定時刻情報によらず前記所定の回路への電力供
    給を停止することを特徴とする請求項7記載のディジタ
    ル放送受信装置。
  9. 【請求項9】 前記課金情報を外部に送信する送信手段
    を備え、前記課金情報収集命令は、各放送受信装置毎に
    割り当てられたID情報に基づいて、前記課金情報を収
    集する時間を設定する送信時刻に関する情報を含み、前
    記電力制御手段は、前記送信時刻情報に基づいて前記送
    信手段の電力供給を制御することを特徴とする請求項8
    記載の放送受信装置。
  10. 【請求項10】 前記課金情報を外部に送信する送信手
    段を備え、前記課金情報収集命令は、各使用者毎に割り
    当てられたID情報に基づいて、前記課金情報を収集す
    る時間を設定する送信時刻に関する情報を含み、前記電
    力制御手段は、前記送信時刻情報に基づいて前記送信手
    段の電力供給を制御することを特徴とする請求項8記載
    の放送受信装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006005935A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 Samsung Electronics Co Ltd デジタル放送プログラム情報を案内するデジタル放送受信用端末及びその方法
US7236213B2 (en) 2002-10-24 2007-06-26 Pioneer Corporation Receiving apparatus and receiving method of reduced power consumption for receiving a broadcast transmission
JP2011160459A (ja) * 2011-03-25 2011-08-18 Kyocera Corp ディジタル放送受信装置
JP2013115645A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Nec Access Technica Ltd 情報配信システムおよび情報配信方法

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