JP2000216775A - 量子コヒ―レンスに基づく量子暗号通信チャンネル - Google Patents

量子コヒ―レンスに基づく量子暗号通信チャンネル

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 量子コヒーレンスに基づく量子暗号通信チャ
ンネルを提供する。 【解決手段】 光源によって活性化されると、信号ビー
ムおよびアイドラー・ビームの形で放射される一組の光
子を各々が発生することができる第一および第二の発生
源102、104を有する。アイドラー・ビーム(i
1)が第二の発生源104に入射するとともにアイドラ
ー・ビーム(i2)と一直線になるように調整され、信
号ビーム(s1、s2)は反射器(108)により指向
されてコモン・ポイントに集束するようになっている。
アイドラー・ビーム(i1)は光変調器110によって
その位相が第一および第二の位相設定値の間で変更さ
れ、制御装置によってその位相変更タイミングが制御さ
れる。上記コモン・ポイントに配置されたビームスプリ
ッター106によって、第一の位相設定値に位相変更さ
れた時には第一の検出器114へ信号ビームが指向さ
れ、第二の位相設定値に位相変更された時には第二の検
出器116へ信号ビームが指向される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暗号通信に関す
る。特に、本発明は、二通信者間で公開送信メッセ−ジ
を暗号化するのに使用できる二組の2進暗号化キ−を秘
密に配送する、物理的原理に基づく方法を提供する。
【0002】
【従来の技術】一般に、二通信者間のみで秘密チャンネ
ルを確立するには次の三つの方法がある。第一の方法
は、秘密の状態でメッセ−ジを配達できる秘密急使を使
うことである。第二の方法は、「公開キ−」と呼ばれる
ものを伴う。この場合、通信者Aと通信者Bは、二つの
素数pおよびqに関して共通の協定を公に設定する。次
いで、通信者Aは秘密の数xを選んで公開数p(mo
d q)を通信者Bに公に送信する。同様に、通信者B
は秘密の数yを選んで数p(mod q)を通信者A
に公に送信する。次いで、通信者Aが数(p
xy(mod q)を計算し、通信者Bが数(p
= pxy(mod q)を計算する。この方法を用
いて、相互に同じキ−が設定される。この方法における
秘密は、第三者がその数を因数分解する計算力を有して
いないという仮定の上でのみ保証される。これら第一お
よび第二の方法は、両方とも周知の技術である。
【0003】第三の方法は、量子暗号法と呼ばれる方法
である。この量子暗号法の基本動作原理を以下に要約す
る。
【0004】送信器Aは、一対の粒子の量子力学的状態
をつくる。そのような状態は、二つの量子力学的粒子
(xおよびy)(例えば光子)のみからなる。その状態
は、それら粒子が“深くかかわった量子状態”の普遍的
なクラスになるような方法においてつくられる。そのよ
うな状態は、粒子xの挙動が粒子yの挙動に密接に関係
するという性質を持つ。例えば、一方がそのような状態
をつくって、光子xが左偏光か右偏光かを測定する場
合、その結果は、もう一方が粒子yについてそのような
性質の同時測定を行って得られる結果と密接に関係して
いる。特別な場合(アインシュタイン−パドルスキイ−
ロ−ゼンEinstein-Podolsky-Rosen(EPR)状態と称
する)においては、粒子x,yの偏光状態が常に反対で
あるために扱い易い。
【0005】深くかかわった2粒子量子状態をつくった
後、送信器Aは通信路を介して一つの粒子xを受信器B
へ送信する。受信器Bは、粒子xを受信した直後にその
偏光を90度回転するか(2進法“1”で表す)、又は
何も行わない(2進法“0”で表す)かを決定して、そ
の粒子xを元の送信器Aへ返送する。受信器Bから返送
された粒子xを受信すると、元の送信器Aは、各種の偏
光状態ベースを用いて両粒子x,yについて二つの同じ
測定を行う。その二つの測定結果が両粒子(x,y)に
関して同じ場合は、送信器Aは受信器Bが2進数の0を
送信器Aに応答したと断定することができる。二つの測
定結果が互いに90度回転している場合は、2進数の1
が記録される。1ビットの秘密キー列が通信された場合
は、一度にただ一つの量子x(例えば、光子)しか送ら
れて来ないから、光子xが盗聴者Cによって捕獲された
り干渉されたりしたら、光子の偏光性質が失われること
となる。したがって、本方法は盗聴に対して安全であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】量子暗号法を利用する
従来の技術では、単一光子対の発生源の代わりにレーザ
ー光源を使用するので、真の量子暗号通信チャンネルを
考慮することができない。これらの技術はそれぞれ利点
があるが、以下の不具合が障害となっている。
【0007】(1)従来の技術は、単一光子を使用して
2進キー列情報を伝送することによって二通信者間のみ
に秘密通信チャンネルを提供するようにはなっておら
ず、よって、物理的原理に基づく秘密保持がなされな
い。
【0008】(2)従来の技術は、二つの深くかかわっ
た粒子の一つが二通信者間の距離を二回移動することを
必要とする、単一粒子の偏光のかかわり状態を利用して
おり、この長い距離の間に、通信チャンネルに対する障
害(即ち、熱的又は機械的に誘発された二重屈折)が通
信チャンネルの偏光を妨害してエラ−を発生させる。
【0009】(3)従来の技術は、二重屈折を自然発生
し易く、また通信チャンネルを妨害してエラ−をもたら
す、単一粒子の偏光のかかわり状態を利用している。
【0010】(4)従来の技術は、外乱(即ち、全通信
期間の間に通信路(ファイバー路)長の不均等変化を早
く生じさせる熱的、音響的外乱)を特に受け易い長い通
信路長の二倍の長さに対しての保護が要求される通信の
ための位相変調を用いており、これが再び通信チャンネ
ルに悪影響を与えてエラ−を生じさせる。
【0011】本発明は、二つの単一光子発生源の間の量
子コヒーレンス特性を用いて従来の通信チャンネルを通
して通信することにより上記問題の全てを解決すること
を目的とする。特に、本発明は、単一量子の量子力学的
状態は、知られていない場合、コピーすることはできな
いという物理的原理に基づいている。
【0012】
【課題を解決するための手段】ゆえに、本発明は上記目
的を達成するために以下のような特徴を有する量子暗号
通信チャンネルを提供する。
【0013】本発明の量子暗号通信路は、光源と、指向
手段と、前記光源によって活性化されると、信号ビーム
およびアイドラー・ビームの形で放射される一組の光子
を各々が発生することができる第一および第二の発生源
であって、第一の発生源からのアイドラー・ビームが第
二の発生源に入射するとともに第二の発生源のアイドラ
ー・ビームと一直線になるように調整され、それぞれの
信号ビームが前記指向手段により指向されてコモン・ポ
イントに集束するように相互に配置されている第一およ
び第二の発生源と、前記第一の発生源からのアイドラー
・ビーム、前記第一の発生源からの信号ビーム又は前記
第二の発生源からの信号ビームの内の一つの位相を第一
および第二の位相設定値の間で変える光変調器と、前記
第一の位相設定値から第二の位相設定値へ位相を変更す
るタイミングを制御する制御装置と、前記第一および第
二の発生源から入射する信号ビームを検出する第一およ
び第二の検出器と、前記コモン・ポイントに配置され
て、位相が前記第一の位相設定値に変更された時に前記
第一の検出器へ信号ビームを指向し、位相が前記第二の
位相設定値に変更された時に前記第二の検出器へ信号ビ
ームを指向するビームスプリッターとを有することを特
徴とする。
【0014】(作用)上記のとおりの本発明において
は、第一の発生源からのアイドラー・ビーム、第一の発
生源からの信号ビーム又は第二の発生源からの信号ビー
ムの内の一つのビームの位相が光変調器によって制御さ
れ、これによりビームスプリッターに入射する各信号ビ
ーム(すなわち、第一および第二の発生源からの信号ビ
ーム)の間の位相ずれが制御される。この光変調器によ
る位相制御は第一および第二の位相設定値の間で行わ
れ、ビームスプリッターではその位相設定値の位相ずれ
に応じて干渉効果により出射信号ビームが第1または第
2の検出器のいずれかへ振り分けられる。具体的には、
第一の位相設定値に基づいて位相制御が行われると、第
一および第二の発生源からの信号ビームはビームスプリ
ッターによって第一の検出器の方向へ指向され、第二の
位相設定値に基づいて位相制御が行われると、第一およ
び第二の発生源からの信号ビームはビームスプリッター
によって第二の検出器の方向へ指向される。本発明で
は、第一の検出器における信号ビームの検出は第一の論
理値に対応し、第二の検出器における信号ビームの検出
は第二の論理値に対応しており、制御装置が第一および
第二の論理値にそれぞれ対応して第一の位相設定値から
第二の位相設定値への位相変換のタイミングを制御する
ことで、複数の第一および第二の論理値からなる暗号キ
ー列が伝送される。
【0015】また、上記の暗号キー列伝送において、第
一の発生源からのアイドラー・ビーム、第一の発生源か
らの信号ビーム又は第二の発生源からの信号ビームのど
れかの部分で外部からの妨害(盗聴)を受けた場合、ビ
ーム・スプリッターに到達する信号ビームの光子が不規
則なものとなり、ビーム・スプリッターから出射される
信号ビームの光子の方向性が不確実なものとなる。従っ
て、第一および第二の信号ビームの光子を確実に指向で
きるかどうかを周期的に試験することにより、通信チャ
ンネルが妨害(盗聴)を受けたかどうかを知ることがで
きる。
【0016】以上説明した本発明の特徴、様相および利
点は、以下の説明、請求項および添付の図面を参照する
ことにより更に良く理解できる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0018】本発明の好適な実施内容を詳述する前に、
図1を参照して、本発明の根拠となる物理的原理の概略
について述べる。
【0019】図1は、第一および第二の発生源102、
104の各々から発生する単一の光子を示す。両発生源
102、104は、パラメトリック・ダウン・コンバ−
タ−として動作する二次非線形結晶であって、“信号”
ビームおよび“アイドラー”ビーム(それぞれsとiで
示されている)と呼ばれる光ビームの形で同時に放射さ
れる一組の光子を発生する。i1とs1は第一の発生源
102から放射されたアイドラー・ビームと信号ビー
ム、i2とs2は第二の発生源104から放射されたア
イドラー・ビームと信号ビームである。二次非線形結
晶、パラメトリック・ダウン・コンバ−タ−としてのそ
の動作モード、信号ビームおよびアイドラー・ビーム
は、いずれも良く知られた技術であるため、ここでは簡
略化のためにその詳細な説明は省略する。
【0020】第一の発生源が一組の光子(s1およびi
1)を放射するか又は第二の発生源が一組の光子(s2
およびi2)を放射するようにシステム・セッティング
が調節されている場合、図1に示す特定の配置の下では
特定の状況が発生する。全ビーム(s1,i1,s2,
i2)の光路長が十分に調節されて、第一および第二の
アイドラー・ビーム(i1,i2)が互いに一直線にな
るように配置された場合は、ビーム・スプリッター(B
S)106に入射する第一および第二の信号ビーム(s
1,s2)の光子は同じ側から出射する。信号ビーム光
路長が信号ビーム(s1,s2)の光子の半波長分(位
相180度シフト)だけ異なるように調節された場合
は、BS106に到達する全ての信号ビーム(s1、s
2)の光子はBS106の反対側から出射する。更に、
二つの発生源102、104間の第一のアイドラー・ビ
ーム(i1)に対して行われる180度位相シフトは、
信号ビーム(s1、s2)をBS106の反対側に切り
替えるのと同じ効果を有する。 換言すれば、第一およ
び第二の同じ非線形結晶発生源102、104は、好ま
しくは単一のレーザー光源(図示せず)からの二つの強
いパルス励起波により光励起される。位相整合条件が適
合すると、第一の信号ビーム(s1)の光子およびアイ
ドラー・ビーム(i1)の光子の同時放射を伴なう第一
の発生源102において、或は少し遅れて第二の信号ビ
ーム(s2)の光子およびアイドラー・ビーム(i2)
の光子の同時放射を伴なう第二の発生源104におい
て、ダウン・コンバ−ジョン(周波数低下変換)が起き
る。第一のアイドラー・ビーム(i1)は、第二の発生
源104を経て、第一および第二の発生源102、10
4間の光路長cτを有する第二のアイドラー・ビーム
(i2)モードに一直線化されている。ここで、cは光
速、τは第一および第二の発生源102、104間の
光学的遅延である。第一の発生源102からの第一の信
号ビーム(s1)は、第一および第二の信号ビーム(s
1、s2)が交差するコモン・ポイントに配置されたB
S106の方へ鏡108によって反射される。第一およ
び第二の信号ビーム(s1、s2)は、それぞれ長さc
τs1およびcτs2の光路abd、cd を有し、B
S106で結合される。光変調器110は、第一のアイ
ドラー・ビーム(i1)の光路中に挿入され、第一およ
び第二の位相設定値の間(好ましくは、ドライバー11
2で制御されるような180度位相シフトまたは0度位
相シフトの間)で位相設定の制御が行われる。なお、光
変調器を代案的に信号ビーム(s1、s2)の一方の光
路におくことができることは、本分野の通常の技術を有
する者が理解し得ることである。それら光路が第一およ
び第二の信号ビーム(s1、s2)の光子および第一お
よび第二のアイドラー・ビーム(s1、s2)の光子の
コヒーレンス長範囲内に釣り合っている時、即ち、それ
ら光路についてτs1−τs2=τが成り立つ時は、
干渉効果が生じる。
【0021】干渉効果は良く知られた技術であるため、
ここでは、簡単化のために二つのキーの特徴のみを説明
する。第一は、通信路の位相を制御することにより、ビ
ーム・スプリッター106の一方のポート(またはサイ
ド)又は反対のポートから出射するように全ての光子に
関する確率を決定的な方法で制御できることである。も
う一つのキーの特徴は、通信チャンネル経路、すなわち
光線s1、s2およびi1が通る通信路のどれかの部分
がどのような方法で変更されても、ビーム・スプリッタ
ー106に到達する光子が不規則に出射することであ
る。
【0022】更に、光路長が十分に調整されていれば、
180度の位相ずれがある場合は第一および第二の信号
光(s1、s2)の光子が共に第一の検出器114に到
達し、0度の位相ずれがある場合は第二の検出器116
に到達するように、干渉効果により切り替えられる。こ
のようにビーム・スプリッター106は、第一のアイド
ラー・ビーム(i1)の位相が180度ずれている場合
は信号光(s1、s2)を第一の検出器114の方向に
指向し、第一のアイドラー・ビーム(i1)の位相のず
れが0度の場合は信号光(s1、s2)を第二の検出器
116の方向に指向する。
【0023】図1に示した装置の位相を制御することに
より、BS106からの第一および第二の信号ビーム
(s1、s2)の光子の方向を制御できる。この特別な
挙動は、三つの光路、即ち、第一および第二の信号ビー
ム(s1、s2)と第一のアイドラー・ビーム(i1)
の全てが公開されて外部から妨害されないという条件下
においてのみ有効である。外部からの妨害(盗聴)は、
信号光子の方向性を不確実なものにする。従って、第一
および第二の信号ビーム(s1、s2)の光子を確実に
指向できるかどうかを周期的に試験することにより、通
信チャンネルを試験して障害を受けたかどうかを判定す
ることができる。
【0024】ここで、図2を参照すると、同図には本発
明の好適な実施例が示されており、符号200で総括的
に参照されている。図2中、図1と同じ構成は同じ参照
符号を付している。本システムは、“送信器”サイド2
02と“受信器”サイド204とを有するが、これら
“サイド”が信号ビーム(s1、s2)の送信又は受信
ができるように送信器機能と送信器機能を併有できるこ
とは当業者の認識の範囲である。送信器サイド202
は、主として単一の光子に対するコヒーレントな重畳量
子状態を作り出す装置からなり、受信器側204は主と
して解析装置からなっている。送信器202と受信器2
04は、暗号キー伝送用の光ファイバー通信路206お
よび検証目的のため公開チャンネル(非安全データライ
ン)208を介してリンクされている。
【0025】(送信器サイド)光源210は、望ましく
はモード・ロック・レーザーであって、第一および第二
の二次非線形結晶発生源102、104を励起するため
に用いられる短波長レーザーパルス列を放射する。ま
た、レーザーは片方の結晶発生源102に直接入射し、
図2に示す鏡212、214のような鏡装置を経て他方
の結晶発生源104へ反射されることが好ましい。な
お、本発明の範囲又は精神から逸脱することがない限
り、レーザー・ビームを両発生源102、104に供給
するためにどのような装置でも使用できる。
【0026】適切な位相整合条件を選ぶことにより、第
一および第二の発生源102、104の各々は、一対の
周波数低減信号ビーム(s1、s2)の光子とアイドラ
ー・ビーム(i1,i2)の光子を発生することができ
る。第一の発生源102からの第一のアイドラー・ビー
ム (i1)は、第二の発生源104からの第二のアイ
ドラー・ビーム(i2)と同じ伝播モードになるように
調整される。電圧制御モジュ−ル218により駆動され
る第一の光変調器216は、第一のアイドラー・ビーム
(i1)の光路中に挿入されている。結合されたビーム
の伝播モード(i1およびi2)は、その出力が暗号化
キー列伝送の状態信号として使用される単一光子アバラ
ンシェ・フォト・ダイオ−ド検出器のようなアイドラー
・ビーム単一光子検出器220に入るように調整され
る。第一の光変調器216は、送信器側のコンピュータ
ー236からの制御信号に基づいて180度又は0度の
位相シフトを行うことができ、且つモードロックレーザ
ー210と同期したマスター・クロックからの導出信号
と同調している。第一の発生源102からの第一の信号
ビーム(s1)は鏡224で反射されて、第一のコモン
・ポイント227に配置された第一の偏光ビームスプリ
ッター(PBS)226に入射する。その偏光は、第一
の信号ビーム(s1)が常に第一のPBS226を経て
第二の光変調器228に入るように調整されている。第
二の発生源104からの第二の信号ビーム(s2)は、
該第二の信号ビーム(s2)を第一のPBS226に入
射させる鏡232に入射する前に、その偏光が90度回
転されるように第一の半波板(λ/2)230を通り抜
ける。ゆえに、第一のPBS226に入射する第二の信
号ビーム(s2)は常に第一の信号ビーム(s1)と同
じ空間伝播モードで反射され、第一の信号ビームと同様
に第二の光変調器228に入射する。第二の光変調器2
28は、第一および第二の信号ビーム(s1、s2)の
偏光をその入口で90度又は0度回転できる電圧ドライ
バー234によって制御される。その回転は、マスター
・クロック222と同期した送信器側コンピューター2
36からのタイミング信号に基づいて制御される。望ま
しくは、クロック信号は、第一の信号ビーム(s1)の
光子が第二の光変調器228に到達した時にその偏光が
回転していないように調整される。更に、到達信号光子
が第二の信号ビーム(s2)の光子であった場合には、
第二のPBS226に入射するように第一の半波板(λ
/2)230により回転した後に、その偏光が第二の光
変調器228により90度回転され、結果、元の状態に
戻る。第一および第二の信号ビーム(s1、s2)の光
子は異なる時刻に発生されるので、必要な偏光回転が行
うことができる時間窓が存在する。従って、信号ビーム
(s1、s2)の光子がどこ(発生源102又は10
4)から来るかに関係なく、信号ビーム(s1、s2)
の光子間には時間遅れのみが存在し、それら光子の偏光
状態は同じである。第二の光変調器228から出ると、
第一および第二の信号ビーム(s1、s2)の両方から
なる単一の伝播モードは、第一のレンズ238により受
信器側204への通信のための単一モード・ファイバー
206に収束される。適切な電気的調整および遅延調整
の後に、マスター・クロック信号もまた同期をとるため
にデータ・ライン208を経て受信器側に伝送される。
マスター・クロック信号は、最初の同期用に受信器側に
一回だけ送付される必要がある。送信器側および受信器
側の双方ともローカル・クロックを介して送信および受
信を制御できる。第一および第二のアイドラー・ビーム
(i1、i2)の光子の検出が旨く言ったことを示す電
子フラグ信号もまたデータライン208を経て受信器サ
イド204へ送られる。
【0027】(受信器サイド)受信器サイド204は解
析装置で構成される。ファイバー通信路206を通じて
単一光子重畳状態(s1、s2)を、データライン20
8を通じてタイミング信号をそれぞれ受信すると、受信
器のコンピューター・クロック240は、第三のドライ
バー245を経て第三の光変調器242へ定期信号を送
出する。
【0028】あるいは、第一および第二の制御部21
8、234をマスター・クロック222により同期さ
せ、第三の制御部245を始めはマスター・クロック2
22により同期させ、その後、受信器側クロック240
により同期させることができる。このように、マスター
・クロック222と受信器サイド・クロック240はマ
スター/スレイブの関係にある。
【0029】第三の光変調器242は以下の機能を実行
する。クロック信号は、第一の信号ビーム(s1)の光
子が第三の光変調器242に到達した時にその偏光が元
のままとなるように調整される。少しの遅延の後、到達
した第二の信号ビーム(s2)の光子に関しては、その
偏光が90度回転する。従って、第一の信号ビーム(s
1)の光子は、第二の偏光ビーム・スプリッター(PB
S)244を通じて続けて伝送されて、遅延がうまく調
整される。第二の信号ビーム(s2)の光子は、第二の
PBS244から反射され、第二の半波長板(λ/2)
246を通り、受信器204の下部ア−ムに入射する。
第一および第二の信号ビーム(s1、s2)が第二のP
BSに入る前に第二のレンズ243でコリメートされて
いることが好ましい。第一および第二の信号ビーム(s
1、s2)は、図2に示すように、好ましくは鏡25
0、252、254および256等の鏡配置により、ビ
ームスプリッター(BS)249が配置される第二のコ
モン・ポイント248に向けられる。適切な時間調整
で、第一および第二の信号ビーム(s1、s2)が干渉
を起こす。従って、第一の光変調器216で発生する位
相ずれが0度に設定された場合は、全ての信号ビーム
(s1又はs2)の光子はビームスプリッター(BS)
249の一方の側に出て第一の信号ビーム単一光子検出
器258により検出される。逆に、第一の光変調器21
6が位相180度に設定された場合は、全ての信号ビー
ム(s1又はs2)の光子はBS249の他の側から出
て第二の信号ビーム単一光子検出器260により検出さ
れる。第一または第二の信号ビーム単一光子検出器25
8、260のどちらが光子を記録したかを検出すること
で、受信器204は送信器が論理値1又は0を送信した
かを決定することができる。2進法における1、0等の
論理値の列は、暗号化キー列を構成する。
【0030】(エラ−検出および訂正)送信器202お
よび受信器204は、良く知られた従来の固定技術を用
いることによって経路長差を能動的に固定できる。この
ように、送信器サイド202および受信器サイド204
の双方における経路長差に基づくエラ−を減少できる。
更に、送信器202および受信器204は、信号ビーム
(s1、s2)伝送におけるエラ−を検出することがで
き、失敗した転送を途中でやめることによりそのような
エラ−を訂正することができる。
【0031】以下に、両通信者(送信器202および受
信器204)がキー列通信結果を修正できる条件を説明
する。第一に、送信器202は、通信成功の条件とし
て、アイドラー・ビーム単一光子検出器220による第
一および第二のアイドラー・ビーム(i1,i2)の光
子の検出を使用する。アイドラー・ビーム検出器220
による第一および第二のアイドラー・ビーム(i1,i
2)の光子の検出成功の条件下においてのみ、送信器2
02はフラグ信号を受信器204に送り、受信器204
下では、第一又は第二の信号ビーム単一光子検出器25
8または260の何れかによる検出が記録される。第二
に、受信器側204が第一又は第二の信号ビーム単一光
子検出器258、260の何れかにより第一又は第二の
信号ビーム単一光子を検出するという条件下においての
み、検出成功を示すフラグ信号が従来のデータ・ライン
208を介して送信器202へ送り返される。第一およ
び第二のアイドラー・ビーム(i1,i2)の光子検出
用のフラグ信号と結合され、通信は成功と見なされる。
【0032】次に、キー列伝送を比較検証する。このス
テップでは、送信器202と受信器204の間の伝送条
件が従来の通信路を通じて比較される。矛盾がある場合
は、暗号化キー列伝送がより高い成功率で発生すること
を保証するために、必要な位相変化が調整される。更
に、秘密暗号化キー列伝送の検査手順を、採用し暗号化
キー列伝送の各ビットを検査するために用いることがで
きる。そのような方法を用いて、成功伝送暗号化キー・
ビットが識別されて保存され、失敗ビットが識別されて
廃棄される。最後に、またこの検査手順を用いて全通信
チャンネルを検査し、盗聴者が存在するかどうかを決定
することができる。そのような検査手順は、望ましく
は、送信器202が量子状態を準備し(アルゴリズムを
使用して任意の位相順序を発生する)、受信器204へ
その状態を送信するという構成を用いる。数回の繰り返
しの後、送信器202および受信器204が検査結果を
比較する。不一致の場合は、通信チャンネルに障害があ
ると断定することができる。その他の場合は、通信は安
全である。
【0033】当業者は、本発明の通信が一方通行である
ことを認識することができる。即ち、送信器202がキ
ー列内のある特定ビットに対してある2進数を選択し、
それに応じて全経路に対して位相値を設定してその値を
達成する。検査手順は、望ましくは、まず送信器側20
2と受信器側204間の位相関係が同一であることを保
証することを行う。その後、暗号キ−伝送システムの校
正を行う。本発明においては、第一および第二の信号ビ
ーム(s1,s2)が両方共に同じファイバー経路(フ
ァイバーリンク206)を通るから、第一および第二の
信号ビーム(s1,s2)を伝送するファイバー206
に対する如何なる外乱によっても二つの信号ビーム間の
全体の位相関係が変更になることはない。これは実際に
は、二つの信号ビームは、多重分離を可能とするため
に、ファイバー206内部において時間的に数ナノ秒だ
け分離されているにすぎないからである。そのような短
い遅延は、余りにも短すぎ、どのような熱的、機械的ま
たは音響的な妨害によっても影響を受ける。従って、こ
れら第一および第二の信号ビーム(s1,s2)は共
に、ファイバー経路206に対する外部妨害によって受
ける影響は同じで、そのためこれらの経路長差または相
対的位相が保存される。更に、当業者が認識できるよう
に、本発明は従来技術の上記欠点を除去する量子力学的
状態の偏光の保存に依存するものではない。
【0034】以上、本発明の好適な実施例を説明した
が、本発明の精神から逸脱することがない限り、形態お
よび細部にわたり多くの修正変更が可能であることはい
うまでもない。ゆえに、本発明は記述および図示した正
確な形態に制限されることなく、添付の請求の範囲に属
するすべての修正を含むように構成されるべきものであ
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第一および第二の検出器における信号ビームの検出結果
がそれぞれ第一および第二の論理値とされて、複数の第
一および第二の論理値からなる暗号キー列の伝送が行わ
れるようになっているので、単一粒子の偏光のかかわり
状態が利用される従来の量子暗号通信チャンネルにおい
て生じていたような、通信チャンネルに対する障害(即
ち、熱的又は機械的に誘発された二重屈折)によるエラ
−が発生することはない。したがって、従来にない通信
品質に優れた量子暗号通信チャンネルを提供することが
できる。
【0036】また、本発明では、外部からの妨害(盗
聴)を受けた場合には、ビーム・スプリッターに到達す
る信号ビームの光子が不規則なものとなって、第一およ
び第二の検出器の検出結果が不確実なものとなるので、
物理的原理に基づく秘密保持がなされ、盗聴することは
困難である。したがって、秘密性、安全性に優れた量子
暗号通信チャンネルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】誘導放出効果を伴わない誘導コヒーレンスを有
する本発明のシステムの概観図である。
【図2】本発明の送信器と受信器の間の暗号通信チャン
ネルの概要図である。
【符号の説明】
102 第一の発生源 104 第二の発生源 106 ビーム・スプリッター 108 鏡 110 光変調器 112 ドライバー 114 第一の検出器 116 第二の検出器

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 量子コヒーレンスに基づく量子暗号通信
    チャンネルであって、 光源と、 指向手段と、 前記光源によって活性化されると、信号ビームおよびア
    イドラー・ビームの形で放射される一組の光子を各々が
    発生することができる第一および第二の発生源であっ
    て、第一の発生源からのアイドラー・ビームが第二の発
    生源に入射するとともに第二の発生源のアイドラー・ビ
    ームと一直線になるように調整され、それぞれの信号ビ
    ームが前記指向手段により指向されてコモン・ポイント
    に集束するように相互に配置されている第一および第二
    の発生源と、 前記第一の発生源からのアイドラー・ビーム、前記第一
    の発生源からの信号ビーム又は前記第二の発生源からの
    信号ビームの内の一つの位相を第一および第二の位相設
    定値の間で変える光変調器と、 前記第一の位相設定値から第二の位相設定値へ位相を変
    更するタイミングを制御する制御装置と、 前記第一および第二の発生源から入射する信号ビームを
    検出する第一および第二の検出器と、 前記コモン・ポイントに配置されて、位相が前記第一の
    位相設定値に変更された時に前記第一の検出器へ信号ビ
    ームを指向し、位相が前記第二の位相設定値に変更され
    た時に前記第二の検出器へ信号ビームを指向するビーム
    スプリッターとを有する量子暗号通信チャンネル。
  2. 【請求項2】 前記光源がレーザーである請求項1に記
    載の量子暗号通信チャンネル。
  3. 【請求項3】 前記指向手段が、各信号ビームの光路に
    配置され、各信号ビームが前記コモン・ポイントに向け
    られるように角度が付けられた反射器である請求項1に
    記載の量子暗号通信チャンネル。
  4. 【請求項4】 前記第一および第二の発生源が二次非線
    形結晶である請求項1に記載の量子暗号通信チャンネ
    ル。
  5. 【請求項5】 前記光源からの光が前記第一の発生源に
    入射するように構成されるとともに、前記光源からの光
    を前記第二の発生源に入射するように指向するために前
    記光源の光路に配置された一連の反射器をさらに有する
    請求項1に記載の量子暗号通信チャンネル。
  6. 【請求項6】 前記第一の位相設定値が前記第一の発生
    源からのアイドラー・ビームの位相であり、前記第二の
    位相設定値が180度シフトされた前記第一の発生源か
    らのアイドラー・ビームの位相である請求項1に記載の
    量子暗号通信チャンネル。
  7. 【請求項7】 前記ビームスプリッターが偏光ビームス
    プリッターである請求項1に記載の量子暗号通信チャン
    ネル。
  8. 【請求項8】 前記第一の検出器での信号ビームの検出
    が第一の論理値に対応し、前記第二の検出器での信号ビ
    ームの検出が第二の論理値に対応する請求項1に記載の
    量子暗号通信チャンネル。
  9. 【請求項9】 2進論理方式が用いられ、前記第一の論
    理値が論理1又は論理0のいずれか一方の値であり、前
    記第二の論理値が前記論理1および論理0のもう一方の
    値である請求項8に記載の量子暗号通信チャンネル。
  10. 【請求項10】 前記制御装置が、前記第一および第二
    の論理値に対応して、それぞれ第一の位相設定値から第
    二の位相設定値への位相変更のタイミングを制御し、こ
    れにより複数の第一および第二の論理値から成る暗号キ
    ー列を安全に伝送するように構成されている請求項8に
    記載の量子暗号通信チャンネル。
  11. 【請求項11】 量子コヒーレンスに基づく量子暗号通
    信チャンネルであって、 送信器システムと受信器システムおよび光リンクとを有
    し、 前記送信器システムは、 光源と、 第一の指向手段と、 前記光源によって活性化されると、信号ビームおよびア
    イドラー・ビームの形で放射される一組の光子を各々が
    発生することができる第一および第二の発生源であっ
    て、第一の発生源からのアイドラー・ビームが第二の発
    生源に入射するとともに第二の発生源のアイドラー・ビ
    ームと一直線になるように調整され、それぞれの信号ビ
    ームが前記第一の指向手段により指向されて第一のコモ
    ン・ポイントに集束するように相互に配置されている第
    一および第二の発生源と、 前記第一の発生源からのアイドラー・ビーム、前記第一
    の発生源からの信号ビーム又は前記第二の発生源からの
    信号ビームの内の一つの位相を第一および第二の位相設
    定値の間で変える光変調器と、 第一の位相設定値から第二の位相設定値へ位相を変更す
    るタイミングを制御する第一の制御装置とを有し、 前記受信器システムは、 前記送信器システムからの信号ビームを第二のコモン・
    ポイントに集束するように指向する第二の指向手段と、 前記第一および第二の発生源から入射する信号ビームを
    検出する第一および第二の検出器と、 前記第二のコモン・ポイントに配置されて、位相が前記
    第一の位相設定値に変更された時に前記第一の検出器へ
    信号ビームを指向し、位相が前記第二の位相設定値に変
    更された時に前記第二の検出器へ信号ビームを指向する
    ビームスプリッターとを有し、 前記光リンクは、前記第二および第三の光変調器の光通
    信におけるものであって、前記送信器システムと前記受
    信器システムを光学的に接続しその間に信号ビームを伝
    送するように構成されている量子暗号通信チャンネル。
  12. 【請求項12】 前記光源がレーザーである請求項11
    に記載の量子暗号通信チャンネル。
  13. 【請求項13】 前記第一および第二の発生源が二次非
    線形結晶である請求項11に記載の量子暗号通信チャン
    ネル。
  14. 【請求項14】 前記光源からの光が前記第一の発生源
    に入射するように構成されるとともに、前記光源からの
    光を前記第二の発生源に入射するように指向するために
    前記光源の光路に配置された一連の反射器をさらに有す
    る請求項11に記載の量子暗号通信チャンネル。
  15. 【請求項15】 前記第一の位相設定値が前記第一の発
    生源からのアイドラー・ビームの位相であり、前記第二
    の位相設定値が180度シフトされた前記第一の発生源
    からのアイドラー・ビームの位相である請求項11に記
    載の量子暗号通信チャンネル。
  16. 【請求項16】 前記ビームスプリッターが偏光ビーム
    スプリッターである請求項11に記載の量子暗号通信チ
    ャンネル。
  17. 【請求項17】 前記第一の検出器での信号ビームの検
    出が第一の論理値に対応し、前記第二の検出器での信号
    ビームの検出が第二の論理値に対応する請求項11に記
    載の量子暗号通信チャンネル。
  18. 【請求項18】 2進論理方式が用いられ、前記第一の
    論理値が論理1又は論理0のいずれか一方の値であり、
    前記第二の論理値が前記論理1および論理0のもう一方
    の値である請求項17に記載の量子暗号通信チャンネ
    ル。
  19. 【請求項19】 前記第一の制御装置が、前記第一およ
    び第二の論理値に対応して、それぞれ第一の位相設定値
    から第二の位相設定値への位相変更のタイミングを制御
    し、前記受信器システムへの安全な伝送のために暗号化
    キ−として前記第一および第二の論理値の列を使用する
    ように構成されている請求項17に記載の量子暗号通信
    チャンネル。
  20. 【請求項20】 第一の指向手段が、 前記第二の発生源からの信号ビームの光路に配置され、
    前記第二の発生源からの信号ビームの位相を90度シフ
    トする半波長板と、 前記第一および第二の発生源からの信号ビームの光路に
    配置され、前記第一および第二の発生源からの信号ビー
    ムをそれぞれ前記第一のコモン・ポイントへ指向する第
    一および第二の鏡と、 前記第一のコモン・ポイントに配置され、前記第一の発
    生源からの信号ビームを伝送するとともに、90度位相
    がシフトした前記第二発生源からの信号ビームを反射す
    る第一の偏光ビームスプリッターと、 前記第一の偏光ビームスプリッターと前記光リンクの間
    の光路に配置された第二の光変調器であって、前記第一
    発生源からの信号ビームの位相が元のままとされ、前記
    第二発生源からの信号ビームの位相がさらに90度だけ
    シフトされてそれにより前記第一の半波長板によりシフ
    トされる前の状態にその信号ビームの位相が回復される
    ように制御されている第二の光変調器とを有し、 前記第二の指向手段が、 前記光リンクからの信号ビームを受信する第三の光変調
    器であって、前記第一の発生源からの信号ビームの位相
    が元のままとされ、前記第二の発生源からの信号ビーム
    の位相が90度シフトされるように制御される第三の光
    変調器と、 前記第一の発生源からの信号ビームを伝送するととも
    に、90度位相がシフトされた前記第二の発生源からの
    信号ビームを反射する第二の偏光ビームスプリッター
    と、 前記第二のコモン・ポイントに集束する前の前記第二の
    発生源からの信号ビームの光路に配置され、前記第二の
    発生源からの信号ビームの位相を90度シフトし、それ
    によりその信号ビームの位相を前記第三の光変調器によ
    りシフトされる前の状態となるように回復する第二の半
    波長板と、 前記第一および第二の発生源からの各信号ビームの光路
    にそれぞれ配置され、前記第一および第二の発生源から
    の信号ビームをそれぞれ前記第二のコモン・ポイントへ
    指向する第三および第四の鏡とを有する請求項11に記
    載の量子暗号通信チャンネル。
  21. 【請求項21】 前記受信システムに伝送される前に前
    記光リンクに前記第二の光変調器からの信号ビームを集
    束する第一のレンズを更に有する請求項20に記載の量
    子暗号通信チャンネル。
  22. 【請求項22】 前記第三の光変調器から前記第二の偏
    光ビームスプリッターに入射する信号ビームを平行化す
    る第二のレンズを更に有する請求項20に記載の量子暗
    号通信チャンネル。
  23. 【請求項23】 前記第二および第三の光変調器のタイ
    ミングを制御する第二および第三の制御装置を更に有す
    る請求項20に記載の量子暗号通信チャンネル。
  24. 【請求項24】 前記第一、第二、および第三の制御装
    置がマスター・クロックにより同期化され、それら制御
    装置からの信号が前記送信器システムを前記受信器シス
    テムに接続するデータ・ラインによって伝送されるよう
    に構成された請求項23に記載の量子暗号通信チャンネ
    ル。
  25. 【請求項25】 前記送信器システムが光源に同期した
    第一のクロックを更に有し、前記受信器システムが第二
    のクロックを有し、前記第一および第二の制御装置が前
    記第一のクロックにより同期化され、前記第三の制御装
    置が初めは前記第一のクロックにより同期化されて、こ
    れら制御装置からの信号が送信器システムを受信器シス
    テムに接続するデータ・ラインによって伝送され、その
    後前記第三の制御器が前記第二のクロックにより同期化
    されるように構成された請求項23に記載の量子暗号通
    信チャンネル。
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