JP2000216433A - 半導体素子、半導体発光素子およびn型半導体の形成方法 - Google Patents

半導体素子、半導体発光素子およびn型半導体の形成方法

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JP2000216433A
JP2000216433A JP1342499A JP1342499A JP2000216433A JP 2000216433 A JP2000216433 A JP 2000216433A JP 1342499 A JP1342499 A JP 1342499A JP 1342499 A JP1342499 A JP 1342499A JP 2000216433 A JP2000216433 A JP 2000216433A
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layer
gan
semiconductor
light emitting
based semiconductor
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JP1342499A
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English (en)
Inventor
Mutsuyuki Yoshie
睦之 吉江
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い電子濃度を有するn型半導体層を備えた
半導体素子および半導体発光素子を提供することであ
る。 【解決手段】 GaN系半導体レーザ素子100は、サ
ファイア基板11上に、低温バッファ層12、n−Ga
Nコンタクト層13、高濃度n−GaN層14、高濃度
n−Al0.1 Ga0.9 Nクラッド層15、n−Al0.1
Ga0.9 Nクラッド層16、n−GaN光ガイド層1
7、n−MQW発光層18、p−Al0.1 Ga0.9 N層
19、p−GaN光ガイド層20、p−Al0.1 Ga
0.9 Nクラッド層21およびp−GaNコンタクト層2
2が順に積層されている。高濃度n−GaN層14およ
び高濃度n−Al0.1 Ga0.9 Nクラッド層15の電子
濃度は1×1021cm-3である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、BN(窒化ホウ
素)、GaN(窒化ガリウム)、AlN(窒化アルミニ
ウム)もしくはInN(窒化インジウム)またはこれら
の混晶等のIII −V族窒化物系半導体(以下,窒化物系
半導体と呼ぶ)からなる化合物半導体層を有する半導体
素子、半導体発光素子およびn型半導体の形成方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、青色、または紫色の光を発する発
光ダイオード、半導体レーザ素子等の半導体発光素子と
して、GaN系半導体発光素子の実用化が進んできてい
る。
【0003】図9は、従来のGaN系半導体レーザ素子
の例を示す断面図である。図9に示すように、GaN系
半導体レーザ素子400は、サファイア基板63のc
(0001)面上に、アンドープのAl0.1 Ga0.9
からなる低温バッファ層64、n−GaNコンタクト層
65、n−Al0.1 Ga0.9 Nクラッド層66、n−G
aN光ガイド層67、n−MQW発光層68、p−Al
0.1 Ga0.9N層69、p−GaN光ガイド層70、p
−Al0.1 Ga0.9 Nクラッド層71およびp−GaN
コンタクト層72が順に形成されている。
【0004】p−GaNコンタクト層72からn−Ga
Nコンタクト層65までの一部領域がエッチングされ、
n−GaNコンタクト層65が露出している。この露出
したn−GaNコンタクト層65上にn電極80が形成
されている。また、p−GaNコンタクト層72上にp
電極81が形成されている。p−GaNコンタクト層7
2上面およびn−GaNコンタクト層65上面と、各半
導体層65〜72の側面とがSiO2 保護膜83により
被覆されている。
【0005】上記の半導体レーザ素子400において、
n型ドーパントとしては、Siが用いられており、p型
ドーパントとしてはMgが用いられている。各n型半導
体層66〜69の電子濃度は、1×1018cm-3であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】n型ドーパントとして
Siを用いた場合、GaN系半導体に対するSiの固溶
度は低い。このため、高濃度のSiをGaN半導体にド
ープすることが困難である。また、Siを1×1020
-3以上の高濃度でGaN系半導体にドープした場合、
Siは偏斥する。
【0007】このように、n型ドーパントとしてSiを
用いた場合においては、GaN系半導体を高濃度にドー
プすることが困難であり、電子濃度が1×1020cm-3
を越えるn型GaN系半導体を得ることが困難である。
【0008】本発明の目的は、高い電子濃度を有するn
型窒化物系半導体の形成方法を提供することである。
【0009】本発明のさらに他の目的は、高い電子濃度
を有するn型半導体層を備えた半導体素子および半導体
発光素子を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明に係るn型半導体の形成方法は、ホウ素、ガリウ
ム、アルミニウムおよびインジウムの少なくとも1つを
含む窒化物系半導体中に炭素をn型不純物としてドープ
することによりn型半導体を形成するものである。
【0011】本発明に係るn型半導体の形成方法によれ
ば、n型不純物として炭素を用いることにより電子濃度
の高いn型窒化物系半導体が得られる。したがって、接
触抵抗の低減、電流障壁の除去、デルタドーピングまた
は局所ドーピングが可能となる。
【0012】第2の発明に係る半導体素子は、ホウ素、
ガリウム、アルミニウムおよびインジウムの少なくとも
1つを含む窒化物系半導体中にn型不純物として炭素が
ドープされてなるn型半導体層を備えたものである。
【0013】本発明に係る半導体素子においては、n型
不純物として炭素を用いることにより電子濃度の高いn
型窒化物系半導体層が得られる。したがって、接触抵抗
の低減、電流障壁の除去、デルタドーピングまたは局所
ドーピングが可能となる。
【0014】第3の発明に係る半導体発光素子は、ホウ
素、ガリウム、アルミニウムおよびインジウムの少なく
とも1つを含む窒化物系半導体層を備えた半導体発光素
子であって、窒化物系半導体層は、n型不純物として炭
素がドープされたn型半導体層を含むものである。
【0015】本発明に係る半導体発光素子においては、
n型不純物として炭素を用いることにより電子濃度の高
いn型窒化物系半導体層が得られる。したがって、接触
抵抗の低減、電流障壁の除去、デルタドーピングまたは
局所ドーピングが可能となる。
【0016】窒化物系半導体層は、第1のコンタクト
層、第1のクラッド層、発光層、第2のクラッド層およ
び第2のコンタクト層を順に含み、第1のコンタクト層
および第2のコンタクト層の一方がn型半導体層であっ
てもよい。
【0017】この場合、第1のコンタクト層および第2
のコンタクト層の一方の電子濃度を1×1020cm-3
上にすることが可能となる。それにより、第1のコンタ
クト層または第2のコンタクト層が低抵抗化される。
【0018】上記のように電子濃度が高く低抵抗化され
た第1のコンタクト層または第2のコンタクト層にn電
極を接触させた場合、n電極は第1のコンタクト層また
は第2のコンタクト層に容易にオーミック接触する。ま
た、n電極と、第1のコンタクト層または第2のコンタ
クト層との接触抵抗は低い。したがって、半導体発光素
子の動作電圧が低くなるとともに、発光効率が向上す
る。
【0019】また、窒化物系半導体層は、第1のコンタ
クト層、第1のクラッド層、発光層、第2のクラッド層
および第2のコンタクト層を順に含み、第1のコンタク
ト層と第1のクラッド層との間または第2のコンタクト
層と第2のクラッド層との間にn型半導体層が設けられ
てもよい。
【0020】この場合、第1のコンタクト層と第1のク
ラッド層との間または第2のコンタクト層と第2のクラ
ッド層との間に、電子濃度が1×1020cm-3以上のn
型半導体層が設けられる。
【0021】上記のように、n型半導体層の電子濃度が
高い場合においては、n型半導体層中にエネルギーの障
壁が存在しても、このエネルギーの障壁により電子の流
れが阻害されることはない。したがって、半導体発光素
子の動作電圧が低くなるとともに、発光効率の向上が図
られる。
【0022】さらに、窒化物系半導体層は、発光層を含
み、発光層がn型半導体層であってもよい。
【0023】この場合、発光層の電子濃度を1×1020
cm-3以上にすることが可能となる。それにより、ピエ
ゾ効果によるエネルギーバンドの曲がりにより発生する
発光強度の低下を防止することが可能となる。したがっ
て、半導体発光素子の発光強度の向上が図られる。
【0024】また、窒化物系半導体層は、第1のクラッ
ド層、第1の光ガイド層、発光層、第2の光ガイド層お
よび第2のクラッド層を順に含み、第1の光ガイド層お
よび第2の光ガイド層の一方がn型半導体層であっても
よい。
【0025】この場合、第1の光ガイド層または第2の
光ガイド層の一方の電子濃度を1×1020cm-3以上に
することが可能となる。それにより、ピエゾ効果による
エネルギーバンドの曲がりにより発生する発光強度の低
下を防止することが可能となる。したがって、半導体発
光素子の発光強度の向上が図られる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るn型半導体の
形成方法の例を示す模式的工程断面図である。
【0027】図1(a)に示すように、十分洗浄したサ
ファイア基板1のc(0001)面上に、MOCVD法
(有機金属気相成長法)により、アンドープのAl0.1
Ga 0.9 Nからなる層を成長させる。この場合、原料ガ
スとしてトリメチルガリウム、トリメチルアルミニウム
およびアンモニアを用い、成長時の基板温度は650℃
とする。
【0028】このようにして、厚さ20nmの低温バッ
ファ層2を形成する。続いて、低温バッファ層2上に、
Cをn型不純物としてドープされてなるn−GaNを成
長させる。この場合、原料ガスとしてトリメチルガリウ
ムおよびアンモニアを用い、供給する原料ガス中のN/
Ga比を10000とする。成長時の基板温度は115
0℃とする。また、ドーパントガスとしてメタンガスを
供給流量0.7sccmで供給する。
【0029】このようにして、n型不純物としてCがド
ープされてなり、電子濃度が5×1018cm-3である厚
さ2μmのn−GaN層3を形成する。
【0030】さらに、n−GaN層3上に、n型不純物
としてCがドープされてなるn−GaNを成長させる。
この場合、n−GaN層3の成長時と同様に、原料ガス
としてトリメチルガリウムおよびアンモニアを用い、ド
ーパントガスとしてメタンガスを用いる。また、供給す
る原料ガス中のN/Ga比を10000とし、基板温度
は1150℃とする。なお、この場合のn−GaNの成
長時におけるメタンガスの供給流量は80sccmとす
る。
【0031】このようにして、n型不純物としてCがド
ープされてなり、電子濃度が1×1021cm-3である厚
さ300nmの高濃度n−GaN層4を形成する。
【0032】GaN系半導体にCをドープする場合にお
いて、GaN系半導体のNサイトにCを選択的にドープ
すると、Cはアクセプタとして作用する。このため、G
aN系半導体をp型にドープすることができる。一方、
GaN系半導体のGaサイトにCを選択的にドープした
場合、Cはドナーとして作用する。このため、GaN系
半導体層をn型にドープすることができる。このよう
に、CはGaN系半導体のドーピングにおいて、n型不
純物およびp型不純物のいずれとしても用いることが可
能な両性不純物である。
【0033】CをGaN系半導体のNサイトおよびGa
サイトのいずれにドープするかは、GaN系半導体の成
長時の条件を制御することにより、選択することが可能
である。
【0034】図1(b),(c)に示すn−GaN層3
および高濃度n−GaN層4の成長時においては、供給
する原料ガス中のN/Ga比を通常よりも高くすること
により、選択的にGaNのGaサイトにCをドープする
ことが可能となる。これにより、GaNはn型にドープ
される。
【0035】また、n−GaN層3および高濃度n−G
aN層4の成長時におけるメタンガスの供給流量は異な
り、高濃度n−GaN層4の成長時におけるメタンガス
の供給流量の方が、n−GaN層3の成長時におけるメ
タンガスの供給流量よりも多い。それにより、高濃度n
−GaN層4の電子濃度は、n−GaN層3の電子濃度
よりも高くなる。このように、n型ドーパントであるC
の供給源となるメタンガスの供給流量を調節することに
より、n−GaN層3および高濃度n−GaN層4の電
子濃度を制御することが可能となる。
【0036】図2は、メタンガスの供給流量とn−Ga
Nの電子濃度との関係を示す図である。なお、n−Ga
N層の電子濃度はvan der Pauw法により測定している。
【0037】図2に示すように、メタンガスの供給流量
を変えることにより、n−GaN層の電子濃度を1×1
17cm-3から1×1021cm-3まで変えることが可能
である。このように、n型ドーパントとしてCを用いる
場合においては、Cの供給源となるメタンガスの供給流
量を増加させることにより、電子濃度が1×1021cm
-3以上の高濃度であるn−GaN層を容易に得ることが
可能となる。
【0038】上記のように、n型ドーパントとしてCを
用いた場合において、電子濃度の高いn−GaN層を容
易に得ることができるのは、GaNに対するCの固溶度
が、GaNに対するSiの固溶度に比べて高く、また、
Cは高濃度にドープしても偏斥しないためである。
【0039】このように、n型ドーパントとして炭素を
用いることにより電子濃度の高いn−GaN層が得られ
る。したがって、接触抵抗の低減、電流障壁の除去、デ
ルタドーピングまたは局所ドーピングが可能となる。
【0040】なお、上記においては、AlおよびGaを
含む窒化物系半導体により各層2〜4が構成される場合
について説明したが、これ以外に、Inまたはホウ素を
含む窒化物系半導体により各層2〜4が構成されてもよ
い。
【0041】次に、図1(c)に示す高濃度n−GaN
層4上にオーミック電極を形成し、高濃度n−GaN層
4とオーミック電極との接触抵抗をTLM(transfer l
ength method)法により測定する。
【0042】図3(a)はTLM法に用いる試料(以
下、TML用素子と呼ぶ)の断面図であり、図3(b)
は、図3(a)を上から見た場合の平面図である。
【0043】図3(a),(b)に示すTLM用素子
は、以下のようにして作製する。図1(a)〜(c)に
示すn型半導体の形成方法により、サファイア基板1の
c(0001)面上に、低温バッファ層2、n−GaN
層3および高濃度n−GaN層4を順に積層する。
【0044】次に、高濃度n−GaN層4の5カ所の電
極形成領域にマスクパターンを形成し、電極形成領域以
外の高濃度n−GaN層4からn−GaN層3までをエ
ッチングする。このようにしてn−GaN層3の所定領
域を露出させる。
【0045】さらに、高濃度n−GaN層4上の電極形
成領域に開口部を有する高精細パターニング可能なフォ
トレジストを形成する。その後、厚さ100nmのTi
膜、厚さ200nmのAl膜および厚さ500nmのA
u膜を順に蒸着し、リフトオフ法により、フォトレジス
ト上に積層されたTi膜、Al膜およびAu膜をフォト
レジストとともに除去する。このようにして、高濃度n
−GaN層4の所定領域上に第1〜第5のオーミック電
極10a〜10eを形成する。
【0046】図3(a),(b)に示すように、TLM
用素子の第1〜第5のオーミック電極10a〜10eの
幅D1 は10μmである。各オーミック電極10a〜1
0eの間隔d1 〜d4 はそれぞれ異なっており、第1お
よび第2のオーミック電極10a,10bの間隔d1
3000nmであり、第2および第3のオーミック電極
10b,10cの間隔d2 は1500nmであり、第3
および第4のオーミック電極10c,10dの間隔d3
は750nmであり、第4および第5のオーミック電極
10d,10eの間隔d4 は500nmである。
【0047】図3(a),(b)に示す構造を有するT
LM用素子を用いて、高濃度n−GaN層4と第1〜第
5のオーミック電極10a〜10eとの接触抵抗をTL
M法により求めると、接触抵抗は2.2×10-6Ωcm
-2となる。
【0048】なお、比較のため、n型ドーパントとして
サファイア基板上に、低温バッファ層Siがドープされ
てなる電子濃度が5×1017cm-3のn−GaN層およ
びSiによりn型にドープされた電子濃度が1×1020
cm-3の高濃度n−GaN層を順に成長させ、図3
(a),(b)に示すTLM用素子と同様の構造を有す
るTLM用素子を作製した。このTLM用素子を用い
て、高濃度n−GaN層と第1〜第5のオーミック電極
との接触抵抗をTLM法により求めると、接触抵抗は9
×10-6Ωcm-2となる。
【0049】以上のように、n型ドーパントとしてCを
用いた場合においては、n型ドーパントとしてSiを用
いた場合よりも、高濃度n−GaN層4の電子濃度を高
くすることが可能となる。それにより、高濃度n−Ga
N層4とオーミック電極との接触抵抗を小さくすること
が可能となる。
【0050】なお、上記のTLM用素子においては、オ
ーミック電極10a〜10eの材料にTi、Alおよび
Auを用いているが、オーミック電極の材料はこれ以外
であってもよく、高濃度n−GaN層4にオーミック接
触する材料を任意に用いることが可能である。
【0051】図4は本発明に係る半導体発光素子の例を
示すGaN系半導体レーザ素子の模式的断面図であり、
図5は図4に示すGaN系半導体レーザ素子の主要部の
模式的なエネルギーバンド構造図である。
【0052】図4に示すGaN系半導体レーザ素子10
0は、サファイア基板11上に、アンドープのAl0.1
Ga0.9 Nからなる厚さ20nmの低温バッファ層1
2、厚さ3μmのn−GaNコンタクト層13、厚さ5
00nmの高濃度n−GaN層14、厚さ100nmの
高濃度n−Al0.1 Ga0.9 Nクラッド層15、厚さ6
00nmのn−Al0.1 Ga0.9 Nクラッド層16、厚
さ200nmのn−Ga光ガイド層17、n−MQW発
光層18、厚さ20nmのp−Al0.1 Ga0.9N層1
9、厚さ200nmのp−GaN光ガイド層20、厚さ
700nmのp−Al0.1 Ga0.9 Nクラッド層21お
よび厚さ300nmのp−GaNコンタクト層22が順
に積層されている。
【0053】n型ドーパントとしてCが用いられてお
り、p型ドーパントとしてMgが用いられている。
【0054】各n型半導体層13〜18の電子濃度は、
n−GaNコンタクト層13が3×1018cm-3であ
り、高濃度n−GaN層14が1×1021cm-3であ
り、高濃度n−Al0.1 Ga0.9 Nクラッド層15が9
×1020cm-3であり、n−Al 0.1 Ga0.9 Nクラッ
ド層16が1×1018cm-3であり、n−GaN光ガイ
ド層17が7×1017cm-3であり、n−MQW発光層
18が7×1017cm-3である。
【0055】n−MQW発光層18は、n−In0.03
0.97Nからなる厚さ20nmの4つの量子障壁層18
aと、In0.13Ga0.87Nからなる厚さ15nmの3つ
の量子井戸層18bとが交互に積層されてなる多重量子
井戸構造を有する。
【0056】GaN系半導体レーザ素子100において
は、ピエゾ効果によるエネルギーバンドの曲がりにより
発生する発光強度の低下を防止するために、GaN光ガ
イド層17およびMQW発光層18がn型にドープされ
ており、GaN光ガイド層20がp型にドープされてい
る。このような発光層および光ガイド層へのドープは、
窒化物系半導体発光素子に特有なものである。
【0057】p−GaNコンタクト層22からn−Ga
Nコンタクト層13までの一部領域がエッチングされ、
n−GaNコンタクト層13の一部領域が露出してい
る。この露出したn−GaNコンタクト層13上に、T
i膜、Al膜およびAu膜が順に積層されてなるn電極
80が形成されている。また、p−GaNコンタクト層
22上の所定領域に、Pt膜およびAu膜が順に積層さ
れてなるp電極81が形成されている。電極形成領域以
外のp−GaNコンタクト層22上面およびn−GaN
層13上面と、各半導体層13〜22の側面とに、Si
2 保護膜83が形成されている。また、p電極81上
およびSiO2 保護膜83の所定領域上に、p−PAD
電極82が形成されている。
【0058】図4に示すGaN系半導体レーザ素子10
0は、以下のようにして作製される。
【0059】まず、図1(a)〜(c)に示す低温バッ
ファ層2、n−GaN層3および高濃度n−GaN層4
の形成方法と同様の方法により、サファイア基板11の
c(0001)面上に、低温バッファ層12、n−Ga
Nコンタクト層13および高濃度n−GaN層14を順
に成長させる。
【0060】さらに、高濃度n−GaN層14上に、高
濃度n−Al0.1 Ga0.9 Nクラッド層15、n−Al
0.1 Ga0.9 Nクラッド層16、n−GaN光ガイド層
17、n−MQW発光層18、p−Al0.1 Ga0.9
層19、p−GaN光ガイド層20、p−Al0.1 Ga
0.9 Nクラッド層21およびp−GaNコンタクト層2
2を順に成長させる。各半導体層15〜22の成長時の
条件は表1に示す通りである。また、各n型半導体層1
5〜18の成長時に供給する原料ガス中のIII/V比は
10000とする。
【0061】
【表1】
【0062】続いて、サファイア基板11上に成長させ
た各半導体層12〜22を、600℃の窒素雰囲気中に
置き、p型ドーパンドを活性化する。
【0063】次に、p−GaNコンタクト層22上の所
定領域にフォトレジストを形成し、p−GaNコンタク
ト層22上面およびフォトレジスト上面にNiを蒸着す
る。その後、フォトレジスト上のNiをフォトレジスト
とともに除去する。このようにして、p−GaNコンタ
クト層22上の所定領域を厚さ800nmのNiマスク
で被覆する。さらに、塩素イオンを用いた反応性イオン
エッチング法により、Niマスクで被覆しなかった領域
をp−GaNコンタクト層22からn−GaNコンタク
ト層13までの深さ方向に3μmエッチングし、n−G
aNコンタクト層13を露出させる。
【0064】上記のようにして露出させたn−GaNコ
ンタクト層13上に、厚さ100nmのTi膜、厚さ2
00nmのAl膜および厚さ500nmのAu膜を順に
蒸着し、n電極80を形成する。
【0065】続いて、p−GaNコンタクト層22上の
電極形成領域に幅10μmおよび長さ700μmのスト
ライプ状の開口部を有するフォトレジストを形成する。
その後、厚さ300nmのPt膜および厚さ400nm
のAu膜を順に蒸着し、フォトレジスト上のPt膜およ
びAu膜をフォトレジストとともに除去する。このよう
にして、ストライプ状のp電極81を形成する。
【0066】さらに、電極形成領域を除くn−GaNコ
ンタクト層13上面およびp−GaNコンタクト層22
上面と、各半導体層13〜22の側面とに、SiO2
護膜83を形成する。また、p電極81上およびSiO
2 保護膜83の所定領域上にp−PAD電極82を形成
する。
【0067】最後に、サファイア基板11および各半導
体層12〜22を、p電極81の短辺と平行な面、すな
わちサファイア基板11のc(1-100)面においてへ
き開し、幅10μmおよび長さ500μmの共振器面を
作製する。
【0068】上記のようにして作製したGaN系半導体
レーザ素子100において、n電極80からn−GaN
コンタクト層13に注入された電子は、n−GaNコン
タクト層13、高濃度n−GaN層14、高濃度n−A
0.1 Ga0.9 Nクラッド層15、n−Al0.1 Ga
0.9 Nクラッド層16およびn−GaN光ガイド層17
を通ってn−MQW発光層18に向かって流れる。
【0069】図5に示すように、高濃度n−GaN層1
4と高濃度n−Al0.1 Ga0.9 Nクラッド層15とで
はバンドギャップの大きさが異なっており、Alを含む
高濃度n−Al0.1 Ga0.9 Nクラッド層15の方が、
高濃度n−GaN層14よりもバンドギャップが大き
い。したがって、電子の流路23において、高濃度n−
GaN層14と高濃度n−Al0.1 Ga0.9 Nクラッド
層15との間に大きなエネルギーの障壁が存在する。こ
の障壁の高さHは少なくとも数百meVであることか
ら、このエネルギーの障壁により電子の流れが阻害され
る。
【0070】しかしながら、GaN系半導体レーザ素子
100においては、Cをn型ドーパントとして用いるこ
とにより、高濃度n−GaN層14および高濃度n−A
0. 1 Ga0.9 Nクラッド層15の電子濃度を1×10
21cm-3にすることが可能となる。このような高濃度n
−GaN層14および高濃度n−Al0.1 Ga0.9 Nク
ラッド層15においては、エネルギーの障壁が電子の流
れに与える影響が少ない。したがって、GaN系半導体
レーザ素子100においては、エネルギーの障壁を電子
が越えるために高い動作電圧を印加する必要がない。こ
のため、動作電圧が低く、かつ発光効率の高い半導体レ
ーザ素子となる。
【0071】図6は本発明に係る半導体発光素子の他の
例を示すGaN系半導体レーザ素子の模式的断面図であ
る。
【0072】図6に示すGaN系半導体レーザ素子20
0は、サファイア基板31のc(0001)面上に、ア
ンドープのAl0.1 Ga0.9 Nからなる厚さ20nmの
低温バッファ層32、厚さ2μmのn−GaN層33、
厚さ800nmの高濃度n−GaNコンタクト層34、
厚さ700nmのn−Al0.1 Ga0.9 Nクラッド層3
5、厚さ200nmのn−GaN光ガイド層36、n−
MQW発光層37、厚さ20nmのp−Al0.1 Ga
0.9 N層38、厚さ200nmのp−GaN光ガイド層
39、厚さ700nmのp−Al0.1 Ga0.9 Nクラッ
ド層40および厚さ300nmのp−GaNコンタクト
層41が順に積層されている。
【0073】n型ドーパントとしてはCが用いられてお
り、p型ドーパントとしてはMgが用いられている。
【0074】各n型半導体層33〜37の電子濃度は、
n−GaN層33が3×1017cm -3であり、高濃度n
−GaNコンタクト層34が1×1021cm-3であり、
n−Al0.1 Ga0.9 Nクラッド層35が1×1018
-3であり、n−GaN光ガイド層36が7×1017
-3であり、n−MQW発光層37が7×1017cm -3
である。
【0075】なお、n−MQW発光層37は、GaN系
半導体レーザ素子100のn−MQW発光層18と同様
の多重量子井戸構造を有する。
【0076】p−GaNコンタクト層41から高濃度n
−GaNコンタクト層34までの一部領域がエッチング
され、高濃度n−GaNコンタクト層34が露出してい
る。この露出した高濃度n−GaNコンタクト層34上
にn電極80がオーミック接触している。また、p−G
aNコンタクト層41上にp電極81がオーミック接触
している。なお、n電極80およびp電極81の構造に
ついては、GaN系半導体レーザ素子100のn電極8
0およびp電極81において前述した通りである。
【0077】GaN系半導体レーザ素子100と同様、
電極形成領域以外のp−GaNコンタクト層41上面お
よびn−GaNコンタクト層34上面と、各半導体層3
4〜41の側面とが、SiO2 保護膜83により被覆さ
れている。また、p電極81上およびSiO2 保護膜8
3の所定領域上にp−PAD電極82が形成されてい
る。
【0078】このようなGaN系半導体レーザ素子20
0は、以下の点を除いて、GaN系半導体素子100の
作製方法と同様の方法により作製する。
【0079】GaN系半導体レーザ素子200の作製の
際には、サファイア基板31のc(0001)面上に、
MOCVD法により、低温バッファ層32、n−GaN
層33、高濃度n−GaNコンタクト層34、n−Al
0.1 Ga0.9 Nクラッド層35、n−GaN光ガイド層
36、n−MQW発光層37、p−AlGaN層38、
p−GaN光ガイド層39、p−Al0.1 Ga0.9 Nク
ラッド層40およびp−GaNコンタクト層41を順に
成長させる。この場合、半導体層32,36〜41の成
長時の条件はGaN系半導体レーザ素子100の半導体
層12,17〜22の成長時の条件とそれぞれ同様であ
る。また、半導体層33〜35の成長時の条件は表2に
示す通りである。
【0080】
【表2】
【0081】半導体レーザ素子200においては、Cを
n型ドーパントとして用いることにより、高濃度n−G
aNコンタクト層34の電子を1×1021cm-3にする
ことが可能となる。このため、n−GaNコンタクト層
34にn電極を容易にオーミック接触させることが可能
になるとともに、高濃度n−GaNコンタクト層34と
n電極80との接触抵抗を小さくすることが可能とな
る。それにより、動作電圧が低くかつ発光効率の高い半
導体レーザ素子となる。
【0082】図7は本発明に係る半導体発光素子のさら
に他の例を示すGaN系半導体レーザ素子の模式的断面
図であり、図8は図7のGaN系半導体レーザ素子の部
分拡大断面図である。
【0083】図7に示すGaN系半導体レーザ素子30
0は、サファイア基板51のc(0001)面上に、ア
ンドープのAl0.1 Ga0.9 Nからなる厚さ20nmの
低温バッファ層52、厚さ3μmのn−GaNコンタク
ト層53、厚さ700nmのn−Al0.1 Ga0.9 Nク
ラッド層54、厚さ200nmのn−GaN光ガイド層
55、n−MQW発光層56、厚さ20nmのp−Al
0.1 Ga0.9 N層57、厚さ200nmのp−GaN光
ガイド層58、厚さ700nmのp−Al0.1Ga0.9
Nクラッド層59および厚さ300nmのp−GaNコ
ンタクト層60が順に積層されている。
【0084】n型ドーパントとしてはCが用いられてお
り、p型ドーパントとしてはMgが用いられてる。
【0085】各n型半導体層53〜55の電子濃度は、
n−GaNコンタクト層53が1×1018cm-3であ
り、n−Al0.1 Ga0.9 Nクラッド層54が1×10
18cm -3であり、n−GaN光ガイド層55が7×10
17cm-3である。
【0086】図8に示すように、n−MQW発光層56
は、n−In0.03Ga0.97Nからなる厚さ20nmの4
つの量子障壁層56aとn−In0.13Ga0.87Nからな
る厚さ15nmの3つの量子井戸層56bとが交互に積
層されてなる多重量子井戸構造を有する。量子障壁層5
6aの電子濃度は5×1020cm-3であり、量子井戸層
56bの電子濃度は3×1017cm-3である。
【0087】このようなGaN系半導体レーザ素子30
0は、以下の点を除いて、GaN系半導体レーザ素子1
00と同様の作製方法により作製する。
【0088】GaN系半導体レーザ素子300の作製の
際には、サファイア基板51のc(0001)面上に、
MOCVD法により、低温バッファ層52、n−GaN
コンタクト層13、n−Al0.1 Ga0.9 Nクラッド層
54、n−GaN光ガイド層55、n−MQW発光層5
6、p−Al0.1 Ga0.9 N層57、p−GaN光ガイ
ド層58、p−Al0.1 Ga0.9 Nクラッド層59およ
びp−GaNコンタクト層60を順に成長させる。この
場合、各半導体層52〜55,57〜60の成長時の条
件は、GaN系半導体レーザ素子100の半導体層1
2,13,16,17,19〜22の成長時の条件とそ
れぞれ同様である。また、n−MQW発光層56の成長
時の条件は表3に示す通りである。
【0089】
【表3】
【0090】半導体レーザ素子300においては、Cを
n型ドーパントとして用いることにより、n−MQW発
光層56の量子障壁層56aの電子濃度を5×1020
-3と高くすることが可能である。このように量子障壁
層56aの電子濃度のみを高くすることにより、量子井
戸層56bの結晶性を損なうことなく、ピエゾ効果によ
るエネルギーバンドの曲がりに起因する発光強度の低下
を防止することが可能となる。したがって、動作電圧が
低くかつ発光効率および発光強度の高い半導体レーザ素
子となる。
【0091】なお、GaN系半導体レーザ素子300に
おいては、n−MQW発光層56の量子障壁層56aの
電子濃度を高くすることにより、発光強度の低下を防止
しているが、量子井戸層56bまたはn−GaN光ガイ
ド層55の電子濃度を高くした場合においても、発光強
度の低下を防止することが可能となる。
【0092】また、GaN系半導体レーザ素子100,
200,300においては、各層がAl、GaおよびI
nを含む窒化物系半導体により構成されるが、これ以外
に、ホウ素を含む窒化物系半導体により各層が構成され
てもよい。
【0093】さらに、GaN系半導体レーザ素子10
0,200,300においては、本発明を半導体レーザ
素子に適用した場合について説明したが、本発明は、発
光ダイオード等のその他の半導体発光素子や、HBT(H
etero Bipolar Transistor)、フォトダイオード等の半
導体素子にも適用可能である。
【0094】例えば、pnp型のHBTにおいて、n型
ドーパントとしてCがドープされてなる電子濃度の高い
n型半導体層をHBTのベース部分に用いた場合、高周
波数応答可能なHBTが得られる。また、pn接合タイ
プのフォトダイオードにおいて、n型ドーパントとして
Cがドープされてなる電子濃度の高いn型半導体層が含
まれる場合、空乏層拡散時間が減少し、より高速応答が
可能なUV用フォトダイオードが得られる。
【0095】
【実施例】[実施例1]Cをn型ドーパントとして用
い、高濃度n−GaN層14および高濃度n−Al0.1
Ga0.9 Nクラッド層15の電子濃度が1×1021cm
-3である図4に示すGaN系半導体レーザ素子100を
作製した。
【0096】このGaN系半導体レーザ素子100のし
きい値電流は300mAであった。また、320mAの
駆動電流を流した場合の動作電圧は8.0Vであり、光
出力は4.1mWであった。
【0097】[実施例2]Cをn型ドーパントとして用
い、高濃度n−GaNコンタクト層34の電子濃度が1
×1021cm-3である図6に示すGaN系半導体レーザ
素子200を作製した。
【0098】このGaN系半導体レーザ素子200のし
きい値電流は305mAであった。また、320mAの
駆動電流を流した場合の動作電圧は8.2Vであり、光
出力は4.0mWであった。
【0099】[実施例3]Cをn型ドーパントとして用
い、n−MQW発光層56の量子障壁層56aの電子濃
度が5×1020cm-3である図7に示すGaN系半導体
レーザ素子300を作製した。
【0100】このGaN系半導体レーザ素子300のし
きい値電流は305mAであった。また、320mAの
駆動電流を流した場合の動作電圧は8.2Vであり、光
出力は4.0mWであった。
【0101】[比較例1]Siをn型ドーパントとして
用いた図9に示すGaN系半導体レーザ素子400を作
製した。
【0102】このGaN系半導体レーザ素子400のし
きい値電流は330mAであった。また、350mAの
駆動電流を流した場合の動作電圧は8.7Vであり、光
出力は3.7mWであった。
【0103】上記の実施例1〜3および比較例で示すよ
うに、n型ドーパントとしてCをドープする場合におい
ては、n型ドーパントとしてSiをドープする場合より
も、n型半導体層の電子濃度を高くすることが可能とな
る。それにより、半導体レーザ素子100,200,3
00において、しきい値電流を低くすることが可能にな
るとともに、発光効率を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るn型半導体の形成方法の例を示す
模式的工程断面図である。
【図2】成長時のメタンガスの供給流量と成長したn−
GaNの電子濃度との関係を示す図である。
【図3】TML用素子の模式的断面図および平面図であ
る。
【図4】本発明に係る半導体発光素子の例を示すGaN
系半導体レーザ素子の模式的断面図である。
【図5】図4のGaN系半導体レーザ素子の主要部のエ
ネルギーバンド構造図である。
【図6】本発明に係る半導体発光素子の他の例を示すG
aN系半導体レーザ素子の模式的断面図である。
【図7】本発明に係る半導体発光素子のさらに他の例を
示すGaN系半導体レーザ素子の模式的断面図である。
【図8】図7のGaN系半導体レーザ素子の部分拡大断
面図である。
【図9】従来のGaN系半導体レーザ素子の模式的断面
図である。
【符号の説明】
1,11,31,51,63 サファイア基板 2,12,32,52,64 低温バッファ層 3,33 n−GaN層 4,14 高濃度n−GaN層 13,53,65 n−GaNコンタクト層 15 高濃度n−Al0.1 Ga0.9 Nクラッド層 16,35,54,66 n−Al0.1 Ga0.9 Nクラ
ッド層 17,36,55,67 n−GaN光ガイド層 18,37,56,68 n−MQW発光層 18a,56a 量子障壁層 18b,56b 量子井戸層 19,38,57,69 p−Al0.1 Ga0.9 N層 20,39,58,70 p−GaN光ガイド層 21,40,59 p−Al0.1 Ga0.9 Nクラッド層 22,41,60 p−GaNコンタクト層 80 n電極 81 p電極 100,200,300,400 GaN系半導体レー
ザ素子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホウ素、ガリウム、アルミニウムおよび
    インジウムの少なくとも1つを含む窒化物系半導体中に
    炭素をn型不純物としてドープすることによりn型半導
    体を形成することを特徴とするn型半導体の形成方法。
  2. 【請求項2】 ホウ素、ガリウム、アルミニウムおよび
    インジウムの少なくとも1つを含む窒化物系半導体中に
    n型不純物として炭素がドープされてなるn型半導体層
    を備えたことを特徴とする半導体素子。
  3. 【請求項3】 ホウ素、ガリウム、アルミニウムおよび
    インジウムの少なくとも1つを含む窒化物系半導体層を
    備えた半導体発光素子であって、 前記窒化物系半導体層は、n型不純物として炭素がドー
    プされたn型半導体層を含むことを特徴とする半導体発
    光素子。
  4. 【請求項4】 前記窒化物系半導体層は、第1のコンタ
    クト層、第1のクラッド層、発光層、第2のクラッド層
    および第2のコンタクト層を順に含み、 前記第1のコンタクト層および前記第2のコンタクト層
    の一方が前記n型半導体層であることを特徴とする請求
    項3記載の半導体発光素子。
  5. 【請求項5】 前記窒化物系半導体層は、第1のコンタ
    クト層、第1のクラッド層、発光層、第2のクラッド層
    および第2のコンタクト層を順に含み、 前記第1のコンタクト層と前記第1のクラッド層との間
    または前記第2のコンタクト層と前記第2のクラッド層
    との間に前記n型半導体層が設けられたことを特徴とす
    る請求項3記載の半導体発光素子。
  6. 【請求項6】 前記窒化物系半導体層は、発光層を含
    み、前記発光層が前記n型半導体層であることを特徴と
    する請求項3記載の半導体発光素子。
  7. 【請求項7】 前記窒化物系半導体層は、第1のクラッ
    ド層、第1の光ガイド層、発光層、第2の光ガイド層お
    よび第2のクラッド層を順に含み、 前記第1の光ガイド層および前記第2の光ガイド層の一
    方が前記n型半導体層であることを特徴とする請求項3
    記載の半導体発光素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005322841A (ja) * 2004-05-11 2005-11-17 Hitachi Cable Ltd 窒化物半導体、窒化物半導体ウェハ及びその製造方法

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